Front Page / Jul 25, 2021

[4300] Jun 25, 2021

 

[4299] Jun 24, 2021

 

[4298] Jun 21, 2021

 

[4297] Jun 17, 2021

 

[4296] Jun 09, 2021

▼移転しました! ⇒ http://shiraha.secret.jp/400/

[4295] Jun 09, 2021

 

[4294] Jun 08, 2021

 

[4293] Jun 06, 2021

約五時間にわたる修理の末、漏水問題は解決した。洗濯機をどかし、パンを入れ換え、床に穴を開けての大工事となった。洗濯機下から風呂場の天井に繋がる給水管の総入れ替えである。ついでに床下収納のコンクリートも破壊された。▼修理箇所が二ヵ所に及んだこともあり、費用はかなり高くついた。六桁には届かない程度。だが、割高とは思っていない。初見の家を相手にこれだけの修繕を速やかにこなせるプロフェッショナルの技術に払う金である。手間賃や材料費は、その後に続く最低限の費用に過ぎない。減免申請書類の作成まで含め、私には絶対不可能な仕事を土日で終わらせてくれるのだから、当然の金額である。▼もっとも、これは見積もり通りの請求書が送られてきた場合の話だ。さすがに無いと思うが、想定外の何かがあったので金額を上乗せ――というような事後的な請求が来たら、また面倒なことになる。たまに悪い業者もいる。それは身をもって知っている。

[4292] Jun 05, 2021

漏水。玄関前のコンクリートが濡れていた。二階の水道から異音もする。水道メーターを開けて見たところ、インジケーターが回っている。ただちに各所の水道局指定工事店へ連絡。意外にも漏水調査をしていないという工事店が多かった。土曜日で営業外、今月は予定が一杯など、門前払いを食らいつつ、なんとか都合のつく会社を発見。即、調査を依頼した。▼漏れていたのは計二ヵ所。給湯配管と、洗濯機の排水管だ。後者はメーターには関係ないが、地盤が濡れるのでよろしくない。前者がちょうど洗濯機の裏側なので、洗濯機の下をくり抜いて出入り口を作り、そこから同時に直そうという話になった。床下から匍匐前進するより短い時間で工事が済む。無駄な穴は空いてしまうが、今後の確認や修理も容易になるので悪い話ではない。▼給湯器の故障からまだ一年経っていない。どうにも水回りの出費がかさむ。天井裏から見せてもらった水道管は想像よりずっと綺麗だった。

[4291] Jun 04, 2021

最高のシャワーヘッドを手に入れた。▼「ドン・キホーテ」で何気なく手に取った一つのヘッド。好みのデザイン。値段とサイズも申し分なく、別売りのカートリッジで塩素除去効果もつけられる。良い物だ。だが、パッケージ裏の説明には「頭皮への刺激にこだわった力強いシャワー」とある。残念ながらこれではないなと棚へ戻した。そのとき、ふと裏の箱が気になった。見た目は同じだが、箱の色が違った。▼奥から出してみる。商品の概要は全て同じ。色違いだ。パッケージの裏を見る。「肌への優しさにこだわった柔らかいシャワー」。まさしくこれだ。完璧だった。▼使用感。本当にシャワーが柔らかい。密度の高い中央部で水量を確保しつつ、周辺部は極めて微細な穴から霧状の水しぶきを散らしている。柔らかいのに勢いはあるので、蛇口を大きく捻る必要もない。節水にもなりそうだ。シャワー板が上品なのも◎。いくら高機能でも蓮コラのような板は好きになれない。

[4290] Jun 03, 2021

明日は歯医者の定期健診。そこそこ痛みのある両側の親知らずはさすがに最後通告が来そうだ。▼シャワーヘッドがお亡くなりになった。驚くほど水が出てこない。悠長に楽天を物色している暇はないので、歯医者の後に電気屋で手ごろなヘッドを買う予定。ついでにニトリのロング枕もあれば買う。最初は分厚いが、使っているうちにすぐ凹んでちょうどいい高さになるというレビューをいくつか見かけた。信じて使ってみよう。どのみち、今の枕はもう寿命である。今後は次男のおもちゃとして第二の人生を歩んでもらおう。▼頭痛は良くなった。しかし喉の痛みが加速度的に増してきた。可能性が高いのは長男から来た風邪だと思うが、この痛みの気配にはどことなく溶連菌の面影もある。熱が出るようだと面倒なことになりそうだ。ようやく来週から出社復帰というところで、またしても致命的に躓いてしまう。発熱は避けたい。まだ健康でいたい。今、伏せるわけにはいかない。

[4289] Jun 02, 2021

片頭痛がする。頭頂部、やや右のあたり。鼻の噛みすぎ以外で頭痛がするのは珍しい。目を酷使しすぎたかもしれない。今日は日付が変わる前に寝よう。▼この夏は、家の補強として物干し台、カーテン、ルンバを検討している。物干し台は昨冬の積雪をきっかけに柱が折れてしまった。このところ劣化が加速。いつ崩れるかわからないので、ウワモノだけでも取り換える必要がある。▼リビングのカーテンは子どもたちに引き裂かれてボロボロになった。もうだいぶ長いこと使い続けているので、それでなくても痛みが激しい。出窓のカーテンと合わせて新調したいところだ。▼最後に。旧和室を含め、せっかくフローリングで統一されたので、やはりルンバは欲しい。ハイエンド機である必要はないが、ゴミの自動収集はぜひとも……と思っていたら、今年に入って自動収集付きのエントリーモデルが出てきた。ベストタイミングだ。ジェットブラーバとセットなら割引もあるらしい。

[4288] Jun 01, 2021

Cubaseの頻出ショートカットをまとめてみた。▼全音符〜三十二分音符の切り替え、三連符化、スナップ有効・無効、アクティブパートの切り替え、アクティブなパートのみ編集の有効・無効。そしてユーティリティとしてのCtrlキー。合計十一個。▼これを綺麗に割り当てられる左手用デバイスを探している。「Elgato STREAM DECK」は有力候補だが、ボタンのディスプレイ機能のせいで値段が高いのと、「押しっぱなし」に向いていない所が痛い。独立したプログラマブルキーで、パームレストがなく、キーの数が必要十分な商品が欲しいところだ。▼このところPC環境を再考しているのは、部屋を子どもたちに明け渡す未来を見据えてのこと。他の部屋に今ほどの場所がないので、どうにかしてコンパクトかつ最適な環境を再構築する必要がある。最新世代でシングルコア性能が爆増してきたノートパソコンも視野に入れつつ、最小限の空間で88鍵を活かせる方法を模索したい。

[4287] May 31, 2021

DMM英会話に別れを告げる。今週いっぱいでお別れだ。▼総評。かなり良い。合う先生が見つかればコストパフォーマンスは非常に高いし、教材の質は同業の中でもトップクラスだ。プラスネイティブプランを継続すれば、半年でも相当の上達が見込める。愛用者が多いのも頷ける。▼したがって、私が抜ける理由は価格や品質ではない。ひとえに「時間帯の不一致」である。仕事と寝かしつけと就寝の隙間。私が英語学習に充てられる時間帯は極めて限られているが、ちょうどその時間帯に予約できない講師が多すぎるのだ。その前でも、後でも空いているのに、フリーな時間は取れない。Camblyの予約と辻褄を合わせながら枠を争奪するのに疲れてしまったというのが正直なところである。▼結局、Cambly最大の魅力は「すぐに話せること」ではなく、先生のスケジュールが公開されていれば何日後でも何コマでも予約が出来るところにあった。DMMは柔軟性で一歩及ばなかった。

[4286] May 30, 2021

右目に遠視と乱視。長男の眼鏡を作りに行く。▼横浜高島屋、子どもの眼鏡専門店へ。顔が小さいので最小クラスのフレーム候補を出してもらう。好きなものを選ばせると、私もいちばん良いと感じていた紺色のシックなフレームを選んだ。こういうところは相変わらず大人びたセンスを発揮する。▼顔を触られるのを極端に嫌がる長男が眼鏡の調整を我慢できるかどうかが課題だったが、嫌がったり暴れたりしたらご褒美のマリオレゴは買ってあげないと念押ししていた甲斐もあり、測定中は終始、目を瞑ってじっとしていた。やればできるではないか。その代わり手は異常に落ち着きがなく、机の上の物を次から次へと弄りまわすので、壊しそうなものはお店の人に頼んで引き上げてもらった。良い子ではあるが、まだ課題は残る。▼仕上がりは一週間後。子ども同伴の必要があるので、受け取りは二週間後になりそうだ。眼鏡自体はそれほど嫌がらないが、掛け続けられるかどうか。

[4285] May 29, 2021

ジャズに興味がない癖に、音楽理論としてのコードスケールには妙に惹かれる理由がなんとなくわかってきた。▼先日、大編成の交響曲を聴いていたときのこと。ロングトーンの豊かな響きがシンプルな四和音で出来ていることに気がついた。(これも理論勉強の賜物だ。)楽器同士の相乗効果と広い空間の残響で、オーケストラは単純な和音を長く豊かに響かせることができる。まさしくハーモニーの芸術である。▼一方。ピアノは、そうは行かない。弦とボディの共鳴はあるにせよ、オーケストラほど単純な和音を長時間リッチに響かせることはできない。複雑な響きを得るには、装飾で譜面を埋める必要がある。そのとき、何で埋めるかが問題になる。▼そこでスケールが活きてくる。非コードトーンをどう按配するかについて、ある程度の指針を与えてくれるわけだ。ピアノサウンドのテクスチャを定めるにあたり、スケールがわかれば抽象のレイヤーがひとつ増えることになる。

[4284] May 28, 2021

そろそろ、二段ベッドの購入を検討する時期だ。検討せねばならない。▼夜、子どもたちが起きる頻度は下がってきた。それなのに、起こされる頻度はあまり下がっていない。次男は絶望的に寝相が悪く、人の布団を巻き取っては遠くへ連れ去って、その上でどっぷり寝てしまうし、長男は枕の奪い合いで無意識に身体を寄せてきて、私をベッドの縁へ追いやってくる。さらには、しばしば二人が干渉して事件を起こす。狭すぎて起きる、布団がなくて起きる、二人の位置を引き離すために起きる。そんなこんなで、まあまあ起きてしまっている。▼二歳と四歳。もう少ししたら、三歳と五歳。まとめて雑魚寝するには狭すぎる。兄弟専用の二段ベッドが必要だ。置き場所がないとか、長男が納得しないとか、いろいろ課題はあるが、まずはどのベッドにするかだけでもイケアへ見に行きたい。▼私も昔は二段ベッドに寝ていて、布団のない昼はよく秘密基地にしていたことを思い出した。

[4283] May 27, 2021

積年の悩みを解決してくれるかもしれないアイテムがある。バウヒュッテのスタンディングデスク「BHD-1200H」、または「BHD-970DT」だ。▼高さ19cmの88鍵をどうやって前方に配置するかという、年単位で持ち越された未解決問題の話である。鍵盤を買い替えるのはあまりに無駄遣い過ぎるので自ら却下しMP10を活かす方向に舵を切ったものの、なかなか良い解は得られなかった。しかし、冒頭の二製品には可能性を感じる。特に後者は新発想と言える。▼立って作業をするわけではない。スタンディングデスクの高さと高さ調節機能を利用して、MP10のパネル部にキーボードトレイを被せるのだ。これを単独で行えるのが独立型の前者、今のデスクを拡張する形で行えるのが卓上型の後者である。▼ただ、どちらにも課題はある。前者は部屋にデスクが増える。後者は今のデスクがデスクとして使えなくなる。せめて購入前にMP10と組み合わせた際の使用感を試せれば良いのにと思う。

[4282] May 26, 2021

#9というテンションについて。▼昔、サビ直前の属7に#9を乗せた曲を聴いた。比較的シンプルなコードで組み上げた曲の中、この#9がスパイスとして光っていたので、よく覚えている。その後、メロディはb9を経由してサビ頭のImに繋がった。▼属7に#9ということは、G7であればシとシbが同時に鳴るわけだから、トライアドのメジャー感をテンションのマイナー感が打ち消す形になる。「変位のキャンセル」だ。メロディは#9とb9を通過するので、想定スケールはコンビネーションオブディミニッシュということになる。▼スケールで解釈すると、たぶんこうなる。しかし、この#9→b9、コンディミ云々というよりも、後続のImにおけるナチュラルマイナーを先取りしたものと考えた方が私にはしっくり来る。つまりシb→ラbがImのソに対する準備運動として勝手にトップノートを奪っていったのだ。▼そんなことを考えた。作者の意図はわからない。

[4281] May 25, 2021

英会話。いろいろな練習法を模索してきたが、少なくとも英検対策においてはこれしかないというスタイルがひとつ確立した。即ち、一分の準備時間で自分の主張に対する二つのサポートを名詞句で準備すること。これに尽きる。「名詞句」に辿り着くまで六十時間もかかってしまった。▼名詞句でサポートを準備するメリットは大きい。第一に、論点を自分の中で明確にできる。名詞句二つなら、最初から最後まで心の中に持っておける。途中で迷子になる心配が少ない。第二に、イントロが引き締まる。導入のつもりがだらだらと詳細まで喋ってしまい、時間をロスするようなリスクを避けられる。第三に、提示した名詞句を展開すれば、それが即ち本文の内容になる。特別なことを意識しなくても「抽象から具体へ」の原則が勝手に守られる。▼大量のコンテンツブロックを丸暗記したり、何十本ものスピーチ原稿を準備したりするよりは、遥かに現実的な対策だ。これに賭けたい。

[4280] May 24, 2021

今日はしっかりプログラムを書いた。▼先進性を追い求めた去年までと比べるとローテクなコードばかり書いている。万が一問題が発生したときに全力で修正対応できるわけではない立場上の問題と、そもそも細切れの時間で取り組まなければならないために入り組んだ設計は書けないという制約と、プロジェクトの規模感を考えた場合の費用対効果の悪さと――理由はいろいろだ。とにかく安全に、素早く、読みやすく、追加仕様を吸収しやすい形に仕上げている。▼たぶん、これはこれでひとつの技術的な成長のステージなのだろう。わかること、できることがたくさんある中で、最適な選択肢としてシンプルな方法を選ぶ自由。敢えて選んでいる。だから、99%を単純明快な実装にしても、1%の勘所には高度な技術を注ぎ込むという決断もできる。▼まさにそういうことだ。何事においてもこの感触が欲しいと思っている。複雑さは志向していない。単純さを選べる力が欲しい。

[4279] May 23, 2021

ロマン派逍遥。有名どころの作曲家は、少なくとも二曲ずつくらいは攫ってみた。探し足りないのは承知の上だが、やはりシューマンに落ち着く。ブラームスが次点。意外にもドヴォルザークは食わず嫌いだった。他方、どうしても好きになれないのはドビュッシーだが、これについてはいつか別途書きたい。▼必ずしも気に入る理由を明文化する必要はないだろうが、シューマンが根音と9を同時に鳴らし始めた最初期の作曲家であることは私の志向と無関係ではなさそうだ。私はテンションへの感度が低いので、11や13を協和音とは感じられないが、とはいえポップスやアニソンに慣らされた現役現代人でもあるので、9は協和音程と言われても納得できる。恐らく、この「協和音程としての9」が市民権を得たくらいの時期が、私の聴覚にぴったり合うスイートスポットなのだろう。11や13やオルタードテンションが増し増しになっていくロマン派後期は、脳がバグるのだ。

[4278] May 22, 2021

日々基礎錬。▼スケールと調号の関係を覚えたり、メジャー・マイナーを鍵盤と対応付けたり、基礎中の基礎を繰り返しやっている。役に立っているのが、本とピアノが一体化した子どものおもちゃだ。2オクターブしかないが、スケールの確認は十分できる。遊び相手をしながら、少しずつ右手で形を覚えていく。ようやくメジャーとマイナーを12音からスムーズに導けるようになってきた。メジャー、メロディック、ハーモニックの7モード、合わせて21モードもCでゆっくりならわかる。ちょっとずつ前進している。▼英会話といい音楽といい、ここまで付き合ってきて今更基礎錬という後ろ向きな感情は拭えないが、仮に同い年の他人がやっていたら頑張っているなと素直に思うはずなので、ここは自分に対しても少し前向きに考えてあげよう。基礎が大切と口で言うのは簡単だが、基礎が自分にとってどう大切か、どう効くかを実感して言うのは意外と難しいことのはずだ。

[4277] May 21, 2021

ロマン派旅行で知らない曲ばかり聴いたので、ちょっとベートーヴェンに帰ってきた。実家のような安心感だ。▼私は、所謂クラシック畑の人間ではないから、クライマックスのない曲はどうしても好きになれない。「はい、今から盛り上がりますよ〜」とお膳立てしてもらって、その通りにちゃんと盛り上がってくれないとダメなのだ。そして、きっちりエンディングを迎えてくれないとイヤなのだ。懐石料理より、ニンニク増し増しの分厚いステーキが食べたい。何なら、ダブルチーズバーガーが食べたい。味の薄い料理を味わう舌がない。▼そうなるとやはりロマン派後期は荷が重くなってくる。調性という香辛料が効かなくなってくると、脳が興味を無くしてしまう。近現代に近づきながらも力強い味を出してくれるラフマニノフの存在はありがたいが、どちらかというと例外だ。思想を隠蔽する感情のベールは要らない。まっすぐにストーリーを伝えてくれないと理解できない。

[4276] May 20, 2021

二万語クラスの語彙を「勉強」しても、英会話で運用できる語彙は極めて少なく、常に言いたいことがまったく言えないストレスに晒されている。同じ経験をした人の中から、英会話を目指す人への単語学習不要論が飛び出してきても不思議ではない。▼だが、たとえ学んだ単語が何ひとつ口から出てこないとしても、私の単語学習は英会話でも日の目を見ていると言いたい。というのも、ネイティブがときどき口にしてしまう難しめの単語が理解できるので、会話が止まらないのだ。▼自分では気づきにくいが、これは意外と英会話の学習効率を高めているのではないかと思う。難しめの語彙を口にするたび怪訝な顔をしたり意味を問いただしていたりすると、どうしても会話のリズムが悪くなるし、相手も乗りにくくなる。結果的に、こちらが喋る時間も減ってしまう。相手の言うことがきちんと理解できていれば、流れを見失わなずに済み、語彙が拙くても会話を継続しやすいのだ。

[4275] May 19, 2021

スマホゲームのイベント報酬には、ある意味でゲーム自体の調整よりも数段デリケートな設定が求められる。どのようにコンテンツの皮を被らせようが報酬に「石」が含まれる限り、認識が現金に直結する部分だからだ。打ち所が悪いと即座に火が上がり、そのまま炎上する恐れもある。▼「勝利の否定」は危険な設計のひとつだ。ユーザーが勝利したことで報酬的な不利益を被る設計、言い換えれば、故意に負けることで得ができる設計は、危うい。具体的な話にしよう。第1ラウンドで敗退したユーザーは第2ラウンドで下位リーグに入り、第1ラウンドで勝利したユーザーは第2ラウンドで上位リーグに入る。第2ラウンドを勝利するとそれぞれのリーグの決勝へ進み、決勝報酬が手に入る。一見公平なようだが、実はよろしくない。「勝利→敗退」者よりも「敗退→勝利」者の方が得をしているからだ。この場合、上位リーグの敗退者は下位の決勝へ進めるのが無難な設計である。

[4274] May 18, 2021

ロマン派の作曲家たちをつまみ食いしている。▼これまで私の「ロマン派カテゴリー」には、ありていに言ってショパンとリストしかいなかった。ロマン派に入れていいなら、ぎりぎりラフマニノフが入るくらい。他は名前だけ知っている程度だった。だが、食わず嫌いせずに聞いてみると、ロマン派には見過ごしていた名曲がたくさんあった。▼とりわけシューマンは侮っていた。標題音楽メインでいろいろ小品を作る人くらいにしか認識していなかった非礼を詫びたいくらいだ。とんでもない話だが、シューベルトとごっちゃにしていた説すらある。実に情けない。▼ブラームス、ドヴォルザークを始め、ロマン派にはまだ発掘できる鉱脈が多そうだ。バロックはバッハで、古典はベートーヴェンで完結しているし、逆にストラヴィンスキーあたりの近現代まで来ると私にはまったく理解できない領域に入るので、向こう十年くらいはロマン派に焦点を合わせてみても良かろうと思う。

[4273] May 17, 2021

一日のうち、勉強に充てられる時間は一時間。上手くいって二時間というところ。確保できない日もあるので、平均したら七十分くらいになるだろう。▼月並みだが、学生時代は毎日十時間以上も勉強に充てられた時間があったことを思えば、まさに雀の涙である。今の私にとって一年かかる学習を、当時なら一ヶ月程度で仕上げられた計算だ。何なら大学四年間を四十八年に換算することもできる。取り返しがつかない皮算用になる。▼到底正当化できないほど無駄な時間も過ごした。だが、そのときはそうしたかったのだから仕方がないとしか言いようがない。「あの無駄な時間も今の自分に寄与している」と無理やりこじつけるのも不健全だ。▼和声とアナリーゼを扱うブログの一角で、こうした基礎的な知識は年を取ってから学ぶものではなく学生のうちに身につけるべきものだという警句を目にして、同意しかできなかった。だが、今はそれをやりたいのだから仕方がないのだ。

[4272] May 16, 2021

長尾和夫+アンディ・バーガー『英語で話す力』修了。思ったより時間がかかった。▼初めて書店で見かけたときの印象は「簡単すぎるかな?」であった。だが、それが思い上がりに過ぎないことを悟ってから改めて真剣に取り組んでみると、私のようなスピーキング初心者が言えそうで言えないラインを絶妙に突いていることがわかる。それを確かめる簡単な手段は、センテンスをひとつ読んだら目を閉じて、内容から英文を口で再現してみることだ。半分くらいは、きちんと言えない。それは当然、ソラでも口にできない英文である。▼二周目は全てのセンテンスで、この「瞬間暗唱」をやってみようと思っている。八割方再現できるようになれば、少なくともテンプレ的な意見を言うにあたって必要な英文が二通りずつくらいはストックされるはずだ。中身を詰める訓練も並行しなければ意味はないが、中身に辿り着けない悲劇を経験済みの身としては、この手の練習も欠かせない。

[4271] May 15, 2021

"organized crime"の話題。Japanにも大規模なものがあるかと聞かれて、麻薬の密輸や人身売買、テロリストグループ等を思い描いていた私は、思わずNoと言いそうになった。だが、そんなわけがなかった。海外の小さなマフィアとは比較にならないほどの人数と収益を誇る世界最大級の反社会的組織が、日本にはあるではないか。▼結局、英語の勉強と言いつつ、こういう思考の整理が後で物を言うのだろうという気がしている。実際の試験の場で"organized crime"に出会ったとき、すぐに山口組を思い浮かべられるかどうかの差は大きい。具体例が浮かべば、話の展開は後からついてくる。逆に、何の例にも立脚しないスピーチは母国語でも難しい。▼レベルはともかく、中学レベルの語彙で良ければ言いたいことは概ね言えるようになってきた。設問に対して具体的な固有名詞を2つ3つ、その場で即座に思いつくことができたら、あとは何とでも繋げられるだろうと思っている。

[4270] May 14, 2021

かなり昔の話。確か、八年か九年前くらいのこと。神田の古本屋を逍遥していたら、芸術系の書籍を専門に扱う店で『ピストン/デヴォート和声法―分析と実習』を見かけた。七千円くらいだった気がする。立ち読みしたが、大部分は何が書いてあるのか全く理解できなかった。高い本なので、そっと棚に戻した。▼今、十年近い時を経て、あの本をもう一度見てみたい気持ちがふと湧いてきた。今ならわかるとか、今度こそ読み切るとか、そういう話ではなく、あの本をパラパラとめくったときに受ける印象が、書店で立ち読みした当時とどのように変わっているか確かめたくなったのだ。▼だが、アマゾンで探してみたところ、とにかく高い。13200円とある。興味本位で買える値段ではない。覗き見サンプルもないし、紹介文は概要のみ。さりとて、コロナ禍で神田に繰り出すわけにもいかない。洋書の方は分析と実習が二冊に分かれているので、こちらの中古を探す手もある。

[4269] May 13, 2021

パラフレーズ。英語に限った話ではない。日本語だって、なるべく同じ言葉が連続しないよう意識してパラフレーズする。まったく同じ単語を羅列するのは、使える語彙が限られているとか、その方がリズムが良くなるとか、徹底的に同じ単語を強調したいとか、何か連続させる意図や制限があるときだけだ。そうでなければ、通常、書き手は文章に豊かさを求める。パラフレーズは、その基本中の基本である。▼だが、似た意味の単語なら何でもパラフレーズの候補になるわけではない。意味的には交換可能な単語同士でも、硬さや柔らかさ、意味合いの強さ、暗示するニュアンス、周辺語彙との相性――様々な属性が異なる。異なるからこそ、複数の言葉が今に生きている。硬い表現を次は崩して息を抜くのか、より硬くして襟を正すのか、冗長さを嫌ってひとつユーモアを込めるのか、そういうせめぎ合いの中、最高の表現を求めて言葉を選択することがパラフレーズの本懐である。

[4268] May 12, 2021

保育園、閉鎖。▼二日前にPCR検査を受けた園児が陽性だったらしい。速やかに撤収の指示。そして期限未定の臨時閉鎖となった。▼その後、夜にかかってきた電話により、次男が濃厚接触者であることも判明。後日保育園でPCR検査を受けることになった。感染対策のできない乳児達ということもあり濃厚接触の判定は厳しめだったようだが、とにもかくにもとうとう膝元までやってきた格好である。これで次男も陽性だった日には……もう、何もかもがめちゃくちゃだ。めちゃくちゃな五月になる。▼とはいえ、今はまだ必要以上に恐れたくはない。陽性ではないかもしれないし、陽性であっても無症状や軽症で済むかもしれないし、そもそも他人への感染力はないかもしれない。感染力があったとしても家族全員、ただの風邪程度で済んでしまう可能性もある。とにかく先のことは何もわからない。ここ数ヶ月いろんな波に呑まれて来たが、今回も無事浮上できると信じている。

[4267] May 11, 2021

原則や規則を学ぶとき、その背景にある思想や哲学を知らないまま暗記するのは気が進まない。たいていの場合は何か理由があるんだろうと信じて先に進むのが正解だが、記憶に背骨がないので、よほど反復して血肉にしないとすぐに忘れてしまったりする。▼古典派理論の「メジャーコードにおける3度の重複はナシだが、マイナーコードではアリ」もそのひとつだった。とりあえずそういうものと覚えるしかなかったし、自力で理由にも辿りつけなかった。▼だが、「@古典派は長調と短調の明確な分離を目指している」「A長調のダイアトニックコードにおけるマイナーコードの3度は常にメジャーコードのルートである」「B故に長調でマイナーコードの3度を強調することはメジャー感の強化に繋がり@の哲学に沿う」ということがひとたび了解されると、謎のルールも途端に忘れ得ない知識となる。知りたいのは蘊蓄ではなく、このような表層を支える思考のロジックである。

[4266] May 10, 2021

次男の咳が酷いということで保育園から回収を求められた。だが、帰ってみると咳ひとつしない。お昼寝で降りた鼻水が発作的に激しい咳に繋がってしまったのか、それとも卵アレルギー解除検査のために食べさせた朝食の微量なゆで卵が時間差で悪さをしたか、あるいは咽る程度の大したことのない咳ながら大事を取って帰されたか――どれなのかはわからない。だが、どうも園児の一人が目下PCR検査中ということで、咳に対して普段以上に神経をとがらせている可能性はありそうだ。▼そう遠くないご近所で逃げ出した巨大な蛇は見つからないし、コロナワクチンはいっこうに打てる気配がないしで、このところ引きこもり圧力が増加している。今日、散髪のため外に出たが、思えば電車に乗ったのさえ久しぶりだ。病院以外の目的で最後に出歩いたのがいつだったか、もう思い出すこともできない。脅威が去ったら、その時は必ず有休を取って東京までラーメンを食べに行こう。

[4265] May 09, 2021

ここ最近、毎日アレグラを飲んでいるが眠くはならない。なんとなくぼんやりしている気がしないでもないが、風邪や花粉症のせいかも知れず、アレグラ由来とも言い切りにくいところがある。▼アレジオン、クラリチン、ザイザル、ビラノアと逍遥して、割と普通めなアレグラに辿り着いたわけだ。少なくともザイザルまでは明らかに眠気が出ていたのでダメだったが、ビラノアは体調の悪い時期に服用していたこともあり、だるさが薬由来であったかどうかは再確認する必要がある。ビラノアで良いなら、効能はビラノアの方が期待できる。▼アレグラはドラッグストアでも入手しやすいのがありがたい。どうしても通院のスケジュールが合わずに薬が足りなくなったとき、割高ながら補充ができる。実際、ゴールデンウィークは補充で乗り切っている。次回もアレグラを処方してもらいつつ手持ちのビラノアと飲み比べて眠気を測るのが良さそうだ。抗ヒスタミン薬も進化している。

[4264] May 08, 2021

同じ音、同じコード、同じ展開でも、音楽理論的な解釈はコンテクストによって様々な可能性の重ね合わせになる。これはもう疑う必要もない。だが、いくつかのケースでは、一般的に確からしいとされる解釈より、スケールで考えた方が聴覚との整合性が取れることがある。▼たとえば、Z♭の持つ浮遊感はパラレルマイナーからの借用というより部分的にミクソリディアンの勇敢さが付加されたことによる飛翔に聴こえるし、U♭△7はSubVのクオリティチェンジというより解決直前にフリジアンのテイストが加わったようなサウンドに聴こえる。少なくとも私は、そう言われた方が遥かに納得できる。これは、数多あるコード系テクニックの中で、とりわけモーダルインターチェンジに強く惹かれたことと無関係ではなさそうだ。▼三十五歳から始める音楽。随分遅くなってしまったが、ようやく基礎理論との付き合い方がわかってきた。今はまだ単語を覚える段階。先は長い。

[4263] May 07, 2021

「業績目標を数値化すると、目標は必ず達成される。その代わり、数値化できない大切な何かが失われる。」▼バブル崩壊後、名うてのコンサルタント達が大小問わず様々な企業の業績をV字回復させた。コンサルは時代の寵児となり、就職の花形となった。奇抜なアイデアと巧みな手腕で旧態依然の職場をモダナイズしていく仕事は、エリート層の憧れになった。彼らは明確な期限を切り、鮮やかな目標を立て、あらゆる手段を使ってその目標を達成していった。そして、その傍らでひっそりと何かが失われていった。▼同じことが今、情報のレイヤーで起きている。背景と文脈を剝ぎ取られた主張がめまぐるしくSNSに踊る傍らで、抽象化できない大切な何かが失われ続けている。捨象は忘れ去られ、抽象だけが真実であるかのように扱われている。現実を説明できなくなった抽象をなんとしてもアップデートさせようとするコンサル的暴走が、現代のイデオロギーを形作っている。

[4262] May 06, 2021

やるからには偉業を成さねばならず、偉業を成すには非凡である必要がある――。今、アマチュア創作者がこの幻想から逃れるために格好の追い風が吹いている。▼UGCの黎明期。多くのプラットフォームはまだウィナー・テイクス・オールに支配されていた。インターネットがアマチュア創作者にとって作品を公開する最高の場所であったことは間違いないが、そこで評判を得るには、制作物は何らかの形で偉業でなければならなかった。非凡なセンスか、非凡な努力か、非凡な着眼点か、少なくとも非凡な運が求められた。▼あれから数年。インターネットは次のフェーズにシフトした。制作者も消費者も、お互いがお気に入りと認める小さな輪の中で需給を完結させるようになった。露骨な競争は土壌ごと姿を消した。アマチュア創作者はようやくグローバルな競争からわが身を解放し、自らの表現に集中できるようになったのだ。▼未来のことは知らない。だが、潮目は見える。

[4261] May 05, 2021

『Re:ZERO -Starting Life in Another World-, Vol. 1』読了。英語版ということで、英語版表記にて。この手のコテコテな王道ラノベを読むのは久しぶりなので素直に楽しかった。二巻にも期待している。▼ときに、ロシアで異世界転生系のアニメや漫画が配信禁止になったというニュースが話題になった。「死後により興味深く充実した世界があることを示唆」することで「生まれ変わりや転生信仰を助長」してしまう恐れがあるからだと言う。実際、向こうでは昨今、子どもたちに自殺を促す悪意のゲームが社会問題になったこともあった。異世界転生の設定に慣れきった日本の価値観とは違う角度から、ロシアはロシアでいたって真面目な判断を下しているのかもしれない。▼ただ、禁止リストに「リゼロ」は含まれていないようだ。無条件でハーレムを築ける転生モノと異なり、転生後の世界が元の世界に劣らずハードな故に転生信仰を助長しないと見なされたのかもしれない。

[4260] May 04, 2021

昨日のその後。救急安心センター事業で「今すぐ受診」を勧められたため、最寄りの総合病院へ行く。二十三時、着。家の体温計では平熱だったが病院の体温計では微熱と出たので、隔離されて抗原検査とPCRを受ける。その後、採血、レントゲン、CT。結果、肺に大きな異常は見られないとのこと。肺炎や気胸の可能性はひとまずなくなった。抗原検査は陰性。PCRの結果は木曜日に連絡が来ることになっている。呼吸困難は症状が軽くなってきたので点滴はせず、咳止めと鼻水止めの薬を処方されて終了となった。▼帰宅したのは午前三時。シャワーを浴びて寝る。今回の件が深刻な疾患でなく、単なる風邪で気管支が強くやられただけだとすると、午前三時まで外を出歩いていたのは逆効果だったかもしれない。だが、諸々の不安が解消され、連休中に薬も手に入り、ついでにコロナの検査も受けられたということで、甲斐はあったと思っている。連休明けまでには治したい。

[4259] May 03, 2021

状態は……よくない。鼻水とくしゃみは減ってきたが、咳が出ている。喘息の症状も現れてきて、呼吸も苦しい。風邪なのか気管支炎なのか喘息なのか、痛みも症状もいろいろで何がなんだかわからないが、少なくとも熱は出ていないので甘めに見積もっている。どのみち五月六日まで病院は開かない。喘息が悪化して救急に頼る羽目になるまでは、通院もできない。▼胸と腰の痛みは良化している。今回のぎっくり腰は軽めで済んだかもしれない。どこにも行けないしロクに動けもしないので、最初の40頁で放置していたリゼロの続きを読み始める。おかげさまで100頁は進んだ。ネタは知っていても筋書きは知らないので、楽しく読んでいる。英語になっても語彙や言い回しのお約束がきちんと守られていて、所謂「ラノベ的」な仕上がりになっているのが心強い。様式美のもたらす安心感の偉大さを改めて認識させられた。▼ひとまず体は要観察だ。#7119は話し中である。

[4258] May 02, 2021

次男からもらった鼻風邪でくしゃみを連発し、ぎっくり腰が再発した。これだけでも最悪だが、いっそう悲惨なことに、肋骨を疲労骨折した疑いがある。昨日から胸部が痛い。屈んだり、重いものを持ち上げたり、体を大きく動かしたりすると、軋むような痛みが骨に走る。昔、中学生の頃、肋骨にヒビが入ったときとよく似た痛みである。▼結局、ゴールデンウィーク初日にして、鼻の噛み過ぎで頭が痛く、鼻が痛く、胸が痛く、腰も痛いという、バッドステータス山盛りの状態になってしまった。これが育成なら「あきらめる」一択である。最寄りの整形外科も六日まで開いていないので、連休はまともな状態で過ごせないことが決まってしまったようなものだ。なんとも、ついていないとしか言いようがない。▼さいわい、今のところ深呼吸では痛くならないので、呼吸が浅くなる心配はなさそうだ。だが、くしゃみは止まらない。始終、腰と骨への負担に怯えながら過ごしている。

[4257] May 01, 2021

今のところ、英会話で発音の悪さを指摘されることはあまりない。無論、多少発音が悪くても流れから意図を汲んでくれているのは間違いないが、最低限のレベルでアメリカンスタイルを再現できていると判断されているようだ。発音を重視した単語学習を続けてきたおかげかもしれない。▼だが、指摘が無いわけではない。とりわけ違う先生から何度か注意されている音がある。「sh」と「er」である。▼「sh」は、ShellやShoreでは問題ないが、SheがSeaに近いとよく言われる。指摘されてから何度も練習してだいぶマシにはなったが、気を抜くとすぐあいまいな音に戻ってしまう。思えば、日本語のサ行では「シ」だけが拗音を持たない。シーは二種類に区別するという概念自体がないのだ。難しいのも頷ける。▼「er」は単に、その音を口から出すのが難しい。他の音へ参照を求められない所が厄介だ。eでもuでもない。erはerであり、他の何物でもない。その音を出すしかない。

[4256] Apr 30, 2021

次男のぶち切れ体質に拍車がかかってきた。▼とりわけ夕食は手を焼いている。沸騰までの準備時間が限りなくゼロに近いので、お椀や汁物を守る暇がない。しかも怒りのポイントがわからないと来ている。豚肉が半分に切れなくてキレることもあれば、餃子を半分に切ったことでキレることもある。今日も、私が豚肉の味噌煮込みを切り分けた瞬間に、自分のお盆を薙ぎ払った。▼毎日毎日、これでしこたま怒られるのだが、持ち前の図太さでまったく懲りない。そもそも、怒った直後の態度が明らかに逆ギレである。こちらが怒ると、床や机を激しく叩いて威嚇し、相手以上の怒りを示そうとする。言葉では埒が明かないので部屋の外へ追い出されるのが常だが、長男と違って暗かろうが何だろうがまるで気にしない。たとえ家の外へ出しても一人でコンビニに出かけそうな二歳児である。▼とにかく沸点をもう十度か二十度上げて、すぐに手を出すことの悪を諭さなければならない。

[4255] Apr 29, 2021

銘店伝説『極魅 中華蕎麦とみ田』を食べる。実店舗に遠征できない今、久々のつけ麺である。▼さすがに本店の味とは比べられないが、十二分に良く出来ている。麺にもスープにも不満はないし、具材のクオリティも高い。この手の商品にありがちな「がっかりラーメン」でなかったことは確かだ。一点だけ不満があるとすれば、最初からスープにゆず風味が足されていたことくらいだろうか。もうひとつ袋をつけるのが商品としてナンセンスなのは理解するものの、「究極」を冠するには些か横着に感じた。▼「極魅」シリーズから他に出ているのは、ホープ軒、ぜんや、博多だるま、新福菜館本店。博多だるまも食べたいが、京都ラーメンの老舗として絶大な人気を誇る新福菜館も惹きが強い。魚介や豚骨より醤油の方がインスタントで再現しやすかろうという期待もある。敢えて博多だるまを最後に残すのもいいかもしれない。恥ずかしながらホープ軒は寡聞にして知らなかった。

[4254] Apr 28, 2021

適当な統計やグラフを引っ張り出してきてはファクトベースだとか数字が全てだとか宣う算数オンチが発言力を得てしまったのは、平成末期〜令和初期におけるソーシャルメディアの悲劇であった。決め台詞は「なんでこんな単純なことがわからないかな」。無論、それは、彼らが足し算引き算程度に考えているほど数字の計算過程が単純ではないからに過ぎない。▼データから読み取れる最も浅い”辻褄合わせ”を披露しながら社会の意思決定層を小馬鹿にする、この冴えない遊びが酒の席で同僚の失笑を買っているうちはよかったのだが、ソーシャルメディアの力を得て拡散力が備わると、類が友を呼んで手がつけられなくなった。顎の力がなくても噛める優しい”真実”を知って目から鱗を落とす者や、自分と同じ考えを持つ覚者の存在に感動する者……を巻き込んで、夥しい軍勢を為したドンキホーテが象牙の風車を薙ぎ倒していく。なぜ、賢さへの憧れはかくも強烈なのだろう?

[4253] Apr 27, 2021

絶対音感テストというのをやってみた。単音が鳴る。その音高さを当てる。それだけのテストである。▼思っていたより遥かに当たらなかった。高い確率で当てられるのはAだけで、あとはことごとく間違える。黒鍵と白鍵くらいはなんとなくわかるだろうと高を括っていたが、あちこち飛んでいるうちにCまで黒鍵に聞こえてくる始末。自分に音感がないことを再認識したのだった。▼が、前向きに考えれば、Aは他に参照する音がなくてもわかるのだから、単純計算で十二倍練習すれば他の音も識別できるようになるはずだ。絶対音感ほど正確でなくて良いなら、訓練で補える範疇だろう。寝る前に5分くらい、しばらくテストを続けてみよう。▼なぜ今更そんなことがしたいかというと、DAW外で楽譜やスコアを目にすることが増えたので、鍵盤に触れないと音が想像できないのは面倒だと感じたからだ。本当に今更だが、できないものはできないので、こつこつ穴を埋めていく。

[4252] Apr 26, 2021

腰の調子はだいぶ良くなってきた。立ち上がると痛いが、これはもうぎっくり腰というより、一週間以上も不自然な姿勢で生活してきたことによる「凝り」のような気がする。腰が石のように硬い。元通りになるまでには、まだしばらくかかりそうだ。▼それにしてもくしゃみが怖くなってしまった。前回のぎっくり腰は屈んだときのくしゃみから、今回のぎっくり腰は反ったときのくしゃみから、それぞれ派生してきただけに、いよいよくしゃみの「正しい姿勢」がわからなくなっている自分がいる。屈まない、反らない、自然体ですればよろしいということなのだろうが、腰への影響を警戒して身構えているときに自然体と言われても難しいものだ。▼しばらくは再発も怖い。まずはくしゃみをしないようにアレグラを飲む。くしゃみをするときは鼻をつまんで規模を抑える。重いものを持っているときは一旦しゃがむ――などなど、こういうところで小さく気をつけていくしかない。

[4251] Apr 25, 2021

話題にするのを避けていたわけではない。ただ、今年のベイスターズは正味、ここまでのところ書けることが何もないのである。▼27戦で4勝19敗4分。どんなに弱いチームでも三割は勝つと言われるペナントで、勝率.174という驚異的な数字を残している。負けの内容も、総じてどうしようもない。不調とか、采配ミスとか、投打の噛み合いとか、そういうことではなく、純粋に歯が立っていない試合ばかりである。チーム防御率は4.83。さすがに今年の「優勝」は、贔屓目に見ても世迷言になってしまった。▼さいわい、今は他にもいろいろやることがあるので、真剣に野球を見ている時間が減ったのは不幸中の幸いかもしれない。ファンとしてそれでいいのかと言われると冷や汗は出るが、ここまでの試合がどれも直視に堪えないのは事実である。コロナの中、現地へ足を運んでいるファンには頭が下がる。▼好転で意地を見せるか、このまま伝説の暗黒となるか。五月が分かれ目だ。

[4250] Apr 24, 2021

核兵器の保持は正当か。妥当な選挙権年齢とは。相続税は引き上げるべきか。ユーロ廃止の是非。臓器売買は合法化すべきか。遺伝子工学は食糧難を救うか。テロリズムが正当化されるケースとは。少数民族の言語は保護すべきか。神は存在するか……。▼ごく正直に言えば、これらは私がこれまで考えて来なかった話題であり、あわよくば今後も考えたくない話題である。どうでもいいわけではない。トピックの重要性は重々承知している。だが、それを私が考える必要はないだろうという話である。世の中には、こうした社会的な事柄について私よりも遥かに実践的な思索を巡らせ、妥当な結論を出せる人がたくさんいるからだ。▼それでも、市民は社会のテーマを深く理解し、自分なりの意見を言えるようにすべしと言われる。本当にそうなのだろうか。興味がなく、苦手であり、知識もない領域について、人が思考のリソースを割くことは、本当に社会にとって有益なのだろうか?

[4249] Apr 23, 2021

緊急事態宣言がまた出されるかもしれない空気になってきたことで、在宅解除がペンディングされている。私は、私が在宅で仕事をしたいかどうかとは関係なく、これからのポストコロナ社会を生き抜くためには、会社はいつでも在宅ワーク可能な体制を整えるべきだと思っているので、どのプロジェクトもなるべく在宅を選びつつ、足りない機能についてはインフラ部門に要求を課し続けるのが良いと考えている。オフィスがなければあれもできません、これもできませんでは、時代の流れに取り残されるのが目に見えている。▼環境変化が大きい場合、ピンチをチャンスに変えようと気負う必要はない。ピンチを平凡に変えれられれば、それで十分である。荒れた状況を利用して大儲けしてやろうなどと考えるのは、山師の魂胆というものだ。そうではない。どんな状況でも、やるべきことをやれるようにする。そして、やれることをやる。当然のことを当然にやるのが適応力である。

[4248] Apr 22, 2021

ここ十数年は、たとえば「飲みニュケーション」のような社会力学を人間の負の側面と見なす傾向がブームだった。普段は合理性に縁の遠い人までが、こぞって合理性を崇めていた。無駄を排除することは正義だった。合理性の追求者は賢者であった。そうして皆、賢者に見えるよう振る舞うことに必死だった。▼今日のナントカコレクトネスをめぐる論争は全て、いつまで経っても「正しさ」で動かない世界を是正したい勢力と、そのような是正の名を借りた一方的な粛清に抵抗する勢力の争いである。もし、何らかのテーマで「正しさ」について誰かと意見が合わないとしたら、あなたはどちらかのグループに属している。確からしい根拠を示そうが示すまいが、同じである。▼どちらに属するにせよ、過激派に身を落とさないために、相手を馬鹿者だと断じる愚行だけは避けたいものだ。誰かが愚かに見えるなら、自分が愚かなのだ。自分が正しいと確信しているなら、尚更である。

[4247] Apr 21, 2021

IのメジャートライアドからW#のメジャートライアドへ移ると、何か宇宙的な感じがする。そこはかとなくサイバーである。どこかの宇宙的なトラックで鳴っていた記憶がそう感じさせるのか、それともコードが裏側へ飛ぶことの普遍的な印象なのか。一見、よくわからない。▼脳科学的に考えれば、増四度の移動が持つ縁の遠さ、非現実感、#味、IからI#への進歩的な漸進……などなどに紐づく概念が全体的に惹起されると考えるのが妥当だろう。そうして、我々現代人は、その領域に「宇宙」にまつわる情報を散らしている率が高いのではないだろうか。音が想起するフィーリングというのは、音そのものが持つ本質というよりも、音の連なりが引き起こす脳細胞のスパイクのパターンに聴き手が普段何を充てているかによって定まる、と解釈するのが自然なのだろう。▼そう考えれば、音楽はけっして音楽という閉じた世界に留まってはいないことが、当たり前に信じられる。

[4246] Apr 20, 2021

Windowsをアップデートしたら、VisualStudioが死ぬほど重くなった。▼Windows10の定期アップデート方式は、数年ごとに買い替え必須だった昔よりは消費者にやさしいが、こちらの制御が及ばぬ範囲で不要なことをしでかしてくれて、不意に業務の遂行を妨げられる点が非常に困る。軽微だが鬱陶しいタイプのバグだと、次のアップデートを待つ以外に回避方法すらなかったりする。塵も積もれば何とやら。降って湧いた「やりにくさ」に翻弄されて開発ペースが乱れるのはやるせない。▼同様の報告を探しているが、VisualStudioの側にも不具合が多いせいで問題児×問題児の掛け算になっていて、干し草の中から針を探すような状態になっている。なんだかよくわからない環境で、なんだかよくわからない不具合に苛まれながら、とりあえず何とかなる方法で何とかしているのが、今日のソフトウェア開発の偽らざる実情ではないだろうか。どこかで限界がきて破綻する予感もする。

[4245] Apr 19, 2021

掛け布団が限界なので、新たな布団を探す。▼マットレスを始め、寝具の品質にはこだわりたい性質だが、正直なところ子どもたちが寝ているうちは、あまり高い商品に手を出したくない。汗は二倍吸っているし、涎もつけば、お茶もこぼす。そして、次男の縦横無尽なローリング移動。通常の三倍以上はダメージを負うはずだ。いかなる高級羽毛布団も二年後にはせんべいである。▼さりとて寒いのはいやだし、蒸れるのも困るし、防ダニ性能も気になるし……ということで、結局「高水準の品質要求は満たしつつ、プラスアルファのエグゼクティブな要素は一切不要」という、実用主義的な欲張りラインに落ち着く。必然、この線を狙ったメーカーに引っ掛かることになる。つまり、無印良品だ。▼先日購入したバスタオルも、まさに理想的な値段と品質の釣り合いであった。ブランドの思惑通りに動かされている感が無きにしも非ず。だが、最終的には今回もお世話になる気がする。

[4244] Apr 18, 2021

若いうちは「なんだかよくわからないがまあやってみよう」というノリで時間を失うことに、さほど恐怖を感じなかった。趣味であること以上の意味が何もなく、恐らくは身にもならない活動に、気がつけば数年打ち込んでいた……ということもありえた。▼だが、年を取って人生の残り時間が意識されるようになると、行動する前に費用対効果の算盤を弾くことが増えた。何をやるにも「それは私を成長させるだろうか」「効率良い方法だろうか」「結果は現れるだろうか」という疑問が先行し、面白そう、やってみたいという興味や欲求に準ずることが出来なくなった。欲求に準じて自分の行動を変えることが、精神の柔軟さによる臨機応変さなのか、意志薄弱による現実逃避なのか、それすらもわからなくなっていった。▼答えはない。今もまだ、混迷の最中にいる。しかし、行動にしか光明がないこともわかっている。愚かなギャンブラーになるために、知性を封じる必要がある。

[4243] Apr 17, 2021

ぎっくり腰の発症から二日後の今日、痛みはピークに達している。記録通りだ。▼湿布にも手を出した。喘息持ちなので本当は使いたくないが、そうも言っていられない。薬剤師の指示にしたがって、市販品の中で効果の弱いものを選んだ。「ロキソニン>ジクロフェナクナトリウム>フェルビナク」という話だったので、フェルビナク配合のフェイタスを購入。すぐに貼ってみた。▼さすがに、違う。悪い姿勢になったときの鋭い痛みは変わらないが、立っていても座っていてもズキズキするような慢性的な痛みは和らぐ。これなら一週間乗り切れるかも……と思っていたのだが、残念ながらあっという間に背中がかぶれてしまった。故に、今日は使用を断念して痛みに耐えている。難儀な身体である。▼とはいえ、立ち上がれないほどではない。生活は出来る。今日がピークなら、前回よりは軽めで済んだことになりそうだ。月曜日には、保育園の送り迎えが出来てもおかしくはない。

[4242] Apr 16, 2021

「400」のフォーマットを変えたい。▼何しろ十年選手である。「400」は、実はIE以外のブラウザでは正しく表示されていない。むしろ、最初からEdgeやChromeで読み始めた人がいたら、その事実を知らないかもしれない。私も「400」を読み書きするときだけは未だにIEに切り替えている。だが、さすがに時代遅れの感がある。▼もうひとつ。これは投稿側の事情だが、スマートフォンから記事を投稿できないのが痛い。不可能ではないが、表示のプレビューもできないし、文字数もカウントできないので、やろうとしたら40x10に整形したメモ帳に書いたものを貼り付けるくらいしか良い方法がない。故に旅先でPCが使えないときくらいしかやったことはない。これも、できれば改善したいポイントだ。▼思えば、全くの素人が教科書レベルの構文で組み上げた杜撰なPHPが10年も動いている方が驚きである。そこらのブログサービスより歴史が長いかもしれない。

[4241] Apr 15, 2021

七年ぶり二回目。ぎっくり腰になった。▼またしてもくしゃみが契機になった。登園に抵抗する次男を抱き上げたところ、思いのほかこちらに体重をかけてきて、背中が沿った状態になった。そこへ強烈なくしゃみが襲ってきた。瞬間、背中の広範囲に痛みが走る。これはやってしまったと確信した。案の定、朝から夜にかけて痛みは増している。明日の朝は歩けないかもしれない。▼前回は、2014年10月28日。「朝方の特大くしゃみが引き金になった。」とあるので、またしても同じ轍を踏んだことになる。今後は、不意のくしゃみに怯え続ける人生になるのかもしれない。▼記録によると、本格的に痛み出したのは発生から二日後のようだ。今回も同じであれば気が滅入る。安静にしていれば三日で治ることもあるという当時の医者の言葉に縋って、軽症を祈るしかない。だが、背中は別の事実を訴えている。残念ながら、初日の痛みは当時の記憶より遥かに広く、強いのだ。

[4240] Apr 14, 2021

ネイティブキャンプに別れを告げた。休会システムがないので、一時的にせよ支払いを免れるには退会するしかない。その代わり、退会・再入会はボタンひとつで気楽に切り替えられるようになっている。実質、休会と変わらない気楽さと言ってよい。「好きなときにいつでも戻って来なさい」という懐の広さを感じる。どこか余裕を感じさせる。▼辞めた理由はサービスの悪さではない。単純に、他のサービスを併用していると「レッスン受け放題」の価値が相対的に下がってしまうから、今は辞めた方が得という判断である。逆にもし使うサービスをここだけと決めたなら、ネイティブキャンプ以上にコストパフォーマンスの良いオンライン英会話は無い。掛け持ち非推奨。フルコミットするかしないかの二択である。私は、Camblyの質を選んだ。▼オンライン英会話は、思ったより楽しい。今まで避けてきた他のことにも首を突っ込んでみたいと思えるようになった三十半ばである。

[4239] Apr 13, 2021

数量、意見、大きさ、新旧、形、色、由来、目的。英語における一般的な形容詞の順序である。▼"Three beautiful big old slim brown Japanese guardian dogs."(3つの綺麗で大きな古いスリムで茶色の日本製狛犬)という具合だ。無論、これら全ての形容詞で名詞を形容することはないが、2つか3つ以上の形容詞が並ぶときは、たいていこの順番で並んでいる。それが自然ということなのだろう。▼数量の次が意見であるあたり、主観から客観という並びでもない。何がこの順序を自然と感じさせるのか。わかりにくいが、ここに「模様」を挿入する場合、「形」の前に入るのが自然というネイティブの意見が鍵になる。この順序は恐らく、認識の対象空間を徐々に狭めていったとき言及すべき属性の順なのだ。言い換えれば、ぱっと見で頭に浮かぶものほど先に来ているのである。表現する対象の醸し出す雰囲気の強さが、そのまま語順に表れている。私にはそのように見える。

[4238] Apr 12, 2021

春の大セールを利用して、Camblyの年間プランを購読した。思い切った投資だが、三社の中で最も感触の良かったプラットフォームを離れる未来は見えなかった。であれば半額は大きい。三ヶ月ごとに継続するより遥かにお得である。▼恐らく、スピーキング練習はここに集約していくだろう。今は集中的にレッスンを詰め込んでいるが、早いところ鍵盤を据えて取り組みたい制作もあるし、仕事も佳境を迎えるしで、結果的に週に30分×5が英語に割り当てられるぎりぎりのラインになりそうだ。慣れてきたら、むしろ無制限に受けるより、それくらいの方が良いと思っている。インプットとアウトプットのバランスが釣り合う均衡点である。▼RLWS四技能。目を背け続けてきたWとSに自信がついてきたのはありがたい。ただ、相手が難しめの表現を使っても知らない単語がまず出てこないことの気楽さは大きいので、R偏重からのスタートもけっして無駄ではなかったと思う。

[4237] Apr 11, 2021

ようやく長男の様子が落ち着いてきた。今日、ステロイドなしで再発しなかったので、恐らくもう大丈夫だろう。明日からは保育園へ行く。久々である。▼コロナの一年はたしかに悲惨だったが、こんなことでもなければ永久に実現しなかったであろう在宅勤務によって得られた恩恵も多かった。実際、このところ立て続けに我が家を襲った病気絡みのイベントを従来の出社形態で乗り切ろうと思ったら、相当無理をするか、有給を消費して仕事に穴を開けるか、いずれにしても大きな犠牲を払っていたと思われる。どちらもそこそこの損害に抑えつつやりくりできているのは、在宅であればこそだ。▼否定的ながらもしぶしぶテレワークを実践した我々のような企業は、緊急事態宣言が開けてオフィス勤務へ戻る前に――あるいは戻った後でもよいから――在宅のもたらした光と闇の側面を、よくよく検証するべきだろう。戻れてよかったで蓋をしたまま進むのは、進歩的とは言えない。

[4236] Apr 10, 2021

長男、本日の様子。▼昨日と同じく、朝は赤みも湿疹もない。どこもかしこも、これほど跡形もなくなるものかと驚くくらい綺麗になっている。朝食後、医者の指示で半分に減らしたステロイドを服用。しかし間もなく、再び背中にスポット型の湿疹が現れる。顔と腕にも数点。地図状にはなっていない。夜に向けて悪化するようなら三度目の通院だろうと思っていたが、昼、夕方と時間が過ぎていくにつれ、湿疹は薄くなっていった。夜のステロイド。症状はない。それでも、数日の戦いで体力を消耗したのか、いつもより早く眠りに落ちた。▼明日の分のステロイドはない。このまま月曜の朝を迎えられれば無事完治と言える。再発するようなら、しばらく薬との付き合いになるかもしれない。それにしてもステロイドの内服はやはり強力だ。湿疹はともかく、症状が落ち着いているときの肌の様子は普段より遥かに安定している。ありがたいことではあるが、長く飲ませたくはない。

[4235] Apr 09, 2021

今朝。湿疹は綺麗さっぱり消え去っていた。顔も身体も、全てが元通りになっている。だが、ステロイドが切れたら再発する可能性もあると思っていた。油断はしなかった。▼案の定、昼を過ぎた頃、背中に湿疹が戻っていた。何かがトリガーになったのか、ステロイドの効果が切れたからなのか、まったくわからないが、またしても初日のようにどんどん範囲が広がっていく。だが、病院へ着いた頃には再び湿疹が消えてしまったらしい。観測できない症状が相手ではどうにもならぬということで、様子見期間を延長、ステロイドの内服薬を追加で処方された。▼結局、夕飯後に再び湿疹がやってきた。今度は首から上が特にひどい。全体が真っ赤になって熱を帯びている。だが、体温の意味での熱はない。背中の湿疹は初日のような地図上というより、散在するスポット型になっている。お腹と手足は無事。発現する場所もタイミングもいまいち規則性が掴めずにいる。様子見が続く。

[4234] Apr 08, 2021

長男の容態は、今のところ芳しくはない。身体の湿疹は真ん中が赤くなって輪郭線の集合体のようになってきたので、昨日よりはマシに見えるが、代わりに湿疹のヒートマップが徐々に顔の方へと上がってきた。凹凸の引いた四肢も、全体的にまだ赤く腫れぼったい感じ。どこも触ると熱を持っている。それでも、体温は高くない。寝る直前は少し声が変になっていた。夜は要注意だ。▼今日の夜でステロイド内服薬が終わる。明日の朝、劇的に良くなっていない場合は再び通院だ。もっとも、医者にはあらかじめ「蕁麻疹ほど簡単には消えないし治らない」と言われているので、ステロイドを延長しつつ、しばらくは戦いが続くかもしれない。お腹の方は元の肌色が増えてきたように思うが、どうにも良くなっているのかなっていないのか、素人目には判断しにくいのがつらいところだ。▼本人もいつもよりぐったりしている。元気は元気だが、どこかだるそうだ。早く治してあげたい。

[4233] Apr 07, 2021

昨晩。長男の身体に蕁麻疹が現れた。背中全体。何に反応したか不明だが、ひとまずアレジオンを投与して様子を見る。蕁麻疹なら数時間で収まるはずだった。▼だが、朝、症状は悪化していた。湿疹がお腹の方にも広がっている。病院へ。最寄りの小児科は定休日なので、私が小学校〜中学校の頃に通っていた小児科・アレルギー科に駆け込んだ。▼診断は多形滲出性紅斑。原因は不明だが、蕁麻疹とは異なるということで、ステロイド内服薬と塗り薬を処方された。会計待ちの間にもどんどん悪化して広がっていくので、近くの薬局でもらったリンデロンシロップを即投入。しかし、そこからもなかなか悪化傾向が収まらず、帰宅頃には顔まで含めた全身が真っ赤になってしまった。▼かなり痒そうだが、とにかく一晩はステロイドで様子を見るしかないとのこと。二十一時現在、良化こそしていないが悪化は収まっている。保育園は明日もお休み。朝、少しは治っていることを祈る。

[4232] Apr 06, 2021

カニチャーハン一杯。ポテトサラダ一人前。つくね焼き鳥一本。バナナ半分程度。キウイ半分程度。チョコチップパンひとつ。▼長男(4歳)の朝ご飯である。平均よりだいぶ小さい体でありながら、長男はとにかく食が太い。なんだかんだと屁理屈をいい、いちゃもんをつけ、あれはきらい、これも食べないと好き嫌いをしながら、気がつくと相当な量を食べていたりする。この健啖ぶりが、あまり病気をしない理由かもしれない。▼だが、次男も負けじと頬張っている。そんなところで張り合わなくてもいいのだが、とにかくシュレッダーか何かのようにもしゃもしゃと食べ物を吸い込む。こちらは好き嫌いをしないので、さらに伸びしろが大きい。▼二人とも中学生、高校生になったらどうなるか。今からエンゲル係数の爆発が心配になってくる。米を五合炊いても足りないなんてことにならなければよいが、揃って運動部に入ったりした日には……。とにかく、よく食べる兄弟だ。

[4231] Apr 05, 2021

Camblyの方は良い先生が二人見つかった。この二人が辞めない限りは安定して質の高い授業が受けられそうだ。もう一人見つかれば週五日でも安定してスケジュールできる。どちらも予約できない日に新規開拓するしかない。▼スピーキングの練習を始めてからもうすぐ一ヶ月。確実に手応えはあるが、同時に、このままの感覚でダラダラ英会話を続けても決して流暢に英語を話せるようにはならないという確信もある。今はとにかく落ち着いて自分の知っている表現を口に出すための練習をしている「慣れのフェーズ」だが、淀みない発信を重視するあまり、自分の言いたいことを矮小化しているところがあるのは否めない。さらに、伝わればなんでもいいという状態なので、形容詞や副詞のような味付けの品詞もほとんどない。構文も単純なSVばかり。さすがに、遅かれ早かれ行き詰まるのが目に見えている。慣れてきたと感じたら、意識的に負荷を上げる必要があると感じている。

[4230] Apr 04, 2021

確定申告。eTaxで済ませる。去年は税に関係するイベントが多かったので、思ったより時間がかかってしまった。▼この手の申請がオンラインで出来るようになったこと自体は歓迎だが、それにしてもマイナンバーを利用しているわりにはサービスのUXがよろしくない。認証されない外部サイトとの連携。ことあるごとに入力させられるパスワード。マイナンバーから拾える情報の手打ち。別ウインドウを立ち上げておきながら、ブラウザが複数起動していると言ってエラーを吐くユーティリティ。クリックするべき箇所が上へ真ん中へ下へとしきりに振られる絶望的な導線。確認なのか情報入力なのか、そのページで何をすべきなのかがまったくわからないサマリーなしの長文ページ。律儀に挙げれば、とても400文字には収まらないほどの課題がある。▼設計したエンジニアがダメという話ではあるまい。ひとえにサービスにおけるUXの影響を軽視する意思決定層の問題である。

[4229] Apr 03, 2021

まだ買い替えると決まったわけではないが、十五年選手の冷蔵庫が手狭になってきたのは確かだ。定格内容積400リットル。上から下までいつもぎっしりである。▼そんなことから大容量の冷蔵庫を求めて情報を集め、パナソニックの650リットルや三菱の700リットルに思いを馳せていた。通院のついでに現品を確認したりもした。ワイドパーシャル。三段冷凍庫。大容量野菜室……。素晴らしい。冷蔵庫の悩みが一撃で霧散しそうな懐の広さである。▼だが、夢はいつも儚いものだ。小さい方のパナソニックでも、幅75cm、奥行きは74cmある。台所にはぎりぎり収まる。だが、肝心の台所の入り口は幅が69cmしかない。つまり、物理的に入らないのだ。大容量タイプどころか、定番サイズの68.5cmすら通らないことになる。古い家なので仕方ないが、なんとも残念だ。▼選択肢に残るのはアクアの奥行き薄型タイプか、日立の540リットルタイプ。スケールダウンは免れない。

[4228] Apr 02, 2021

エイプリルフール。毎年、意識的に何かしているわけではないが、今年はエイプリルフールネタを見ることすらしなかった。実際、世間的にも、あまり盛り上がっていなかったように思う。▼嘘を言いあって冗談で済ませる心の余裕を賛美したお祭りの一種だということは理解しているが、エイプリルフールは、どうもその特性を発揮するのが難しい。とりわけ家庭内ではそうだ。すぐバレる嘘をついても寒いダジャレと変わらないし、かといって本気にされるような嘘をついてもバツが悪い。そもそも、嘘を悪として教育している子どもに、今日は「嘘をついていい日」だと堂々宣言するのも憚られる。▼思うに、家庭よりは遠く職場よりは近い、気心の知れた友人と嘘を交わすのが正着手だったのだろう。だが、今日のコミュニケーションはテキストが主体。文面で嘘をついてもまったく面白みに欠けてしまう。そういうわけで、誰とも嘘を交換する機会がないというのが実情だろう。

[4227] Apr 01, 2021

マイナーペンタトニックを1−5−2の三音から展開すると、全部合わせて1のドリアンスケールになる。4から4−1−5で展開すればエオリアンに、5から5−2−6ならミクソリディアンになる。1〜7まで全ての音から展開すればアイオニアンからロクリアンまでの基本的なスケールが現れる。それらを全て合わせると、当然、クロマチックスケールになる。▼これはクロマチックスケールの分解として聞くと興味深い話だ。12音階全てを使っていると言っても、実は局所的にはいずれかの基本スケールに属していて、そのスケールのコールアンドレスポンスによって曲は進行している。さらに、その基本スケールも実は五度圏を行き来するマイナーペンタトニックのコールアンドレスポンスによって成立している……と見ることもできる。曲を横方向に分解し、全ての起源をペンタトニックの五音に求めるわけだ。さながら五行説である。▼興味深い視点なので、メモに残す。

[4226] Mar 31, 2021

私はもう長いこと、オブジェクト指向プログラミング最大の神髄は「命名」であると説いてきた。全てに正しい名前がついていること。これが全てである。他の原理原則は、全てここから導ける。全てに正しく名前がついているなら、全ては正しくカプセル化されているし、正しい依存関係になっているし、正しい設計になっている。▼複雑な機能のまとまりに適切な名前をつけて部品とし、部品同士を組み合わせてより大きな部品を構築していく。この過程こそがオブジェクト指向プログラミングに他ならない。エンジンと書かれた塊を拾い上げた人は、エンジンの詳細な仕組みについて知る必要はない。ただ起動と、最低限の制御と、停止が出来ればよいわけだ。▼そんなに単純な話のはずがないと思うかもしれないが――逆である。全てに正しい名前をつけ、その名前が正しいままであるようにプログラム全体をメンテナンスしつづけることは、実際、そんな単純な話ではないのだ。

[4225] Mar 30, 2021

カシオのPrivia PX-S1000は高さ10.5cm。コンパクトが売りのモデルだけに、かなり低く抑えられている。他の88鍵盤は大体12cm前後が相場。鍵盤のタッチに力を入れるハイエンドだと15cm超えが目立ってくる。15cmを超えるくらいなら、19cmのMP10とそこまで大差はない。▼要するに、沈思黙考した結果、鍵盤の置き場所は机と膝の間しかありえないという結論に至った。中間部のない四足式のスタンドに鍵盤を乗せ、鍵盤部より奥が机の下に隠れるよう配置する。つまり、机の縁から白黒の鍵盤だけが手前に突き出している状態になる。今の机を活かすなら、どう考えてもこれしかない。▼こうなるとMP10の19cmが響いてくる。正常な座り方をした場合、床から膝までの高さは約60cm。ここに20cm弱が乗ると机の高さは80cmになってしまう。さすがに高すぎて腕が攣ってしまいそうだ。これが10cm強なら70cmで、ほぼ適正高さとなる。本体が軽くなれば四足でも安定してくれるだろう。

[4224] Mar 29, 2021

政治に興味がないことはここでも何度か述べているが、そうは言っても語学系の資格を取るにあたって、政治・経済のトピックは避けて通れない。個人的には、何も社会的な課題を上手に論じることだけがグローバルな英語力でもあるまいとは思うのだが、さりとて試験は試験。そういうものだから仕方ない。よって、ぎりぎり興味をキープできる無理のない範囲で知識を蓄えている。知らない状態の大きな伸びしろを活かして、成長率の高い題材をかいつまんでいる。▼たいていのテーマに対しては自分なりのスタンスを決めているつもりだが、環境系はいつも苦しい。地球環境を保護すべきと熱心に訴えたところで、私自身は水も電気も存分に享受し、毎週プラスチックゴミを山ほど出している、怠惰な都市型現代人である。環境保護に賛成しようが反対しようが、体験に根差した主張が何ひとつないために、どうしても空論をかざすのが虚しくなって言葉に説得力が出ないのである。

[4223] Mar 28, 2021

文法がぐちゃぐちゃな状態で英語が口から出てくるようになった。本当にめちゃくちゃである。He/Sheに三単現がつかず、複数主語に堂々とisが続き、一文の中に動詞が二つ、明らかに存在しない複合名詞、意味不明な進行形。自動詞に目的語が続き、他動詞に前置詞が続く、間違いだらけのin/on/at、要らないところに何故かfor/with。挙げればキリがない。ライティングなら自己採点でも20点以下である。▼だが、これでいい。むしろ、この状態を経由せずに言語をしゃべれるようになろうと思ったのが浅はかだったとさえ思っている。きっと、スピーキングにおいては、ここがスタートラインなのだ。語彙や表現の幅を広げていくのも、文法を正しくしていくのも、ネイティブらしい言い回しを追求していくのも、まずは「伝わる音がリアルタイムに出せる」ようになってから。実に良い教訓を実感できた。▼今月はいろいろ試したが、来月からは「週五時間」の学習に絞っていく。

[4222] Mar 27, 2021

在宅の利を活かして、ときどき仕事中にBGMをかける。たいていはいつものプレイリストで満足するが、たまに新しい刺激が欲しくなると、新たなオリジナルピアノ曲を探しに行く。▼残念ながら供給は少ない。あの手この手で検索を試みるが、ほとんど顔見知りのサムネイルばかりだ。まして、私の求めている重厚でハードなピアノ曲はSSRも真っ青の出現率である。オリジナルと銘打つピアノ曲の九割はヒーリング系の実演奏と言っても過言ではない。ヒーリング系の曲を貶す意図は全くないが、弾きやすく、ストーリーや展開が問われにくく、かつ指癖任せのインプロビゼーションでもモノになりやすい癒し系の曲がピアノ曲自作の安易なユートピアになっている感は否めない。▼だが、そんなことは作者の自由だ。好きなものを好きなように作って形にしている者は十分偉い。故に、これは苦言ではない。そう思うなら自分で作ればいいじゃないかというツッコミ待ちである。

[4221] Mar 26, 2021

開幕戦。劇的なサヨナラ負けを被ったが、想像以上に見どころはあった。負けは負けでもファンに希望を与える負け方ではある。このままズルズルと大型連敗さえしなければ、しばらくは楽しく観戦できそうだ。▼とはいえ、今年は例年以上に時間もないし、ニコニコで配信のあるホームゲーム以外はリアルタイム視聴しないかもしれない。もとよりプレイボールからゲームセットまで画面に齧りつけるわけでもないので、盛り上がりを見逃してもタイムシフトで後追いできるくらいでないと付き合いにくいのは確かだ。アウェーの試合は野球速報とスレの確認で十分だと割り切りたい。▼そういう決意も踏まえれば、通信制限なしのプランはもう要らないだろう。後は「ウマ娘」アプリが外でどれだけ通信量を食うか次第だが、よほどでなければpovoの20GBで賄える気がしている。テザリングの必要な端末も今はない。乗り換えは簡単とのこと。必要になったら足抜けすれば良さそうだ。

[4220] Mar 25, 2021

なんやかんやと忙しくしていたら、明日はもうペナント開幕である。とうとう外国人戦力は間に合わないまま、幕が開けてしまった。▼専門家の順位予想は見事に横浜最下位、ないし五位で染まっている。ファンとしては常に優勝を夢見るが、実際、現実的な予想は全てがうまく回ってAクラスに滑り込めるかどうかというところだ。三浦監督も初年度。有望な若手はたくさんいるので、今年は育成の年と割り切ってもやぶさかではない。▼それにしても、まさか他の球団以上に外国人依存度の高い横浜が、こんなことになってしまうとは。セ・リーグ各球団の出場選手登録一覧で、横浜だけ日本人の名前がズラリと並んでいるのは圧巻である。▼監督自身は「逆境ほど燃える」と綴っていた。その気持ちが選手にも伝播していればあるいは大健闘もあるかもしれない。欲を言えば、今後につながる若手の上振れが引ければ完璧である。何が起こるかわからないのが真剣勝負というものだ。

[4219] Mar 24, 2021

緊急事態宣言、解除。在宅勤務者は出社へ移行せよとのお達しが出ている。もともと出社で働いていた身。出社すること自体は問題ないが、そもそも危機の実態と連動しているようには思われない恣意的な宣言の出入りに合わせて在宅札を出したり引っ込めたりするのは、仕方なくやっている感が満載でよろしくない。五月に再び宣言が出たら、また会社から自宅へ大移動……なんてことになったら、もはやコント級のお粗末さである。▼出社を焦る気持ちもわからないではないが、今の世の中の流れを考えれば、せめて部分的でも恒久的な在宅化を「視野には入れている」気配を出して欲しかった。リモートワークの知見を活かすも活かさないもないうちに、とにかく元の業務形態に戻ることを志向してしまうのは、残念な気もする。▼来年度に向けて、このあたりも考慮には入れてもらうよう進言はした。究極的には、日時に応じて出社と在宅のより適した方を選べるのが理想である。

[4218] Mar 23, 2021

最速でpovoに乗り換えようと思ったら、ナンバーシェア利用中のため乗り換えられないと言われた。そういえば、そんなオプションがあったことを完全に忘れていた。早速解約する。月々三百円。もったいなかった。▼この手の埋没オプションによる稼ぎは各社さぞかし大きかっただろう。今回の政府主導の新プランは、ユーザーがこうした契約内容を見直す良いきっかけにもなる。単純な額面以上に大きなインパクトがありそうだ。▼ただし、povoへの乗り換えで使えなくなるものにも注意を払う必要はある。キャリアメールはどうでもいいが、スマートバリュー、家族割がなくなるので、乗り換えるなら家族全員まとめてpovoにしなければならない。あるいは、これらの割引を活かす形で全員「新・使い放題プラン」にしてしまっても、実は月額に大差はないという第二の道もある。このあたりは5Gを迎えて通信容量が増える未来のことも見据えて、多少は真剣に考えねばならない。

[4217] Mar 22, 2021

私の舌が馬鹿になったわけでなければ――リニューアルした某メーカーの煎茶がいまいちになった。同じメーカーで二種類、気分に応じて飲み分けていたが、良い機会なのでブランドごと鞍替えを検討している。▼手近なところから、井ケ田の深蒸し煎茶を購入。悪くない。悪くないが、もう一声深みが欲しい。だが、上位の粟ヶ岳シリーズに手を出すくらいなら、前に試飲して満足度の非常に高かった伊藤園の「一番茶めがみ・ほれぼれ」を買う方がいい。コストパフォーマンスの良い逸品を狙うなら、あくまで「ほれぼれ」以下の価格帯を探す必要がある。▼井ケ田の前に最寄りのスーパーで買った極撰なんとかはまったくダメだった。金色の袋だったが、もう名前も覚えていない。あれなら半額以下でもっと口に合うお茶がたくさんある。このあたり、まさに英会話教師もそうだが、合う合わないの探求は常に大変だ。早々に諦めて「ほれぼれ」に帰還することになるかもしれない。

[4216] Mar 21, 2021

オンライン英会話の講師は、全員が経験豊富なプロというわけではないだけに、さまざまなパーソナリティを持っている。定型句のみでテキストを進行し、回答もマニュアル通りのサンプルしか提示しない人。自分の興味に引っ掛かる話題が出るとテキストの内容も無視してひたすらナチュラルスピードで話し続ける人。オリジナルの質問でテキストに肉付けしながら追加の負荷をかけてくれる人……。▼どのタイプにも持ち味はある。合う合わないもあるだろう。だが、その中でも講師としての力量が一枚上手だと感じるのは、やはり「考える時間をくれる人」だ。つまり「話す練習がしたいからオンライン英会話を利用している」という利用者の動機を汲んで、定期的に自分の発言を切り、こちらの質問や意見を差し挟む隙間を与えてくれる講師である。そういう講師は、さすがに年の功、やはり三十代後半から四十代以降に多い。故に、今は検索の条件に三十代以降を指定している。

[4215] Mar 20, 2021

たとえば、兄弟のどちらかがちょっかいを出す、いらついた方が払いのける、それに反撃する……というように、徐々に喧嘩がエスカレートしていけば、最悪、キレた方が手元のおもちゃを投げつけるような暴挙に出ることがあるかもしれない。▼だが、我らが次男は違う。兄の仕掛けたちょっかいに対する初手が、怒りのおもちゃ投げなのだ。今日も大好きなABCタブレットで遊んでいたところ、めずらしく兄の方がタブレットの背を押して邪魔した。次の瞬間。弟は全力でタブレットを投げ飛ばした。投げ飛ばした後、追って拾い上げ、再び遠くへ投げた。そうして、兄めがけて殴りかかろうとした。制止して「おもちゃを投げるんじゃない!」と激しく叱ると、近くのタブレットをひったくって、さらに投げた。怒られるとわざとやるのだ。▼毎度毎度、しこたま叱っているはずだが、まったく堪える様子がない。リビングの外に放り出しても平気の平左である。頭の痛い問題だ。

[4214] Mar 19, 2021

よしだみほ『馬なり1ハロン劇場』のKindle版がAmazonで安売りされていた。全49巻セットで1350円。13500円か。半額くらいかな……と、ほんの一瞬だけ考えた。13500円ではない。1350円である。気づいた直後に購入した。▼私の青春と言っても差し支えない名作コミックの単価が10円〜40円というのはいささか寂しい気持ちもあるが、Kindleでも読みたいファンとしては申し分のないセールである。しばらく、暇な時間は「馬なり」を読んで過ごすことだろう。長男の寝かしつけも苦にならないかもしれない。いや、苦かもしれないが、時間の有意義さは増す。▼「馬なり」が若き日の私に与えてくれたものは、想像以上に大きい。どこのページをかいつまんでも記憶にない所はないし、展開はもちろん、欄外の小ネタや細かい台詞回しまで覚えていたりする。懐かしいという言葉では片づけられない感慨がある。下降気味の私に活力を取り戻すきっかけになってくれるかもしれない。

[4213] Mar 18, 2021

次男、作曲する。▼二歳。反抗期真っ只中である。この頃は、オムツを変えるにもお風呂へ入るにも、何をするにもすかさず「やだ」と言い捨てて逃亡するようになった。無理やり捕まえようものなら全力で反抗する。もとより頑固さは兄の上。ひとたび機嫌を損ねたらテコでも動かない。テコより強いおやつで釣るより他になく、ややオーバードーズ気味になっている。▼そんな次男が今朝は出発に反抗。名前を読んだだけで返事は「やだ」である。そうして、ピアノのおもちゃにへばりついて離れない。拗らせると厄介なパターンなので、ピアノごとでもベビーカーに乗せて、縛り付けてから引き剥がす作戦に出る。体を持ち上げる。と、次男が急に歌い出した。「やだ〜やだやだや〜だ〜♪」何もかもがいやすぎて、とうとうオリジナルソングを作曲してしまったようだ。「やだ〜やだやだや〜だ〜、いらない〜、いらない〜♪」歌の力で機嫌は回復した。これなら毎日歌っていい。

[4212] Mar 17, 2021

いつも通りオンライン英会話をしていたら、次男が扉を開けて部屋に侵入してきた。いつも通りの我が物顔。だが、普段と違う雰囲気を察したらしい。椅子の傍へやってきて、声を出さずに画面を見つめている。この観察力こそ次男の最大の持ち味だ。▼レッスンの途中なので、邪魔をしない限りはと思って話し続けた。向こうも気にしない。そこはオンライン英会話の気楽さだ。「何歳なの?」「2歳です」「小さいね」といったやりとりをしていた。そうして、私と講師の様子を眺めていた次男が、カメラに向かってついに口を開いた。「A!B!C!J!」▼我々の会話が英語だと言うことを理解したのだろう。自分も絡もうとしてアルファベットを捻じ込んできたわけだ。なんでJなのか知らないが、ともかく笑ってしまった。その後、妻に連行された次男は、五分もしないうちに再訪。興味があるのかもしれない。しかし、早いうちから英語を学ばせるかどうかは悩むところだ。

[4211] Mar 16, 2021

最近、あまり頭が良くない。なんとなく、思考に靄がかかっているような気がする。苦手分野はもちろん、得意な分野にもいまいち鋭敏な反応を示せない。始終、ぼんやりしている。そしてこの通り、書く文章もどこか輪郭がボケている。▼寝不足は当然ある。しかしより大きな理由として、長らく優れた芸術作品に触れていないことの影響もありそうだと思っている。だいぶ昔の話だが、今思うと『芸術新潮』を止めたのは悪手だったかもしれない。めぐりめぐって、そう思う。私に必要なのは、英字新聞よりも『芸術新潮』なのではないだろうか。▼『GA』も本当は読みたい。だが、正直なところ、最近は雑誌の活字が目につらい。本は読めるが、新聞や雑誌のように「活字でいっぱいの面」を長時間見るのが難しくなってきている。どうしても、絵や写真の補助として文章が添えられているような媒体の方に惹かれてしまう。動画に晒され毒されすぎた現代人の病という気もする。

[4210] Mar 15, 2021

仕事のトラブルに巻き込まれている。今回は私の与り知らない所で炎上していた案件が他部署を散々巻き込んだ後で事後的に知らされた形。ソフトランディングのための後始末が求められる。生産性は皆無だが厄介度だけは高い面倒な仕事だ。▼だが、せめてその炎上の火の粉がプロジェクトメンバーには降りかからないよう、せき止めるのが今の私の仕事である。チームメンバー全員が本来の仕事に100%集中できるなら、私はそこにいなくてもいいのだ。あたかも問題が存在しないかのように環境を誂える役割。インフラのような存在である。▼まとめ役は思っていたよりずっと地味な仕事だ。わかっていたつもりだが、正直、想像の三倍以上は地味である。地味で、日陰で、泥臭い。だが、誰かがやらねばならない。誰かがやらねばならないが、誰かにアサインするわけにもいかない。そういう仕事を拾い上げて道を均し交通整理に明け暮れる役目は、新鮮だが別種の苦労がある。

[4209] Mar 14, 2021

ウマ娘のアプリについて、雑感をまとめておく。二次試験に落ちなければもっと本気で遊べたが、残念ながら三ヶ月後まではほどほどにせざるを得ない。▼とにかく、ゲームとしての出来は良い。秀逸なモデル、豊富なモーション、高品質なイベント、フルボイス、周回を促すゲームデザイン、そして軽快なパフォーマンス。ほとんど隙らしい隙は見当たらない。強いて言えば、サークルシステムやチームレースを始めとする交流・対人系の要素はソロプレイに比べると若干見劣りするが、ここは恐らく意図的だろうと見ている。アニメを含むメディアミックスからの話題性で押してきたタイトルなので、重課金前提のコンテンツは重要度を下げておかないと、敷居が高くなりライトユーザー層を必要以上に取りこぼす可能性が高いからだ。対人要素の比重が上がってくるとしても、それはまだ先の話だろう。▼アニメ二期の出来映えも抜群に良い。サイゲームスの開発力に脱帽している。

[4208] Mar 13, 2021

何の脈絡もないように感じられるかもしれないが、今回の英語騒動を通じて、私は手元に鍵盤をひとつ置くべきだと感じている。88鍵をディスプレイの前に置くべきかどうかという、何年も堂々巡りを続けてきた心の迷いに、思わぬ角度から光が差した。▼英語を勉強していたら正面に鍵盤を置きたくなるというのは、このままでは風が吹いて桶屋が儲かるレベルの飛躍である。だが、その断絶をここで繋げて見せるのは難しい。何故かと問われたら、今は笑ってごまかすしかない。▼英語四技能のRLWSがそれぞれ必要とする修練において実は独立していたように、私のやってきたことにもそれなりにはオリジナルな価値はあった。そして同時に、取りこぼしてきたものにも大きな意義があると確信することができた。つまり、総合力を上げるために効果的な営為は存在するが、効果的でない営為がもたらす影響は他の手段によって容易に代替可能なものではないと信じられるのだ。

[4207] Mar 12, 2021

今のところ短時間ながら毎日続いている英会話。いくつか見えてきたこともある。▼第一に、書くスキルと喋るスキルは完全に別物だということを実感した。実感というところが大事だ。どれほど作曲技術に精通していようと、一度もピアノを弾いたことがなければピアノを前にして指は動くまい。次にどの音を弾くべきか、考えればわかることと、考えずに指が走ることの間には、かなり大きな乖離がある。▼第二に、ライティングの練習がスピーキングの練習にもなるという説は必ずしも正しくはないと感じた。私の場合、むしろライティング的思考がスピーキングの邪魔になっている気さえする。言いたいことが浮かんだとき、先に「書くような文章」を思い描こうとするから、時間がかかり、かつ結局適切な口語文にも辿り着けない。故に、練習はむしろ逆順が望ましいのだろう。話せることは絶対に書ける。だが、書けることを話せるとは限らないのだ。まだまだ道のりは長い。

[4206] Mar 11, 2021

米国ではCDCが新たな指針を出した。新型コロナウイルスのワクチン接種を二回目まで済ませた人は、接種を済ませた同士であればマスクを着用せずに室内で会ってよく、また濃厚接触者疑いとなっても症状が見られなければ検査や隔離を行わないとしている。ワクチンの有効性に対する強気な見解を後押しする姿勢だ。アンチワクチン活動も根強い中、夏に向かって人々が自暴自棄な外出や集会を始める前に1%でも接種率を上げたい狙いが見える。日常生活に戻りたければ、ワクチンを接種せよ。明快なメッセージである。▼ワクチンを打てば元通りと言えるのか。数々の変異株はどうなるのか。オリンピックの開催如何は。そして何より、今回の新型コロナウイルス騒動が落ち着いたとして、現代社会の感染症対策はこのままで良いのか。パンデミックの脅威が去れば、今度はこうした疑問にひとつずつ答えを出していくフェーズが始まる。社会はアップデートを必要としている。

[4205] Mar 10, 2021

チョコレートを控えてから随分経った。▼もし、目の前にゴディバのチョコレートがあったら、間違いなくつまんで食べる。リンツでも変わらない。だが、コンビニのチョコレート菓子程度であれば、さほどストレスなくスルーできる耐性がついてきた。甘いものが食べたいときにコンビニやスーパーのお菓子棚を通過するのも、断チョコ初めほど苦行ではなくなっている。▼では、健康や体重に変化があったかというと……今は、ない。だからチョコレートを再開するとは言わないが、やはり全ての元凶にして元締めたる”砂糖”を断てない限り、大きな改善は見込めないだろう。チョコレートをやめたことで、逆に他の砂糖菓子を摂取する機会が増えた説もある。自分への甘やかしの程度は、実はそれほど大きくは変わっていないのだ。▼だが、砂糖断ちを宣言する勇気はない。宣言したところで続くとは思えない。断つのが無理なら減らすしかない。減糖――次のフェーズに移ろう。

[4204] Mar 09, 2021

二次試験は予想通り不合格となった。当然だ。あれで合格しては検定の価値の方が疑われる。スコアは569/850。合格点602に対して惜しいようにも見えるが、実際はまだそこそこ開きがある。どこを磨く云々以前に、まずはきちんとショートスピーチをこなして余裕のあるインタラクションに繋げなければならない。▼合計点は2956/3400。合格基準は2630なので、300点以上上回りつつの不合格。四技能のうちスピーキングだけが圧倒的にダメということになる。たまたま出来すぎてしまったライティングはともかく、RLWSの各点数は、ほぼ勉強・練習に費やした時間と比例していると見てよかろう。わかりきったことのようだが、自分事として実感できるのは、やはりこうして数字を示されてこそだ。▼あと三ヶ月ある。学生のようにがつがつ勉強できるわけではないし、隙間時間を全て英語に充てるほど全賭けはできないが、次の面接は乗り越えたい。

[4203] Mar 08, 2021

長男は、とにかく寝ない。▼布団に入ってから一時間以上寝ないこともザラにある。すぐに寝ると言いながら、ぐるぐる身体を回転させるか、足をバタバタさせるか、手を身体の下に入れてくるか、口を動かして音を立てるか、要するに、身体のどこかを動かしながら目覚めている。今日も何度か怒られ、約束の時間を遥かに過ぎて十一時になってもふざけていたので、英会話の予約に合わせて置いてきた。「寝る、本当に寝る」と悲痛な声で訴えるが、その割には同じことを何度も繰り返す。▼一方、朝はと言うと、とにかく目覚めず、動けず、機嫌が悪く、小さなことでパニックを起こす。毎朝、何が大変といって、長男を起こすことほど大変なことはない。朝・晩と、寝ることに関連しては次男の十倍手がかかる兄である。あと何年、この状態が続くかわからないだけに、先の見えないストレスも小さくない。寝起きに関しては、もうほんの少しだけまともになってくれればと思う。

[4202] Mar 07, 2021

DMM英会話を体験。だが、なんと言っていいかわからない結果になった。▼DMM英会話最強の教材と言われる「デイリーニュース」を選択。ニュース記事を読んで講師と自由にディスカッションするレッスンだ。今、いちばん欲しい力が手に入る。講義開始。自己紹介。音楽が好きという話から、バッハ、ベートーヴェン、ショパン、ショスタコーヴィチの話に広がる。かなりのクラシック好きらしい。そこからゲーム音楽の話に移り、私はFFの音楽が好きだと言うと、講師の方がFF9について語り始めた。FF9なら私にも語ることがたくさんある。飛空艇の音楽がクールだとか、Hunting Festivalのデザインが秀逸だとか、ジタンがPandemoniumでPersonal Insecurityを乗り越えるシーンが感動的だとか、そんな話をしていたら、なんとレッスン時間が終わってしまった。デイリーニュースなど開いてもいない。▼驚きである。だが、この偶然性もオンライン英会話の味なのだろう。

[4201] Mar 06, 2021

夜中、眠りが浅くなる理由のひとつが、枕の奪い合いだ。▼長男は、枕から落ちることを非常に嫌う。私も、枕なしで寝るのはつらい。したがって今は一人用の枕に二人とも頭を乗せて寝ている。当然、狭いので頭同士で押しのけあう形になり、しばしばどちらかが枕から落ちる。最大の問題は、長男が自分の子供用枕では納得しないことだ。買っても断固として使わない。つまり、私の枕でなくてはダメなのである。大人用なので厚い。首への負担も心配になる。▼そういう事情で、幅広の枕を探している。篠原化学の「オブロンピロー」が最右翼だったが、付属のカバーが綿でない上、サイズも規格外なので躊躇している。その対抗馬が、ニトリの「ホテルスタイル枕セミロングサイズ」。セミロング枕の標準サイズで、綿のカバーもある。そして、とにかく安い。失敗してもダメージが大きくないので、とにかくこれを試してみるのも手だ。ただし、最厚部は今の枕よりも高くなる。

[4200] Mar 05, 2021

ネイティブキャンプでは、約1000円の追加料金を払わないとネイティブ講師の授業を受けることができない。原理的には予約なしでも受講はできるが、ネイティブ講師は大人気なので枠を取れるタイミングは数秒もないようだ。一度だけ、受講可能マークのついたネイティブ講師を見たものの、ノータイムでクリックしたところ「講義中」になっていた。事実上、よほど運がよくない限り無料受講は無理そうだ。▼その点で、Camblyに惹かれている。講師が全員ネイティブであるのみならず、教員免許を持っている講師が多いのも魅力的だ。教員免許もピンキリではあるが、ノンネイティブに言語を教えるという視点を持っているか持っていないかの違いは大きい。講師のハズレ率を大きく下げられるのは、時間の節約という意味で社会人向きである。▼気に入らないのは料金形態だけだ。露骨なまでのまとめ買い割引は、いかにもシリコンバレー初という感じがする。悩ましい所である。

[4199] Mar 04, 2021

Camblyとネイティブキャンプをそれぞれ無料体験してみた。以下、雑感。▼Camblyはさすがにネイティブ講師を売りにしているだけあって、トークはかなり容赦ない。英検1級の対策をしたいので試してみたというと、ノータイムでトピックシートが画面共有され、三十秒(試験の一分間より短い!)でひとつを選んで話せという流れになった。例によってまともに話せなかったので、講師の方で私の言いたいことを掘り下げてもらう講義に。専用のコースではないから手取り足取りとは行かないが、具体例の掘り下げ方は参考になった。▼ネイティブキャンプはやたらと明るいフィリピン人講師。こちらは無料体験中の意を汲んで、面接対策に効果的なコースをいくつか紹介してくれた。あとは雑談。コーチングというよりはフリートークで、Camblyに比べるとかなりカジュアルである。▼まったく毛色が違うので、予算が許せば使い分けるのがベストなのだろう。どちらも面白そうだ。

[4198] Mar 03, 2021

ネイティブキャンプの無料体験に申し込んだ。今日から七日間、体験期間となる。▼評判はまちまちだが、気が向いたとき、即ち自分の時間に都合のつく任意のタイミングで、五分からでも話せるというリアルタイムさが決め手になった。実際、今の生活で予約のみのスタイルは無理がある。たとえ深夜枠でも目覚めた長男に泣かれたら終わりだからだ。そういう事件でやる気を削がれないためにも、月定額、予約不要、毎日受け放題といったネイティブキャンプの方式が必要だった。カランメソッドが試せたり、追加料金でネイティブ講師を選べるのも、味付けを変えたいときに融通が効きそうだ。▼何はともあれ無料体験で空気を知ろう。どんなにスペックが優れていても、この手のサービスは肌に合う合わないがどうしてもある。講師の数も少なく、教材も通信環境も揃っていないような教室の方が、波長の合う人に巡り合ってハマることだってある。試してみなければわからない。

[4197] Mar 02, 2021

朝から長男が耳の痛みを訴えた。右耳の下が痛いと言う。▼小児科での診断は耳の中が僅かに赤いが、そこまで問題はないだろうとのこと。痛み止めにカロナールが良いということで処方された。だが、帰宅後もいつになく元気がなく、耳もずっと痛がってご飯を食べない。夜になって熱も出てきた。▼中耳炎の可能性がある。素人判断はできないので、明日は耳鼻科へ連れて行ってもらう予定だ。軽症ならこのまま痛みが引いて治ってくれるだろう。抗生物質が出されるほど悪くなっていないことを祈る。▼ここ二週間ほど、次男の持ち込んだ風邪が猛威を振るっている。長男も、熱こそ出ないものの鼻水がずっと止まらなかったので、それが中耳炎に繋がってしまったのではないかと思っている。私もずっと鼻水だ。ティッシュがいくらあっても足りない。園への送り迎え以外は在宅で家にこもっているから、花粉症というよりはやはり風邪なのだろう。去年と同じ、しつこい風邪だ。

[4196] Mar 01, 2021

早速、オンライン英会話の登録に向けて動き出した。▼今回の失敗がなければ、オンライン英会話に足を踏み入れることはなかっただろう。そういう意味では、禍を転じて福と為せる可能性はある。悪いことは強引にでも良いことに変えていくのが望ましい。▼お財布とも相談して、従量課金式の試験対策特化サービスと「ネイティブキャンプ」を併用する路線で決めかけたが、二足のわらじを履かずとも、「Cambly」が二役を引き受けてくれるかもしれないと見ている。レッスンを自動で録画してくれて、後で動画を見返せる仕組みも実に素晴らしい。大量消費式のレッスンでないところは魅力的だ。ここと「ネイティブキャンプ」の併用でも十分効果を発揮しそうである。まずは登録してみた。明日、無料体験してみる。▼意外に厄介なのが服だ。私が英会話に使える時間は深夜のみ。長男が寝た後だ。つまりパジャマである。パジャマで受講して良いのかどうかは確認の必要がある。

[4195] Feb 28, 2021

面接終了。対策は完璧だった。そして、結果は壊滅的だった。自爆である。▼トピックはそのままSDGsの12に紐づけられる3番を選択。自分の畑である環境悪化に直結できるボーナストピックだった。だが、何を血迷ったか、チーププライスに引きずられる形で初手からフェアトレードに突っ込んでしまった。ちょうど昨日、本で読んだところだったのも間が悪かった。結果、付け焼刃の知識ではうまく表現できずに立往生。沈黙も挟んでいるうちに時間切れとなってしまった。▼質問内容もフェアトレードの補足を求めるものと変化球が一投。そこでもしどろもどろな答えしかできず、最後はスタンスを崩して当初の主張と真逆の答えをする始末となった。まず、合格率は0%と言える。結果を待たず六月分に申し込んで良い。▼部屋を出てすぐ環境方面に引きこんだときの完璧なスピーチが浮かんできたのは、あるあるだろうが悔しいの一語。余計な論点が痛恨のミスとなった。

[4194] Feb 27, 2021

明日は二次面接。やれることは全てやった――と言いたいところだが、そうはなっていない。計画の多くは未完のまま。思い残すことだらけではある。だが、社会人の試験対策なんてそんなものだ。二分のスピーチと四分の質疑応答。トピックカードがなんであれ、アドリブで乗り切ってみせようではないか。▼ただし、せっかく山を張ったところなので、SDGsへの誘導は隙あらばする。たとえば「我々は〇〇により注力するべきか?」系の題材なら、「それは何を犠牲にして〇〇に注力するかによる。犠牲にするものが△△や××(SDGsのいずれか)なら、それには賛成できない。なぜなら……」と強引に持っていける。無論、〇〇が最初からSDGsに引っ掛かるなら、素直に論じればよい。▼ニッチなトピックとしては、ポリティカルコレクトネスやAIあたりが出てきてくれれば問答無用で飛びつくつもりだ。不登校問題も良いエピソードがあるので絡められたら嬉しい。

[4193] Feb 26, 2021

長男とクイズごっこをする。▼夜、帰宅時。基本的に夜の長男はテンションが高く、常に踊りながら歩いている。足も口も止まらない。朝と同一人物とは思えない落ち着きのなさである。そんな長男に問題を出してみた。「タコさんが2人います。足は何本あるでしょう?」長男、踊りながら考える。やがて「16本!」と正しい答えを出した。足し算というより想像して数えたものと思われる。それでもえらい。▼「じゃあこっちが問題を出すね。」やはり来た。「難しいよ。暗い海の中に、クラゲさんが……10もいます。足は何本あるでしょうか!」難問である。なにしろクラゲに足が何本あるのかわからない。さすがに答えられないので「クラゲの足は何本あるの?」と聞くと、8本の変なやつ(?)が1人と15本のやつが2人いて、最後の3人(?)は20本なのだそうだ。よくわからないので「90本くらい?」と聞くと、大正解だった。100本だと多すぎると言われた。

[4192] Feb 25, 2021

長男とクイズごっこをする。▼朝、登園時。基本的に朝の長男は機嫌が悪く、登園時も手を繋いで無言のままトボトボと歩く。話しかけても応答しないことが多い。それでも今日はクイズをしようと持ちかけると反応があったので問題を出してみる。「四本足で大きくて鼻の長い動物は何だ?」……。しばらく黙った後、想定外の返事が来る。「え、聞こえないけど?」もう一度、大きな声で言ってみる。トンネルに反響するほどの声だ。まわりに人がいなくてよかった。返事が来る。「え、聞こえないけど?」三度めのトライ。再び大きな声で問題を繰り返す。さすがに聞こえないということはあるまい。返事。「じゃあこっちが問題を出すね。大きくて、首が長い動物は何だ?」▼ふざけているならともかく真面目な顔で言う。何か不思議な世界に迷い込んだ気分だ。朝の長男ワールドなのかもしれない。「それはキリンでしょう」と言うと、長男は言った。「え、聞こえないけど?」

[4191] Feb 24, 2021

ついにウマ娘のアプリがスタート。三年待った。▼まだそこまで触れていないが、評判を見る限りパワプロ+シャニマス+プリコネという感想が市民権を得ているようだ。とりわけ育成部分は完璧にパワプロのサクセスである。そういえば、すでにサービスを終了した「社長、バトルの時間です!」も育成パートはサクセスだった。もはや完成されたひとつの育成のフォーマットとして世に解き放たれている感がある。▼どんどんストーリーを進めていきたい気持ちはあるが、そこはそれ。がっつりプレイするのは二次面接の後にしないとよろしくない。出遅れても勝てるのが競馬の良いところだ。序盤は堪えてデイリーの消化くらいに留めておくのが良い。▼最初に☆3キャラクターが一人だけ貰える。選択はやはり思い出の馬、ライスシャワーにした。キャラとしてはむしろ好みの正反対に位置するが、今回は史実重視だ。競馬の入り口になった馬をゲームで育成できるのは感慨深い。

[4190] Feb 23, 2021

妻が家に帰ってきた。これから安静を経て自宅でリハビリ。少しずつ日常が戻ってくる気配がする。心配事がゼロになったわけではないが、少なくともリンパへの転移が見つからなかったのは幸いだった。▼『Legacy』で、健康の章(SDGs.3)にアラビアの格言が引用されていた。「健康な者は希望を持つ。そして希望を持つ者は、全てを持っている。」良い言葉だ。生きがいのエッセンスが凝縮されている。▼年を取るごとに健康の大切さが身に染みてくるのは、健康が当然の状態と感じられなくなってくるからという理由もあるだろうが、思うに、絵が上手くなりたいとか、仕事で成功したいとか、具体的な希望の姿しか見えない若い時期には、希望の成就に直結しない「健康」の価値が相対的に小さく感じられるからという理由もあるのだろう。だが、具体的な希望への盲目性が薄れたとき、そもそも希望を抱くための前提条件として実は「健康」が必要であったことに気づくのだ。

[4189] Feb 22, 2021

妻、退院す。▼予定では25日、最長では2末までと言われていたが、今日午前中の状態を見て、明日の退院でよかろうと判断されたらしい。急遽、予定より二日早い退院となった。それだけ術後の状態がよく安定しているということだろう。まだ痛みが残る中での退院なので、生活の不便はかえって増すかもしれないが、ひとまずは喜ばしい。▼結局、熱騒動もあって、二人が保育園に行っていたのは三日だけということになる。長いようで短く、短いようで長かった。だが、このあいだに次男のミルク断ちを敢行したのはひとつ偉業である。初日、二日目はしんどかったが、三日目からは泣かなくなった。泣くこともあるが、すぐに寝る。次男の夜泣きは長男と違って助けを求めてくるわけではなく、むしろ手を触れると陸にあがった魚のように暴れまわって反抗してくるので、どのみち放っておくしか手はない。放っておいたところ、ミルク離れしてくれたという成り行きであった。

[4188] Feb 21, 2021

SDGsの関連資料を印刷。カラー印刷は色面積が大きいので、USBメモリ経由でセブンイレブンのプリントを利用した。インク代を考えれば、それほど割高でもない。▼SDGsのまとめが51p、それと自分で作成した汎用表現集が3p、トピックテーブルが1p。当日の持ち込み用はこんなところでよかろう。あんまりたくさんあっても、どうせ全てに目を通せるわけではない。全てに目を通せない焦りが立ってしまうくらいなら、直前資料は絞った方がいい。▼『Legacy』は思ったより著者各位の武勇伝寄りで残念なところもあるが、章立てがSDGsそのものなので、思考の整理に通読はしておく。やはりアンソロジーものは品質の担保が難しい。面接後でいいから、『The Madness of Crowds』を読みたいところだ。恐らくこれが当たりだろうと勝手に思っている。▼ここ最近は様々な事情が重なっていて、まとまった勉強どころではない。気持ちはだいぶ割り切っている。

[4187] Feb 20, 2021

長男の靴を買う。足のサイズは16cmから16.5cm。だが靴は17.5cmを勧められた。どうも今の17cmは横幅が足りないらしい。足の形は私に似てしまったようだ。▼子ども用の幅広はそうそうないので、横が入らないなら縦のサイズを大きめに取るしかない。つま先を押すとはっきりわかる隙間はある。だが、特に歩きにくくはないようだ。隙間は成長分と捉えればジャストサイズと言ってもよかろう。逆に小さ目を買って、すぐに入らなくなるよりは良い。▼新品、ピカピカの青い靴。しかし、家に帰る頃にはもうあちこちに傷がついている。それもそのはず、歩いていると終始足元が落ち着きなさすぎて、靴のあらゆる面を地面にぶつけながら歩いているのだ。膝から下が常に踊っている。まるで靴を摩耗させるRTAである。頑丈さを誇るアシックスも、足の甲をアスファルトに擦られてはお手上げというところだろう。▼残念ながら、これもそう責められない。私がそうだったからだ。

[4186] Feb 19, 2021

候補を出しても最後は全く違うところに行きつくのが常だ。『Legacy: The Sustainable Development Goals in Action』を買う。▼題名から察せる通り、SDGsに焦点を合わせてみた。英検二次の過去トピックをいろいろ見てみたが、世界の主要な問題の言わば総まとめであるSDGsに掠りもしない題材など、ほとんどないと言っていい。5つのうちひとつくらいは確実に引きこめるだろう。国連の公式資料も充実している。二次対策にはうってつけの素材である。▼当日の紙資料も、SDGsの公式インフォグラムと「Legacy」だけで良いと思っている。参考書を持ち込むつもりはない。スピーチを意識しすぎるとぎこちなくなるので、たまたま英語が言語として使われているだけのディベートのつもりで臨む。ディベートなら、即興で言いたいことが先に立つ。それを、たどたどしくても伝わる英語で表現できるなら、きっと二次試験が求めているコミュニケーションの資質を示せるはずだ。

[4185] Feb 18, 2021

本の切れ目。ストックがないので次の本を買いたいが、迷っている。▼候補1、最近出たばかりのビル・ゲイツ『How to Avoid a Climate Disaster』。ペーパーバックは異常に高いが、Kindle版はお手頃。候補2、ダグラス・マレー『The Madness of Crowds』。ダイバーシティの内的矛盾を扱う切れ味の鋭そうな社会批評。候補3、ピーター・H・ディアマンディス『The Future Is Faster Than You Think』。テクノロジーの進化がもたらす近い未来の青写真……。▼あるいはカマラ・ハリスの自伝の流れを受けて、評判の良いバラク・オバマ『A Promised Land』を読んでみたい気もする。オーディオブックはオバマ氏本人が読み上げているらしい。これが候補4というところだろう。▼英検1級語彙を積んだおかげで、このあたりの本を読むのに全く苦労はしない。あらためて実用的な範囲を広くカバーしている良い試験だと感じた。実用英語技能検定という名の意味がわかる。

[4184] Feb 17, 2021

カマラ・ハリス『The Truths We Hold』読了。久しぶりに参考書ではない普通の本を読み切った気がする。▼元カリフォルニア州司法長官。民主党連邦上院議員を経て、昨年、アメリカ初の女性・アフリカ系・アジア系副大統領となる。その他の経歴はウィキペディアに任せよう。ちょうど今冬のニュースによく名前が出てきていたので、これを機会に買ってみた。▼私は、政治的にはリベラルでも保守でもないので、単に若きリーダーの自伝として読んだ。「声なき正しさ」に声を。最初から最後まで一貫している彼女の姿勢はこれに尽きる。そうして、個人であれ、企業であれ、社会に大きな変化をもたらそうと思ったら、どうあがいても法と政治を避けて通ることはできない。検察官から議員という彼女の経歴は、まさしくこの真実を反映しているわけだ。▼ひたすらに正義と平等を追い求めてきたリーダーの回顧録というところ。やや「語り」寄りな部分が多めでもある。☆4つ。

[4183] Feb 16, 2021

寝かしつけが倍になったこともあり、夜の時間は取っていない。長男が寝た後に抜け出してきても良いが、それをやるとちょうど就寝した直後くらいに次男が目覚めるので、タイミングが悪すぎる。どうしても夜にやることがあるときは、むしろ二時まで起きていた方が良さそうだ。ミルクを飲ませてから寝る。これなら運が良ければ朝まで寝られる。▼環境が変わったのをいいことにミルク断ちを試みたが、昨晩はあまりの騒音力にこちらが折れた。泣き声だけならともかく、ものすごい力で暴れるので、放置していると長男も一緒に起きてしまう。それでいて長男のように、抱っこやお茶で宥められることもない。絶対にない。欲しいものが手に入るまで、諦めるということを知らない強情者である。要求を跳ねつける難易度は極めて高い。▼ただ、夕飯をお腹いっぱい食べていれば、寝るときのミルクは必要なくなった。もう二歳三ヶ月。そろそろ哺乳瓶は卒業して欲しいところだ。

[4182] Feb 15, 2021

手術は無事に終わったようだ。術後の様子も今のところ大きな問題はない様子。ひとまずほっとしている。▼今日は次男の巻き添えで長男も休み。家族に発熱者がいると登園は許されない。次男の熱は昼過ぎから収まって、夕方から夜にかけてはもう鼻水だけが止めどなく出るものの元気も食欲も普段通りという状態だが、今度は長男の熱がいつもより少し高い。鼻水は垂らしていないが、鼻声ではある。明日の様子次第では連鎖的風邪による長期家庭保育もありうるということだ。予断を許さぬ緊張が続く。▼今日は朝から大雨だった。雨の中、傘を差して抱っこ紐で病院へ行く。懐かしい感じがすると同時に、12kgを超えてきた次男のもっちりサイズから考えると、こういう形の遠征をすることはもう何度もないのだろうと思った。気がつけばベビーカーも押さなくなる。二歳差の二人。「赤ちゃんのいる時間」が長かった。それも次第になくなっていく。きっと楽になってくる。

[4181] Feb 14, 2021

今日から妻が入院。二週間。ちょうど二次面接の日くらいまで、少しハードな日々がつづく。▼トラブルは重なるのが世の常だが、まさに入院手続きを終えた今日、ここまで何ヶ月も風邪を引かずに来た次男が早速熱を出した。明日、近くの病院へ連れていく。このまま大事にならず収束してくれれば何てことはないが、これが何日も長引いたり、あるいは長男に波及したりすると、えらいことになる。そうならないことを祈る。▼私が最後に入院したのはいつだろう。七歳かそこらのとき、前庭神経炎で入院した。その前後には喘息で担ぎ込まれたこともあったはずだ。小学校の体育で左腕の肘を骨折したときは入院したのだろうか。記憶があいまいになっている。ともかく、私の中にはもう入院生活の感触はほとんど残っていないようだ。▼手術は明日の八時半から。明日、明後日はほとんど身動きできないらしい。スマホが使えるようになれば連絡は取れる。万事無事を祈っている。

[4180] Feb 13, 2021

タランテラの打ち込みを最後までやるつもりはないが、さすがに巨匠の譜面である。打ち込んでいるだけでいろいろな発見をさせてもらった。定期的にやってみてもいいかもしれない。▼二台ピアノの音の充填度に関してはだいぶ考えさせられた。ラフマニノフが極端に厚いというのもあるだろうが、それを差し引いても、やはり二台ピアノの音符の厚みはこれくらいないと駄目なのだなと思わされる。「厚さと薄さの対比」という発想は、今まで意識したことはなかった。ひとつの軸として追加しておきたい。▼楽譜を見るのは慣れていないが、見れば見るほど二台ピアノはピアノではないことを痛感する。二台ピアノとは、ピアノのアーティキュレーションを伴うオーケストラなのだ。規模感としては室内楽とオーケストラの間くらいがぴったり来るのかもしれない。いずれにしても、二台ピアノにはまだまだ打ち込みの地平線が広がっている。他に手を出す理由はもう見当たらない。

[4179] Feb 12, 2021

ウマ娘までの間に、ブルーアーカイブを触っている。初動的にもクオリティ的にも、しばらく覇権に近づきそうなタイトル。さすがは今をときめくYostarである。▼ゲームシステム自体に目新しさはないが、女子高生×銃器の学園モノというガワにハイクオリティなイラストと3Dモデルを上手く落とし込んでいる。相性要素の豊富さによって死にキャラを出さないようケアされているのも良い。低レアにもちゃんと出番がある。工夫が活きる余地がある。▼厳しいのはガチャの排出率と石砕き前提のレベルデザインだ。最初こそ配布石でいろいろ手を出せるが、配布が渋くなったら何をするにも相当な課金圧がかかってきそうなシステムである。それに、石砕き前提のメインフローは、ガチャを回すのに心のブレーキがかかってしまうので、個人的には好きになれない。何かに怯えて石を溜めておく遊び方はしたくないというのが本音だ。▼今は流行りもののチェック程度に進めていく。

[4178] Feb 11, 2021

さっそくオーディオスペクトラムのサンプル動画を公開。Twitterの動画投稿よりYoutubeの限定公開の方が音質が落ちないので、テスト用音源にはちょうどよい。▼さすがに旧設定とクオリティが違いすぎるので、CD曲の方もベーゼンドルファーは新設定に差し替える。CD曲も完全に手がついていないが、今は意図的に休んでいるので問題はない。英検二次を超えたら、結果はどうあれ制作に戻る。その後は、二次の再試験であれ、次の国連英検であれ、今回のようにスケジュールは詰め込まないつもりだ。プロジェクトも今秋に佳境を迎える。ある程度は予定に空白がないと、想定外のイベントひとつで崩壊しかねない。▼二次の再試験で一次が免除されるのは一年間のみ。つまりチャンスはあと3回しかない。やはり、今回落ちてしまう方が急かされる形になる。受験料を無駄にしないためにも――これは毎回言っているので、それなりの原動力になる――必勝を期して臨みたい。

[4177] Feb 10, 2021

VegasProはAEと違ってオーディオスペクトラムが作りにくいと聞いていたが、どうやらそんなこともなさそうだ。レンダリングした動画をAveePlayerで再生し、生成されたスペクトラムを動画素材として焼き直す方法を知った。なるほど、これは手軽で良い。偉大なる先人の知恵である。▼そして、この手が使えるのなら、プレイバック中のアナライズプラグインの見た目をキャプチャしてスペクトラムとして使うこともできるのではないだろうか……などと思っている。AveePlayerのスペクトラムは、見た目は綺麗だが、さすがに賑やかしなので、そこまで忠実に再生音を再現しているわけではない。アナライズプラグインの正確さを演出に流用できたら、それはそれできっと価値があるだろう。▼試みに先日のラフマニノフを使ってテスト動画を組んでみる。左右別々にレンダリングしてからスペクトラムを合成すれば、ピアノごとに反応するスペクトラムのラインを分けられそうだ。

[4176] Feb 09, 2021

「新・わかりやすい国連の活動と世界」を買う。▼まだ買っただけ。読みはしない。気が早いかもしれないが、英検後の国連英検にどのみち必須なので先行して入手しておいただけだ。今月末の二次に落ちれば出番はもっと先になる。だが、唯一無二の「国連英検指定テキスト」であり、久々に改訂されたのが一昨年。最低でも向こう五年は変わらないだろう。無駄になることはない。▼ここまで四技能伸ばしてくるのに、洋書多読のような勉強はあまりしてこなかった。徹底的な単語の暗記をベースに素の読解力を活かしてリーディングを稼ぎつつ、リスニングは気まぐれに動画視聴、ライティングはGrammarlyとDeepLに頼り切ってきただけだ。だが、国連英検特Aとなると詳細な文法はもちろん、単語のニュアンスを含めた英語の総合的な「運用力」が問われる。問題集を解いたくらいでなんとかなる代物ではない。腰を据えて、本当の実力を積んでいく必要がある。二次の先も長い。

[4175] Feb 08, 2021

英検一級一次試験、本日合否判定。結果、無事通過。ただし意外な結果となった。▼リーディング795/850。自己採点通り1問ミス。リスニング742/850。これも自己採点通り2問ミス。減点幅の大きさに悔やまれるが、ここまではいい。問題は次だ。ライティング850/850。なんと減点なし。結果、総得点は2387でG1+14バンドとなった。▼嬉しい誤算ではあるが、あの出来で満点だとすると、よほどトピックに面食らった受験者が多かったのかもしれない。実際、過去の解答例とその構成点などを見ても、あのばりばりのテンプレート構成で8点がつくのは考えにくい気がする。「グローバル化」をサポートとして準備していた人が、「グローバル化」そのものの是非を問われて筆が止まってしまった可能性が高そうだ。▼したがって、RLは自己評価するが、Wはまぐれの域を出ないと考える。二次試験に向けて、スピーキングの油断は微塵もできない。

[4174] Feb 07, 2021

執拗な追跡と調整の果て、やっと「二台ピアノ」で納得のいくベーゼンドルファーが出来た。これは自分史上最高と言える。結局、ソロで調整してからLRにパンを振るなどという横着で済ませようとしたのが間違いだったということだ。▼お試し用に、ラフマニノフの「2台のピアノのための組曲『タランテラ』」冒頭を打ち込んでいる。低音の重厚な響き、スタッカートの感触、中音域の重なり、高音の煌めきなど、各種の課題を最初の十数小節でこなしてくれている便利さから選んだ。ありがとう、ラフマニノフ。今度、ちゃんと組曲を通して聴くよ。▼以下、メモ。ディレイとリバーブは完全にカット。どんなに薄くかけても音の粒が濁る。現時点での結論。空間はサラウンドとハイサラウンドのブレンドのみで調整。マイク7本でやや重いが、PC性能とバッファ設定でカバーしたい。スタインウェイは音源に音の「芯」が残ってくれないと二台ピアノでは使いにくいと感じた。

[4173] Feb 06, 2021

きわめてどうでもいい話。▼爪切りなどで足の人差し指を触るとき、どうも人差し指を触られているという感覚がしない。むしろ、中指を触られている感覚がする。では足の中指はどうかというと、これは中指と薬指の中間くらい。そうして薬指と小指は明確に名前通りの感覚がする。一方、親指は親指だ。つまり、感覚的に、足には人差し指がないということになる。▼これが少数派の戯言なのか、意外にも全人類共通の感覚なのか、どちらかはわからないが、小さい頃から不思議に思ってはいた。足は親指が極端に太いので、ここに親指と人差し指の神経――神経という表現が医学的に正しいかどうかはさておき――がまとめて含まれてしまったのかもしれないと勝手に思っている。▼あるいは、足の指より遥かに使用頻度の高い手の指になぞらえたとき、手の人差し指ほど万能な機能を果たす指が足の方にはないから、脳に感覚がマッピングされていない可能性もあるかもしれない。

[4172] Feb 05, 2021

誕生日。35歳になった。人生折り返しとまでは言わないが、いろいろな意味で脂が乗ってきたのは確かだ。▼18歳のとき、あっという間に22歳を迎えて大学を卒業するとはまったく思わなかった。だが、今はきっと、次に気づいたら40歳になっているだろうという気がする。この差はなんだろうか。大人になるとそんなものだと口を揃えて言われるが、実感はあっても納得はできない。成長や変化は当時に劣らず希求しているはずで、刺激の有無に理由を求めるのも変な気がする。脳の老化によって、脳が体感する時間そのものの密度が変わっているのだろうか?▼一見するといろいろなことが順調なようで、その実、ちっとも順調に行っていないこともある。塞翁が馬、一寸先は闇、それも本当で、気を抜いたら何が起きるかわからない怖さもある。だが、とにもかくにも毎日をもっと頑張ろうという気概は保ち続けている。自分でわかる――疲れてはいても、枯れてはいない。

[4171] Feb 04, 2021

ここのところは寝る前に少しだけDAWを開く。クリエイティブな時間はないので、勘を取り戻すために十数分触るだけ。音を聴いているだけでもやる気は出る。▼だが、リアルピアノを逍遥した後だと、いくらVSL Synchronといっても、音源の音の細さにはがっかりする。細いというか、どうしても痩せている。優れた録音がそうであるような、立ち上がりは太くて丸い音がくっきり立って、その後に空間を感じさせる自然なリバーブが続くような音には、残念ながら原理的にならないのだ。▼そういえばモダートからPianoteqの新作が久々に出たと聞いた。サンプリング音源の限界が見えてきている以上、将来的には物理モデリングに頼るしかないのだが、7のデモを聞く限り、こちらの夜明けもまだ遠いと感じる。空間によらず単音がスカスカした音になってしまうのは、自然な雑味が足りないということなのだろう。▼近づける努力はするが、音源は音源と割り切った方が健全だ。

[4170] Feb 03, 2021

お風呂で長男に怒られた。▼なぜか知らないが、唐突に「お父さんはなんでトマトを食べないの」「何がきらいなの」と言う。何がと言われても難しいが、汁の青臭さがどうしても吐き気を催すので、つまりは臭いがダメということになる。そう伝えると「トマトは栄養があるんだから、好き嫌いしちゃダメでしょ」と言う。正論すぎて何も言い返せないので、そうは言っても苦手なんだよね、しょうがないよ、そういうものも少しはあるよと苦笑い。私がトマトを食べられない限り、我が家では好き嫌いを悪とするのは難しい。▼だが、そんなことを言っている本人もトマトは食べないし、キノコも食べないし、黒いものは全般に嫌いだし、ホットドッグのレタスも抜く。好き嫌いの権化に好き嫌いを窘められたわけだ。もしかしたら今日の昼に保育園で言われたのかもしれない。クレソンだろうが春菊だろうがホウレンソウの胡麻和えだろうが、もしゃもしゃ頬張る次男とは対照的だ。

[4169] Feb 02, 2021

今日は久しぶりにラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を梯子。二台ピアノ版も良いが、やはり本曲の魅力は、輝くピアノの旋律が次第に厚みを増していくオケの裏に溶け込んでいくと、ピアノがピアノとして聴こえなくなっていく裏側で、次第に極低音が弦楽器として立ち現れてくる、この不思議な認識のグラデーションにあると思う。表情ではなく役割で変化を見せるピアノの躍動は、協奏曲ならではというところだ。▼最近はリストのバラード2番がお気に入りで主にヘビーローテしていたが、やっぱりラフマニノフもいい。というより、本当はもっと視野を広げれば、刺さる曲はたくさんあるに違いない。年を取ると過去に心を置きたくなるものだが、今週末の誕生日を機会に、いまいちど世界を外に広げる気持ちで新しいグルーヴを探しに行こう。▼もちろん「ユメヲカケル!」もローテ曲に入っている。ピーキーなコード展開をみっちり詰め込んだ現代アニメ曲はとてもアガる。

[4168] Feb 01, 2021

夜休憩を挟みつつも二十二時まで仕事をして、終わった途端にディスプレイの入力を切り替えて私用PCに切り替える。このシームレス感はやはり慣れない。いっそ、私用PCがノートパソコンか何かで、仕事が終わったら席を離れ、リビングで緑茶でも飲みながらパチパチやる方が健全と感じる。この朝も昼も夜も同じ椅子、同じ机にへばりついている状態が、脳の芯を麻痺させる。カフェで仕事したい人の気持ちも少しだけわかる。▼昨日は久々にDAWを開いた。何ヶ月ぶりか忘れてしまったくらいだ。夜、長男が信じられないほど早く――布団に入ってからニ十分ほどで――寝てくれたので、その分だけ時間ができた。面接対策のノルマを終えてから、寝るまでに少し勘を取り戻す。作りかけの曲はいまいちパッとしない状態で放置していたと思っていたが、記憶の中で美化ならぬ醜化されていたのか、今聞くと案外悪くなかった。冷静な判断のために、離れてみるのも悪くない。

[4167] Jan 31, 2021

アマゾンプライムで「名探偵ピカチュウ」を見ようとする。見ようとして見られなかったのは、序盤で長男がギブアップしたからだ。そこら中にポケモンがいる世界。楽しめるかもと思ったが、残念ながら筋のある話を追うのはまだ難しいらしい。▼ところで、映画を止めて欲しいと訴えるときに長男が使った言葉は、「長く観てると疲れちゃうから、もう止めて」であった。何度か視聴を継続するようなだめすかしたが、そのたびに「疲れちゃう」という表現を繰り返した。▼つまらないという言葉は知っているはずだ。だから恐らく、つまらないわけではないのだろう。ただ、たとえば賑やかにどんちゃん騒ぎをするだけのキッズ向け動画に比べると、静かなシーンやシリアスな展開は、待ったり、予想したり、怖がったり、考えたり、目を散らしたり……様々なことを見る者に要求するので、文字通り疲れるのかもしれない。少なくとも「間」のある映像は、まだ楽しめないようだ。

[4166] Jan 30, 2021

NewYorkTimesとお別れした。▼購読を止めた理由はいろいろあるが、最大の理由はニュースソースをNBCに鞍替えしたことだ。NightlyNewsとMeetThePressでリスニング成分を補給する傍らNBC本家やThinkを読みに行くようになったが、有料のNewYorkTimesと比較してもインプットの質として全く遜色がない。であれば、素直に無料を頼って月額五千円を浮かせるほうがよかろうという判断だ。無料への引力。抗い得ぬ世の流れである。▼サブスクリプションを減らす一方、YoutubePremiumは必須になってきた。手動で飛ばさないと何分も再生されるタイプの広告のせいで、長い動画をポケットに入れたまま視聴できなくなってしまったからだ。英語ニュースを聞いているときに日本語の広告が差し込まれるのも脳がリセットされて鬱陶しい。不自由のアンロックに金を払うのは癪だが、モチベーション維持に与える影響が大きいので、ここは新聞代と差し引きでプラスと考えることにする。

[4165] Jan 29, 2021

明日へ続くと言っておいて忘れていた。親とはぐれないようにする。言い聞かせる。そういう基本は抑えるとして、では、それでも迷子になってしまった場合、子どもにどうさせるのが正解なのか。これが疑問だ。▼大声でお母さん/お父さんと呼んでもらう。一見良さそうだが、悪い人から一目見て迷子とわかってしまう怖さもある。親が近くにいないのが明白だ。誘拐目的で声をかける格好の獲物になってしまう。▼知っている場所での迷子なら家に帰ってもらう。これは先日長男が自分で選んだ戦略だ。家には誰かがいる。いなくても、家の前で待っていればいつかは確実に見つかる。人目の多い大通りを歩く分には危険も少なく、悪い手ではない。だが、危ないことは危ない。それに結局、知らない場所でどうするかは不明なままだ。▼はぐれた場所に留まってもらう。近くのお店で助けを求める。等々。だが、今なら位置追跡できるスマホを持たせるのが確実なのかもしれない。

[4164] Jan 28, 2021

ディベートで使えそうな表現を日本語で考える。DeepLで翻訳する。結果をGrammarlyに投げて自動添削してもらう。トピック毎に結果をGoogleDocumentにまとめる。▼なんだか恐ろしいチートをしているかのようだ。だが、実際、これだけで自分だけの表現帳が出来てしまう。無味乾燥な市販の表現集ではない。私が議論に際して使いたいと思った論点、話法、言い回し、数字、具体例が、しっかりと盛り込まれた表現集である。たとえ自動翻訳と自動添削で得られた出力であっても、既製品よりは私の脳との連結度が深い。故に、覚えやすい。▼このプロセスがたとえばチャットツール等に組み込まれたら、ほぼリアルタイムな他言語コミュニケーションの完成である。九十年ほどお先に誕生した翻訳こんにゃくだ。夢物語でもなんでもない。かなり身近な現実である。こうなることは十年前からわかっていたが、いざ自分で流れをなぞってみると、あらためて新時代の到来を実感する。

[4163] Jan 27, 2021

長男が初めて迷子になった。▼仕事も終わりかけた午後六時過ぎ。保育園へ二人を迎えに行った妻から、長男を見失ったという緊急連絡を受けた。即座にダウンを着込んで外に出る。大通りをダッシュで駅の方へ。そして、最初の信号に差し掛かったとき、向かい側に赤いリュックが見えた。長男がひとりで立っていた。▼泣いてはいない。私を見ても特に顔色を変えず「お母さんがいなくなっちゃったから帰ろうと思ったの」と言う。スーパーの二階から薬屋の前を抜けて、大通りをとことこやってきたらしい。臆病なわりに変なところで胆力がある。だが、もし一人で帰っているなら暗い遊歩道ではなく明るい大通りを選ぶだろうと思ったからこそ、私も大通りを疾走した。家を出てすぐに見つけられたのは幸いだった。▼ベビーカー帯同で急な身動きの取りにくい今が、もっとも危ない。長男にはくれぐれも親元を離れないよう言って聞かせた。だがひとつ疑問もある。明日に続く。

[4162] Jan 26, 2021

肌の弱めなシャンプー難民が最後に行きつくと言われる場所へ、私も辿り着いた。『イオニート エッセンスVシャンプー モイスト』だ。洗浄力、泡立ち具合、洗い流した後の質感、どの角度から見ても素晴らしい。それでいて配合成分は本当の本当に必要最小限。実に研ぎ澄まされた製品である。▼そもそも、シャンプーで肌への優しさをアピールするのに「四十種類配合!」などと謳っている方がどうかと言う話でもある。ハーブであれオイルであれ、何十種類もちゃんぽんにしたからといって肌への刺激が乗算で弱まるとは思えないし、むしろ成分の種類を増やせば増やすほど使用者固有のアレルゲンに当たってしまう可能性が高くなるのではないだろうか?▼その点でも「イオニート」の原材料・成分は極めてシンプルに仕上がっていて安心できる。万人に最適とまで断言できる立場ではないが、なかなかこれというラベルに出会えない人へのオススメ度は高い。試す価値はある。

[4161] Jan 25, 2021

英検公式サイトから解答が公開されたので自己採点してみた。▼語彙セクションは見事満点。句動詞ひとつもきちんとイメージで拾えた。ここは誇っていい。読解は最後まで悩んだ一問を二択で落とした。最後で変えてしまったのが悔やまれるが仕方ない。R全体で一問ミスなら十分上出来である。▼リスニングは二問ミス。聞こえにくかったところもよく粘って答えを導けた。ただ、例年、リスニングは満点付近の一問に対するCSEスコアの差が大きい。二問落とすと100点近く落ちることもある。やはり最後に集中力を切らしたのは痛かった。▼ライティングは、噂には聞いていたものの、解答例は何の参考にもならない。あれでぴったり満点なら、私の回答は32点中の10点くらいしかつかないだろう。RLの出来映えからするとWは20点あれば合格圏内。内容と文法で4・4だとしても、語彙と構成で6・6もらえればチャンスありだ。二次試験対策は念のためしておく。

[4160] Jan 24, 2021

英検1級、一次試験終了。以下雑感。▼結果も出ないうちに言うのは何だが、やはりRはぬるい。句動詞ひとつがあやしい以外は問題ないと思う。結局、予定通りWに50分残せたが、トピックが王道すぎて逆に説得力のある理由を絞り込めず苦戦した。消しゴムを駆使しつつ焦って仕上げたため、語法や文法のミスは大量に潜んでいると思われる。キレもない。全体的にふわっとした仕上がりになってしまった。▼Lは想像以上にスピーカーの音がくぐもっていて面食らう。立ち上がりで慌ててしまったが、パート2と3は落ち着いて取り組めた。ただ、あまりに喉が渇いていたせいもあり、パート4は集中力が低減。全体は聞き取れたのに設問の答えとなる重要な部分が落ちていて、2問とも最後の絞り込みが運任せになってしまった。ここが一番悔やまれる。▼総評。出来映えはR・L・Wがそれぞれ9・7・4というところ。想定通り、合否の行方はWにもらえる配点次第となる。

[4159] Jan 23, 2021

エルゴトロンのデスクマウントアームを撤去。マルチモニターをやめてウルトラワイドにした以上、もう必要ない。いや、マルチモニターのときでも、実はそれほど役に立ってはいなかった。便利だったのはサブモニターの角度を微調整するときだけだ。モニタースタンドも小型化してきた昨今、よほど机が狭くない限り、メインモニターにアームは不要かもしれない。▼昨今、配信等による需要が伸びたおかげで、パソコンまわりの既製品レベルは上昇し続けている。何をやるにも面倒なカスタムはもはや必要ない。パソコン本体を含め、ひとつひとつのパーツに必ず「刺さる」品が見つかる。それを組み合わせていくと最高の環境が出来上がる。そんな時代である。▼どこか寂しい反面、年を取って試行錯誤に充てられる時間が減ってくると、ありがたさの方が勝つ。不便を感じる所にこそ次世代があるのはわかっているが、今の私にはそのフィールドを開拓に行くほどの余裕はない。

[4158] Jan 22, 2021

『最短合格!英検1級語彙問題完全制覇』修了。▼試験は明後日なのでもう悪あがきでしかないが、最後の復習としては悪くない。もはやおなじみの面子。正解の選択肢に知らない単語はほぼないが、外れ選択肢にはちらほら見かけた。模擬試験は5回やって23点未満なし。ここまで安定してくると当日に向けて語彙は万全と言える。あとは運だ。とりわけ句動詞の運。句動詞を全部落としても20点をキープできる語彙力をつけておいたのはひとえに不運対策である。▼リスニングは明日で仕上げ。これは運と言うより当日の集中力勝負だろう。聞き洩らしても慌てず捨てていけば悪いようにはなるまい。▼したがって不安要素はライティングのみとなる。ライティングで手が止まらなければいけると思っている。白紙にだけはならないよう、このたび編み出したPETECEHEフォーマットで3つの主張を捻りだしたい。政治・経済・技術・環境・文化・教育・健康・倫理である。

[4157] Jan 21, 2021

ふたたびリモートワークが始まる。▼今回、私は幸いにも無事だったが、またしてもチームメンバーのPCが何台か破壊されたらしい。グラボが外れているくらいは序の口で、前面フレームがひしゃげて外れているのは前回に引き続き、さらに一人はBIOSすら起動しなくなっている。緩衝材増し増しで厳重に包装し、取り扱い注意のシールを貼り、伝票にも大きく「精密機械」と注意喚起、さらには保険にまで入っておきながら、この死屍累々のありさま。配送の過程で荷物がどれほど乱暴に扱われているかよくわかる。会社契約の団体割引でいかほど安くなるか知らないが、行ったり来たりで二往復も三往復もしつつ破壊率もここまで高いとなると、しつこいようだが安価なノートパソコンを在宅社員に支給してもコストはたいして変わらなかった気がする。▼何はともあれセットアップ完了。椅子や机の質は会社以上だが、当然、普段のPC環境は場所が圧迫されて使いにくくなった。

[4156] Jan 20, 2021

チョコレート断ちを宣言してから二十日。今のところ、本当に食べていない。チョコ菓子はもちろん、チョコレート成分の含まれる洋菓子や、ココア飲料も遠ざけている。70%カカオも食べてはいない。▼無論、コンビニへ寄るたびに食べたいとは思うが、ぎりぎり我慢出来ている。最低でも一ヶ月は断つと宣言したので、知らずに食べるアクシデントがない限りは一月中に禁を破ることはあるまい。あとは二月以降、何をどう解禁するかが問題だ。出来ることなら”断チョコ”を継続したいが、さすがに欠片も摂れないと選べる甘味の幅が狭すぎるので、部分的には許した方が長続きする。成分的に含まれるとか、チョコソースがかかっているとか、そういったスイーツを稀に食べるくらいは許してあげたいところだ。▼リモート化に伴い、職場用に大人買いした蒟蒻畑も近々家に届く。段階的に摂取カロリーを減らしていかねばならない。壮年の始まり。来月でとうとう35になる。

[4155] Jan 19, 2021

ミート・ザ・プレス。with チャック・トッド。NBCが日曜日の朝に放送する番組。司会のチャック・トッドが時の政治家や専門家を招いて週の時事を討論する。1947年に放送を開始。現存する最長寿番組である。▼週刊ジャンプに好みの作品が少なくなってきた近頃、月曜日の楽しみはミート・ザ・プレスにシフトしてきた。ただの報道番組と言えばそれまでだが、壮大な音楽と共に芝居がかった口調でヘッドラインを紹介するオープニングのノリの良さが秀逸で、朝の眠い電車の中で聞いていると自然テンションがあがってくる。ナイトリーニュースもそうだが、NBCはとりわけオープニングのグルーヴ感を重視している。これが、活性化エネルギーの高いニュースリスニングに「入って」いくのを助けてくれるのだ。▼アマゾンで、ミート・ザ・プレスのロゴをあしらったマグカップを発見。欲しくなったが、値段を見てそっと閉じた。一万二千円。ファングッズであろう。

[4154] Jan 18, 2021

仕事上ではひとつの重要な役目を終え、同時に家庭からはひとつの心配事が暫定的に霧散した。前途を覆う解決困難な仕事や不安の影をひとつずつ丁寧に取り払い、先行きの明るい洋々とした道を取り戻すまで、あと二歩、三歩というところ。一旦、綺麗な日常に戻りたい。そんな2021年の始まりである。▼ただ、社会の通奏低音はまだまだ暗闇。個人の平穏を取り戻したとしても、晴れ間は見えそうにない。コロナのことも、後遺症が酷いとか、怖がりすぎだとか、医療崩壊寸前だとか、指定感染症を五類にすればいいだけだとか、もはや一個人ではファクトチェック不能な相反する情報が多すぎて、極論に染まるか不信に喘ぐかの二択しか選べなくなってきている。どちらの道も、感情を揺さぶる危険な道である。▼体の健康。心の健康。生活の健康。そして社会の健康。すべてを同時に目指すのは難しいが、このうち半分以上は健康でないと、前向きに活動するのが苦しくなる。

[4153] Jan 17, 2021

『ウマ娘』のアプリ続報が出た。詳細はまだまだ不明だが、編成というよりは担当キャラの育成がメインで、どちらかというとアイドルモノに近そうな気配。距離や適正の概念が存在するのかどうかもわからない。パラメータかスキルかは不明だが、育成結果を次の別キャラクターに「継承」できる点から推測すると、パワプロのサクセスのような一期一会の育成を繰り返しながら、何世代かをかけてGTコンプリートを目指すようなゲーム性になりそうな気がする。▼課金要素の本丸はまだ見えないが、開示されている情報からすると同キャラ別レアリティか、闇鍋か、育成課金かの三択が有力。無論、組み合わせもありうる。巷では馬版のシャニマス(アイドルマスターシャイニーカラーズ)ではないかという声もあがっているが、課金圧が高いとついていけないので、そこはCygamesらしく緩やかな課金で長く遊べるロングランを目指してくれていたら嬉しいなと思う。あと一ヶ月。

[4152] Jan 16, 2021

『英検1級面接大特訓』終了。▼二次試験対策本ながらライティングにも効果抜群ということで、一石二鳥狙いの先取り読破。例によって読んでいるだけだが、面接官の追加質問を捌く方法や、メイントピックで選んだ立場に対して反論の余地が少ない正論をぶつけられたときの逃げ方など、ライブ感のある情報が満載で面白い。面接対策の必須本と言われる所以もわかる。一次を通過した暁には、これと『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』のローテーションだけで一ヶ月まるまる過ごせそうだ。▼受験票は先日到着した。ヘルスチェックや写真等、いろいろ準備も必要だが、会場が東京になってしまったのは何より残念だった。今、このタイミングで東京に行くのは気が進まない。電車もなるべく座らずに、最寄り駅からさっと降りて会場へ行き、誰とも接触・会話しないまま速やかに帰還するしかなさそうだ。コロナ禍でなければ東京ラーメンでも食べて帰りたかった。

[4151] Jan 15, 2021

マランツプロフェッショナルの「Umpire」を買う。破壊されたソニーマイクの生まれ変わり。在宅勤務用に、かつ短期二次試験対策を見据えた入力用デバイスに。▼コンパクトながらポップガード付きで、卓上にちょこんと置ける。この邪魔しないサイズ感が良い。通話のたびにヘッドセットを被っていると、長丁場ですぐ耳が蒸れてしまうので、フリーハンドに会話できる卓上マイクは今度の在宅ではマストだと思っていた。その計画を実現した格好だ。▼ウェブカメラは会社から貸し出されるらしい。こちらも今後のことを考えれば自前でひとつ所持したいが、曲面ディスプレイの上部に取り付けられるのかは不安もあるので、会社支給でいろいろ試してから考える。実験に利用させてもらう。その他、在宅グッズを調べているが、スマホスタンドやノートパソコン関連のガジェットが多くて役に絶つ情報は少ない。デスクトップパソコンを担いでくるアナログな我々が悪いのだろう。

[4150] Jan 14, 2021

auが起死回生の一手を放ってきた。その名も、povo。ポヴォ。アハモといい、なぜこう微妙に緊張感のない不思議な名前をつけてくるのかわからないが、ともかく他の二社を凌ぐ安さを提示してきた。「素うどん」で月額2480円。ここにトッピングを乗せていく。テザリングは必要だが電話はしないといった使い方をする私にとって、選択式の課金はありがたい。▼「データ使い放題24時間」はかなりユニークなオプションだ。200円の追加課金により、24時間データが使い放題になる。旅行など、集中的にデータを消費する日の多いタイプにはこの上ない福音だろう。使い方次第では毎週使ってもお釣りが来る。月に10回使い放題にしても、使い放題プランより安いかもしれない。月末に足りなくなったら使い放題で凌ぐといった使い方ができるなら、乗り換え一択の良プランとなる。▼サポート不要。キャリアメールも不要。ならばpovoだ。必需品の固定費は低いに越したことはない。

[4149] Jan 13, 2021

本日の次男の悪行まとめ。▼院内を走り回る(約3時間)。昼ご飯のアンパンを一口も食べず床に落とす。ローソンでの会計中に暴走して消える。タリーズで制止を振り切りお茶をこぼす。タリーズで土産商品を散らかす。手摺りでぶら下がり懸垂を始める。ソファへの登り降りを意味なく繰り返して靴の脱ぎ履きを強要する。暴走して診察室のドアを勝手に開ける。受診中に先生のPCの電源ボタンを押してシステムをシャットダウンする。会計の受付中に逸走してコンビニ方面へ消える。散々怒られた後、会計中に再び逸走して内科方面へ消える。――これだけ暴れたのに、帰りに寝ない。▼いろいろあって十一時半の予約が二時半の受診となり、通院はかくのごとく阿鼻叫喚の図となった。未遂に終わった悪行は三倍ある。帰路、バスの中で十分ほど魂の抜けたような間抜け顔を見せた後は、さらに元気さを増して遊歩道を駆け回った。目を開けたまま脳は寝ていた説が有力である。

[4148] Jan 12, 2021

十一時過ぎに帰宅してから諸々終えて、その後に英作文を二本仕上げると、夜中の一時半になってしまう。ちょっと厳しい。詰め込みすぎたのは百も承知だが、寝不足になっては元も子もない。▼それでなくても近頃は体調が良くない。小さい頃からめったに悪くならなかった胃腸が長らく不調になっている。年なのか、疲労なのか、ストレスなのか。コロナ禍で病院へ行くのも躊躇われるのがいっそう悩ましい。だが、大きな病気の兆候であった場合、コロナが収まるのを待っていては手遅れになる可能性もある。仕事の都合、明日明後日とは言えないが、マイルストーンが落ち着いたら内科にかかりたい。▼明日は次男を病院に連れていく。暴君とはいえ、この頃は少し話が通じるようになってきた。強情は強情でも、意味不明な暴れ方は減ってきたと言える。いざというときの特効薬、カロリーメイトを懐に忍ばせて、ベビーカーで遠出である。今日より気温が高いのはありがたい。

[4147] Jan 11, 2021

冠詞、冠詞、冠詞。▼指摘の半分以上は冠詞である。aが足りない、theが要らない。単複のミスがそれに続き、残りは仮定法を使うべき箇所で仮定法がないこと、合っているが不自然な言い回し(コロケーションミス)、前置詞の間違い等。冠詞は難しいと理解はしていたが、いざ自分で書いてみるとここまで厄介なものかと痛感する。名詞の可算不可算を真剣に暗記してこなかったツケが来ている。▼試験までに20本が最低目標。現在、6本書いた。添削があると、アウトプットの練習に加えて扱ったトピックの「完成原稿」を入手できるのが良い。参考書の回答例を丸暗記しても面白くもないが、添削済みの自己答案なら、主張も言い回しもある程度気楽にストックしておける。20本、つまり60コンテンツブロック。あらゆる題材へ対応するには心許ないが、まずまずの線と言える。もう少し早く始めて100本くらい事前に書ければ、もっと自信をもって望めたかもしれない。

[4146] Jan 10, 2021

アウトプット開始。ポリゴに二本出してみた。▼前評判通り、反応が速い。最初の一本は二時間後に、もう一本は十二時間後に添削が返ってきた。後者は修正点ごとに修正意図や説明も細かく付記してくれている。とりわけ冠詞の有無とコロケーションの選択については、指摘されないと自分ではわからないだけにありがたい。▼慣れていないので時間はかかる。ライティングの目標時間は25分〜30分と言われているが、ここまで三本書いた感覚としては、本番に40分以下で結論まで書き切れるとは思いにくい。模擬試験をやってみてリスニングの前読みはほとんど不要とわかっているので、リーディングが理想時間で終われば45分はライティングに充てられる。45分あればそれなりに整ったエッセイも書けるだろう。RLへのステータス全振りをWへの時間配分で取り戻せれば、言うことはない。▼ここから本番まで一日一本は必ず書いて出す。あとはRLの補強で終わりだ。

[4145] Jan 09, 2021

「英検1級ライティング大特訓」「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」「最短合格!英検1級英作文問題完全制覇」の三冊を読了。サンプルエッセイを120本ほど読んだことになる。たかだか三冊ではあるが、なんとなく雰囲気は掴めてきた。インプットはこれくらいでよかろう。▼どの本にも良い所があり悪い所もあるが、総合力ではやはり旺文社が一枚上手と感じる。論の展開が自然だし、テンプレートにありがちな繰り返しの無駄表現が少ない。結論に提案や展望を配置するなど、ちゃんと余韻を重視していたのも旺文社だけだ。最終的に目指すならここだろうという「模範解答」を示している。▼他の二冊はもう少し焦点が「合格」に寄っている。言い換えれば、表現も構成もなるべく平易かつ簡明で、受験者が真似をしやすく出来ている。コンテンツブロックを丸暗記する受験者もたくさんいるのだろう。それはそれで立派な学習法だが、今の私には時間が足りない。

[4144] Jan 08, 2021

第二回緊急事態宣言を受けて、再び在宅化に舵が切られた。私も近いうちにリモートワークとなる。▼今回も、あまり筋の良い対応とは言えない。国の旗振りに合わせて場当たり的に行ったり来たりしているだけの感がある。少なくとも現時点では、パンデミックの終息後もリモートをひとつのワークスタイルとして確立させようという意志はまったくなさそうだ。私はトータルで見て確実に損をすると確信しているが、それが財布を握る人たちの判断であれば、従うよりほかにないだろう。▼私自身も前回の反省を活かして、リモートでも100%に近い生産性を出せるよう、いくつか施策を練っている。自分自身の環境はもちろん、チームメンバーの業務を円滑に進めるための仕組みづくりも欠かせない。欠落するコミュニケーションをどう補うのか。人によって異なるネットワークの環境差をどう吸収するのか。来週の早いうちに取りまとめて提案する。再来週には引っ越しである。

[4143] Jan 07, 2021

緊急事態宣言。一ヶ月。▼会社の方針は明日決まる。また強制在宅ともなれば、春の混乱の再現だ。だが、去年は在宅重視のプロジェクトでトラブルが相次いだ。それを踏まえれば全社員を在宅ということにはなるまい。緊急性と重要度の両面から判断して、在宅によるロスが致命傷にならないプロジェクトから優先的に在宅化していくと思われる。▼舵取りが問われるのは、会社の体制づくりとして今回の緊急事態宣言を再び一過性の事態として捉えるのか、それとも今後は恒常的に発生しうるリスクとして新たな対応を進めるのかだ。率直に言って、第三回、第四回が発生すると見込むなら、ここで社員にノートパソコンを支給しない手はない。逆に、第二回こそが最後の緊急事態だと考えるなら、春と同じくデスクトップパソコンを運び出しての暫定在宅となる。どちらにしろと言うつもりも言う権限もないが、ひとつ経営陣の先見性が問われる選択である。間違えて欲しくはない。

[4142] Jan 06, 2021

取り寄せた靴が入った。ほっとした。ぎりぎりだが、ジャストフィットと捉える。革が馴染んでくれば問題ないだろう。▼いくつか有益な話も聞けた。とりわけ、靴がきついときに靴紐を緩めるのは逆効果という指摘はためになった。靴紐が緩いと踵がずれる。踵がずれると足の広い部分が靴の広い部分と合わなくなる。結果、親指や小指が靴の内側に当たりやすくなる。それを大きさの問題と勘違いして靴のサイズを上げてしまうと、さらに足の形と合わなくなって、しまいには骨格に悪影響を与えてしまうのだそうだ。納得のいく理屈である。▼ヒールにスエード、側面と足の甲にメッシュ、周縁部がレザーという複合素材のつくり。手入れを簡単にするために、とりあえず何にかけても大丈夫だという万能スプレーも買った。だが、中二日で使いまわすにはあと一足必要だ。これまで一足使い潰し式でやってきたツケが回ってきた。今回の靴は潰したくない。大事に使っていきたい。

[4141] Jan 05, 2021

起きられない、寝られない。そんな長男の生活習慣を改善するアイテムとして「目覚ましライト」を推奨された。目覚ましライト。セラピーライト。呼び名はいろいろあるらしいが、要するに、寝起きにしっかり光を浴びて「朝」を脳に認識させ、体内時計を整えて夜更かしと寝坊のサイクルを健康的な早寝早起きにシフトしようというコンセプトだ。▼日本の日差しは弱い。それに、カーテンを開けて太陽の光で起きると言っても、曇りの日もあれば雨の日もある。自然の光だけでは必要な露光量を安定供給できないので、人工的に習慣化しようというわけだ。起きてから三十分ほど照射すると良いらしい。本当に効果があるなら、寝室とリビングに二つ置いてもよさそうだ。▼これで長男の寝ない病がすっきり改善してくれれば万々歳だが、きっと事はそう単純ではあるまい。せめて朝起きるときのつらさが軽減してくれれば良いと思う。無理やり起きる毎朝が脳に良いとは思えない。

[4140] Jan 04, 2021

長男の創作シリーズ。▼風呂上がり。ウツボとタツノオトシゴのシールを十字に重ねて謎の生物を生み出していた。その摩訶不思議な生き物の名を尋ねると、「これはアナゴポンチだよ」と言う。ウツボをアナゴと勘違いしているらしい。訂正すると「これはウツボポンチだよ」と言い直した。なぜタツノオトシゴが合体することでポンチになるのかはわからない。由来もまったくわからない。子どもだけのファンタジーである。▼長男の独特なセンスは、積み木の遊び方で一番良くわかる。彼は、積み木を幾何的に扱うのだ。最小のブロックであっても、自分が見立てる形のためにはためらいなく斜めに使う。数学的に積み上げて、シンメトリックな高層建築を目指したりは決してしない。タコだったり、ベッドだったり、歯ブラシだったり、様々なオブジェを並べていくのである。私の小さい頃にはまったくやらなかった遊び方だ。この方向性を活かすには、恐らく私にも勉強が要る。

[4139] Jan 03, 2021

今日は一日、暇をもらって靴探しと喫茶店での勉強。久しぶりに長時間集中できた。▼靴探しは毎度大騒ぎになる。今回も難航中だ。白のレザースニーカーであることは決まっているのに、どれもこれもサイズが合わない。いっそ私の足が30cmくらいあるなら最初からまっとうな線は諦めるのだが、28.5〜29で3.5Eという始末の悪いスペックであるために、ぎりぎり入りそうで入らない既製品の波に翻弄されてしまう。惚れ込んだデザインの靴が買えない悲劇に何度も何度も見舞われる。▼今日も求めている方向性の靴を片っ端から試したが、満足にフィットした品はひとつもなかった。たった一点、取り寄せならワンサイズ上があるというので、今回はその可能性に賭けて撤退する。これも駄目なら最初から仕切り直しになる。今、東京に行きたくはないが、最悪の場合は新宿まで出ないと見つからないかもしれない。いっそオーダーメイドで作りたいとも思ってしまう。

[4138] Jan 02, 2021

背景、主張、例示。≪理由、展開、具体例≫×3。主張の再提示、展望または提言。▼これが英検1級のライティングフォーマットだ。こうしてみるとなんだか音楽のプロットにも見える。わかりやすく論を展開する型という点において、英文にも音楽にも大した差はないのかもしれない。▼背景は思いつかなければ省略可。主張は平易に一文で。例示は名詞で列挙する。3つの理由を述べる本体部分は原則無生物主語を貫く。第五文型の使いこなしが鍵となる。ディスコースマーカーは適宜。ぶつ切りにならなければ問題ない。主張の再提示は語彙と表現をパラフレーズする。理由の再列挙は無くても良い。余韻のための展望又は提言が添えられればベスト。ただし内容はあくまで本論の延長とし、新たな主張が盛り込まれないよう注意したい。▼使用語彙・表現のレベルは誤用やスペルミスがない範囲でなるべく引き上げる。安易な句動詞の利用は危険。分詞構文は一つ以上使いたい。

[4137] Jan 01, 2021

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。▼今年の抱負。チョコレートを絶つ。あるいは、量を減らす。最初からトーンダウンしてしまうが、完全に絶つと禁断症状が出そうなのでカカオ色の強いチョコレートを日に少量なら良しとした方が続きそうだ。健康の重要度はますます高まってきた。仕事や趣味の目標に劣らず切実な抱負である。▼仕事の方は、自身の責務完遂を抱負にはしない。抱負は、後進の育成、とりわけ部署の若手育成方法に関する新たな指針の確立とする。プロジェクトのことは取り立てて気負わずともきっちりやる。その上で、プロジェクトを超えたプロジェクトとして、会社全体の開発力の底上げを本格的にやらねばならない。社会に、新たな教育のウェーブを巻き起こしたい。▼趣味はネジの巻き直し。自分に合ったスタイルに沿って、見直すべきものを見直す必要がある。ゆっくりやる。家庭は万事楽しく、万事無事。これに尽きる。

[4136] Dec 31, 2020

掃除、選択、枯葉の始末、窓ガラスの水拭き、子どもたちの相手、等々……。休憩も挟みつつ朝からひっきりなしに動いていたら、大晦日は終わった。やるべきことはやれたので悔いはないが、勉強はもちろんできていない。ある意味、2020年を総括するような一日だったと言える。今年の日々は、ピーキーな出来事こそ多かったものの、平均すれば大体こんな感じであった。▼去年の大晦日は仕事に関する気負いが大きかったようだ。派手な立ち回りより堅実な一手。まだ結果の出る段ではないが、今のところは抱負通りに働けている。来年は秋から暮れにかけてマスターアップを迎える上、私生活にも今年以上の混乱が予想されるため、あまり野心的な目標は立てられない。万事無事が第一だ。その上で最低でも英検1級はクリアしておきたい。ここが最初のハードルである。早く超えておかないと気持ち的にも面倒だ。▼午後十一時。まもなく2021年。それでは良いお年を。

[4135] Dec 30, 2020

英作文の名参考書と名高いZ会『自由英作文編 英作文のトレーニング 改訂版』読了。読んだだけで解いてはいないので、今回は読了とする。▼ここまで読んできたライティング本の中では最も質が良い。大学受験ターゲットとは思えないほど良く出来ている。とりわけ仮定法の使いこなしについては繰り返し実例付きで解説があり、通読するだけで勘所が見えてくる。Agree/Disagree系の問いで、仮定法の有無により立場の違いを明確にできる点は大いに参考になった。▼英検1級狙いの一夜漬けでなく純粋にライティング力を高めたいなら、ちゃんと全解きして巻末の暗唱用例文78本をくまなく覚えるべきだろう。試験まであと半年あるなら、私もそうした。無事、試験を通過できたら戻ってきて取り組みたいと思えるほどの良書である。当日までに終えるべき問題集は、これで残り五冊。一週間に一冊以上のペース。苦しいが、やれるところまでやろう。早くBWLにもどりたい。

[4134] Dec 29, 2020

仕事納め。今年の仕事はここでおしまい。思考も閉じよう。あとは来年考える。▼私が今年、語学の勉強や仕事上の新しい立場を通じて得た最大の学びは、私の学習スタイルが圧倒的に知識偏重型であるという発見であった。私は、知識の蓄積によってインプットの解像度を上げることで学習効率を高めるのが得意なのだ。逆に言えば、膨大なインプットに晒されることで共通原理を学んでいくような、演繹的な学習は苦手ということになる。恐らく、多読・多聴が全く功を奏さなかった理由もここにある。▼多少なり芸術方面を志す人間にとって、自分がガチガチの左脳型であることを認めるのは苦しいものだ。ストリートスマートへの憧れも粉砕される。だが、ゴールが変わるわけではない。判明したのは私にとって最も効率の良い「学習法」だけである。ならば、素直に受け入れよう。ブックスマートルートに乗って、今までより意気揚々と進んでいけるなら、悪いことは何もない。

[4133] Dec 28, 2020

旺文社「英検分野別ターゲット英検1級リスニング問題150」修了。▼模試以外は通勤時間に進めたので、まとまった時間で解く練習はあまりしていないが、集中力の持続には自信があるので気にしていない。三十五分程度の試験で後半を疲れて聞き落とすことはないだろう。▼模擬試験二回分の結果はそれぞれ20/27、23/27。七割五分〜八割五分というところ。本番との環境の差で五分を割り引けば予想通り七割〜八割に収まっている。ただ、ミスしているのがほとんどイギリス英語である点は見逃せない。あまり意識していなかったが、ここまで数字で出るとはっきり苦手なことがわかる。細部が聞き取れないせいで全体の流れが掴みにくくなるのだろう。▼とはいえ、イギリス発音に特化した練習を積んでいる時間はもうない。ロゴポート&ジャパンタイムズの方を終えたら、後はレスター・ホルトのNBCニュースだけ聞いて過ごそう。今日は長男の眼科検診である。

[4132] Dec 27, 2020

残り一ヶ月を切ったところでライティング以外は巻きに入る。リーディングは八割死守としても、リスニングは七割前後なので下振れすると危険だ。それに、素点ベースの正答率とCSEスコアの比率は一致しない。一般にはCSEの方が割合的に持ち上げられる傾向があるので、RLWの比率が9・6・6であるよりも、7・7・7であった方が合格率は高いと言える。その方が、バランスの良い四技能の習得を目指す英検の理念にも適っている。▼現時点での自分の実力を見積もるなら、8・7・4というところだろう。ここからBWLを積めばRは9になると思うが、上述の通り割の良い投資ではない。リスニング安定のために問題集をあと一冊こなす以外は、ライティングに全振りで問題なかろう。Wが6まで上がってくれば勝ち目がある。そうして6なら最悪テンプレートライティングに逃げ込んでも狙える線。これを見越してRを仕上げてきた節もある。小賢しい作戦である。

[4131] Dec 26, 2020

待望の「ウマ娘」アプリだが、肝心のゲーム性が何ひとつ公開されていない。同僚と日々推測を重ねているが、何もかもが未知数だ。▼メインディッシュがレースなのかウイニングライブなのか、そこがはっきりしないために輪郭が見えてこない。同じ育成シミュレーションでも、ダービースタリオンとアイドルマスターでは天と地ほどの差がある。どちらかなのか。いいとこどりをするのか。そこだけでも明らかにならないと、その他の要素を組み立てにくい。▼ただ、史実の都合、後から強キャラを供給しにくいので、課金要素は絞られる。同キャラ別レアリティか、性能付き衣装か、装備集めかだ。抱き合わせて闇鍋も十二分にありうる。調教・飼養に該当する成長要素に課金を捻じ込んでくる形は嬉しくないが、これもひとつの解だろう。▼平日は仕上げがメインで、本番となるレースはリアル路線で週末限定イベントだったりすると……既存路線に乗らず、面白いかもしれない。

[4130] Dec 25, 2020

『英語を英語で理解する 英英英単語 超上級編』修了。▼巷で話題、ロゴポート&ジャパンタイムズの英単語集。ありそうでなかった傑作だ。単語は「パス単」だけで十分と思っていたが、難易度のレンジが近いので復習も兼ねて保険でクリアしておこうと思った。終わってみれば百単語弱は取りこぼしがあったので、良い補強になったと思う。▼だが、超上級というからには、もうちょっとハイレベルな語彙を入れてくれてもよかった。もう1ランク上の、たとえば「超超上級」なんかが出てくれると、MagooshやVerbalAdvantageに近いレベルのボキャビルが出来そうだ。上級と超上級が出てから、ヒット御礼で初級、中級と出てきているので、そのうち上も伸ばしてくれると信じている。▼あとは暇なときにBWLを眺めて終わりにしよう。しばらく単語帳はいい。プロジェクトのマイルストーン遅れが、そっくりそのままライティングの対策遅れになっている。年末年始に巻き返す。

[4129] Dec 24, 2020

クリスマス・イヴ。ケーキとチキンでオーソドックスに宴。長男はチョコレートケーキのデコレーションに歓喜し、砂糖菓子のサンタさんを齧る。そのあいだに次男は四回、おかわりを要求した。▼街の密度はさすがに今年いちばんだったと思う。食料品売り場の混雑ぶりは土日の夕方並だ。すべての当日販売ケーキを売り切ったらしいコージーコーナーの臨時販売所にも、割引価格の生ハムやチキンを求める人が殺到していた。昼時は密どころの騒ぎではなかっただろう。経済的には良いことだが、ホリデーシーズンの賑わいが新たな震源を生まないか、やはり冷や冷やしてしまう。▼会社の忘年会は当然中止。代わりにささやかな品が全社員に振る舞われた。浮いた予算に知らんぷりを決め込まず、少しでも社員に還元しようという心遣いはありがたい。結局、会社主導の飲み会は一度も開催されなかったが、延期されている約束はいくつもある。来年、落ち着いたら一気呵成である。

[4128] Dec 23, 2020

レジを買う。ボーネルンドの品。キッチンセットも魅力的だが、レジが欲しいという長男の希望は最後まで揺るがなかった。▼トイザらス限定のレジが最終対抗馬だった。シンプルな電卓と抽斗の機能しかないボーネルンドに比べ、バーコードスキャナー、重量秤、買い物カゴ、果物や紙パックなどの商品数点がついてきて、さらに電卓は声も出る。それでいて値段はボーネルンドの半分。ただし品質は値段なりであり、ボディはちゃちい。ボーネルンドのしっかりしたビルドに比べると、遥かにおもちゃおもちゃしている。▼子どもには色も明るく盛りだくさんなトイザらスの方が楽しそうに見えるだろう。スキャナーの有無も大きい。だが、送信した写真を比べてもらったところ、長男はボーネルンドを選んだようだ。相変わらず、地味でも質の良い物を選ぶ大人びた目を持っている。見立て遊びが得意なので、スキャナーは適当な玩具で代用するのだろう。喜んでくれることを祈る。

[4127] Dec 22, 2020

3歳になる頃にはカタカナも覚えてしまうかも――などと思っていたが、次男の成長力が想像を超えてくる。妻からの報告によると、お風呂の五十音表で試したところ、いつの間にか「チ」以外は全部言えるようになっていたらしい。「チ」はどうやら「も」と間違えたそうだ。明日には覚えていても不思議ではない。▼あとは濁音を習得すれば、漢字以外の主要な文字は大体マスターしたことになる。そうなれば絵本もすらすらだ。とにかく記号系への興味が強いので、早めに算数を教えてもいいかもしれない。今朝は誰よりも早く起きて電卓を叩いていたものの、ソーラーパネルなので角度が悪いと液晶がつかず、布団の上でブチ切れていた。▼比べてどうこうではないが、長男はどちらかというと記号よりアーティスティックな方面に興味を示している。記憶力も、目から入る情報には強い。デザインセンスが高そうなタイプである。二人とも全く違う方向に向かって成長している。

[4126] Dec 21, 2020

コレクチム軟膏の範囲を拡張。医者のお墨付きを得て、全域解禁となった。▼とにかく効き目が凄い。塗った場所はほとんど痒くならない。ステロイドと違ってピンポイントに塗る必要もないので、比較的症状の浅い場所でも薄く広げて運用できる。ヒルドイドと合わせて、薬層がちょうど二倍になったような感じである。▼難点は、些細ではあるが塗布が一日二回なことと、冬は伸びがいまいちなこと、そして薬代が高いこと。今は手、顔、首筋、肩の後ろ、太もも、膝の裏を中心にケアしているが、それでも一日一本は使う。それだけで月に一万円を超えてしまう計算である。とてもではないが、お腹や背中のように面積の広いところへ消費する気にはなれない。▼したがって、しばらくは保湿を中心に、各薬を使い分けながら状態をキープしていくことになる。ハイブリッド作戦である。ちなみに医者にも薬剤師にも念を押されたが、プロトピックと一緒に塗ってはいけないらしい。

[4125] Dec 20, 2020

寝室のエアコンが壊れた。明滅するタイマーランプ。室外機が死んだらしい。▼夜、あまりにも寒いので目覚めて気がついた。不自然な肌寒さ。とりわけ枕が冷たかった。テクノジェルが冷えに冷えて氷のようになっていた。ジェルタイプの思わぬ欠点を見つけた格好だ。寝つけないので、別の部屋から電気ストーブを運んできて点けた。いつもは布団を剥いでしまう子どもたちも、しっかり布団にくるまっていた。▼乾燥のことを考えると、暖房をつけて寝るのは必ずしも良いことではない。修理は修理でするとしても、これを機に布団の強化や湯たんぽの導入など、冬の脱暖房を進めてみる手もある。長く愛用してきた今の掛布団も、暖かいことは暖かいが、日本製でないが故にカバーのサイズが合わず、知らぬ間に撚れてしまったり、重さが不均等になって寝づらくなったりと、欠点もそれなりにあった。暖房の修理が遅くなるようなら、今年の冬賞与は掛布団になるかもしれない。

[4124] Dec 19, 2020

ついに「ウマ娘」のアプリが出る。リリース日は来年二月二十四日。事前登録三周年の目前だ。延べ四年近く待った計算になる。本当に長かった。▼それだけに、不安もある。待たされた分だけ高まりすぎている完成度への期待値。膨らんだ開発コストを回収するために課金圧力が高くなっているのではないかという疑惑。延期の話題性から想像されるほどはファンが残っておらず、思ったより売れずに早々とサービス終了するのではないかという懸念。どれも憶測に過ぎないが、ともかく、生まれる前から他の数多のスマホゲームとは異色の経歴を持つだけに、リリースされたら何が起こるかわからない予測不可能な側面があるのは確かだ。▼二ヶ月。できれば当日まで放置ではなく、継続的にゲームシステムの解説やスクリーンショットなど、燃料を投下して間を持たせてくれると嬉しい。英検の二次面接もちょうど終わっているはずだ。気持ちよくスタートを切れるよう頑張りたい。

[4123] Dec 18, 2020

風船を英語でバルーンと呼ぶことは、多くの日本人がなんとなく知っている。アドバルーンやバルーンアートを始め、さまざまな日常シーンでそう呼ばれるからだ。ゲーム用語なら尚更である。ゲームの中に風船が出てきたら、**風船よりは**バルーンと名づけられていることの方が多いだろう。▼では、英語ネイティブはどうか。日常の中で見かける様々な風船は、やはりバルーンである。少なくとも、よほどのことがない限り風船とは呼ばれまい。とすると、実に安直な考え方だが、小さい頃から否が応でも英語名に触れて育つ日本人の方が、幼少から大人まで日本語に触れる機会の少ない英語ネイティブより、日英バイリンガルになる土壌は整っていると言える。言語構造が云々という以前に、実は単語力のスタート地点からして差があるのだ。▼日本語も怪しいうちから多くのカタカナ語を使いこなす子どもたちを見ていて、つくづくそう思った。恩恵と意識すべきであろう。

[4122] Dec 17, 2020

スマホゲームも収益性が苦しくなってきた。FGOを始めとするトップ層は健在だが、売上予想ランキングを10位まで辿ってくると早くも収益性に陰りが見える。無論、黒字ではあるだろうが、これ一本に頼って生きていけるというようなビッグタイトルはない。供給コンテンツにも質の高さが求められるようになってきた昨今、月の売り上げが億以下のタイトルは徐々に首が涼しくなってくる。▼ガチャ頼りのビジネスモデルも限界というところだろう。ユーザーは度重なる散財を経て、より効率の良い課金スタンスを身につけてきた。露骨な集金が始まると、静かに手を引く。そのタイミングがこなれてきている。煽られ耐性もついてきた。強キャラが出ても、来月には上位互換が出るに違いないという経験則によって、スルーする選択肢が生まれている。アイテム課金型オンラインゲームの終焉によく似た流れである。サブスクリプション型ビジネスに移行していく未来が見える。

[4121] Dec 16, 2020

保育園スタッフのPCR検査は、無事陰性であったらしい。ひとまず助かった。▼次男のクリスマスプレゼントを何にするか決めかねている。長男はレジをご所望なので、ボーネルンドのキャッシュレジスターか、いっそ本物の簡易レジでも良いかもしれないと思っているが、次男はまだ自分で希望を述べられるほど賢くはない。したがって、喜びそうなもの、かつ長く遊べるもの――言い換えれば、なるべく壊れにくいもの――を選ばねばならない。散らばるものもNGだ。▼一案として、勉強熱心さを見込んでの「地球儀」はアリだと思っている。壊れにくくはないが、動きは回転させるだけなので、思い通りに行かず癇癪を起こす機会は少ない。カタカナが読めるようになったら、自分で好きに回しながらどんどん国名を覚えてくれるだろう。数字、ひらがな、アルファベット、カタカナのあとのステップアップとして、地図・国名は悪くない選択だ。今のところ最有力候補である。

[4120] Dec 15, 2020

今日のことはもう少し時間のあるときに書く。いろいろあったが、結果的には最悪でない形に落ち着いた。ベストではないがベターではある。このまま何事も起きなければ言うことはない。▼代わりに、一難去ってまた一難、今度は保育園の先生がPCR検査を受けているらしい。明日、結果が出て、陽性の場合は臨時休園になるようだ。万が一陽性で、かつ長男や次男のクラスが濃厚接触ということになれば、二人も検査対象になるかもしれない。そうして、この年末の繁忙期に保育園も閉まる。酷いことになる。▼ついでに夜間だけ痛んでいた右足の踵も、昼間から痛みが来るようになってきた。まだ強烈ではないにせよ、痺れるような感覚がアキレス腱の方まで登ってきている気がする。これも第三の気掛かりである。不安のうちに年は暮れていく。ひとつずつ解決していくしかないのだが、今年はやはりいろいろつらい。来年は良い年になりますようにと祈る気持ちも一入である。

[4119] Dec 14, 2020

南極の大氷河やグランドキャニオンのような大自然を散策するナショジオ系の動画を見るたびに、人生、一度くらいはこういうところで深呼吸してみたいと思う。▼しかし、いざこうした冒険を自分の生活に当てはめようとすると、何かがハマらないことに気づく。時間がないとかお金がないとか、そういう言い訳を越えて、直観的に、氷河の放浪や峡谷の探検は、自分の人生には全くありそうにない出来事だと感じてしまう。絶景に憧れる自分の裏側に、動画で十分だと囁く自分がいる。▼過去にも、自分で旅には出ないが、冒険家の持ち帰る絵葉書、写真、日記、冒険譚……を心待ちにしていた「好奇心旺盛なインドア派」は一定数いたに違いない。そうして私も、その一族のような気がする。絶景を体験したいと思っているのは気のせいで、暖房の効いた個室でゆっくり「世界名所百選」のようなまとめを眺めている方が好きなのかもしれない……。そう思っているが、自信はない。

[4118] Dec 13, 2020

この頃、夜十時になると右足の踵が痛くなる。厳密に記録しているわけではないが、日に歩いた距離とは関係がなさそうだ。体重をかけるとズキズキする。激痛というほど痛くはないが、そうなってから寝るまでの間は自然と左足に負担がかかってしまう。右足はつま先立ち気味になる。▼この間の目が見えない騒動ではないが、身体の端々に不調を超えた不良が目立つようになってきた。疲れも取れにくい。頭の方も――かろうじて働かせ続けてはいるが、若い頃に比べれば記憶力は雲泥の差である。歳を取ったなと思う。これからはずっとそう思いつづけることになるのだろう。▼だからこそ、会社で溌剌と働いているおじさん達を見ると勇気が湧いてくる。五十前にしてフルマラソンを完走し、張りのある声で朝から晩まで前線で指揮を取る背広のおじさんは、老化の見えてきた三十、四十代にとっての希望である。マラソンはともかく、自分もかくありたいと思う壮年の鑑である。

[4117] Dec 12, 2020

早朝から勉強熱心な次男。ひらがなの本(長男の誕生日プレゼント)を引っ張り出してきて自分でめくり、「あ」から順番に読み上げていく。ほどなくして「え」に差し掛かったとき、ページを指さしながら不思議なことを言い出した。「こわしちゃった。」▼どうやら「え」の点の部分が、壊れて欠けた部品のように見えるらしい。「お」でも同じことを言う。子どもならではの豊かな発想力――あるいは、おもちゃというおもちゃを壊しつくした専門家の慧眼である。▼朝ごはんも拒否して延々とひらがなで遊んだ後、今度はアルファベットの本を出してきた。「A」から順々に読み上げていく。もうほとんど間違えない。いつの間にか「ちっちゃいアール」などと、小文字も読めるようになっている。ただし「C」のページに描かれた猫はなぜか「どっぐ」と言う。そういえばこの間は登園時にすれ違った犬を「ねこ」と言って譲らなかった。逆に覚えているか、区別がついてない。

[4116] Dec 11, 2020

ブロックチェーンゲーム。仮想通貨。ブラウザのブックマークに誘われて、長らく忘れていた喧騒を再び訪ねてみる。▼"404 Not Found"、"502 Bad Gateway"、あるいは見知らぬ広告が立ち並ぶ謎のポータルサイト――兵どもが夢の跡。意欲的な試みの多くは、ほんの僅かな痕跡すら残さずウェブの海から消えていた。ブックマーク中、今も稼働しているのは「CryptoCities」と「World of Ether」の二つだけだ。▼かくのごとくゲームの方は死屍累々ながら、イーサリアム自体は今年の三月に一万円が見えるほど暴落した後、しぶとく上げて六万円付近まで持ち直している。まだまだ死んだ通貨ではないということだ。残念ながらイーサリアムの形で手元に残っている資産はないが、消滅してしまったゲームを除けば、投資した分はプラマイゼロで電子の海に眠っていることになる。三年、五年、あるいは十年経っても残っているとは思いにくいが、いまいちど忘れてそっとしておこう。

[4115] Dec 10, 2020

野球。梶谷の巨人行きが確定的との報道。残念だが当然だろう。怪我に苦しむシーズンの多かった三十二歳の選手にとって、四年八億は破格と言わないまでも厚遇である。野球人生のひとまずの成功を決定付けられる条件。蹴る理由は乏しい。▼同じくベイスターズの井納が去就を決めれば、セ・リーグのFAは一通り終わる。僅かに一名または二名がベイスターズから巨人に流出するだけという、なんとも動きの少ない年になった。先行き不透明なコロナ禍では、例年に比べて環境を変える決断が下しにくいのかもしれない。プラスの面を見れば、ソトの残留にもアメリカの悲惨な現状――今日は感染者過去最多の22万人――が少なからず影響しているに違いない。▼野球人はそうとして、サラリーマンはどうなのだろう。同様に動きが少ないのか、それともリモートワークを推奨する企業への転職が優位に多いのか。コロナ前後で変化の少ない会社にいると、そのあたりは見えない。

[4114] Dec 09, 2020

長男がシルバニアファミリーの「保育園」で遊んでいる。お母さんウサギが一人と、ウサギとリスとクマの赤ちゃんが三人。家具の配置換えをしたり、園内の一角に靴置き場を拵えたりして、順当に人形遊びを楽しんでいる。▼その隣に。次男がよじ登ってくる。手にはトミカ。間もなく、平和な保育園にタンクローリーが突っ込んでくる。長男の悲鳴。突き飛ばされて散らばっていく人形たち。お世辞にも微笑ましいとは言えないサスペンスの一幕である。▼心優しい長男がときどき次男のおもちゃを奪って逃げるような意地悪をするのも、こうした日ごろの鬱憤が溜まっていればこそだろう。四歳児にとっても、二歳児と仲良く暮らしていくのはやはり大変ということだ。▼かくのごとく豪胆にして不敵な次男ではあるが、朝から元気、挨拶は溌剌、愛想もよくて勉強熱心と、良いところもたくさんある。沸点が低く、キレると近くの物にあたる癖さえ抜ければ、憎めないやつなのだ。

[4113] Dec 08, 2020

「誰でも簡単に副業感覚で月収100万円を稼げる方法!」「広告をクリックするだけで毎日3万円の収入に!」▼この手の広告はいつになってもなくならない。近頃の広告動向を見ていると、直接「金」とは言わずに「職業」の形でワンクッション置くスタイルも増えた。「楽して儲かる」ではなく「楽して**になれる」だ。「この講座を受けるだけで今日からあなたもソフトウェアエンジニア!」▼皆、この世界のどこかには真理や秘儀が存在していて、ひとたびそれを手にすれば面倒で骨の折れる努力も蓄積も必要なく、一足飛びに「賢者」になれると信じているのだ。投資の秘訣も、似非科学も、陰謀論も同じである。横着者が後になって、地道に研鑽を積んできた人を出し抜きたいと思ったとき、頼りたくなるように作られたスキームなのだ。▼楽して何かが出来ると聞いて心が動いたなら、そこに自分の横着を発見しなければならない。横着の行きつく先は掃き溜めである。

[4112] Dec 07, 2020

リスニングもなんとかなりそうな未来が見えてくる。パート2はしばしばキーワードが聞こえなくて間違えるが、文意を取れないことはほとんどない。先読みやメモも不要と感じる。内容を覚えられないほど長い設問はないし、メモを取っている間に話された内容を聞き逃す可能性の方が高い。目の前の話に集中した方が良さそうだ。▼リスニングも、旺文社を終えたら残りはライティングに全振りしよう。語彙やリスニングと違って電車の中で出来ないのが最大の難点だが、その点はひとつ対策を考えてある。やってみて上手く行ったら、通勤学習のノウハウとしてここに残したい。▼試験の結果はどうあれ、この学習を通じて半ば強制的に、最低限の文章作成能力が身につくのはありがたい。発話も然り。何らかのトピックに関して全く手が止まってしまう、あるいは口が動かないといったフリーズを避けられるようになるだけでも、大きな今後の自信になる。それが何よりも重要だ。

[4111] Dec 06, 2020

ついに見つけた。究極のデスク。Zaor「KLAViDESK」。FATAR製の88鍵盤をまるごとデスクと一体化させた夢のシステムデスクである。白い光沢が美しい。▼卓上型はマウスやキーボードとの配置の相性が悪く、スライド型は足元が窮屈になるというジレンマを抱えていた鍵盤の「正面置き派」にとって、これ以上の答えはないだろう。鍵盤側の進化に合わせてピアノ自体をグレードアップしていきたい人には不向きだろうが、鍵盤式の入力デバイスと割り切るなら向こう十年、二十年使っても不都合はない。ペダルまでデスクの一部になっているので、配線や掃除の煩わしさも軽減される。ありそうでなかった製品。よくぞ世に出したと思わされる。▼では、買うのかと言われれば――買わない。そのお値段、税込みで五十五万、送料込みで六十一万である。さすがに手が出ない。故に今日は単なる商品紹介である。他のメーカーが追随して似たような品を安く出すまで待つしかあるまい。

[4110] Dec 05, 2020

旺文社「英検分野別ターゲット英検1級長文読解問題120」修了。▼正直、長文読解は大丈夫だろうと思っていたが、問題形式を知る意味でも一冊くらいはやろうということで語彙本の出来が良かった旺文社を選択。結果、ほとんど間違えることはなかったので、長文読解対策はいらないと確信する。TOEIC同様、先読みもまったくいらない。時間配分は4・4・8・8・10で足りそうだ。語彙問題に16分使っても50分余る計算なので、リスニングの選択肢チェックに10分使っても、ライティングに40分を充てられる計算になる。苦手なところに十分時間を使えそうなのは、ひとつ安心材料になる。▼語彙も八割程度には仕上がりそうなので、あとはリスニングとライティングに特化で良い。プロジェクトも最初の佳境を迎えているので時間は確保しにくいが、ここからは一日一時間取れればぎりぎり間に合う気もする。▼二次のスピーキングのことは何も考えたくない。

[4109] Dec 04, 2020

言語とは、コミュニケーションの手段である。しからば、プログラミング言語もコミュニケーションの手段であるはずである。誰とのコミュニケーションか。その言語を解釈する誰かだ。それはプログラムを実行するマシンであり、プログラムを読む人間である。▼冗談や比喩ではなく、プログラマ同士の会話の多くは実際にプログラミング言語で行われている。正しく書かれたコードを読めば、プログラマはその意味がわかると同時に、書いた人の意図もわかる。意思疎通である。他方、コードの書き方が拙ければ、読んだ人は解釈に苦労するし、場合によっては話者の意図を掴めない。あるいは誤解する。ミスコミュニケーションである。▼コードは動けば何でもいいという主張は、言葉は伝われば何でもいいという主張と同じである。それが正しいこともある。だが、伝わるのが精一杯の言葉使いだけで大きな論を組み立てることはできない。複雑な物の構築には正しい言葉が要る。

[4108] Dec 03, 2020

しっかりものの、うっかりさんがいる。▼彼は、なかなかのしっかりものである。仕事の仕方はてきぱきしているし、関連分野の知識も豊富、チームメンバーとの折り合いも上手で、ホウレンソウも怠らない。他人のミスにも気がつくし、仕様の齟齬にも敏感だ。何を任せてもきっちり仕事をこなしてくれるので、こちらも計算が立てやすい。腕利きの戦士である。▼だが、そんな日常からは伺い知れないほどに、彼はうっかりさんである。慌てる必要のないところで慌て、気を抜いてはいけないところで気を抜き、うっかり変なことをする。その率が、他の人より有意に高い。三割は余裕のアベレージヒッターなのに、大ボール球を空振り三振するのだ。▼肝心なところでミスをする癖は、責任の重い立場になればなるほど欠点としてのウエイトが大きくなる。せっかく良い実績を残してきているので、ぜひここぞの集中力を磨いて次世代をリードする逸材になって欲しいと思っている。

[4107] Dec 02, 2020

講習を開くことにした。▼これは、部の伝統に対するアンチテーゼでもある。何しろこれまで、我が部署における若手の育成とは「仕事を任せてサポートする」ことであり、それ以外にはなかったのだ。実務経験こそ最大の教育である。そのOJT思想に疑いを差し挟む者は、悪であり愚かであった。座学とは、学校を出るときに卒業するべき机上のお遊びに過ぎなかった。▼それはそれで理のないことではなかった。だが、開発規模が拡大してチームの中でも分業化が進んだ今、この古い教育モデルはもはや機能していないと見ている。経験が偏りすぎているのだ。偏りすぎているが故に、特定のニッチに嵌ったまま抜け出せなくなっている若手が多すぎる。これは彼らの罪ではない。座学というサプリメントの投与を怠った我々の罪である。▼プロジェクト進行の合間を縫って、講習の目録を書き溜めている。今だからこそやらねばならぬ。これを機に部の教育観が変わることを祈る。

[4106] Dec 01, 2020

夕方近くなると、会社の近くを爆音バイクが通り抜ける。明らかな改造車の雄叫び。それも一台、二台ではない。このところ台数が増えている気もする。▼昔、自宅でも深夜になるとよく暴走バイクの軍団がよく出没していた。ブオンブオン、バリバリという擬音表現そのままの音を立てながら表通りを疾走していたが、そういえばいつからかめっきり聞いていない。取り締まりが強化したのか、幅を利かせていた族が解散したのか、事情は知らないが、ともかく昔ほどやかましくはなくなった。▼そう思っていたら、今度は会社で聞くようになった。自粛の閉塞感に耐え切れず、時間とエネルギーを持て余した若者が再び爆音で自己表現を始めたのかもしれない。あるいは遠くへ旅行へ行くために、ガレージの改造車を引っ張り出して来たのかもしれない。だが、窓に面した部屋は時折音で会話が遮られるほどである。遠くない将来、苦情が積もって何らかの形で始末がつくに違いない。

[4105] Nov 30, 2020

ファイザーとモダーナが待望の対COVID-19ワクチンを完成させ、さらにアストラゼネカがオックスフォードとの共同開発でより安価かつ流通が容易なワクチンを実用化しようとしている。議論はすでに、ワクチンの効能や安全性よりも、誰が最初にワクチンを受けるべきなのか、受ける優先順位はどのように決めるのか、子どもの摂取はいつ始めるべきなのかといった「接種前提」の話に移りつつある。▼だが、それはアメリカの話だ。感染者数も死者数も桁違いに増え続け、経済も医療も限界に近づいている悲惨な緊急事態だからこそトントン拍子に進んでいるところがある。では、日本はどうなるのか。アメリカを含めよりシビアな国への供給が安定した来年の春から夏くらいに後発のワクチンを導入するのか、それともオリンピックを見据えて可及的速やかにアストラゼネカあたりのワクチンに飛びつくのか。そのあたりの話は、いまのところ国内のニュースからは聞こえてこない。

[4104] Nov 29, 2020

英検1級への申し込みが完了。とりあえず、後には引けなくなった。ライティングの致命的な遅れもあり勝算は高くないが、高額な検定料を無駄にしないためにもぎりぎりまで頑張ってみたい。▼二次が駄目でもせめて一次が通れば、来年の6月に再受験するとき一次試験が免除される。そうなれば、今回は一次の後の1ヶ月で詰め込もうとしているスピーキングに4ヶ月以上をまるまる費やせるため、リベンジの成功率が大幅に高まる。一次からやり直すのとでは、心の余裕も大きく変わってくる。▼実際――保険をかけるわけではないが――リスニングに2ヶ月、ライティングに1ヶ月、スピーキングは一次の後などという限られた時間しか準備に充てないのは、英検1級の本旨からすると無謀としか言いようがない。だが、先に〆を決めてしまった以上は挑むしかないし、負けても失うものは検定料だけだ。何度でも挑戦できるイベントバトルのようなものである。気楽に行きたい。

[4103] Nov 28, 2020

L.L.BEANで服を買う。▼肩幅が広いせいもあり、日本サイズのXLだと脇の下が張って窮屈になることが多かった。とりわけ長袖だと腕の開きが制限されて動きにくい。そこで、手ごろな価格で米国サイズの綿100%を扱っているL.L.BEANを試してみた。▼L.L.BEANの商品はサイズ表記が何パターンもあってわかりにくいが、試着した結果、米国サイズ表記は単なるL、または16+1/2、日本サイズ表記はXLが、それぞれぴったりだと判明した。評判通り、同じXLでも他のメーカーより肩幅に余裕がある。この三種類を抑えておけばひとまずシャツに苦労することはなさそうだ。▼ブランドではトミーヒルフィガーとラルフローレンが巨大サイズを扱っていると聞いていたが、高島屋のトミーにはXLまでしか置いていなかった。ラルフローレンは好みではないので見ていない。いずれにせよL.L.BEANより値段は張るだろうから、今日の収穫には十分満足している。あとはどれだけ長持ちするかだ。

[4102] Nov 27, 2020

私も長男も朝の体温は35度台である。私はともかく、四歳の長男はかなり低い。そのせいか朝は別人のように不機嫌で、毎日起こすのに苦労する。▼二人とも、眠いが浅いのは共通している。眠りが浅いから朝の体温が低いのか、それとも体温が低いから眠りが浅いのか、因果関係は不明だが、そのあたりの何かしらで私の体質が受け継がれてしまったということなのだろう。▼ただ、遺伝の他にも原因はありうる。運動不足である。私が運動不足なのはあらためて言うまでもないが、長男も保育園の外出だけでは運動量が足りていないのではないだろうか。夜、脚をバタバタしてなかなか寝付かないのも身体が余っているからで、もっと運動する機会があれば暴れる余裕もなく眠りに落ちてくれるような気もする。今の生活の中に子どもの運動を盛り込むのは難しいが、もう少し次男の物分かりがよくなってきたらトランポリンでも復活させて、眠りの深化と体温の上昇を目指したい。

[4101] Nov 26, 2020

リスニングには英語ニュースが効くということで、WNYCやCNNをつまみ食いしていたが、いまいちつまらなくてどれも三日坊主になっていた。ニュースは、ためになるのはわかるけれど、なんだか堅いのだ。とても日課にできる自信はなくて、すぐにフェードアウトしてしまった。▼だが、ついに見つけた。これなら毎日聞けると思えるニュース。波長がぴったり合う番組。NBCナイトリーニュースである。▼何が良いか。ひとえにリズムが良い。メインアンカー、レスター・ホルトのアップテンポで力強い喋りが、ともすれば無味乾燥になりがちな日々のニュースに命を吹き込んでいる。開幕と同時に雪崩れ込んでくるヘッドラインのマシンガンが実に心地よい。▼これなら喜んで日課にできる。長さもニ十分程度なので、通勤の行き帰りでも、昼休みの余りでも、あるいは皿洗いをしているときでも聴ける。生活に自然と組み込めるコンパクトさである。いいものを見つけた。

[4100] Nov 25, 2020

期待を込めて某ゲームアプリを起動。世界観も前後関係もわからないまま慌ただしい事件に巻き込まれ、矢継ぎ早に指示を出してくる秘書的な少女の言うがままにチュートリアルをこなす。戦闘システムを説明するためだけのイベントバトルを終えて戻ってくる。秘書の女の子が言う。「リーダー、ここがホーム画面です!」▼わかっている。プレイヤーは無条件で女の子に慕われる指揮官だし、ゲーム起動時の画面はホーム画面だ。しかし、だからといってシナリオもロクに進まないうちからゲーム内の人物に「10連を引くとSR以上のキャラクターが確実にもらえます!」などと言ってほしくはない。所詮そういうことでしょと開き直らず、せめてゲーム内の概念に置き換えて話すとか、最低限のオブラートには包んでくれないと、様式美すら成立しない。元から薄いファンタジーの衣を最初から自分で剥ぐような露悪趣味になってしまう。残念ながら、興覚めというより他にない。

[4099] Nov 24, 2020

「ら」「り」「る」「れ」「ろ」「や」「ぴゆん」「よ」……。▼いろいろなひらがなを読めるようになってきた次男だが、なぜか「ゆ」の発音がおかしい。他のひらがなは、たまには間違いつつも正解に近い一音を紡ぎ出すのに、なぜか「ゆ」だけはハッキリと三音で「ぴゆん」と言う。これは「ゆ」だよ、と教えると、何やら難しい顔をして、その後自信ありげに「ぴゆん」と言う。いったいどこにPiの音を聞いているのだろう。▼先日、絵本を読んでいるときに「ひ」を「み」と間違えたときは、訂正すると「えーーー」と長く引き延ばされた非難の声を挙げた。まったく何を仰るやらという顔だ。覚えたての二歳にして何やら一家言あるような風情である。▼きっと同じく「ぴゆん」にも、何か自分なりの美学があるのだろう。そういう個性的な逸脱については、無理には矯正しないことにしている。どうせいつかは正され失ってしまう世界である。今だけでも大事にすればいい。

[4098] Nov 23, 2020

旺文社「英検分野別ターゲット英検1級語彙・イディオム問題500」修了。▼コテコテの問題集は、「知っているはずなのに思い出せない」もどかしさを経験できるところが魅力である。読み物と違い、自分のペースで最初から最後まですんなり……とは決していかない。必ず途中で引っ掛かりがある。その引っ掛かりが記憶を強化してくれる。だから習得率が高い。▼旺文社の英検書は堅いと聞いていたが、短い解説に差し挟まれる余談が絶妙にツボを突いていて巧いと思った。また、巻末の各選択肢の訳を敢えてセカンドミーニングや特殊な用法に焦点を当てて記述しているのも英検1級本としては筋が良い。このレベルの読者なら通常の意味は当然知っているだろうから、こちらの意味にも注意しておきなさいというメッセージが、無言の内に込められている。限られた紙面の中に、少しでも有益な情報を詰め込んでおこうという気遣いが感じられる。他の旺文社も覗いてみよう。

[4097] Nov 22, 2020

NetgearのメッシュWi-Fi「Orbi」を導入。Wi-Fi6はまだ必要ないので、お手頃になった旧モデルを買う。ハイエンド級が最新版の半額以下で手に入った。▼設置。一階に置いたサテライトとの通信は完璧だが、なぜか親機がインターネットに繋がらない。試行錯誤。結局、BBルータをバイパスして直接OrbiをONUと繋いでいたのがまずかった。たしかに、これでは光電話の行き場がない。BBルータを繋ぎ直し、Orbiをブリッジモードに設定したところ、全てが上手く行った。このあたり、説明書には書いていないので、同じ穴に嵌る人は多そうだ。▼今まで電波の届かなかった一階のソファ、台所、お風呂でも、しっかり動画が見られるようになっている。これでもう、一階へ行くたびにWi-FiをOFFにしなくてもいいのだ。今後の外での使い方次第だが、使い放題プランである必要もなくなるかもしれない。その分をYoutubeのPremiumに回して事前ダウンロードした方が楽な可能性もある。

[4096] Nov 21, 2020

平見尚隆『英単語使い分けグラデーションマップ』読了。▼ちょっと試験を離れたカジュアルな本が読みたくなったので。ネットレビューで評判が良いのは知っていたから、気軽に買ってみた。▼良い。情報量はそれほど多くないが、随所に著者の実体験が凝縮されている。それでいてネイティブ生活経験のある著者にありがちな決まり文句やイディオムへの過剰な傾倒もない。日本の学校英語教育で頻出するような馴染みの深い単語や表現が、実際のビジネスシーンではどのように受け止められるのかを「丁寧さ」「思いやり度」などの評価軸で明快に説明してくれている。目から鱗とまでは言わないが、これまで意識していなかった微妙なニュアンスの差を気づかされる項目もいくつかあった。▼難点を挙げるなら、元から意味合いが違う単語同士を無理やり軸上に配置し、当てはめようとしている場合がしばしばあることか。わかっている人が読まないと誤解する項目もありそうだ。

[4095] Nov 20, 2020

ここ最近、もっとも使っていない五十音のひらがなは何だろうと思った。検索窓へ順番に「あ」から「ん」まで入れていく。濁音、半濁音はなし。さて、王者に輝いたのは。▼かなり意外だが「ゆ」であった。それも圧倒的に使っていない。最後の登場はなんと十月十九日、4063番まで遡る。「ぬ」と「ほ」が同率二位で十一月七日の4082番であることを考えると、ぶっちぎりと言ってよい。▼「ゆ」はそんなに使われないひらがななのだろうか。気になったので今度は登場回数を調べてみた。結果、やはり「ゆ」が最低のようだ。十年の月日がありながら、たったの320回しか出現していない。次点は483回の「ぬ」で、その次が643回の「む」、648回の「ふ」。ウの段の圧倒的不人気さである。▼尚、もっとも使われていたのは「い」の64283回。二位は「の」で55978回。ここまでは予想の範疇だが、三位は伏兵「な」で、46260回を記録していた。

[4094] Nov 19, 2020

Waddle。よちよち歩く。身体を左右に揺らしながら進む、アヒルやペンギンのような歩き方を言う。▼そういえば、と思った。星のカービィに「ワドルディ」というシリーズ皆勤賞のザコ敵がいる。まさによちよちとフィールドを歩いているだけの人畜無害な可愛い敵だ。そう、彼の名前は"Waddle Dee"。よちよち歩きのディーさんなのだ。そして、大きな目からビームを放ってくるドゥーさんの方が"Waddle Doo"である。あの二人の姿を思い出せば、もうwaddleの意味で迷うことはあるまい。▼一方、似ているスペルのwobbleは「揺れる」や「よろめく」の意味を持つ。最近は母音が一文字しか違わないような単語の対が増えてきて暗記以前に混乱の制御が難しいと感じるが、こちらもよくよく考えればワブルベースのwobble。スクリレックスの曲でも脳裏に再生すれば、たちまちwobbleのニュアンスが立ち上がってくる。▼≪知らないうちに知っている語彙≫を逃さないようにしたい。

[4093] Nov 18, 2020

明日は結婚五周年。つまり木婚式。木にちなんだ記念品が良いとされる。木製で長く使うなら、オーソドックスに箸が良いと思っている。▼イギリス式のアニバーサリーを正確になぞるとすると、来年は鉄婚式、再来年は銅婚式ということになる。鉄、銅。記念品の選定が難しくなりそうだ。「電気器具婚式」なんて年もある。電気器具が買いたかっただけではないかと訝しんでしまう。▼十年以降は順調に価値が上がっていくようだ。青銅、陶器、アルミ、鋼鉄、絹、象牙、水晶、銀、真珠、ルビー、サファイア、金、エメラルド、ダイヤモンド……。価値の細かい上下は知らないが、高級感は単調増加しているように見える。▼少し気が早いが、鉄婚式の定番プレゼントを覗いてみたところ、タンブラーが人気のようだ。たしかにタンブラーなら日用で、かつ長く使える。キャッチフレーズは「冷めないふたり。」――感心してしまった。いろいろ上手いことを考える人がいるものだ。

[4092] Nov 17, 2020

子どもたちの予防接種・第二回のために早退したら、なんと電車が止まっていた。すかさず迂回ルートへ。電車とバスの乗り継ぎでぎりぎり間に合う計算。各駅に飛び乗って中継駅に着く。どうやら間に合いそうと安堵したのも束の間、バス停には二百人超と見られるイベント会場のごとき長蛇の列。最悪、三本は待つ。これは待てないと判断して対岸のタクシー乗り場へ。三人待ちだったが幸運にもタクシーの入りが良く、すぐに乗って無事保育園に到着できた。降って湧いた2200円の出費は痛いが、仕方ない。▼最近、とみに電車遅延が多い。全駅にホームドアも充実してきた昨今、鉄道側の不備で人身事故が多発するとも思いにくいので、この社会状況も鑑みるにきっと……などといろいろ考えてしまう。タクシーの運転手さんも、そんなような話をした。収入が激減して、貯金も減り続けているけれど、その分多く働くしかない、開き直らないとやっていけないと笑っていた。

[4091] Nov 16, 2020

今日は次男の誕生日。二歳になった。▼前にも書いた通り、良くも悪くも中身の方は一足早く二歳になっていた。何度教えても赤と青の区別がつかずに愛嬌だけで誤魔化していたあの次男が、先月頃からめきめきと好奇心を表して、今では数字とひらがな、それにアルファベットまで勝手に覚えようとしている。毎日、知らないうちに読めるひらがなは増えているし、「100」も正しく読めるようになっていた。覚えたことを強引に自慢してくる姿勢も良い。学習に関しては、なかなか強烈な成長力を感じる。▼一方、わがまま度と狂暴度も順調に伸長している。歩いているときに手をつなごうとすれば地面に寝転んで爆発。おもちゃが思い通りに動かなければキレる、投げる、蹴飛ばす、当たり散らす。その様子はまさに『インサイド・ヘッド』の「イカリ」だ。言っても聞かない時期なので心の成長に期待するしかないが、噴火を目の当たりにするたび長い一年になりそうだと思う。

[4090] Nov 15, 2020

「でる順パス単」の単語セクション、終了。ひとまず、セカンドミーニング含め、この中に知らない単語はないと言えるレベルまではもってきた。これでカバー率は六割くらいだろう。残りの四割は、十二月に届くBWLの第四版と、過去問などの問題集で埋めることにする。他に手を回す時間はもうない。▼読み物型でない単語帳に取り組んだのは久しぶりだったので、自分なりの攻略法も忘れてしまっていたが、知らない単語にマークをつけて、周回するたびにマークの形を上書きしていくシンプルな物量方式で攻めたところ、四週で全クリできた。二周目の時点で覚えられなかった単語にはもれなくオックスフォード英英の定義を書き込んでいったのが効いていると思う。▼特定の時点でクリアできなかった項目については苦労の度合いをぐっと上げるという自分なりの誓約が、単調な単語帳の攻略に抑揚をつけてくれるわけだ。ゲーム感覚というのは、つまりそういうことである。

[4089] Nov 14, 2020

コレクチム軟膏を処方された。今年1月、世界に先駆けて日本でいち早く承認された新薬だそうだ。詳しい話は専門サイトに譲るが、仕組みを聞く限りでは期待が持てる。このところ肌の状態がよろしくない長男にも使いたいくらいだが、残念ながら16歳未満には処方できないようだ。これから臨床実績を積んで対象年齢を下げて行くのだろう。▼ステロイド、プロトピック、そして今回のコレクチム軟膏――医学の進歩に伴って、効果の大小以前に、使う側の心理的な負担が下がっている点がありがたい。ステロイドが効くのは身をもって知っているし、大袈裟に語られる副作用が虚実混交であることは百も承知しているが、それでもやはりステロイドが「止めにくい」薬であることは確かだ。治療が芳しくない場合、その止めにくい薬の強度を上げていかざるを得ない恐怖は、それなり大きなストレスである。▼まずは手から試してみようという話。二週間後の成果に期待している。

[4088] Nov 13, 2020

次男の誕生日プレゼントに「百玉そろばん」と「あいうえおタブレット」を買った。近頃は数字や文字への興味が目覚ましいので、好奇心に刺さるかもしれないと期待しての選択である。うまく行けば三歳までに絵本が読めるようになっている可能性もある。勉強嫌いな兄を追い越してしまったら、兄もちょっと慌ててくれるかもしれない。▼「百玉そろばん」は私も小さい頃によく遊んだ記憶がある。遊んだといってもどうやって遊んでいたのかはあまり覚えていないのだが、触れていた時間はそれなり長かったはずだ。最近は明確に「数」や「計算」の概念を教え込むような知育玩具が流行りだが、小学生くらいになるまでは遊び方に自由のあるプリミティブなおもちゃの方が、無意識に語り掛ける力が強くて良いのではないかと思っている。▼暗記のために提示された一方的な情報より、自分で発見した知識の方が深く定着するのは子どもも大人も同じだろう。手探りこそが経験だ。

[4087] Nov 12, 2020

FA権を取得したヤクルトの山田哲人が球団から残留の条件として出来高込みでの7年総額45億円を提示された。長期とはいえ今年の成績を考えれば破格の条件。競争相手がソフトバンクということもあり、それでも引き留めには十分でないと見られているが、まずは球団が最大限の誠意を見せたと言える。45億を蹴って出ていくのか、それとも残ってヤクルトに骨をうずめるのか。常人には想像しにくい壮絶な二択だ。▼45億のスケールには遠く及ばないものの、私にもこれまでに人生を大きく変える帰路があった。いくつもあった。それらの重大な二択を、ときに些細な心の動きで、ときにその場の勢いで、ときに運任せで――選んできた。思えば大胆な選び方をしたなと思う決断もある。反対を選んでいたら危なかったと肝を冷やす場面もある。そうして、こう過去の選択を振り返ること自体が、今の人生を浮き彫りにするようで楽しかったりする。選択の連続が人生である。

[4086] Nov 11, 2020

一難去って……。また、大きな影が差してきた。残念ながら今の時点ではどうすることもできないし、正確なことは何もわからない。だが、どうあれきっと大丈夫だと信じているので、当面は雲が晴れるのを辛抱強く待つことにしよう。▼昼も夜も、急に冷え込んできた。二十度前後で暑い暑いと言っていたのが十六度十七度になったくらいなので、気温の数字上は大した差ではないのだが、陽の光の弱々しさ、大地の冷え込み、風の冷たさ、空気の乾き――諸々、組み合わさってすっかり冬の質感になっている。突風で顔が冷たいうちは秋。裾から入り込んでくる冷気で肘から先が寒いと感じたら、それは秋ではなく、もう冬である。▼予定になかった新たな責務をひとつ任命されたこともあり、仕事は年末に向けて順調に加速していく。年始で一息、年度末に一山、来年の夏からはフル稼働で来年末まで駆け抜けるという見通しである。艱難辛苦を抱えても駆け抜ける以外に道はない。

[4085] Nov 10, 2020

深夜、次男が起きる。夜泣きではない。夜ギレである。怒りが爆発しているので、本当は飲みたいミルクも決然と跳ねのけ、さらには転がった哺乳瓶をわざわざ拾ってもういちど投げつけてくる。手がつけられないとはこのことだ。なかなか寝てはくれないものの要求自体は明確に定まっていた長男の夜泣きとは別種の苦悶である。▼おかげで午前中は頭痛に悩まされたが、朝から晩までミーティングで埋まっていた昨日と違い、今日は比較的自席で集中できる仕事が多かったので、レッドブルとチョコレートのドーピングでなんとか乗り切れた。昨日だったら居眠りしていてもおかしくない。そこは救われた。▼昼夜を問わず、次男の二歳化は進行している。日に日にワルになっている。沸点三十度のワルである。体力がついてきたせいか、十時過ぎまで夜更かしもするようになってきた。あの長男でも今は朝まで寝る子になったのだから……次男もきっと一年後は大丈夫だと信じたい。

[4084] Nov 09, 2020

クジラの博物館が和歌山にあるらしい。「太地町立くじらの博物館」。イルカショー/クジラショーをはじめ、マダライルカやスジイルカを観察できるトンネル水槽、シロナガスクジラの等身大骨格標本など、イルカとクジラをたっぷり堪能できる施設が満載の海洋博物館だそうだ。和歌山の南端ということで東京からのアクセスはかなり厳しいが、近づく機会があれば行ってみたくはある。▼ところで、クジラの博物館にイルカがいることを一瞬疑問に思ったが、思い返せばイルカはただの小さなクジラであり、イルカとクジラに厳密な生物学的違いはないのであった。体長の境界線は3メートルとする記事もあれば、4メートルもする文献もある。実際のところ、そのあたりにすら明確な定義はなく、単に慣用のレベルで呼び分けられてきたに過ぎないというのが実情のようだ。小さめなやつがイルカ。大きめなやつがクジラ。ともに鯨類。だから、クジラの博物館にはどちらもいる。

[4083] Nov 08, 2020

素敵なショルダーバッグとの出会いにより、荷物の問題は向こう数年にわたって解消されたと言える。次の問題は、真冬のアウターだ。▼トレンチコートはアクアスキュータムが小泉グループに買収されたことでセールが終了したため、完全に射程圏外となった。よってより実用的な、防寒性能を重視した製品選びに舵を切る。▼白羽の矢を立てたのは、ダウンコート。使い古したワインレッドのダウンこそ一枚あるが、腰上までのショートな上に経年劣化でペラペラになっているので、冷え込んでくるとだいぶ寒い。ロングダウンが一枚あれば、時期に応じて使い分けもできるし、機能面ではトレンチよりも足りないところに嵌ってくれる可能性が高い。▼問題は、ロングダウンはビジネス向けのメンズ商品が極端に少ないことだ。ロゴや文字を全面に出した若者向けデザインが多く、無地でマットなグレーやネイビーはあまりない。ダウンの性格上仕方ないが、悩ましいところである。

[4082] Nov 07, 2020

フジタカのレザーショルダーバッグを買う。「FT by フジタカ フィット レザーショルダーバッグ B5」。一回の試着で乗り換えを決めた。私史上、文句なく最高のショルダーバッグである。▼第一に、大きい。ショルダーバッグらしからぬ収納力。A5の書籍も楽に入るメインルームに、小物ポケットが2つ、さらにはペットボトルホルダーまでついている。いつも飲みかけのペットボトルの行き場に困っている私のために開発されたようなデザインだ。おかげで物の出し入れに伴うストレスが激減した。▼第二に、軽い。これだけ大きい革製品でありながら、なんとたったの460gしかない。触り心地もふわふわなので余計に軽く感じる。本を二冊背負っても肩に重さが来ないのはなんとも嬉しい。これならiPadも気軽に持ち歩けそうだ。▼独特な形状のせいか、歩いていると本体が重さの集まる右に寄りがちなところだけが唯一の欠点だが、ほとんど気にならないと言っていい。

[4081] Nov 06, 2020

視力低下。先日、眼科で測定したときは左0.9/右0.5だったが、本日の健康診断の測定では左0.6/右0.3と言われた。右目だけで見たときの感覚を正しく表していそうなのは後者だろう。矯正視力としてはいささか低い。▼左右の不均衡は昔からだが、格差が拡大しているのは気掛かりだ。眼科医曰く、左で遠くを見て右で近くを見るという使い分けもできるので、左右で視力が違うこと自体は悪いことではないと言われたが、無意識にそう使い分けているとすると、右の近視は加速していく一方なわけで、日に日にバランスは崩れていってしまうのではという懸念もある。いつか視力の差が開きすぎたとき、両目で見た映像が歪んだ奇妙な合成になったりしないのか、若干心配だ。▼一日二回、窓から遠くを見るようにしている。同じ晴れでも、その日の空気の質によって視認できる距離がまったく違うことに驚いている――そんなことに驚くほど、私は外の景色を見ていなかったのだ。

[4080] Nov 05, 2020

アメリカ大統領選との落差は激しいが――森永の新製品「チョコボール<がんばるラムネ>」が予想を裏切って旨い。正直、驚いた。▼「チョコボール」と「森永ラムネ」のコラボ商品。ぶどう糖入りの部分が「がんばる」成分だ。森永ラムネが、ラムネ味のチョコにコーティングされている。▼最初に妻が見せてきたときは、またこんなキワモノを……と思ったが、ひとつ食べてみるとびっくりするほど味のバランスが良い。カカオの主張が弱いおかげでラムネの酸味と喧嘩することなく、チョコの質感で甘味を強化した新しいラムネ菓子として成立している。コラボありきで商品同士を適当にドッキングさせたわけではない。大袈裟かもしれないが、一粒の中にこもる開発の思いが感じられた。▼ところで同じ森永から「スパークリング米麹甘酒<ラムネ味>」なる別のラムネコラボ商品も発売されている。こちらはどうなのか。チョコボールの出来から興味はあるが、甘酒は苦手だ。

[4079] Nov 04, 2020

大統領選挙の白熱ぶりが凄まじい。歴史的な接戦である。▼どちらを支持するとかしないとか、そういった個人的なコメントは例によって差し控えるが、少なくとも今の構図は民主党陣営の思い描いていた勝ちの形勢ではあるまい。同じラストベルトに命運を託すにしても、フィラデルフィアを残して郵便投票の是非を争う形には持ち込みたくなかったはずだ。バイデンが下馬評通りの安全な勝利を収めるには、最低でもフロリダかオハイオのどちらかひとつは死に物狂いで取っておかなければならなかった。この二州を落としていたらトランプの猛追はなかった。▼このままジョージアとノースカロライナを共和党が制すれば、郵便投票に縺れるのは確実となる。そうなれば裁判はどうあれ、向こう何日間かは決着もつくまい。何日間どころか、週レベルで引き延ばされる可能性もある。アメリカにいる弟のためにも暴動が起きたりしないことを祈りつつ、行く末を見守ることにしよう。

[4078] Nov 03, 2020

経過観察中。今のところ異常はない。意識的に目を休めたおかげか、瞳の奥から来るような頭痛も徐々に引いてきている。ようやく身体が正常に戻りつつある。▼眼であれ脳であれ負担をかけるのは怖かったので、ここ数日は勉強もまるっとお休みしてしまった。本来であれば十月中に単語は完了、十一月から問題集にシフトしてRLWを二ヶ月ちょっとで完成させる無茶ぶりプランを想定していたが、単語が十一月にズレ込んだことで無茶ぶりがいよいよシャレにならなくなっている。RLはTOEICの遺産で運が良ければ乗り切れる可能性もあるが、Wが絶望的につらい。最後にちゃんと英文を書いたのなんて、もう十年以上前だ。▼受からない試験を受けても仕方がないから一月受験を諦めて四月受験に切り替える手もあるが、あれこれ理由をつけて、最初に決めたゴールポストを安易に動かしたくはない。モチベーション維持のためにも一月の受験は動かさない方がよさそうだ。

[4077] Nov 02, 2020

昨日の記事を書いた後、左右とも視界が飛ぶのは異常なので放置はよろしくないという助言を受けて、一転、救急車で脳神経外科へ。人生初のMRI検査を受ける。救急車も初めてだった。▼結論から言うと、脳に異常はなかった。腫瘍の影はなし。血管の状態も概ね良好とのこと。視界が飛んだ理由については、検査からはわからないものの、ストレスや寝不足から来る一時的な脳貧血ではないかという推測だった。両目とも下半分が見えなくなったのは――たまたまということなのだろう。▼今日は眼科へ。眼圧と眼底の検査。ともに異常なし。眼底については超近眼なので眼底検査だけでは緑内障の診断はできないと言われたが、どうあれ問題ない範囲ではあるようだ。こちらも視界飛びについての見立ては同じ。何らかの理由で一過性の血流異常が生じたのではないかという話だった。▼結局明確な原因は不明なままだが、診断できる範囲で不具合はないことだけ明らかになった。

[4076] Nov 01, 2020

焦った。というより、現在進行形で焦っている。▼夕飯のパエリアもどきを作っていたときのこと。スマホでレシピを見ながらやっていたが、あるとき画面に目をやると、なぜかレシピが読みにくい。どうも、焦点が合っている場所から下がまったく見えていないようだった。カレンダーを見る。「12日」に焦点を合わせると、5日の週は周辺視野で全て見えるが、19日があるはずの行はまったく見えない。左右も確認。11日が見えなくて10日が見える。左は部分的に、下は完全に、視野が飛んでいる状態に陥った。▼即刻火を止めて横になる。どうなるかと思ったが、しばらく休んだところ、視野は八割がた回復してくれた。今はもう、カレンダー全体をぼんやりと視認できる。左隣の11日が少し見えにくい程度だ。▼明日は眼科へ行く。もう先延ばしにはできない。トマト缶のパエリアは冷やご飯を使ったので、なるべくしておじやになった。食感は悪いが味はよく出来た。

[4075] Oct 31, 2020

次男のわがままが度を越えている。病気で甘やかされたせいか、それとも二歳が近いせいか、一人でも遊んでいられるマイペースな次男は消滅。代わりに常時母親の注目を要求しつつ、少しでも希望がかなえられなかったり、気に入らないことがあったりすると大爆発を起こす爆弾岩が誕生した。▼これまでも機嫌の悪いときは引火性抜群だったが、今は常に機嫌が悪い、ないし機嫌を損ねやすくなっている状態に見える。病気は完治しているはずなので、冒頭に書いた通り、熱が出ていたときに甘やかされすぎて味を占めたか、調子に乗っている可能性が高い。母親を独占できた一週間。私が何かしようとしても、ハンとでもいうようなしたり顔で拒絶する始末である。図に乗りまくりである。▼長男は二歳かどうかに関わらず大変だったので、魔の二歳という印象が薄めだが、次男はもうすぐ二歳になろうかという今からもう魔界の瘴気を発している。向こう一年は荒れる予感がする。

[4074] Oct 30, 2020

「Aという問題が起きまして、Bを直したら直ると思うんですけれど、Cのところだけはよくわからなくて、とりあえず修正してもいいですか?」なかなかに要領を得ない相談を受けた。脱線を省略したことで、本筋の支離滅裂さが浮き彫りになっている。▼Aの深刻さがわからない。今すぐ修正すべきなのか、致命的な不具合なのか。Bを直したらAが直ると考える根拠も不明だし、その修正が及ぼす影響の範囲も謎。Cがわからないまま修正することのリスクも明らかにされていない。その状態で「とりあえず修正」して良いかと聞かれたら、ノーと答えるしかない。さらに問い正したところ、実際に更新するのはDというデータであることもわかった。混乱の極みである。▼こういう論理の破綻、情報の錯綜が積もり積もって管理サイドが崩壊することもあるのだろうと、いくつかのプロジェクトに思いを馳せた。論理の首尾一貫した仕事をしてくれる人ほどありがたい存在はない。

[4073] Oct 29, 2020

ドアの側面に顔の左半面を強打した。眼鏡に当たらなくてよかったが、頬骨が痛い。どうしてそんなことになったか。ドアを開けて部屋から出ようとしたところ、床の荷物に引っ掛かってドアが開かなかったのだ。開かなかったのに、外へ出ようとする上半身は止まらなかった。ごく普通に部屋から出る仕草と共に、顔がドアの縁に激突した。▼人の脳は想像以上に勝手な見込みで行動を促しているものだ。ドアノブを掴んで手前に引くと、ドアは開く。開くはずだから外へ出る。開いたから出るのではない。開くはずだから出る。だが、開かなかった。予想を外したことに反応して、脳は身体にブレーキをかける。こういう順番になっている。▼先のような間抜けを演じるのは、年を取って馬鹿になったからではなく、年を取って身体がブレーキに反応できなくなったからだろう。止まらねばという意志の伝達が間に合わないのだ。そうして、わかっているのに衝突する。間抜けである。

[4072] Oct 28, 2020

次男の体調は、まだ芳しくない。ただ、カロナールは朝飲んだきりで夕方でも三十九度以上にはならなかったから、最初の頃よりは落ち着いていると思う。発熱と疲労で三食を食べ逃すことによる時間外れの空腹だったり、外へも行けなければ大好きな散歩もできない退屈さだったりで、起きている時間は不機嫌なことが多いが、ぐったりしている姿を見ることは少なくなった。このまま今週中に治ってくれれば、大変ではあったが御の字と言える。▼一方、親はあやしくなってきた。妻は熱こそないものの、頭痛と寒気。私は軽い咳と頭痛。咳はひどくなるようだと出社の可否に関わるので、なんとか喉の違和感くらいで済んで欲しいところ。一方、頭痛の方は次男以前からずっとあって、それが継続しているだけかもしれないので何とも言えない。夕飯後に急激な眠気に襲われる現象もまだ続いている。連鎖する病気。蔓延する不健康。先の見えない体調不良。来週は健康診断である。

[4071] Oct 27, 2020

「彼らは自分たちの考えている同じ一つの思想を伝達しようとする努力と、隠蔽しようとする努力との間をさまよっているのである。」▼ここで引用するのは数回目のような気がする。その昔、私を西洋哲学へと導いた師、ショウペンハウエルの言葉だ。その後の慌ただしい社会人生活で哲学への傾倒もすっかり鳴りを潜めてしまったが、あちこちに書き留めたショウペンハウエルの言葉だけは、今でもよく覚えている。というより、忘れたことはない。▼他の人は知らない。ただ、私にとっては、創作に限らず全ての表現は、自分を隠蔽したくなる欲望との絶えざる闘いである。洗練されていない素の自分を、見栄えの良いフォーマットに包んで真価にそぐわぬ相場を与えようとする後ろ向きな親心と、未熟さを臆さず出し、経験によって地金を磨いていこうとする無鉄砲な向上心とのせめぎ合いである。この両軍の平衡によって、がたつきながらもなんとかやってきたのが、私である。

[4070] Oct 26, 2020

自分自身が薄い体調不良に喘いでいたら、次男が発熱した。朝、三十八度。夜九時、四十度。久々の超高熱だ。▼夕方までは元気だったらしい。今は、眠いせいもあるかもしれないが、ぐったりしている。ミルクを飲んでしまったこともあってカロナールシロップを断固拒否されたので、四苦八苦した挙句、アンパンマンりんごジュースの容器を鋏で切って隙間から粉薬を流し込み、ストローを刺し直した偽装作戦で無事投入。あらかじめ中身を減らしていたのですぐに飲み切り、もっと飲むかと聞くと「のむ」とはっきり答えたので少し安心した。あとは寝ている間に落ち着いてくれることを祈るのみだ。▼ここから長男にうつって、さらに親へ……という連鎖ばかりは避けねばならぬ。発熱時の出社停止も含め、かなりの長期離脱を余儀なくされる。プロジェクトの進行的にも痛いが、有給休暇の残数的にも痛い。離れて生活できない以上、打てる手は少ないが、せめて栄養は取ろう。

[4069] Oct 25, 2020

徒歩十五分圏内を選択肢に入れたら、昼食のバリエーションが一気に増えた。十五分あると、地図上ではかなり遠く見える場所にも行ける。往復三十分。食べる時間も三十分しかないが、駅周辺や地下街のチェーン店は個人経営の飲食店と違って回転が速いので、間に合わないほどギリギリにはならない。提供時間を判断しにくい店は戻りが遅れても大きな問題のない日に限っておけば、比較的安全に新規開拓も進められそうだ。▼栄養や値段の面で言えば、もちろん社食の方がいい。だが、往復三十分のウォーキングも馬鹿にはできない。座りがちな仕事。朝から定時まで座りつづけているのと、日の差す時間にちゃんと表を歩いてくるのとでは、塵も積もって健康面で大きな違いが出てくる気がする。最近の不調も、昼の遠征が少なくなったことと無関係ではないかもしれない。膝も治ったことだし、ランニングと言わないまでも、軽いウォーキングくらいは再開した方がよさそうだ。

[4068] Oct 24, 2020

長い間、私の生活を地味に悩ませ続けた右手中指の爪が取れた。剥がれたところから爪切りで刈り込んでいたので、最後は米粒より大きいくらいのサイズになっていたが、もうじき取れるなと思っていたら知らないうちになくなっていた。どこかで何かに引っ掛けたとき、痛みを感じることもなく落ちたのだろう。▼指の腫れが引いてきたと記録されているのが七月二十一日。腫れている間に爪が生えてこなかったとすると、根元から爪先まで患部が移動するのにちょうど三ヶ月かかったことになる。爪の誕生から生え変わりまでは平均半年と言われているので、計算が合わない。したがって、恐らく想像の通り、ちょうど半年前の在宅に伴うストレス過多期間に爪母はおかしくなっていて、そのあとで指の腫れなど別の疾患がついでに顕在化したと見るのが正しそうだ。▼左手の中指はまだ縦に亀裂の入った状態だが、件の四本は大体正常に戻ってきた。あとは身体不調が治れば健康だ。

[4067] Oct 23, 2020

ある先輩が言った。大好きなゲームをクリアする。シナリオは全て見て、エンディングもギャラリーもコンプリート。そうしてタイトル画面に戻ってきて、もう自分はこのゲームでやれることは何ひとつないんだと感じたとき――そのときこそ、人はドラマCDやグッズや同人作品が欲しくてたまらなくなるのだ、と。▼あの発言から十年近く経った今。まさにこの道を究めんと研究を重ねているのがスマホゲームだと感じる。人の心が課金に傾くのは、なんといってもやることがなくなった瞬間なのだ。可愛いキャラやスキンで惹きつけるのも、強い装備を期間限定と銘打って射幸心を煽るのも大事だが、次から次とやることが湧いてくるゲームでは、課金はいくらまでとか、課金は絶対にしないとか、そう心に決めている人の財布の紐を緩めることはできない。だから、成功しているスマホゲームはやることがなくなるタイミングを意図的に用意している。これはひとつの鉄則である。

[4066] Oct 22, 2020

ただいま休眠中。▼目の疲れか頭の疲れか不明だが、ともかく夜間の体調が極めて良くないため、一時的に仕事後のパソコンワークを中止している。これを書く時間だけが唯一の例外である。調子は、悪くなってもいないが、良くなってもいない。絶不調よりは希望のある「不調」くらいで横ばいが続いている。一週間は様子を見る。▼眼がきついので、新聞も読まなくなった。NewYorkTimesは特に字が小さい。それに、持ち運んでいないときはスマホでフォローする習慣がついたところ、案外デジタルでも読めるということになってしまった。いや、紙とデジタルと、振り子の如くあっちだこっちだと揺れ動いているあたり、実は飽きの問題も絡んでいるような気さえする。アナログに飽きてくるとデジタルが新鮮に見え、デジタルに飽きてくるとアナログが懐かしくなるわけだ。今はデジタルの番である。拡大できる分、短時間であれば紙の新聞より眼に優しい。使い方でカバーする。

[4065] Oct 21, 2020

semi/hemi/demiは、いずれも「半分」に由来するが、微妙なニュアンスが異なる。semiは日本語の「準」に相当し、hemiは片方の「片」に、demiは「亜」に、それぞれ近いと思っている。semifinal(準決勝)、hemisphere(半球:球の片方)、demihuman(亜人)という具合だ。いつもそうとは限らないが、このあたりをコアイメージとして持っていくと大きくは外さない。▼ところで、これら「半」シリーズをふんだんに使用した素晴らしい単語が存在する。"semihemidemisemiquaver"だ。勢い余って"semi"を二回言っている荒ぶりようで、なかなか癖になる。意味は、quaver――即ち「八分音符」を半分の半分の半分の半分にしたもの。つまり「百二十八分音符」のこと。めったにお目にかかる代物ではないが、一度知ってしまうと次から五枚の旗付き音符は"hundred twenty-eighth note"ではなく"semihemidemisemiquaver"と言いたくなる力がある。呪文のように口ずさんでみよう。

[4064] Oct 20, 2020

帰りの電車でOnlyの挿入位置に関する思索を巡らせていたとき、ふとOnlyに対応する日本語であるところの「だけ」と「しか」に考えが及んだ。「Aだけある」と「Aしかない」は、同じ状態を指してはいるものの微妙にニュアンスが異なる。「しかない」方が、否定で結んでいる分ネガティブな印象を受けるし、よりいっそうAの存在に注目している感じがする。だからこそ前者を「あるのはAだけ」と倒置すると、少し「Aしかない」のニュアンスに近づく。▼英語にするとどちらもOnlyになってしまうのだろうかと思ったが、頭を捻っていたら"nothing but"の存在を思い出した。否定を伴い、かつ主張を導くbutがある。つまり、これこそ「しかない」のニュアンスを伝える構文なのではないだろうか。さまざまな用例を見るに、この推測は大体合っているように思われる。覚えたときは使いどころを見つけられなかったフレーズが、命を持った。些細なきっかけで肥やしが増えた。

[4063] Oct 19, 2020

「自由貿易はメリットの方がデメリットより大きいか」とか「発展途上国は環境よりも経済を優先すべきか」とか、等身大の自分よりスケールの大きな問いは漠然と考えていると論点をまとめにくいことが多い。そこで、あらゆる世界的な質問を扱うための七種の神器を発動する。「政治/経済/文化/教育/健康/技術/倫理」である。▼どんな問いに対しても、まず無心にこの七つを並べ、それぞれの視点からトピックを列挙する。政治からは軍事や安全保障、経済からはビジネスや格差問題、文化から芸能・芸術、健康からは医療や環境問題……というように、自然と広範な話題が網羅されていく。そうしたら、より展開力のある枝を三つ選ぶ。これらがそのまま本論の主軸になる。最初にカテゴリを分けているので、最初と最後の二つの論拠が、言葉は違えど実は同じ話を繰り返しているだけといったミスも犯しにくい。▼埃を被ったようなテクニックだが、単純故に強力である。

[4062] Oct 18, 2020

冬物のズボンをまとめて買う。アクアスキュータムで四本揃えるつもりだったが、まさかのセール終了により断念。あらためて倍額になった値札を見ると、いくらなんでもと思ってしまう。こちらが本当の値段なのだと言っても、同じ品の半額値札を見てしまった人の目には倍の値段としか映らない。セールの恐ろしさである。▼レナウン系列でまだ半額になっているダーバンと、真冬用にニューヨーカーのコーデュロイを二本。けっこうな出費だが、これでオールシーズン合わせて七本になるので、向こう数年は着ていきたい。欲を言えば夏用五本、冬用五本で「月火水木金」を回せるのが理想だが、上と違って下には体型の変化リスクがある。軽々には散財できない。▼ともあれ、これで極寒の真冬に薄手のオールシーズンを流用することもなくなる。衣替えと同時に昔のカーディガンもいくつか出てきた。古めだが数はあるし、現役だ。上手に着まわせば何冬かは越えられるだろう。

[4061] Oct 17, 2020

茄子五本。ベーコン六枚。バター二切れ。炒めてバリラのバジルトマトソースを投入。今日の反省はここだ。一瓶(400g)では足りなかった。次回からは二瓶要る。▼なかなか美味しくできたが、子どもたちは二人とも茄子を食べてくれない。長男は「お父さん、なんかズッキーニが入ってますよ。」と宣って、最後のひとつまで摘出を要求。いつもは何でも果敢に食べる次男でさえ、訳あって食べるところを見ていないが、茄子だけは頑として受け付けなかったらしい。結局、茄子は全部親が食べた。▼こんなに美味しいのになぜだろうとは思うが、では自分が子どもの頃はどうだったかというと、茄子は嫌いだった。記憶を辿るに、どうも茄子には子どもの頃にしか感じられない独特のえぐみがあるような気がしてならない。大人になって鈍感になり、えぐみを感じなくなった結果、美味しく食べられるようになったのではないだろうか。であれば子どもたちが食べないのも致し方ない。

[4060] Oct 16, 2020

今週の仕事を振り返ってみる。ミーティングが三割、依頼や相談が三割、関係者間調整が三割、雑務が残り一割といったところ。今週中にこなすべきコーディングの仕事を抱えていたのだが、手をつけられたのは今日の夕方だった。そうして手をつけた瞬間、トラブル対応のために席を離れた。戻ってきたのは定時過ぎだった。▼ばりばりの現役コーダーからいかにもな中間管理への転身だが、正直、ピーターの法則を感じはしない。ミーティングで建設的な発言ができるのも、迅速に依頼や相談をこなせるのも、異なるパートにまたがる関係者を正確に調整できるのも、あるいはチーム全体の要不要を見極めて必要最小限の雑務で済ませられるのも――ひとえにこれまで積み上げてきた実務知識があってこそである。▼結局のところ、当然すぎて書くのも憚られるが、実務の能力と経験なしに一足飛びで中間管理など出来はしないのだ。本質は変わっていない。私はまだ延長線上にいる。

[4059] Oct 15, 2020

やはり眼だと思われる。今日も良くなってはいない。不可思議なことに、毎晩、八時から九時近くになると悪化する。眼を酷使した結果であれば終業後の方が強く現れて来そうなものだ。今日は電車で細かい文字を見たわけでもない。原因がよくわからない。このところ夜中に目が覚めてしまい妙に眠れないのも、これのせいなのだろうか。▼ともあれ、頭でなく眼であることがわかった以上、眼科へ行った方がよさそうだ。しかし、長男を寝かしつけたらようやく自分の時間というタイミングで眼がこれでは、勉強も出来なければパソコンにも向かえない。爪が剥がれかけて指が痛いのも、風邪で身体がだるいのも、咳が出るのも頭が痛いのも嫌だが、やはり入力の要となる機関である眼がダメなのは一段とつらい。改めて、眼に頼りすぎな生活を実感する。▼最寄りの眼科はいまひとつ評判がよくないので、会社の近くで探してみよう。徒歩圏内に見つかれば、定期受診もできて良い。

[4058] Oct 14, 2020

頭痛が酷かった日から、ずっと体調不良が続いている。より正確には、頭の不良が続いている。頭痛自体は収まっているが、痛みの原因自体はまだ頭の中に留まっているような不気味さがある。いつもより集中力も続かない。眠くないのに眠気がある。脳の耐久度が全般的に低下している。▼体内感覚を研ぎ澄まして不調の出所を探ろうとしてみると、どうも諸々、目から来ているような気がしないでもない。土日、強い頭痛がしていたのは確かだが、今の鈍い不快感の震源はどちらかというと頭皮の近くというより目の奥に近いような感覚がある。オフィスが新しくなって屋外へのアクセスが悪くなったことにより、仕事中に遠くを見る機会が減ったことが今頃になって効いてきたのかもしれない。▼目を休める方法をスマホで血眼になって探していたら世話はないが、しばらくの間は電車の中で細かい活字を見ることと、仕事中でも長時間画面に集中することは積極的に控えてみよう。

[4057] Oct 13, 2020

私は常に、アート、テクノロジー、コミュニケーションの三本柱で自分の能力を規定しようとしている。現時点では、職業がテクノロジーを、音楽がアートを、「400」と英語学習がコミュニケーションを担当している。もともとアートに含まれるはずだった言語はさまざまな事情によりコミュニケーションへスライドした。これによってアートを一本立ちさせるため、音楽志向が昔より強くなった側面もある。後付けの分析ながら大きく外してはいない。▼なるべく早いうちにコミュニケーションを完成させて、学習の時間をテクノロジーにシフトしたい気持ちがある。遅かれ早かれ、仕事はテクノロジーをカバーしきれなくなるからだ。逆に、仕事ではコミュニケーションが幅を利かせるようになる。両者の役割交換を平和裏に成立させる必要があるわけだ。その成否はコミュニケーションの完成が間に合うかどうかにかかっている。まだ時間はあるが、余裕はない。慌てず急ごう。

[4056] Oct 12, 2020

良さそうな英文添削サービスを見つけた。「ポリゴ」だ。▼試したわけではない。何が良いかというと、料金体系である。私の想定利用スタイルは「継続利用はしない可能性があり」「いつどれくらいのペースで提出できるかは不明」なので、入会金があったり(英語試験ライティングセンター)、継続使用料が割り引かれたり(英語便)、安いプランが毎日提出を前提としていたり(アイディー)、まとまったチケットを購入しないと添削が受けられなかったり(フルーツフルイングリッシュ)するサービスは合わない。そこへ行くと、ポリゴの料金はずばり1文字2円。安いとは言わないが、単純明快、従量課金で、私のスタイルに合っている。▼解説が英語のみなのも〇。丁寧な日本語解説も悪くはないだろうが、そのために余計なコストを払うくらいなら、英語のみで十分だ。レビューによると、添削の質も高いという。終盤の追い込みと確認で短期的に使ってみてもよさそうだ。

[4055] Oct 11, 2020

頭痛。吐き気。目の方は治ったが、予防接種の影響を引きずっている気がする。非常用カロナールを転用して昼寝……のつもりだったが、こういうときに限って次男が寝ない。ミルクを飲んで寝るはずの午後。飲み終わったミルクを投げ捨てて勝手に退室し、プラレールの置いてある旧和室に突撃してガチャガチャと遊び始めた。▼それならそれで、放っておいて横になっていようと思った。だが、間もなくうなり声が聞こえてくる。便秘の解放である。仕方なく起きて救援へ。その始末など、あれやこれやとやっているうちに今度は眠くて機嫌が悪くなる。「寝ないくせに眠くて不機嫌」は、数ある子どもの暴虐の中でもトップクラスの理不尽だ。おもちゃと動画でご機嫌をとっているうちに、夕方になってしまった。▼働いたわけでも、休んだわけでも、何かを積み上げたわけでもない、プラスマイナスゼロの休日。あまり褒められた時間の使い方ではない。夜は少しだけ早く寝よう。

[4054] Oct 10, 2020

プレイする日課のゲームがなくなった。凪の時間。良い機会なので、スマホの新作ゲームをいろいろ触っている。▼なかなか琴線に触れるタイトルはない。そして、これはもしかしたらと思う作品は、九割がた中国製だ。中国製だからダメだとかあやしいとか言うわけではない。中国製だろうが何国製だろうが面白いゲームは大歓迎である。だが、同時に国産の元気のなさ、開発力、商品力、競争力の低下が如実になってきたことも痛感する。少なくともスマホゲーム市場では、日本はもう中国に「太刀打ち」していかなければならない立場である。そうして、このままではそれが「食い下がる」に変わる日も遠くないだろう。やがて追いすがり、引き離され、あきらめる日が来るかもしれない。▼少なくとも今の市場ルールのままでは、同じ路線で戦っても勝機は薄そうだ。スマホでゲームを遊ぶという体験自体をひっくり返すような、新しい枠組みを発明しなければならないと感じる。

[4053] Oct 09, 2020

インフルエンザの予防接種を受ける。毎年必ず受けているし、重い副作用が出たことはなかったが、今年はどうも接種後の調子が悪い。だるさもさることながら、異常なほど目が霞む。眠いわけでもないのに、眠くて仕方がないような目になる。今も治っていない。視界が朦朧とする。目の奥も少し熱いように感じる。一晩寝て治るかどうかが心配だ。▼閑話休題。すぐにどうこう言う話ではないが、Zaorのデスクが良い。88鍵が置けるデスクの中でも特に理想的な設計だ。モデルは「MIZA M」。収納部と天板部のバランスが非常に良い。▼だが、問題もある。MP10の高さが高すぎて鍵盤の収納部に収まらないことだ。スライドで天板の下にしまうためには、16cm以下の鍵盤でなければならない。一般的なステージピアノには少々厳しい高さである。ここに収めようと思ったら、今流行りの薄型が必要になるだろう。▼そういうわけで買う買わない以前の話だが、メモ代わりに残しておく。

[4052] Oct 08, 2020

『Verbal Advantage』修了。これは重かった。内容的にも、物理的にも。▼項目語の豊富な蘊蓄と関連語の列挙が魅力。ただし手を動かすわけではないので、「1100 Words」で修練を積んでから復習として使うスタイルが正解だった。恐らく、ボキャビル本の最初に手を出す本ではない。レベル6〜8くらいまでは既知語の方が多いと言える状態で読んだ方が効果的だと思われる。▼これでボキャビル本は五冊終了。アメリカンヘリテージの出している100Wordsシリーズも興味はあるが、キリがないので一旦ここで終わる。改めて「パス単」へ。さすがにもう知らない単語は少なくなった。通勤時間で例文だけ見て、取りこぼしをチェックしていけば良いだろう。これを十月中に終えて、問題演習を二冊程度こなしたら、あとはSVLの3と4を眺めていればよい。▼苦手なライティングに最低二ヶ月はあてたかったが、今のペースでは厳しそうだ。一ヶ月に圧縮して、及第点を目指そう。

[4051] Oct 07, 2020

次男が数字に興味を示している。色を言えるようになった直後から、物の覚え方を理解したのか、はたまた褒められるのが嬉しいのか、数字を見つけるたびに「4!」「5!」と自信満々に叫んでいる。▼それがけっこう当たっている。最初のうちこそ、どの数字を見ても「5」か「8」と言ったり、「9」を何故か「ないん」と言ったりしていたが、間違える期間の長かった色に比べると遥かに早く正しい呼び名を習得し、今では「2」〜「10」は大体的確に言いあてることができるようになった。ただし「6」が苦手で、気を抜くとなぜか「えい」と言う。「7」も少し発音が難しいようだ。▼今は時計のおもちゃがお気に入り。事あるごとに引っ張り出してきては得意げに数字を読み上げ、褒めてもらうために親を呼び立てる。親が家事に追われて来ないと――数字を叫びながらキレる。そこは平常運転である。だが、数字で遊べるのは良いことだ。私もカレンダーが好きだった。

[4050] Oct 06, 2020

最悪のJanus Wordがやってきた。"Ravel"だ。▼「ほどく、解明する、もつれさせる、混乱させる。」英和辞典の記述は、もはや冗談の域である。いくつか英英辞典を引き分けてみても、正反対の意味を持つことに対する釈明や解説は見られない。それどころか、定義に"Unravel or fray"などと書いてある始末である。Unravelは「ほどく、解明する。」意味がわからない。▼真偽のほどは不明だが、歴史的には、かつて「もつれる」意味で使われていたRavelに反対語のUnravel「ほどく」が生まれ、そのうちどこかでRavelが「ほどく」の意味を持つようになってしまい、Ravelの方がJanus Wordになってしまったという話らしい。また、別の解説によると、糸のような細い対象に対して使うと「もつれる」だが、布のような大きさを持つ対象に対して使うと「ほどく」になる、ともある。わかるようなわからないような、実にもつれた単語である。自分から、積極的に使いたくはない。

[4049] Oct 05, 2020

我が家の玄関には「ビオレu手指の消毒スプレー」が置いてある。消毒液の品切れが続く中、いち早く近くのウェルシアで定価売りの始まったありがたい品だ。▼そのありがたい品がちょっとしたトラブルを引き起こした。私の『Verbal Advantage』が水浸しならぬ消毒液浸しになってしまったのだ。犯人は、名探偵でなくてもわかる。次男である。部屋の整理で両親が忙しいのをいいことに、監視の目が外れたところで消毒液のポンプを猛プッシュしたらしい。ちょうど、手の届くところに再配置されていたのも良くなかった。たまたま近くに置いてあった『Verbal Advantage』が暴走の被害を受けた。表紙と、最後の百ページ余りが破損。今はごわごわになっている。▼もうすぐ読み終わるところだったのでそれほど気にはしていない。それよりも子供たちの顔や目にかからなくてよかった。次男がまっとうな人間になるまでは、たとえ消毒液でも油断は禁物だとあらためて認識した。

[4048] Oct 04, 2020

処分。一掃。▼往復すること九回。家の中の不用品をまとめてリサイクルショップに売り飛ばした。査定なしで引き取ってもらったゴミを含め、どれもこれも買値とは似ても似つかぬ二束三文だが、粗大ゴミに出して金を取られるより良い。巨大な品は梱包と送料の問題もある。ヤフオクやメルカリで気軽に売れないのがつらいところだ。▼それでも運びきれない箪笥やベッドは市の廃品回収へ。玄関口に晒して回収を待つ。箪笥あたりはもしかしたら、ショップまで運べばいくらかにはなったかもしれないが、脚も腕も限界だったので諦めた。それに、無理に運んで怪我でもしたら悲惨である。捨てると決めたら捨てた方がいい。戻り道は刺される。▼次に処分するとしたら、もはや電子版で十分と言える小林秀雄以外の全集、それと受験参考書の類だ。つまり本である。自炊の道は時間がないので諦めた。そういえばスキャンスナップも新品のまま眠っている。これも良い売却候補だ。

[4047] Oct 03, 2020

長男と大公園へ。久しぶりの遠征。▼先週、先々週と週末に雨が続いたせいか、人は異常に多かった。加えて、コロナ禍で他に行くところもないのだろう。事情はみんな同じである。▼アスレチックは過去に類を見ないほど混雑していた。なるべく密なところへ近寄らないようにしつつ、階段を降りたり登ったり。大行列の大滑り台もやりたがったが、人混みに並びたくないこともあり、今日は下に敷くソリを持ってきていないから今度にしようと言うと、滑っている子どもたちを指して「お父さん、ちゃんと見てごらん。敷くのがなくても滑ってる子もいるでしょ。」と論破されてしまった。正論では戦えないので、そうだねえと言葉を濁したが、すでに疲れていたこともあり、言うだけ言って執着はしなかった。▼公園を出ておやつを買いにスーパーへ。大好きなカニパンのビスケットを買ったら安心したのか寝てしまった。次男坊に邪魔されず伸び伸び遊べたのも楽しかったようだ。

[4046] Oct 02, 2020

次男がようやく色の名前を当てられるようになった。▼何度も何度も辛抱強く教えては自信満々に赤を黄色と言い、黄色を青と言い張る姿に色覚は大丈夫だろうかと心配したこともあったが、少なくとも見えてはいるようだ。赤、青、黄色、緑の四色は、ほとんど間違えなくなった。ときどき、言い間違えてもすぐに自分で修正する。色と名前の一致は取れている。▼喋り出すのは早かったが、思ったより意思疎通まで時間がかかっている。「自分語」の期間が長い。おもちゃで遊んだり、本を見たり、誰かが話しているのに参加したり、状況に応じてぺちゃくちゃと喋りはするが、何を言っているかわからない。このあいだは熱心にスーパーのレシートを読み上げていた。きちんとイントネーションがついているので、本人はそれぞれ別の言葉を思い描いて口に出しているのだろう。二歳になって言葉を覚えたら、滝のように喋り出すかもしれない。二人合わせてにぎやかになりそうだ。

[4045] Oct 01, 2020

10/13、10/14。アマゾンプライムデーが、私の中でいまいち盛り上がらない。同じく冷ややかな気持ちで静観している人も多いように思う。▼理由は、なんとなくわかる。信用がないのだ。嘘の商品名、サクラだらけのレビュー、検索を汚染する劣悪なスポンサー商品たち、聞いたこともないメーカーの、見たこともないベストセラー商品。そういう諸々を押し付けられ続けた結果、少なくとも私は、アマゾンのセールで捌かれる商品に興味が持てなくなってしまった。普段からそんな商売をしている企業がセールで出してくる品なんて、たかが知れているではないか?▼無論、本当のところはわからない。アマゾンは真摯に努力しているが、悪徳メーカーを駆逐しきれないのかもしれず、今回のセールは信頼のおける売り手だけを集めて採算度外視で行われるのかもしれない。だが、本当のことがわからないときこそ信用がものを言うのだ。その信用が、無駄遣いによって失われている。

[4044] Sep 30, 2020

次の本を「デューン/砂の惑星」にするか、それとも「氷と炎の歌」にするか、迷っているうちに、そういえば「ダ・ヴィンチ・コード」を読んでいなかったと思い立った。邦訳版が登場して書店で人気になったときも、映画が話題になったときも、覗いてみようと思いながら絶妙にすれ違い、とうとう時期を逸して買わなかった本である。ちょうどいい機会なので、読んでみることにした。▼語彙レベルは高い。まだ序盤も序盤だが、すでに難しい。おまけにフランス語は随所に散りばめられているし、英語名のわからない芸術作品の名前も頻出する。日本語でもあやしいラインの知識を前提として求められるので、背伸びしている感は否めない。このところリーディングに関してはぬるめな文章しか読んでいなかったから、強めのウエイトで鍛え直すにはちょうどいいかもしれない。▼だが、リゼロも続きは気になる。その日の気分で読みたい方を読んでいこう。一日三十分が目安だ。

[4043] Sep 29, 2020

間違いなく邦訳版も出るだろう――というより、邦訳版はすでにあった。私が知らないだけだった。『サイコセラピスト』というタイトルでハヤカワ・ミステリから出版されている。評価はまずまずだが、原著ほど盛り上がってはいないようだ。▼それにしてもあいかわらずSF・ミステリの邦訳改題は趣味がよろしくない。原題は著者が自分の作品の総括として、考えに考え抜いた一言である。全作品を凝縮した言葉の雫である。マーケティングの都合から、原著を読み込んだ証にひねりを加えたい自己満足まで、変えたくなる要因は様々あるのだろうが、各社、もう少し原題に敬意を払うべきではないかと思わずにはいられない。▼どうあれ先日のレビュー通り、星4つ分はおすすめである。ミステリーをあまり読み慣れていない人の方が、純粋に楽しめる可能性は高い。これまでジャンルとしてミステリーを避けてきた方は、カジュアルな入り口として最初の一冊にいかがだろうか。

[4042] Sep 28, 2020

『The Silent Patient』読了。一気呵成に読み切った。▼アマゾンレビューで絶賛されていたのをきっかけに、紀伊国屋で購入。今世紀最大のミステリ……云々は、いつもの売り文句なのでどうでもよいが、言葉を発さない患者と精神科医の主人公という組み合わせに惹かれて買った。そうして読み始めたが最後、ラストまで止まらなかった。▼だが、あまりにも惜しいことに、本格的な詰めが始まる前に話の大筋が予想できてしまった。これは無念だ。必ずしも小説側の罪とは言えない。昔、ほぼ同じ仕掛けのミステリーを読んだことがあったのも災いした。そういう意味では恐らく、ミステリーマニアにとっては物足りないというか、すぐにオチが読めてしまうのかもしれない。▼星4つ、ということにしておこう。どうあれ、洋書でここまで読ませてくれたことには感謝している。英語の困難はほとんど感じなかった。かなり易しい言葉使いである。間違いなく邦訳版も出るだろう。

[4041] Sep 27, 2020

ジャン=ポール・サルトルは言った。何でもないようなことを、無理やりに奇妙なことだと考えてはならないと。日記をつけることの危険はそこにあると――我々は、日記をつけ始めると、余白を埋めるために鵜の目鷹の目で日常の歪みを探し出し、全てを誇張し、真実をねじ曲げてしまうのだと。▼乗っかるわけではないが、私もそう思う。サルトルに言われるまでもなく、私は一貫して小林秀雄の書評スタイルに従っている。言うべきことがないときは、何も言わない。良い意味でもなく悪い意味でもなく、本当に何の感想も湧いてこないことをもって、「言うべきことなし」と書ける正直さを忘れないこと。少なくとも、私の生活という現実の中に後から題材を創り出さないこと。ファンタジーはファンタジーとして明示すること。折に触れて、日記に役目を回避させること。▼それができたから、長く続いている。小林秀雄は私の中でまだ生きている。全集を読み直したいものだ。

[4040] Sep 26, 2020

病院のはしご。皮膚科はいつも通りだが、午前予約で診察は三時過ぎと待たされた。今回は不要という話で合意したマイザー軟膏が処方されていたり、二択から選んだステロイドシートは選んでいない方が出されていたり、いろいろ混乱極まっている。それだけ忙しいのだろう。▼整形外科は妻と次男のみ。次男のО脚を心配して療育から紹介状をもらっていた。こちらも二時間待たされた上、その間、次男はひたすら階段の昇降と扉へのいたずらを繰り返していたという。最悪だが平常運転である。容易に想像がつく。結局、今後も定期的に様子見という保留気味の診断。左足が、重度ではないにせよ、曲がっていることは曲がっているらしい。縦の圧力で悪化しないように、激しいジャンプを伴う習い事などはさせない方がいいかもしれないという話であった。▼帰宅が遅れた分、慌てて夕食の支度。鶏肉と玉ねぎとチーズで、市販ソースのトマトグラタン。味は濃いが美味しかった。

[4039] Sep 25, 2020

次男の頭の傷は良くなった。もう心配する必要はなさそうだ。▼目撃者がいない上に自分で語ることもないので真相は永遠に闇の中だが、椅子から落下したときに本棚の最下段にある抽斗の金属製のつまみに後頭部をぶつけて切れた、ないし皮膚を削られたという見立てが目下最有力である。であれば、流血したとはいえダイレクトに床へぶつからなかった分、脳へのダメージは少なく済んだのかもしれない。切り傷が縫うほどの大きさにならなかったのも助かった。不幸中の幸いが重なって大事を免れた感がある。九死に一生を得たとまでは言わないものの、万が一のこともありえたと思うと、やはり運が良かったと考えるべきだろう。▼今朝は雨。スニーカーの長男は言うことを聞かずに遊歩道で走って何度も転んだが、滑り方が上手なのか尻もちのみで済んだ。この体感バランスの良さによって怪我を免れてきたところがある。故に、次男に対する警戒度は一段階上げざるを得ない。

[4038] Sep 24, 2020

畳の和室、ついにフローリングへ。▼八畳。剥がして張る。これでトイレと台所以外はすべてフローリングになった。選んだのは明るい色の、丈夫で滑らかな複合板。無垢材の風合いも嫌いではないが、今回は高級感より生活の利便性を優先した。▼突如現れた広い空間に、子どもたちは嬉々として走り回っている。ぐるぐる回るだけでも楽しいらしい。気持ちはよくわかる。私もニ十周くらい、意味もなく回ってみた。見知った部屋の見違えるような変貌。新たな足の感触。家具を運び入れる前の今しかできない特別感。楽しい理由はいくらでもある。▼今週末の休みは、物置同然の部屋から追い出された各種のがらくたをハードオフとリサイクルショップに処分しつつ、再び家具を配置する。ひとつ、弟の置いていった大きなパソコンデスクにどうにも行き場がなく頭を悩ませているところだ。良い品なので捨てるのも忍びない。分解して押し入れにしまいこむのが妥当かもしれない。

[4037] Sep 23, 2020

『More Word Smart』修了。これでSmartシリーズの単語は終わり。『Word Smart』のときも書いたが、非常に良い出来映えを保っている。二巻で終わってしまうのがもったいないくらいだ。全単語をこのスタイルで学んでいきたかった。▼『Verbal Advantage』に移行する。改めてぱらぱらめくってみると、ほとんどの単語が既知になっていた。がつがつ暗記しなくても、問題をこなしていれば知らないうちに語彙力が増えている。これが参考書の嬉しいところである。生活から時間を割り当てるのは大変だったが、習得自体はさほど苦労しなかった。▼句動詞から絶妙に目を逸らしつつ、二万語クラスを覚えきったら、あとは多読と辞書のコンビで虱潰し作戦だ。少し面白くなってきた「リゼロ」には期待している。それにしても、記事だけ見ると英語ばかりやっているように見えるが、充てている時間は他の趣味より少ない。ただ書きやすいという理由で題材に選ばれている節がある。

[4036] Sep 22, 2020

次男、後頭部をしたたか打つ。私はちょうど買い物に出ていて現場にいなかったが、どうもテーブルから落ちて引き出しの突起に頭をぶつけたらしい。激しい出血。眩暈、吐くなどの異常はなく、本人も落ち着いていたので危険性は低そうだと安心したが、念のため病院へ行った。▼傷口は大きくないので縫う必要もない程度との診断。消毒だけしてもらってガーゼをあててもらう。頭にガーゼをあてるときは、大きいガーゼの真ん中に髪の毛を左右から渡して、その上からテープで止める便利な方法を知った。本人は昼寝、変顔、奇声、暴食、爆走と全くいつも通りなので、心配はあるまい。▼良くも悪くもビビりすぎな長男とは対照的に、あまりに怖いもの知らずな次男は、たぶんこれからも怪我をするだろう。命に関わったり、後遺症が残ったりするような怪我だけは何としても避けたいが、手足の骨折くらいまではあると思っている。危険がなくても自ら危険を創り出す男である。

[4035] Sep 21, 2020

マイナポイントに申し込む。パスモ、nanaco、ここまではよかった。だが、楽天カードがどうにも登録できない。見事なダメ設計によって盥回しにされてしまう。▼こういう按配だ。総務省のマイナポイント申請用アプリを入れる。アプリから登録を進め、サービス選択で楽天カードを選ぶと、楽天カードは楽天側のアプリから登録を進めると言われアプリジャンプする。楽天カードアプリ側で指示通りに進めていくと、申請ボタンで総務省のアプリダウンロードを促すページに飛ぶ。アプリストアへジャンプ、当然、インストールは終わっている。総務省アプリに帰ってくる。実に綺麗なループである。出口はない。▼勝手な推測に過ぎないが、恐らく、楽天カードアプリから総務省アプリへ飛ぶとき、インストール済みであることが何らかの事情で取得できず、正規の登録ページに飛べないのだろう。結果、入り口に案内してしまい盥回しが完成する。しばらくトライしたが、諦めた。

[4034] Sep 20, 2020

最初は、設定を盛りすぎて失敗する。だが、それは悪いことではない。あれもこれも格好良く思えてしまうのは、それだけ自分の中に鮮やかな記憶を蓄えてきたからだ。芯から憧れるものに数多く触れてきた証である。つまり、準備はできているということだ。▼だから、次は美化された記憶を整理しなければならない。自分が本当に好きだったものは何なのか、見極めなければならない。真に格好よかったのは設定ではなく、その設定を活かすプロットの方ではなかったか。あるいは二つの要素の掛け合わせではないか。クライマックスを描き切る技術力か、全てが噛み合った世界観か、それとも実は作者の人柄に惚れただけなのか。▼表現の神髄は自分と向き合うことだとよく言われる。心の内面を重視しすぎた見栄えの良い御託のように聞こえることもあるが、突き詰めればきっとこういうことなのだろう。私は、私が本当は何を好きなのか、思ったよりはっきりとは知らないのだ。

[4033] Sep 19, 2020

アプリの串刺し検索は便利だ。紙なら何度もめくりなおさなければならないところを、検索一発で文字通り串刺しにして並べてくれる。辞書同士での定義や用例の比較を頻繁にしていた人にとっては、これに勝るデジタル時代の福音はあるまい。▼だが、私はあまり好かない。辞書への愛着が感じられないからだ。実際、私の学習の記憶は、その時々で使ってきた辞書の顔ぶれに紐づいている。何を学んできたかと同じくらい、誰と学んできたかも大切なのだ。それが学びの旅というものだ。たとえ途中で変えることはあっても、これと決めたらしばらくはこれで行く。そういう決め打ちがなければ、辞書は相棒にはならない。ヒロイン不在の物語である。なんでもできる万能アイテムを携えた、ただの一人旅になってしまう。▼ゲームのお気に入りキャラと同じだ。いつも隣にいてくれるから冒険が楽しくなる。出迎えてくれるキャラクターがランダムでは、トップ画面は少々さびしい。

[4032] Sep 18, 2020

"Throw up"……「放り上げる」わかる。「放棄する」わかる。投げ出す感じがする。「機会を逸する」わかる気がするが、ピンとは来ない。「吐く」"Bring up"と同じイメージだろうか。「告白する」わからない。まさに吐くということ?「世に送り出す」わかるようなわからないような。「何度もしつこく指摘する」わからない。「建築物を急造する」わからない。▼これだから句動詞はイヤになる。丸暗記にしても量が多すぎる上、記憶が干渉してすぐに忘れてしまう。百歩譲って、群れの中に紛れていた何かを「放り上げる」ことにより、目立たせたり話題を提起したり告白したりするのは理解できなくもない。自分から世の中へ何かを放出するのが"Throw up"なのだと納得できる。それが投げやりな放出なら諦めたり機会を逃したりすることにもなるだろう。だが、なぜしつこく指摘することが"Throw up"なのか。今の私にはまだ飲み込めない。そういうものだと覚えるしかない。

[4031] Sep 17, 2020

さすがに今年はもうペナントは諦め気味だ。もちろん、最後まで諦めずに優勝を目指して欲しい気持ちはあるが、自身は三位に転落し、絶好調の巨人にマジックが点灯した今、優勝を現実にありうる未来と期待しながら試合に熱狂するのは難しい。浮き彫りになった投打の課題を整理して、来年の可能性を夢想する方がまだ建設的だ。▼さいわい、将来を嘱望される若手はたくさんいる。同じ優勝争いでも、ベテランがレギュラーを独占しつつ奮闘しての善戦と、入れ替わり立ち代わり若い力が活躍しての健闘では、未来の期待値は段違いだ。▼まったく同じ構図とは言わないが、似たようなことを仕事でも感じる。ベテランの力は偉大だが、そこを頼みにプロジェクトを「消費」しても、会社の力、部署の力は育たない。終盤に向けて期待が高まり、次へ次へと意識を前に向けられるのも、やはり若手を育ててこそ。今回は、関わった若手の大幅なレベルアップも隠れた目標にしている。

[4030] Sep 16, 2020

昨晩は、何回も起こされた。泣いたわけではないが、気がつくと次男が体の上にいる。もう11kgもあるので重い。重いし暑いので、起こさないように気をつけて空いている場所に移す。そうこうしていると動きを察知して長男が目を覚ます。これも再び位置を整えてなんとか自分のスペースを確保。暑い。冷房を強くしたり、水を飲みに行ったりする。戻ってくると、動かしたはずの次男が大の字で私のスペースに寝ている。長男は反対側の端に追いやられている。▼こうしたベッド上のパズルゲームを夜中のうちに何回かやる。それで目が覚めてしまう。次男の夜中ミルクの頻度は減ってきたが、寝相の悪さが如何ともしがたい。まだ、ときどき落ちたりする。何度、真ん中に戻しても気づくと端にいる。または、私の体の上にいる。けっしてひとりでは寝られない長男と、ひとりで勝手に寝るが自由すぎる次男。ある意味では昼の性格をそっくりそのまま反映している。夜の部である。

[4029] Sep 15, 2020

やりたいことがある。二年くらい前から、頭の中でちょっとずつ形になっている。ただし手に触れられるものとしては、何も具現化していない。今はそれでいい。今はまだ、私に具現化する力が足りない。アイデアも、歪みの臨界点を迎えていない。自分だけのアイデアの完成とは、即ち自分だけの歪みの臨界である。他のありうるすべての形を捨てて、その形でしかありえないという非合理的な決定が下されたとき、ようやく理想が結晶化するのだ。決定に理由が必要なうちは、まだ早い。▼平たく言えば、結局は冒頭の通り。やりたいことがある。いや、本当は、やりたいことが山ほどある。指折り数えて、指が足りないくらいある。ただ、そのうちのひとつが、そろそろやってみてもいいと思えるところまで近づいてきてくれた。それだけだ。もったいをつけるようなことではない。たいしたことではない。仕事とも無関係。きっと今から二年後くらいに、具体的な話を書くだろう。

[4028] Sep 14, 2020

帰り道とか、電車の中とか、そういう場所でときどき、思いがけず「格好いい理屈」を思いつくことがある。創作について、仕事について、あるいは人生について。だが、家に帰ると全部忘れてしまう。パソコンの前へ座ったときは、もう主題も思い出せない。今日のネタはこれにしようと思ったときでさえ、幻のように消え失せている。▼メモを取ろうとは思わない。予感がある。思いつきをメモに残して記録したら、「400」はもっとクールなエッセイ集になるだろう。だが、同時に私が本当はそうは思っていない、あるいはよく考えたらそうでもなかったという主張まで、書かれてしまう気がする。そうして、その字面の格好良さ、エッセイとしての出来の良さに引きずられて、私の本心まで改竄されてしまいそうな気がする。頭の中で十分な時間検証されて、自分の言葉として自然に表れてこない主張を文章にまとめるのは、実は危険を伴う行為だと心のどこかが警戒している。

[4027] Sep 13, 2020

CD二曲目完了。すぐ次へ行く。今の良い流れを切りたくない。▼三曲目はノリと勢いに任せるタイプだが、ひとつこれまでにやったことのない挑戦的な試みもする。一般的にはありふれた技法だが、私の中では完全なる新出トピックなので、これで引き出しの肥やしが増えてくれたらという気持ちだ。▼思えば、私の語学と音楽に対するアプローチは信じれられないほど真逆だった。語学は徹底的に知識とロジックから積み上げた。手探りの実践より机上の地道な学習を重視した。一方、音楽は闇雲に実践だけを続けてきた。とりあえずモノができれば良しという態度で、勉強と呼べるものは悉く避けてきた。▼どちらも苦手意識の強い方を遠慮してきたに過ぎないのだろう。一見、不思議なようだが、自分で理由もわかる。ともあれ、今、引き出しの中身を意識している私は、ほんの少し、音楽の方で知にも信を置こうとしている。気まぐれかもしれないが、この気分は大事にしたい。

[4026] Sep 12, 2020

英英辞書はオックスフォードをはじめロングマン、コウビルド、メリアムウェブスターまで、いろいろ渡り歩いてきたが、最近はアメリカンヘリテージに落ち着いている。▼イギリス英語を見捨てたわけではない。ただ、語彙数二万が見えてきたところで学習英英でなく一般英英、つまりネイティブ向けの国語辞典の方が魅力的になってきたので、一般英英の代名詞でもあるアメリカンヘリテージに舞いもどってきたら、意外としっくりきたという話だ。以前は語彙が難しすぎて理解できなかったが、今のレベルならちょうど良い背伸び感である。▼アメリカンヘリテージは表紙も格好いいし、何より自らをアメリカの「ヘリテージ」だと称する自負心が素晴らしい。アプリの使いやすさも上々だ。メリアムウェブスターのアプリのように、検索窓をタップしたとき以前の単語が自動で消えてくれないのは残念だが、消去ボタンがあるのでぎりぎり許容できる。残す理由がよくわからない。

[4025] Sep 11, 2020

先輩が、パソコンを買うのでパーツを見て欲しいとリストをくれた。自分自身、かなり詳しい人なので、すでにだいぶ練られた構成になっている。が、詳しいが故にマニアックなところで悩みがあり、自分以外で詳しい人の意見を足しにということで、助言を求めてきたわけだ。▼一点、電源について意見が割れた。先輩は電源に予算を割かない。私は電源にこだわる。どちらにもそれなり正当な理由がある。だが、ひとつ先輩の把握していない電源の特性があったので、メモ代わりに書いておく。▼先輩は、電気代と熱を重視するスタンスを取っていた。ならば電源容量は「消費電力の半分強」を目安に選ばなければならない。ここが電源における電力変換効率のスイートスポットだからだ。電源は、容量に余裕がありすぎても、なさすぎても、効率が落ちてしまう。効率が落ちれば余分な電気を食い、余分な熱が出る。容量を削って予算を稼ぐ作戦は、彼自らの信条に反していたのだ。

[4024] Sep 10, 2020

肉、肉、肉。シュラスコへ行く。食べ放題。酒も入れずに旧知の仲で語り合い――もとい食い漁り。ランプ、イチボ、ハラミ、肩ロース、鶏、豚、ソーセージ、ガーリックステーキ、エビ、パイナップル。ハツとメカジキ以外は一通り食べた。野菜はレタスだけ。文句なく満腹だ。チョコレートでさえ食べようとは思わなかった。別腹も一杯である。▼質も良く全体的に満足だったが、味付けは基本塩で、かつソースも二種類しか提供されないため、味に変化をつけにくいのが難点だった。最後の方は部位による味の違いもよくわからなくなってくる。食べ放題で最後まで食を満喫したいなら、素直にビュッフェか、寿司の食べ放題などの方が安全そうだ。どうしても肉が食べたくて、それ以外のものは何もいらない、野菜も食べる気なし、そういった気分のときに選べば、きっと一点の曇りもなく幸せになれるだろう。▼明日は軽食志向。向こう一週間は肉がなくても生きていけそうだ。

[4023] Sep 09, 2020

長男は、朝と夜とで二つの人格を持っている。▼朝はローテンションでわがまま。とりわけ深い眠りから起こされたときは、家を出て保育園に着くまで人の話をまったく聞かずに泣き声で要求を繰り返し、ずっとメソメソベソベソしている。道中、話しかけても反応がない。心ここにあらず。意識が遠くへ行ってしまっている。毎日が反抗期である。▼夜はハイテンションでお調子者。一緒に遊び始めると、とたんに自分で発明した大量のルールを押し付けてくる。次から次と口が動く。たまに次男で遊ぶ。遊びすぎて喧嘩になることもある。大体、テンションの高さが原因でトラブルに発展することが多い。「少し落ち着きなさい」と言われない夜は少ない。▼長男の性格は〇〇だと、ひとくちに言えなくなってきたところに成長を見る考え方もある。性格の中に占める後天的な部分は、きっとこの複層的に折り重なった状態から形成されていくのだろう。中間に丸まってくれると良い。

[4022] Sep 08, 2020

ようやく管理専門のマネージャーが合流する。管理業務が増えてきたところなので、一部移譲できるのはありがたい。より多くの時間を本来の業務に充てられる。▼一昔前は一本しかなかったプログラマのキャリアパスが、ここ数年で一気に増えた。細かいことは書けないが、「金を稼ぐ人」になるか、上述の「管理する人」になるか、「チーム横断的に技術指導する相談役」になるか、「特定の技術のエキスパート」になるか、など。並べてみると、むしろ今までこれらの必須職がキャリアとして認められていなかったことの方が不思議である。「金を稼ぐ人」になる適性や意志はないが有能なプログラマに、確固たる立場と居場所ができたわけだ。▼私はどこに行くか。それはまだわからない。無論、自分の中にこれという展望はあるが、望み通りに行かないこともあれば、希望と適正が合わないこともある。いろいろ見極めながらやっていこう。最後にやりたいことができればよい。

[4021] Sep 07, 2020

恒例の索引チェック。今回のワークブックでもやっていく。二日あれば出来そうだ。▼習得率は大体七割〜八割程度。だいぶ覚えている。ただし「1100 Words」に比べて未知語は少なかった。未知語の習得率に絞ればもっと割合は下がりそうだ。良い参考書であることは間違いないが、ユニットごとのミニクイズは「1100 Words」より遥かに軽いため、手を動かすことにかけては二段くらい落ちている。したがって、どちらも未修の人にどちらを勧めるかと言われたら、迷わず「1100 Words」を選ぶ。英検一級レベル語彙の習得に、あれほど有益な参考書は恐らく他にあるまい。▼句動詞の方はお試しでケンブリッジシリーズの「English Phrasal Verbs in Use」を買ってみた。値段の割に薄いのと、つるつるした紙質が好みでないのが残念だが、購入者の評判は良い。さくっと終わらせて少しでも功を練られれば良しとしよう。最後はOxfordの「Phrasal Verbs Dictionary」で仕上げる。

[4020] Sep 06, 2020

『The Vocabulary Builder Workbook』修了。▼GREレベルの必修1400単語を収録。さすがはMagoosh製という出来映えの良さだ。ただ実際にSAT〜GREに収まるのは6割くらいで、難語に混ざって簡単な単語も顔を出している。基本語彙を復習しながらの英検一級対策には案外、ちょうどいいかもしれない。▼MagooshはGRE対策アプリの方も終わらせた。単語系のアプリとしては抜群に感触が良い。あとは解答ページに発音記号を書いてくれたら満点だった。音声のみだと、深夜の布団など音が出せないところで学習できるアプリの強みを手放してしまう。これは残念ながらいただけない。▼それで、どれくらいカバーできたのか。久々にTest Your Vocabularyをやったら「21,600 words」だった。無論、以前書いた通り、これはあくまでこのレベルの単語まで手が伸びているという指標であって、二万語覚えたという意味ではけっしてないが、二万の大台に乗ったのは素直に喜ばしいことだ。

[4019] Sep 05, 2020

句動詞の良い教材を探している。▼このままだと、オックスフォードの句動詞辞典を買うことになる。それくらい、句動詞特化の教材は不足している。「絵で見てわかる」系は絵で見てもわからない項目が多すぎるし、「この動詞だけで英語は話せる」系はカバー率が低すぎる。かといって、それらの弱点を補う全列挙型・完全暗記型の本は、結局、劣化辞書の体裁を免れない。つまり、突き詰めていくと、辞書の丸暗記以外に有効なアプローチはないという、鳥肌モノの現実が見えてくる。▼思えば、日本語の慣用句・ことわざだって、ある程度は辞典で覚えている。「そういう意味で使われているからそういう意味なのだ」という同語反復的な性質を持つ言語要素は、全体を貫く明確なルールやロジックがないために体系化が難しいのだろう。膨大な量の実例に触れて脳のコーパスを養うか、集中して辞書を読み込み暗記するか、どちらかしかない。単語学習以上に、近道がないのだ。

[4018] Sep 04, 2020

いよいよ右手の爪がもげて落ちそうになっている。服や靴など、布に引っ掛かって危ないので絆創膏でケアしているが、これを剥がすときがいちばん危ない。そうして今日、恐らく生まれて初めて付け根側から爪を切った。奇妙な感じがする。爪と皮膚との接着面、浮いている白地に対して皮膚の色を強く反映するピンク色の部分が、だんだんと少なくなっていく。ただ、指先にくっついているだけの状態である。▼他の傷ついた三本の指は、さいわい爪の生えてこないエリアが少なかったので、かろうじて新しい爪と陸続きに繋がっている。あと二ヶ月、三ヶ月もすれば正常な爪に戻るだろう。災難だったが、爪が皮膚であることを”体験”できたのは良かった。古い爪と新しい爪の隙間の部分を触ると、皮膚の上に薄いラップを張ったような質感がある。その前後は、皮膚と爪。完全な皮膚から完全な爪へ、見事にグラデーションで変化しているのがわかる。これ以上の納得感はない。

[4017] Sep 03, 2020

数字上の気温が下がった代わりに、湿度が上がった。針は32度だが、実質的な不快指数は連日35度だったお盆と、さほど変わっていない気がする。そのうえ急な雨対策で傘は要る、マスクも要る、鞄も要るとあって、最低限の軽装でもごちゃごちゃと暑苦しい。快適と言えるほど気候がよくなるには、まだ時間がかかりそうだ。▼唯一、風の質は明らかに良くなった。うだるような暑さの日なたでも、遠くの空から吹いてくる風はさらっとして一足先に秋の気配を帯びている。ただし優しいのも束の間。気温が下がってきたら今後は突き刺すように顔を襲ってくる風だ。▼ここ数年の気候はどうもこのあたりの噛み合わせが悪くなっていて、とりわけ夏から冬にかけては常に何らかの要素が不快という悲しい移ろいになっていると感じる。過ごしやすい季節がない。それとも年を取って体の耐性が鈍ったため、愉快より不愉快の方に注意が集まりやすくなっただけのことなのだろうか。

[4016] Sep 02, 2020

思えば遠い昔の受験時代から。目を背けて、背けて、背け続けてきた強敵を、いよいよ直視しなければならない時が来たようだ。句動詞。"Phrasal Verb"である。▼はっきりいって大の苦手だ。いくらイメージだニュアンスだといったところで、字面から想起するにはあまりに無理のある丸暗記前提の句動詞が山ほどある。それでいて慣用句やことわざと違い、同じ組み合わせが状況次第で5つも6つも異なる意味を持っていたりする。句動詞が見事に使いこなされた英語は、知識の少ない身からすると、日本語よりよっぽどハイコンテクストに見える。▼ここは力業で通るしかあるまい。語彙を積み重ねたのと全く同じように、せめて2000程度は頭に叩きこんでおく。ある程度の数を暗記しておけば、難易度の高い単語と違って映像作品の出現頻度が高いため、繰り返し耳で復習できる。「ドラマや映画で英語学習」が出来るのは、句動詞のストックが揃ってからではないかと思う。

[4015] Sep 01, 2020

「Fortnum & Mason」の紅茶を買う。ティーバッグ。ロイヤルブレンドとアイリッシュブレックファストを25袋ずつ。耐熱紙コップ代を差し引いても、社食で買うより自前で茶葉を調達した方が、より安くより美味しい紅茶が飲めることに気がついた。冷房が寒めな職場。汗だくの真夏でも夕方には熱い飲み物が欲しくなる。味は順番に変えていくつもりだ。以下、雑感。▼ロイヤルブレンド。これはあり。少し苦みは強いが、濃さをちゃんとコントロールすれば飲みやすいオーソドックスな「ザ・紅茶」に仕立てられる。放置してぬるくなっても味の違和感は少ない。無難な選択肢として抱えておきたい。アイリッシュブレックファスト。こちらは私の好みには合わない。強い渋みと深いコクが魅力――なのだろうけれど、ミルクティーにするわけでもなく、給湯器で熱湯を注いでストレートのままぐいっと煽るカップ麺のような適当な淹れ方では、どうも良さが活かされないようだ。

[4014] Aug 31, 2020

ツイッターのタイムラインに、毎日素敵なイラストが流れてくる。すごい供給量だと感心していたが、あるときふと検索してみると、思いのほか新規の作品は少なかった。過去の絵の再掲、あるいは過去ツイートの拡散が多くを占めていた。偉人の名言を綴った日めくりカレンダーのように、過去の遺産が順繰りにめぐってきていたのだ。▼これこそツイッターならではの良さだと感じる。ツイッターから長らく離れていたからこそ、逆にそう思う。リツイートによって構成されたタイムラインは、通時性のファンタジーなのだ。ひとつひとつ、呟きの出自を調べてまわりでもしない限り、タイムラインはまごうことなき時系列として私の前に立ち現れる。忙しさ故、興味のなさ故、怠惰故、見逃し続けてきた膨大な過去が、日々目新しいコンテンツとして蘇ってくるのだ。そうして、同じ復活のプロセスによる蘇生が期待できるからこそ、流し読みでいいと思える気楽さもあるのだろう。

[4013] Aug 30, 2020

オーディオミックスダウン。最近、よく落ちる。2サビが分厚いので処理負荷が厳しいのだろう。通常書き出しだと瞬間最大負荷が許容値を超えるのか、確率で音源側がフリーズしてしまうし、かといって実時間書き出しにするとノートの多いところでプロセッサの限界を超えたとDAW側が書き出しを中断してしまう。負荷のなすり付け合いである。あいだをとって「倍時間で書き出す」オプションが欲しいところだ。▼表現力は、順調に向上している。音源のおかげも大きい。私の考える――私の真にやりたいことができる――最低限の表現力を手にするまで、もう少しとは言えないが、ひとつずつステップを踏んでいけば辿り着けるかもしれないと思えるところまでは来ている。語彙でいうところの、認識語彙三万語&運用語彙二万語のラインが遠くに見える。そこまで辿り着く旅の方にこそ意味も楽しさもあるのかもしれないが、それでも辿り着いてみたいからこそ、目標である。

[4012] Aug 29, 2020

Cleave(くっつく/引き裂く)、Sanction(許可する/制限する)、Screen(放映する/遮る)、Oversight(監視する/見逃す)。ひとつの単語に、正反対の二つの意味。前にも後ろにも顔のあるローマ神話の神「ヤヌス」にちなんで、Janus Wordsと呼ばれる。扉の守護神である。▼日本語にも該当する言葉がないか、考えてみたがすぐには思い浮かばなかった。「適当な(適切な/いい加減な)」あたりは近いかもしれない。また「穿った見方」のように、誤用が広まったことでなし崩し的に二義となってしまった言葉ならありそうだ。本来は「物事の本質を的確に捉える見方」のことだが、「疑ってかかるような見方」としてマイナスの意味で使われている例も多い。▼英語にもどろう。Screenあたりは文脈から判断できそうだが、Cleaveはくっついたのか分かれたのか、単語自体に情報力が無さすぎて判断に悩む。ネイティブはどう使いこなしているのだろうか。不思議である。

[4011] Aug 28, 2020

長男。無事四歳になる。身長99cm。惜しい、もう少し。しかし、最近は靴のサイズが大きくなってきたので、もしかしたら後から背がぐんぐん伸びるかもしれない。お父さんより大きくなりたいらしいので、ぜひともたくさん食事を食べ、よく寝て、よく遊び、目標を達成して欲しい。だが、そうなったら家がだいぶ狭くなりそうだ。▼ひとつ、考えるべき命題がある。何歳になったらスマホを持たせるか。私は、早めなら五歳が良い区切りかなと思っているが、当然、常時動画も見られればゲームもできる端末を手に入れたら、そればっかりになってしまう危険もあり軽々には決められない。メッセージやスタンプを送ったり、イラスト辞典を引いてみたり、お絵かきアプリで絵を描いてみたり、本当はそういう探索方面に興味を示して欲しいのだが、なまじ最初から動画とゲームの引きが強いだけに、腰を据えてツールと戦う旅への誘導は難易度が高くなっている。難しい時代である。

[4010] Aug 27, 2020

明日は長男、四歳の誕生日。▼プレゼント。長男はごっこ遊びが大好きなので、本当ならレジやキッチン、あるいはお店屋さんごっこのような、設備と小物のバラエティーセットをあげたいところだが、なにしろ全てをめちゃくちゃにする破壊魔がいつも一緒にいるので、ガチャガチャやられてしまう玩具は与えにくい問題がある。とりわけ最近、悪さに磨きのかかってきた次男は、どうも邪魔をされて長男が悲鳴を上げること自体を楽しんでいる節がある。細かいセットアップを要するおもちゃは問答無用でNGなのだ。▼そのあたりを考慮して、ディズニーツムツムの『ボイングボール』を買った。ぬいぐるみ素材なのにバランスボールという可愛いアイデア商品だ。乗ってよし、跳ねてよし。投げて良しかどうかはわからないが、素材的に危なくはないだろう。プーさん、ミッキー、マイクの三種類。長男に写真を送って選ばせたら、まさかの大穴マイクを選んだ。明日、開封する。

[4009] Aug 26, 2020

ときどき電車の中でEngVidの動画を見る。リスニングは相当久々だが、ハイペースでもそれなりに聴けている。講師の喋り方が巧いのもあるが、語彙力が高まってきたおかげで知らない単語に注意を奪われることなく、流れを流れのまま脳に流し込めるようになったところが大きそうだ。▼まだ条件がわかっていないが、字幕がデフォルトでONになっていることがある。字幕。一見、リスニングの答え合わせが出来て便利なようだが、実際は字幕が出ていると目は字幕しか追っておらず、耳からの情報はシャットアウトされていることに気づく。かといって、普段は見ないようにして聞き取りにくかったときだけ字幕を見ようとしても、メインの感覚が視覚から聴覚にシフトすることで意識が途切れ、せっかくの流れが分断されてしまう。▼よほど聴きこんだ音声の、どうしても聞き取れない部分が何なのかを答え合わせする以外に、字幕があって学習に有益なことはないと思っている。

[4008] Aug 25, 2020

今週は、思考の焦点が定まりにくい。仕事のようにやるべきことが決まっていて、こなしていくだけで精一杯の時間は問題なく過ごせるが、それ以外の、浮いた時間の集中力が著しく低下している。平たく言うと――ぼんやりしてしまう。▼単一の原因があるわけではないだろう。寝不足だったり、精神的な負担だったり、右手の中指の爪がそろそろまるごと剥がれそうなことによる不安だったり、ナゴヤドームでベイスターズが三連敗したことだったり――大小さまざまなストレスの積み重なりが、重たいというよりは肌に気持ち悪く、その不快感が脳の働きを妨害しているように思われる。ひとつひとつは解決可能な問題でも、折り重なって迫ってくると解決不可能な塊に見えてくるのもだ。▼そこを堪えて一枚ずつ、剥がしては捨てていくのがストレスとの戦いである。各個撃破の地味な仕事である。しばらくは馬鹿になって、損得も後先も考えずに衣の処分に集中したほうが良い。

[4007] Aug 24, 2020

ようやく膝の痛みが消えたのでランニングを再開できると思ったら、左足の裏に魚の目が出来ていた。まだ小さいが、歩いても痛い。なんだか、走りたい気持ちを身体に全力で否定されている気がする。仕方がないので、しばらくは治療に専念する。▼とはいえ、確かに今、脚や膝をやってしまうと、通勤から日常生活まで、あらゆる面で痛い。走って気分爽快ダイエットと言えば聞こえはいいが、背負っているリスクは見かけ以上に大きいということだ。もう少し身の程を知った、穏和な道から積み上げろというメッセージかもしれない。▼こうして考えると、毎日運動を積み重ねている人は本当に凄い。習慣的な運動に比べれば、習慣的な勉強など楽ちんなものだ。毎日激しく勉強したって、身体はどこも痛くならないのだから。筋や骨を痛める心配もないし、筋肉痛で次の日に動けなくなったりもしない。取り組んでいる最中でさえ、物理的に痛かったり苦しかったりはしないのだ。

[4006] Aug 23, 2020

ミスタードーナツに塗り絵が飾ってあった。数十枚。子どもたちによって、思い思いに塗られた同じお題の作品たち。長男がポンデリングを食べている間、どれがいちばんクールかなと思い、一通り眺めてみた。▼大人が塗ったような完璧な作品から、クレヨンを握るので精一杯と思しき塗り絵の体を成していない落書きまで、さまざまあったが、私の心を捉えたのは、ピンクと青の二色だけを使って塗られた一枚だった。二色だが、全ての余白を塗らず、独自の模様を織り交ぜながら、点と線の密度だけで全体に濃淡のバランスを創り出している。年はわからないが、名前からすると女の子のようだ。センスの光る一枚だと思った。▼塗り絵で一般論を云々するのは乱暴だが、こと遊びの領域においては、巧さが足を引っ張ることもある。先日の引っ掛かりの話にも通じるが、巧いものはすっと意識を流れてしまうのだ。巧拙は、どこかで面白さ、興味深さとトレードオフになっている。

[4005] Aug 22, 2020

よこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」に乗る。▼地元民だが、乗るのは初めて。名前も知らなかった。コロナ禍でまったく人がいないので、四階からチケット売り場、ゴンドラまで、無人の待機列をまっすぐ行く。待ち時間ゼロのアトラクションである。▼当初、四人で乗る予定だったが、次男が寝てしまったので先発の妻&長男組と後発の私&次男組に分かれた。次男は扉をバンバン叩くのが趣味なので、捕まえていないと容赦なく叩いてゴンドラを揺らす。私も高いところは苦手な方だ。風が吹いてもミシミシ言うような古めの躯体。100mを超える高さ。さすがに怖かったので、高度が上がってからはトトロの動画を見せた。見晴らしを眺めて楽しむには、まだ数年早い。▼こうして終日、長男の希望で観覧車を中心に遊んできたわけだが、夜寝ないのは普段に輪をかけてひどく、十時から二時間以上暴れまわった。こちらの解決策はまったく見えてこない。

[4004] Aug 21, 2020

紙の辞書の有益性は、二万語クラスが近づいてくると加速度的に増してくる。最近、それを実感する。▼たとえば未知語mavenを引く。専門家、事情通。Apache Mavenのmavenはそういう意味だったのかと思いつつ、前後に目を滑らせてみる。前。mausoleum。霊廟。何かの記事で見て覚えた単語だ。mauve。つい最近、ボキャビル本のcolor wordsで見たばかり。後。maverick。一匹狼。以前も同じ辞書で引いた。mawkish。magooshのビデオで見た単語。甘ったるくて感傷的すぎること。▼そう、辞書が「埋まってくる」のだ。引いた言葉の近くに「自分とは無縁そうな単語」が見当たらなくなってくる。視界に未知語が少ないので、前後を眺めるだけで数単語分の復習になる。これが未知語ばかりでは、どこを見ても結局新しい暗記になってしまうので、たいした収穫は得られないわけだ。▼今の辞書を失ったら、切実に同じ版が欲しいと思う。辞書が友達になるのは、この辺からである。

[4003] Aug 20, 2020

Profligate。浪費する。▼初めてこの単語に出会ったとき、てっきりProfilgateだと思った。プロフィルギットだと。だが、よく見ると違った。iとlは逆だった。プロフリギットだった。読み直しながら、発音しにくいなと思った。舌がもつれる。プロフィルギットでよかったのに。そう、心の中で毒づいた。▼だが、おかげさまで、この単語は完璧に覚えた。しばらく後、二度目に見たときもフィルとフリの苦い記憶が蘇ってきて、意味も即座に思い出せた。こんな勝手な空目、単語の成り立ちにも意味にも何ひとつ関係はないのだが、それでも記憶の定着に大きく貢献してしまっている。暗記体験自体に根差したニーモニックとでも言うべきか。けっして一般化不可能な暗記術である。▼こういう例は、他にもたくさんある。数多くの英単語に――まったくもってくだらないものもあるが――私ならではの連想や体験が重なっている。暗記とは、人生を小出しに結晶化する遊びなのだ。

[4002] Aug 19, 2020

炎上していた某プロジェクトにメスが入った。炎上と主張されていた一連の騒ぎは、実は災害級の大炎上であることがわかってきた。蓋を開けてみたら……というやつだ。腐っていたのだ。▼重要なプロジェクトだけに、部署内で飛び火している。他のラインを止めてでも人員を注ぎ込んで予定内に完成させなければならない。そのための人と工数をどこからどう捻出するか、昼夜、中間管理職が顔を突き合わせて侃々諤々やっている。うちもすでに何人か拠出しているが、到底足りないということで、だいぶ痛手を負いそうだ。▼詳しい話は降りてこない。だが、今回ばかりはどうも、人と仕事とに関する様々な見込み違いが重なりすぎて、運営の良し悪しがどうこうという次元ではなかったようだ。以前も指摘した通り、人が仕事を成すという大前提を疎かにして、予定を立てることと製品が出来上がることを同一視してしまうと――こうなる。そろそろ同じ失敗事例が目立っている。

[4001] Aug 18, 2020

四千日間、原稿用紙一枚分の文章を書き続けてみて。破綻のない文章を構築する能力は格段に向上した。当然だ。短い時間で自分の思考を文字に起こし、限られた字数に収める訓練をずっとやってきたわけだから。その能力が身についていなかったら、いくらなんでも実りがなさすぎる。▼だが、文章が巧くはなっていない。何を以って巧いというかに幅はあるが、少なくとも、私が考える巧い文章を書けるようにはなっていない。話は単純明快だ。巧い文章を書きたければ、どうあれ、巧い文書を書く練習をしなければならないということである。何百万回素振りをしても好打者にはなれないように。単なる継続があらゆる望みの力を与えてくれるほど、人間、都合よく出来てはいないのだ。▼ここから先、少し方向転換して巧い文章を目指してみる道もある。その道を選んだ暁には、積み上げてきた「速度」の力も活きてくるだろう。だが、今ではない。今は別にやりたいことがある。

[4000] Aug 17, 2020

4000。▼400回目を迎えたときも驚いたが、4000回目となるといささか狂気の含みもある。いいねもなければリプライもない、アクセス解析もコメント欄もなく、相互リンクもアフィリエイトもない、何ひとつ外界と繋がりのない閉じた世界で、淡々と4000日間文章を書き続けてきたわけだ。合理的な精神に根差した行動とは思えない。恐らくは、惰性と盲目の成した業である。▼この日記もどきが荷風の『断腸亭日乗』に触発されていることは以前もどこかで書いた。『断腸亭日乗』は42年の記録。「400」はいまだ11年の記録。あと31年、あと10000以上の記事を重ねてようやく当初の道標に辿り着く。そこまでは続けてみよう。この形のままで頑張ってみよう。行けるところまで行く。道中、最初に滅ぶのは何だろう。意志か、身体か、サーバーか、それとも呑気に記事を書いていられる平和な日常か。わからないが、願わくは無事に42年を踏みたい。

[3999] Aug 16, 2020

『Word Smart』修了。知っている単語が六割、うろ覚えであった単語が二割、全く知らない単語が二割くらいの配分で、ぴったりのレベルだったと思う。一見するとただの無味乾燥なアルファベット順の語彙集だが、定義の書き方は辞典よりも単語のイメージを覚えさせることに重きを置いているし、語義を印象づけるために極端なことを言ったりする例文が面白いので、読み物としての質は高い。腰を据えて戦うタイプの本ではないが、電車の暇つぶしにはうってつけだ。▼紙の具合も悪くなかった。『Hot Word for the SAT』のようなふんわり感はないが、硬い紙ながら重量感はさほどなく、昼ご飯のお供に持ち歩いても苦にはならない。読後の劣化はちょっとごわごわになる程度。残念さはあるが、小説系のペーパーバックに比べれば遥かにマシな部類だ。参考書の場合、本の質感、重量、手触りも極めて重要である。持ち運びたいと思う本を選ぶことが小まめな学習の助けになる。

[3998] Aug 15, 2020

4000を迎える前に「400」の足跡を振り返ってみる。▼2009年8月29日、記事1号が誕生。書評メインのブログと並行で、文章修行の一環としてスタートした。したがって、当初の記事は今より修行色が濃い。各分野、真面目な話題を知識提供型の短文として仕上げようとする意志が感じられる。まだぎりぎり学生の頃。インプットも豊富だった。▼日記色が濃くなってくるのは、主に就職してからだ。とりわけ長男が生まれてからは一気に日記化が進んでいる。次男の誕生後はさらに拍車がかかり、自分の中での位置づけも他人に公開する記事から自分のための記録へシフト。このあたりからインプット量の激減も見て取れる。肩肘の張った知識偏重型のスノッブから、少し角が取れて、仕事と家庭のトラブルに翻弄される一個人の地金が出てきたとも言える。▼ただ、どうあれ軸となる価値観だけは変わっていない。言葉に重きを置く生き方は、今も昔も全く同じである。

[3997] Aug 14, 2020

プロジェクト的に仕事のキリがよかったため、この連休は本職のことを綺麗さっぱり忘れて過ごせている。遠出して羽を伸ばすというわけには行かないが、家で映画を見たり、気になっていた本を読んだり、庭に家庭用プールを出したり、普段掃除しない場所を拭き掃除したり、Zoomでオンライン飲みをやったり、そして明日は予定通りなら子どもたちと花火をしたり――まあ、細かい現実のカオスはさておき、やったことのサマリーだけを事後的に見れば、ゆっくり休みを満喫できていると言えそうだ。▼休みが明けて、九月からは最初のマイルストーンに向けた追い込みが本格化する。年末は残業祭りになるだろう。年明け、上手くいけば少しトーンダウンして、三月あたりから再び加速、あとは来年末のマスターアップに向けて焼き切れるまでギアを上げていくというお決まりの繁忙期に突入すると思われる。このスケジュールの中でどうCD曲を仕上げていくか。手腕が問われる。

[3996] Aug 13, 2020

紀伊国屋へ行く。有隣堂本店のリベンジである。▼わかってはいたが、やはり洋書の品揃えは比較にならない。もちろん、みなとみらいプラザの有隣堂店や、かつての紀伊国屋新宿南口店には及ばないが、政治、経済、社会、科学、自己啓発、フィクション、ノンフィクション、ミステリー、SF……各分野で話題の新作を一覧するには十分なラインナップが揃っている。クラシックとSFが少なめなのは残念だが、ジャンル的に限られたスペースを割きにくい事情もわかる。こればかりは仕方ないだろう。▼せっかくなので、前から一度は読んでみたいと思っていたスティーブン・キングを買った。いつどうやって進めていくかはノープランだが、「Word Smart」が下巻まで終わり、「Verbal Advantage」も読み終えたら、試みに通勤のお供にしてみようと思っている。このあたり、いろいろ実験してみないと何がどうしっくり来るかわからない。この実験の過程こそが楽しみでもある。

[3995] Aug 12, 2020

ニューヨークタイムズ一面の記事。欧州各地でPartygoersに歯止めが効かず、秘密のレイヴパーティーがゲリラ的に展開されて波紋を広げているとのこと。日本でも最近、クラスターフェスなるカルト騒ぎが話題になっていたが、さすがと言うべきか、パーティー文化の本場は桁が違った。▼専用のアプリを通じて暗号化された開催情報を通達。場所は駅から何十分も歩いた先の僻地で、その場所も開場の一時間前までは公開されない。集合時は単独で静かに集まることが推奨される。まさに秘密の集会である。そこまでして一夜のダンスを踊り、一夜の酒を呷るのだ。社会派ファッションでもイデオロギーでもない。とにかく踊らないと病んでしまう、死んでしまうのだと言わんばかりの、強烈なエネルギーである。▼由々しき事態ではある。だが、個人のリスクテイクの問題と言われたら、結局は私がラーメンを食べに行きたくて我慢できないのと本質的には同じ話なのかもしれない。

[3994] Aug 11, 2020

伊勢佐木町、有隣堂本店。二十年ぶりくらいかもしれない。▼外装も内装も、昭和で時が凍り付いたような佇まいである。古き佳き店構えと言えば聞こえはいいが、古い故の良さを活かしているわけでもなく、単に時代から取り残されている感は否めない。横浜周辺で洋書の品揃えが良いと評判だったが、実際は隅っこに細い棚が二つ割り当てられている程度で、横浜有隣堂と大差なかった。そごう七階の紀伊国屋にも遥かに及ばない。旧ランドマークプラザ店の水準を想像していただけに、ちょっとがっかりである。コミック別館が統合されていた時点で規模縮小を覚悟はしていたが、それにしてもと思わずにはいられない侘しさがある。▼本店があれで、みなとみらい店が撤退した以上、今後はもう本屋を求めて横浜より南に行くことはあるまい。基本は横浜有隣堂と紀伊国屋でこと足りる。それでダメなら東京まで出向くしかないだろうが、今は行きたくない。アマゾン頼りである。

[3993] Aug 10, 2020

横浜、みなとみらい。次男の大好きなトトログッズを買いに、ランドマークプラザの「どんぐり共和国」へ行く。完全防備。なるべく人混みを避けてスムーズに目的を達成するつもりだったが、人混みを避けるまでもなくランドマーク内はガラガラだった。混んでいたのは一階の各種喫茶店――とりわけコメダ珈琲店――と、横浜DeNAベイスターズのオフィシャルショップ「ベイストア」くらいである。▼保育園で使うハンドタオル、うがい用のコップ、家使い用のステンレスマグ、ぬいぐるみ、ロルバーンのノート等。三千円につき一枚もらえるお皿も当て込んで、けっこう買ってしまった。連休中、どこへ旅行に行けるわけでもなし、遠出をしたと思って出費の辻褄を合わせることにする。実際、コロナ騒動以降、県外にはまったく出ていないわけだから、そのぶんの外遊費は浮いているはずなのだ。▼帰宅。ぬいぐるみは気に入ってもらえたらしい。ただし、おやつには負けていた。

[3992] Aug 09, 2020

ザバスの「アクアホエイプロテイン」が凄い。何が凄いかというと、味が美味しい。プロテインとは思えないほど透き通った、スポーツドリンクのような仕上がり。昔飲んでいたプロテインのような、大豆の粉を砕いたようなモソモソした食感は微塵もないし、ホエイ特有の脂っぽさも感じさせない。よくここまで飲みやすさを極めたものだと感心する。市場が一強になっている理由もわかる。▼もうひとつ、味で感心したのは、セブンイレブンの「とみ田監修冷やしつけ麺」だ。これは、コンビニで出してはいけないくらいの完成度になっている。本家とみ田を知る者としても、とみ田の名を冠することに不満はない。麺もつけ汁も、無理に店のつけ麺を目指さず、冷蔵状態から開封してそのまま食べる「冷やしつけ麺」としての味わいを追求することで独自の世界を完成させている。半熟卵も、この手の商品にありがちな完熟ではなく、しっかり半熟状態。驚きのクオリティであった。

[3991] Aug 08, 2020

記録。次男が再び卵アレルギーを発症。全身の痒みと呼吸難が出た。前回の蕁麻疹ほど酷くはないので、ザイザルを普段の倍量飲ませて様子見したところ、今はだいぶ落ち着いている。顔がまだ腫れぼったいし、二十四時間の間は急変に注意する必要があるが、ひとまず安心である。▼よく火の通った炒り卵だったが、ダメだった。ホットケーキやお好み焼きはよくて炒り卵だとダメなのか、よく炒ったつもりでも中に半生が残るのか、卵の銘柄に依存するのか、あるいは単純に食べる量の問題なのか。卵をまったく受け付けないわけでもないので、閾値の所在が見えず困惑している。無暗に怖がって原材料から根こそぎ卵を無くしてしまうのも、栄養的にあまり良い手とは思えない。少なくとも、食べる量とアレルギー反応強度には相関があるはずなので、夕食以外のタイミングで少量ずつ食べさせながら情報を探っていくしかないだろう。▼何はともあれ、大事にならなくてよかった。

[3990] Aug 07, 2020

もとより鉛筆派ではないので鉛筆の魅力を語るのには違和感があるのだが、シャープペンシル派だったからこそ逆に際立つ鉛筆の利点について、もう少し喋ってみよう。▼一、鉛筆は細い。鉛筆より細いシャープペンシルは稀である。細いからこそ、本にも挟みやすいし、ストックもしやすい。▼二、鉛筆は意外と折れない。相当床に落としているが、先端が欠けることこそあれ、根元からぼっきり折れることは稀だ。シャープペンシルだと、運が悪ければ中の替え芯までバキバキになる。テンションも下がってしまう。▼三、鉛筆は紙にやさしい。とりわけ本に直接書き込む場合、芯が細めなシャープペンシルだと紙が凹んで裏側が凸凹してしまうことがある。なかなかのげんなり感である。鉛筆なら、そういう心配はあまりない。▼四、鉛筆にはタイマー機能がついている。先端が丸くなって削る必要ができたら、一旦休憩しなさいということだ。オンとオフのメリハリも大事である。

[3989] Aug 06, 2020

つづき。なぜ今は鉛筆の方が良いか。それは、一本一本の単価が高く、連続使用に替え芯を要求するシャープペンシルと違って、鉛筆は「大量に買ってそこら中に置いておく」ことができるからだ。鉛筆の方が、ユビキタスな存在に仕立てやすいのである。▼今、やりかけの参考書が三冊あるが、そのどれも栞の代わりに鉛筆を使っている。問題集の場合はメモ帳の切れ端も一緒に挟んでおく。そうすると、さて五分やろうと思ったとき、手に取るのは本だけでいい。本を開けば道具がセットでついてくる。最初から準備が整っているわけだ。▼几帳面な性格の人には理解しにくい話かもしれないが、私のようにだらしのないタイプの人間は、何かをやろうとしたとき、筆箱はどこにしまったかとか、替え芯の残りがあるかないかとか、どのノートを何に使っていたかとか、そういった面倒ごとが起こるたびに、勉強の機会とモチベーションを失ってしまうのである。だから、鉛筆なのだ。

[3988] Aug 05, 2020

学生の頃、シャープペンシルにこだわっていた。ブランドの高級文具を抜きにすれば、市販されている有名なモデルは一通り渡り歩いたように思う。大学受験のときに愛用していたのは、たしかステッドラーの製図用シャープペンシルだった。全体的に重く、穂先をスラスラとは動かせないあたり、スピードを求める試験向きではないはずだが、ペンばかり先走って思考が置いてけぼりになっても手戻りになるだけなので、落ち着いたペースで筆を進めるためにはちょうどよかったのかもしれない。▼ときに、今はどうか。実は鉛筆に落ち着いている。学生の頃にはなかった選択肢だ。なぜ学生から社会人になって、シャープペンシルから鉛筆への転身が起こったか。恐らく、今の慌ただしい生活で、勉強できるタイミングが偶発的かつ散発的になったことが理由だろうと思う。鉛筆は、とある理由により、勉強へ突入するための活性化エネルギーを下げてくれるのだ。――明日へつづく。

[3987] Aug 04, 2020

上達を確認するため、英単語診断をいくつか受ける。さすがに結果がぶれるが、下振れして12000、上振れして17500というところ。このあたりのどこかに真の語彙数があると思われる。▼ただ、そうは言っても試験対策で難語に特化しているので、語彙レベルで言うところの5000〜10000あたりはポロポロ抜けていて、実際のところ、まだ認識語彙は12000もないと考えるのが妥当だ。15000帯の語彙を散発的に知っているのではなく、15000語を正確に認識できることが語彙セクションの必要条件と見る。もう二息詰めたあと、中間語の補強に戻るのが正道だろう。▼一応、ロードマップは見えてきた。今取り組んでいる三冊が終わったら、パス単をぐるぐる回してからSVLで中間の穴埋め。そこまで来たら問題集に手を出そう。一日、まったく勉強できない日もあるし、できても細切れな短い時間が多いが、出来なければ出来ないで構わないくらいの気持ちで、焦らず楽しんでいきたい。

[3986] Aug 03, 2020

咳、鼻水、のどの痛みが揃ってきた。いよいよ風邪らしい風邪だが、熱は逆に不気味なくらい全く変化しない。念のため病院へ行く。▼予想通り、それぞれの症状に対する薬が処方される。喘息気味になっているものの、肺の音は今のところ異常なし。熱が出るかだけ気をつけて、出ないうちは飲んで安静にしていればいいとのこと。たしかに、この症状に高熱が出たらいくら私でも不安になる。会社も出社停止待ったなしである。▼喉から胸にかけての違和感は覚えがあるので、気管支炎は軽く併発しているように思う。咳が風邪の咳というより喘息の咳なのが気がかりなところだ。首に近いところの頭痛も少しずつ出てきたように思う。あまり考えたくはないが、もしかしたらまだピークに達していないのかもしれない。▼夏季休暇といってもどこへ行くわけでもないが、せっかくプロジェクトのタイミング的にまるまる取得できる長期休暇である。できるなら健康な体で過ごしたい。

[3985] Aug 02, 2020

いつもより遅くまで寝ている次男。長男が起きても起きない。十時になっても、十一時になっても、正午になっても起きない。心配になって覗いてみるも、頬を布団に押し付けてぐっすり眠っている。結局、何度か覗いた後、午後三時、ベッドから落ちたことによって目が覚めた。落ちなかったらいつまで寝ていたかわからない。▼本能によって失った体力を回復していたのだろう。さすがにすぐ元気いっぱいとは行かないが、健康な長男よりもがつがつご飯を食べて、熱も三十七度前後。短時間ならはしゃぎまわる元気も出てきたと見える。病み上がりなので明日は休ませるが、ぶり返さなければ明後日には無事登園できるだろう。▼もっとも、今度は私の方が軽く体調不良になっている。熱はないが、喘息気味の咳が止まらない。鼻は少々。喉に違和感があるので、素直に考えればうつったのだろうが、夏風邪だけに親の方は長引いてしまうかもしれない。爆睡で超回復したいものだ。

[3984] Aug 01, 2020

次男、朝一で病院へ。いつも通り基本は様子見しつつ、三日程度立てば熱が下がると思ってよいとのこと。喉は赤み少々。その他、鼻水以外の異常はなし。適宜カロナールを飲んで安静に。日曜日中に熱が38度以上にならないなら月曜日の登園も可能。夜に上がるようなら一日は追加で様子を見てとのことであった。▼そして、今日。大体元気だが、時々しんどそうに地を這う。兄と違ってぐずったり泣きついたりはあまりせず、熱が高いときは動きを控えてアザラシのように溶けている。夕方、三十九度近くまで熱が上がったが、高熱のだるさと遊びたい欲が激しく衝突した結果、フローリングの床に顔までつけて全身で這いながら車のおもちゃを動かして遊ぶ姿も見られた。また、風呂上がりには自分の身体より大きいおもちゃ箱の二段積みを力技で転覆。食欲も動きも控えめながら、相変わらずな部分も多々見せている。▼明日も一日ひきこもり。私が本屋へ行くかどうかくらいだ。

[3983] Jul 31, 2020

次男が発熱。38度6分。保育園では普通だったようだが、夜に上がったらしい。しばらく鼻水が出ていたので風邪の疑いが強いものの、この今の事態、今の時期の熱だけに、不安もある。カロナールを飲んで今晩にでも熱が下がるようなら一息。下がらず、何日も高熱が出るようなら非常事態になりそうだ。▼もっとも、本人はいたって元気ではある。さすがに動きは鈍いようだが、暗い寝室であったかいミルクを飲んでも眠らず起きて、自分で椅子を移動させ電気をつけた挙句、iPadを起動してゲームをせがみ、寄ってきた兄を跳ね飛ばして齧りついたかと思えば、何度も寝室を脱走しようとしては怒られるなど、いつも通りのわんぱくぶりを発揮しているところだ。良いのか悪いのか、熱があるなら素直に休んで欲しいところだが、どうあれ、ぐったりしているよりは安心できる。月曜日には綺麗さっぱり、元通りになっていて欲しいものだ。この土日もまた家に引きこもりである。

[3982] Jul 30, 2020

Bamboozle。意味は、騙す、惑わす、煙に巻く。だが、どう見てもBamboo(竹)に関係があるはずだ。気になるので語源を調べてみると、意外なことがわかった。なんと、語源はまったくわかっていないらしい。▼Bambooに関係があるなら語源も明らかになっている可能性が高いので、Bambooとはたまたまスペルが似ているだけで、関係はなさそうというのが通説らしい。北欧圏の他言語に由来を求めようとする説が諸説あるものの、決定打はないようだ。音も出自も、なんともユニークな単語である。▼日本人的には、竹に似ているインパクトに加え、最後が「ズル」で終わるので、騙す、欺く、ごまかすの意味では覚えやすい。そういうイメージを一度持ったら、たぶんもう忘れることはないだろう。▼難語は出会う頻度が極端に少ないので、こうしたニーモニック形成の容易な単語は得した気分でありがたい。タダで一点、積み増した気分になる。この手の単語が増えることを祈る。

[3981] Jul 29, 2020

昨日、今日と夜は雨が降ってしまったので走れなかった。走れない日は代わりに何かをすると決めた方がいいのかもしれないが、急ごしらえではどうしてもルーチンが噛み合わないので、何もできていない。リングフィットも楽しいのだが、寝室を使う都合、子どもたちの動向にも左右されるのが悩みどころだ。▼ただ、このところ連日のランで膝への負担が顕著になっていたから、休憩という意味ではちょうどよかったかもしれない。ふくらはぎや太もものように鍛えている筋肉が痛くなる分には構わないが、膝や腰が痛くなるのは百害あって一利なく、無理すると後々まで尾を引いてしまう可能性もある。そこはスパルタにならず、異変を感じたら休憩するくらいの余裕は持ちたい。▼某ブログでは、同じくらいの距離を三ヶ月走りつづけて体重がまったく減らないという報告も見た。一方、半年以上続けていれば確実に効果は出るという説も。個人差はあれど、基本は長期戦である。

[3980] Jul 28, 2020

Misleading Words。ときどき、どこからどう見てもそんな意味には見えないという単語がある。▼代表格は"Restive"だ。意味は「そわそわした、落ち着かない。」"Restful"(落ち着いた、安らぎを与える)とは全く反対の意味である。極めて危険度の高い単語と言える。▼"Gratuitous"も負けていない。"Gratuity"(心づけ、チップ)の形容詞形、ならば親切な様を表すかと思えば、意味するところは「不当な、余計な、いわれのない。」辞書によっては「好意の、心からの」という意味を載せていることもあるが、両義だとするとさらに面倒だ。欲しがってもいない相手にチップを押し付けるような様を表すと勝手に解釈して覚えている。▼"Prepossessing"(好感の持てる)も疑問符はつくが、「Possessしようとする寸前の」と読めば、わからなくもない。"Sedulous"(勤勉な、せっせと働く)は、"Sedentary"(座ってばかりの)が頭にちらつきさえしなければ誤解しなくて済む。

[3979] Jul 27, 2020

登園時、次男の今日の悪行一覧。▼登園早々、いつものルートと反対へ逃げ出して0歳児クラスのおやつトレーに突撃する。さいわい大惨事には至らず。1歳児部屋へ引きずるも隙を見て逃走。3歳児部屋に突撃して他人のパズルを荒らす。パズルのピースをがっちり掴んで離さない。埒が明かないので急いで準備を進める間、廊下をシャトルラン。先生にぶつかったので連れ戻す。その後も逃走。長男の救援要請を聞いて再び出ると、ロックされた廊下の扉を力づくで閉めようとしている次男を長男が止めている。引きずって部屋へ戻り体温を測ろうとするも大暴れで四回失敗。測定が終わって手放すと、今度は床に顔をこすりつけて鼻水をつけている。掃除して消毒。もはや手放せないので脇に抱えながら準備。なんとか1歳児部屋に連行した。▼唯一の救いは、長男が稀に見る良い子だったことだ。寝不足なのに朝から聞き分けもよく快活だった。そうでなければ全く絶望していた。

[3978] Jul 26, 2020

給湯器が大破した。お湯がまったく出ない。大至急連絡して点検を依頼するも、古すぎるので交換部品はなく、交換するしかないとのこと。わかってはいた。▼即、見積もり。対応する製品は本来なら57万だが、オススメモデル割引が適用されるので工事から消費税まで込み込みで30万になるというブラックボックスな価格提示をいただき、他と比較する余裕もないので即決。実際、ネットで激安を調べても、同じランクの給湯器ならトータルの値段に大差はないので、スピーディに事を進めてくれる分を考えればぼったくりではないと思う。▼とにもかくにも波乱含みながらお湯は出るようになった。温度調節のためにリモコンの蓋を開閉する必要が生じたのは面倒だが、SEやガイド音声が前のリモコンと同じなのは何となくありがたい。それにしても畳部屋のフローリング化といい、庭の剪定といい、巨額の緊急支出が相次いでいる。ちょっとばかり家計に黄信号が灯っている。

[3977] Jul 25, 2020

『1100 Words You Need to Know』修了。届いたのが三月十日なので、在宅騒動のブランクを入れれば四ヶ月長の付き合いとなった。▼がっつりドリル。久々に鉛筆と辞書で勉強らしい勉強ができた。やはり、文字を目で追うだけの本とは吸収率が違う。掲載単語を例文つきで総ざらいする「パノラマオブワーズ」では少なく見積もっても六割以上、しっかり覚えていることを確認できた。通過時点では九割を超えているはずだ。今、全ての掲載単語を対象に小テストをやって1割以上落とすとは思えない。通常の単語帳だと一周で三割がせいぜいだろうから、高い負荷を補って余りある定着効率の良さと言える。▼いろいろ調べているが、残念ながらこの手の本は少ないようだ。『Word Power Made Easy』は分厚い上にマスマーケットサイズ限定と、ユーザビリティが最低なので、手を出す気にはならない。ひとまず控えてあるSAT用の『The Vocabulary Builder Workbook』に移行する。

[3976] Jul 24, 2020

夕飯用の肉を買いに街へ。▼今日は焼肉。ハラミ、タン、サガリ、あとは普通の国産牛手切りを買う。このあいだ昼に食べたブロンコビリーのハラミが美味しかったので、次に家で焼肉をやるときはハラミをメインにしようと決めていた。サガリは肉屋の日替わりらしき変わり種で、食感がハラミに極めて近いという触れ込みながら、ハラミの半分以下の価格だったので買ってみた。意識して食べたことはない。▼ハラミとタンは最高に美味かった。一方、サガリは味が牛肉よりラム肉に近く、食感がボソボソしていていまいち。不味くはないが、これでハラミとほとんど同じとは攻めすぎな誇大広告に思える。安さにつられてハラミと同量買ってしまったのは悔やまれる。国産牛手切りは、グラム単価が最も高かったわりには普通であった。結局、ハラミ全振りが正解だったことになる。▼頻繁にはできないが、子どもたちもまずまず食べるので、月一くらいで焼肉会を開催してもいい。

[3975] Jul 23, 2020

終日小雨。ランニングの代わりに「リングフィットアドベンチャー」で運動ノルマを消化する。▼妻がビッグカメラの抽選で当てた。話には聞いていたが、思っていた以上にハードなファンタジーだ。まともに取り組むと三十分もしないうちにバテて、フィットバトルのスキルをこなすのがつらくなってくる。昔、スクワットを十回とか二十回とか、ノルマにしていたこともあったが、フィットバトルではスクワット二十回がたったの攻撃一回分しかない。しかも、沈んだ体勢を一定時間維持しないと不合格だ。今日も合計百回はやった。筋肉痛待ったなしである。▼ジョギングについては、その場での足踏みということもあり、負荷は小さい。心肺機能を鍛える効果はあまりないと思う。リッチな人なら、コンベア式のランニングマシーンとリングフィットアドベンチャーを組み合わせれば、室内にいながら質の良い運動が楽しめるのではないだろうか。今後も、雨の日はこれで行こう。

[3974] Jul 22, 2020

次男を連れて遠くの子ども療育センターへ。▼もともとご飯を食べてくれないことが主な悩みであったが、今となっては我が家でもっとも食い意地の張った食欲モンスターと化しているので、その件は立ち消えに。目下、便秘とО脚がメインの心配事にスライドしてきている。О脚についてはビタミンDの欠乏が疑われたが、血液検査の結果、数値には問題なしということで、以後は整形外科の預かりとなった。そこで、継続的な治療が必要かどうかを判断してもらうことになる。▼便秘も困りものだが、あまりに出ないのが功を奏して早くもトイレで用を足すようになった。やはり補助便座で踏ん張った方が出やすいようだ。長い目で見て、食事習慣と薬で上手にコントロールしていくしかあるまい。▼場所は遠いが、コンビニからカフェまで、院内の施設が充実しているので助かった。せまい待合室で暴れる次男と何時間も待つのは狂気だが、周遊できるなら気の紛らわせようもある。

[3973] Jul 21, 2020

指の傷がようやく治ってきた。▼医者曰く、黴菌が入ったらしい。左手の親指、中指、同じく右手の親指、中指で、計四本。この四本だけがパンパンに腫れて痛んでいた。どこで何をしたら、こんな奇妙な符号で左右対称に膿むのか見当もつかないが、薬を塗ったら順次治っていって、最後まで抗った右手の中指からようやく腫れと痛みが消えたところである。ちょっと財布や携帯にかすっただけでも激痛だったので、心底ほっとしている。▼最も激しく腫れた右手の中指は、一時期はそれはもう酷い有様になったのだが、壊滅した場所にも気づけばちゃんと薄皮が張った。普通の傷がふさがるのとはちょっと違う、人体修復の過程を見ている気がする。素晴らしいレジリエンスである。ただ、四本とも完治したわけではないので、このバリアの薄い状態で雑菌に触れてぶり返すのは避けたい。結局原因の心当たりは全くないが、僅かながら可能性があるとすれば、台所のゴム手袋だろう。

[3972] Jul 20, 2020

十年間、C++エンジニアとして働いてきた。C++の知識は誰にも負けない――とは、さすがに言えないが、少なくとも半径一歩、身近なところでは右に出るものなしと言っても大袈裟にならない程度までは鍛えたつもりである。無駄知識を好む気性にも合う、居心地の良いフィールドだったと思う。▼だが、最近は書いてない。書いている時間はなく、何を書くかの判断、誰に書いてもらうかのアサイン、それらのお膳立て、調整、確認、折衝にほとんどの時間を費やしている。恐らく、キャリアの行く末は、この出来事をどう捉えるかで変わってくるのだろう。私は、それでも仕方ないと思う側である。知識・技術を求めるものから与えるものへ。そういうシフトチェンジがあっても悪くはない。▼だが、職務上で果たすべき役割が変わったからといって、知識欲まで失う必要もないだろう。書かなくても、書かないからこそ、得られる知見もあるはずだ。次はその欠片を探していきたい。

[3971] Jul 19, 2020

私の勤め先は、働き方のゴタゴタこそあったものの、業績という点ではコロナショックの影響を激しく受けたわけではない。だから、夏のボーナスがなくなったり、昇給が見送られたり、退職が相次いだりということも起きていない。だが、うちは関係なくてよかったという話ではけっしてない。直撃しなかっただけである。遅れてやってくる衝撃波によって大破するのは、そう遠くない将来かもしれないのだ。▼この時間差攻撃が、いつ、どんな形で自分たちに影響するのか、明確に見えてこないところが不安を煽る。上層部はどうなのか。向こう三年の計画に変更はないし、働き方も元の形に戻していこうとしているあたり、まさかとは思うが、直撃被害を免れたから以前通りにやっていれば再び軌道に乗るなどと楽観視しているのではないかと疑ってしまう。そして、いざ余波に打ちのめされてから、慌てて号令をかける未来の姿が見えなくもない。いっそうの自衛力が求められる。

[3970] Jul 18, 2020

本日のラン、2.19kmでダウン。▼久々なので無理するつもりは最初からなかったが、思っていた以上に足が動かなかった。心肺もついていこないし、足腰も弱っている。帰りの登り坂が絶望的につらかった。距離を伸ばすまでに時間がかかりそうだ。▼新しいウェアの感触は良い。汗をかいても綿シャツのようにべたべたしないし、通気性も良好だ。とはいえポリエステルなので、肌への刺激はそれなりにある。長時間は着られない。それになんといっても、いま暑いのはマスクだ。正直、暖かくなったらランニング中のマスクはきつい。なるべく誰ともすれ違わないルートを選んで、視界に人がいないときは顎側に外させてもらう。耳から顎にまとわりついているだけで暑苦しいが、とっさのことを考えれば仕方ない。▼フリップベルトはスマホと鍵の持ち運びにたいへん便利だが、大型スマホは腹に括っても多少は揺れる。途中で取り出さないなら背中に入れた方がいいかもしれない。

[3969] Jul 17, 2020

雨、雨、雨。▼つい何度も「降水ナウキャスト」を確認してしまう。にわか雨なのではないかと思って。降っているのは今だけで、雨雲が過ぎたら陽が差してくるのではないかと期待して。だが、地図はいつも青に覆われている。何分先の未来を見ても雨ばかり。長く長く続いている雲の道。どうにもならない。▼無論、九州や中国で進行中の激しい水害と比べれば、洗濯物が乾かない憂鬱程度で済んでいることをありがたく思うべきだが、それにしてもいつまでと気を揉まずにもいられない。ちょうど、来週も前線が居座りそうという話がラジオから聞こえてきた。来週いっぱい続いたら、もう八月間近である。ただでさえ異常事態な今年。八月に入っても梅雨なんていう気象異常まで来て欲しくはない。▼野球も中止だったりコールドだったりで、観客が入り始めたにも関わらず盛り上がらない日が続いている。ベイスターズはとりわけ雨運がない。怪我も怖い。そろそろ陽が欲しい。

[3968] Jul 16, 2020

オンライン飲み会、二度目。▼良いところ。いつでもドタキャンできる。遅れても全く問題ない。夕飯を食べてから参加できる。お酒も自分で飲みたい分だけ用意すればいい。会話中にちょっと離れて家の仕事ができる。特定の数人で盛り上がっているときは、こうして400を書いてもいい。一方、自分が話しているときは、同じテーブルだけでなく、参加者の全員が聞いてくれる。もちろん、逆もまた然り。▼悪いところ。話に入るタイミングが難しい。もともと話に割り込んでいくのが得意でない聞き専好みの人には、かえってジェスチャーで話題を振られることがないので良いのかもしれないが、全体としては特定のアグレッシブな人だけが話しがちになる。話し役と聞き役に分かれてしまうと、新鮮なトピックは出にくくなる。他、スワイプしないと全員の顔を見られない、スマホで参加している場合はスマホが使えない、終了時間の目途が立ちにくい、等。▼良し悪しである。

[3967] Jul 15, 2020

トレンチコートはやめて、アディダスでトレーニングウェアを一式揃えた。▼次男の誕生から在宅騒動まで、さまざまな理由で一時中止になっていたランニングだが、本格的に再開する。そのための精神的な追い込みも兼ねて、予算の割り当てをスイッチした。コートがどうあれ、それ以前に体型を戻さねば話になるまい。▼ただ、コロナもあって帰宅後の時間配分は非常に難しい。衛生的には帰宅したら即風呂にしたいが、風呂、肌のケア、夜の家事、ランニングの順にすると、もういちど風呂とケアが回ってきて時間と薬が無駄になる。加えて、ランニングを30分と見積もってスピーディにこなしても、戻ったら即長男の寝かしつけとなり、例によって十一時、十二時まで寝ないとすると、それで終わりになってしまう。400がぎりぎり。勉強の時間も、制作の時間も取れまい。▼良いタイムテーブルを組む必要がある。やってみて、何がどう圧迫されるかで、微調整していこう。

[3966] Jul 14, 2020

〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇。▼横浜DeNAベイスターズが、ちょっと変わったプロ野球記録を打ち立てた。連勝・連敗なしで勝ち負け交互に15試合。14試合連続まではこれまでに5回あったそうだが、15回は新記録となった。▼結果だけ見れば勝ち星がひとつ増えただけで、嬉しいことでもない。だが、勝ち負けと来たから明日は勝てるかもしれないという期待によるプラスの暗示効果と、勝ったから明日は負けるかもというマイナスの暗示効果なら、ポジティブにプレイしている選手にとっては明らかに前者の方が強いだろう。故に、交互が続いたところのどこかで、本当なら連敗しそうなところを無意識の暗示に助けてもらった可能性も、まるでないとは言えないかもしれない。▼さて、明日はどうなるか。勝てば記録樹立直後に交互脱出で連勝街道への期待が膨らむし、負けたら負けたで交互継続により明後日の勝ちが醸される。どっちに転んでも精神の安定は保たれる。

[3965] Jul 13, 2020

カモシカスポーツへ行く。初来店。ランニングウェア目当てだったが、ハイキングや登山用品の扱いの方が多いようだ。▼しかし、カモシカである。カモシカというと山より陸上を想像するのだが、なぜ登山なのだろうか。そんな話をしたら、妻に「カモシカと聞いてどんな姿を想像してる?」と訊かれた。脳内のイメージを答えた後、ニホンカモシカの写真を見せてもらう。愕然とした。なんだろう、この、タヌキのような、ずんぐりむっくりした生き物は……。▼悲しいかな。私がカモシカだと思っていた姿の持ち主は、レイヨウであった。羚羊。そう、レイヨウなのだが、羚羊はカモシカとも読むのだ。そして、私が陸上を想像するに至った「カモシカのような脚」という表現の出所も、どうもこのレイヨウとカモシカを取り違えたところから来ているらしい。カモシカのような脚とは、レイヨウのような脚のことなのだ。▼カモシカはれっきとした山の動物である。店名が正しい。

[3964] Jul 12, 2020

第二回分、英検一級の申し込みが今月まで。在宅のどさくさで二ヶ月も止まってしまった故、間に合う気がしないのだが、それよりもこのコロナパニック下で本当に開催されるのかどうか、されたとしても人混みにならないのか、面接はどうするのか、そういった不安が後を絶たない。さりとて、いつまで遅らせれば事態が収束しているのかも見当はつかないし、遅らせれば遅らせるほど学習密度は薄くなってしまう。早めにケリをつけたい気持ちと様子見したい気持ちが戦っている。▼検定側も今回の事件を機にいろいろ見直してみたらいいのではないか。国内でしか威がないのに国内人気でTOEICに水を開けられているわけだから、このままだとそれこそハイブランドのようにジリ貧で弱っていく未来が見える。「新しい生活様式」が一般化していく流れなら、せめてオンライン面接くらいは採用して欲しいものだ。▼明日からは徐々に通常のリズムを取り戻す。明日から頑張る。

[3963] Jul 11, 2020

会社へのパソコンとアマゾンへの返品を同時に佐川で送る。伝票を記入しているあいだに荷物はトラックへ。記入後、二枚の伝票を渡したところ、どちらが大きい方ですかと聞かれる。大きい方。会社の方が箱は大きかったと思うが、そんなあいまいな判断で伝票を貼られるわけにはいかない。トラックまでついていって、直接の指差しで指示させてもらった。万が一にも、アマゾンの返品センターに会社のパソコンを届けてはならない。▼そんな馬鹿なという話だが、実はすでにオフィス復帰組の中で、パソコンを別の場所に送ってしまった人がいる。出社当日、荷物が来ていないことに気づいて問い合わせたところ判明したらしい。なんとか荷物は回収できたようだが、肝は冷え切ったことだろう。紛失なんてことになったら始末書では済まないかもしれない。▼普段と違うことをする時はとりわけ、何が起こるかわからない。確認してしすぎるということはない。無事届いて欲しい。

[3962] Jul 10, 2020

レナウン破綻の件でアクアスキュータムのトレンチコートが三割引きになり、悲喜こもごも、現品限りだしいよいよ手を出すか悩んでいたが、気になって楽天を見てみたら、同じ型番の同じサイズが三割引きで出ていた。こちらは諸々ポイントがつく分、セールでポイントをつけてくれない百貨店より10%以上安い。▼通販も今回のあおりを受けての割引なのか、普段から三割引きを銘打っているのかはわからないが、近いうちになくなるかもしれない実店舗で買うのも通販で買うのも、そう変わらない気もがしてくる。通販は怪しい、百貨店は安心と言うが、通販と言っても今はどこかに実店舗を構えるショップがほとんど。もはや信頼性に大差はないのだろう。ウェブベースでの真贋保証とか、保存状態の公式レーティングとか、ハイブランド側も通販を見据えた生き残り戦略が必要になってきそうだ。▼買うか、買わないか。当落線上にいる。レインコートに逃げる可能性もある。

[3961] Jul 09, 2020

ふと思い出した。そういえば、数年前に仕込んだイーサリアム系のゲームアセットはどうなったのだろうか。▼いろいろあって、実名は伏せておく。いちばん胡散臭いと思っていたやつは、案の定アクセスできなくなっていた。検索しても情報の欠片も出てこない。もはや最初から存在すらしなかったことになっているらしい。逆に、いちばん将来性がありそうだと思ったタイトルは、特に変わらず当時のまま。UIすら変わっていないあたり資金難を感じさせる。開かれざる扉のまま、くすぶり続けてフェードアウトする可能性も高い。▼まあ、そもそも、流行っているタイトルがまだない市場である。システム整備も法整備も、何もかもが追いついていない状態で見切り発車したコンテンツたちだ。先があると言っても十年、二十年後の話かもしれない。私もまた、今日思い出したことを忘れてタイムカプセルを埋め直しておこう。そのまま腐ってしまったとしても、未練は何もない。

[3960] Jul 08, 2020

曲を評価する意味ではなく、ただ自分の好みにどれくらいマッチするかという意味だけで0点から100点までをつけていくとする。100点は出会ったことがない。90点を超えることもまずない。好みを絞り込んだうえで購入する有料楽曲なら、70点〜80点台もありうる。フリーのオリジナル曲を散策するとなると、60点台なら掘り出し物という線になる。50点以下を再試聴することは、めったにない。▼理由は単純。曲が少なすぎるのだ。世間一般の印象とは裏腹に、私はまだ、この世に存在するリーチ可能な曲は少なすぎるのではないかと思っている。思い始めている。極端な話、楽器構成や展開、リズムやメロディに、ごくごくわずかしか違いのない曲が何億、何兆とあらゆるジャンルに並んだら、平均点は確実に上昇するはずだ。世の楽曲は、全人類が自分のスイートスポットを満たすには、まだあまりにも弾が少ない。そのスキマを埋めるのは、AIかもしれない。

[3959] Jul 07, 2020

プレヴェーユの薬用ハンドジェルが届いた。▼Purellの製品を狙っていたのが手に入らなかったので、アルコール消毒はもっぱら最寄りのハックドラッグでゲリラ販売されていた名も知らぬメーカーのあやしげなチューブに頼っていたのだが、比較的信頼性の高い製品がようやく楽天にも出回るようになってきたので、据え置き用と持ち運び用をそれぞれ注文。手荒れケアのあれこれは入っていないが、消毒殺菌成分には不足なく、値段もそれほど高騰していないので、平時にドラッグストアで買える品でないことを除けば、まずまず納得いく線と言える。▼無論、繰り返し言われているように、対策の基本は石鹸での手洗いだが、ふいに子どもたちが不衛生な場所を触ってしまったときや、食事の直前の消毒など、容易に手洗いできない場面では持ち運び用の消毒液が役に立つ。科学的効果も期待はするが、心理的効果も大きい。無理のない範囲であれば気をつけすぎということはない。

[3958] Jul 06, 2020

次男が和室の畳を毟りまくっている。▼すべてを破壊する一歳児とはいえ、これは少々被害が大きい。なにしろ台所にまで毟られたイグサが散乱しているのだ。さっきは両手に数本、得意げに握って差しだしてきた。怒ってやめるタマでもない。和室をフローリング化するしか手はなさそうだ。▼もともと、古くなっていたこともあるし、ダニの心配も大きいので、どこかのタイミングでやりたいとは思っていた。今は子どもたちが好んで和室を遊び場にしているから尚更だ。お風呂に入ったあとの身体で、メンテのそれほど行き届いていないあの和室で転がりまわってからご就寝では、せっかくのミクロガードプレミアムも形無しである。▼和室にも畳にも未練はない。最大の問題は、当然、予算である。複合材にしても、八畳だと最低二十万はかかりそうだ。もうひとつインテル機が組めてしまうほどの大金である。ただ、和室の荷物が撤去される今月こそチャンスなのは間違いない。

[3957] Jul 05, 2020

さまざまな実験の結果、同時発音数のボトルネックが見えてきた。▼結論から言うと、ボトルネックはシングルコア性能で間違いない。有効コア数は最大で4。ほとんど2コアしか使われていない。そして、鍵盤EQが処理負荷の半分以上を占めている。したがってストレージの転送速度も、メモリ帯域も無関係。2133MHzと3600MHz(OC)の違いは皆無であった。当然、オーディオインターフェースも影響しない。ドロップアウトの発生は転送前である。▼プラグインのインスタンスを複製してマイクを分離すると使用コア数が増えるので、単純にプラグインのマルチスレッド設計がお粗末と言わざるを得ない。極端な話、指定されたコア数で鍵盤を均等割り付けしてアフィニティマスクで縛れば鍵盤EQも同時発音もマルチコアでしっかり回せるはずなのだが、そうはなっていないということだ。これは問い合わせ案件である。現段階では、クロック周波数を高めてぶん回すしか策はない。

[3956] Jul 04, 2020

目的が内的に完結しない努力はリスクが高い。努力、つまりは費やした時間と労力が、報われるかどうかの線引きを外的な要因に委ねてしまうわけだから。外的報酬をあてにした努力はギャンブルと同じである。努力もまた運なのだ。▼内的に完結する努力とは、努力によって何かを修めること自体が目的になるような努力である。平たく言えば、自己満足だ。自己満足に閉じているうちは平静でいられる。「努力が無駄になるかも」という心配など一切ない。やること、やっていることが、即ちリワードである。無駄になる努力という概念自体が存在し得ない。▼混じりけのある人間のこと、そんな純粋な動機ばかりで自己鍛練できるはずもないのだが、自分の軸となる領域、ライフワークにしたいと思っている趣味くらいは、外的な依存度を弱めておいた方がよさそうだ。人生そのものを、自分の力ではどうにもできないリスクに晒すのは――あまりにも破滅的なギャンブラーである。

[3955] Jul 03, 2020

夜。後輩が困っているので、終業後だが助け船を出しに行く。今日中に形をつけなければならない仕事がエラーで進まないらしい。▼状況を聞くと、ネットワーク絡みの面倒なところで詰まっている。ひとつひとつ手順を明らかにして、ウェブの記事なども貼ったり貼られたりしながら、原因を探っていく。最終的には過去の類似案件で得られた知見が効いて、なんとか解決に導いた。▼教える側からすると、必要に応じてこれができるのは在宅の強みだ。もし在宅のままプロジェクトを完遂するとしたら、終盤は毎日張り付いたように残業しなくても、必要に応じて自宅サポートを織り交ぜることができるだろう。もっとも、我々のチームのオフィス復帰は事実上決まっているので、私も再来週からは家を離れることになるのだが、ふたたび会社の方針が在宅に傾いてもどってくるようなら、こうした新しい連携の形もワークフローに組み込んで、在宅生産能力の向上を目指してみたい。

[3954] Jul 02, 2020

レジ袋が有料になった。有料になって支出的に困るということはないのだが、買い物をするという単純な行為に「レジ袋の有無を選択する」自由が追加されてしまって、ちょっとだけ煩わしい。聞かれるのがイヤだとか、そういうことではない。ただ、たとえばお茶を二本買って、二本だと両手がふさがって持ちにくいから小袋を買うべきかとか、リュックの空きスペースを思い出して、これくらいなら入るだろうかとか、買うにしても小と大のどちらにするかとか、考える余地が生まれてしまって億劫だという話だ。▼袋もどのみち家でゴミ袋として使うから、何も考えず「常に買う」が最適だとは思っている。思っているが、いくらそう決め込んだって、サンダル履きでふらっと立ち寄ったコンビニで黒烏龍茶を一本買っただけなら、やっぱり袋は要らない。有料化以前だって、そのときは貰っていなかった。有料化して常に買ってしまったら、何のための有料化か。本末転倒である。

[3953] Jul 01, 2020

少しずつ、しゃべり始めてきた次男のオリジナル語録。「ぴっぴー」=この食べ物をください。「ちった」=この食べ物をもっとください。「でっでーい!」=そのおやつをよこせ!▼一歳時の長男を見てくれた保育園の先生によると、同時期の長男に比べて言葉の出は良いらしい。ただ、ハチャメチャで鳴らした長男より「さらに激しい感じですね」と苦笑いも。申し訳ないけれど、その通りですとしか言いようがなかった。保育園でも家と同じく、破壊活動に勤しんでいるようだ。▼自分から言葉がスラスラ出る段階ではまだないが、真似をするのは上手い。長男に向かって言っている言葉を復唱したり、「あか」「きいろ」など色の名前を教えようとすると、覚えているかどうかはともかく同じように繰り返す。長男同様、こうなってからは早いかもしれない。▼あとは私のことを「おっと」と呼んだり、「だっこ」と抱っこをせがんだり。「おちゃ」も言える。語彙は増えている。

[3952] Jun 30, 2020

風邪。熱以外の症状が全部ある。鼻水を筆頭に、のどの痛み、咳、頭痛、腹痛、身体のだるさ等々。全部と言ったが、吐き気はない。風邪としては倍満級というところだ。▼熱が出ない風邪なのは、保育園が毎朝厳密な体温チェックをしているからだろう。少しでも熱の出た園児は預からない。だからこそ、熱の出ない風邪がチェックをすり抜けて家にやってくるわけだ。今回も起点は次男と思われる。鼻水を垂らしていた。▼夏風邪なので長引く可能性もあるが、今のところ重症化はしていない。それよりここ数ヶ月、慢性的に体調不良が続いている件について相談したところ、予想通り自律神経だと言われた。根本治療には生活側を改善するしかなさそうだ。対症療法的な薬を処方されたので、症状が酷い時に服用する。▼仕事の方もアクセルがかかりはじめた。部署の都合に振り回されて人員計画やスケジュールを何度も立て直しているが、そろそろ後戻りが効かなくなりつつある。

[3951] Jun 29, 2020

新しいパソコンが組みあがって、諸々検証が進んでいる。▼同時発音数ベースでのベンチテストは「微増」。クロックだけでも1000MHz以上上がっている上、IPCの向上も勘定に入れると辻褄が合わない。ボトルネックは別のところにあるという判断になる。▼以下、あやしい順に、メモリ帯域、オーディオインターフェース、グラフィックスドライバ。大容量データをメモリに乗せてランダムにロードする音源再生の仕組みを考えれば、メモリ帯域がもっとも疑わしい。ただ、今回、クアッドチャンネルからデュアルチャンネルにダウングレードしているので、帯域ネックならテスト結果は「減少」していなければならないことになる。チャンネル数は実速度に影響しないという有志の実験もあるので、クロックを上げてみないことにはわからない。▼間違っても、ページフォールトによる割りこみが犯人などというオチはやめて欲しいところだ。解決できるボトルネックであって欲しい。

[3950] Jun 28, 2020

友人に指摘されて気づいた。たしかに私の不見識だった。アクアスキュータムが半額なのは、レナウンが経営破綻したからだ。アクアスキュータムはレナウンのライセンスブランド​である。▼レナウン破綻はどこかでちらっと見たはずだが、真剣味がなかったのでこのたびのセールと繋がらなかった。セールの理由を聞かれてぼかしもするはずだ。ライセンシーが倒産しましたので、などとは言えまい。どうりで、ダーバンも半額セールを打っていたわけである。▼とはいえ、ぐるりと回った限りはフロア一帯が半額と言わないまでも三割・四割級のセールを開催していたので、レナウンの破綻、緊急事態からの復帰、ニュウマンのオープン、等々ひっくるめて、これはもうまるっと大型セールするしかないという話なのではなかろうか。破綻後の各ブランドがどうなるか知らないが、私としてはせめてアクアスキュータムだけでも、どこかのスポンサーが買ってくれることを期待したい。

[3949] Jun 27, 2020

横浜高島屋。紳士服フロアにセールの文字が躍っている。春物処分かと思いきや、そうでもない。まさにこれからの夏物が値引き対象になっている。アクアスキュータムを覗いたら、半袖シャツから綿のズボンまで、欲しかったが手の出なかったラインナップが軒並み半額になっていた。半額。アクアスキュータムのセールとしては、ちょっと見たことのない率である。この機を逃す手はない。上下合わせて七点、買ってしまった。大満足している。▼時期外れの巨大セールについて、今年はいろいろ事情が特殊ですからと店員さんはぼかしていたが、コロナで失った客足を取り戻すためという理由以上に、先日オープンしたばかりのニュウマンの存在が効いていると見える。鳴り物入りの新店舗。オープンセールに張り合うためには、高島屋もこれくらい大胆なことをやらなければ、根こそぎ顧客を攫われてしまうかもしれないというところではなかろうか。買う側は嬉しい限りである。

[3948] Jun 26, 2020

ダイヤモンドドライバーが届いた。▼早速、ネジに向かう。先端を当てたときのザラリとした感触。強烈な摩擦がかかっている。押して回す。手ごたえがない。やはりダメなのかと思ったら、あっという間にネジは外れていた。恐るべし。これがハイエンドドライバーの力ということか。▼おかげさまで、M.2SSDの取り付けは無事完了。あとはグリス塗りさえしくじらなければ起動までは行けるだろう。今日中にやれるところまでやってしまいたい。システムドライブをM.2に変更するのでWin10の再インストールが必要だが、これはもうフラッシュメモリにイメージを準備してある。物理ディスクを探す必要もない。Amazonのオンラインライセンスは便利だ。▼当面、VegasProとCubaseだけ入れ直せば差し支えあるまい。メインPCにいろいろ詰め込みすぎると保守が面倒になるので、製作用は製作用として内部をシンプルに保つ路線を採る。ファイル管理もクラウド主体にするつもりだ。

[3947] Jun 25, 2020

ヴェラのダイヤモンドドライバーを買う。▼思わぬところでPCの組み立てが頓挫してしまった。マザーボードに取り付けられたM.2ヒートシンクのシールドを固定するネジが硬すぎるのだ。硬いなんてものではない。溶接されたように動かない。手持ちの細い精密ドライバーでは手も足もでなかった。無理にやって舐めてしまっては困るので、一旦諦めた格好だ。▼ネジのサイズは#0と思われる。ジャストサイズで持ち手部分が太く、先端に摩擦がコーティングされていれば、いくらなんでも回るはずだ。そう思い、定評のあるダイヤモンドドライバーにした。明日、配送される予定だ。▼その間にやれることはやっておく。ファンのバックプレート取り付け。ファン設置状態でのメモリの換装テスト。配線の確認、等々。そしてもうひとつ困ったのが、古い方のファンが六角レンチでないと取り外せない構造になっていたことだ。当時の六角なんてもう残っていない。頭を抱えている。

[3946] Jun 24, 2020

数年ぶりに、WholeTomatoのVisualAssistXを更新した。▼リニューアルが使えないので新規扱いになるが、会社がライセンスを管理するわけではないから個人ライセンスの買い切りで良いのではと思い、公式に諸々の事情込みで質問。チームをたらい回しにされたものの、最終的にはそれでよいとの返事をもらった。スタンダードライセンスは要らなかったわけだ。スタンダードを毎年更新するより遥かに安く済むのでありがたい。▼公式の拡張プラグインも充実はしてきたが、肝心要のインテリセンスさんがどうにも賢くなってくれないので、作業効率向上のためにはまだトマトが必要と感じる。仕事の品質に著しい差が出るわけではないだろうが、砂時計を見ている時間は確実に減るので、塵も積もれば何とやら。小さな仕事が速くなるとフットワークも軽くなるので、実際に削減できた時間以上の実益が出ていると思っている。同期のプログラマも、一緒に十年間使いつづけている。

[3945] Jun 23, 2020

タイラー・オースティン、初のスタメン。四打数四安打。勝ち越しの一打点。▼打つ方が本物なのはわかっていたが、やはり公式戦で打ってくれると一気に信頼度が上がる。プロの世界はとにもかくにも、本番で打てるかどうかが全てだからだ。結果を出せば自信がつく。次にスランプを迎えるまでは自分の実力を発揮できるようになる。開幕から好循環に乗れる可能性が出てくる。▼守備でも魅せた。実らなかったがダイビングキャッチはぎりぎりだったし、その後のリカバリーが最速だったからこそホームを刺せた。別の形で実を結んだ値千金の全力プレーである。抜いていたら、どんな形の逆転も起きはしない。外野で十分やっていけそうなポテンシャルを見せつけた。▼インタビューでは緊張しているのかシャイなのか、テンションは低めの様子。おとなしめのクールガイな印象で、過去にメジャーで乱闘騒ぎを起こしたとは思えなかった。キレると怖いタイプなのかもしれない。

[3944] Jun 22, 2020

『Dark Rock Pro 4』が届いた。▼TDP250Wのモンスターファン。黒曜石のモノリスような佇まいが美しい。存在感が強すぎて、マザーボードに乗せるとまるで、大地に屹立する漆黒の巨大ビルである。貧弱な板では折れてしまうに違いない。▼Be quiet!はTDP表記を盛らないので、250W対応と謳った以上は250Wまで徹底的に冷やす。そうして、フロントパネルからサイドフローファンを通過してリアに至るまで、すべて同じメーカーの同じファンで揃えたことが、冷却力をさらにサポートする。3950Xならともかく、3900X程度なら、この構成で回らないはずがない。▼心配なのはメモリだ。メモリを直接冷やせないことだけが、サイドフローの唯一の弱点である。それに、ここまで巨大なファンだと、ヒートシンクつきメモリとの干渉も必至。背が高すぎず低すぎず、それなりの自己冷却力を有するメモリを選ばねばならない。当面は現行のコルセアで済ませ、実験後に別案を検討しよう。

[3943] Jun 21, 2020

注文から外したと思っていた商品が届いてしまったので、返品の準備をする。アマゾンの返品システムを使うのは初めてだ。▼返品への誘導は注文履歴からワンボタン。返品から返金までの手順も明快で、ポリシーもちゃんとしている。必要なバーコードを含む画面をプリンターで印刷して段ボールに同梱し、指定の住所に送り返すだけ。着払いも選択できるようだ。ああでもないこうでもないと面倒くさい手順を押し付けて返品意欲を削ごうなどという姑息な意図はどこにも見えない。大手の余裕である。▼だが、返金に関しては油断できない。今回のケースは全額返金の基準に適合するし、画面上にもフルプライスで返金額が表示されたので問題ないと思うが、嘘か本当か、返金時に一方的な理由をつけて半額にされたとか、そういう報告も見る。返品・返金ポリシーが整っていなかった昔の話だと信じたい。こちらの落ち度でも全額返金されるなら、アマゾンの信頼度も爆増である。

[3942] Jun 20, 2020

IntelかAMDか。迷ったが、腹を括った。AMDで行く。▼Ryzen 3900XにMEG X570 Unifyという鉄板中の鉄板構成。現時点で性能とコストパフォーマンスを両立しようとしたら、必ずこのあたりに落ち着くといっても過言ではない。X99からAM4へ変更なので、クーラーも変える必要がある。Be quietのケース・ファンで統一しているから、冷却性能をほんの少し妥協してもDark Rock Pro 4にするのがいいだろう。Noctua NH-D15も考えたが、黒一色で染め上げたケースの中に淡いブラウンカラーが浮くのは納得できなかった。▼これでスタインウェイが鳴れば全て良し。最悪のケースは悪化だが、この場合は涙を飲んでパーツを全部売り、i9-10900Kを中心にIntelで組み直すしかないだろう。Zen3もマザーボードは据え置きなので、そのときに4900Xや4950Xに乗り換えも可能ではあるが、今求められる性能を発揮してくれるなら何世代使いまわしてもいい。コストが少ないに越したことはない。

[3941] Jun 19, 2020

ついに開幕した。このときを待っていた。▼雨天。朝の時点では、中止もあるかなと思っていた。だが、午後五時になってもアナウンスがないので、強行の予感がした。六時。子どもたちをお風呂から上げてアプリを立ち上げると、生放送が始まっている。三十分遅延してのプレイボール。三ヶ月待ったことを思えば、何ということはない。▼無観客試合である。二軍の試合のような静けさ。新鮮だが、やはり応援歌もチャンテもなく、長打のどよめきも拍手もないのは寂しい。早く満員のスタジアムに戻りたい思いは、選手もファンも同じだろう。▼結果は惨敗だが、悪い試合ではなかった。投打ともに大瀬良の出来が良すぎたというところだ。代打オースティンの好打がサード三好のファインプレーに止められたところが決着のポイントだろう。こういうことが云々できるようになっただけでも少し日常を取り戻した感がある。齧りつく余裕はないが、生活のスパイスにしていきたい。

[3940] Jun 18, 2020

Ryzen 9 3900XTが公開された。7月7日発売予定。だが、ちょっとがっかりしている。▼無印との違いはブーストクロックの上限だけ。100MHz引き上げている。それ以外は全く同じである。しかも、先行情報なので確証はないが、値段は据え置きで同梱のクーラーがなくなるらしい。一年越しのリフレッシュ版で引き算されるのもいまいちだ。▼せめてベースクロックを盛れなかったのだろうか。最悪、消費電力が微増でも、それはそれで無印と住み分けられる分、需要はあったかもしれない。Zen3の遅延が決まった今、2020年の場を繋ぐには物足りないスペックである。▼製造が安定してきて当たり石が増えてきたから、公称を貼り直すついでにモデルも改めて販売を促進しようという話なのかもしれない。もっとも、CometLakeがアレだったので、今年度中はRyzenのシェアが失速することもないだろう。Intelの逆襲は完全にCove待ちである。AlderLakeの出来映えで未来が決まるはずだ。

[3939] Jun 17, 2020

ヨドバシカメラのパソコンパーツ売り場へ行く。久々に訪れて、絶望した。▼昔より狭くなったのはまだいい。問題は品揃えだ。商品がないのだ。とりわけマザーボードは壊滅的で、ミドルレンジより上の板は一枚もない。壁一面のガラスケースが、見捨てられた自動販売機のようにスカスカになっている。もちろん、品薄の10900Kもなかった。メモリ、ストレージも同様。店舗面積の遥かに小さいドスパラより少ないのではないだろうか。そのうちパーツを売るのを止めそうな縮小ぶりに感じられて寂しい。▼実物を見ながら買い物したければ、もはや秋葉原へ行くしかないのだろう。そうでなければ、スペックだけ見て通販で済ませるしかない。今は店舗で実物を見なければわからない情報も少ないから、それでも事足りるが、箱のデザインや手触りも重視したい身としては、届いた商品の印象が想像と違うとテンションが下がる可能性もある。動画も参考にしながら慎重に選びたい。

[3938] Jun 16, 2020

銀行印を作ることにした。▼実印を作るとき、銀行印など要らないと思った。実印と同じでいいじゃないかと。しかし、実際、登記などを実印で済ませた後で、気軽に実印を持ち運べるかというと、戸惑いが生じるのも確かではある。何より、銀行だけならまだよかったのだが、ストックオプション行使のために証券会社に口座をつくるとき、実印を押すのはいささか躊躇われた。こんな調子で実印提出先の信頼のグレードをなし崩し的に下げてしまったら、いつか事故を起こしてもおかしくはない。▼無論、判子文化自体に滅んで欲しい気持ちには変わりないが、今のしきたりを守る前提なら、銀行印は欲しいという話である。二度手間になってしまったが、実印より小さいサイズでもうひとつ作って、主要銀行の登録印を変更して回らねばなるまい。その後、実印を封印する。これが本来の使い分けである。不合理に見えても、長く続いてきた慣習には、それなりの意味があるものだ。

[3937] Jun 15, 2020

今週からいよいよペナントレースが始まる。▼長かった。三ヶ月待った。練習試合の個人成績に一喜一憂しつつ、本番が始まらなければ何もわからないのが野球の常と、開幕を心待ちにしていたファンたちと、また一緒に野球が見られるのだ。万歳。▼あまり自分の楽しみを「分析」したくはないが、これだってストレス解消には違いない。いや、どうだろうか。リードした九回の裏、球の安定しないクローザーがフォアボールで逆転のランナーを一塁に出したとき、来たるカタルシスのためとはいえ、トータルでストレスの方が勝っていたりはしないのだろうか。そんなことを考えることもある。九回はともかく、終盤の守備時はそっと画面から離れて、攻撃時だけ張り付きに戻ってくるという人も、一定数いるのかもしれない。▼そういう楽しみ方も生放送観戦の醍醐味である。好きに見ればいいのだ。見なくてもいいのだ。趣味とはそういうものだ。横浜。今年こそ優勝して欲しい。

[3936] Jun 14, 2020

パソコンの前に座れる時間がめっきり少なくなった。▼もともと子どもたちが起きている間はどうにもならなかったのが、加速する次男の早起きと、悪化する長男の夜更かしとによって、私もまた遅くまで起きていられなくなったのが主原因だ。起きていられたとしてもまともな頭はしていないので生産的な活動はできない。勉強もつらいと感じる。調べものが精いっぱいというところだ。▼それにしても、つくづく思うが、小さな子どもは生きていく上で親こそ頼りのはずなのに、どうして夜泣きだなんだで親の命を削りに来るのだろうか。親を弱らせることが生存戦略にとってプラスに働くケースはないはずだ。寝不足で意識朦朧の親より、熟睡して元気溌剌な親に庇護される子どもの方が、生き延びる確率は高いはずではないか?▼もっとも、子どもが体力を削ってくるのは夜に限った話ではない。正常な生活はまだまだ遠いと感じる。未来に投資したいが、道を見出すのが難しい。

[3935] Jun 13, 2020

先日、ストレスについて書いたばかりだが、巨大な口内炎ができた。下唇の裏側。アフタ性。だいぶ痛い。▼その他、思考の焦点が定まらなかったり、ぼけっとしたり、言葉がうまく浮かばなかったり、数字以上に気温を暑く感じたり、諸々、ストレスから来る自律神経の乱れと思われるような症状が相次いでいる。体調が底をついている。▼さりとて、それじゃあ今日はゆっくり寝ていようと言えるわけでもない。次男は容赦なく早朝に起きるし、遅起きの長男は昼から夜中まで元気いっぱいだ。ストレスのない過ごし方をしろという方が難しい。故に、解消の方をうまくやる必要がある。それも、ドカ食いや衝動買いといった自傷的な方法でなく、何か身体にとってプラスになる方向の――プラスにならないまでも、せめて毒にも薬にもならない程度の――アクティビティを見つけられれば、ドン底の調子を整えて、また戦う態勢を取れる気がする。今は、何かと戦う気にはなれない。

[3934] Jun 12, 2020

火曜日。登園一週間にして、次男が泣かなくなった。木曜日、早くも抱っこ渡しでなく歩いて保育園の中へ行くようになった。今日、着いて降ろしたら、もう自分から奥へ歩いていった。知ってはいたが、実に図太い男である。たくましい。▼毎朝同じ時間に同じ場所へ預けられ、同じ先生が面倒を見てくれて、楽しい遊び、ご飯も出るし、定刻になればお父さんが迎えに来る、そんな信頼の積み重ねが一歳児に安心感を与えていることは間違いない。恐らく今はまだ、このうちのひとつかふたつ、崩れたら不安になって泣いてしまうだろう。来週から完了食になったら、お迎えの時間も遅くなるし、少し流れが変わってくる。この変化に対応するのが第二の試練と言ってよい。▼尚、アレルギー検査の結果は良好だった。予想の通り卵白・卵黄に高い数値が出ているものの、悲観するほどひどくはないし、アレルギー体質と言うほど総合数値も高くないようだ。様子見で問題ないらしい。

[3933] Jun 11, 2020

音源をメモリにロードしてしばらく放置していると、音が鳴らなくなる。スタンドアロンで立ち上げても鳴らなくなる。GUIの鍵盤をマウスで押しても入力メーターすら反応しないので、音源のアプリケーション側が死んでいると思われる。別のインスタンスを立ち上げ直してもダメということは、ドライバを抱え落ちしている可能性が高い。▼こうなると、スレーブマシンを用意して音源をロードしっぱなしにする作戦は、最初から考慮に値しないことになる。そう頻繁にスレーブに落ちられたら、再起動機会の多いマスターが落ちるより面倒だ。結局、めぐりめぐって、マスターのパワーを増強するしかないという当たり前の結論に戻ってくる。工夫の余地がない。▼OC作戦は失敗した。OCは出来たが効果がほぼなかった。昔からオーディオはOCが効きにくいと言われているが、都市伝説ではなく本当のことなのかもしれない。いずれにしても、買い替えは必須になってきた。

[3932] Jun 10, 2020

もともと出不精だが、コロナのせいでさらにどこへも行っていない。近くの公園にすら寄りつかない毎日が続いている。▼先日、病院のため電車に乗ったとき、乗車を久しぶりだと感じてしまった。思い返せば、中学、高校、大学と横浜経由で通学し、社会人になってからも毎日横浜駅を歩いてきたわけだから、こう長らく電車に乗らず横浜へも行かないという生活は、二十年以上していなかったと言える。二十年。これはもう、意識するとしないとに関わらず、脳にとっては立派なルーチンである。▼そのルーチンが崩れてしまったことで、体調に悪影響が出ているかもしれない。いつからか明確にはわからないが、風邪こそ引かないものの、めったになかった腹痛が頻繁に起きたり、立ち上がりや移動にだるさを感じたり、夜になると目が痛かったりする。運動不足、寝不足、疲労、あたりが主原因には違いないが、日常の崩れから来るストレスも一端を担っている気がしてならない。

[3931] Jun 09, 2020

朝。長男がめずらしく保育園行きを嫌がった。行かない、とはっきり言う。靴下を履くのも断固拒否。諭しても聞かないので、仕方なく次男だけ先に登園させた。在宅勤務の解除後に拒否されたらどうするかは真剣に考えておく必要がある。▼結局、十時になったら行くと言い、言葉通り十時には遅れて登園。病院で薬を受け取る用事もこなして半休で済んだ。帰宅時は元気溌剌。園での様子にも変わったところはなかったと言われたので、登園拒否の真相はわからずじまいだが、線路や粘土などのおもちゃを広げて遊びたがったところを見るに、普段、破壊衝動の抑えられない次男のせいで、いつも邪魔されたり、展開を許可されなかったりする遊びを思い切り遊びたかったのかもしれない。常時一緒のストレスがかかっていたのは親だけではなかった可能性も否定はできないだろう。▼何はともあれ、今はいつも通りの、落ち着きがなく、言葉の絶えない三歳児が帰ってきたところだ。

[3930] Jun 08, 2020

マイナポータルを使ってオンラインで現況届を出す。▼紙に書いて郵送する手間がないのは良い。しかし、入力フォームは雑さが目立つ。性別の入力欄が自由テキストなのはまだいいとして、「同意しました」がプルダウンになっていたり、「令和2年度現況届」の申請なのに「令和2年を選択してください」と書かれた謎の項目で「令和2年」しか選択肢のないリストから令和2年を何回も選ばされる意図不明な儀式があったりする。マイナンバーカードを読み込んでいるのに電話番号を何度もかかされるし、ハイフン区切りのテキストボックスは桁数認識で自動移動もしない。児童の入力欄は一人ごとに展開する方式ですらなく、デフォルト十人分を強制スクロールさせられる。等々、ツッコミどころを上げたらきりがない。▼この手の公的なウェブサービス、どのような業者に委託しているのか知らないが、さすがにそろそろまともな開発を採用する路線に乗せた方が良い気がする。

[3929] Jun 07, 2020

なんとか出費を抑えられないかと思い、PCの可能性を探り始めた。OCである。▼もともとX99 Taichiを挿しておきながら定格というのが贅沢だったとも言える。安定していたから手を出さなかったが、定格で足りないというなら移行前にせめてOCの挙動を見ておくべきだろう。▼i7 6800Kは定格3.4GHzでありながら、公称の最大周波数は3.6GHzしかない。だが、OC勢によると常用で4.0GHzくらいまでは行けるそうだ。4.3GHzや4.6GHzまで攻めている人もいるようだが、さすがに一般的な空冷でそこまで冒険はできない。ひとまず4.0GHzを狙ってみよう。それで温度とパワーの釣り合いが取れれば勝利だ。▼バッファ最大で同時発音数1200まで確保できれば、今回の用途にだけならぎりぎり足りると思っている。そうしているうちにZen3やSunny Coveが出てくれれば、コスパの良い乗り換え先が増える。予算の融通もつけやすい。二段構え戦略。OCで凌いで新製品待ち作戦である。

[3928] Jun 06, 2020

ベーゼンドルファー。かなり納得できる線まで持ってきた。▼マイクの調整は済んでいたが、未解決の課題はコンプレッサーだった。アタックの強い調整にしているので、低音と高音がffで同時に鳴ると、全体が潰されて一瞬音量が下がったように感じてしまう。この問題を解決するべく、溢れたときは中音域から優先的に消えてもらうアプローチを試してみた。▼感触は、とてもよい。失われていたffのアタック感がしっかり残り、「いかにも潰しました」という不自然な響きも大きく軽減されている。加えて、高音の伸びを強調するために3.5Khz〜16khzを山なりに8dbほど持ち上げた。多少がさついてもsfのときに低音に音負けしない方が大切だ。▼打ち込んだハンマークラヴィーアの冒頭で確認。繊細さと大胆さを合わせもった、理想的なサウンドになっている。距離感もクローズとディスタントの中間でちょうどよい。このピアノで聴くリストのバラード第二番は至高の音だろう。

[3927] Jun 05, 2020

登園時、猛烈な勢いで泣き喚く次男の園での様子を、お迎えのときに聞いてみた。▼気になったのは、どれくらい泣いているのかだ。朝、園で支度をしているとき、預けられてから時間が経つであろう一歳児が保育士さんに抱えられてギャンギャン泣いているのを見ているから、あんなふうに午前中いっぱいは不安で泣いているのかもしれないと思った。だが、なんと私がいなくなってまもなく朝のおやつタイムが始まると、もうケロッとして席についているらしい。その後も、迎えの時間まで特に変わった様子はなく、保育士やクラスメイトと一緒になって遊びのカリキュラムを満喫しているという。昼ご飯も、全部平らげたそうだ。たいしたものである。▼朝のギャン泣きは後ろ髪を引かれるものの、登園四日目にしてそれなりに順応し、元気に遊んでいると知って安心した。あとは完了食に移れさえすればフルタイムも見えてくる。そのためには、卵アレルギーの検査が求められる。

[3926] Jun 04, 2020

次男の保育園記録。▼預けるときは、さすがに泣く。初日、二日目は、保育士さんに抱っこされたところで号泣。三日目は保育園の入り口についたところで泣き始める。わかってしまったらしい。四日目の今日は、再び抱かれるまで泣かなかったが、まだ「今日は預けられないかもしれない」という希望をどこかで抱いていたのかもしれない。▼迎えに行ったときも泣きそうな顔で走ってくる。さすがにまだまだ不安が抜けきらない様子だ。しかし、保育士さんに昼の様子を聞く限り、ときどきぐずりつつも室内・室外を問わず楽しく遊んでいるようだ。親の姿が見えるときは泣いてアピールするが、いなくなったらいなくなったで順応できるのも一歳児の強さである。▼昼ご飯は、家の食事が大人と同じで味付けが濃い分、薄味の離乳食を嫌がるという。今日のパン粥は一時間近くかけて完食したそうだ。順番が前後してしまったのでかわいそうな面もあるが、慣れてもらわないと困る。

[3925] Jun 03, 2020

昨日投稿したはずの記事が存在していない。たしかにない。ベーゼンドルファーの特定の音がスパイクする件と、そのマイクごとの分析、及び公式に報告したことなどを書いたのだが、消滅してしまったようだ。ただ、消えた理由はどうあれ、再度書くほどの内容でもないので、事後的に他の記事で埋め合わせておこう。▼ちなみに今日、公式からは「我々の録音は完璧なので、仮にスパイクしたとしても、それが”リアルな”ピアノの音だということ。気に入らなければ鍵盤ごとのEQで対応してね。」との回答が来た。バグではないのかという問い合わせに対し、自分たちの技術は完璧であるという無根拠な自己評価に基づいて回答するのはエンジニアの姿勢として褒められないが、そう言い切られたら喧嘩するようなことでもない。言われた通り、EQで潰させてもらうしかなさそうだ。▼そろそろ実際に使えるレベルまで調整が進んでいるので、次の曲では思いきり遊んでみたい。

[3924] Jun 02, 2020

アクセスログが2Mibを越えていたので削除した。開設当初は見ていたが、もう何年も中身を見ていないので、ログを残す必要もないかもしれない。▼この記事を後から追加するにあたって、まずいことに気がついた。よく見ると先月から連番がずれている。サーバートラブルの時に手動であれこれ書き込んだから、サーバー上のデータとローカルのデータでコンフリクトが発生してしまったようだ。修正はちょっと面倒だが、近いうちにやらないと手間が増えてしまう。明日にでもチクチク数字を書き換えていくしかなさそうだ。▼閑話休題。六月から保育園を再開している。慣らし保育の必要もあり、時短なので昼の時間は長くないが、それでも仕事に集中できる度合いは先月とは比較にならない。ようやくまともに働いているという感じがする。これなら在宅でも、開発の段階によってはオフィスと遜色ないパフォーマンスが出せそうだ。第二波で自粛が復活する前に進めておきたい。

[3923] Jun 01, 2020

パソコンの換装を余儀なくされている。▼CPUのパワー不足。6800Kでも足りなかった。ただ、逼迫はしていない。レイテンシは90msを超えてしまうが、気持ち悪さに耐える前提でバッファを最大に取れば、よほどのボイス数でない限り音飛びはしない。1200くらいまでなら耐えられる。運用でカバーできる範囲と言えなくもない。▼これを踏まえて換装戦略が四通りある。一、今すぐRyzen 3900Xに換装。最安定株。値段が安いのでRyzenリスクも低く抑えられる。二、夏に出ると噂されているリフレッシュ版、3900RT。ベースクロックの向上は純粋に魅力。三、今年中発売予定のZen3を待つ。値段性能比は大幅な向上が見込める。四、来年のZen4を待つ。敢えてZen3を飛ばすのは、ここでソケットの形状が変わると言われているから。DDR5対応も謳われている。すでにAM4を持っていてZen3ならわかるが、最初に手を出すAM4がシリーズ最後のCPUではもったいない。故にZen4も候補に入る。

[3922] May 31, 2020

公式が上げている"VSL Bösendorfer Imperial Image Video"は、さすがに音源ではなく実際の演奏録音だと思っているが、これになるべく近い音が出せないか苦心している。さすがにイメージビデオと言うだけのことはあって、特徴の強調された、これぞベーゼンドルファーの見本というべき響きだ。まったく同じにするのは不可能だが、寄せるときの参考にはなる。▼同時に、次世代のピアノ音源が解決するべき課題も見えている。即ち、音の解像度を確保するにはピアノの位置が遠すぎるし、位置を近くすると今度は音がこもるという、不愉快なジレンマから逃れることだ。とりわけペダルを踏みながら低〜中音域を移動したときの響きのリアリティは、まだまだ本物に遠く及ばない。サンプル数が有限である以上、このあたりは物理モデリングのノウハウを取り入れない限り解決しないところだろう。サンプリングとモデリングの良いとこ取りをした、至高の相の子誕生を待ちたい。

[3921] May 30, 2020

しばらくはベーゼンドルファーの話。▼触れば触るほど最高の音源だ。ここまで良いとシンクロンシリーズの最後に出してくれたことを感謝しなくてはならない。実際、スタインウェイより遥かにまとまっていると思う。クローズマイク三種類の個性がどれも際立っていて、使いにくいマイクがない。プリセットの質も上がっていると感じる。ほとんどの場合、コンサートホール型は"Concert Centered Decca Tree"か"Concert Centered Sur to Stereo"のどちらかで事足りてしまうだろう。Deccaのこもりが少ないのもありがたい。ほとんど隙らしい隙が見当たらない。▼あとは贅沢なメリットとメリットの選択だ。近中遠のブレンドで好みの質感を選べばいい。ただ、ベロシティは今まで以上に気を使って微調整しないと平坦になってしまう。特に和音やアルペジオは同じベロシティで弾いたときのノッペリ感が強いので、しっかり強調する音を持ち上げてあげないと良くは聴こえない。

[3920] May 29, 2020

同時発音数が2000を超えたあたりで音飛びが発生する問題。ストレージの転送速度不足と思っていたが、どうも見当はずれな可能性が出てきた。▼諸々調べた結果、ロードの安定性に寄与するストレージの指標は64K Random/4K Randomの二つ。だが、現時点でこれらの指標が970 EVO Plusより高いストレージはOptaneくらいしかないし、数値上は十分な速度が出ている。試しに古いCrucialのSSDに同じスタインウェイを入れてみたが、音飛びが発生しはじめるボイス数にほとんど差はなかった。ディスクの転送にはまだ余裕があるように見える。▼そうすると、残る可能性はCPUとオーディオIFだ。6800Kもけっして軟弱ではないが、現行のハイエンドと比べると、たとえばRyzen9 3900Xと比べてもPassmarkで三倍の差がある。最新の音源でここがネックになっていても不思議ではない。オーディオIFはUSB2.0が疑わしいが、USB3.0で繋いでみる以外に検証する方法がないところが悩ましい。

[3919] May 28, 2020

問題がある。ベーゼンドルファーを買うとしても、入れるストレージがない。▼スタインウェイを乗せているNVMeストレージは512GiBしかない。スタインウェイの容量が280GiBあるから、そこに290GiBのベーゼンドルファーを乗せるのは不可能だ。選択肢は三つしかない。▼一、もうひとつNVMeを刺す。同じ512GiBで良いから最も安価に解決する。スロットは二つあるので問題ない。ただしロード速度は据え置きなので、マイク数の制限が解決しない。フルスペックで使えない環境を増設する無駄が発生してしまう。二、この問題を一挙に解決すべくPCIe4.0に移行する。この場合、CPUとマザーボードも買い替える必要がある。しかも第3世代Ryzenへ。コストもリスクもそれなり大きい。三、Intel Optaneを設置する。ユーザーの報告によるとSynchron PlayerでEVO Plusの1.8倍程度リード性能が出るらしい。二台とも乗せると高くつくが、ベーゼンドルファーだけなら380GiBで事足りる。

[3918] May 27, 2020

予想通り。シンクロンシリーズにベーゼンドルファー・インペリアルが登場。待望の一台だ。▼クオリティは非常に高い。とりわけ、弦の振動まで目に浮かぶような追加9鍵の低音は圧巻だ。この迫力は、旧インペリアルには出せなかった。一音、叩けばわかる。ありとあらゆる些末な悩みを吹き飛ばす大地の唸りである。間違いなく良い意味で、いっそうベーゼンドルファーらしいサウンドになった。プロモーションビデオの解説が繰り出す煌びやかな形容詞の数々も、けっして大言壮語とは思われない。いい出来である。▼値段の方は、残念ながら旧インペリアルユーザーへのディスカウントはなかったが、導入価格としてスタインウェイやCFXのプロモーション価格と同じ割引率が適用されている。定価で見てもフルライブラリが発売当時の旧インペリアルより安いことを考えると、破格と見て良いだろう。ベーゼンドルファー。この音にはやはり何物にも代えがたい魅力がある。

[3917] May 26, 2020

ついに来た。▼VSLのYoutubeチャンネル。昨晩、ひとつの動画が投稿された。動画タイトルは”Synchron Pianos: What's next? ”シンクロンステージを訪れる一人の男がグランドピアノに座って静かに鍵盤を叩く。音は鳴らない。その答えは――。▼もちろん、インペリアルだと思っているが、さてどうなのだろう。動画中では明らかにならないその新製品は、まもなく告知されるらしい。既存製品をディスカウントしていたから、そろそろ来るとは思っていたが、思いのほか早かった。▼しかし、インペリアルが来たとしても、スタインウェイをあっさり捨てて元鞘に戻るという選択肢は考えにくい。旧インペリアル保持者に大幅なディスカウントがあって、かつよほど魅力的に鳴ってくれるならキープしておきたいくらいの感覚だ。97鍵に固執しすぎるのも良いことばかりとは限らない。帰ってくるのは王道・スタインウェイをちゃんと使いこなせるようになってからでも遅くない。

[3916] May 25, 2020

緊急事態宣言、解除。▼無論、宣言が解除されただけで、ウイルスが消え去ったわけではない。短期的に見れば感染リスクはむしろ上昇する。マスクをして、人混みを避け、多くの人が触る物には無暗に触れず、帰宅したら手洗いに消毒。このあたりのことは今まで通りきっちり続けていく必要がある。▼というより、今後コロナウイルスの脅威が完全に消え去り、たとえばウイルスが地球上から根絶されたとしても、マスクや人混みはともかく手洗い消毒といった基本的な衛生習慣は強化したまま維持するべきなのだろう。実際、今年に入ってから、寝不足や疲労による頭痛などはあっても、風邪やインフルエンザなどの感染症にはまったく罹っていない。自分が在宅で、子どもたちも保育園へ行かず、ウイルス除去に熱心であれば、そうしょっちゅう風邪などひくことはないわけだ。▼これをせめて今回の教訓としよう。消毒液の種類や効果についての知見を深められたのも良かった。

[3915] May 24, 2020

帰宅。記録。▼夕食後、次男が蕁麻疹を発症。初めは膝の裏だけだったが、やたら痒がるので詳細に調べたら腰の両脇にも出ている。冷やして対処するも、すぐに広がって背中以外の身体中に。尋常でないので救急へ連絡して小児科受診の指示を受け、タクシーで夜間救急へ。呼吸器系の症状や嘔吐・下痢などが見られなかったので焦りはなかったが、蕁麻疹の程度が酷かったので一晩待つのは怖かった。▼診断はもちろんアレルギー。限りなく疑わしいのは卵のスープだ。マカロニサラダ湿疹事件もあり、卵は前から怪しかった。今朝は食べた後に咳き込んでいたので、やはり卵かもしれないと思いつつ、少量ながら夕食にも出したのがまずかった。▼ザイザルを飲んで様子見。三十分して悪化が見られないので撤退する。卵についてはかかりつけ医と要相談。合う調理法があるかもしれないし、大人になれば問題なくなる子も多いそうだ。尚、私は車酔いで瀕死。満身創痍なので寝る。

[3914] May 23, 2020

楽天から次亜塩素酸水が届く。価格が安くて評判の良い「ジアニスト」にしようか迷ったが、希釈しなくても使えるタイプの方が便利だし、小さめの遮光ボトルも何本か欲しかったので、OXシリーズのMISTにした。値段は張るが使い勝手は良いようだ。▼ただ、この手の商品は、たとえば手にかけてみて「たしかにしっかり除菌された」とか「他の商品より効き目が良い」などと実感できるわけではないから、効果については成分表記と宣伝を鵜呑みにするしかないところがある。最近はその成分表記すら嘘をついた詐欺商品も出回っているというから面倒だ。謳い文句で盛るならまだしも、成分で嘘をつかれては信じる情報がない。この手の商品を趣味で分析している人たちのレビューだけが頼りになる。最後の最後は人の信頼が拠り所になる。▼そのあたりも加味して選んだのがOXだ。抜群の評判とまでは言わないが、バランスの良い位置にいた。詰め替えパックが手ごろなのも良い。

[3913] May 22, 2020

新型コロナ。東京都は連日感染者数を抑え込み、緊急事態宣言の解除に向けて見晴らしがよくなってきたとアピールしているが、実際のところどうなるかはまだわからない。仮に解除されたとして、急にどこもかしこも店を開け、休日の主要都市は大型連休ばりに人で溢れるなんてことになったら、すぐにまた第二の緊急事態宣言が発令されてしまう気もする。早く普通の生活に戻りたいという思いと、無理してぶり返して欲しくないという思いの間で、強いジレンマが発生している。多くの人は、きっとそうだろう。▼会社から具体的な方針は示されていないが、緊急事態宣言の行く末に関わらず、在宅勤務は現場の裁量で継続も視野に入れるという情報も流れてきている。せっかく急ピッチで設備投資を進めたことだし、すぐに捨てるのはもったいないという思いもあるだろう。私は出来ることならオフィスに戻りたいが、これも自宅の快適さと天秤だ。アンビバレントな感情である。

[3912] May 21, 2020

ハザードの制御をグローバルに行わなければいけない理由が最後の最後でわかった。ここにメモして考えをまとめる。▼ずばり、スレッドローカルなレコードをメモリプールに返却するタイミングが、スレッド消滅時のデストラクション以外に存在しないからだ。そのタイミングでアクセス可能な場所はグローバルでしかありえない。どうあがいてもハザードのいくつかの実体――スレッドローカルなレコードと、レコードが保持する返還要求済みハザードポインタの集合――は、staticにしなければならないということだ。▼これが悩ましい。グローバルヒープからAlloc/Freeしているだけと割り切れば内部構造の共有は必ずしも悪ではないが、何か起きたときにバグが追いにくくなるのは必至だ。本当なら全ての構造を利用者の文脈に閉じ込めたかった。だが、叶いそうにない。可能な限り影響範囲を抑えて、穴を開けつつも堅牢なつくりを目指すしかない。神経を使うところである。

[3911] May 20, 2020

最高の近距離ピアノが出来た。▼設定が飛んでも再現できるようメモ。クローズは二種類混合。この割合で輝き具合を調整する。ただしMKH 8040を半分以上にはしない。パンは反転して絞る。中距離はMKH 800一本。ここまでの三本をリバーブに送る。DeccaはStereoとMonoを2:1で。StereoをSF-24と同じくらいの音量に。ディレイは切る。ここにディレイをつけると音像がぼけてしまう。遠距離はHigh Surround一本。Main Surroundと併用すると反響成分が重なって抜けが悪くなる。ここでメインのサラウンドマイクを抜く発想になかなか辿り着けなかった。マイクは計六本。負荷は相当かかるが仕方ない。High-Surの割合で簡単に近さをコントロールできるところが魅力だ。今回はクローズタイプなので極めて薄めにかけている。▼正直、連日の疲れで隙間時間が出来ても創作的なことをする気力がない。したがって比較的脳死で試せる調整で気晴らしをしている。だが、満足している。

[3910] May 19, 2020

再び次男の食事記録。食欲の覚醒が目覚ましい。▼朝から黒糖ロールをまるごとひとつ平らげる。その後、バタースティックパンを頬張りすぎて喉から吐いたものの、その足で台所へ行きパンの袋を引きずり出してテーブルへ。追加を寄越せという。三分の一ほどにちぎって渡したら全部食べた。▼基本的に誰かが食卓へつくと、自分が食べ終えたばかりでも席に登りたがる。登って食べ物を要求する。そんなわけで一日中何かを食べている。しかも、たいそうな欲張りなので、右手に持っているものを左手にも欲しがるし、口の中がいっぱいでも次を詰め込もうとする。これまで食べられなかった分を取り戻そうとしているかのようだ。▼夕食は餃子。二つ食べる。ご飯は小盛りながら二膳。春菊の天ぷらも口元へ運んだら自分の指で押し込んでモシャモシャ食べた。今なら何でも食べそうだ。何をあげても顔を背けていた時に比べれば、別人のような成長と言える。開眼してしまった。

[3909] May 18, 2020

在宅のまま新人受け入れ業務中。お互い準備がなかっただけにコミュニケーションひとつ取るのも四苦八苦だが、この年の新人だけ割を食ったということにならないよう、在宅なら在宅なりに、なんとか良い形をつけなければならない。▼今日明日は各種登録など事務作業が中心。なるべく自学自習で時間を使える課題を割り当てて、その間にプロジェクトや部署が下準備を整えていく。チームメンバーとのコミュニケーションがチャット主体になるのは避けられないので、せめて週一回はZoomによる対面のミーティングを行うなど施策が検討されている。顔も見えない上司に指導されるのは、当然経験はないが、気分の良いものとはとうてい思えない。▼いずれはオフィスに集うのだから、今は受け入れ側の準備と熱意が重要である。在宅だからぞんざいに扱われていると感じさせるか、在宅ながら真剣にサポートしてもらえていると感じさせるか。その違いは決して小さくないはずだ。

[3908] May 17, 2020

理想のピアノを求めて。第二章。▼目当ての音を決めて、クローズ版に挑戦する。いろいろ試したが、共通する結論としてサラウンドやハイポジションのマイクにあとからリバーブをかけるのは悪手だということがわかった。二重にディレイがかかっていることになるわけだから、当たり前といえば当たり前だ。ディスタント版なら複雑さを増した反響成分が空間のリアルさに一役買ってくれるが、クローズだと音の芯が強くなる分、くっついてくる反響もよりはっきりとした輪郭を持っていた方が良い。▼プラグインリバーブを外してSennheiserMKH800を足す。8040は少し硬め。足すならデフォルトのディレイは0に変えた方がいい。リバーブを捨てた分はサラウンドマイクで補強。3Dマイクは良い味付けになるが、やりすぎるとクローズに不釣り合いな響きが混じってくるからよろしくない。マイクは五本になって負荷は増すが、この五本のバランシングで理想に近づける気がする。

[3907] May 16, 2020

小休止。▼ピアノ音源の話。いまの「ヴァルハラリボン」はコンサートタイプの最高傑作だと自分で思っているが、一方、プレイヤータイプ――つまり近距離の最適解は作れないままでいる。早い話、動画投稿サイトで「弾いてみた」として上がっているような、空間は狭いが目前のリアリティを伴う柔らかい音が出せない。リバーブでごまかしが効かない分、元音源の持つアタックの硬さや無機質さが前面に出てしまうのだろう。案外、近距離がやりたければ、アップライトの方が合うのかもしれない。▼広々とした空間、光輝く残響、そういう路線も素晴らしいが、ときどき鍵盤の力強さが欲しくなることもある。ダイナミックレンジなんていらないから、目の前にピアノがあるかのような音が出てくれと思うこともある。そういう要求に応える調整方法がわからない。いろんな動画や元音源を聴きながら細かく寄せていくしかないだろう。いつか使うときのために仕上げておきたい。

[3906] May 15, 2020

次男の記録。▼今日は朝からバナナをもっちり食べる。以前は見向きもしなかったし、口に入れてもすぐ舌で押し出していたのに、今日は細切れが細切れすぎると言わんばかりにまとめて口へ放り込み、もっちゃもっちゃしながら、もう口の中がいっぱいで詰め込めないのに自分でスプーンを握って追加投入を試みたりしていた。おかわりして完食。ついでにピザも食べる。ストローで十六茶をごくごく飲んで、ごちそうさまの合掌。いままでフリだけだった食いしん坊がすっかり板についている。▼昼はふりかけご飯を食べた。チキンライス、チャーハン、ふりかけご飯とこなしているので、味のついた米なら大体行けそうだ。少々刺激が強いと思われる、辛めのガパオライスも頬張っている。長男は一口も食べなかった。白米は味気ないと感じるのか食が進まないようだが、おかずと一緒に食べることを覚えたら茶碗一杯くらいすぐに平らげてしまいだろう。ここから追い込みである。

[3905] May 14, 2020

六時始業、二十五時終業。▼明日で一週間だが、五月一杯とはいえ、このまま毎日続けていくのは無理そうだ。身体を壊すか、必要な作業時間が確保できないか、バグを埋め込んでしまうか。いずれにしてもロクなことにはならない。最低でも一週間に一日、欲を言えば三日ごとに一日は休みが欲しいところだ。▼体調的に厳しいと判断したら休んでもよいと上司には認めてもらっている。だからといってポンポン休みを申請するわけにもいかないが、限界ぎりぎりまで引っ張ってから休んでも回復に時間がかかってしまうから、四日目か五日目には、自己判断に関わらず休んだ方がいいかもしれない。▼もっとも、休みといっても”騒音”と”破壊”は常に在宅。休みという字面から想像されるほど休めるわけではけっしてない。ただ、少しずつながら、次男が食事をするようになってきたのが精神的な救いだ。今日はピザを一枚食べきった。ようやく飲み込む方法を覚えてきたようだ。

[3904] May 13, 2020

長男の飛び火が治らないので再び病院へ。暑い日にベビーカーを押して二人を連れて行くのは大変だが、今日は風があるので助かった。疲れはしたが、考えようによっては良い気分転換になったかもしれない。▼今回は違う抗生物質を処方された。効かない薬を長く飲んでも仕方がないので、いろいろ試してみるしかないという判断のようだ。今回の薬でも五日から一週間飲んで改善が見られなければ、また診察に来て欲しいと言われた。抗生物質を塗布しているうちはステロイドが使えないので、アトピーの方を悪化させないためにも、早めに飛び火を収束させたいところだ。▼街の人は少ないが、GW前よりは明らかに人の出が多い。営業中の店舗も増えたように感じる。報告されている感染者数の減少を見計らいながら六月に向けて経済を徐々に回復軌道に乗せていく暗黙の気運であろう。吉と出るか凶と出るか、わからないが、無力な個人は身を守りつつただ収束を祈るばかりだ。

[3903] May 12, 2020

昨日もまったくサーバーに繋がらなかった。コロナの影響があるのか知らないが、このところ公式サイトにも記載されていない障害が多すぎる。十年以上も同じ場所でやってきたが、再発するようなら真剣にサーバー移転を検討している。▼ここをやめてツイッターに一本化してしまう案が頭をよぎらないでもなかったが、すぐに掃き消した。最初は分筆修行として始めた企画だったが、今となっては純粋な日記である。日記だからこそ、たとえば長男が最初に言葉をしゃべったのはいつだったかとか、今の次男くらいの年には何が出来ていて何が出来ていなかったかとか、モニターを買い替えたのはいつかとか、毎年何を決意して生きてきたのかとか――そういうことを簡単に振り返ることができるのだ。ことイベントの検索性という一点においては、ブログだろうがツイッターだろうが、この「400」の右に出るフォーマットはあるまい。常に全文一覧。シンプルが故に最強なのだ。

[3902] May 12, 2020

38WK95-Cの初日使用感。以下雑感。▼大きい。とても大きい。ちょっと大きすぎたかもしれない。左右の端を凝視するのは首がつかれるので、実質有効エリアは34インチ大の真ん中部分と感じる。キーボードによる入力を伴う作業はなるべく中央付近でやって、マウスによる閲覧は左右に回すという使い分けがスタンダードになりそうだ。▼曲面は非常に良い。特に良いのが、身体を左右に傾けていても反対端の文字がよく見えること。実際、中央から左右を視認するのは平面でもできる。だが、パソコンに向かっているとき、常に頭がスイートスポットにあるとは限らない。チャットが右寄りに表示されていれば身体や頭も右に傾く。この状態で、左端に配置したChromeを見るのに何の支障もないところが、曲面の最大の利点ではないかと感じる。▼まだ仕事用に充てているのでCubaseは表示できていないが、これだけ広大な画面なら問題はなかろう。今のところ、不満はまったくない。

[3901] May 10, 2020

明日からまた生活が大きく変わる。とりわけ五月中は息もつけないほどの混乱になるだろう。現時点では、どうなるか見当もつかない。▼プランは単純だ。朝はなるべく次男と一緒に起きる。夜更かしの長男と違って次男は朝が早い。五時台から絶好調のご機嫌男である。前日の夜次第では寝ていたいときもあるかもしれないが、ここで起きられれば次男だけを連れてリビングに出られる。機嫌さえよければ、着替えや食事(おやつ)を済ませた後はひとりで遊んでくれるかもしれない。この時間にまず就業時間を稼ぐ。二時間稼げれば後が楽になる。▼長男が起きてきたら仕事は中断。落ちつくまで席を離れる。次男のお昼寝に合わせて昼食を取り、長男の構って攻撃を程よく受け流しながら、夕方までになんとか三時間を確保する。これで残りの二時間半を夜間に賄えば、トータルで一日働いたことになる。――皮算用なのは百も承知だが、まずはこの計画でぶつかってみるしかない。

[3900] May 09, 2020

デジタル辞書はWeblio一択だが、紙の辞書もまだまだ現役だ。夜のボキャビルには『アドバンストフェイバリット英和辞典』を使っている。十六年前(!)、私の大学受験を支えた相棒である。久しぶりに引っ張りだしてきた格好だが、最強の英和辞書という印象は変わらない。▼紙の辞書ならではの利点は、周辺情報によってニーモニックが構築できることだ。たとえばdecrepit(病気などによって弱る、老衰する)を引いたが、なんとなく覚えにくい印象を持ったとする。そこで、次の項目に目を滑らせると、decrescendo(次第に弱く)が見える。これだけで記憶は十二分に補強されるだろう。▼"decre-"が本当に弱まることを意味するかどうかは重要ではない。暗記の難しい単語に対して、すでに知っている単語へ紐づける形で自分なりの記憶回路を作れるかどうかが肝だ。アルファベット順に英単語を掲載している辞書を見渡すことは、この回路の構築を助けてくれるのである。

[3899] May 08, 2020

さんざん悩んだ挙句、紆余曲折の末、LGの38WK95C-Wに決めた。かつて心に決めた38UC99の後継機。思考がすべての候補を一巡してから戻ってきた格好である。▼決定要因はひとえに縦の解像度だ。34インチと49インチを消したのは、Cubase10のピアノロールで音名表示を保ったまま88鍵盤とコントローラーレーンを一画面に収めようとすると、1500〜1600ピクセル必要になることがわかったからだ。34インチも49インチも、5K2Kモニタを除けば縦は1440しかない。したがって、最高音や最低音の付近を扱うためには毎回画面を上下移動させなければならなくなってしまうわけだ。▼これは看過しにくかった。この不便さに比べたら、縦の長さに起因する視線移動の煩わしさは一段落ちる。首が痛くなるようなら少しモニタを遠くに置けばいい。何cmか動かせば、目の移動距離と首の移動角度は34インチモデルと全く同じになるはずだ。5K2Kだけが心残りだが、これはまたの機会としよう。

[3898] May 07, 2020

ABA問題を回避するためのカウンタ付きポインタを設計しようとしているが、困ったことにカウンタとポインタを同時にCASするための128bit整数型が対象アーキテクチャのひとつに存在しない。どうしたものか。▼カウンタ付きポインタの場合、ロックフリーに扱えるデータ型にいくつかの制約は付くものの、ABAの両端でたまたまカウンタが一周しない限りはABA問題を回避できる。実装や保守が容易で、実行速度のロスがほぼないのも魅力だ。しかし、組み込み関数でアトミックに扱える128bit整数型が存在しないとなると、この路線は捨てなければならないかもしれない。より複雑で、実行速度にもいささか難のあるハザードポインタへ足を運ぶことになる。▼アプリケーションの運用を考えれば、たとえ全人類が利用したとしても確率的にはカウンタ版で十分完璧だった。そういう意味でも棄てるのは惜しい。当該アーキテクチャで良い迂回路がないか検討してみたい。

[3897] May 06, 2020

仕事のオンライン会議で使うため、実は持っていなかったヘッドセットを買う。▼ゲーミング用途ではないから音質などにこだわる気は一切なかったが、みんな考えることは同じらしく、安いモデルは軒並み品切れになっていた。残っているのは一万円を超えるハイエンドばかり。かろうじて在庫に引っ掛かっていたキングストンのXbox推奨モデルを五千円で入手できたが、世界中でヘッドセット需要が爆増していることを考えると、今後もローエンドの人気モデルは品薄が続くのだろう。▼その他、マイクも品切れ。四桁円とは言え指向性の低いマイクやプロユースの品まで売り切れているのは不思議だが、家にいる時間が増えたことだし、これを機会にストリーミング配信でもしてみようかと思い立った人も多いのかもしれない。▼ウェブカメラも全滅していたが、さいわいビデオ通話をしようという話にはなっていないから、しばらくはボイスチャットのみで乗り切ることにしよう。

[3896] May 05, 2020

定期的に訪れるウルトラワイドモニタ探しの旅。やはりここらでひとつ決着をつけた方がいい。▼コロナ自粛のため実物を確認しに量販店へ行けないのが悩みどころだが、昔、さんざん見比べてきたおかげでスペック表を見ればおおよその想像はつく。曲率も1800以上なら代表機でイメージ可能だ。現時点では、価格の下がってきた34インチ曲面、5K2Kの出せる唯一のパネル型である34インチ平面、ウルトラワイドでは縦の最大解像度を誇る38インチ曲面の三択が選択肢となっている。直線の精密さが要求されない上、複数人で同時に見ることはないという私の用途を考えれば曲面が良さそうだが、5K2Kには平面しかないのが頭痛の種だ。▼そこで、49インチ曲面が視野に入ってきてしまっている。予算の概念がなければ今年発売予定の「Odyssey G9」は最高に魅力的だが、30万円くらいしてもおかしくないスペックで、現実味はない。これに近いモデルを探しつつ、情報を漁ってみよう。

[3895] May 04, 2020

サンプル動画、無事投稿。▼ツイッターに不慣れなせいで、意外と右往左往した。最初にMedia Studioを試したときは、プレビューがまさかの超低音質。サンプルとはいえあまりに酷いエンコードをかけられてしまうのは困るので、動画の埋め込みを模索する。しかし正規版のように自動再生はされないし、スマホから見るとリンクだけになってしまって何の投稿かよくわからない。加えてYouTubeのブランドアカウントは表示名を変えるのにも文字通りの手順では上手くいかず、あれやこれやで四苦八苦してしまう。結局、最終的にはMedia Studioを使わなくてもツイッターの標準投稿から動画を添付できると知り、かつ音質についても視聴者側の環境次第でビットレートが変わることがわかったため、高音質で再生する手段があるなら動画版は不要と割り切って、普通に動画を添付した。劣化はしているが、詳細画面から再生する分には問題ない。今度からはスムーズに行けるだろう。

[3894] May 03, 2020

昨日は丸一日レンタルサーバーが落ちていた。公式情報によると海外からの攻撃を受けているらしい。何を目的としたどんな攻撃かはまったくわからないが、かなり規模の大きいシステム障害が発生していたようだ。記事も書けなかった。後ほど投稿予定だったものをFTP転送しておこう。▼GW明けも在宅勤務だが、緊急事態宣言の延長を受けて、保育園の登園自粛も延長される可能性が濃厚になってきた。ただ、どんなに強い要請であってもあくまで「自粛」故、それを理由に会社を休んでも給料は出ない。したがって、要請を断固拒否して登園させない限り、私が二人を見ながらの在宅勤務という形を取ることになる。どうなるか微塵も想像がつかない。大変なことになるのだけは確かだ。▼早朝、次男だけが起きたタイミングで勤務を開始してしまって、二人とも起きたら中断、昼のうちはなんとか二〜三時間確保して、残りは深夜というプランがもっとも現実的かもしれない。

[3893] May 02, 2020

亀の歩みだが進行中の曲がキリのいいところまで来たので、サンプル音源を公開しようと思っている。▼曲のサンプルというより、新しい音源のお披露目と言った方が近いかもしれない。去年調整して「ヴァルハラリボン」と命名したバージョンの感触を他の人にも確かめてもらえればという気持ちである。まだ完璧に使いこなしているとは言えないが、以前のベーゼンドルファーではできなかった表現もふんだんに盛り込んでいるので、自分で聴き直しても良い意味で制作が新しいフェーズに進んだことを実感できる。あと十年は戦えそうなポテンシャルである。▼ただ、良くない癖もいくつか見つかってはいる。とりわけピアニッシモ以下の極低ベロシティは、値ひとつの変化による音色の変化が大きすぎてやや使いにくい。クレシェンド/デクレッシェンドの文脈では目立ってしまうから、要所だけで使用することになるだろう。独特の癖と付き合っていくのも音源の醍醐味である。

[3892] May 01, 2020

持続化給付金。今日からオンライン申請がスタートしたものの、仮登録申請の完了メールが届かないといった序盤のトラブルが多発しているらしい。恐らくはアクセスが集中してメールサーバーが落ちているのだろう。アクセス殺到は日常茶飯事とも言える百戦錬磨のスマホゲームでさえリリース初日は過集中に対応できていないのが現実である。役所の仕事で万全が期されているとは到底思えない。▼ただ、もしサービス提供側に有識者がいたとしても、この手のトラブルに対応しようとは思わなかった可能性もある。給付金はビジネスではない。初日にアクセスが集中することはわかっていても、そのためだけにコストをかけてサーバーを増強する必要性は薄いとも言える。そこで客を逃すわけでもない。繋がらないなら日を改めてゆっくりリトライしてもらえばよいわけだ。▼手段や額はどうあれ、こうして個人や中小法人への給付が実際に行われ始めた現状は評価するべきだろう。

[3891] Apr 30, 2020

『Barron's Hot Words for the SAT』読了。読了というより修了か。思えば、参考書の類が終わったことをここに記録したことはなかった。テキスト系は今後修了と書こう。▼文句なく星5をつけられる良書だ。覚えやすい、読みやすい、記憶に残る。しかも、内容が良いだけでなく、本の質も素晴らしい。薄くて丈夫な紙。やわらかい装丁。持ち運びやすい軽さ。今まで手にした洋書の中では最も手触りのよい逸品である。こう言ってはなんだが、他の洋書もなぜこのスタイルにしないのか不思議だ。一般的なマスマーケットの読みにくさは、尋常ではない。▼話を戻そう。レベルは1万語クラスの周辺。TOEICではほとんど見ない単語ばかりだが、英検1級にはやや足りない水準と言える。ただ、例文の方で落としがちな基礎単語を拾えるので、ボキャビル効果は高い。英検1級への足掛かりとしては、これくらいがちょうどよいと思う。この先は底が深い。GREの領域である。

[3890] Apr 29, 2020

実験的に、夜、長男を好きにさせてみた。▼いつも十時には布団へ入れるが、よほど眠い時でないと十一時近くまで寝ない。肌に薬を塗ってくれとせがんだり、剥がれかけた絆創膏に難癖をつけたり、ふざけて身体をよじらせたり、暴れたり、笑いだしたりする。これに小一時間付き合うのはけっこう大変だ。ならば今は保育園があるわけでもなし、生活習慣の問題はともかく、今日はいっそ眠くなるまで絵本やひらがなの勉強でもしてもらおうと思った。これで寝る時間が変わらないなら、声と動きはうるさいものの、少しでも作業が進められるのでありがたい。▼ただ、これで寝る時間が遊んだ分だけ後ろにシフトしてしまうなら、やはり普段は早目に布団へ入れて、うだうだと寝ない時間に付き合うしかないことになる。同僚の同い年の息子は夜遅くなると勝手に布団の部屋へいって寝てしまうというが、こちらはいつになったら一人で寝てくれるのか。まだまだ道のりは長そうだ。

[3889] Apr 28, 2020

ロックフリーコンポーネントをABA問題に対応するべく基礎論文を漁る。ハザードポインタから始めてROP、レフトライト、ハードウェアトランザクションメモリ……とざっくり調べた後、やっぱりハザードポインタに戻ってくる。スレッドローカルなストレージを動的に扱うリスクさえ吸収できれば、もっとも実装がシンプルだし、ハザードポインタ自体を他のデータ構造にも使いまわせるからだ。▼どんなに優れた部品であっても、私が実装したきり他の人が追随しにくいのでは使い勝手が悪い。そうして、使い勝手の悪いものはいつか必ず捨てられる。それくらいなら、適用範囲に注釈が付いてでも、再利用と拡張が容易で未来の改良に期待できる道を切り拓く方が有益というものだ。そういう気遣いの営為の積み重ねが、チームを超えた組織のノウハウである。見えない資産である。辿り着くまで何周も回り道をしてきたが、やはりY先輩の言っていたことは正しかったのだ。

[3888] Apr 27, 2020

次男に噛まれた。▼久しぶりで油断していた。左腿の前面、真ん中付近。寝巻の上からでも前歯の歯形がくっきりと残る。四か所に穴が開いて、三か所から出血した。内側は内出血でどす黒い。正直、だいぶ痛い。▼怒っても怒っても噛み癖が直らない。いや、それ以前に、そもそも次男には言うことを聞くという回路がない。どんなにひどく叱られても数分後には同じ悪さをする。どうも「怒られるからやらないようにしよう」という発想が全くないようだ。その仕草から感じられる思惑は常に「やりたいからやろう」である。怒られるかどうかは勘定に入っていない。だから、怒られると怒り返す。なんで怒るんだと抗議されているようでもある。▼気長に成長を待つしかない。先々週は長男の倒した椅子が右足の小指を痛打して、昨日はトランポリンから降りたときに足首を捻り、どうもこのところ足の運が悪い。出社しなくなった途端に足へ怪我が集中しているのは不気味である。

[3887] Apr 26, 2020

数年前に、酒の席で同席した初対面の人からライン交換を迫られて、断る流れでもないので交換した。会ったのも話したのも、そのとき限り。正直、申し訳ないが、もう顔も覚えていない。そんな人から、初めてのラインが来た。長文。挨拶の枕詞もあるが、要約するとYoutubeでチャンネルを開設したから登録してくれという依頼であった。URLと登録方法が添えてある。そっと画面を閉じた。▼気持ちはわかる。開設したからには一人でも多くの登録者が欲しいだろう。手段を選ばぬ無差別の依頼爆撃も嗤うつもりはない。だが、どう見ても、恐らくは私が誰であるかも認識すらしていない用件のみの文面に返す言葉が見つからなかったのも事実だ。せめて、たとえば「XX以来でご無沙汰しています!」みたいな導入があったなら、その後は同じコピペでも、気持ちは違ったかもしれない。あなたが誰であるかわかっていますよというメッセージは、いつだって内容以上に重要なのだ。

[3886] Apr 25, 2020

在宅勤務だと、勤務中にお酒が飲めてしまう。これはちょっとまずい。私は昼から飲むような吞兵衛ではないが、たとえば夕方早めに仕事を中断して夕食に降りたとき、冷蔵庫に冷えたプレミアムモルツが眠っていたら。特に何も考えず、食事のお供にグイっとやってしまうかもしれない。そして仕事に戻る時は――酔っぱらってしまっている。▼そんな状態でメンバーから質問が来たり、指示を仰がれたりしたら、言うまでもなく危ない。いいかげんなことを言うかもしれないし、支離滅裂な返答をしてしまうかもしれない。どんなにうっかりでも、チャットの失言は永久にログとして残りつづける。本当は、対面以上に危ないのだ。▼それでなくても今は昼と深夜で作業時間を二分している。深夜は主にVPNを占有してのサーバーメンテナンス作業だから、誰かと絡むわけではないが、とにかくしばらくの間は、夕食時に酒を飲むのはやめておこう。げんこつ紋次郎があれば十分だ。

[3885] Apr 24, 2020

転職した後輩から雑談ビデオ会議のお誘い。二人とも在宅になったので、そんなことを試す機会も出来た。▼Zoomは初めて。ヘッドセットやウェブカメラがあるわけではないのでスマホで間に合わせの通話になったが、こんな状況でも通話品質は安定している。普段ビデオで繋ぐのがアメリカの弟なので、尚更そう感じるのかもしれない。体感できるラグは皆無。会話するうえで全く不都合はなさそうだ。▼ただ、これを業務に使うとして、いろいろ難しさもあるなと感じた。まず、視線。ずっと画面を見ているのも変だし、かといって明後日の方向を見ていてもビデオチャットの意味がない。どこを見ながら、何をしながら話すのか、どんな間を置くか、相手の態度をどう捉えるか、さまざまな面で独自のノウハウが要ると感じる。安易にフェイストゥフェイスの代用と考えるのは危険そうだ。このへんは、すでに問題を整理している先駆者が山ほどいるだろうから、少し調べてみよう。

[3884] Apr 23, 2020

家を買う。大仕事がひとつ終わった。▼まさか現金一括で購入したわけではないから、これから住宅ローンとは長いお付き合いになる。金利のこととか、保険のこととか、登記のこととか、あれよあれよと言う間に情報が畳み掛けてきて、つくづく家を買うというのは大変なことだと思ったが、その理由の元を辿ってみれば、脱税だったり、マネーロンダリングだったり、何らかの不正行為を防ぐために、何重もの厳しいチェックが張り巡らされているのだとわかる。扱う金額の大きさ故、抜け道を作ってしまうと悪用される危険性が極めて高いということだろう。しっかりきっちり、何人もの専門家がそれぞれに外堀を埋めて、ようやく取引が成立する手筈になっているというわけだ。▼ただし、その専門家に支払う報酬も並大抵ではない。こちらに帯、あちらに帯と、経費がご祝儀のように飛んでいく。よほどの金持ちでない限り、一生のうちにそう何度も出来ることではなさそうだ。

[3883] Apr 22, 2020

在宅勤務中に感じる謎のストレスの原因がひとつわかった。音だ。▼もともと、自宅PCは静音性にこだわって組み立てている。(そうでなければ"be Quiet!"に惚れ込んだりはしない。)だが、会社のPCは量産型の爆音機。ファンだけでも酷い音がする。オフィスにいるうちは他の雑音に紛れて気づかないが、静かな部屋の中では不快なサウンドの比率が高く、ノイズ感が強い。さっき、会社PCの方だけ電源を落としたとき、急にふっと静かになって頭痛成分が減少したために気がついた。これは由々しき問題である。▼由々しき問題だが、どうしようもないと言えばどうしようもない。勝手にパーツを組み替えるわけにもいかぬ。なるべく夜間、特に子どもたちが寝てからの深夜作業を避け、時間になったらバッサリと電源を落としてしまうくらいしか自衛の道はなさそうだ。いざ、こうしてうるさい居候が来てみると、静音にこだわって組んだ甲斐がいまさらながら実感される。

[3882] Apr 21, 2020

妻が業務スーパーへネギを買いにいったついでに、おみやげを買ってきてくれた。「名古屋名物・げんこつ紋次郎」。イカである。▼これが旨い。たいへん美味しい。ボトルながら二千円は贅沢かなと思ったが、80本入りと考えると1本あたり25円なので、むしろお買い得と言える。しっかり歯ごたえのあるゲソに、甘いピリ辛の味付け。シンプルながらパンチの効いた良い珍味である。二人とも、たいへん気に入った。▼在宅ワークのお供にということで頂戴したが、こうボトルごと机に置いておくと、無意識のうちに食べ過ぎてしまうかもしれない。それにしても、棒すら排して単純に詰め込んだからこそのお値打ち価格とは思うが、透明の容器にイカの足がぎゅうぎゅうに詰まっている様子は、まじまじと眺めるとなかなか凄いものがある。これを美味しく頂けるのも、ひとえに慣れのおかげであろう。よっちゃんの「酢漬けイカ」と合わせて、当面のおやつを賄うことにする。

[3881] Apr 20, 2020

同僚が在宅勤務をきっかけにウルトラワイドモニターを買った。助成金が出るならという理屈で衝動買いしたらしい。即断即決。たいしたものだと思うが、生活に余裕のある人はみんなそうしてくれたほうが経済が回っていいのかもしれない。▼しかし、身の回りでは誰よりも早くウルトラワイドに目をつけ、何度も秋葉原に足を運び、あらゆる現存商品の特徴を覚えて布教活動に勤しんできた私が、彼ら彼女らがそれぞれウルトラワイドを手にした後も、いまだに16:9を使っているのは皮肉なことだ。欲しがってもいないものを勧めたわけではないのだが、狙っていた型番の絶版、新型の法外な値段、中古の出回るタイミング、財布の都合、4Kへの浮気等々、さまざまな事情が重なって入手するに至らなかったと言える。今でも欲しい気持ちに変わりはないが、今、この環境に追加しても食い合わせが悪すぎる。▼在宅事情が変わって自宅PCと環境を分離する必要があれば考えよう。

[3880] Apr 19, 2020

今は、自分の中で何かが噛み合っていないと感じるので、内向きの力を溜めている。思えばいろいろあったので、ここらでゆっくり時間をかけて頭の中の「デフラグ」が必要な状態だ。在宅勤務やコロナはさておき、今週いっぱいで大仕事をひとつ終えたら、二年くらいかけてベクトルを外向きに向け直していく必要があると思っている。▼これを外・外・外で強引に行っても自己に支障を来たさないのが若さというものだ。あらゆる方向にエネルギーをばら撒いて、自分の中身が意味不明なマーブル色になってしまっても、どこかでどかんと爆発して塵になり、灰の中からもういちど蘇ってこれるのが十代、二十代なのだろうと思う。もちろん、そういう生き方の哲学を大事にしたいとは思っているが、身体と心がついてこないところで哲学だけ抱いて無理をすると、結局は欲しい結果が手に入らないということにもなりかねない。夢があるなら、じっくりいく一手も打てねばならない。

[3879] Apr 18, 2020

妻に指摘されて気づいたが、定期券を払い戻さねばならない。▼最寄り駅へ行く。張り紙がしてある。定期券・回数券を払い戻しされる方へ。要約すると、この駅では出来ないので指定の駅で払い戻すこと、とある。仕方がないので、その足で最も近い駅へ行く。払い戻し希望の旨を伝えると、払い戻しは一ヶ月単位で、購入に使用したクレジットカードと身分証明書が必要だと言う。軽い気持ちで出てきたので、クレジットカードは持っていたが、身分証明書がない。出直すしかなかった。▼思わぬ遠出のついでに薬局へ寄ると、消毒用のハンドジェルが並んでいた。我が家でも不足気味なので、ひとつ購入。値段は平時と比べ物にならないほど高いが、背に腹は代えられない。Purellの輸入が間に合わなかったのは悔やまれる。いっそ、ぼったくり価格でも並行輸入の1リットルボトルを買ってしまったほうがトータルでは得なくらいだ。日々不安が募る。細々と凌いでいくしかない。

[3878] Apr 17, 2020

本格的に在宅勤務が始まった。以下、雑感。▼まず、宅配業者にいろいろ問題があったらしく、PCトラブルが多発。私の背面パネルも不自然に曲がっていて、背面とネジで接続しているグラボがスロットから引き抜かれていた。その他のメンバーも画像出力が死んでいたり、メモリを差し直さないと起動しなかったり、症状さまざま。「精密機器」と書いたにも関わらず、だいぶ手荒く扱われたものと見える。▼ネットワーク系は順調。不便な中での順調なので誉められたことではないが、できる範囲の中で問題はない。ディスプレイは入力切替で対応しているが、キーボードとマウスが二つずつになってしまったのが悩ましい。狭い机にリアルフォースが二つ。奥のひとつは積み木に乗せて打ちやすくしてみた。苦し紛れである。▼家にいる分、楽なこともあるが、やはりすっきりとは仕事モードになれないところもある。運動不足も心配だ。意識的な気持ちの切り替えが求められる。

[3877] Apr 16, 2020

私は、この「400」をお気に入りに登録していない。ショートカットアイコンも作っていない。では十年以上、どうやって記事を書きに来ているかというと、実は毎回Googleで検索して来ている。本当である。▼意味はない。こだわりもない。ただ、それで何も不便がないので、ずっとそうしているうちに、いつしかルーチンのような作業になってしまった。私はスピリチュアルなことを信じるオカルトマニアではないが、かといって何でもかんでも最適化しようとする合理の権化でもない。最適化は志向するが、そうしたくないところ、あるいは特に理由もなくそうしていないところがあるなら、それはそのまま手をつけなくてもいいと考えるタイプである。そういう雑味を愛しているとも言える。▼もちろん、面倒くさがりに理由をつけているだけだと非難されても、それはそれで言い返すことはできまい。だが、たとえそれが真実でも、その方向に自分を昇華しようとは思わない。

[3876] Apr 15, 2020

ほとんどのお店がクローズしたことで、横浜駅を行き交う人の数もようやく目に見えて減少してきた。人口密度は平常時の三分の一以下と思われる。非通勤者の括りなら十分の一くらいまで減っているかもしれない。▼とりわけ若者の姿は見なくなった。アフター5の待ち合わせをする人影も、さすがにもう見られない。良かれ悪しかれ、ようやく緊急事態の意識が浸透してきた都市部の様子である。封じ込めは、ここからが本当の勝負というところだろう。▼数字を追っている限り、感染者数に対する回復者数の割合がいっこうに増えてこないのが恐ろしい。それだけ病床に伏している人の数が多いということなのか。それとも「感染」したが「患者」にならなかった人は、もとより回復者数には含まれないのか。私は、もちろん死にたくないが、できれば死にかけもしたくない。このところは致死率ばかり取沙汰されるが、死者の数だけ見て危険性を云々するのは違うという気もする。

[3875] Apr 14, 2020

在宅グッズが飛ぶように売れているらしい。ウェブカメラなど、どの型も在庫切れ&入荷時期未定である。もう二週間もすれば二流品や粗悪品が出回りそうな気配だ。大手量販店もクローズし始めた今、ゼロから在宅環境を整えるのは地味に至難となっている。▼大勢で同時に在宅化しようとすると、思わぬ障壁が次々と見つかるものだ。家に長時間作業できる椅子やテーブルがない人。光回線を引いていない人。パソコンと機材を動かすには家の電力が足りない人。すべて満たしていない子もいる。彼らに明日から家で働けと命じるのは、極めて暴力的な命令だ。出社可能なうちは例外的に出社してもらうか、スマホと書籍だけで完結できるリサーチ系の業務に没頭してもらうしかない。▼さまざまな事情があるのは無論だが、知識や資格が自己投資であるのと同じように、現代にあっては自宅のデジタル環境も自分の能力のひとつである。あまりアナログすぎるのも良いことではない。

[3874] Apr 13, 2020

在宅勤務騒動。本日で条件および環境の決着はつかず。持ち越しとなる。▼大まかな方針は固まってきた。もっとも重要な争点であるコミュニケーション手段については、やはり当面のあいだはいかなる通信も不可。しばらくは一切の連絡を断ってもオフラインで各人の業務が遂行できるようタスクを切り分けることになった。優雅なる無人島生活の幕開けである。▼電気代はどうなるのかとか、従量課金制のネットワークを敷いている家庭はどうするのかとか、未解決の課題まみれではあるものの、これ以上引き延ばすこともできないので、数日以内には見切り発車される見通し。私も家の物理的な環境を整えねばならない。完全な密室に引きこもる必要があるので、パソコン本体以外は今の個人環境をそのまま使う。したがってHDMIセレクタが4IN2OUT分必要になる。便利品なので、残念ながら会社からは支給されない。家電量販店にはいきたくないので通販で済ませよう。

[3873] Apr 12, 2020

Linda Carnevale M.A.『Hot Words for the SAT』は、SATの頻出英単語をカテゴリごとにまとめて覚えるための本である。「喜びを表現する言葉」「音に関する言葉」など、さまざまなクラスタが章を成しているのだが、進めていてひとつ面白いことに気がついた。カテゴリによって、明らかに既知の単語量に差があるのだ。▼ずばり、快活さや喜びといった前向きのニュアンスを持つカテゴリには習得済みの単語が多く、怠惰さや悲しみといったネガティブなカテゴリには知らない単語が多い。ここまで極端に偏るとなると、間違いなくTOEICの特性が影響しているのだろう。よく言われることだが、TOEICには無能な人物は出てこない。仕事をさぼったりミスを隠したりする社員は一人もおらず、みんな快活で誠実な社会人生活を送っている。故に、語彙もポジティブなクラスタに偏るわけだ。▼ビジネスマンとして、前向きなことは優れた気質だろうが、語彙が偏るのは好ましくない。

[3872] Apr 11, 2020

昨日の続き。前述の諸条件に加え、在宅勤務する社員は「家人や知人等に何らかの情報が漏洩した場合、会社に発生した損害を個人的に賠償する責任がある」と定める書面に同意する必要がある。▼このような契約が一般的かどうかは知らないが、会社の規模を考えれば個人で背負える賠償額になるとは思えない。小さな子どもがいる場合、事故的に仕事場を目撃されてしまう可能性もある。子どもが相手では、口止めしようとしてもしきれるものではない。そんなリスクは負えないので在宅はできないと言われたら、結局、プロジェクトの方が手詰まりになってしまう。会社要請による在宅化にしては、社員側に負わせる制約と責務がいささか大きすぎるように思える。▼テクノロジーの面でもビジネスの面でも、課題は山積みと言わざるを得ない。初めて明確な責任者側に立った途端、この事態というのは恵まれないようだが、いきなり貴重な経験が出来たと前向きに捉えるしかない。

[3871] Apr 10, 2020

在宅勤務の方向性を模索している。▼出社しない方針だけは示されたものの、現場は「ないないづくし」だ。個人のパソコンを使うことは許されない。社内ネットワークに繋ぐことも許可しない。バージョン管理はもちろん、タスク管理もアクセス不能。チャットツールの類も一切禁止。メールもダメ。この条件から導き出される解には限界がある。会社のパソコンを担いで持ち帰り、LANケーブルを抜いて完全なオフラインで作業。コミュニケーションは文通か、暗号化された独自言語でFTPを介したメモを渡す。各自の作業結果は定期的にUSBで会社に持ち寄ってマージする。笑い話のようだが、今のところは本当にこれしか手がない。▼あとは、順を追って何とか改善していこうという気概が会社にあるかどうかだ。五月頭の収束を当て込んで、今回はあくまでその場凌ぎの在宅と決め込んでいるなら失望しかない。未来を見ているのかどうか。トップの姿勢が問われている。

[3870] Apr 09, 2020

急転直下。今日一日で状況は大きく変わった。保育園は二人とも登園中止となり、会社は事実上の出社停止。急遽、四月は自宅にこもることを余儀なくされてしまった。▼具体的な方策が定まらないうちに、実行不可能と言われていた在宅へ強制的に切り替えたことは英断だと思っている。もっとも、まともなネットワークすら構築されていない状態で業務を継続する知恵は現場が出さねばならないのだが、このままダラダラと出社して感染者でも出てしまったら、さらに取り返しのつかないことになるところだった。「まず動いてから後始末。」このスピード感こそ、今の我々が必要としていた行動哲学だったと言って間違いない。失うものも大きいが、無事にこの苦境を乗り切った暁には、得られるものも十分に大きいはずだ。▼明日、具体的な方針を詰める。どうすれば各自在宅で業務を遂行できるのか。こんなことでもなければ定年まで考える機会のなかった根源的な問いである。

[3869] Apr 08, 2020

朝も夕方も。横浜駅は人でごった返している。白いマスクの通勤者。クイーンズ伊勢丹は閉まっていたが、シャッターの前を通り過ぎる人の数は普段と変わりないようだ。どこの企業も取り立てて有効な施策を打ち出せない現状が透けて見える。▼閑話休題。エレクトロラックスの「エルゴラピード」が届いた。パワープロの無印。さっそく床を滑らせてみると、実に具合がいい。最高だ。動き方に癖があるので慣れは要るが、広範囲を掃除するときの負荷の少なさは他のコードレス掃除機を圧倒している。ドライタイプのクイックルワイパーで拭き掃除をしているような感覚である。▼その代わり、小回りは効かない。方向転換は思ったよりしやすいが、椅子の隙間を縫ってガチャガチャと細かいところを掃除するような使い方はできないと思っていい。故に、これとダイソンのスリムを二本使いするのが、あらゆる点で最強と思われる。この二本とクイックルが揃えば掃除に隙はない。

[3868] Apr 07, 2020

緊急事態宣言を受けて会社から方針説明があった。要約すると、緊急事態宣言に法的拘束力はないので、明日からも通常通り出社せよということだ。コア業務のテレワークが難しい以上、残念だが当然と言うしかない。▼今までにないほどの手洗いうがい、マスク着用の徹底によって自衛はしているが、芋洗いのような保育園に二人の子どもを預け、満員と行かないまでも密度の高い電車で通勤し、百人規模の一部屋で昼夜オフィスワークを続けている以上、ウイルスから身を守るといっても限界がある。やれることはやって、自分の力でどうにもならないことは、天命を待つしかない状況である。▼最寄りの内科は感染者と濃厚接触のため閉鎖したようだ。訪ねてきた患者の一人が検査の結果陽性だったということだろう。とうとう身近なところに忍び寄ってきた。神経質すぎるのも良くないが、今この一時は過剰反応くらいでちょうど良い。手の荒れは覚悟で、消毒液にまみれている。

[3867] Apr 06, 2020

「パス単」が遠い。▼いきなり「パス単」を丸暗記、ないしフラッシュカードで叩きこむのは無謀だと思っている。もうそういう無茶が効くほど若くない。故に、外堀から埋めている。「文単」「速読速聴」のあと、直行はせずにSATへ迂回した。語彙はちょうど英検一級レベルでありながら、高度な自国語の習得に苦しむネイティブ達に配慮して、記憶の定着に特化した優秀な教材の揃っている点が良い。もっとも、その手の教材は収録語彙のカバー範囲が広くないので、難易度の高い言葉はひっそりと外されているが、そういう言葉こそ最後の最後に「パス単」で拾えば良いと思っている。単語帳というより試験用の簡易目録として使うわけだ。▼GREを経由するかどうかは残り時間による。Verbalセクションの難易度は英検一級を上回ってしまうので、オーバーキルになる可能性もある。やはりSAT⇒英検一級⇒GREが正規の攻略ルートではなかろうか。レベル上げは続く。

[3866] Apr 05, 2020

「てにをは」とは、助詞の総称である。けっして「てにをは」の四文字だけを指す言葉ではない。「てにをは」がなっていないと言われたら、それは助詞の使い方全般に難があるということだ。▼最近、若い子の文章を添削する機会が多い。指摘の余地がないほど立派な文章を書く子もいれば、ほとんどの文にリテイクが必要なほど拙い子もいる。何がそれほど拙いかというと、やはり「てにをは」だ。▼とりわけ、格助詞の選択を間違えている場合が多い。機能を取り違えていたり、主張の内容に合っていなかったり、語尾が正しく呼応していなかったりする。大体、指摘すればすぐに修正されるので、能力不足より推敲不足が原因だろう。▼副助詞がほとんど見つからないのも特徴的だ。AはBだと述べる以上の細かいニュアンスが落ちていて、文同士が至る所でぶつ切りになっている。そのこなれていない感じが、個々の文の拙さをいっそう際立たせてしまう。▼助詞は大事なのだ。

[3865] Apr 04, 2020

新弾が出るたびに要調整のカードを孕みつつも、ここまで全体的には良いバランスを保ってきた『ゼノンザード』だが、最新企画・ソートアートオンラインとのコラボで急激に崩壊が進んでしまった。特定カードのナーフで巻き返せる崩れではなさそうなだけに、寿命が大幅に短くなった感がある。現環境は特定の色、特定のデッキしか見ない。多めに見積もっても三種類で回っている状態である。面白さを見出すのは難しい。▼「コラボカードが強い」と「コラボカード同士を組み合わせるとさらに強い」は、同時に満たすべきでない設計のひとつである。そこへ加えて「コラボカードは特定の色にしかない」まで加わったため、デッキパターンが著しく限定されてしまった。旧カードと同じスタッツで、能力Aがない代わりに能力BCDEを持ち、さらに新カード同士で相乗効果を発揮するとあっては、もはやカード選択のトレードオフなど存在しようもない。やはりコラボは難しい。

[3864] Apr 03, 2020

次男が強い。▼登園初日。部屋に解き放たれると早速ドアノブに悪戯したり、ガラスに頭を叩きつけたりする。支度を終えて別れ際、寄ってきたところを保育士さんに確保されてそのままお別れになったが、泣きも怒りもせずにしたり顔で見送られた。九十分後。迎えに行った妻によると、他の新園児たちが泣き喚く中、電車のおもちゃを手にご機嫌で遊んでいたらしい。家に帰ってからも、心なしかハイテンションのようだ。▼二日目。登園準備後の帰りにはもう、どっかりと椅子に座って机を叩き、保育士さんに麦茶を飲ませてもらっている。わが物顔である。この日も問題なし。長男の迎えに同行したときは、二歳児クラスのおもちゃを勝手に奪って遊んでいたそうだ。▼タフガイで何より。もちろん、保育時間が伸びてお腹が空くようになったり、体調の悪い日に預けられたりしたら泣くかもしれないが、初期の頃の長男に比べると、圧倒的にドライな態度を見せていると言える。

[3863] Apr 02, 2020

「サラリーマン」は和製英語だと思っていたが、日本の会社員を指すときはネイティブでも使うことがあるようだ。昨日のNewYorkTimesにしれっと出ていて驚いた。特に皮肉的な用法でもない。日本人のホワイトカラー=Salarymanなのだ。尚、記事はSalarymenという複数形を使っていた。▼折り紙(Origami)から過労死(Karoshi)まで、日本語が英語化した例は枚挙に暇がないが、和製英語からの逆輸入はめずらしいのではないだろうか。パッと他には思いつかない。和製英語一覧を見てみても、逆輸入されたケースは見当たらないようだ。▼「サラリーマン」という言葉の醸す哀愁が「オフィスワーカー」や「ホワイトカラー」には無かったことが、逆輸入を引き起こしたのかもしれない。給料のためにせっせと働く真面目な人々。日本人的会社員。その独特の姿をズバリ表現する語彙として、「サラリーマン」以上にしっくり来る表現を無理やり探してくる必要はなかったのであろう。

[3862] Apr 01, 2020

今日は次男の入園式。コロナウイルスの影響により集合写真もなく、顔合わせの挨拶と明日以降の説明で終わってしまったらしい。本来なら入園式ごと無しになるところを、なんとか形だけでも開催した格好とのことなので、残念だが贅沢は言えない。長男の進級式も省略されたようだ。▼だが、どうあれ、明日から次男も保育園に通う。こんな状態でどう保育園生活に適応するのだろうかと不安になるような傍若無人ぶりだが、根はマイペースだし、案外うまくやるかもしれない。とにかく、ご飯さえちゃんと食べるようになってくれれば、あとは慣れでなんとでもなる。ご飯。そこだけである。▼あとは、雨の日にどう登園するかが決まっていない。長男が大人しく傘の下に入ってくれれば、次男は抱っこ紐で行くという手もある。それがダメなら取り付けの面倒なベビーカーのレインカバーを使うか、90cmのメガブレラを買ってベビーカーもろとも傘に含めてしまうくらいしかない。

[3861] Mar 31, 2020

タスク管理用サーバー改造のため、CentOSに潜って試行錯誤。めったに触らないのでテキスト編集ひとつするにもコマンドがわからず苦労したが、数時間もターミナルに向き合っていると案外慣れてくるものだ。QiitaとStackOverflowを頼りに、なんとか必要なセットアップを終わらせた。意味不明なエラーメッセージでも、全文検索すると誰かしら先駆者が情報を公開してくれているのが、本当にありがたい。▼苦労したといっても、その日のうちに終わる程度の労力だ。これで痒い所に手が届くなら文句はない。今までのプロジェクトでも、管理者任せにしないで積極的に突っ込んでいけばよかったと思うくらいだ。プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、ちょっとした思考と手間の削減が全体工数の圧縮に直結する。そのことを実証してみせたいという意気込みもあって、幅広くヒアリングしながら環境の改善とトイルの削減を進めている。できることは、まだたくさんある。

[3860] Mar 30, 2020

出社。いつもと変わらない光景。食事もあれば、会議もある。いたって普通の、平穏な仕事場である。▼だが、こうした見せかけの平穏が、事態の深刻さを覆い隠している節もある。明日にでも緊急事態宣言が出て、主要都市が閉鎖され、多くの社員が出社すらできなくなるかもしれないのに、その場合の代替プランを考えるのは、野暮な心配だと見なされるのだ。「そうなったらそのときに考えればいい。」テールリスクの黙殺は、旧日本社会に深く根付いた病理のひとつだと思う。▼二年前に転職した後輩から、全社員がテレワークに移行したことを知らせるラインが来た。自宅に構築された作業場の写真付き。コロナが騒がれ始めた二月から段階的に準備を始めて、ようやく環境が整ったそうだ。もし長期的な封鎖が現実となったら、こういうところで競争力に決定的な差が出てきてしまうのだろう。良い会社だが、できない理由を並べて変化を拒絶する文化だけは好きになれない。

[3859] Mar 29, 2020

雪。午前中は真冬のように降ったが、午後になるとからっと晴れた。それなりに積もっていた裏の路も元通り。いっときの幻めいた、初春の降雪だった。▼連休。どこへも遊びに行けないので、子どもたちの身体が余りに余っている。家の中で遊ぶといっても、子どもが消耗するほど身体を動かすには無理があるので、どうしてもそうなる。結果、親は交互に絡まれて、息つく暇もないということになる。▼子どもの相手が想像以上に精神的な疲れをもたらす理由は、先が見えないからではないかと思う。会話であれ遊びであれ、非合理的なエネルギーの塊を相手にするので、何がどう発展していくかわからない。着地点が見えないのだ。「正直でよろしい」と誉めれば「掃除機?掃除機のボスが来たよ。顔に掃除機が来たよ。顔のところに掃除機が来たよ。顔に。」とまとわりつかれる。こんな想定不能な物語の連鎖に否応なく巻き込まれるところが、疲弊の最大の原因なのではないか。

[3858] Mar 28, 2020

NewYorkTimes購読から二週間。今のところ毎日三〜五記事くらいはコンスタントに読んでいる。紙の新聞読者には当たり前のことだろうが、どの面の記事も大抵別の面にまたがっているので、自然と様々なヘッドラインを目にする機会を得られるのが非常に大きい。ここがデジタル版との差だ。圧倒的な牽引力の違いである。▼実際、デジタル版のみだったときはここまで読めていない。EconomistTodayのエスプレッソですら読まない日があったくらいである。それに、語彙の負荷は軽いが、引き締まった基礎表現を何度も目にするので、定型文として覚えてしまえるところがライティング対策にもなっている。強制的な繰り返しによる運用語彙の獲得が主だ。巷で言われるほどリーディング対策寄りではなさそうに思う。▼今日は集金が来た。三ヶ月以上ならクレジットカードが使える。次の集金まで続いていたら、そのときは三ヶ月以上に切り替えよう。その後は、いつやめてもいい。

[3857] Mar 27, 2020

外出自粛要請。今週末は外へ出られない。▼感染拡大の重要局面ということは理解している。自粛を要請することの是非は、紛れもなく是に違いない。問題は、これがいつまで続くのかと、これで本当に感染拡大を抑えられるのかだ。▼野球界でも藤波投手が陽性。さらに食事を共にした別の二選手も陽性となった。英国首相はじめ、著名人にも次々と罹患者が出ている。検査圧力の強い人たちでこれなのだから、37度程度の熱なら検査どころか病院へも行かず平然と出社してしまうサラリーマンの溢れる市井に、はたしてどれほどの隠れ罹患者がいるものか。あまり考えたくはない。▼テレワークの可能性を否定し、通常の働き方を堅守している弊社でも、万一陽性が出た場合には大規模な部門閉鎖が発生することになっている。同じようにテールリスクを踏んだら慌てて対応する式の方策を採っている企業は多いだろう。だから、ひとたび爆発したら――あとは、一瞬かもしれない。

[3856] Mar 26, 2020

クリニカ『フッ素メディカルコート』を買う。▼歯磨き粉を買うとき、いつもの第一三共ヘルスケア『クリーンデンタル』シリーズよりフッ素の配合量が多い商品はないかと棚を探したところ、副産物的に見つけた商品。歯磨き粉のフッ素量が50mg多いとか少ないとかで一喜一憂するより、磨いた後にこちらで仕上げてしまった方が遥かに良さそうだと即決で買ってみた。▼この手の商品はレビューが難しい。「使い始めてから虫歯にならなくなりました!」と言っても、毎月虫歯になっていた人でもない限り、二ヶ月や三ヶ月程度でそんな効果が実感できるわけはないし、二年、三年と使って、確かに前より虫歯にならない……と思った頃には、他の新商品が出ていたりする。それらと比べてどうなんだと言われたら、また振り出しに戻ってしまう。▼故に、感想は枝葉末節の事柄に留まらざるを得ない。りんごのような味がする。刺激が少ない。漱いでも泡になりにくい。等々である。

[3855] Mar 25, 2020

「ウマ娘」が見事、事前登録二周年を迎えた。▼いっそ清々しい快挙である。私も、忘れていたわけではなかったが、覚えていたわけでもなかった。二周年を祝うタグを見て、ようやく気づいた程度だ。登場キャラクターの世代的にもジャストミートしていたはずの私でこれだから、よほど熱心なサポーターでない限り、もう待ち望む心は離れきっているように思える。満を持してリリースしたとして、どうやって客を取り戻すのか。皮肉ではなく純粋な気持ちとして、覇権企業のお手並みを拝見してみたいところだ。▼今年、あるいは来年、想定通りの形でリリースされたとして、プレイするだろうか。判断に悩むところだ。ちょっと触ってみて、面白くなければ投げ出してしまうかもしれない。あるいはディスガイアのように課金戦争についていけず、脱落するかもしれない。わからないが、どうあれ、応援していたよしみだ。リリースした暁には、告知のリツイートくらいはしよう。

[3854] Mar 24, 2020

連日株価が低迷している。普段なら、株の財産など持っていないので、乱高下する株価に一喜一憂することもないのだが、めったにないストックオプションの行使期限が近付いてきたので、柄にもなく焦っている。詳しい数字は書けないが、コロナショックでキャピタルゲインはあっという間に半分以下まで落ち込んだ。こうなると、もはや期限ぎりぎりまでリバウンドを祈るしかない半塩漬け状態である。祈る以外にできることはない。▼儲かる儲からない以前に、こうして「気になること」が増えるから、株やFXには興味が向かない。ひとたび気にしだすと、気になって止まらない性格である。株の資産など手にしていたら、チャートに貼りついてロクに勉強もできなくなるに違いない。だから、どうあれやらない。そういうところに脳のリソースを割きたくないのだ。▼二千円の株が二千万になることは宝くじ級にないだろうが、二千円の本なら二千万になってもおかしくはない。

[3853] Mar 23, 2020

学習の肝は「知識との意外な再会」である。▼記憶を定着させるには、何らかの形で驚くことが効果的だ。この視点に立つと、実のところ、英英辞典による英単語の習得には負の側面がある。最近は、日本語対訳の丸暗記から入った方が良いのではないかと思い始めている。▼どういうことか。たとえばContractという単語を、単に「契約する」という和訳で覚えていたとする。次の表現を見る。"Can Pets Contract Coronavirus?"。契約という和訳は当てはまらないが、意味はすぐに理解できる。コロナウイルスに「罹る」ということだ。なんと、そんな使い方が。罹患とはウイルスとの契約であったのか!▼こうやって驚いた人の方が、たとえば最初からContractを英英で引いて「契約する」「負債を負う」「まゆを寄せる」「習慣を身につける」「言葉を短縮する」「病気にかかる」……と無限のニュアンスを結局は丸暗記した人より、深い長期記憶が手に入るのではないだろうか。

[3852] Mar 22, 2020

ついに次男がお菓子を齧った。▼いつもは舐めるために持っているビスコ。目の前で何度も口を開け閉めして噛む動きを教えていると、ようやく試しにやってみようと思い立ったのか、舌を引っ込めて前歯で端を噛んだ。ビスケットとクリームが口の中に入る。そのこと自体はイヤなようで、下で口の外に押し出したが、押し出した欠片をまた舐め直していて、ぎりぎり「噛んで食べた」と言える行為を成立させたのだった。苦心一年四ヶ月。大いなる進歩である。▼タイムリミットまで残り三週間。三週間以内に離乳食が食べられるようになれば、登園拒否の心配もなくなる。これまでは何をどうしても口の中に物を入れようとしなかったが、「舐める」を経て「齧る」まで来てくれれば、「咀嚼」まであと一押しだ。食べ方さえ覚えてくれれば大食漢の雰囲気も醸している。夕飯をもっちりと食べて夜中のミルクで起きないようになってくれれば、ようやく親の生活も安定軌道に乗る。

[3851] Mar 21, 2020

公園で紙の新聞を読んでいて、あらためて紙の力を思い知らされた。というより、新聞という媒体の強さを認識した。新聞vs電子版には、紙の本vsKindle本とはまったく違う対立軸がある。▼一、軽い。新聞は本当に軽い。したがって、手が疲れない。スクロールする手間もないし、他のアプリの通知に割り込まれることもないので、ひとたび読むモードに入れば長時間読んでいられる。ニュースのように毎日目を通すメディアにとって、読んでいて疲れないという属性は極めて重要である。▼二、新聞は再開性が高い。とりわけ複数の記事を並行して読む場合、電子版だと前に読んでいた記事の位置はリセットされてしまうが、紙ならいつでもどこからでも以前の記事を再開できる。このレジューム力の高さは圧倒的な魅力である。▼本はKindle、新聞は紙とデジタルの併用が万能そうだ。尚、知らない単語の割合が少ないので、電子辞書が使えないことはそれほど苦にはならなかった。

[3850] Mar 20, 2020

次男、駅まで完走。▼ベビーカーを携行したものの、乗りたがらないので歩かせた。坂道もなんのその。縁石の段差も果敢に越えて、見慣れない草花があれば触りに行き、金属製の電柱があれば叩いて音を響かせる。すっかり探検が板についている。おまけに全く言うことを聞かないので、完全に逆走したり横道に逸れたり、トータルで倍くらいの距離を歩いた。靴を履かせると一歩も動かなくなった先月を思えば、驚くべき急成長である。▼近距離パワー型は相変わらずだが、昔よりコミュニケーションは取れるようになってきている。遊ぶ雰囲気を出したから遊びに乗ってくるとか、定型文でお願いしたことを実行してくれるとか、そういうインタラクティブなシーンが増えた。この調子で「待って」や「やめて」を覚えてくれれば平常時はいくらか楽になる。今はこれができないから癇癪と破壊に歯止めが効かないわけだ。長男以上にイヤイヤ期が思いやられる。辛抱が求められる。

[3849] Mar 19, 2020

フルネームの実印を作る。▼素材は彩樺。バーチ材をフェノールレジンと結合して高圧加熱処理を施した、手ごろでエコな人口新素材だ。美しい木目を持ちながら、通常の木材よりも数倍硬く、伸縮したりひび割れたりもしにくい。天然物にこだわらなければ、実に合理的でバランスのよい選択肢である。▼本当は、同じ真樺由来のフェノール樹脂合成素材である「アグニ」を選ぶつもりだったが、妻に実物を見てもらったところ、かなり艶のある赤なので女性味が強すぎるかもしれないということになり、彩樺にする予定だった妻と急遽素材を交換した。▼実際、高級感と温かみを兼ね備えた上品な赤なので、男性が単独で所持しても何もおかしなことはないのだが、夫婦で同系統を揃えるとなると、私がアグニで妻が彩樺では、色合いがちぐはぐな印象になる。どちらも良い材質には変わりないので、結果的には交換して良かった。区役所での印鑑登録も無事に完了。準備万端である。

[3848] Mar 18, 2020

ファンタジー音楽を聴き漁る。商品化していないオリジナル作品を中心に。▼単なる趣味なので分析的な意図はないのだが、音楽の文脈で語られる「ファンタジー」の定義は狭すぎるように感じている。異国情緒を醸すような、牧歌的で抒情的な民族音楽ばかりがファンタジー音楽ではないはずだ。▼では、どんな音楽がファンタジーか。実は、作者自らがファンタジーと銘打っていなくても、その括りに十分入ってくる曲はたくさんある。共通項は、曲の背景に超等身大的な物語があること。楽器構成がどうあれ、スケールが何であれ、何らかのストーリーを語りながら、私たちの日常を歌ってはいない曲である。▼そういう曲が、思った以上に検索範囲の外にあることに気がついてきた。だが、作者自身が規定せず、アピールもしていない幻想を見つけにいくのは難しい。結局、検索に今まで以上の柔軟性を持たせて、しらみつぶしに探すしかないのだろう。地図は広がってしまった。

[3847] Mar 17, 2020

お試しでNY Timesを読んでいる。キオスクで買えるのが便利だ。紙面の構成も、文章の質も、思ったより肌に合う。エコノミストと比べて知らない単語の割合が低いため、難語に遭遇するまでの間隔が長く、流し読みがしやすい。電車の中では読めないほど文字が小さいのは難点だが、多読用には今のところ一番ハマっている気がする。▼他を全部解約してNYのプリント/デジタルのプランに一本化すれば、実はトータルの出費も安くなる。もちろん、本当なら様々なメディアを比較読みした方が得られるものは大きいが、それはお金と時間が潤沢にある場合の話だ。より安く、より短時間で、より効率的にとなると、気を散らすのは得策ではない。▼生涯の友にするなどと意気込まなくても、試験までの教材と割り切って月極で取ってみるのが面白そうだ。ダメならダメでやめればいい。サイトの出来映えも良い方だと思っている。記事ごとにサイズを変えて重みづけしているのが良い。

[3846] Mar 16, 2020

家族カードを要する都合、再びクレジットカードの比較をしていたのだが、以前一枚にまとめたおかげで年間の利用額と利用パターンも見えてきたから、各カードに仮想利用額を定めてポイントやキャッシュバックを総合したトータルの還元率を算出してみた。その結果に愕然とした。▼数字から言うと、au WALLETゴールドが圧倒的。auでんきの利用額に応じて幅はあるが、年会費も差し引いた仮想還元率は1.78〜1.93%となった。同じ計算だと三井住友ゴールドは0.62%なので話にならない。最も有望なのは楽天ゴールドの1.44%だが、これでも差はある。率だけ見ればauを選ばない理由はない。▼だが同時に、こうして数字で見たとき、auに囲い込まれ、電気会社も固定され、様々なボーナスを使いこなしても尚、年間0.4%――8000円の得にしかならないことに気づいてしまったのだった。端金とは言わないが、より安い電気会社にするだけで切り出せそうな額の差しかないのである。

[3845] Mar 15, 2020

本来なら今週からペナントレースだが、コロナウイルスの影響で延期となっている。開始日は未定。少なくとも四月十日以降とのこと。▼開幕を楽しみにしていたファンもつらいが、それ以上に選手は大変だ。いつ来るかもわからない突然の開幕に備えて常にコンディションを整え続けなければならないし、オープン戦で掴んだ感覚も逃さないようにしなければならない。もっとも、巨人のようにうまくいかなかったチームは、逆に冷静さを取り戻して戦略を練る良いチャンスになるだろうし、怪我で開幕に間に合わなかった選手は一時の猶予を与えられることになるから、一概に悪いことばかりではないだろうが、ファンも選手も、いまいち盛り上がりを欠いた気分になるのは確かである。気持ちがしけってしまう前に、なんとか開幕して欲しいものだ。▼あれもこれも、コロナがどうにかならないことには始まらない。家庭にも仕事にも多大な支障が出ている。一刻も早い収束を祈る。

[3844] Mar 14, 2020

「ピーナッツ全集」の予約期限が三月末から六月末に延長されたらしい。大好評なのだそうだ。全巻セット七万円という高額でありながら注文数は五千を超え、さらに伸びているという。もしも一万部売れたら、なかなかの偉業である。▼正直に言うと、欲しい。しかし、古くからのピーナッツファンというほどでもないニワカが興味本位で買うには値段が高すぎる。予約特典の『別巻』にコレクター的な興味がなければ、予約はせずにバラで買い集めても遅くはないだろう。それに、谷川俊太郎の訳はないが、NY Timesを買えば一話は読める。そこでささやかに楽しむくらいがちょうどいいかもしれない。▼ところで、先日の決定を覆すが、WSJからNY Timesに逃げる気でいる。理由はひとつ。WSJのトライアルキャンセルの経路が酷すぎる。このあくどさ、最近話題のソフトバンク以上だ。ロクなカスタマーサポートが期待できないので、この手の母体は徹底して避けるようにしている。

[3843] Mar 13, 2020

とあるプロジェクトが事実上崩壊した。全社的にも珍しいレベルの惨事である。教訓はただひとつ。「製品は人が作っている」ということだ。▼あまりにも当たり前だが、それなり順調な成長を遂げてきた近年、いささか忘れられていた節がある。採算の取れる企画を立て、必要数の人員を配置し、スケジュールを組んでリリース日を決める。その日が来れば製品は出来上がるので、あとはきちんと宣伝をして売る。想定より多かれ少なかれ利益が出る。その繰り返しというように。▼とんでもない話なのだ。人員配置とスケジューリングだけで製品が完成するなら誰も苦労はしない。必要な数の人間がいることと、その人間の集合が製品を完成させられるかどうかは、全く別の話である。作れる人と仕上げられる人がいなければ、誰がどう計画をこねくり回したところでモノは上がらない。納期を定めて死守と叫んでも製品が召喚されるわけではないのだ。それを再確認しただけである。

[3842] Mar 12, 2020

ELSA Speakのアセスメントは83%。かろうじて上級者の部類だが、課題も多い。指摘されている点を列挙しておく。▼wとvの混同。これはELSAに言われるまで気づかなかった。確かに録音を聴き直すとvのところがwに聞こえることがある。しっかりヴの音を出し切る必要がある。aspiration sounds(p/t/k)が弱い。これは空気の出し方がまだ日本語になってしまっているのだろう。str/stk/stsといった子音のまとまりがごちゃついている。ofのfやmissのssなど、Ending Soundが弱い。s/shもやや混同していることがある。▼このあたりが相対的に得点の低い項目だ。他の項目は90%後半が並んでいるが、100%はひとつもないので、どこかこなれていないというか、隙があるというか、ネイティブ風には遠いということなのだろう。当然だ。録音を聴いても明らかな日本人英語である。話す機会のなさ故に、仕方のないところだ。▼弟にも紹介した。異国にいても良い練習になるだろう。

[3841] Mar 11, 2020

HBR。クレジットカードの支払いが何度やっても跳ねられる件を問い合わせたら、こちらでやっておいたから大丈夫という腑に落ちない回答が来た。Failしたときのフォーム情報を見て勝手に決済したということだろうか。結果的に意図通りとはいえ、釈然とはしない。加えて、今年限りでオンライン版を辞めるからQuitの手順を教えてくれとも書いたのだが、そちらに対するコメントはひとつもなし。疑問があればいつでも問い合わせてくださいという結びの言葉が空しく響く。▼長らく世話になってきた雑誌だが、問い合わせの応答はいまいちだし、何年経ってもアプリはまるで改善されず、情報の質も他のメディアに追いつかれ、追い抜かれてきたところもある。寂しい気もするが、ちょうどよい乗り換え時かもしれない。気になる特集があったら、そのときだけ日本語版を本屋で買うことにしよう。いつの日かもし、アプリがまともになったら――そのときは声をかけて欲しい。

[3840] Mar 10, 2020

『1100 Words You Need to Know』が届く。▼でかい。でかすぎる。たしかに、よく見ると商品寸法には19.8 x 2.3 x 27.6cmと書いてある。A4サイズより少し小さいくらい。電車の中で読めるサイズではない。読み物というよりドリルに近いので、家のワークアウト用と割り切ってしまう。それなら大きいに越したことはない。文字は読みやすいし、書き込みもしやすい。▼5つの単語を覚えるユニットを4日分。これをひとつのチャプターとして、全部で46チャプターを46週間で完成させるプログラム。だが、毎日の日課にするならともかく、集中的なボキャビルに20単語/weekは少なすぎる。weekをdayに読み替えて、46日+αで一冊終えてしまうくらいのペースが良さそうだと見ている。それなら土日を抜いても二ヶ月ちょっとで終わる計算になる。▼読み物は『Verbal Advantage』を買った。こちらはより作者の趣味色が強い「国語本」である。キクタンが終わったら読んでみよう。

[3839] Mar 09, 2020

コードレス掃除機の導入を検討中。▼ネットの評判だとダイソンのV8 Slim Fluffyが圧倒的な人気を誇っている。大きくて重たい欧米向けサイズの正規ナンバリングV8を、日本人体型に合わせてカスタマイズしたモデルらしい。小型で軽量。ヘッドの回転も柔らかく滑らかで、取り回しもスムーズである。私の体格だと標準モデルがぴったりだが、世のお母さんたちは明らかにSlimの方が使いやすいだろう。売れる理由もわかる。▼ただ、懸念もある。標準版に比べて稼働時間が短いこと、吸引力が弱いこと、ゴミ捨てのときにゴミとの距離が近いこと、持ち手の部分が小さくて若干窮屈なこと。そして、これはダイソン共通だが、電源がトリガー式なので広範囲を掃除しようとすると指が痛くなる。ワンルームや一人暮らしでなければ、ロボット型との併用が良いのかもしれない。ルンバも究極の最新型が発売されていた。資金さえあれば、現時点ではルンバ+Slimが最適解なのだろう。

[3838] Mar 08, 2020

『速読・速聴英単語Advanced』終了。文章の難易度がリアルよりなので良いリーディングの練習になる。知らない単語もちらほらあったので、役には立った。▼とりわけやってよかったのは、内容も文章も読みごたえがあって質の高いセクションが、たいていエコノミストの引用だったことだ。やはり、現時点ではレベルと負荷がちょうどいいらしい。それを再確認できただけでも有益だった。ウェブ版が読めないのは相変わらずだが、安心して購読を続けられる。▼ただ、負荷は大きいので、もう少しスラスラ読める「お気楽版」が欲しい気持ちもある。いつもいつも、眠たい電車の中で修行ができるわけでもない。そう考えると、いっこうにアプリを改善する気のないHBRを捨てて、WSJに乗り換えるのがよさそうだと思っている。英国と米国の二本立て。気が向いたときに気が向いた方を読めるようにしておけば、気負わずに朝の電車を過ごせる公算が立つ。プランの筋は良い。

[3837] Mar 07, 2020

電車での移動中はもっぱらYoutubeで"AcademicWriting"の動画めぐり。Courseraの修了証なしを回ろうかと思っていたが、講義ベースなだけあってちょっとテンポが悪い。動画なので不明なところは聴き直せるし、スライドも間に合わなければ止められるのだから、もうちょっとサクサク進んでくれた方がありがたいと感じた。そこはYoutubeの方が、積み重ねられた編集ノウハウが活きている。▼以前も言及した通り、ライティングはれっきとした苦手分野。なんとなく勉強していても実になる気がしないので、数をこなす式ではなく、がっつり基礎と形から入る。ラジオを聴き流せばリスニングが上達するという説を信じていないのと同じくらい、毎日英語で日記を書いていればライティングが上達するという説も信じてはいない。Introduction=Hook+Funnel+Thesis(=Topic+Controlling Idea)のような、理詰めの方が入口としてはしっくりくる。最初はやっぱり、理屈が欲しいのだ。

[3836] Mar 06, 2020

英語発音矯正アプリ『ELSA Speak』が面白い。ようやくシンプルかつ有益なAIの使いどころが出てきたなと思う。これぞ新時代の恩恵というやつだ。▼マイクに自分の発音を吹き込むと、即座にAIが発音の正しさを判定、言えていない部分を指摘してくれる。その指摘も私が感じる範囲ではかなり正確。どの文字の何がどう悪いかを具体的に教えてくれるので、指示された通りに再チャレンジすると、すぐにうまくいったりする。この即時性が地味に楽しい。▼このアプリだけでネイティブばりの発音が出来るようになるとは言えないが、相手に伝わる発音を目指すという目的には大きく寄与してくれると思う。綺麗かどうかはともかく、音が正しくて、他の単語や表現に誤解される余地がなく、聞き返されることの少ない発音には近づいていくだろう。金銭的にも時間的にも英会話スクールなど行く余裕のない私のようなライト層にはうってつけのアプリである。しばらく使ってみよう。

[3835] Mar 05, 2020

スローペースでエコノミストとやりとりしていた件。結局、向こうの同期仕様(不具合か仕様かは明言していない)により、iPhoneアプリからサブスクリプションを購入した場合は、ウェブからのアクセスはできないことが判明した。▼ウェブとアプリの両方からアクセスしたい場合は、ウェブ上のデジタルサブスクリプションを購入せよと言う。アプリからの購入とウェブからの購入を二重でしなければいけないのか、それともウェブのデジタルアクセスが両方を含んでいるのかは、はっきりしない。今度はウェブ版を買ったらアプリアクセス不可、などということになったら、二度と購読しなくなる気がする。▼面倒なことになる前にと代替品も探していたが、あまりピンとくるメディアはなかった。デジタル版ならジャパンタイムズは破格だったが、洒落っ気のない文のカラーがどうも好みに合わない。いくら安かろうが琴線に触れないと続かないので、検討対象には入れなかった。

[3834] Mar 04, 2020

決起会、打ち上げ、祝賀会、納会、焼肉会、チーム飲み。全部中止になった。次男の保育園説明会と懇親会もなくなったようだ。三月のカレンダーは、気づけば白紙である。▼弊社程度の規模でも全社的に会食や飲み会の類を見合わせているとなると、大企業のお得意さんや地元の飲食店はたまったものではないだろう。ただでさえオリンピックをあてにして極寒の経済状況を耐え忍んできた直後である。残りわずかの体力でなんとか粘っていた個人商店は、不運としか言いようはないが、ここでライフを根こそぎ持っていかれる形になる。▼冗談でも誇張でもなく、長引けば長引くほど連鎖的に倒れていくだろう。これで頼みのオリンピックも延期――それどころか中止――になったら、完璧な止めである。うちの売上への波及も免れ得ない。ここ数年はひどい年になる可能性もある。だが、私はいろいろな方向で動き出してしまった。夜明けを信じて、行けるところまで行くしかない。

[3833] Mar 03, 2020

ミーティングのはしご。二時間ミーティングのあと、部屋を移動して再び二時間ミーティング。脳は回しているのでダラダラやっているわけではないが、自席に戻ると定時になっているので、仕事をしたんだかしていないんだか、これでは「会議に出ているだけのおっさん」扱いされても、まるで謂れのないことではないなと思ってしまう。▼だが、そうは言ってもやはり、ミーティングは重要だ。そこには無駄な会議も、不毛な議論もない。最初から正着手を打つために、あるいは正着手でなくても軌道修正がしやすいように、場合によっては撤退する選択肢も潰さないように、どこをどう攻めていくかの真剣な作戦会議である。兵も兵糧も、勝利のプランを描くにはあまりに不足している状態で、戦を勝ち切るための妙案を絞り出さねばならない。▼絵に描いた餅も白紙よりはマシである。まずは美味しそうな餅が描かれなければ話にならない。そのための会議である。だが腰は痛い。

[3832] Mar 02, 2020

ときどき、長男が次男と遊んでくれる。というより、たまたま二人の波長が合う瞬間がある、と言った方がいいかもしれない。お互いがお互いの意図を汲んでいるようには見えないが、長男のやることに次男がウケて、ウケたのに気をよくして長男がよりはしゃぐというループが完成したとき、しばらく二人だけで楽しんでくれるという構図である。▼この時間は、本当に家事が捗る。完全に目を離すわけにはいかないが、声が聞こえる距離ならある程度は安心して別の作業が出来る。一人っ子より兄弟姉妹の方が楽な瞬間があるとしたら、まさしく、本来なら2の手がかかるところを相殺しあって0になってくれる、この時間ということになるだろう。▼たいていの場合、長男がやりすぎて次男を泣かすか、次男が思わぬ行動に出て長男を泣かせるかして、二人遊びの時間は終焉を迎える。長男の奇行に次男が飽きて、しれっと親のところへ帰ってくるのが、最も平和な終わり方である。

[3831] Mar 01, 2020

昨日の話のつづき。▼日本のトイレットペーパーは、品質が良いのもさることながら、非常に安い。とりわけ西友のネットスーパーは、そこらの通販でバルク買いするより安いのだから敵わない。1ロールあたりの単価は恐らく世界最安の部類だろう。▼ところで、日本製は1ロールあたりの分量をメートルで書く。エリエールのシングルなら60m、ダブルなら30mという具合だ。だが、海外製はシート数で表記していることが多い。1ロール=432シートなどと書いてある。そして、逆算するにロールあたり75シートくらいなのであろうレギュラーロールという単位の4個分や5個分に相当するメガロールやファミリーロールという表現がなされている。故に、12メガロール入りと言われても、日本製で言うところの何ロール分なのか、いまいちピンとこない。▼おおよそ10シート=1mと換算して良いようだ。メガロールでエリエールのダブルくらい。値段は五倍である。

[3830] Feb 29, 2020

トイレットペーパーが消えた。▼デマが原因らしい。曰く、紙がマスクに回されるから紙製品が不足するとか、トイレットペーパーは中国産だから輸入がなくなるとか。九割以上が国産というのは知らなかったが、マスクとトイレットペーパーの原材料が違うことくらい考えればわかりそうなものである。集団パニックは恐ろしい。▼ネットスーパー、アマゾン、いずれも品切れ。楽天には出品があるものの値段は通常の倍以上。マスク、消毒液に続く次の品薄アイテムを担ぎ出すために転売屋がデマを流した可能性もありそうだ。これが行けるとなると、次はどんな生活必需品が品薄扱いされるかわからない。世紀末の様相に近づいている。▼業界団体の日本家庭紙工業会は十分な供給量があるから大丈夫と声明を出しているようだ。今は信じて待つが、この声明が裏切られると、いよいよ連鎖的に品薄転売詐欺が横行し始める恐れもある。不当な転売を厳罰化するくらいしか手はない。

[3829] Feb 28, 2020

長男の保育園はお休み。だが、週末なので荷物を受け取るべく、夕食の買い出しついでに寄る。今週から持ち帰りのお道具箱が想像以上に重い。挨拶して帰ろうとすると、呼び止められた。▼要約すると、コロナウイルスがえらいことになっているので、育休中のご家庭には出来るだけ自宅待機をお願いしているとのこと。平たく言うと、来週からしばらく園に来ないで欲しいという話だ。これはたいへんなことになった。▼四月から次男も登園する。育休もここで解除。したがって、この自制の「お願い」は最長で三月いっぱいということになる。無論、三月で事態が収束せず四月からは育休であろうとなかろうと問答無用で休園になるのが最悪のシナリオだが、そうでなくても一ヶ月の自宅待機はつらい。それに、聞き忘れてしまったが、三月のほとんどを休んだ場合、数万円の保育園代はどうなるのだろうか。満額払わされるとしたら到底納得できない話である。尋ねる必要がある。

[3828] Feb 27, 2020

長男が熱を出した。強制退園である。▼朝は36.5度、登園時は36.7度だったが、その後まもなく37.3を記録し、十時頃にはもう37.5度を叩いたという。それで引き取り依頼の連絡が来た。普段なら、本人が元気である限りは38度を超えるくらいまで様子を見てくれるのだが、最近はコロナウイルスへの警戒もあり、37.5度を超えると半自動的に退園措置が取られてしまう。引き取りに行った本人はいつも以上に元気で、階段をダッシュしたり、謎の言語をしゃべりつづけたり、ゲームの真似をしたり、こちらが病人になりそうなくらいだったが、それでも時折「さむい」と口にしていたので、やはり熱はあるのだろう。病院でカロナールを処方されて帰ってきた。癇癪気味の次男と合わせて、地獄のワンオペである。▼妻は、この三日間、仕事にまつわる講義受講のため東京に出ている。それで私が次男を預かる手筈だったのだが、二日目にして予期せぬ爆弾がついてきた。明日も大変だ。

[3827] Feb 26, 2020

英検1級対策のため、最も苦手意識の強い分野にしぶしぶながら戻ってきた。ライティングである。▼ライティングは、一定以上のレベルアップを果たすために必ず「アウトプット」と「添削」を必要とする。したがって、通勤時間のような一人きりのスキマ時間で学習を完結するのが難しい。これが非常に厄介だ。教師を見つけ、こつこつ英文を書いては添削してもらうというプロセスを今の生活に組み込むのは至難である。時間的にも、金銭的にも厳しい。▼最後の最後で集中的にオンライン英文添削サービスを利用するという手も考えているが、学習曲線がなだらかになるまでは、しばらく脳内英作文と指南書で基礎力を固め続けるしかないだろうと思っている。脳内ディクテーションのおかげで、仮想の紙に英文を書き下すのはいくらか慣れた。同じことをやれば、電車の中でも英作文らしいことはできる。添削がなければ修正点が見えない水準の文が書けるまでは、それでいい。

[3826] Feb 25, 2020

文書ばかり書いている。コーディングは人任せだ。ドキュメント作成、規約執筆、技術ヒアリング回答、見積もり提出、メールワーク。なんとなくそう思っていたが、やはり、現場の統括クラスに秘書ないしアシスタントを置いていないことが我々のアキレス腱のように感じられる。リーダークラスがハンコを押す仕事に忙殺されすぎである。▼そうは言っても、仕事は存在するし、人はいない。自動ハンコ押し機は出来ても、自動文書執筆機が出来るまでは、まだ時間がかかる。誰かがやるしかない。つまり、やれる人――やる立場にある人が、やるしかない。▼偉い人たちから返ってくるメールの内容が、あまりにも簡素すぎる理由がわかった気がする。宛名もなく「了解」とか「精査して」とか、ぶっきらぼうな本文が飛んでくるのは、単に時間がないからなのだ。ひとつひとつの文章仕事をできるだけ圧縮しようとした結果なのだろう。選択と集中の原則が、ここにも働いている。

[3825] Feb 24, 2020

一年と三ヶ月。次男が食事をしない。それだけならまだしも、哺乳瓶以外でミルクを飲まない。頑として飲まない。スパウトからストローへの成長路線へ乗せるべく、今日はスパウト強制を試みたが、いつもならお腹が空いて訴える三時間を過ぎ、四、五、六時間を過ぎてもミルクを拒否し続けた。▼そうしてついに癇癪を起こした。もはや哺乳瓶のミルクすら受け付けない。抱っこも全力で拒絶。のたうちまわって、そこらじゅうの物を手当たり次第に掴み、引きずり回し、投げ、そして自分も転げまわる。暴れる力だけは二歳、三歳並である。長男もしばしば癇癪を起こすことはあったが、ここまでひどい乱暴を働くことはなかった。▼長男は長男で手がかかったが、次男は別路線で長男以上に手がかかっている。普通、兄弟のどちらかは大人しいと言うが、うちには当てはまらないようだ。騒音の兄と、暴力の弟である。二人合わせて最強タッグだ。良い所を伸ばしていくしかない。

[3824] Feb 23, 2020

ずっと昔に買った植田一三さんの本。当時は、レベルが高すぎるというか、目的に合っていないように感じて途中で投げ出してしまったが、今読んでみると欲しい情報にぴたりと照準が合っていて、たいへん感触がいい。リーディングに特化してきた分、ライティングには全く自信がないので、氏の「大特訓」シリーズで底上げしてみるのもいいかもしれない。▼彼の本は、勉強する側に相当のモチベーションを要求する。何しろ、白地のページに黒字で文字を詰め込んだだけの分厚い書籍。昨今の参考書に見られる読者に優しい気遣いは皆無といってよい。所狭しと詰め込まれた無機質な単語の羅列は、情報の整理など自分でやれと無言で訴えているかのようだ。スパルタ。故に、TOEICで何点以上を取りたいとか、今回の海外出張を乗り切りたいとか、短期的な目的には全く向いていない。その代わり、本気で極めたい人には良質な知識を提供してくれる。そんな位置づけである。

[3823] Feb 22, 2020

長男に。とんでもない要求をされた。あまり野菜を食べなかった晩。彼の大好物であるハリボーが欲しいというので、今日は1個だけねと言うと、素直にわかったと言う。蓋を開けてひとつ渡した。イチだね、と言った。そして、もうひとつ寄越せという。1個の約束でしょ、と窘めると、表情を変えずに言った。「なんで?ゼロもあるよね。イチとゼロで2個だよね。」不定形で1=2を導出する数学トリックのような手口である。シェルピンスキーの旅行鞄だ。言い分が洒落ているので、ハリボーはふたつあげた。▼今日も、電車が居並ぶ駅のプラットフォームで、なんで1番線や2番線があるのに0番線がないのかということをしきりに聞いてきた。なかなか良い答えは返せなかった。0オリジンと1オリジンの使い分けについて、子どもにもわかるような明快な回答はあるだろうか。あまり期待はできなそうである。▼だが、0の概念について早くから疑問を持つのはいいことだ。

[3822] Feb 21, 2020

コロナウイルスの脅威が近づいている。▼もちろん、専門的に見て今の状況がどれくらい危険なのかはわからない。先日、専門家会議で流行と言ってよいかどうかを議論しているという話もあったが、何をいまさら悠長なという指摘は筋違いだろう。公式な流行宣言はあらゆる面でその後の命運を左右する。メディアの騒ぎ方が大きすぎるだけで、実際には流行の水準に達していない現象を、二次情報と雰囲気だけで流行と言い切るわけにはいくまい。言った結果、経済に打撃を与えるような意思決定をドミノ式に引き起こして大不況を導いた挙句、蓋を開けてみたらそこまで流行りませんでした……では済まされないのである。慎重になるのもやむを得ない。慎重でなくては困る。▼だが、クルーズ船の件といい、三次感染の件といい、横浜市はとりわけホットスポットになっている。それが怖くてなかなか街に繰り出せない。いつまでもひきこもるわけにはいかないが、判断が難しい。

[3821] Feb 20, 2020

続、CPUの話。▼Ryzenは初期の頃、オーディオに弱いと言われていた。実際、低レイテンシ環境では使用率が三割にも満たないのに音飛びが発生することもあったようだ。複数の検証がなされていたようだから、信憑性は高い。▼だが、どうも第三世代で問題が解消したという情報が入っている。身元の確かな情報とは言えないが、もし本当なら、影響している変化はひとつしかないだろう。SIMD演算の256bit化だ。第二世代から第三世代の変化では最も大きな改善点である。▼昔のRyzenは、極小タスクの分散処理に向いていないという話もあった。これも低レイテンシ環境でのオーディオ再生に難ありという現象に合致する。実は、SIMD演算が128bitから256bitに引き上げられたことで、第三世代の万能性は同レベルのCore-iシリーズクラスに肉薄しているのではないだろうか。「苦手分野」と呼ばれていた部分が大きく解消している可能性は十分にある。より詳細な情報を探したい。

[3820] Feb 19, 2020

Ryzen9 3900Xのコストパフォーマンスがずば抜けている。12コア24スレッドの基本クロック3.8GHzで、実売価格は六万円。単体の最強マシンを目指すなら第三世代のThreadripperも魅力的だが、会社で使うビルドマシンのように、複数台並べて集約的に計算力を確保する目的では、他の候補ではちょっと太刀打ちできない。▼だが、このRyzen攻勢にIntelも黙っているわけではない。第十世代Core-iシリーズ「Cascade Lake-X」は、去年までの流れに対する完璧な回答と言える。基本モデルのCore i9-10900Xは、10コア20スレッドで基本クロック3.7GHz。以前のIntelなら十万は下らない価格で出すモデルだが、3900Xと同じ六万円近くまで値段を下げている。コストパフォーマンスでは3900Xに劣るが、Intel製品の安定感を取るなら文句なく最適解の一角である。実際、今はどこも品薄で手に入りにくいようだ。▼3900X or 10900X。どちらもXなのは紛らわしいが、いまはこの二択である。

[3819] Feb 18, 2020

「うまいプレゼンというのはね、うまいビールと同じだよ。つまり、キレがあるのにコクがある。」▼十年以上前の教授の言葉だ。今でもプレゼンのたびに思い出す。人のプレゼンを見ても、この言葉に照らしてしまうくらいだ。そうして、たしかにうまいと感じるプレゼンは、キレがあるのにコクがある。▼キレがある<のに>コクがある。この接続詞は非常に重要だ。「キレもあるしコクもある」とは全く違う。それでは、アサヒビールが込めたメッセージの本質も失うことになる。<のに>ということは、通常は、キレがあるとコクはなく、コクがあるとキレはないのだ。それが共通理解である。その上で、その共通理解を打ち壊し、本来両立不可能な二項を見事に両立させているという感動を聴衆に与えられるプレゼンこそが、うまいプレゼンなのである。「キレがあるのに、なんでコクがあるんだ?」▼プレゼン以外にも応用の効く汎用のフレーズである。覚えていて損はない。

[3818] Feb 17, 2020

とある会で。若い子が息巻いていた。曰く、先輩が無能すぎるのだと。勤続十数年目のベテランである。だが、彼から見れば、何もできないし何も仕事をしないチームの癌だという。やがて刃はさらに上へと向かっていく。あの人もたいした人じゃない。意味不明な要求ばかりしている。頭が悪い。センスがない。……。▼そういう諸々を、心に秘めているうちは良い。先輩を目の上の瘤と見なして自分の方が上だと思い込んでいても、視野が広がって自分の不見識が明らかになったとき、それをひっそり心の中で握りつぶしてさらなる成長の糧にすることもできる。だが、ひとたび口に出してしまったら、撤回することはできない。いつか現実に気づいても、現実の方を否定するしかなくなってしまう。絶えざる自己正当化への道である。▼見えていないのは自分の方かもしれないという疑いを常に持ちながら、同時に心の中では自信満々であることが、いちばん良いバランスだと思う。

[3817] Feb 16, 2020

夕飯買い出しのため最寄り駅に寄ったら、人が誰もいなかった。比喩ではなく、駅員さん以外、本当にひとりもいない。思わずパン屋の方を覗いてしまったが、お客さんは誰もいなかった。店員さんだけが棚を拭いている。誤って封鎖されたエリアに立ち入ってしまったような錯覚にとらわれた。▼繁華街もひどいらしい。とりわけ中華街の方は、人の出が少ないなどという形容では済まされないほど閑散としているようだ。実際、自分たちもコロナを警戒して家に閉じこもっていることを考えれば、その静けさも納得できる。大手はともかく、繁華街の集客をあてこんでいる体力のない個人店は、本当に潰れてもおかしくないだろう。▼神奈川県で死者、感染者の総武線通勤、検疫官の東急線利用、等々……もうこのあたりはダメなのではないかと思うようなニュースが日々聞こえてくる。だからといってどうしようもないのが悲しいところだが、手の消毒だけは誰より頻繁にしている。

[3816] Feb 15, 2020

極限まで多様性を認めようとする方針は、他人にも同じスタンスを要求する社会的運動になると運命的に行き詰まる。あらゆる思想を認めると標榜する以上、最後には「多様性を断固認めない人々」の存在も認めなければならないからだ。不完全性定理みたいな話である。▼無論、「断固認めない人々」までの間には、多様性に対してさまざまレベルの許容度を持つ人々が連続的に存在する。故に、究極を諦めたとしても、今度は「どこまでなら認めるのか」問題が浮上する。どうあれ、どこかで敵か味方かの線引きをしなければならない。だが、その線引きの行為こそ、多様性を認めない人たちが常に行っている対立構造の明確化である。普遍化運動のはずが、結局は敵と味方を寄り分ける小さな紛争の一形態に回収されてしまうわけだ。▼多様性にまつわる議論は、このジレンマをまだ超えられていないように見える。超えられていないからこそ、常にしらけた空気がつきまとうのだ。

[3815] Feb 14, 2020

「文で覚える単熟語」英検1級版、終了。以下感想。▼良い所。一、文章のテーマが雑学的で面白い。二、章で取り上げられた重要単語やイディオムが、さりげなく後の章に地の文で再登場してくる。明らかに狙ってやっていると思われる。記憶の定着支援が図られている。三、本文に登場しない関連語彙の量がちょうどいい。下手な参考書だと、たいていここに語彙を詰め込んできて「文脈で覚える」コンセプトが台無しになっている。四、コラムが役立つ。▼悪い所。一、語彙数が少ない。印象では「パス単」の半分もカバーしていないと思われる。これだけでなんとかするのは無理がある。二、日本語訳の質がいまひとつ。センテンスもぶつ切りで、ときどき誤訳もある。あくまで文脈付き単語帳と割り切るしかない。三、イディオムに発音記号がない。できれば欲しかった。▼総じて良かったとは思う。「速読・速聴」シリーズのAdvancedを経由してから「パス単」が無難そうだ。

[3814] Feb 13, 2020

いろいろと苦しい問題に突き当たっている。まるで繁忙期の終わりを待っていたかのような湧き具合だ。いつも書いている通り、負荷がかかるのは成長のために良いことだが、頭を悩ませる項目が多すぎるのも考えものである。A⇒B⇒C⇒A……と思考を一巡させるだけで、時間、体力、さまざまなリソースを失ってしまう。▼ひとつずつ解決していくしか道はない。目下、最大の懸念事項であるローン問題にケリをつけるべく日夜隙を見つけては情報収集しているが、なかなか良い答えを見つけられないのが現状だ。デリケートな問題なので詳しくは書けないが、とにかく動いて解決策を探っていくという方法にすらリスクが発生する面倒な案件なのである。▼完璧な回答はきっとないのだろう。多少のロスは覚悟の上で、現実的な落としどころを見つけるしかない。そのためには時間が要る。まとまった時間が要る。終わったはずのプロジェクトから舞い込んでくる仕事が厄介者だ。

[3813] Feb 12, 2020

ノートを取らない。メモも書かない。本への書き込みもしない。ただ本を読んで、読んだら閉じる。歩きながら思い出す。その繰り返し。▼どれもやれば有益に決まっている。ただし、続けられるならば。私は自分の飽きっぽさをよく知っている。ちょっとでも几帳面なことをやろうとすると途中でやめてしまうのだ。どんなに有効な勉強法も、続かなければ無意味である。非効率な方法でも毎日続く方が遥かに良い。▼だから、何時からか、脳だけを使う方法に切り替えた。「思い出す」という行為一本で記憶の定着と復習をこなすようにしたわけだ。紙もペンもいらないので圧倒的に楽だが、脳にはそれなりに負荷がかかるので、効率もそこまで酷くはない。書き込みとマーカーで参考書をボロボロにし、その行為を学習の進展と勘違いするよりは、結果重視の実践的な方法だと思う。そう、勉強した気になる代償行為がない点も、この方法の良いところだ。もう少し広まってもいい。

[3812] Feb 11, 2020

失態――単語帳の一項にこうある。「Brackish Water=汽水」。▼はて、汽水とは何だっただろうか。単語帳学習にあるまじき手詰まりである。英語も日本語もわからなかったのだ。調べてみる。汽水。「淡水と海水がまじり合った塩分の少ない水を指す用語。」漢字の「汽」は「水気を帯びた」という意味とのこと。▼汽水湖という言葉なら昔聞いたことがある気がしたが、その程度の認識だった。自然に疎い弊害かもしれない。川や魚が好きな人なら常識的に知っている言葉の範疇なのだろう。しかし、このレベルの言葉をポンと対訳に置かれてしまうところが英検一級の怖さでもある。英検一級にはネイティブでも知らない単語が出てくると言われるが、まさしくこういうことなのだろう。もしも受けた日本語検定に「汽水」が出てきたら、Brackish Waterと言われたときと同じくらい何もわからなかったのだから。▼英語学習ついでに、ここらでもういちど日本語も固めておこう。

[3811] Feb 10, 2020

長男にリュックサックを買う。保育園の遠足で使うらしい。通常の3歳用だとA5サイズからB5サイズ、内容量も10リットル以下の小さなタイプだが、園曰くA4が入るくらいの容量が欲しいとのこと。A4が入る大きさで、ショルダーベルトが短く、チェストストラップのある製品――となると、急に選択肢が限られる。ぎりぎりA4が入らない、やや小さめのリュックでも、小学三年生くらいが対象だと言われた。年齢の割には、相当大きめのモデルが求められている。▼最終的に、マチの広い直方体で15リットルの水色な電車柄と、マチの狭い布タイプで12リットルなJPressのシックな赤に絞られた。本人は赤が良いそうなので、赤を選択。なんでもそうだが、キャラ物や柄物に飛びつかないあたり、三歳にしては落ち着いた嗜好である。赤は目立つし、材質も頑丈そうなので、遠足にはちょうどいいだろう。よほどひどく汚さなければ小学校に入ってからも使えると思う。

[3810] Feb 09, 2020

数年ぶりにCubaseをアップグレード。いつの間にか10.5になっていた。▼決め手はマルチコア性能の大幅改善。Ryzenの台頭でメニーコア環境が加速したこともあり、Steingergもいよいよ本気を出したのだろう。6コア12スレッドのBroadwell-Eもようやく底力を活かせるというものだ。▼ダウンロード、インストール、アップグレード。このあたりがアカウント一本で自動連動してくれるのはありがたい。旧バージョンの設定を自動引き継ぎとは行かなかったが、キーバインド以外にたいしたカスタマイズもしていないので、再設定はすぐ終わる。カスタムテーマカラーが黒味の色しか選択できなくて焦ったが、スコアロールの背景色は別に指定できるようで助かった。ここは白背景でないとやりにくい。▼高負荷での分散処理性能とは無関係に、平常時の動作もかなり速くなっている。マイナーバージョンアップ済みということもあって安定感は良さそうだ。しばらくはこれで行きたい。

[3809] Feb 08, 2020

部屋の外からドアノブに手を伸ばして、勢いよく引っ張りドアを閉めた。同時に、電気を消していないことに気がついた。いけない、電気を消さなくては。部屋の中のスイッチに手を滑り込ませた。至極当然の結果、慣性で閉まろうとするドアに指を挟まれた。▼さいわい怪我はしなかったが、かなり痛かった。間抜けな話だ。しかし、ここまであからさまではないにしろ、こういうことはしばしばある。辻褄の合わない行動をしたために失敗するパターンだ。たいていは二つ以上の些細で日常的な行動を、めったにしない組み合わせで起こしたときにやらかす。今回もそうだ。ドアを閉めてから電気を消すなんて、まずやらない。▼人間は――少なくとも私は――自分が意識している以上に、知性ではなく経験によって日常生活を維持しているのだと、あらためて感じた。きっと老いの衰えに抗うには、そうするしかないのだろう。知性の選択と集中が私の知らぬ間に行われているのだ。

[3808] Feb 07, 2020

「保守性を低下させるため、goto文の利用を禁止する。」何の変哲もない一文。しかしどこかイヤな感じがする。▼正体はすぐにわかった。この文章、「低下」を「向上」に置き換えても同じ意味で成立してしまうのだ。「保守性を向上させるため、goto文の利用を禁止する。」自然に解釈するなら、どちらも同じ意味であろう。▼もちろん、保守性は通常向上させたいのだから、保守性を低下させる<ために>goto文の利用を禁止する、と読む人はいない。だが、正しく理解するために思考を働かせる必要がある時点で、警告文としてはいささか行儀が悪い。▼「保守性を低下させる原因となるため、goto文の利用を禁止する。」すぐにこう書き直した。今度は良い。頭から句点まで戻りなく読めて、誤読の余地もない。「goto文は保守性を低下させるため禁止する」という直し方もあるが、悪手である。何を禁止するかが最も大事な点なのだから、禁止対象と述語を離してはならない。

[3807] Feb 06, 2020

文句なく、この冬で最強の寒波だった。▼帰路。スマホを持つ右手が凍える。丈の短いダウンでは冷気を防ぎきれず、身体も芯まで冷えていた。少しでも身体を温めたくて早足になる。これこそが真冬の寒さである。暖房の効いた家についたときは、ほっとした。▼ところで、私は今「早足」と書いた。「速足」ではない。しかし、なぜだろうか。時間的に先行するイメージの「早」と、純粋な速度の大きさを示唆する「速」なら、明らかに後者の方が「はやあし」のニュアンスに適している。だが、実際、辞書の表記は「早足」である。「速足」という表記は存在しないか、二番目以降に落ちている。▼すっきりする答えはない。先に書いた早/速のイメージは基本であって、実際には例外がたくさんあるというだけの話だ。「素早い」が「素速い」と書かないように、「早」にもまた物事をささっと行うという意味がある。言語は生きている。ルールを当てはめようとしてはならない。

[3806] Feb 05, 2020

コンセプトを他人に説明するのは難しい。コンセプトワードだけ伝えても解釈の幅が広すぎて理解されないし、かといって詳細に解説しすぎると適用が限定的になり価値観としての懐の広さを失ってしまう。「つまりどういうこと?」と言われてもダメだが、「つまりこういうことね」と言われてもダメなのだ。方向性には納得しつつ、適用の事例は個々が検討し判断していく。そういう絶妙な塩梅が求められる。▼曲のタイトルにも近いことが言えるだろう。抽象的すぎて音楽性との関連が見えてこないようでは困るし、かといって聴き手のイメージを限定しすぎるのも面白くない。無論、敢えてそうする場合もあるだろうが、私の好みではない。解釈にどこまでバッファを持たせるのか――たとえば、降り注ぐ高音は雪なのか、光なのか、神の声なのか。あるいは、どれと取ってもらっても構わないのか。情報の絞り具合の駆け引きが題名づくりの醍醐味であり、腕の見せ所であろう。

[3805] Feb 04, 2020

忙しいことが多い印象の二月だったが、一昨年、去年に続いて、今年も平和な形で誕生日を迎えられた。繁忙期の期間自体は確かに短くなっている。売上があるうちは良い傾向である。▼三日前に書いたことと食い違うようだが、五か年計画のようなものをぼんやりと頭に思い描く。具体的なプランや目標ではなく「五年後くらいにはこういう状態になっているといいな」という空想である。職場で目下目指している職位に就いているとか、ケンブリッジ英検でC2を取っているとか、自分のアルバムを一枚出しているとか、そういう漠然とした達成点を思い描いた上で、そのうちの六割、七割が実現されていれば御の字かなと下方修正する。自分で決めたデッドラインに急かされたくはないが、成長した姿を心に留めながら、自分の進路を微調整していきたいという思いである。▼気の逸れ先がいくらでもある時代。先にブラフをかまして自分を欺くのも、やる気の維持には必要である。

[3804] Feb 03, 2020

テスト音源を破棄し、勝手にppにしたりハーフペダルを試したりしていて、ふと気がついた。最初からこうすればよかった。▼そう、何も既存の曲を打ちこまなくてもよかったのだ。自分が試したい奏法を一通り整えて聴き直す方が遥かによかった。次に気が向いたら調整用にぜひ作ってみよう。欲しい部品をここに並べて置く。▼低音〜高音の全音サンプル。単音と和音。ppp〜fff、sf、クレシェンド/デクレシェンド。スタッカート、テヌート。トリル、トレモロ、グリッサンド。ハーフペダル、リペダル。その他、トーンクラスターなど。とりわけ前の音源では表現できなかったpp域と、ハーフペダル&リペダルへの反応はきちんと見ておきたい。▼CD曲の制作は開始している。イントロが難しい曲なので始まりの構成に悩んでいるが、Aメロに入れればサビまでは道なりに行けるだろう。楽観視しているわけではない。ただ、あまり入れ込まない内容が合うだろうと思っている。

[3803] Feb 02, 2020

おさかなパズルにも飽きてきた長男、今度は日本地図パズルにご執心。▼各都道府県に県名が書かれているだけの、極めてシンプルなパズル。香川県や東京都は指先に乗せると指から出ないほど小さい。文字が読める大人はともかく、ひらがなも読めない長男にはさすがに難しいだろうと思ったのだが、たった数回教えただけで、海沿いはもうひょいひょいと嵌めていく。形状だけで識別しているのだろう。たいしたものだ。自分基準だとつい子どもの頭の柔らかさを過小評価してしまう。▼形状に特徴が少ない県と、内陸が難しいらしい。栃木や群馬は最難関にあたる。岡山、広島あたりの中国南部も戸惑うようだ。兵庫は意外にも回転に手こずった。三食パンみたいな形をしているだけに、どの角度でも嵌りそうに見えるのが厄介なのだろう。似たような理由で福岡も少し難しいようだ。▼細かい形は私もちゃんと把握していなかったし、熊本の位置も誤解していた。良い勉強になる。

[3802] Feb 01, 2020

今週は暖冬を実感する暖かさだった。四月並という表現も誇張とは思われぬほど。昼休みはダウンなしでも外出できた。だが、今週は水曜日あたりから強烈な寒気がもどってくるという。都心でも朝は氷が張るほどの冷たさになるようだ。▼水曜日、つまり2月5日である。私の誕生日だ。だが、さいわい今年は諸々の事情もあって、記念の食事は前日の火曜日に家でやることになっている。外食はしない。故に、冷え込む夜に家路を急ぐこともない。▼34。歳を見て一喜一憂することもないわけではないが、無暗に悲観はしていない。歳がどうあれ、今の私にできることは限られている。それをちょっとずつ伸ばしていく努力以外に、リソースを割くのは危険だという直感が常にある。価値を生み出さないタスク管理の話にも通じるが、自分の将来に関する皮算用もまた時間を食うのだ。何歳のときには何をしていようなんて考える必要はない。成長計画と年齢は切り離した方がいい。

[3801] Jan 31, 2020

英検の関連書籍をざっと見た。結論から言うと「文単」系の良い参考書は他にない。これが終わったら素直に単語帳併用でエコノミストと洋書に頼るか、別の試験の長文集を求めるしかないだろう。▼TOEIC⇒英検⇒IELTSという流れは我ながら良い計画だと思う。知名度のある試験で基礎を固め、専門力の問われる定番試験で語彙を上積みし、実用特化の世界標準試験で実践力を高める。総合力を鍛えるまでのマイルストーンが置きやすく、極めて理にかなったルートではないだろうか。▼加えて「常につらい」というのも良い負荷のかかり方だ。TOEICの技術では英検の語彙に歯が立たないし、英検の語彙ではIELTSの応用問題に太刀打ちできない。積み重ねてきたものが素直には通用しないので、毎度、初めてのような手応えを感じることができる。飽きが来にくいわけだ。だから、続けられるかどうかは心の持ち方ひとつにかかっている。学習は、常にしんどいくらいがベストである。

[3800] Jan 30, 2020

「文で覚える単熟語」シリーズ、通称「文単」が面白い。1級は英単語のレベルがやや背伸びくらいでちょうどよく、内容もほどよい蘊蓄で興味深いテーマが多い。毎晩、速読英単語を1章だけ読んで基礎力を磨いていた時代を思い出す。▼受験までは「パス単」と併用することになるだろうが、明らかに「文単」の方が語彙数が少なく、先に終わってしまうので、文単の後釜を探さねばならない。同類なら「速読速聴・英単語」シリーズが無難だが、昔立ち読みしたときは、単語レベルと文章の質にばらつきが大きい印象があって食指が動かなかった。▼そう、こういう本の探し方をするときは、やはりアマゾンは向いていない。ざっと見てアタリをつけるという用途において、本屋に匹敵するウェブサービスは今後数年たっても現れないだろう。逆に言えば、もしここを克服できる形が見つかったら、ウェブにも新たな風が吹く。血眼になって探す価値のあるビジネスチャンスである。

[3799] Jan 29, 2020

来年度から保育園が無償化する。長男は三歳児クラス。無償化するのも三歳〜五歳ということで、完璧なタイミングと言える。素直にありがたい。▼同僚が、無償化のためには市役所への申請が必要だから気をつけてと言っていたが、それはどうも非認可の場合に限るらしい。認可保育園の場合は入園時に厳正なる審査を済ませているから、本当に保育が必要な家庭かどうかといった再確認は不要ということだろう。取り立てて手続きは必要ないようだ。▼次男も四月から入園が決まった。無事、兄と同じ保育園だ。朝の大変さは二倍だが、別々の保育園になったら二倍どころでは済まなかった。これもありがたい。▼妻の調べによると、居住区の少ない西区を除けば、我らが泉区は横浜市でもっとも保育園に入りやすい区だそうだ。個人的には嬉しいことだが、裏を返せばそれは、急激に子どもの数が減った地域ということでもある。それは、住み続けてきた私の肌感覚にも合っている。

[3798] Jan 28, 2020

JASRACの「動画投稿(共有)サイトでの音楽利用」をさらっと見ると、事業者側が許諾手続きを行っている場合、管理楽曲のアレンジを投稿するのは問題がないように見える。矢印を辿っても「アップロードが可能です」に行きつく。▼しかし、他の条件を詳細に読むと、自作音源を公開できるのは、それが「譜面通りに」演奏または制作された音源である場合のみとある。つまり、編曲は含まれていない。JASRACは著作者人格権や翻案権までは管理していないため、これらに抵触する恐れのある改変=編曲については許可する権利がないということだ。▼動画サイトにおけるJASRAC管理曲の編曲は、どこまで投稿側に甘く見積もってもグレーに留まる。ホワイトに投稿したければ権利者――作曲者とは限らない――に直接交渉して全ての許諾をもらうしかないということだ。私は灰色の世界には入りたくないので、見切りで投稿はしない。ある意味よい材料になった。

[3797] Jan 27, 2020

マイクの調整、終わり。▼正確には、調整するパラメータをひとつに絞りこむことができたと言うべきだろう。かなり良いレベルで音がまとまっているので、あとはリボンマイクのレベルだけ動かせば重量感と距離感がスライドしてくれる。サラウンドマイクや残響側のポスト処理を変える必要はない。これだけでも今後の手戻りがなくなる分、ずっと楽になるだろう。▼早速、某曲のイントロをテスト代わりに打ち込んでみた。悪くない。硬質なアタックを失っても尚、ベーゼンドルファー時代に引けを取らない派手さを兼ね備えたゴージャスな音色を表現できている。ハーフペダルも想像以上に嬉しい。これなら今までできなかったことにもチャレンジできそうだ。▼ただ、某曲の著作権については悩ましいところがあって、テストで仕上げてもアップロードしにくい気がしてきた。これはこれで自分用ということにして、さっさと本番曲に移るのがよかろう。正当なお蔵入りである。

[3796] Jan 26, 2020

カードゲーマーなら誰でも知っている、理想のデッキの作り方。▼1.使いたいカードをデッキに入れる。2.そのカードと相性の良いカードを足す。3.それらが最大限に相乗効果を発揮できるよう残りのカードを調整する。4.最初に入れたカードを抜く。▼悪い冗談のようだが、経験者なら冗談とは思わないだろう。コンセプトデッキを目指してこだわりの一枚を軸にデッキを組んでいくと、最後の最後でその一枚が不要になるということはよくある。皮肉なようだが、2番以降のプロセスを合理的に行っているのなら、使いたいカードとして最初に入れたカードだけが構築の不合理なのだ。故に、不要である可能性もいちばん高いことになる。▼以前組んだリボン設定から思い切って中距離マイクを抜いたら、解像度の高い、すっきりとした良い音になった。響きの豊かさと定位と音の立ち上がりを三者鼎立させるのは難しいが、最適解に近づいた気がする。打ち込みを始めよう。

[3795] Jan 25, 2020

周波数別のボリュームが縦積みのグラフでリアルタイムに上下するアレ。なんて呼べばよいかわからず困っていたが、画像として検索するときは「Equalizer Background」で良いらしい。ストレートだがその通りだ。そうして、それを動画的に実現するための手法としては「Audio Spectrum」ということになる。それだけわかれば十分だ。▼実演奏でない二台ピアノを一枚絵で変化のある動画に仕立てるなら、これしかないと思っていた。二台分のスペクトラムを別々に表示するのだ。ただ、そのまま二つ出すと左右/上下の分離で気が散るので、ひとつのスペクトラムに別色で重ね掛けするのがベストと睨んでいる。見てる方も詳細に音と発信源の一致を取りたいわけではないのだから、わかりやすさよりは格好良さ、気分の高揚が優先である。▼一枚絵にダブルスペクトラムという定型を確立してしまえば、汎用の動画に悩むことはもうあるまい。負担の少ない新形式を模索している。

[3794] Jan 24, 2020

昨年末に受けたTOEICの結果が返ってきた。意外にも、990点。満点である。どうやら、間違えた自覚のある3問以外はひとつも落としていなかったらしい。985点にならなかったのは難易度と採点の妙で、運も良かったということだろう。▼二回目の受験でさっさとゲームクリアしてしまったのは拍子抜けの感もあるが、テストはテスト。満点を取ったからといって、ボーナスで私の語学力が上がるわけでもない。驕らず地道に上達を重ねていこう。▼ひとまず、基礎的なリスニング力&リーディング力が身に付いた段階と見る。次は語彙力増強だ。はっきりいってTOEICの語彙水準はかなり低い。英検1級の単語帳を見ると絶望する。次はここを突破して語彙力を確保、その先は実用に向けてケンブリッジ英検という当初のプランで良いと思っている。▼そういう意味では、990を得たことで後ろ髪を引かれずにスタートを切れたのはよかった。頑張った甲斐があった。

[3793] Jan 23, 2020

寒かった。平日の中では、今年いちばんだったかもしれない。▼昼、カレーを食べに定食屋へ行ったら、四人組の学生団体さんが先に階段を昇って行った。タッチの差でやられてしまった。諦めて別の中華へ行く。B定食、五目チャーハンとワンタンメンのセットを注文した。相方は、油淋鶏定食を頼んでトイレへ行った。彼が帰ってきたら、入れ替わりで席を立とうと思いながら待っていた。▼わずか数十秒後のことだった。彼がもどるより先に、私のB定食が出てきた。「オマタセシマシター」の決まり文句がこれほど空虚に響くこともない。目の前の、もうもうと湯気を立てる大盛りチャーハンを前に、どんな表情をすればいいかわからなかった。戻ってきた彼も驚いて笑っていた。私の昼食人生で最速かもしれない。▼どんな理由があって数十秒で出てくるのだろう。A〜Dまであるランチである。あらかじめ作ってあるとは思いにくい。わからなかった。油淋鶏は五分後に来た。

[3792] Jan 22, 2020

妻のスーツを買いに百貨店へ行く。面接用のフォーマルな一着。バシッと決めすぎるガチガチのフォーマルより、余裕のあるカジュアル寄りが良いという希望で、最高の一着を探し求めた。▼結果、たいへん良いブランドを見つけた。「オールドイングランド」だ。英名では「Old England」の下に「Paris」とある。イングランドと銘打っているが本店はパリで、「フランス人が考えた英国トラッド」を目指すブランドらしい。そのため、本家英国の硬すぎる印象が和らぎ、形状や色使いに女性的な側面が加わっている。▼このバランスがまさしく我々の好みと合致した。私も、お気に入りのブランドはアクアスキュータムである。もちろん一張羅に限った話だが、二人で英国風を志向するのも悪くない。スーツ探しの旅はここで終わった。次からも、きっと重要な服はオールドイングランドになるだろう。カジュアルでも魅力的な服がたくさんあった。ブランドがハマると嬉しいものだ。

[3791] Jan 21, 2020

現場と研究開発の志向の乖離について。▼現場は、単純なホワイトボックスを連結することによって、大規模だがいかなる工程にも再現性があり、問題発生時には順を追って経緯と原因を明らかにすることができるシステムを求めている。一方で、研究開発は、論理的に正しく問題を発生しえないブラックボックスを巨大化させることによって、より多くの工程を俯瞰した上で最適な結果を得られるシステムを作ろうとしている。だから、研究開発は現場のニーズをまるでわかっていないとか、極めて合理的な設計の意図を現場が理解しようとしないとか、お互いに言い合うことになる。不毛な不満のぶつけ合いだ。▼まずは志向の違いを認識する必要がある。両者が別の方向を向いているとわかれば、歩み寄る地点を見つけ出すこともできるだろう。この規模のブラックボックスは信頼する。だからせめて、この単位ではホワイトボックスにしてくれ。この交渉が出来ねば、未来はない。

[3790] Jan 20, 2020

逃避としての芸術は瞬間的に成功する。何かから逃げるという行為は、莫大なエネルギーを要求する戦いだからだ。戦いこそがアートを生む。逃避が必死であればあるほど、作品は輝く。だから、現実からの逃避は、しばしば偉大な傑作を生む。▼だが、問題はそのあとだ。つらい現実から、つまらない生活から、逃げてしまった先にもう戦いはない。苦しみはあるかもしれないが、苦しむことと戦うことは別である。戦うためには、再び戦場へ出ねばならない。逃げてきた場所に帰らなければならない。しかし、そう簡単に逃げたり戻ったりできたら苦労はしない。実際は、逃げたら逃げたきりである。謎の傑作がひとつ残り、炎は消えていく。▼今のご時世、刹那的な世の中だからこそ、現実にへばりつく勇気はきっと希少価値を持つはずだ。そう、自分の努力を相対的な希少価値で測るという方法は、もう少し流行ってもいい。他の人がやらないことには、少なくとも可能性がある。

[3789] Jan 19, 2020

いまだかつてないほどハイスピードに英文を書いている。文法の正しさを気にしたり、語彙のバリエーションを考えたりしている暇もない。コピペで済ませられるところはコピペで済ませている。似たようなセンテンスで意図が通じるところは、コピペしてから単語や節を差し替えるだけ。切り貼りのようなこともする。長い単語のスペルを確認している余裕もない。左から右に書いてピリオドを打ったら送信である。▼こういう経験は今までなかった。英文を書くときは常に、辞書を引いたりネットで調べたりする程度の余裕があった。書きあがったら推敲。より英語らしくまとめあげる苦労をしていた。しかし、私のようなペーパードライバーに必要なのは、実は今回のように徹底的に事務的な、意思疎通の速度だけが優先される「千本ノック」だったように思えてくる。これはこれで鍛えたことのない言語脳を使っている感覚がある。明日以降ペースは落ちるが、貴重な体験だった。

[3788] Jan 18, 2020

何かを先延ばしにすること、つまり、タスクを積んでいる状態は、それだけで精神に悪影響を及ぼす。あれをやらなくちゃと思い出したり、TODOリストに並べてことあるごとに確認したりすること自体がストレスになる。▼さまざまな方法論が語られ、ツールが乱立しているが、タスク管理は本質的には常に時間の無駄であるという認識はきわめて重要である。タスクを管理すること自体が生み出す価値はないからだ。何もしないコードが最も高速であるように、いっさいのタスク管理をしないことが最も効率的なのである。▼即ち、タスク管理をいかにしないか、という方法論はもう少し語られてもいい。今やるべきことだけをリストアップし、すぐにやる。「今」にも理想的な期間があるはずだ。年単位のプロジェクトなら二週間がちょうどいいと思っている。二週間以内にできそうもないことは個人のタスクとして管理しない。この方式を採用できるかどうかが次回の鍵になる。

[3787] Jan 17, 2020

とある事情によりクラウドソーシングサービスを見て回っている。スキルマーケットにも様々な形式があって、ポートフォリオと成立事例を眺めているだけでも面白い。▼ほとんどの仕事はライティングかデザインだ。前者は安く、後者は高い。音楽は俎上にも上がらないところがほとんどだ。どこまでいっても視覚系の強さを感じる。▼その代わり、競合の激しさは他の比ではなさそうだ。実績のあるプロのデザイナー達が登録者何人記念とか期間限定とか銘打って積極的にダンピング合戦しているのを見ると、パイの食い合いの激しさが感じられる。本当にそれ一本で食っていくプロフェッショナルであれば、この価格では到底ペイしまいというラインまで引き下げられている。お小遣いが稼げればよいだけの欲のないアマチュアや、実力もあり時間もある趣味人との闘いに勝つのは、容易ではない。▼だが、そんな価格面の切磋琢磨がマーケットを面白くしている。良いことである。

[3786] Jan 16, 2020

再起動宣言。▼ピアノ。遥か昔に調整した最終版を聴く。さすがに最新の調整を重ねただけあって悪くないが、どうもクラシカルに寄り過ぎているので、試験曲を作りながら距離感や残響をコントロールしていくことになる。▼CD曲は試験曲の後とする。CD内で音源がバラつくのを避けるためだ。少なくとも今回のCDはこれで最後までいけると、自信の持てるバージョンでないと手が出しにくい。加えて、試験曲でベロシティの反応を掴んでおく意味もある。だから、試験といっても本気で仕上げる。テストだから適当に作るわけではない。▼試験版の公開方法について検討している。まだ詰めていないので詳細は書かないが、いい機会なので新しい「枠」をひとつ作るのがよかろうと思っている。時系列的な連続性を保つかどうかは悩みどころだが、たぶん引き継ぐだろう。ようやく私も私のシンボルを得て第二フェーズを始める気分である。気合は十分。今年を有意義に使おう。

[3785] Jan 15, 2020

「CPUのようなハードウェアの知識って、どうやって身につけたんですか?」ストレートな質問だが、よく考えるとこの問いに対する答えは「どうやって英語を身につけたんですか」という問いに対する答えとは性質が違うことに気がついた。勉強したわけではないからだ。▼かといって、ハードウェアが大好きで、毎日そのことを考えていたとか、触っていたとかというわけでもない。ただ、私はパソコンを自作する人だから、限られた自作の機会に下手を踏まないよう、誰よりも真剣に、集中的にハードウェアのことを調べ上げたことが数回ある。そして、それだけなのだ。それだけが私の知識を支えている。▼もし私が年に一回パソコンを買い替えられる財力の持ち主だったら、ハードの知識なんて身につけはしなかった。そのときの最新だけ買っていればよいのだから。▼制約によって機会が限られることで得られる知識・興味もある。いつでも出来ることが良いとは限らない。

[3784] Jan 14, 2020

診断結果。予想通り、骨には異常なし。仙骨は強く打っているようなので、できるだけ安静にすること。強い痛みは一週間もあれば引くと思うが、無理をすると悪化する恐れもあるので、痛みがあるうちは激しい運動や負荷のかかる動きは避けるように。長ければ二ヶ月くらい違和感が消えない可能性もあるが、痛みが増すようなことがなければ様子見をつづけてよい――とのことだった。▼想像通りとはいえ、レントゲンも取り、ちゃんとした触診も踏まえて専門的な結論を下してもらえるのはありがたい。ヒビが入っているかもと思いながら変に庇うのと、骨に異常なしとわかってから、それでも敢えて負担に気をつけようと心掛けるのでは、心の持ちようだけでなく身体の使い方も変わってくる。どうあれちゃんとした情報を持って動いた方が身体のためになるものだ。▼ただ、慢心には注意したい。診断直後、一安心して中待合室で深く腰掛けたら、腰が浮くほど痛い思いをした。

[3783] Jan 13, 2020

一夜明けて。尾てい骨はまだ痛い。くしゃみのときは思わず声が出る。しゃがみと階段の登りはつらい。昼、長男との散歩で小一時間歩いたら、帰り道は徒歩でも軋みが感じられた。無理使いはできない。▼右肘は外傷のみと思われる。蚯蚓腫れもひいた。ただ、この傷がどういうわけか、見た目に比べて痛みが強い。お風呂のお湯が非常に染みる。どのようについた傷かもわからないため、不気味ではある。明日、整形外科で一緒に見てもらうのがよかろう。▼昨日は気がつかなかったが、実は左の手首も捻っていたらしい。特定の角度で力を入れようとしたら捻挫のような痛みが走った。転倒時、手はついていないはずなので、慌てて起き上がるときにでも無理な力がかかっていたのだろう。結局、左、真ん中、右とバランスよく怪我をしたことになる。▼身体が痛いと、子どもの移動や玩具の片づけなど、ちょっとしたことが大仕事になってしまう。改めて病気と怪我は厳禁である。

[3782] Jan 12, 2020

家の階段から落ちた。次男を抱えたまま。とっさに次男を抱えたので、自分の背面を激しく打った。しばらくソファに伏せる。痛くてまともに動けなかった。▼尾てい骨をやってしまうのは二度目だ。今でもしゃがんだりくしゃみをしたりすると響く。ヒビでも入っているのではと疑いたくなるが、以前、同じ尾てい骨で整形外科へ行ったとき、ヒビがあったらまともに歩けもしないよと言われたので、今回もたぶん大丈夫なのだろう。他には右肘を怪我した。肌の表面的な痛みが引かないのでおかしいと思ったら、衝撃で裂けていたらしい。服の下は大きな裂傷になっていた。まわりが蚯蚓腫れになっている。こちらもそれなりに治癒に時間がかかりそうだ。▼靴下を履いていたこと、下の段に危なそうなおもちゃが転がっているのを見つけてしまったこと、二階から長男に話しかけられて応えたことが重なって、注意力が分散し、足を踏み外してしまったのだった。痛い教訓になった。

[3781] Jan 11, 2020

私は何の動物が好きなのだろうか。▼はっきり言って、動物との距離は非常に離れた人生を送ってきた。犬も猫も飼っていないし、野生の動物に出会うような幼少期も過ごしていない。動物園もさほど興味はなかった。したがって、好きといっても動物の概念が持つイメージのレベルということになる。歴史的な、哲学的な、文化的な、あらゆる意味に照らして良い印象を持っている動物のラベルは何かということだ。▼一般には悪いシンボルと見なされがちだが、狐は好きな方だ。虎も同様。狼はかっこいいが一段落ちる。一方、誠実や忠実を想起させる犬や馬は、正の側面が強すぎて逆に好まない。鳥の中では知識に関連する孔雀や梟。ただ、梟は孤独や絶望といった負のニュアンスを抱えすぎている節もある。魚はちょっと思いつかない。ここ最近でもっとも耳にした海の生物なら間違いなく蛸だが、私自身が蛸好きなわけではない。▼好きな動物くらい答えられて損はないだろう。

[3780] Jan 10, 2020

たいていの「よくある問題」には、愚直だが最も効果的と言われる策がある。定石というやつだ。しかし、定石があるのになぜ「よくある問題」なのだろうか。▼ここには宿命的な循環がある。定石は、愚直であるが故に何らかのロスを伴うことが多い。あるとき誰かがその無駄を指摘する。「こうした方がもっと効率的では?」定石が最適であると主張できる知識や経験を持った人がいないと、皆、その指摘が正しいと思い出す。何しろ無駄があるのだから。定石の払っていた必要経費は削減され、束の間の貯金が手に入る。そうして「よくある問題」が土の下で生まれる。芽吹くのは終盤である。彼らはなぜ、定石が定石であったかを知ることになる。▼新規性の追求が若手の特権と言うわけではないが、新しい方法論は、たいていフレッシュな若手から提示されるもの。そのとき、絶対に変えるべきでない石の在処を論理的に説得できるベテランがいないと――歴史が繰り返される。

[3779] Jan 09, 2020

「カニクレーンのお腹には、コーヒーが入ってるんだ。そうなんだね。足が1・2・3・4本あるから。だから、カニは18と言われているんだよね。……。」▼長男のしゃべりは日に日に流暢さを増している。こちらが頷いているだけでも自分の世界を次々と展開していくので、いったい何のことなのかさっぱりわからない。なぜ、カニクレーンのお腹にコーヒーが入っているのか。18とは何なのか。謎は何も明かされないまま、場面が次へ移っていく。さっきカニだったはずのものは、コウモリになり、クジラになり、タコになる。『ドグラ・マグラ』の世界である。▼可能性は二つある。彼の中では何かしらイメージの一貫性があるか、または時系列的な連続性は彼の脳内にも存在せず、さながら発声練習のごとく、連想的に浮かんだ像や文言を口にしているだけか。どちらの説も否定できないが、流暢に言えない場合は文頭から言い直しているところを見ると、後者な気もする。

[3778] Jan 08, 2020

バグを追う傍ら、次のプロジェクトでやりたいことを書き出している。文字にして書き出す、という点が重要だ。人間、頭の中で描いている「やりたいこと」は、量的にも質的にも過大評価しがちである。書き出してみると、その量の少なさ、質の悪さ、偏り、あいまいさ、支離滅裂さに気がつく。自分で気がつけなければ、人に見せることもできる。よりよいアイデアや実現方法が提案されてくる。▼書き出す時点で、「やりたいこと」を二種類に分ける。具体的な作業を伴わない信念や方針と、具体的な作業を伴うタスクだ。後者は箇条書きにして、無造作にタスクプールへ放り込んでいく。自分がやらなくても誰かがやってくれればいい。その人がもっと良い方法を考案してくれるなら、元の形にこだわる必要もない。そういうつもりでどんどん書いていく。プロジェクトの序盤は、仕様策定までの間に手の空く人が現れがちだ。彼らが暇つぶしに拾ってくれることを期待している。

[3777] Jan 07, 2020

「マビノギ」の話を書いたことはなかったかもしれない。▼初代「マビノギ」はリリース当初から遊んでいた。今となってはフェードアウトした理由も覚えていないし、アカウントが生きているのかどうかもわからない。ただ、あの頃、必死につくった楽譜をダンバートンの広場で売って生計を立てていた時期が、私の趣味人生/同人生活の理想郷であったことは確かだ。ほんの少しのファン。ひと握りの収入。今でも、心のどこかで、あのときの感覚を求めている気がする。▼言語化は難しい。難しいが、敢えて挑戦するなら、自分の身の丈にぴったりな《今》を送りながら、背伸びをしようとする毎日というところだろうか。満足と不満のあいだで揺れ動く。世界の流れに身を任せつつ、抗う自由もある。小さな世界の中で、自分が必要十分な大きさの「めぐり」の中にいる実感である。あのとき以来、取り戻せたことはない。これを取り戻すまでが、私の旅の第一章だと思っている。

[3776] Jan 06, 2020

Re:ZERO, No Game No Life, Spice and Wolf, Sword Art Online, God's Blessing on T-his Wonderful World! ...▼いつの間にここまで英訳版が揃ったのだろう。ちょっと驚いた。Kindleにライトノベルの名作たちがずらりと並んでいる。マックス・テグマーク教授の"Life 3.0"を買うつもりだったのだが、気がついたら"The Saga of Tanya the Evil"を買っていた。世界観や設定、プロット的にも好きな部類で、前から読んでみたかったのだが、きっかけがなかったのだ。偶然、良い機会を得た。▼幼女戦記だけで一年くらい読めそうだが、読み切った後にもラノベを読みたい気持ちがあれば、Re:ZEROとSAOは読んでみたい。今後のタイトルも続々翻訳されるだろうし、選択肢には事欠かないだろう。幼女戦記も今のところ非常に面白い。申し訳ないが、21レッスンも、カルチャーマップも、ホモデウスも、バッドブラッドも――いつの日か私の人生が空いたら、そのときに読むよ。

[3775] Jan 05, 2020

久しぶりにマークイズみなとみらい3Fの「キドキド」へ行く。▼料金体系は親子ともに最初の30分が600円、以降10分ごとに子どもだけ100円ずつ。別のオプションとして2100円のフリーパス券もある。二時間遊ぶと2100円になるので、二時間以上の場合はフリーパスがお買い得だ。▼内部はリニューアルして綺麗になっていた。全体的に遊具の質も量も上がっている。ガラスにお絵かきしたり、工作を体験したりできるエリアも新設。ベビーカー置き場が外になったことでプレイスペースも広がった。とりわけ親のための休憩椅子が増量されているのはありがたい。子どもがすぐ移動する都合、毎回床に腰を下ろすのはつらかった。ちゃんと考えられている。▼長男は主におままごと。次男は目新しいおもちゃに夢中。二人とも時間を惜しんで遊んだ。あそこまで遊べるなら次はフリーパスでも良い。横浜のニュウマンにも似たような施設が入ってくれることを祈る。

[3774] Jan 04, 2020

とんでもない不具合が見つかった。早朝からあちこちに連絡する。出社していないマネージャには直通電話で。バタバタと調整した結果、直属上長の交渉もあり、何とか修正を反映させられる手はずになった。まもなく修正版が仕上がった。再確認の結果、問題なさそうということで一件落着の流れとなった。夕方。ぎりぎりなんとかなった。冷や汗を拭ってタイムカードを押した。▼ひとりの後輩が声を上げた。とんでもない――不具合が見つかった。直さないわけにはいかない。仕上がったばかりの修正版の修正版をつくる。デッドラインは近づいている。これが最後であって欲しい。明日以降に何かあったら、もうどうあがいても間に合わない。そう思えば、デッドラインの直前とはいえ、間に合うタイミングで致命的なバグを二件も潰すことが出来たのは不幸中の幸い、あるいは素直に幸いと言って良いだろう。あとは祈ることしかできない。祈りながら後追い確認するしかない。

[3773] Jan 03, 2020

こんなこと続けていて何になるのかな。意味あるのかな。そう思ったら、とりあえず続けてみた方がいい。▼なぜか。多少なり熱意をもって始めた行為や習慣について、それなりの時間を費やしてきたあなたがそう感じるのなら、他の人も似たようなタイミングで同じ思考を巡らせる可能性が高い。飽きてきた、目に見える成果が出ない、他に興味のある流行りが出てきた……などなどの理由で。ということは、そこを超えると競争相手が一気に減る。疑心暗鬼を振り切って、先へ進むために合理的な思考でなく一種の妄信や狂気、愚かさが必要なのであれば、尚更結構なことだ。あなたはきっとそこで、あなたより頭の良い人たちを置き去りにできるだろう。そうして、自らの進路について理性的で合理的な選択をしはじめた先行者たちも、すっと追い抜いていけるだろう。▼継続すること。継続が無駄に感じた瞬間を、チャンスと捉えること。そのときだけ近視眼的な馬鹿になること。

[3772] Jan 02, 2020

「おにに?」「かなぼう」「ななころび?」「やおき」「ひょうたんから?」「こまがでる!」▼昨年のクリスマスに『ことわざカルタ』を買ったので、長男と遊ぶ。前半と後半のカードのそれぞれに、ことざわの内容を抽象化した絵が描かれていて面白い。絵を見るだけで対照がわかるペアもある。子どもの興味を誘う工夫がなされている。冒頭の三種類はすでに長男が覚えた組み合わせだ。他にもいくつか言える。▼かなりのスピードで暗記していくが、もちろん、意味はわかっていない。ただ掛け合いができるようになっただけである。だが、それでいい。とにもかくにも言えるようになること、諳んじることができるようになることが、言語学習の基本中の基本である。語源から組み立てるとか、関連や連想で覚えるとか、そういったテクニックは、実のところ暗記力を失った大人の老獪な処世術に過ぎないのだ。▼なんだかわからないが覚えて口に出す。ただ、それを繰り返す。

[3771] Jan 01, 2020

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。▼抱負は大晦日に述べてしまったので割愛。今日は、初詣のあと、夢の残りを求めて夕方からヨドバシへ。トミカ・プラレールの夢でも売れ残っていたら拾おうかと思っていたが、残念ながら完売していた。余っていたのは四万円、五万円台のラップトップ系。もともと型番まで特定している類の福袋である。明らかに定価より安い人気機種と、現金化が容易な転売御用達が早々に出払って、真に夢のない不人気機が売れ残った格好だ。お正月とはいえ、客はシビアである。▼私は、キャッシュバックキャンペーンと15%還元に加え、昨年から大きく値引きされた新価格に後押しされ、象印の炊飯器を衝動買いした。もともと限界の来ていた我が家の三菱である。買い換えるにはちょうどよかった。饒舌な販売員さんによると、柔らかめが好きな人はパナソニック、しゃっきり硬めが好きな人はタイガーがお勧めらしい。

[3770] Dec 31, 2019

去年の大晦日には、例の編曲が完成しなかったことについて反省していたらしい。今年はどうか。件の曲は納得いく形で完成はさせたが、その後の進捗は好ましくない。本当なら十一月で仕事もあらかた片付いて、十二月は日々大掃除を分割しながら、新しい音源でCD曲をゆったり制作――というつもりだったのだが、現実はこの通り。三十日まで働きづめである。所詮、予定は常に未定。何が起こるかわからない。▼慌ただしい暮れ。来年の抱負を考えている暇もないが、英検1級という明確な目標はひとつ立てているので、ひとまずそれでよかろう。CD曲も進めるが、全部完成はしないと思っている。仕事の方はいよいよ大きなところを任されるので、気負わず真剣に。明確な数値目標はないが、今回のようなことにならないよう、序中盤から布石を打っていく意志は堅い。派手な立ち回りより着実な一手、二手を志向しよう。私は、そういう意識でいるのがちょうどいいはずだ。

[3769] Dec 30, 2019

今日は仕事納め。大晦日は出社しないで済んだ。▼今度は次男の話。まだ水族館で魚を見てどうこうという歳ではないが、今までに比べるとそれなりに興味は示した。めずらしくベビーカーの上でおとなしくしていたのも、次々と移り変わる水槽の色合いとか、大小さまざまの形に揺れ動く魚影とか、そういう諸々を彼は彼なりに楽しんでいたのかもしれない。特設会場で長男たちと別行動になったとき、床から天井までつづく大きな水槽の前にベビーカーを停めて、あちこちの魚を指さして視線を促すと、真似して魚を指さしたりもした。ただ、その指をすぐに口へ運んで舐めてしまうところは、まだ一歳である。▼おみやげは魚の絵がついた柔らかいボールを買ったが、それにはたいして興味を示さず、長男の買ったダイオウイカのぬいぐるみを気に入った。足がたくさんあって持ちやすいし、変わった形をしているので、握ったり振り回したりするのにちょうどよいのかもしれない。

[3768] Dec 29, 2019

今日は仕事。話は昨日の続き。▼長男は予想通りタコを探し回った。タコが見つかるまでほとんどの水槽が素通りになるので、魚の名前や説明を読んでいる暇もない。大水槽のマグロもほどほどに、二階へ上がって外に出る。ちょうど盛り上がっていたペンギンショーを見て、視界に入った触れ合いコーナーへ。タコはそこにいた。マダコだ。壺の中から顔と手を出して、手前のガラスに張り付いている。早速知らせてあげると、ちらっと見ただけで隣のザリカニへ行ってしまった。ほら、タコがいたよと呼び戻しても視線を向けようとしない。間近で見る本物はちょっと怖かったのかもしれない。▼触れ合いコーナーを離れると、たいして見てもいなかったのに「タコがいたね!」「マダコだったね。タコがいてよかったね。」と言う。水族館に、タコがいたということが重要なようだ。その後は特設展示とクラゲの水槽を見てお土産屋へ。ダイオウイカのぬいぐるみを買った。つづく。

[3767] Dec 28, 2019

葛西臨海水族園へ行く。▼横浜から京急で人形町へ。日比谷線に乗り換えて八丁堀、そこから京葉線。どちらの乗り換えも階段以外に連絡通路がなく、人形町では地上に出て信号を渡らないと二番線から一番線への移動も出来なかった。ベビーカーで東京メトロを乗りこなすのは難しい。▼葛西臨海公園は、私は初めての来訪である。光り輝く冬の太陽。海から良い風が吹いてくる。普段はあまり見ない木々の程よい広がりが目にやさしい。気分の良い所だと感じた。遠くを見ているだけでリフレッシュになる。▼バックミンスター・フラーの「ドーム・ハウス」のようなガラス張りの建物が遥か遠くに見えた。それが水族館だという。近づいてみると意外に近い。想像していたより建物自体が小さかった。館内はさほど広くないが、小綺麗でセンスが良い。展示のひとつひとつに強いこだわりと作りこみを感じる。おみやげのクオリティも非常に高く大満足だった。さらなる詳細は明日。

[3766] Dec 27, 2019

深夜のコンビニ。会計を済ませて出ようとすると、背後で大きな音が鳴った。ガラス物の割れる音。誰かが会計前の商品を落としてしまったらしい。振り返ると年配の女性が怪訝な顔で粉々になった破片を見ている。駆け寄るレジの店員さん。女性が口を開いた。「割れちゃったのよ、これ。」▼そう言ったきり、一言謝るわけでもなく、弁償しようとするそぶりを見せるわけでもなく、彼女は残りの商品をレジへ運んでいった。片づけるより先に会計を済ませて、後始末は自分がいなくなったあとにやって欲しいと言わんばかりの動きである。▼特別に横柄な態度だったわけではない。弁償による金銭的損害を避けるために、わざと高飛車なふるまいをしていた様子でもない。ただ、その人にとってはそれが自然で、当然のことだったのだろう。夜も遅かった。私に、その事件の行く末を見届ける余裕はなかった。店を離れて坂道を歩き出す。イヤな顔ひとつしない店員さんは偉かった。

[3765] Dec 26, 2019

年内の営業日も残すところあと1日。年末年始はバグを治す最後のチャンスだから、ここで気合いを入れましょうと大号令が下る。▼事実、バグを残したいと思っている人は誰もいない。時間の許す限り追い尽くしてクオリティを上げたいというのが多くのメンバーの本音ではある。だが、それにしても今回は時間が足りなすぎる。積みあがる不具合の量に対して、対応できる期間がどう見ても足りない。間に合わないことが一目瞭然となると士気も下がる。どうせ全部は直せないのだから……という気持ちの暗雲が誰の上にともなく立ち込めてくる。やれることはやったという個々人の勝手な達成感も後押しして、最後の押し込みが淡々とする。全力を尽くしながらも、なるようになるさという諦めが混じっている。▼それはそれで良いのかもしれない。慎重さが問われる時期にあっては、燃え盛るようなやる気が新たなトラブルを生むこともある。淡々と言わず冷静と言えばよかろう。

[3764] Dec 25, 2019

朝。長男。普段より早く目を覚ますと、布団から出てもいないのにお着替えすると言い出した。ベッドサイドの巨大なプレゼントはまだ視界に入っていないらしい。昨晩の記憶が残っていて、無意識に良い子であることをアピールしようとしたのかもしれない。▼気づいてからのテンションは朝にしては最高潮だった。リビングに出て開封の儀。次々と出てくるおもちゃにも喜んでいたが、カニクレーンを見つけると一躍大喜び。他のトミカ9種類には申し訳程度の視線を送りつつ、カニクレーンの足を広げたり、クレーンを伸ばしたりして遊んでいた。よっぽど欲しかったようだ。▼ひとまず成功といって良い。がっかりされることも、戦車とか、他のおもちゃがよかったと言われることもなく、クリスマスプレゼントを満喫してもらえたと思う。一方、次男の枕元にも包みは置いたが、私が仕事に出た後で起きたものの、プレゼントには気づかなかったらしい。来年からが本番である。

[3763] Dec 24, 2019

赤い袋に緑のリボン。クリスマスプレゼント、準備OK。▼サンタのコスプレをしたりはしないが、サンタさんが来て良い子にプレゼントをくれるという形はちゃんと取る。大きめサイズのトミカタウンが入っているので、枕元どころかベッドにあげるのも憚られるサイズだが、目立つサイドテーブルの上にでもうまいこと上げるようにしよう。心配なのは夜中に起きてプレゼントを目にしたとき、テンションが上がって目が覚めてしまい、今すぐ遊ぶと言い張らないかということだ。クリスマスとはいえ、明日も平日である。めちゃくちゃなことにはしたくない。▼夜中の0時〜1時くらいは目覚めやすいから、その後のどっぷり寝入る時間帯にセットして寝るのが良かろう。しかし、子どもの側がどう捉えるかはわからないが、大人になるとこうして「騙してくれる」人がいなくなるので、ファンタジーを楽しみにくくなる寂しさはある。信じるサンタがいるのは羨ましいことである。

[3762] Dec 23, 2019

眠いのも困りものだが、髪が長いのも困りものだ。私は、髪の毛がある一定以上の長さになると集中力を失う。髪のボリュームが気になって思考の焦点が定まらなくなる。視界にかかっているわけでもなければ、肌のどこかに激しく触れているというわけでもないのだが、なぜか気になるのだ。根元の方を二本の指で挟んで、そこからあふれた分は無性に切り落としたくなる。髪と一緒に思考の澱も落ちていく。そんな錯覚にとらわれる。▼今日も二十二時を過ぎてからは妙に髪が気になって、完全には集中できなかった。はやく髪を切らないと仕事のパフォーマンスが下がってしまいそうだ。もはや大破寸前のボロボロな機体ではあるが、最後の最後はせめて墜落させずソフトランディングさせてあげたい。何もかも酷い状態にはなったけど、結果的に着地はしたねと。そういう形に落ち着かせてあげたい。そのためにはまだ集中力がいる。クリスマスのあとは床屋へ髪を切りに行こう。

[3761] Dec 22, 2019

哲学的な話が増えるのは、私が仕事以外のことに手を動かしていないからだ。▼初心者の頃はめきめきと成長を遂げていたのに、中級者になると足が鈍り、上級者になると収まるところに収まってしまう。なぜか。十分な負荷がかからなくなるからだ。特に、その分野では一線級と言える真の上級者ともなると、慢心という意味ではなく、本当に文字通りの意味で、自分が自分に要求する水準をさらっとこなせるようになってしまう。すらすら書いて思い通り。自他ともに認める素晴らしい出来映え。文句なし。そんな境地に近くなってしまう。▼それは、自分で自分を簡単に許せてしまうとか、手の抜き方がうまくなるとか、そういう話とは少し違う。ひとたび自分が自分に満足すると、人は、成長すること自体を求めなくなってしまうのだ。これが自分らしい、これで必要十分だと、心の底から納得できるようになる。▼私はいつも、そうなりたくないと思って心に斥力を蓄えている。

[3760] Dec 21, 2019

二人のクリスマスプレゼントを買いに行く。長男はヨドバシでおもちゃ。次男はファーストシューズ。ただ、長男のおもちゃはその場で買ってしまうとサンタも何もなくなってしまうので、希望だけ聞いて当日に買う流れにした。売り切れにさえならなければ問題はない。▼出発前はショベルカーを推していたが、現地につくと急に戦車を推しだした。二万円もする巨大なラジコン式戦車。さすがにいろいろ困るので、隣の常識的なサイズを代わりに見せたら「これはちょっと小さすぎるんじゃない?」などと言う。その後、どれを比較に持ち出しても戦車を離れようとしないので困惑していたが、帰り際にトミカのショーケースを見せると、カニの形をしたクレーン――前田製作所の「カニクレーン」に心を奪われたらしい。これにする、これをサンタさんにお願いする、と翻ってくれた。▼他にも水族館カーやポテトカーなどお気に入りを聞いて解散。トミカに決まって一安心である。

[3759] Dec 20, 2019

怒涛の勢いでトラブルを解決していく。締め切りの直前で、なぜこんなに諸問題の原因が判明し、次々と解決策が導き出されてくるのか、そこがやはり不思議でならない。皆、普段は無意識に力をセーブしているだけなのか。あるいはたまたまなのか。▼どちらでもないだろう。理由のひとつは、どんな問題であれ、もう「あとまわし」にはできなくなるところにあると見る。これで終わりなのだから「あとで見よう」はありえない。したがってすべての問題が俎上に上がる。それをみんなが一斉にやるので、些末事だと思っていた諸問題の連関が見えてくる。ひとりひとりが取り組んでいるだけでは掘り出せない、深い根が地上に出てくる。そうして全てが片付いていく。あるいは、手遅れなものは嘆きとともに葬られる。▼教訓はひとつしかない。小さく見える問題を放置しないこと。「完璧な最小限」を保つことがセキュアな運営に繋がる。真に身を滅ぼすのは、常に些末事なのだ。

[3758] Dec 19, 2019

マスターアップが近づくと、みんなの集中力が飛躍的に高まるせいか、バグの発見率も大幅に向上する。なんで今更そんなものが見つかるんだ、なんでもっと早くに気づけなかったんだと嘆かれるのが常だが、仕方のないことだ。追いつめられないと力を発揮できないのが人間である。そんな人間を集めて、追い詰めなくても力を発揮できるように工夫するのがチームの使命である。チームの使命は果たされなかったのだ。▼使命を果たす。今の私のキーワードだ。向こう三年くらいは、この言葉を軸に仕事生活を組み立てていこうと思っている。要求に対して、困難に対して、使命を果たしますと答え、そのために行動すること。本当にそれだけなのだが、これが難しい。言葉に出してみると尚更、その難しさに気づく。だが、結局のところ、組織が社員に求めるのは各人が使命を果たすことだ。それ以外の雑念を振り払い、正しい道を行くためにも良い呪文である。視界が良好になる。

[3757] Dec 18, 2019

何度やっても印刷には苦労する。テスト版ではそれなり上手くいっても、本番の年賀状は紙質が違うから色が滲んで写真が綺麗に出ない。色調も暗すぎる。フォトショップでこれでもかというくらい持ち上げて、コントラストを下げ、微調整を加えてようやく光沢紙に刷ったときと同じくらいの明るさに見える。試行錯誤で数枚は微妙版が生まれてしまうが仕方ない。▼色調が良くなっても、今度はサイズが難しい。切り落とし設定を調整してもプレビュー通りに印刷されることはなく、同じ設定でも試行によって余白が狭かったり広かったりする。安いプリンターでアマチュアがやるのだから当然と思っていたが、以前キンコーズへ行ったときも似たようなところでスタッフが苦労していたので、このへんは小口の印刷にまつわる普遍的な問題なのだろう。▼完璧に刷れたのが4枚。余白の狭いのが2枚。広すぎるのが2枚。色の暗いのが3枚。滲んで使い物にならないのが1枚できた。

[3756] Dec 17, 2019

朝、駅を歩いていたら、視界にいろんな色が浮かんできて、よろめいた。疲労と寝不足は激しく、空腹。そのへんが重なって、ちょっと危ないぞというメッセージを脳が送ってきたのかもしれない。立ち止まって瞬きする。今度は道がまっすぐに見える。▼疲れがひどいとき、自分の身体感覚に神経を集中してみると面白い。眼精疲労が極まってくると、鼻から耳のあたりまで巻き込んで目の周辺がゴーグル型に区切られ、独立したパーツのように顔から外れるかのような錯覚に陥る。関節は蝶番がついたような不思議な動きをし、ふくらはぎや二の腕は必要もないのにこわばって臨戦態勢になっている。だから、たまに攣ることもある。▼それに、前にも書いたが、寒さや暑さを感じにくくなる。空腹もそうだが、ひとたび食べだすと今度は満幅のタイミングがわからなかったりもする。エネルギーを節約するため、脳が内外の情報を選り好んでシャットアウトしているのかもしれない。

[3755] Dec 16, 2019

TOEIC・英検といった英語学習や資格の話になると、決まって「日常会話」や「ネイティブ」を持ち出す人が少なからずいる。曰く、多少勉強したところで日常会話もままならないとか、ネイティブのようには話せないのだから、英語が必要なシーンはネイティブに任せればいいのだとか。▼簡潔に。ビジネス英語は日常会話とは用途が違う。ビジネスにおける情報受信、意思疎通、意見表明をより流暢に行うための英語を習得するのが目的である。日常会話云々は、出来るに越したことはないにせよ、また別の話である。そうして、ネイティブについては些か美化しすぎている。日本人なら誰であっても、ビジネスの場で恥ずかしくない言葉を使い、筋の通った意見を述べられるだろうか。そんなわけはない。ネイティブ=その言語の達人という考え方は妄想なのだ。▼しかるべき場でふさわしい言語を使いこなすことは、学習によって身につけるスキルである。それ以外ではない。

[3754] Dec 15, 2019

スマホゲームの待ち時間に勉強する習慣のメリットについて。▼逆説的だが、勉強をしていて「時間を無駄にした」と感じたことはないだろうか。私はたまにある。勉強の成果はすぐには表れないし、学習したことをきれいさっぱり忘れてしまうこともある。今日という日の貴重な二時間を、勉強に費やそうが費やすまいが大差はなかった――そう感じることが全くないとは言えない。長期的に見れば有意義に違いないと信じつつ、短期的には無為に感じるのだ。▼一方、スマホゲームは真逆である。時間をかけた分だけステータスが上がり、お金が増え、シナリオが進む。即効性の権化である。故に、たとえ長期的には無意味であろうとも、短期的には消費した時間の分だけ充実感が得られる。時間を有効に使えたという手応えが残る。▼故に、オートプレイ中に勉強すれば良い。短期的な充実感も長期的な納得感も一度に手に入る。時間経過への不満は限りなくゼロに近くなるだろう。

[3753] Dec 14, 2019

年賀状作成。おちゃらけ長男がカメラをじっと見ていられないため、写真撮影はいつも難航する。あっちを向いたりこっちを向いたり、顔をしかめたり変なポーズをしたり。そうして怒られるので、それにびっくりして今度は次男が暴れ始める。結局、どちらかはまともに写っていない写真を選ぶことになる。▼それでもたくさん数を揃えたおかげで、なかなか良い写真が撮れた。無数にあるフリーの年賀状写真フレームテンプレートからポップでかわいいネズミ柄のものを頂戴してくる。これに写真を嵌めて出来上がり……なら簡単なのだが、やはりそう上手くはいかない。住所を入れて、名前を入れて、かつメッセージを添える空白も用意するとなると工夫がいる。逆に言えば、この最後の一手間が仕上がりの質を左右する。テンプレートを使うからみんな同じ、ということにはならない。▼去年の年賀状を見て、二人の小ささに驚いた。一年も経つと見違えるように成長するものだ。

[3752] Dec 13, 2019

日本の本屋さんには、日本語の美しさを賛美する本や、格調の高い言葉を使いこなすためのハウツー本がたくさんある。たくさんは言いすぎかもしれないが、見つけるのにそう苦労しない。▼これの英語版が欲しい。英語で英語を解説した本。いわゆるボキャビル本は山のように見つかるのだが、英単語や英語表現の美しさにフォーカスして成り立ちやニュアンスを前向きに紐解いてくれる本というのは、アマゾンを逍遥していても意外と見つからない。何と検索すればよいかもわからない。良いタイトルに出会えないでいる。▼そんなことを考えていたら、むしろ日本語の本が読みたくなってきた。思えば最近、国語の勉強をしていない。新しい言葉を仕入れていないから、自分にとって使い慣れた心地の良い表現の組み合わせだけで済ませようとしている節がある。それではいけない。身の丈に合わない道具は、使いつづけて初めて身の丈に合うようになる。身の丈が伸びるのである。

[3751] Dec 12, 2019

「パス単」出る度Aの動詞まで終わり。全体の十分の一くらい。さすがに難易度の高い単語が多いので、一周だと定着率は七割を切る。最後まで読み終わったらランダムチェックしつつ、エコノミストで遭遇して上塗りしていくのがいいだろう。▼実際、エコノミストへの登場率は想像より遥かに高い。ここから抜粋して単語帳を作ったのではないかと疑いたくなるくらいだ。覚えたばかりの単語が次々と出てくる。「さっき見たばっかりの単語だ!」という驚きが記憶の定着を助けてくれるし、実際に使われていて、意味がわかれば記事が読みやすいという体験を積めば、暗記も楽しくなってくる。このセットは鉄板かもしれない。▼とはいえ、二時半就寝〜七時起床の生活が続いているので、行き帰りの電車で純粋な暗記物をこなすのがちょっとつらくなってきた。通勤中は単語のリストを覚えることに注力し、昼休みやトイレのときに意味を思い出しながら反芻する形で稼いでいる。

[3750] Dec 11, 2019

完璧に動作する極小の部分を一段階ずつ組み合わせて、完璧に動作する小さな部分、中くらいの塊、大きなシステム、そして完成品にしていくこと。▼次プロジェクトの中核コンセプトはこれだ。既存の概念で言えばリーン開発手法の「MVP」が最も近い。実行可能な必要最小限の製品。Minimum Viable Product。ただし、完成品としてのプロダクトではなく、部品としてのプロダクトである。Minimun Viable Componentと言った方が近いかもしれない。▼テスト駆動開発をするつもりはない。アジャイルも捨てた方がいい。どちらも我々の文化に合っていないし、正確な要件定義をできる人間も、そういったメタ作業に割いている時間もない。ただ、MVPの発想だけは確実に取り入れる価値がある。この概念が我々のやり方にはもっともマッチしているし、恩恵が大きいと判断した。脳の空いた時間で、ここから全体的な仕組みを組み立てている。今度は、絶対にしくじりたくない。

[3749] Dec 10, 2019

久々にエコノミストのサイトを訪ねる。数年ぶりだ。以前、解約のときに何かバウチャーをもらった気もするが覚えていない。今更有効とも思えない。▼やはり、記事の質は格段に高い。砕けずフォーマルに徹した英文に、ほどよく比喩や諧謔が織り交じっている。いかにも英国風という佇まいである。ザ・ニューヨーカーと比べればスタイルの違いは一目瞭然だ。どちらが良いということもないが、テイストはまったく異なる。私は、少なくとも文章自体は、エコノミストの方が良い。▼政治・経済に限らず、科学、書評、あるいはアートといったカテゴリもある。前は紙媒体だったので最初から頁を追うことにこだわったが、今回は英検のための補助と割り切っているので、デジタル媒体で好きな記事だけ読めばよい気楽さもある。日々の世界ニュースを無理に読み切ることもない。つまみ食いで十分。そんな調子でいいなら、十年の時を経て、復帰してもいいかもしれないと思った。

[3748] Dec 09, 2019

エコノミストの英語はちょうど英検1級に近いと聞いた。そういえば昔、定期購読していたこともある。やめてしまったのは年額が高いからというのもあるが、何よりも私は、政治や国際情勢といったものに致命的なほど興味がなかった。そういう領域を軽んじるわけではないが、時とともに流れていく情報をキャッチアップするよりは、たとえば科学や芸術にまつわるような、時間に対する耐久度の高い知識を仕入れたかった。要するに、内容が向いていなかったのだ。▼興味のある内容が書いてあって、定期的に刊行され、かつアプリで読める。かつ、語彙のレベルがエコノミストほど堅くないにせよ、英検1級レベルをカバーするくらいにはフォーマルである。そんな媒体を見つけたい。以前も雑誌探しをしたことはあるが、今回は要件がわかりやすいので、候補が少ない代わりに目移りの心配もない。期間も限られている。肩肘を張らずに散策してみよう。きっと何かが見つかる。

[3747] Dec 08, 2019

土曜日は毎年恒例、保育園のクリスマス会。▼今年の出し物は演劇と歌だった。前日の夜は私にべったり張り付いて便秘の不調を訴えていた長男だが、本番になると泣き喚いたりはせず、今年は保育士さんに抱っこされたり連れ出されたりすることはなかった。みんな整列している中、一人だけ足がばたばたと落ち着きなく、あっちへ行ったりこっちへ来たり、「おとうさんとおかあさんのところ行きたい!」「見て、たこのくつだよ!」「大きなケーキだよ!」などと大声を上げたり、くるくる回りながら謎の踊りを踊ったり、カニの真似をしたり、変なポーズをしたり、自由自在に振る舞っていた。それでも、最後の斉唱だけはきちんと大きな声で歌えたので、終わりよければすべて良しだ。▼相変わらず暴れてくれた長男だが、去年のように泣き喚かれるよりはずっといい。むしろ三歳ならこんなものだろうという気もする。他の子のおとなしさ、聞き分けの良さの方が驚きである。

[3746] Dec 07, 2019

長男のゲーム慣れが加速している。「夢を見る島」がたいそう気に入ったらしい。マリオやゼルダのときにはできなかった「マップを開いて行きたいところにワープする」「敵やギミックに合わせてアイテムを使う」「メニューを開いて装備品を変える」といった、コマンド操作ができるようになっている。これができれば幅が広がる。ポケモンやマインクラフトに行く準備が出来たと言える。▼次のステップは文字と数字だ。ストーリーを楽しむ、あるいは目的のために何かの計算するという作業を、ぜひともゲームの中でできるようになって欲しい。コマンド操作、文字の読解、数字の計算ができれば、たいていのゲームは遊べるようになるだろう。もちろん、そのときこそきちんと時間を管理したり、年齢不相応なゲームを遊ばないよう監督を強化する必要はあるが、入れ込んで他のことが疎かになったり、機嫌が悪くなったりしない限りは、なるべく遊ばせてあげたい思いはある。

[3745] Dec 06, 2019

英語学習の目標プランが決まった。やはり、英検1級⇒ケンブリッジ英検C1のルートが良さそうだ。英検を先に目指すのは、単語力を盤石にしておきたいのと、検定料が安くて受けやすいから。教材が充実しているという理由もある。ケンブリッジ英検は、日本ではまだマイナーなのでテキストが手に入りにくいのだ。洋書を取り寄せるなど面倒なステップが挟まる。ちょっとしたことでやる気が削がれるリスクを下げたかった。▼ケンブリッジ英検のC1はAdvancedとBusinessHigherの2ルートがある。前者は日常寄り、後者はビジネス寄り。立場から言えば後者を目指すべきだが、こちらは新設のため情報がほとんどない。それにAdvancedルートなら、非ネイティブで取得するのは極めて難しいと言われてはいるが、C1取得後にC2のProficiencyを狙うという未来の楽しみもある。気負わず定番のAdvancedで良いだろう。▼今はまだ捕らぬ狸の皮算用。まずは英検の勉強をする。

[3744] Dec 05, 2019

「英検1級でる順パス単」を買う。思い立ったが何とやら。勢いで買ってしまった。知らない単語がたくさん載っていて楽しい。しばらくはこれで遊ぼう。▼序文に良いことが書いてある。英語学習、とくに単語力をつける勉強に「べき論」は危険だと言う話だ。文章で覚えるべき。辞書を引いて覚えるべき。コロケーションで覚えるべき。リスニングで音と一緒に覚えるべき。いろんな「べき」が叫ばれるが、それらが常に最適な方法とは限らない。読んで意味が取れればいいレベルの単語まで、英英でニュアンスを掴み、類語との使い分けを知り、リスニングで発音を確認しながら自然な例文の中で暗記……などとやっていたら、数千語という単位の難語はいつまで経っても覚え終わらない。負荷が高すぎるのだ。やがて諦めてやめてしまう。そうなるくらいなら、邦訳して機械的に暗記できるものはそのまま覚えてしまった方が遥かに良いだろう。母国語もまた、言語力なのである。

[3743] Dec 04, 2019

今回、ちゃんと900点以上取れていたらの話だが。来年、TOEICのリベンジもするとして、今更ながら英検にも興味が出てきた。究極の語彙力が試されるという英検1級もさることながら、スラングも含めたスピーディーで自然な英語の「実践力」を測るというケンブリッジ英検も気になる。サンプル問題を見てみたが、なんというか、ゲームとして面白そうなのだ。無論、難易度は高いが、空欄補充問題ひとつ取っても「英語らしさ」の観点から考えなければならない点が解いていて面白い。楽しそうである。▼TOEIC950⇒英検1級⇒ケンブリッジ英検C1という王道ステップアップを目指してみてもいいかもしれない。別に、その資格で留学したいとか、海外就職したいとかいうわけではないが、いつかどこかできっと役に立つだろう。理系学問からも離れてしまった今、熱中できる趣味としての勉強をひとつくらい持っていた方がいい。言わば贅沢な暇つぶしである。

[3742] Dec 03, 2019

しくじった。いや、大失敗はしていない。目標点も、確実とは言えないが圏内にはあると思う。しかし、悔しい思いはした。▼明らかに間違っているとわかっているマークを見送るのは非常につらい。リスニングのひとつ。選択肢Aはよくあるひっかけなので悠々と見送った。B、これも違う。C、これも違いそうだ。そして、D。明らかに違う。一気に焦りが来る。リスニングの進行は無慈悲である。迷っている時間はなかった。とっさにペンを走らせたのはAだった。ひっかけだとわかっていながら、いちばん正解に近いという理由で無意識に選んだのだと思う。だが、今思えば、せめてBかCにすべきだった。Aは絶対に違うのだ。▼他にも、深読みしすぎて間違えたボーナス問題がひとつ。迷った挙句にマークを変えて、提出後に元の方が合っていたことに気づいた問題がもうひとつ。たかが三問だが、なかなか凹むものがある。だが、それでいい。悔しい思いをしてこそ学習だ。

[3741] Dec 02, 2019

スマホゲームはくだらない、中身がない、とよく言われる。たしかに、クオリティの低いゲームのリリースが増えてきたのは否めない。開発費が高騰する中、なんとしても利益を出そうとして無理な計画を立ててしまう各社の内部事情が透けて見える。だが、それはあくまで品質の問題である。それをもってスマホゲーム全体がくだらないというには当たらない。▼スマホゲームで得られるのは、ただの絵だから、ただの数値だから、ただの承認欲求だから。その通りだ。だが、そんなただの**なのに、それに熱中させてくれる魔法のような存在のことを人はゲームと呼ぶ。現実世界における意味などまるでない、内部数値の上下に一喜一憂できることこそが、ゲームのありがたいところなのだ。現実の役に立たないからくだらないのではない。役に立たないのに楽しいからすごいのである。ここのすごさを直観的に理解できる人がゲームを愛している。純粋数学と似たような話である。

[3740] Dec 01, 2019

今日は次男の様子。80cmのジャケットがみっちりで、チャックが上がらないモチ度である。来年は着れそうにない。▼ここ数日は体調不良のせいか機嫌が悪かったが、昨日今日で元に戻った。いたずらが好きで、マイペースで、怒ると噛む。きかん気の強さと頑固さは一級品で、怒られても怒られても「なぜ言うことを聞く必要が?」と言わんばかりにすぐさま同じ悪さをする。なんとも肝の座った大物肌である。▼バランスを取るのに苦労していたが、歩くのはかなり上手になってきた。掴まるものがないところでもスクワットのように立ち上がって、障害物のない部屋なら自重で潰れるまで自由に闊歩できる。移動にハイハイを見る機会も少なくなってきた。▼さらに今日、背伸びまがいのことをしてドアノブに指先をかけている様子が目撃された。外に出たがりの次男。あと数センチ伸びたら届いてしまう。そうなったら大変だ。警戒レベルを大幅に引き上げなければならない。

[3739] Nov 30, 2019

長男のやかましさが凄い。もちろん、元気なことはたいへん喜ばしいのだが、始終、身体と口が動いている。そうして、こちらに何かを指示してくる。ここへ来て。クッションに座って。左手でこれを持って。それを渡して。etc...。ときどき、何かのセリフがツボにはまると、何度でも同じことを言い続ける。言って自分で笑いながら、こちらにも笑いを強要してくる。他の何かに興味を惹かれない限り、止まらない。▼動いて、まとわりついて、しゃべりまくる。大人が会話を始めると、必ず自分も参加しようとして何かしら口を出してくる。それが長男氏である。だが、今日、古いTOEICの参考書を開き直していたら、栞代わりに使っていた短冊が出てきた。長男が一歳のときの七夕だ。私の字でこう書いてある。「おしゃべりがじょうずになりますように。」そう、彼はあまりおしゃべりをしない子だったのだ。他の子に比べても。それがなんと見事に叶ってしまったようだ。

[3738] Nov 29, 2019

毎日、仕事と、通勤のTOEICしかないので話題が偏る。ここの話題が偏ったとき、知的生活の乱れを実感する。早くプロジェクトを終えて元の軌道に戻したい。▼私なりに辿り着いた、各パートの注目点を列挙する。パート1、絵を見て先入観を持たない。写真中央の人物に関する問いかけが来るとは限らない。パート2、全パート中最大の集中力を発揮して全文を聞き取る。自分が会話しているつもりになるくらいの没入感が要る。パート3、会話が行われている「場所」と、会話している人間同士の「関係性」を掴むことに集中する。パート4、できるだけ早くに話者の「職業」と「立場」を特定する。パート5&6、見てすぐにわかる問題は深く検討しない。熟考よりも経験と反射の方が正解を導きやすい。パート7、選択肢を読んで本文を思い出しながら解くのは危険。必ず本文中の根拠となる文章を視認してからマークする。▼試験は来週。総勉強時間は80時間くらいだ。

[3737] Nov 28, 2019

体重が、腰から下に集中している気がする。疲れているとき、よく「体が重い」と表現するが、今日は身体全体が重いとは感じなかった。臀部から太腿、ふくらはぎ、足の裏までの重さが倍くらいになって、代わりに腰から上は軽い。頼りないほど軽い。上半身がどこかへ飛んでいきそうな気がした。自分は、起き上がりこぼしのような、非常に不安定な生物に変容してしまったのだ。そんな錯覚に襲われた。▼胃腸の調子も万全でないのか、夕飯も苦しい思いをしながら食べた。食べないと残業時間が持たないが、食べるのは気持ち悪いという、あらゆる意味でダメな状態に陥っていた。いつもならニンニク大盛りを頼むパスタ屋さんで、頼んだのは野菜のリゾットだった。それくらいしか入らないような気がした。結果、それすら入らなかった。▼水分はたくさん摂っている。それだけはぬかりない。来週は大きなイベントが二つ。十二月――いよいよ最後の大詰めである。後はない。

[3736] Nov 27, 2019

権限の問題で、あるいは知識・技術の問題で、自分が管理できない領域が広がるほど、トラブル耐性は弱くなる。全部自分で組んだものなら、二徹でも三徹でもして短期間で集中的にバグを取り、回避策を捻じ込み、なんとか形にすることもできなくはない。だが、自分が把握していないモジュール、権限がなくて手の出せないライブラリ、ブラックボックス化されたデータ……が増えてくると、いくら時間や労力を投入したところで、事態を収拾することはできなくなってくる。つまり、詰んでしまう。▼今、その「詰み」の状態に片足を突っ込んでいる。権限は一時的に与えられたし、知識と技術は急ピッチで詰め込んでいるが、どう楽観的にスケジュールを描いても、間に合う気がしない。捨てるものを捨てるフェーズに来ている。プラスアルファの仕様をカット、などという生易しいものではなく、どうしてもやりたかったものでさえ、無理なものは無理と断じなければならない。

[3735] Nov 26, 2019

「ノーと言うな。イエス、バットと言え!」研究室時代、教授に叩きこまれた教訓だ。今でも私の仕事原理に刻まれている。▼どんな無理難題でも首を縦に振ってなんとかしろという意味ではない。長いものに巻かれてイエスマンになれということでもない。言葉通りだ。ノーと言いたくなったら、イエスと先に言う。言ってから「しかし」と繋げる。無理難題なら、そこで無理難題であることを説く。何が違うのか?▼ノーと言わずイエスと言う。それは、少なくとも相手の抱えている問題の存在を認めるということである。そこに何か問題があり、相手は解決したいと思っている。その事実を認知する行為が、イエスなのだ。▼自分の問題を知ろうともしない人を信頼する人はいない。最初からノーと言う人の世界は必ず閉じていく。イエスと言おう。実質同じじゃないかと思う人は、実質でないものの価値を安く見積もりすぎている。騙されたと思って言えばいい。イエス、バット。

[3734] Nov 25, 2019

不味くて飲ませるのが大変だった溶連菌抗生物質の最終日。面白いことがあった。▼その日、いつもと違うタイミングで食事を取ったこともあり、私も妻も、長男の薬のことを忘れていた。やがて、ニヤニヤしながらこちらを窺っていた長男が、急に歌い出した。「ゆかいな牧場」の替え歌である。「おくすり飲もう、いやいやよー。」▼その歌で思い出した我々が、例のピンク色の粉末を持って近づく。「いやいやよー」まだ笑いながら歌っている。とうとう、囚われるまでご機嫌に歌っていたが、いざ捕まえて飲む段になると、普段と変わらぬギャン泣きである。薬を飲む運命を、諦めて受け入れたわけではなかったようだ。▼彼はいったいどんな気持ちで薬の歌を歌ったのか。このところ毎日飲んでいた薬がなくて、そのことで薬という言葉が脳に浮かび、ただ歌にしただけなのか。それとも実は本当に飲もうという意志があったのか。たいへん気になるが、永遠に謎のままだろう。

[3733] Nov 24, 2019

長男のゲーム慣れが速い。「スーパーマリオオデッセイ」「ブレスオブザワイルド」「夢を見る島」あたりは、もうしっかりアクションを楽しんでいる。「スプラトゥーン」はいくら勧めても遊ばなかったから、動植物やモンスターの出てくるワールドモノの方が好きなのだろう。冒険好きなのかもしれない。▼閑話休題。試験日まで十日を切ったので、学習も巻きに入る。公式問題集5の二回目模試はL3問ミス、R5問ミスで950点。まさかLの方が高得点になる日が来るとは思わなかった。全てはディクテーションのおかげである。▼一方。Rの5問は、1問がケアレスミス、1問がマークミスなので、集中力が足りていない。残りの3問も難問を落としたわけではないから、上振れすれば満点も狙えるはずだ。逆に下振れしてもL8ミス、R8ミスの計16ミスくらいに収めたい。下振れして900の線は見えているが、スピーカーが劣悪な可能性もある。詰めは慎重にしたい。

[3732] Nov 23, 2019

長男を連れて、元同僚の披露宴に参加。肩肘の張った会ではなく、飲食店を貸し切って立食形式で行われるドレスコードなしのパーティーである。お子さんの参加も歓迎とあったので、連れていくことにした。▼ドリンクにオレンジジュース。料理はフレンチなので食べられる品が少なく、白身魚のフライだけ食べてご馳走様。同時に、ソファを徘徊したり背もたれにあがったり、ハイテンションで悪いことをし始めたので外へ連れ出す。そうして、人通りの少ない駅の地下通路を、走る。走る。走りつづける。メンダコが出たよ、追いかけて!▼三時間の会のうち、約二時間は走ったり暴れたりしていた。危惧していた人見知りはなく、誰にでも愛想を振りまいていたが、基本的にテンションが高かったのだろう。エネルギーを全て使い果たした後は、帰りの東海道線で泥のようにぐっすり。重い身体を抱っこして、遠方より帰る。外はずっと小雨が降っている。印象的な一日になった。

[3731] Nov 22, 2019

朝。明らかに寒い。押し入れからアルパカのセーターを出してくる。いきなり冬になったようだ。▼昼。コンビニのATMでお金を降ろす。手持ちの現金がなかった。十年の時を経てようやく社屋の自動販売機は電子マネーに対応したが、昼食店はチェーン以外どこもかしこも現金一色である。導入コストが高いのか、それとも、売上をばっちり数字で記録されるのがイヤなのか、真意は知らないが、このたびのキャッシュレス推進で便利さを体験した人たちが、徐々にでも現金のみの店を避けるようになり、競合店がひとつ、ふたつと他に先駆けてキャッシュレスを採用すれば、やがては死活問題になり参入は避けられなくなるだろう。そういう未来は見えている。時期だけの問題である。▼夜。会社を出て十二時前。雨が強い。電車のライトが雨筋を照らしている。急に年末感が強くなる。総括には早いが、今年は何もかもが濃い年だった。生きているだけで経験値の溜まる年だった。

[3730] Nov 21, 2019

「転職できるくらいに人を訓練し、転職したいと思わないくらいに厚遇せよ。」リチャード・ブランソン。▼優秀な若手社員を全力で育成したら転職してしまうのではないか。そもそも、本当に優秀で野心のあるアグレッシブな社員は、遅かれ早かれ、もっと給料の良い会社に行ってしまうだろう。だから、若手の教育なんて頑張りすぎても仕方がない。この会社の、このプロジェクトの、このチームの仕事に役立つノウハウを覚えてもらうくらいがちょうどいい。――そういう空気は、ないとは言えない。▼だが、本当にそうだろうか。優秀な人は、成長すると必ずより給料の良い会社へ転職してしまうのだろうか。そんなことはない。会社が自分の成長を許してくれる、認めてくれる、そして、身近に自分を成長させてくれる先輩がいる、その心理的な安心感は高給にも十分勝りうる。優秀な人ほど、お金よりも成長の機会を求めているものだ。そうしてきたからこそ優秀なのだから。

[3729] Nov 20, 2019

リスニング。直前の練習ということで、少しだけ速い音源を使って、通勤電車で全パートをまわしている。ときどき、恐ろしくゆっくりしゃべる問題があったりして、高速モードが切れたのかとびっくりするが、そういう問題は等倍にすると、逆に聞き取りにくいくらいスローモーションで喋っていたりする。初心者用に、聞き取りやすい問題を作っているのかもしれない。▼問題文は徹底して見ない方針で進めてきたが、調子は良い。無駄な焦りがないし、全文を聞き取ろうというクリーンな気持ちで音声を聞ける。それに、問題文には選択肢がある。選択肢には、内容に関係のある情報より、関係のない情報の方が三倍も多いのだ。そんな情報で脳が汚染された上、問題文から憶測した内容に理解を沿わせようとしてパニックになるくらいなら、日常生活同様、ちゃんと聞いて、聞こえた範囲で回答するのが王道というものだ。私はやはり、あらゆる意味で先読みなしが正解だと思う。

[3728] Nov 19, 2019

ハプニング。鍵を忘れてしまった。▼午前一時。みんな寝ている。LINEを送っても既読がつかない。さすがに外は寒いのでコンビニへ避難。申し訳程度に飲み物を買い、雑誌コーナーで時間をつぶさせてもらう。店の前には明るい色のパーカーを着込んで談笑する二十前後の若者たち。車で乗り付けて来る三十代の夫婦。久しく触れていない時と場所の感覚が懐かしい。今よりも深夜に生活の軸足があった、大学時代を思い出すようだ。▼激しく扉を叩いたり、家の電話を鳴らし続けたり、やれることは残っていたが、それよりは次男のミルク起きに期待したかった。ほどなくして起きたという連絡。ミルクで泣いてくれたらしい。今日、一歳検診で注射を五本打たれても泣かなかった、肝っ玉次男坊に助けられた。▼普段は鍵を開けたら外にいるうちに鞄へしまうので、忘れることはそうそうないのだが、昨日は机の上に出していたらしい。深夜のことで記憶がない。次は気をつけよう。

[3727] Nov 18, 2019

電車内。イヤホンをしてスマホを見つつ、ふと異変に気づいた。妙に人が降りる。発車の加速と同時に、床を口紅のような物体が転がっていく。座席の下に打ち捨てられた持ち主不在のビニール袋。そこから転がってきたようだ。アクセルで左へ。ブレーキで右へ。目で追いかけているうちに、今度は異臭が鼻をついた。目を上げる。近くの座席のサラリーマンが、うとうとしながら盛大に吐いていた。▼ちょうど駅についたので私もぼんやりしながら降りた。出来事はサイアクだが、嫌悪感は先立たなかった。そうして、同年代か少し年上の背広姿のサラリーマンが、そこまで泥酔するに至った背景を思い描いた。何もかも忘れたくて暴飲したのか。昭和気質の上司にいやいや飲まされアルハラを受けてきたのか。あるいは……たとえそうでも、公共交通機関で吐瀉物をまき散らかすことは許されないが、これが終電の日常的な光景なら、居合わせた人全員にどんまいと言いたくなった。

[3726] Nov 17, 2019

「水曜日のネコ」を買う。▼私の中ではクラフトビールと言えばコレである。なぜかというと、私の中ではコレだからだ。実は、このトートロジー以外にあまり理由はない。味ならプレモルやエビスの方が好きだし、値段も同じくらいである。本来なら、積極的に選ぶ理由は何もない。▼恐らく、人生のどこかで、たまたまこのビールを手に取って、それがちょうど気分に合う味だったのだろう。その後も普段と気分を変えたいときには「水曜日のネコ」というルーチンになった。ひょんなことからライフスタイルの一部と化したわけだ。▼これからの世界はきっと、クリエイターもそういう生き方を迫られるようになるだろう。これがマスの総意だと言わんばかりに一握りの芸術を押し付けるやり方は、もううまくいかない。きっかけはどんな理由でもいいから、誰かのライフスタイルになることが長く愛され生き残る唯一の方法になってくる。人のライフスタイルになることを考える。

[3725] Nov 16, 2019

次男、一歳の誕生日。▼今日は私も朝から喉が激痛だった。次男も夜中にあやしい咳をしていたので、みんな揃って溶連菌かもしれないと思い、朝から病院へ連れて行く。診断の結果、私は予想通り溶連菌だが、次男は特に問題なしで様子見と言われた。溶連菌は四歳以上に多く、一歳児のような小さい子はあまりうつらないのだそうだ。少し安心。私も無事、抗生物質をもらって治療開始。今晩にも楽になると言われて安堵している。▼たいへんだったのは長男の投薬だ。薬の色と匂いが強烈すぎてテコでも飲まない。泣き喚いて拒否、無理やり飲ませても吐くという具合で、散々揉めた後、最終的には無理やり粉を口の中に注いで、多少吐きながらもお茶で強引に流し込んだ。阿鼻叫喚である。▼そんな騒がしい誕生日会となったが、これはこれで一生忘れまい。選び取りは「音楽家」を最初に選び、次に「商売人」を取った。まさかの選択。私の意思を継いでくれるのかもしれない。

[3724] Nov 15, 2019

どうやら溶連菌だったようだ。全国の保育園で流行りまくっているという。どうりで私も二週間近く、喉の痛みが取れないわけだ。近々、抗生物質をもらいに通院しなければならない。▼仕事の方は、火の気の収まる気配がない。私の周りも燃えているが、ふと目を上げると対岸はもっと燃えている。対岸の火事とは言うが、自分の背中も燃えている場合はどうなのだろう。このときの反応は人による。対岸があんなに燃えているのだから、こちらはマシな方でよかったと思う者。自分の身が危険に晒されているのに、対岸の様子など眺めている暇はないと思う者。後者の方が働きものだが、案外、長く生き残るのは前者の方だったりするので、会社人生は難しい。▼私はもう、なんとかしますとだけ宣言して仕事に没頭させてもらっている。なんとかできなかった場合の傷は深いが、そうする以外に手はないと判断した。全力を出すだけだ。それを阻害する要因は、絶っておきたかった。

[3723] Nov 14, 2019

明後日は次男の誕生日。長男の体調不良が長引いているので、パーティーは延期になったが、プレゼントは選んできた。布製の豪華絵本セットだ。▼最初は乗り物にしようと思っていたが、長男の使っていたバイクがあるし、二台目というのも上手くない。かといって機械製のおもちゃは、いろいろ激しい次男の手にかかれば、きっと投げられ叩かれて壊されてしまう。背伸びした知育系もパッとしない。ままごとセットのように、長男の方が食いついてしまうプレゼントも考え物だ。――そういう流れで、妻とLINEで相談しつつ、よい落としどころとして布製絵本ということになった。ヨドバシのすぐ近く、有隣堂の絵本コーナーはラインナップが充実している。良い品が難なく見つかった。▼次男の誕生日ではあるが、長男にもひとつプレゼント。前々から買ってあげたいと思っていた飛び出す仕掛け絵本を買った。海岸がモチーフの綺麗な本。最後の頁からはタコが飛び出してくる。

[3722] Nov 13, 2019

油断していたわけではないのだが、昨日、熱が下がったので安心していたら、今日の朝は38度越えになった。再び保育園を休んで様子を見るも、40度越えの連絡が来たときにはさすがに定時退社を決意。昼は高熱でも元気だったのが、夕方から夜にかけて本格的にぐったりしてしまったという。最高は41度を記録。帰宅した私と入れ替わり、妻と長男は救急病院へ。私と次男は留守番である。▼診察の結果は風邪で、インフルエンザかどうかは処置の内容に影響しないから検査はしないとのこと。水分をしっかり取るように言われ、シロップ式のカロナールを処方された。普通の結果だが、普通の結果になっただけでもひとまず安心だ。行きのタクシーでは言葉もたくさん発していたという。発熱に伴う副作用は心配だが、緊急性のある得体のしれない病気ではなさそうだ。▼五日間、熱が下がらない場合は再度通院せよ、とのこと。最初の発熱から三日経っているので、明後日だ。

[3721] Nov 12, 2019

二日間、長男が高熱で保育園をお休み。初日に三十八度以上出た。二日目の朝は三十七度で落ち着いたように見えたものの、保育園の前まで来て抱っこしたところ、眠いというよりは元気がなくてぐったりした様子。今日も休んで家に帰ろうかと聞くと首を縦に振るので、その場で電話して休ませた。保育園の目の前で保育園を休む連絡をするという、奇妙な絵になった。▼帰宅。ベビーカーでまた寝てしまったらしい。起こすのもかわいそうなので温かくしてそのままぐっすり。二度寝ながら、けっこうな時間寝ていた。起きると上着や靴下を勢いよく脱いで「じゃあ、動画でも見よっか!」と一転。大好きなりんごを食べて、りんごジュースを飲んで、動画を見て、ゲームをして……。病気のときくらい好きなことをさせてあげたいが、病気になって休むとわがままが通じて楽しいと思われては困る。めったにないからこその好待遇だということを、わかってもらわなければならない。

[3720] Nov 11, 2019

電車でリスニング音声の聴き直し。復習が大事とは言われるが、正直、一度答え合わせをしてスクリプトを確認した文章は大体覚えているので、どうあれ二度目は聞こえてしまうところがある。新しい音源を次々とこなして聞こえない音の組み合わせを洗い出していく方が、私には合いそうだ。▼もっともつらいのが、パート2で「ワイイズンタビゲールボランティアリング……」のように、冒頭から人名が出てくるパターン。スクリプトを見れば"Why isn't Abigail volunteering"とアビゲイルが人名であることに気づくが、疑問文の形に集中しているところへいきなり捻じ込まれると、とっさには頭が人名変換してくれない。▼では、どうしているかというと、自分の知識と経験を信じて、「聞こえなかったものは全部固有名詞!」と割り切っている。実際、選択肢が流れれば"Because she..."と始まるので、「アビゲイル」が全く聞こえなくても回答に支障はない。慌てないことだ。

[3719] Nov 10, 2019

今日はリスニングセクション。3問ミス。うち、1問はマークミス。かなり聞こえている方である。本番でも、これくらいの集中力が発揮できれば言うことはない。▼パート1で落とすことはないと思うが、パート2はちょっとでも気を抜くとあっという間に持っていかれる。何しろ、冒頭の5W1Hを聞き逃したら終わりだ。他の情報から推測を立てることもできない。純粋な難易度なら3>2>4>1だと思うが、2は全パート中、いちばん神経を使うパートだと思う。▼来月の本番までに、LもRも3問ミスくらいが「最高」ではなく「標準」という線まで仕上げられると、得点が安定しそうだ。パート3とパート5を狙い撃ちしてもいい。目標が900なら、当日、激しい体調不良に襲われても、いまだかつてないほどケアレスミスをしても、900は割らないようにするのが、私のやり方である。公式模試で970くらい出せないと安心はできない。残るチャンスはあと3回だ。

[3718] Nov 09, 2019

しばらくぶりにTOEICのリーディングセクションをやってみたら、文法問題で7問も落とした。これはいただけない。間違え方を見ると、知識を忘れているというより、正解を選ぶ勘が鈍っている。「よく見れば答えわかるじゃん」というやつだ。「よく見る」ことも意外と難しいという試験の落とし穴である。▼7問の中に、知識不足で解きようのない問題はなかった。しっかり勘を取り戻せば手こずる内容ではあるまい。時間配分については文法20分・長文55分の定番配分で良いと思っている。実際にはハイペースなら長文が40分程度で終わるので、予定通りのスピードで解いたあと、文法のケアレスミスを探しに帰ってくるのが良さそうだ。▼リスニングが課題である点は変わっていない。「聞こえない」は減ってきたが、意識が飛んで「聞いてなかった」がどうしても数問混じってしまう。パート1や2ならまだしも、3や4だと痛い減点になる。集中力の強化が要る。

[3717] Nov 08, 2019

集中型バージョン管理から、分散型バージョン管理へ。より頑健で、チーム開発に即した形になるが、アジャイル風味を志向しつつも基本は阿吽のウォーターフォールで動いている我々が使うと、堅さよりも煩雑さの方が勝ってしまう恐れもある。オペレーション面での混乱は出来るだけ防ぎたい。▼新しいツールを導入したとき、避けなければならないのは「操作」が変わったと認識されてしまうことだ。変わったのは「理念」である。ここを利用者が履き違えている限り、トラブルはなくならない。以前のツールの理念を無理やり新しいツールに当てはめようとして、問題解決に時間をかけたり、不具合を引き起こしたり、使いにくいと不満を言ったり……しつづけることになる。▼運用開始したら、最初にメンバーを集めて講習をやろうと思っている。重要なことなので自習には任せない。全体像をしっかり理解して、詳細だけは自分で復習してもらう。ときには座学も必要である。

[3716] Nov 07, 2019

フェイルセーフとフールプルーフは似て非なる概念だ。ミスをしても致命的なことにならないようカバーするのがフェイルセーフ。そもそも物理的に、あるいは論理的に、ミスが出来ないよう設計しておくのがフールプルーフ。故に、正しく実装されたなら、フールプルーフの方が常に強い。フールプルーフに出来なかった部分に安全策を施すのがフェイルセーフ設計である、とも言える。▼どちらも美徳に思える。だが、今、私を苦しめているのは、実のところこれらの安全策である。フールプルーフも、フェイルセーフも、タダではないのだ。微小でもコストがかかる。もしかしたらこんなデータが来てしまうかも。こんな計算結果が渡されるかも。そのときは何もしないで抜けてしまおう。――それが単なる杞憂なのであれば、本番環境では負荷以外の何物でもない。本当にありうる正当な抜け処理なのか、過剰な防衛なのかを、せめてわかるようにしておかなければならなかった。

[3715] Nov 06, 2019

全社的に環境をGitLabに統一しようという動きがあるらしい。望ましい話だ。プロジェクト間を行き来しても新しい環境を学び直す必要がない。共通のノウハウが蓄積される。資産も使いまわしやすい。アカウント管理も一本化できる。そうして、これまでワードやメモ帳などに散在していたチラ裏のようなドキュメントは、GitLab付属のWikiへとまとまっていくだろう。いいことだらけである。▼そのうち、たとえばDockerやKubernetesなんかを駆使して、モダンな開発を経験する機会もあるのだろうか。それとも、その頃には職種が変わってしまっていて、ヒト・モノ・カネの管理と外部交渉に明け暮れているのだろうか。こうして並べたとき前者に魅力を感じるのがエンジニア肌、後者に魅力を感じるのがマネジメント肌――と括られてしまいそうだが、それも何か違う気がする。どちらを選んだとしても、そんなふうに思われたくはないと思ってしまう、難儀な自分の姿も見える。

[3714] Nov 05, 2019

激しい喉の痛みで昨晩は眠れなかった。ハロウィン模様の薬箱から古いトローチを取り出してきて、眼鏡もかけずに手を伸ばし口に含む。痛みが和らいだら浅く眠る。そんなことを繰り返していたら、朝方、ちょっとしたトラブルに遭った。目が覚めた衝撃で、トローチを飲み込んでしまったらしい。▼焦ったが、呼吸は出来ているし、緊急の問題はなかった。喉は痛いが、唾液でそのうち溶けるだろうし、真ん中には穴も開いている。闇雲に動いて変なところへ入り込まないよう、静かにしていれば大丈夫だ。そう考え、しばらくのあいだベッドサイドに座り込んでいた。絶えずトローチの甘い味がする。だが、溶けているのかどうかはわからない。▼結局、そのまま朝飯も食べずに病院へ行った。診察へ呼ばれた頃にはもう跡形もなくなっていたが、トローチでなく飴玉だったりしたらと思うと冷や汗が走る。子どもの頃、大きな氷を飲み込んでひゃっとしたときのことを思い出した。

[3713] Nov 04, 2019

喉が痛い。身体もだるい。変な風邪をもらってきた。おとといあたりから絶えず鼻水を垂らしていた次男からの貰いものだろう。今週、こじらせて仕事にならないのは最悪だ。明日は早目に病院へ行って、薬を手に入れた方がいいかもしれない。▼このあいだ勤怠記録を見直したら、今年度に入ってから体調不良で休んだことは一度もなかった。体調自体は崩しているので意外だったが、平日は気張って休日に倒れたり、風邪っぽくても熱はないので出社を強行したりして、完全な病欠を回避していたのだろう。夏季休暇も出社して代休がたまっているし、今年から一定数の取得が義務付けられた有給取得も思ったほど進んでいないかもしれない。▼とにかく、十二月までは駆け抜けて、冬期休暇はフルで取り、一月あたりからゆっくり次のプロジェクトに移行するというプランを実現したい。曲制作もそこから再起動だ。今年はもう、オフと決めている。少ない夜の時間は眠りにあてる。

[3712] Nov 03, 2019

親子四人で外食に行く場合、困るのは次男坊だ。悪い盛りの一歳前。いたずらできるものにはなんでも手を伸ばすという暴れん坊で、おまけに怒られても平気の平左で言うことを聞かない胆力は当時の長男以上。大人しめと思っていたが、ここにきてかなりの厄介坊やぶりを発揮している。▼そんな次男を連れて、どんな店に行けば落ち着いてご飯が食べられるのか。これは常に難題だ。長男とて、基本的にはまだ落ち着きのない暴走豆タンクである。今日は座敷を頼んで焼き肉屋の個室へ行ってみたが、自由に這いまわってコップや皿に手を伸ばす危険さはテーブル席以上だった。結局、座敷なら少しは楽かもしれないという期待は見事に打ち砕かれてしまった。▼案外、パセラのような食事に定評のあるカラオケ屋でファミリー席を選ぶのがアリなのではないかと思っている。高くつくが、遊び場の代わりに休憩もできると思えば休日の1コマとして悪くはない。次回は試してみたい。

[3711] Nov 02, 2019

私が見る限り、今の会社に「無能なマネジメント」はいない。あまり下から上を評価するのは好きではないが、能力的に順当であるというのが率直な感想だ。▼問題は、マネジメントのロールモデルが不在であることだ。現場で優秀な成績を残したデキル人が昇進していき、ときには有能な采配を振るい、ときには無難に、あるいはヘマをしたり、十人十色に管理職をこなす。悪いことではないが、マネジメントの質が、上がってくる人材の個人的な能力に依存しすぎている。この状態では、組織としてマネジメント力を計画的に高めていくことは難しい。ひとたび不作の時期が訪れれば、あちこちでプロジェクトが破滅するだろう。▼そのようなリスクから逃れるためには、マネジメントを会社として計画的に育成するしかない。昇進してきた人にノウハウを叩きこむのではなく、そもそも誰が、何が、当社で模範となるマネジメントなのかということを明確に示すことが必要であろう。

[3710] Nov 01, 2019

いつ頃からか、日本は無能なマネジメントが横暴を振るって高給を取り、優秀なエンジニアはスキルに見合わぬ低賃金に喘ぎ苦しんでいる――という構図が、無条件で真実だと思われるようになった。そういう事例が「暴露」されると、またひとつ証拠が積みあがったとばかりに現役技術者たちの同情が集まってくる。▼皮肉なことだが、面識もない一技術者が吐き出した怪情報を、何の検証もなく真実と信じ込んでしまう態度自体が、すでにエンジニア的でない。そういう人はエンジニアとしてちょっと信用できない。辛辣な言い方だが、自分では高度な仕事をしていると思い込んでいるだけのアブナイ人という感じがする。▼企業というマネーマシンを維持する道を探さなければならない経営側と、熱意や誠意、技術、やりがいを重視する現場側の思惑が食い違うのは当然のことだ。その妥協点を探りあうのが組織である。後者が評価されないことをもって不遇と断じるのはおかしい。

[3709] Oct 31, 2019

かなり大きな問題が解決した。解決した可能性がある。正確な検証は明日の楽しみに残してきた。ここがクリアできると十一月へ向けて一気に見通しが明るくなる。今日の帰り際に見た現象が幻でも勘違いでもなく、ぬか喜びでないことを祈りたい。▼「次」の話も始まっている。いちばん苦しいときに並行処理しなければならないのはしんどいが、非常に条件の良い話ではあるので、わりと前向きな気持ちで取り組めている。視界は良好だ。未来に向かって、少なくとも悪い方向へは進んでいない。目の前の山を越えれば、また順調な仕事生活が送れるはずだ。だからこそ無事に乗り切りたい。乗り切って、また建設的な仕事に打ち込みたい。▼プライベートな日記でありながら、公開しているが故に企業秘密にまつわる内容は何も書けないのが悩ましいところだ。今日の内容など、誰が見ても、ほとんど何のことかわからない。わかるのは、私の勉強が進んでいないということだけだ。

[3708] Oct 30, 2019

ワイヤレス式カナル型イヤホン「AirPods Pro」発売。待望のApple公式ノイズキャンセリング搭載版だ。うどんっぽさも軽減されている。旧モデルを買わないで待っていてよかった。▼AirPodsでAmazonを検索すると、写真は完璧にAirPodsだが、よく見るとメーカー名の違う3000円前後のパチモノがトップに並ぶ。レビューはどれも★5ばかり。「それは正直なところ品質の良さですが、左右に押したときに蓋にカチッという音がしますが、これは正常ですが、この製品は価値があり、安全に保ちたいが心配はありません。」もう、誰が誰に向けてステルスマーケティングしているのかもよくわからない酷さである。実は騙されているのは委託主なのではないだろうかとさえ思えて来る。▼Amazonの惨状は目を覆いたくなるレベルになってきた。検索性は皆無で、レビューは何ひとつ信用できず、値段も他の通販サイトに追いつかれている。Amazonでの買い物はKindleくらいになってきた。

[3707] Oct 29, 2019

この頃、寒さをあまり感じない。いや、寒がりなので、寒風の吹きすさぶ夜道を歩いているときは思わずジャケットを深めに絞るし、家でも冷える朝に暖かい布団から這い出るのはイヤなのだが、いざ、寒さを肌に感じてみると、どうも感覚が鈍いというか、脳が寒いと思っているほど身体は寒いと感じていないような、ちぐはぐな感じがする。いまも午前二時、夏の半袖寝巻で書いているが、あまり寒くはない。▼何かの拍子に寒がりが解消されたならいいだろう。だが、真実のところは、単に疲れているのかもしれない。疲れて感覚が鈍くなっているから、寒いとか暑いとか考えるのも面倒になって、外界の情報を脳が積極的にシャットアウトしている説だ。もしそうなら、暑さ寒さに限らず、身体的な「疲れ」そのものすら、疲れによって知覚できなくなっていく可能性もある。これがなし崩し的に身体を壊していく第一歩かもしれない。薬も切れた。明日は半日休ませてもらおう。

[3706] Oct 28, 2019

仕事では、要領よく立ち回れる方だと思う。抜群に器用とは言わないが、やった仕事に対して最低でも等倍以上のアピールは出来ている。「10」働いたのに「5」や「8」のように思われてしまうことはない。そうなりそうなときは、さりげなく印象の底上げを図っている。▼仕事をしてもいないのに、したように見せかけたり、人の手柄を奪ったりするのは単なる狡猾だが、誤解されないように努めるのは自分自身への思いやりである。自分を不当に低く評価されないように立ち回ることは、往々にして他人のことを見失いやすい組織の中における自己防衛に過ぎない。何も働きかけなくても自分の仕事が正当に評価されると期待するのは、ちょっと甘えが過ぎるというものだ。▼他の人がどう思い、どう行動するかは知らないが、私はいつもそう思っている。チームワークは、呼吸である。餅つきである。お互いにお膳立てし、声を出して連携しなければ、よい仕事は生まれ得ない。

[3705] Oct 27, 2019

PreSonus『Quantum2』は次に狙っているオーディオIFだ。低レイテンシに全てを注ぎ込んだ超特化型の製品。"Fastest Audio Interface on the Planet."の謳い文句は伊達ではなく、Thunderbolt2に加えて余計な内部工程を徹底的に省いた機体は、同程度のバッファ設定であっても現存最強の製品群を三倍以上上回る数字を叩き出す。あの手この手で数ミリ秒、ないし数十マイクロ秒を稼いでいた人にとっては、まさしく狐につままれたような話だろう。レビューサイトではレイテンシ「0.88」ミリ秒も見た。もはや体感不可能な時間差である。▼ピアノに関して言えば、ぎりぎり許容できるラインは10ミリ秒だと思っている。そこから詰めて、違和感が減ってくるのは8ミリ以下。4ミリ以下になると、よほど意識しない限り知覚は難しい。今までの製品では、音飛びしないバッファ設定でその域に達するのは難しいと思っていたが、『Quantum2』なら届く可能性がある。楽しみにしたい。

[3704] Oct 26, 2019

三菱の「霧ヶ峰」に決めた。▼型番も決まっている。あとは買うだけだが、どこで買うかは悩ましい。工事込みの金額で、ヨドバシなどの量販店と楽天などの通販を比べると、大体三万円くらい通販の方が安くなる。5年保証、10年保証をつけたら五万円だ。保証が大事なのはわかるが、今回のように10年後に壊れたところで買い替えざるを得なくなるのが関の山。メーカー保証も三年あるし、リスクに価格差が見合ってないように感じてしまう。通販に傾いているところだ。▼ときに、霧ヶ峰を選んだのは機能比較による判断だが、実はそればかりとは言い切れない。数年前、ヨドバシでエアコンコーナーをめぐっていたときに、たまたま霧ヶ峰の体験コーナーがあって、そこで浴びた冷風が非常に心地よかったのを思い出したというのもある。名前に良い印象が紐づいていたわけだ。時間差の宣伝効果。すぐに売れるかどうかだけではない。地道なプロモーションの大切さである。

[3703] Oct 25, 2019

ダウンジャケットを出してきた。ついこの間まで半袖を着ていたのに、薄手のカーディガンを羽織っていたのも二週間程度のこと、あっという間にダウンである。一ヶ月もしたらコートになるだろう。台風と雨で、ここらはすっかり冷え込んだ。夜はもう、はっきりと寒い。▼長男の冬服がやや不足気味だ。去年のうちに成長を見越して100の長ズボンを買っていたのだが、思ったより大きくならず……というより、腰回りが細いままだったので、今着せてもずり落ちてきてしまう。かといって、今から90や95をたくさん買っても、今度は履ける期間が短い。次男は平均よりもサイズが大きめ。上手く継承できるとも限らないので、買うにも慎重さが求められる。子どもの着回しは難しい。▼寝巻にも厚手が必要だ。こうして衣服のあれこれを考え出すと、季節がひとめぐりしようとしている実感が湧いてくる。暦や気温ではない。洋服だ。着ているものによって四季を感じるのだ。

[3702] Oct 24, 2019

語るべきことは、そう多くない。粛々と仕事を進めている。▼ただ、困ったのは夜中に目が覚めるようになったこと。眠りが浅い。ストレスというより、寝ていると、取り掛かっている問題の解決策とか、回避策とか、アイデアが浮かんできたりして、それを試したらどうなるか考えたり、寝惚けていると実際に試して成功した気になったりして、深く眠れていないのだ。一時間に五分といった具合で間歇的に起きている。もっとも、いくつかのアイデアは現実に日の目を見たりしていて、あながち無駄ではないのだが、とはいえ眠るときは眠らないと身体が疲れて昼間のパフォーマンスが落ちてしまう。アイデアは欲しいが、休息も欲しいのだ。▼休息を疎かにする者は、遅かれ早かれ倒れてしまう。残業時間の数字だけ見て、これくらいなら大丈夫などと思ってはいけない。破滅は一瞬でやってくる。降り注ぐ矢の雨を潜り抜けてきた戦士も、ただ一本の矢に貫かれて死ぬことはある。

[3701] Oct 23, 2019

スキマ時間でエアコンの調査を継続。▼グレードは前述の通り。あとはメーカーの違いだが、ざっくりと以下の理解で良さそうだ。AIセンサーが優れている三菱、清潔感で一枚上を行くパナソニック、内情洗浄能力の高い日立、電気代をより節約できる東芝、コンパクトな富士通、全体空調に近いダイキン、プラズマクラスターのシャープ。▼そうは言っても基本性能はほとんど同じ。各社機能の上積みでなんとか違いを出そうとしている印象だ。諸々並べてみて、僅かに引きが強いと感じるのは三菱。ムーブアイの優秀さは折り紙付きのようで、暑がりと寒がりが同居する場合は非常に良い選択肢だと言われている。高感度のセンサーで部屋の温度をコントロールするということは、結果的に最適な冷却・暖房を行うことにつながるので、電気代の節約にもなるだろう。最も要らないと思っていたAIだが、AIと言わずセンサーと言えば質が良いに越したことはない。一歩リードだ。

[3700] Oct 22, 2019

長男謎語録。お風呂に肩まで浸かりなさい、と言うと。「肩まで浸かってフーッってするとね、夜たくさんお化けが出てきちゃうけど、**ちゃんは強いからね、勝てる。左手のグーはね、タコさんなんだよね。右手のチョキはカニさんだから。強いんだよ。だからお化けたくさん出てきても怖くないよね。うん。」▼肩まで浸かるとどうしてお化けがたくさん出てくるのかわからないが、たいそうな自信のようだった。だが、夜、歯磨きを拒否するので、悪い子のところにはお化けが来るよ、もうそこまで来てるよと言うと、最初は戦うそぶりを見せていたが、すぐにビビリモードになって、真顔で「ヤダ」「お化け来ない」と言い出した。そうして大人しく歯磨きされると、「ちゃんと歯磨きしたからね、お化け来ないんだよ」とルンルンである。やっぱりお化けは怖いらしい。▼お化け以外ではダイオウイカも怖いと言っていた。イカは好きだが、ダイオウイカはダメなのだそうだ。

[3699] Oct 21, 2019

雨音がずっと聞こえている。会社から飛び出したときも大雨だった。台風ではないが、雨は強い。雨。雨。このところ休日はずっと雨だ。明日、出かける予定のある同僚は、どうやって駅まで濡れずに行くかを思案していた。移動手段が自転車なのだ。予想以上に雨脚が強ければ、きっとお出かけ自体が中止になるだろう。▼最低でも残り一ヶ月、最長でも二ヶ月、仕事以外のことは出来ないし、しない。今回は特に、解決策は見えているが作業が追い付かないのではなく、解決策自体をいくつも考案していかなければゴールへ辿り着かないだけに、他のことへ思考のリソースが割きにくい。電車の中でも、シャワーを浴びているときでも、眠れない布団の中でも、検討に値する次の策を考えている。時間は限られている。一刻も猶予はない。▼ただ、終電に向かって雨の中を走っているときは、何も考えていなかったような気がする。多忙の最中の、あの無心もまた得がたい時間である。

[3698] Oct 20, 2019

ヨドバシカメラへエアコンを見に行く。要約。▼どのメーカーも価格は揃えている。基準となる最低ラインが十万円。工事費込み。全ての追加機能が「なし」のシンプルなタイプだ。ここに五万円を追加して十五万とすると、フィルター自動掃除機能がついてくる。燃費も少し良くなるが、劇的な違いはない。さらに五万円を追加して二十万とすると、エコモード搭載となり大幅に燃費が抑えられる。毎日フル稼働が前提で、下位モデルに比べて年間一万円ほど得な計算。五年以上使うなら得、と計算させたい狙いが透けて見える。最後に、そこへ十万円乗せて三十万にすると、全部入りの最上位モデルとなる。▼メーカーごとの違いは、AIの働き方とか、羽根の洗浄方法とか、カビ対策の仕方の違いとか、加工材料の種類とか、絶対温度重視か体感温度重視かとか、そういうところにしかない。価格帯がまったく同じなのは、いろいろお察しというところだろう。これから比較に入る。

[3697] Oct 19, 2019

Nintendo Switch Liteを買う。色はグレー。黄色も良いが、シンプルな方が飽きが来ないと判断した。▼買った理由はいろいろあるが、外でも遊びたいほど面白いゲームを見つけたことと、スマホゲームの粗製乱造にあきれてしまったことの二点が大きい。仕事が忙しい時期でもあるし、ログインボーナスを欠かさず拾いにいったり、スタミナを無駄にしないよう立ちまわったり、ランキングを意識してイベントをこなしたりするよりは、ひとりの世界に閉じこもってコンシューマーの良作を遊んだ方が気楽と言える。同じような理由で原点回帰している同世代人はきっと多かろう。▼充電の難はあるが、スマホと違って移動中以外に触ることはないので、使わない時間帯に電源を繋いでいればこと足りる。いざというときはモバイルバッテリーも使えるし、さほど問題にはならないだろう。常用している一番小さいボディーバッグにもぴったり入るサイズ感。今の生活によくマッチする。

[3696] Oct 18, 2019

雨。台風が連れてきた。80cmの大型傘が頼りになる。ポケットには千円札が一枚。夕食は、中華屋さんの肉チャーハン。大盛りにしなくても大盛りのご飯。二食分くらい食べた気がする。▼閑話休題。「社長、バトルの時間です!」がリリースされたので遊んでみる。フルオートのダンジョン攻略系シミュレーション。基本的なシステムは私の理想形に近い。しかし、キャラクターによって絵のテイストが違いすぎることと、採用時の中途半端な「サクセス」がいまいち馴染めない。要素がごちゃごちゃして、整理しきれていない印象を受ける。ぐっと引き込まれるような、序盤の楽しさがいまひとつと感じる。▼ちゃんと遊べば面白いのかもしれないが、明日また起動するかどうかはわからない。皆、似たようなものだろう。惹かれなければ遊ばれないし、惹かれても肩透かしなら続かない。続いても変わらなければ飽きられる。このご時世、何かを流行らせるのは至難の技である。

[3695] Oct 17, 2019

エアコン修理。出張見積もりによると修理費は約四万。しかも、十一年前の製品だけに交換部品が間もなく出回らなくなる可能性が高く、修理後にすぐ故障しても再修理は難しいかもしれないという。要するに、古すぎるから買い換えたらどうかという提案だ。▼一般に、エアコンの耐用年数は十年くらいのものらしい。台風で壊れたというより、寿命の近づいていた室外機に台風がとどめを刺したということなのだろう。夏の暑い盛りや、真冬の凍える日々に壊れなかっただけ、運がよかったと思いたい。あせらずゆっくり考えられる。▼値段にもよるが、多機能を求める気にはなれない。洗濯機や食洗器と違って、基本的には温度を決めてONにするだけの機械である。暑い日は冷めればいいし、寒い日は温まればそれでいい。最近の流行りならスマホで電源操作くらいの機能はありそうだが、それも無いよりはあった方がいいくらいの要素である。安くて使い勝手のいい製品がいい。

[3694] Oct 16, 2019

筋トレは、きつい。スクワットを20回もやると、腿やふくらはぎが痛くなってくる。だが、誰もが理解しているように、そうでなければ筋トレの意味はない。負荷のかからない筋トレでつく筋肉はない。▼きつさは、身体が発する危険信号であると同時に、鍛練が進んでいる証でもある。ここのバランスの見極めが難しい。危険信号を無視しつづければ、心身が深刻なダメージを負う。だが、きつさを避けつづけると、いつまでも負える荷の重さは変わらない。そうして、人生の要所で立ち現れる不可避の重荷に耐えきれず、やはりどこかで心身を壊してしまう。どっちに転んでもバッドエンドになる。▼今、仕事はきつい。日々の業務に詰め込んでいる思考と実装の量は過去最大級と言える。だが、その分だけ鍛えられてもいる。今、このきつい部分を真剣に考える機会に恵まれてよかったと思っている。ここでの経験は来年の非常に重要な役目で活かされる。実のある負荷にしたい。

[3693] Oct 15, 2019

宝くじでも当たって数億円が一夜のうちに手に入らないかなあという妄想は、十分に現実的である。小さな確率とはいえ、現実に起こりうるからだ。だが、一夜にして山積みのバグや不具合が治らないかなあという妄想は、全くもって現実的ではない。どんなに小さな確率でも起こりえない。絡まった紐は、ひとつひとつ丁寧に解いていくしかない。▼そうは言っても、焦燥感に駆られると、解けそうになったところで力任せに引っ張りたくなるものだ。まして、傍で解決を待つしかない人が急かしたくなる気持ちはわかる。もうそこをこうすればあとは引っ張るだけじゃないか。いや、もう解けたようなものだから、早く次の紐へ行ってくれ。▼そうやって解けたつもりでいた紐の山が、今のプロジェクトに突き付けられた現実と言える。80%の出来映えを重ねて高速プロトタイピングしたつもりが、難解な仕事を残りの20%に押し込めて、見て見ぬふりをしてきただけだったのだ。

[3692] Oct 14, 2019

ピアノロール上でテンポを変えられる作曲ソフト、探しているが見つからない。灯台下暗しでCubaseに搭載されていないか再確認したが、やはりトラックを重ねるしか方法はなさそうだ。拍単位、十六分単位でテンポを編集する行為自体が、打ち込み界ではマイナーということなのだろう。素直にテンポタップしておけということかもしれないが、これはこれで使いにくいから頭が痛い。なかなかしっくりくるツールがない。▼この界隈、ハードウェアもソフトウェアも、日々進化しているように見せかけているものの、その実、十数年前からぱったり止まっている印象だ。明らかに新顔と言えるのは、AIを全面に押し出した自動マスタリングくらいのものだろう。それ以外の諸機能は、身も蓋もない言い方だが、ほとんどナンバリングのための素人騙しである。もうしばらくは今あるものでやっていくしかないという気がする。あるいは本当に欲しいものは自分で作っていくしかない。

[3691] Oct 13, 2019

長男を連れて台風一過の横浜へ行く。▼ヨドバシカメラの地上入口は封鎖されていた。空にせり出した八階部分の底面が崩れ落ちたらしい。傍の階段からベビーカーを持って降りると、あちこちが人だかりになっている。ジョイナス地下街、全店午後三時からの営業ということで、どこも空いていないのだった。鶴屋町「はやし田」での昼食後、長男にバナナジュースを約束していたのだが、高島屋も閉まっているし、クイーンズ伊勢丹もやっていない。「きっとどこかで飲めるはずだよ!」と励ましながら、速足で「そごう」に向かう。こちらは午後二時からの営業で、ちょうどオープンしたところだった。助かった。長男はバナナジュースを飲んで寝た。私もゴディバでショコリキサー(ホワイトチョコレート)をいただいた。たまにはいいだろう。頑張った自分へのご褒美である。▼妻に頼まれた「十二国記」の新刊は紀伊國屋で無事買えた。食べて飲んでお使いしての休日だった。

[3690] Oct 12, 2019

さっきから家が激しく揺れている。たしかに私の体験した中では最強級の台風だ。時刻は現在午後九時。もうすぐ目の中に入ろうかというところだ。▼我が家は今、目のすぐ傍の右側にある。風の強さはピークだろう。いつものことながら、降雨の方はそれほどでもない。降水ナウキャストを見ても、常に青から水色といったところだ。大体、台風が南から直撃したときは、我が家の北くらいから黄色、オレンジと変わっていき、東京の東部から関東北部にかけて真っ赤になるのが通例である。理屈は知らないが、雨の降りにくい地域なのかもしれない。▼信じがたいことだが、短時間予報を見ると一時間後には晴れるようだ。すっぽりと目に入るのだろう。レーダーには雲ひとつなくなる。過ぎ去ったと勘違いしてコンビニへ出かける人も出て来るかもしれない。もし静かになるなら、雨戸の音に驚いて騒いでいる次男が、その隙に寝てくれることを祈る。風の勢いが、また増してきた。

[3689] Oct 11, 2019

Cubaseのバージョンを上げるかどうか、真剣に悩んでいる。▼理由は二つ。アップグレードとはいえ値段が高いこと。もともとピアノロールしか使わないのにCubaseはオーバースペックなのだが、地味に欲しい機能を上位モデルに織り込んで来るので、軽々に廉価版とも行かないところが悩ましい。▼もうひとつは、これからの制作でぜひ欲しいと思っている「ピアノロール上でテンポを編集する」機能がないこと。テンポトラックを別ウインドウで表示すれば疑似的に同期することはできるが、やりたいことはそうではない。ただ、この機能を持ったDAWを知っているわけではないので、他にもないのであれば諦めるしかないだろう。比較サイト等にも情報は見つからない。ひとつひとつ、フリー版をダウンロードしてきて試してみるしかない。▼もし、このあたりの選択にも時間をかけられないようになったら――いつかiMac+Logicのような鉄板構成に頼る日が来るのかもしれない。

[3688] Oct 10, 2019

今週末。土曜日に重要なイベントを控えていたのだが、運悪く最強の台風が首都圏に直撃するということで、公式に中止となった。交通機関も大事を取って運転を見合わせるそうだから、どのみち開催しても辿り着ける人はいない。中止自体は残念だが、妥当な判断である。▼「ひまわり8号リアルタイムWeb」で台風の姿を見ると、未曽有の台風という表現が誇張でないとわかる。この風貌、この目の鋭さ、そして、日本列島を飲み込むほどの馬鹿げたサイズ。これが太平洋からまっすぐ北上して直接関東を襲う。現時点でも920hpaなので、上陸時も940hpa程度を覚悟せねばならないだろう。沖縄や九州に飛んでくる「猛烈な」台風である。今からもう恐ろしい。▼明日は早目に帰る予定。仕事のために金・土・日の泊まりを画策している人もいるようだが、万が一のときに孤立してしまうので素直にやめたほうがいいと思う。我々の仕事が遅れても人は死なない。だが、台風で人は死ぬ。

[3687] Oct 09, 2019

調整したきりのピアノを外で聞いたら、高音が刺さって聞こえる。だいぶ近い。入れ込んでいるときは気がつきにくいが、リバーブのかかり方に合わせるならもうちょっと奥だろうと思って、高音を引っ込めてみた。今度は低音から高音に向かって奥へ沈んでいく勾配がありありと見えてしまう。これではダメだ。かといって、一律で下げると単にピアノが遠ざかってしまって、もともと目指していたアタック重視の打鍵感が得られない。▼いろいろ考えた結果、最近傍のマイクだけ薄くハイカットEQをかけることにした。私の遠い記憶に響く、芯がありつつも表面のかすれた、あの「ピアノの高音」に近い。2kHz以上を0.65dbカット。こんなものだろう。調整している途中、中音域だけ手前に気持ち出した方が静かなパートが映えることに気がついたが、あんまり触りすぎて自分でも気づかない歪みが混じるのはイヤなので、やらないでおいた。知見はいつかの調整で役に立つだろう。

[3686] Oct 08, 2019

次の仕事では、これまで私を支えてきてくれた優秀な後輩と別れることになった。十二分に育ってきたので、分散させた方が全体のためという判断である。当然の采配だろう。彼ならもう、どこへ行ってもやっていける。▼ひとつだけ気がかりなことはある。私はここ数年、彼が素晴らしいサポートを提供してくれたおかげで、気持ちよく自分の仕事に集中できたし、成果を上げることも出来た。一方、彼を支えられるだけの後輩が彼の世代の下に育っているかというと、残念ながら疑わしい。つまり、そういう存在を、これから彼自身の手で育てていかなければならないわけだ。自分の出力を上げることは二の次で、今後の未来を占うのは、長い目で見れば利他的な育成であるという意識の転換が出来るかどうかが鍵になる。▼だが、上段に構えた助言なぞは不要だろう。彼ならきっと大丈夫だ。傍目に見てもどうしようもなく危険なときと、頼られたときだけ、さりげなく力になろう。

[3685] Oct 07, 2019

2019年、横浜ベイスターズの戦いが終わった。二位からのCSファーストステージ敗退。無念のポストシーズン退場である。▼苦手な阪神を相手に、ここ一番でも勝ち越すことはできなかった。四年間、ベイスターズのホーム球場である横浜スタジアムで負け越し続けた。今年のペナントでは奇跡的に1カードだけ勝ち越したものの、あとは惨敗。この勝率はもう、オカルトや思い込みの域を遥かに超えている。▼だが、来年はここにチャンスがあると見たい。特定の球団にこれだけ勝てないということは、確実に論理的な理由がある。その理由について、ラミレス監督は今年も「わからない」と発言していたが、優勝を目指すならわからないままではいられないだろう。どれだけ強く見えても、特定の球団にカモられているうちは優勝できないとよく言われる。データ野球はお家芸のはずだ。オフでデータを揃えて、来年の飛躍に期待したい。――今年も良いペナントをありがとう。

[3684] Oct 06, 2019

リンツのチョコ「リンドール」を買う。ばら売りを袋に詰めて10個ほど。ダーク、ホワイト、その他。欲しいやつを適当に放り込んだ。▼リンドールが美味しいことは言うまでもないが、ふと、頭痛のせいかもしれないが、いろいろなものの値段をリンドール換算する思考に囚われた。たとえばエアコンの修理代。室外機が壊れている。仮に三万円としても「一日ひとつのリンドールを食べられる権利」約一年分。こう考えると、とんでもない出費に思えてくる。▼同じ日にヨドバシでMacBookProを見た。リンドール計算に照らしてみると、やはり現代のノートパソコンは高くなりすぎたように思う。全てを最高設定にした15インチモデルの値段は、税込みで617430円だ。これから毎朝、十七年間、リンドールを口にできる権利と等価なのである。それは逆に言えば、リンドールを節約するくらいの努力では、十七年経たないと買えないということでもある。私はリンドールが食べたい。

[3683] Oct 05, 2019

我が家で次男を笑わせるのがいちばん上手いのは長男だ。おもちゃの取り合いで喧嘩もするが、平時はいたって仲が良い。長男がおどけたことをしたり、ちょっかいを出したりする。次男が笑う。笑ったのが嬉しくて長男が繰り返す。次男が爆笑する。二人でゲラゲラ笑う。ずっと笑っている。▼今日、ふと見ていて思った。子どもはたいてい、面白かったことの再現を求める。何度でも求めてくる。もう一回、もう一回、もう一回……。大人の場合、最初は自分も楽しみながらやっていても、十回、二十回となると、さすがにげんなりしてしまう。飽きてしらけてしまって、再現にも身が入らなくなる。なんとなくつまらない空気に変わってしまう。けれども子ども同士の場合、やる方も飽きない。相手が笑うなら同じことを何度でも繰り返す。最初と同じテンションで、あるいはバリエーションを強化しながら。そういうところも良いのだろうと思った。年齢差の親近感だけではない。

[3682] Oct 04, 2019

AならばBである。BならばCである。CならばDである。では、AならばDは確実だろうか。▼少なくとも論理の世界では、確実である。Aであるなら胸を張って、Dであると断言しなければならない。だが、現実の世界で同じ状況に出くわしたとき、Dだと断じるのは意外と難しい。AやBに自然言語で記述された複雑な命題が代入されると、とたんに論理の規則まで揺らいでくる。AならばB、BならばCだけど、待てよ、Bじゃなくてβという可能性もあるのでは。そうしたらDとは言い切れないんじゃないか。そうだよ、もしDだとしたら、最初はAじゃなくてαの方がありそうだし……。そんな支離滅裂な議論に、平気で落ち込んでしまうのだ。▼AやBの具体的な表象に惑わされず、Dだと断じることに迷わない、悩まない、時間をかけない人のことを、論理力があるという。それだけである。話し方とか、フレームワークを使いこなせるとか、そういうことではないのだ。

[3681] Oct 03, 2019

獅子奮迅、と自分で言うのもなんだが、今日はかなり仕事を進めた。主観ではなく客観で見て、成果ベースで三日分くらい仕事をしたと思う。ハマると何日も費やすA級バグをいくつも取れた。あたりのつけ方もよかったが、運も味方してくれた。▼体調は良くなかった。頭と喉は痛いし、熱っぽい。ときどき朦朧とする。しかし、今日に限って言えば、それが良かった。脳に余裕がなかった分、目の前の論理に没頭できたような気がする。かろうじてひとつのことには集中できる程度の症状だったということだ。結果的に、ひとつのことだけに集中できて効率が上がったと言える。▼いろんなところへ気を回した方がよいタイミングもあれば、目の前の問題に没頭して些末事は人に投げた方が全体として上手くいくこともある。今日のような集中型を平時にも意識して発揮できれば、またひとつ器用な働き方が出来そうだ。だが、今はひとまず身体がつらい。悪化する前にもとに戻そう。

[3680] Oct 02, 2019

計測。ボトルネック特定。可能なら対処、難しいなら検討、不可能なら放置。次のボトルネックを特定。可能なら対処、難しいなら……。▼最適化を長くやればやるほどわかってくる。このイテレーションを実直に回すしかないのだと。このたったひとつの定石から外れた最適化は、確実に、何らかの形でリスクを伴う。取る必要のないリスクである。ギャンブルが好きなら勘と経験で華麗に最適化を施していくのもいいだろう。だが、同じ時間とスキルを注ぐなら、最適化の度合いで計測と修正の繰り返しを凌ぐことはできない。地味なのだ。本当に地道な仕事なのだ。▼また、最適化はなるべく少ない人数に任せるべきでもある。各人が実装にあたって自分が最適だと思う最適化を施すことは、全体最適において効果がないし、場合によってはマイナスになることもあるからだ。最適化は、わかっている人がまとめてやったほうがいい。これもまた、数少ない金科玉条のひとつである。

[3679] Oct 01, 2019

次男が立った。▼かなり前から掴まり立ちはしていた。しかし、完全に数秒間、自立して立ったのは恐らく昨日今日が初めてだ。現在、十ヶ月半。同時期の長男に比べてやや太り気味なので、安定感は乏しいが、ぷるぷるしながらもちゃんと立っている。すぐにでも歩き出しそうだ。歩き出したら止まらないだろう。玄関へ通じるドアがとりわけ好きで、そこが開くとドアの見えない遠くにいても、シャカシャカと猛スピードで寄ってくる。後追いも激しく、何かと移動欲の強い次男坊である。行動範囲がどうなることか、今から恐ろしい。▼次の注目はもちろん歩行だが、言葉にも期待している。わりと口達者で、早いうちからいろんな音を出していた。親の言ったことを真似をしているように聞こえることもある。意味のある言葉が出てくるまで、そう時間はかからなそうに思われる。長男の最初の単語は「たこ」だったが、次男は何と言うだろうか。「いか」ではないだろうが……。

[3678] Sep 30, 2019

デービッド・アトキンソン『新・生産性立国論』読了。▼議論の方向性は正しいように見える。しかし、この本だけで議論の細部まで肯定するわけにはいかない。数字とグラフを多用して統計を畳み掛けると、いかにも主張に裏付けが取れていて、著者が全てをファクトベースで話していると錯覚しがちだが、実際には、そこに載せなかった数字、省いた指標、含めなかった分母がある。載せないことが著者の不義理だというのではないが、恣意的ではある。▼日本の人口は減っていく。人口が減ればGDPは下がる。GDPが下がれば社会保障は維持できない。人口が減るのにGDPを維持するには、移民だと数千万人が必要、残業だと一日二十時間労働が必要な計算になり、非現実的。ならば残された道は生産性を上げるしかない。生産性と効率を混同してはならない。非生産的なことを効率よく行うことはできる。生産性とは付加価値の総合である。国民1人当たりのGDPである。

[3677] Sep 29, 2019

デービッド・アトキンソン『新・生産性立国論』を買う。▼買うつもりはなかった。私はただ、Kindleストアで話題のビジネス本を逍遥していただけだ。それが、どういう間違いか、本書のページへ飛んだつもりが「ご購入ありがとうございます」になった。意図せず二重クリックになってしまったのかもしれない。▼キャンセルはできる。だが、これも何かの縁と思い、読んでみることにした。物事のきっかけは、自分の意図通りに事が進まなかったところから生まれてきたりするものだ。セレンディピティなんて大袈裟な話ではないが、たまにはそういう判断があってもいいだろう。▼書店はウェブストアと違い興味のない本まで視野に入るから、新しい情報と出会いやすいと言われる。であれば、案外、購入というアクションまで偶発的に起こってしまうウェブ書店があったら面白いかもしれない。大体、売れている本なんて、どれも面白いものだ。欲しいのは読むきっかけなのだ。

[3676] Sep 28, 2019

長男とヨドバシカメラへ行く。▼トミカでも買ってあげようと思って、変形ステーションとか、高階層タワー型パークとか、いろいろアピールして回るが、いまいち響かない。そうして、一人で歩かせると粘土のままごとセットを持ってきて、これを買うと言う。他にいいものがあるかもよとなだめてフロアをぐるり。次は「ラーメン屋さんセット」にハマる。今度はテコでも動かない。他の何を提示しても「ヤダ」の一点張りである。▼箱を見ると氷水が必要とある。あるいはお湯。これは……面倒そうな奴だ。知育的な意味のある面倒さならいいが、どちらかというと単に手がかかるだけのタイプである。これは躱したい。しかしこだわっている。なんとか琴線に触れる別商品がないかとあちこち探すと、うどん、そば、パスタ、ラーメンが作れるという麺類万能なままごとセットを発見。こっちがいいに決まっているよと言うと、意外とすんなり納得してくれた。ほっと一息である。

[3675] Sep 27, 2019

二時過ぎまで起きているのは久しぶりだ。▼さすがに寝不足続きで昼から夕方にかけては眠かった。早目の夕食。うとうと防止のためにコンビニで濃い緑茶を買い込んでくる。ここまでくるとカフェインも気休めだが、取らないよりはマシだ。水分補給の効果だけでもいくらか目が覚める。▼開発のフェーズは、迅速さと正確さを要求する設計・コーディングから、厳密さと慎重さを要する検証・確認へと移ってきている。最も眠気に襲われやすいタイプの業務である。手の動かない待機時間も増え、時間の進みが遅く感じられる。期限が迫っていてマクロな時間はないのに、ミクロな秒針の進みはゆっくりという、神経を擦り減らす時の流れである。▼それでも検証の結果、実装の粗が認められたり、潜在的なバグが見つかったり、高速化のポイントが発掘されたりしたときは、ちょっと報われた感じがして嬉しい。やらないよりはやってよかったと思える。意味こそが仕事の華である。

[3674] Sep 26, 2019

停止。不正なデータが見つかる。ありえないヘッダの構成だ。バイナリエディタで開いてみるとメタ情報が壊れている。ダメファイルである。▼しかし出所が問題だ。生データからバイナリまでの経路をくまなく辿っても、ファイル故障の痕跡が見当たらない。故障しそうな個所もない。極めつけには、再現性がない。誰かが最初からコンバートを走らせると、不正なデータもどこかへ消えてしまう。問題が一時的に解消する。そうして、忘れた頃に再び停止として立ち現れる。▼有識者と協力して追いつめているが影も踏めない。もはやハードウェアの問題を疑っている。しかし、ハードウェアの問題であるなら、そうと立証しなければ追加購入を認めてもらうのは難しい。新しく信頼性の高い高級品に替えた挙句、即再発しましたでは通らない。そんなことになっては針の筵である。忙しい時期に面倒だが、壊れかけのディスクを使って高確率で再現させるといった寝技が必要になる。

[3673] Sep 25, 2019

連日一時。退社する頃から寝惚けているので気の利いたことは書けない。土曜日は子どもの運動会だったが、一部始終を四百字にまとめるにはもう少し明晰な頭脳が必要だ。早く帰れた日にでも落ち着いて書く。▼膝のその後。徹底して衝撃・圧迫を避けているので痛いと感じることはないが、それはぶつけたり押したりしていないから痛くないだけで、力が加われば前と同じように痛むと思われる。水による腫れは引いていない。通院したときより膨らんでいるが、よっぽど酷いことにならない限りは来院しても何も出来ないと言われてしまったので、どうあれ刺激せずに様子を見るしかない。▼問題は山積みだが、出社するたびに問題が増えている。わが身はひとつしかないので、丘だろうが山だろうがひとつずつ順番に片づけていくしかないのだが、利子にもならない程度の支払いで、元金が減らないことには焦燥感を覚えずにいられない。明日やるべきことは、常に今日より多い。

[3672] Sep 24, 2019

朝、通勤中。「Battery Low.」音声案内が三回流れ、アポロ7の電源が切れた。四十分である。購入当時はバッテリー三時間を標榜していたし、事実、ぎりぎり往復くらいは持ってくれていたのだが、あっという間にへたってしまった。もっとも、アポロ7の発売時はまだまだセパレートタイプの黎明期。ある程度は致し方ない。▼物理的なサイズの問題である。バッテリーの消耗は、しばらくは完全セパレートタイプの弱点でありつづけるだろう。小型化による音の弱さとバッテリーの寿命を少しでも改善しようと、各社本体サイズを巨大化させる傾向にはあるが、重さの点でも見栄えの点でも限界がある。現行サイズなら三年持てば御の字だろう。年単位の消耗品と割り切って買うくらいでないと、がっかりするかもしれない。▼しばらくは有線で我慢する。取り回しは悪いがバッテリーが切れない安心感はある。このあたりは無線充電が実用化するまで、いましばらくの辛抱である。

[3671] Sep 23, 2019

iPhone11が発売。わかりにくかったSだのRだのは撤廃され、Proか無印か、Proなら大型か小型か、という二択二回の三択になって、わかりやすくはなった。ネーミングも素直なナンバリングである。良い路線に戻ってきている。▼ただ、性能のグレードアップはたいして認められない。正直なところ、違いは本当にカメラくらいだろう。あの見栄えでも高性能なカメラをスマホに積みたいという人以外が前作から乗り換える理由は皆無のように思われる。CPUも7nmプロセスから変わっていないし、実測も二割前後の差と控えめ。カメラにこだわらない人は、率直に来年を待つのが吉といって差し支えないだろう。▼むしろ新製品騒動でXRの在庫がだぶつくようなら、そちらの方が狙い目になる。型落ちによる値下げに加えて、乗り換えやら休日キャンペーンやらを利用できれば、破格のアップグレードも夢ではなかろう。現役ユーザーとしてもXRはおすすめできる。値段次第で即決である。

[3670] Sep 22, 2019

調整したピアノをコンポの方で聞いてみた。いい響きだ。これまでの音源だと、ピアノらしさをヘッドフォンでの音響に全振りしていて、スピーカーで聞くとこもったり尖ったりしてリアリティがなかったが、今回は鍵盤ごとにEQ調整していることもあり、家のどのスピーカーで聞いてもピアノらしい音がする。粒度重視なので奥行きは不足するが、これは好みの範疇だろう。実際に演奏したMIDIを再生したら、ほとんど実演奏と区別がつかないのではないかと思う。▼だが、目的を見誤ってはいけない。目的は実演奏を再現することでも、実演奏らしくすることでもない。むしろ、実演奏には出来ないこと、やりにくいこと、やろうとしないことをやるのが進むべき道である。音がリアルなのはオマケなのだ。どう聴いても打ち込みだが、馴染みあるピアノらしい響きがして嬉しい――それが本懐である。だから、これまでもこれからも、演奏に寄せる気はない。楽しければいい。

[3669] Sep 21, 2019

V逸というのは、順当に行けば優勝であっただろうチームが優勝を逃すことを言う。そういう意味では、今年のベイスターズはV逸とは言えない。怪我人も含め、この時期まで優勝争いが出来るような戦力ではなかった。素直に大健闘と称えるべきだろう。▼あとはこのまま二位で終われるかどうかだ。三位でCS、日本シリーズを経験し、優勝争いからの二位を経験すれば、いざ順当な戦力が整ったときに一位を勝ち取れる地力がつく。一歩ずつのステップアップでいい。ファンとしても、それで十分楽しめている。優勝するかどうかより、優勝に向かっているかどうかのほうが大事だ。▼人は成長にこそ惹かれる。成長するから物語である。それはきっと、創作や芸術にも言えることだろう。最初から最後まで同じレベルで展開される作品は、たとえ高品質であっても共感性に欠ける。苦労した痕跡も、作者の成長も感じられない作品は、今後いっそう価値を失っていくだろうと思う。

[3668] Sep 20, 2019

帰路。他部署の新人さんと話をした。▼何年目ですかと聞かれてとっさに出てこない。入社年度から数えると十年目だ。そうだ、十年目なのだった。新人のときは大先輩に見えた人たちの年次である。いつの間にか自分がそこにいるというのも信じがたい。十年仕事をしてどうでしたかと聞かれる。ストレートな良い質問だ。だが、ストレートな良い答えは返しにくい。あっという間だったかな、という月並みな答えになる。あっという間。嘘ではないが、その答えの裏にある思いは複雑だ。▼仕事一筋に生きる選択をしなかったことは賢明だったかな、と続ける。仕事に全力投球な人を悪く言うつもりはないが、職業柄、あんまり仕事に打ち込みすぎると、ふとしたときに熱が冷めたり、飽きが来たりして、後悔したり不安になったりすることが多いように思う。そんなふうに辞めていく人を何人も見た。だから、仕事が好きでも仕事は人生のついでと思った方がいい。そんな話をした。

[3667] Sep 19, 2019

ついに「寒い」と感じるようになった。帰り道、深夜の坂。線路の傍を吹き抜ける風が冷たい。半袖一枚だと何か羽織りたくなる。こうなるとついに秋という気がする。去年はそう感じる暇もなく冬になった。今年は秋があってよかった。▼十月、十一月は最繁忙期になる。間に合うのか、見通しは立つのか、といった上層部からの不安げな問い合わせが増えているが、私の回答はいつも「なんとかします」である。実際、そうとしか言いようがない。勝算はあるが、その算段をああでもないこうでもないとこねくり回したところで勝利には全く貢献しないのだ。必勝の計画などありはしない。機体もエンジンも故障音を立て始めた墜落寸前の飛行機を、ちゃんと陸地に降ろせるのかという話である。限界までソフトランディングを目指しますという答え以外に適切な回答はないだろう。▼根拠はなくても自信があれば、あとから根拠がついてくることもある。何もないときは自信が肝だ。

[3666] Sep 18, 2019

右膝。診断結果は滑液包炎。▼膝立ちや衝撃が原因で膝蓋骨の下部が炎症を起こしたらしい。心当たりはないかと聞かれたが、これといってない。ただ、子どもたちの相手で膝立ちをすること自体は多かったから、それらが積もり積もってということだろう。今後は気をつけないといけない。▼肝心の治療法は、どうも待つしかないようだ。衝撃や圧迫がなければそのうち治るという。最も怖いのは傷からの感染なので、傷つけないように、湿布なども貼らないようにという指示。素人判断で湿布を貼るのはやめたほうがいいという判断は正解だった。感染を避け、圧迫を避けていれば治癒が期待できるが、それでも治らず患部が激しく膨れ上がった場合は再度通院。日常生活に支障を来たすほど酷くなったら感染がなくても切開するとのことだった。▼尚、膝への負荷は全く関係ないらしい。ランニングやスクワットも膝が圧迫されない格好であればやってよいそうだ。これは助かった。

[3665] Sep 17, 2019

休日になると頻繁に電話が来る。NTT正規代理店とやらだ。「このたびご契約の回線はそのままで料金が二千円お安くなるプランをご紹介させていただきます」と始まり、「つきましてはルーターを交換させていただきますのでお日にちを」などと勝手に話を進めてくる。なにひとつ変わらないのに二千円安くなるだけなのだから断る理由などあるはずがないという風情である。詐欺に当たらないのか疑わしい。▼この手の輩、前まではスマートバリューを持ち出すと大人しく引き下がったのだが、最近はauひかりから乗り換えてもスマートバリューはそのままお使いいただけますと言うようになった。どういう理屈かわからないのでauショップで聞いてみますというと、auショップはそういうことはわからないと思いますので、などと言ってくる。この時点でもうまともではない。後で詳しく仕組みを調べてみるとまるきり嘘ではないらしいが、あまりにも一方的な勧誘である。

[3664] Sep 16, 2019

膝が痛い。▼ちょうど一ヶ月ほど前から痛かった。歩いたり走ったりは問題ない。何ならスクワットもできる。ただ、床に膝をつくと激痛が走る。要するに押すと痛い。子どもに叩かれても痛い。▼痛みを感じてからしばらくすると、痛いと感じることがなくなってきたので、様子見のうちに良化したのだと思っていた。本当に良化してからまた悪化したのか、あるいは右膝をつかないように生活するテクニックが磨かれすぎて気づかなくなっていたのか。真相はわからないが、歩くときも痛いくらいの方が早目に受診できたかもしれない。圧倒的な不便さを強いるほどの苦痛でないことが逆に災いしてしまった。▼触ると水が溜まっている。左は膝小僧が硬いが、右は柔らかい。移動する液体を感じることができるくらいの柔らかさだ。注射で抜くなんて話になると痛そうでいやだなと思うが、まかり間違ってまともに歩けなくなったりするほうが遥かに困る。注射で済むなら御の字だ。

[3663] Sep 15, 2019

「はちみつ専門店ラベイユ」へ行く。▼そごうに入っている愛媛発祥の専門店。朝のパンケーキにかける良いハチミツがないかと立ち寄ってみた。飴色、琥珀色の小瓶が壁一面に並んでいる。その中のひとつ、国産アカシアの瓶を手に取る。なかなかのお値段。甘そうなりんご色をしている。色や値段を見ながら妻とあれこれ喋っていたら、店員さんが試食を勧めてくれた。せっかくなのでハンガリー産のアカシアのをもらう。これぞハチミツというオーソドックスな甘味がする。だが、国産の方も同じ感じですかと聞くと、店員さんが得意顔になる。産地によって味は違うんですよ。ぜひ食べ比べてみてください。たくさんもらうのも悪いと思いつつ二度目の味見。驚いた。想像以上に風味が違う。私はハンガリー産の方が好みだった。▼その後も様々な瓶を味見させてもらったが、口にするたび味の違いに驚いた。ハチミツも奥が深い。順々にいろんな瓶を試してみるのも楽しそうだ。

[3662] Sep 14, 2019

ディスクのクローンに失敗する。▼とあるマシンでシステムドライブの容量が不足したためクローンを決意。しかし、SSDに付属しているクローンツールはディスクを認識してくれず、代わりに落としてきたクローン元SSDのメーカーツールもライセンスコードがなくて使えない。規約上利用可能なフリーツールも探して試してみたが、どれもクローン先ディスクがブートしないという現象に悩まされる。UEFIのクローンは面倒と聞いてはいたが、予想以上に上手くいかなかった。▼ライセンスもネットワーク管理になったのだから、システムのディスク移行くらい公式がサポートしてくれてもいいのに、と思ったりもする。日進月歩のパソコン進化の中で、どういうわけか何十年も不便さが変わっていないところだ。それとも、今後はOSもクラウドに移行して、システムディスクという概念自体が無くなっていくのだろうか。なんにせよ、渦中のPCは再セットアップである。

[3661] Sep 13, 2019

夕飯。海鮮あんかけチャーハンと麻婆豆腐で悩む。▼珍しく一人だったこともあり、けっこう悩んだ。店に入るまではチャーハンの気分だったが、メニューを見ると四川山椒麻婆豆腐が訴えて来る。漆黒の土鍋に映える赤。だが、四川である。辛いに違いない。予定通りチャーハンにしよう。甘口のあんかけチャーハンで和んで仕事に戻ろう。そう思ったとき、麻婆豆腐のフレーバーテキストが目に飛び込んできた。「厳選・香辛料のやさしい味わい。」▼その一文が決め手で麻婆豆腐に決めた。やさしいとまで書いておいて激辛ということはないだろうと踏んだ。果たして、配膳されてみると全面にラー油の浮いた激辛感満載の見た目だが、口にしてみるとそうでもない。辛いは辛いが、食の進むちょうどよい辛さである。賭けに勝った。テキストは正しかったのだ。▼ちょっとした説明が人を助けることもある。誤解されそうなものには先回りしてフォローする気遣いの大事さである。

[3660] Sep 12, 2019

オークス馬、チョウカイキャロルの訃報を見る。28歳。▼チョウカイキャロルがとりわけ好きだったというわけではない。だが、彼女の世代、つまりナリタブライアン、ヒシアマゾンの世代は、私の競馬遍歴の入口の年でもある。ここより下ってテイオーやルドルフとなると、ちょっと歴史という感じがしてくる。好きな馬といってもライスシャワーくらいしか出てこない。ビデオの中の世界である。G1だけでなくG2の顔ぶれも憶えているような世代は、やはりブライアンからだ。▼その時代の名馬たちが、もう亡くなる時期に差し掛かっているということにハッとさせられた。もう不幸な夭逝ではない。ごく普通の寿命を迎えて、この世から去っていくわけだ。なんとなく――そこまでセンチメンタルな気持ちではないが――寂しい思いがする。ただ、動画サイトのおかげで、彼ら彼女らの雄姿を見ることが簡単になったのはありがたいことだ。エリザベス女王杯でも見に行こう。

[3659] Sep 11, 2019

「これはね、秋になったらね、エビになるんだよ!」▼マグネット釣りセットのカサゴを手に持って長男が言う。もちろんエビになりはしないし、そんなことを教えてもいないのだが、どうも「秋になったら……」という表現を使いたいらしい。「これは?」と外れアイテムの「やかん」を持たせると、迫真の表情で「これも秋になったらエビになる」と言う。たいてい何でもエビになるらしい。▼どうやら、妻が「秋になったら、どんぐりが落ちてくるよ」とか「秋になったら、蝉さんがいなくなるよ」と言い聞かせているところから輸入してきたようだ。今日、登園中、蝉の声が聞こえなくなったので「秋になったから蝉の声がしなくなったね」と言ってみた。「秋になったから……ポコポコボウシもいなくなった」と長男。ポコポコボウシというのはツクツクボウシのこと。何度訂正してもポコポコになるのでそのままにしてある。ポコポコボウシもエビになるのか、聞いてみよう。

[3658] Sep 10, 2019

スタインウェイピアノを探る。これまで以上にベロシティの感度とダイナミクスが大きいので、mpだから70前後、mfだから85前後といったアバウトな調整は許されない。同じドレミファソの階段でも、80均一にするのと75〜85の間で適切に強弱を付けるのとでは、響き方に大きな差が出てくる。慣れるまでは今までの何倍も時間がかかりそうだ。▼ただ、慣れてしまえば、手癖ならぬマウス癖でさくさく置けるようになると思う。さくさく置けるようになっていなければ困る。大丈夫だ。たとえ79と80の響きが違うとしても、MIDIのベロシティには128段階しかない。どんなに厳しく見積もっても、最高で129個分の音を憶えれば良いだけの話である。▼あとは経験あるのみ。音作りは終わったので、とにかく置いてみて、聴いてみて、感触を確かめていくフェーズに入る。一曲と行かないまでも、何かしら耳コピで打ち込んでみるのがよさそうだ。ひとつ、テストに適した曲を探している。

[3657] Sep 09, 2019

スーパーマリオ・オデッセイに「お地蔵さま」を操作できる場所がある。お地蔵さまに帽子を被せて大変身。地蔵になってドスンドスンとフィールドを歩き回るのだ。▼これが長男のツボにはまったらしく、一歩動くたびにゲラゲラ笑う。大爆笑である。しかし、笑うのは良いが、笑いながら「おーじさまはどこへ行くの?」と言う。王子様じゃなくてお地蔵様だよと言うと、しばらく治らなかったが、やがて「おじさまはどこへ行くの?」と言い出した。叔父様じゃなくてお地蔵様だよ。「おじーさまはどこへ行くの?」お爺様じゃなくてお地蔵様だよ。「おじょーさまは」……。▼ネタのようだが誇張はない。お地蔵様というのは、子どもの口だと言いにくいのかもしれない。それにしても、お嬢様はともかく王子様、叔父様、お爺様が、実はいずれも同じ単語のどこを伸ばすかしか違いがないという発見は面白かった。長音符の有無だけ。慣れていない人には差がわかりにくかろう。

[3656] Sep 08, 2019

史上最強級の台風が関東に迫っている。▼史上最強。前代未聞。空前絶後。関東を襲う大型の台風には、やや大袈裟とも言える様々な冠が被せられてきた。だが、今回は大袈裟とも言いきれない。高解像度降水ナウキャストを見る限り、非常に強い勢力を保ったまま南の海岸から首都圏を直撃しようとしている様が窺える。21時現在で955ヘクトパスカル。自分の頭上に来る直前の数字としては、ちょっと見たことのない値である。▼いつもの西からやってくる台風なら、横浜は強力な箱根バリアによって守られる。どんなに強いと言われていても、箱根を超える頃にはトーンダウンしているのが常だ。しかし、15号はこの防壁も巧みにすり抜けてきた。太平洋から北上しつつ、上陸直前に西へ戻って東京や横浜を掠めていくという奇襲経路である。これでは箱根も機能しない。どうにもならない。▼さいわい夜からの速度は速いようなので、明朝にはいなくなっていることを祈る。

[3655] Sep 07, 2019

マルチツールとドライバーセットが会社に欲しい。▼ミドルウェアの要求スペックが上昇したことにより、PCの換装作業が増えた。特にM.2は装着方法を知らない人が多いので、代わりにやることが多くなっている。ひとつ前のBTOスリムタワーはマザーボードの裏側に装着するタイプで、受注時にM.2を指定せず後から追加する場合はケースのフレームから何から全分解してマザーボードを取り外す必要があり、しんどかった。ミニATXの分解なんて家でもやったことがない。ケーブルの束をかき分けながら、大きいことはいいことだとつくづく思った。▼問題はドライバーだ。当社は備品が極めて欠乏していて、部署全体で2セットしかドライバーがない。取に行くのも大変だし、売り切れていることもしばしば。分解、換装を請け負うたびにドライバー探しするのも面倒だし、使いやすいマイドライバーが手元にあればいいな――と思うに至った次第である。私物万歳だ。

[3654] Sep 06, 2019

カレー屋さんで見た光景。▼小さな子がテーブルの真ん中に手を伸ばしていた。水を取ろうとしているらしい。隣のお母さんはスマホを見ている。子どもの手が伸びていく。危ないな、と思っていると案の定、水のコップの端に手が届いたところで、子どもがコップを倒してしまった。ガシャン。こぼれる水。「何やってんのあんたは!!」気づいた母親が大声を張り上げた。ベシンと強く叩かれて、子どもも泣いた。▼それは違うだろうと思いながら見ていた。何度も水に手を伸ばす子どもに親が少しでも注意を払っていれば、注意することも、危険性を諭すことも、取ってあげることもできたはずだ。そういうフォローを何もせず未熟な子どもが起こした結果だけを見て怒鳴りつけるのは、全く理に適わぬ理不尽な仕打ちである。▼仕事も同じだ。過程の監視を怠った上司にはいかなる結果も責める資格などない。監視は疲れるが、それが仕事である。ヒラより高い給料の対価である。

[3653] Sep 05, 2019

会社で、やりたいことがある。▼そのやりたいことというのは、こういうことで、こんな信念に基づいていて、こういう効果が期待できて……と言いたくなるが、今回に関してはもう、問答無用で次のプロジェクトから始めてしまった方が良いと思っている。▼新しいやり方を布教するときの最もズルくて効果的な方法は、妥当性を検証したり合意を得たりする前に、とにかく始めてしまうことだ。スタートを大掛かりにするほど、静止摩擦力は増大してしまう。そうならないように、とりあえずこっそり一人で動かしておく。そうして、一緒に押してくれる人を増やしながら、そこそこまでスピードを上げてしまう。こうなるともう、わざわざ止めるより乗る方が楽ということになる。中立な人も、止めるよりは乗ってくれるようになる。勝ちである。▼動いて流れを作るとはそういうことだ。あまりに真面目すぎると物事が進んでいかないこともある。ある程度はいい加減な方がいい。

[3652] Sep 04, 2019

とあるソースコードを見る。深いところだ。解析の結果、排他制御に問題がありそうな気配がしたので潜った。案の定、至る所にロックがかかっている。しかも、よく見るとロックなど必要のないところ――たとえば絶対に書き換えられることのない値のGetter全体にかけられたクリティカルセクション――もある。どうも様子がおかしい。▼いろいろ探ったところ、真実が浮かび上がってきた。このクラスは当初、かなり緻密なマルチスレッド対応がなされていたらしい。最小限の粒度で排他できるよう、Read/Writeも正しく意識した細やかな制御が随所に埋め込んである。だが、恐らくはそのあとで引き継いだ者が、何か並列化による不具合でもあったのだろう、外部から呼ばれうるほぼ全ての関数を、単一のクリティカルセクションで括り直したのだ。先人の知恵と努力は、鍵の中へ無慈悲に封印されたのだった。▼どんなに優れた思想も設計も、後で台無しにするのは簡単である。

[3651] Sep 03, 2019

これまでは家のヘッドフォンで「良いかも」と思っても、外でイヤホン再生すると、音がこもっていたり解像度が低かったり、もこもこしてピアノらしくなかったり、逆にリバーブが効きすぎてお風呂だったり、がっかりすることが多かった。だが、ついに旅は終わった。ヘッドフォンでも完璧。イヤホンでも完璧。ようやく私の理想のスタインウェイが実現したのだ。▼ポイントはMidだった。Ribbonの音は素晴らしいが、立ち上がりが「z」のニュアンスになるのが許せなかったのだ。それが良いという人もいるだろうが、私の中のピアノは違う。私の中のピアノは「c」で立ち上がる。だからRibbonにMidを足した。単体では仄かに聞こえる程度の薄さだが、これがRibbonに強力な芯を与えてくれる。これにカスタムリバーブを重ねて、ついに、空間の広がりを感じさせつつ打鍵感を損なわない、クラシックにもポップスにも合う欲張り設定が生まれたのだ。自分的には百点満点である。

[3650] Sep 02, 2019

ピアノの調整が再び難航している。▼前回の調整では音の芯、Bodyの部分の配合が決まったが、それだけではピアノらしいピアノにはならない。ましてや求めているのは二台ピアノ。音色だけでなくパンニングの問題も出てくる。これが簡単なようで難しい。▼演奏の録音系はコンサートホールのステージ上に向かい合ってピアノを配置し、マイクは遠方に吊るしていることが多いようだ。したがって、まるで一台のピアノで演奏されているかのような統一された響きになる。しかし、欠点として、二人の奏者を区別することができない。掛け合いのような遊び心やかっこよさの表現が不可能になる。さりとて、パンを左右へ大胆に振ると、リバーブは非現実的になるので必然的に弱めになり、近めのマイクがメインになる。今度は、ホールの響きが失われがちになる。力強いがクローズでドライな音色にならざるを得ない。▼良い所取りできればいいが、そう簡単には上手くはいかない。

[3649] Sep 01, 2019

九月。昼に外を歩いても、うだるような暑さと言うほどではなくなった。暑いが、まだ冷静に暑いと感じられる程度の熱である。湿度の高い猛暑日のように、思考を放棄したくなるような重苦しさはない。▼そんな残暑の一日。部屋の模様替えをして、先程もとに戻した。目論見通りに行くかどうか、動かしてみないとわからないところがあったのだが、現実は厳しく理想の姿にならなかったのだ。いろいろなものがちょっとだけ噛み合わなかった。全て解消するには時間がかかる。そこまで突っ込んで、やっぱりダメでしたとなるとダメージがさらに大きい。素直に諦めて、しばらくは今まで通りのスタイルで行くことにした。▼不毛のように思えるが、打ち込みをしているときのことを思えば、日常茶飯事もいいところだ。やってみて、ダメだということがわかれば、またひとつ別の手の打ちようもある。実行が思考に勝るのではない。思考を豊かにするために実行で事実を稼ぐのだ。

[3648] Aug 31, 2019

大森海岸駅から徒歩八分。「しながわ水族館」へ行く。▼水族館とは無関係に、朝から長男のテンションは高い。道中、常に反復横跳びするような歩き方で体力を消費していたにも関わらず、館内でもノンストップで走り続ける。立ち止まったのは亀とタコの水槽くらいだ。「イルカの赤ちゃんがいるよ!」「アシカのショーだよ!」見向きもしない。ほとんど全ての水槽を、数秒見ただけで通り抜けていく。ラベルを見ている暇もなく、説明書きを読んでいる余裕もない。館内をアスレチックのように遊びまわり、レストランで食事をして、最後にひとつだけ抱っこでアザラシのショーを見てから帰った。それでも、総括として本人は大満足だったようだ。子どもには子どもなりの楽しみ方があるのかもしれない。それならそれでいい。▼行きは各駅だが、京急各駅の遅さは破滅的だ。帰りは快特を選んだ。ぐっすり眠ってしまう子ども二人。いかにもな子ども連れ休日の一コマである。

[3647] Aug 30, 2019

ベイスターズ。首位巨人が好調なので優勝の可能性は未だ僅かだが、バタバタしながらも五連勝のおかげで、まだ希望は残されている。優勝ラインでは、7%ほど。厳しいが、ありえない数字ではない。▼逆に、二位の確率は高まってきた。三位、即ち、CS進出率は98%である。ほとんど確定と言っても良い。しかし、こういう状況になると、油断は禁物、何が起こるかわからない、そういう気を引き締める意見がファンから出てくる。その通り。勝負事は最後まで何が起こるかわからない。最後の最後、良きも悪きも可能性が費えるまでは、これで安心などという状態はありえない。▼「油断は禁物。気を引き締めよう!」といった意見でファンが盛り上がるのもペナントの面白いところだ。自分たちの真剣さが選手の真剣さに伝播するとでも言うような感覚。ファンが気を引き締めたところで何の意味もない、などという理屈を超えて行く、ファンタジーな信仰の熱がそこにある。

[3646] Aug 29, 2019

部署間、部門間の緊張が、かつてないほど高まっている。多忙であるが故の不備、あるいは不義理。積もり積もって底が固まり、拭いがたい不信感となってしまった。不信感の上に信頼を築くのは難しい。初対面の間柄が仲良くなるよりもずっと難しい。▼ベテラン社員がまた数人、近々辞めるという話を聞いた。ここ二、三ヶ月の間にもちらほら辞めてはいたが、今回は久々の別格級――現場レベルというよりは全社レベルに近いところで中核を担うエキスパート――の離脱である。話が事実なら大きな混乱が予想される。組織構造の抜本的な改革も待ったなしかもしれない。▼どんな重要人物であれ、いざいなくなれば他の誰かが役割を受け継いで上手くやる、とよく言われる。今回もそうであることを期待したいが、やはり、どうあれ抜けられた現場のダメージは大きい。未だ日の目を見ぬ才能の抜擢で、さらなる飛躍を成し遂げられるか。ピンチをチャンスに変える力が問われる。

[3645] Aug 28, 2019

長男。三歳の誕生日。意思疎通ができるようになってから長い分、一歳や二歳のときより感慨深い気もする。本人も誕生日のめでたさというか、何か楽しげな雰囲気のようなものを感じ取っているし、これまで「何歳?」と聞かれると「二歳!」と答えていたのが、今日からちゃんと「三歳!」になっているあたりも大きな変化だ。誕生日をお祝いすることが、大人側の自己満足ではなくなってくる。三歳は、ちょうどそんなタイミングということなのだろう。確かな成長が感じられる。▼だが、三歳になっても便秘の方は治っていない。今日も夕食後は地団駄がひどく、買ってきた好物のゼリーも中途半端。なかなか祝いきれない感じになってしまった。二歳から三歳は精神面での成長が大きかった。四歳のときは、身体面での成長が見られることを期待したい。とはいえ、それはプラスαの話。ここまで大きな病気もなく、順調に育っているだけで満点だ。無事成長に勝るものはない。

[3644] Aug 27, 2019

今日もまた電車遅延。本日は東急東横線。踏切でトラックが脱輪したらしい。画像を見ると脱輪して線路の方へ突っ込んでいる。何もこんなタイミングでと思わずにはいられないが、この逸れ方、考えようによっては踏切以外のところで起こっていたら歩道に突っ込んでいた可能性もある。そう思うと、死者や怪我人が出なかったのなら、電車の遅延程度で済んでよかったのかもしれない。運転手の気持ちを思うといたたまれないが、落ち度がないならせめて保険が降りることを祈ろう。▼遅刻扱いになるわけではないので、仕事時間が減る以外に実害はないのだが、朝、意識的にテンションを上げて前向きに頑張ろうとしているところへ、二日連続の遅延は少々へこたれる。萎んだ気持ちを盛り上げるのに余計なエネルギーを使ってしまう。会社に到着して昼前だと、メールも見ないうちにランチ休憩。落ち着きなくて休めもしない。安定した出社リズムには安定した電車運行が必要だ。

[3643] Aug 26, 2019

人身事故。アナウンス。ひとつ前の電車が当事者らしい。どうやら次の駅のようだ。運転再開は一時間以上後だと言う。遅刻はもちろん、それまで混み合った車内に居続けるのもつらいと思っていたら、ほどなくして次の駅まで徐行で進み、先頭車両のドアをひとつ開放してくれた。振替輸送バスが出るようだ。バスはともかく歩きたかったので、電車を降りた。▼事故現場は物々しく大量の警官に囲まれていた。電車に残る激しい血痕。右へ左へ飛び交う大声の指示。しかし、何より印象的だったのは、事故を起こした車両にもまだ人が数人残っていたことだ。しかも血のついた車両のすぐ隣。ドア際でスマホをいじっている男性もいる。非難しているわけではない。ただ、この事件と自分との意識の切り離し方には、なかなか凄まじいものがある。遠くの車両へ移るでもなく、振替輸送を使うでもなく、ただ現場近くで運転再開を待つ姿に、常人の常人離れしたメンタリティを感じた。

[3642] Aug 25, 2019

Synchron Concert D-274の調整日誌。七日目。▼最初の調整としてはひとつ終わりが見えてきた。Ribbon+Surround+Highのマイクに鍵盤ごとのEQを追加。この段階で味付けすると後段のリバーブが調整しにくくなるので、BodyやTimbreなどは全てデフォルトのままにしてある。Dynamicは110。アルゴリバーブは当然なし。ドライながらも遠方マイクで音色を整えているので、ここにリバーブをかけても近距離の音色を無理やり拡散させたような嘘空間にはなりにくい。その代わりリバーブのEarlyは全てカット。Surround+Highが同等の機能をすでに提供しているという判断だ。Lateだけやさしくかけてくれればいい。▼プリセットはどれも風呂すぎるので、パラメータは最初から自作。今回はピアノの位置や部屋の反響といったリアリティよりも、音色のピアノらしさ、私の求める硬くて、重くて、煌めくようなスタインウェイを目指してみた。これこそ音源ならではの楽しみとも言える。

[3641] Aug 24, 2019

Synchron Concert D-274の調整日誌。六日目。▼ようやく納得行くレベルの調整がひとつ作れた。外部リバーブなし。単体ではこれくらいが今の限界かなと思う。遠方のマイクは味付け程度にしないと音の像がボケるのでNGという結論だ。バリバリ残響のついたコンサートホールで客席から聴くようなサウンドの似合うクラシカルなピアノ――グランドピアノのソロコンサート――ならいいかもしれないが、音そのもの、ひとつひとつの鍵盤から立ち上がる音の「硬さ」を最重要視する立場としては、これ以上の輪郭のブレは許せないものがある。▼ではリバーブの外部プラグインを刺せば解決するのか。これはわからない。わからないが、手持ちのプラグインで試す限り、遠いマイクのスライダーを上げるよりは良さそうだ。あとはもう、いろいろ試してみるしかないだろう。有名どころのプラグインの中から無料トライアル版を公開している製品を探して、あれこれ実験してみたい。

[3640] Aug 23, 2019

Synchron Concert D-274の調整日誌。五日目。▼Viennaの公式サイトには「Synchronはそれ単体で最適なホールの音響を提供するシステムなのでMIRなどのプラグインを通す必要はない」というようなことが書いてあるが、フォーラムを覗いてみると、かなり多くの人が「QL Spaces」などのExternal Reverbを通していると言っている。ピアノのリバーブは常に課題で、音源の標準機能や標準マイク以外のプラグインを極力通さない方がいいという人もいるし、逆に、アタックの質感を損なわないままリバーブ感を出すには、専用の設定による入念に調整されたリバーブプラグインが必須だと言う人もいる。決定版と言えるルートは存在しないようだ。▼私には、やはりどう聴いてもクローズはドライすぎるしサラウンドやハイはお風呂すぎるように聞こえる。マイクのブレンドではどうしても「こもる」ので、公式に飛ばした質問の返答如何では外部リバーブルートも考えたいところだ。

[3639] Aug 22, 2019

閑話休題。一回休み。▼「アンパンマン タッチでおしゃべり! スマートアンパンマンキッチン」を買う。ずっと前からヨドバシカメラへ行くたびに展示品で遊び、欲しいと言い続けていた商品だ。買う前に、代替候補としてトミカの変形ステーションやシルバニアファミリーも提示してみたが「ちがう」と一喝された。キッチンは箱を見ただけで「これ買う」である。反応が違いすぎて、本当に欲しいのだと信じざるを得ない。▼はまりにはまった。一緒に買ったアンパンマンのタコ焼きプレートと、一緒に並べて遊ぶ遊ぶ。片時たりとも離れない。夜は興奮して眠れないし、昼寝も十五分で起きてしまう。起きて「アンパンマンキッチンで遊ぶ」と言う。何日間かはあまりに張り付きすぎて困ってしまうくらいだった。▼小規模だが細かいところまでよく出来ている。ほどよいギミックとロールプレイが二歳児の想像力を適度に刺激するのだろう。ヒット商品にはヒットの訳がある。

[3638] Aug 21, 2019

Synchron Concert D-274の調整日誌。四日目。しばらく続く。興味のない人には申し訳ない。▼一通りマイクの個性・特性を理解し、様々なミックスを試した結果、一つの結論に至った。即ち、このモンスター音源の調整においては、空間を定めるためにマイクのバランスを決めたら、そのバランスに最適なEQを「全ての鍵盤に対して個別に」かけなければならない、ということだ。マイクのミックスによって生じた周波数のボリュームゾーンを、個々の鍵盤のEQ調整によってなだらかに彫刻していかなければ、どうあがいても音のごちゃごちゃ感から逃れられないのである。▼だから、当初の直観通り、クローズマイクは1本だけ、遠方が2本〜3本、あとの調整は鍵盤別のEQでやる、というのが鉄板になると思う。マイクが変われば鍵盤のEQも最適解は変わってくるわけで、これはもうひとつこれと定めてやらないと痛い目に合う。最上級の素材を使った、音源の自作である。

[3637] Aug 20, 2019

Synchron Concert D-274の調整日誌。三日目。▼全体的に、ファクトリーのプリセットはリバーブが効きすぎている。アルゴリバーブであれ遠方マイクの出力であれ。何十万もするスピーカーをサラウンドに並べて防音室でモニタリングする分にはこれくらい響いていた方が綺麗に聞こえるのかもしれないが、ヘッドフォン主体で調整する趣味人には少々本気すぎると言うべきだろう。アタックは近めの音で立って、余韻は遠めの音で響く。そういうわかりやすい調整を求めている。▼音の立ち上がりという点ではRibbonが頭一つ抜けていると思う。Tubeはスタインウェイの温かみを全面に出したような音色だが、クローズの主力に据えるには個性が強すぎるかもしれない。Ribbonの低音を持ち上げつつ徐々にパンを広げながら中距離・遠距離のマイクを足していくのが理にかなっている。かつ、プリセットとは逆になるが中距離マイクのLRはクローズと方向を合わせた方がよさそうだ。

[3636] Aug 19, 2019

Synchron Concert D-274の調整日誌。二日目。▼低音の重厚な響き、中音域のやわらかさと抜けの良さ、高音の煌びやかな硬さ。なかなか三者並立しない。うまく全取りできるような設定が見つかると、無理が祟って今度は音がこもっていたりする。そのこもりの原因を取り除くと、高音がスカスカになったり低音のアタックが弱くなったりする。かといってピンポイントで問題に対処するようなイコライズをかけると、結果的に全体のバランスが歪んでしまう。毎度のことながら、行ったり来たりで悩ましい。▼わかっている。「諦めること」を決めないと、永久に堂々巡りしてしまう。ましてや今度はスタインウェイであってベーゼンドルファーではない。高音の輝きを諦める代わりに中低音の響きの広がりを取るとか、逆に低音を、古めのピアノ録音よろしくホールの響きだけが後から聞こえてくるようなローアタックな設定にするとか。そういう手も考えなければならないだろう。

[3635] Aug 18, 2019

Synchron Concert D-274の調整日誌。今日は初日。▼マイクポジションが豊富なのは嬉しいが、10マイクの合成となると可能性が無限すぎてベストな配分を決めるのが難しい。とはいえ好みの音色、好みの空間設定を、ごてごてとプラグインを刺すことなくマイクだけで調整出来るのは嬉しい。後ろに刺すにはリミッターだけで十分だ。非物理モデリング型ピアノ音源の正しい在り方と言える。▼ただ、Closeの3マイクはサラウンド用プリセットで設定されているように三本揃えてしまうと音がこもる気がする。どのマイクの個性も捨てがたいが、欲張って重ねずにひとつに絞って遠い方でコントロールした方が最終的に良い出力が得られそうな感触だ。このあたりは何通りも試してみて、好みのサウンドを見つけていくことになる。▼突き詰めれば曲調や用途に応じて設定も変えるのが筋だが、今はそこまでやるつもりはない。逆である。サウンドが先でいい。その音にあった曲にする。

[3634] Aug 17, 2019

熟考の末、スタインウェイを選択。追加でCFXを買うよりも安い3本バンドル版の価格は魅力的だったが、ソロメインで行くには音がまろやかすぎるブリュートナーを使わないことはわかりきっていたし、CFXとスタインウェイの二丁使いという未来も見えなかったので、割高にはなるが単品にした。どうせまたしばらく調整の日々になる。調整相手は一人の方がいい。▼王道にして万能の一台。多くの人がピアノと言われて想像する音。音色で個性が出ない分、さらなる地力が求められる。これできちんとした曲が組めれば自信にもなるだろう。ピアノでやっていけそうという自信になる。そんな気がする。大作を終えた後の基礎固めにはうってつけだ。▼合計で20万サンプルを超える膨大なライブラリだが、収録マイク数で割ると、鍵盤当たりのサンプル数はImperialに比べてさほど多いわけではない。あくまでエンジンの刷新が性能向上に繋がっていると見るのが妥当だろう。

[3633] Aug 16, 2019

SynchronのBosendorferが出るはずと書いた直後、VSLへ行ったらSynchronのBluthnerが出ていた。残念、Bしか合ってない。▼悔しかったのでVSLにメールを出してみた。ずばり直球で、SynchronのBosendorferを出す予定はないのかと尋ねてみる。数時間後、VSLから迅速な返答。意訳するとこうなる。「もちろん、将来的に出そうと思っています。ただ、残念ながら正確な日時まではお知らせできませんし、出すとしてもちょっと時間がかかると思います。もし煌めくようなグランドピアノがご所望なら、Steinway D-274の方を選んでおけば後悔はしないと思いますよ。それに、ウェブサイトから購入していただければ、30日間は返金にも応じられますので。どうぞご検討ください!」▼肝心な情報は明かさずさらっと現行で最高級のSteinway D-274を勧めて来るあたり、いかにも海外の商売人らしい。だが、予定があることは教えてくれた。それだけでも十分だ。Steinwayも検討する。

[3632] Aug 15, 2019

仕事をあがってから床屋へ行く。二十年前から通っているカット二千円の床屋。お盆休みを警戒してgoogleで調べたところ「営業中」になっていた。大丈夫そうだ。▼小雨の中を走っていく。大丈夫ではなかった。電気が点いていなかった。自動ドアには「14日・15日はお盆休みをいただきます」の張り紙がある。いかにもアナログに決定された夏季休業だ。googleには反映されなかったのだろう。くるくる回る血管のアレが止まっていたときからイヤな予感はした。▼仕方がないので別の床屋を探してみる。そのうち老夫婦が個人でやっていると思しき店を見つけた。雨も強まってきたので、もはや是非もない。飛び込んでカットしてもらう。「いつもの」はできないが、もともとこだわりのスタイルがあるわけではないので、とにかく短くしてくれればいいという適当な注文で済ませた。▼結果は上々。ただし金額は倍以上。同じような出来なら、次はやはり行き慣れた店がいい。

[3631] Aug 14, 2019

昨晩は一気呵成に短文を書きまくった。眠気のせいでまとまりは乏しかったが、ひとつひとつは言いたいことが言えたと思う。デリケートな主張をするときはさすがに考え込んでしまうが、言いたいことがシンプルなときは言葉に詰まらずスラスラ書けるようになったのが、もうひとつの十年間――400の成果かもしれない。なんであれ10年も続けると良いことがあるものだ。▼次の編曲へ移る前に、出来れば出て欲しいものがある。ピアノ音源の後継候補、Bosendorfer ImperialのSynchronエンジンモデルだ。Steinway D-274が出たのだから、当然、Bosendorfer Imperialも出るだろうと当て込んでいる。フォーラムにもそれを匂わせる公式の発言があった。せっかくViennaは自前のスタジオを持っているのだから、持っている資産を新作に焼き直さない理由など考えられない。目下、鋭意収録中だと信じたい。しばらく音沙汰がないようなら、直接質問のメールでも投げてみよう。

[3630] Aug 13, 2019

動画投稿、完了。おつかれさまでした。▼実際、気分はもう次の作品を作る方に向かっているが、いろいろ語る機会も投稿直後くらいしかないので、何日かに分けて語るべきことを語っていこうと思う。ただ、細々した話になるため、投稿場所はツイッターの方に任せたい。▼もう少しマクロな話。ニコニコ動画のトラフィックが減っているのは把握していたので、I・IIに比べて急激にアクセスが減るのは織り込み済みだが、スライドショー動画の宿命とはいえ、コメントが途切れると動画自体のクオリティも落ちてしまうのがやはり残念だ。再生数よりマイリストより、コメントが重要と切に感じる。▼もとより、ニコニコ動画とはそういう場所であったはずだ。ユーザーが作品作りに参加できるという楽しみ。いまだに他のサービスは実現できていない。なんだかんだ言われていても、まだまだ代え難い体験を提供してくれるプラットフォームだと思っている。今でも信じている。

[3629] Aug 12, 2019

『原鉄道模型博物館』へ行く。横浜駅、スカイビルから徒歩二分。ただしベビーカーの場合は、B2から一旦2Fへ上がって外に出て、歩道橋の自転車用スロープから地上へ降りないとアクセスできない。ちょっとしたダンジョンだ。▼博物館は、思っていたより小さかった。二歳児には少し早い……というか、もっと大人の鉄道ファンが知的に楽しむ場所という印象である。私自身は、原信太郎が小学生のときに自作したという精緻な模型や、10代で書き溜めたという膨大な鉄道車両図面に感心した。好きこそものの上手とはこういうことかと思わされるマニアぶりである。その集大成がこの立派な博物館なら、マニア冥利に尽きるだろう。▼昼と夜とが入れ替わる桜木町周辺のジオラマはシンプルながら面白く、長男も興味深く見ていた。あとはトーマスのスタンプを集めて終わり。一時間程度のあっさりではあるが、二歳児とゼロ歳児を抱えたお出かけとしてはちょうどよかった。

[3629] Aug 11, 2019

サーバーダウン。夕方から夜にかけて、ここのサーバーに接続できなくなった。サイトに障害情報は載っていたが、深夜になっても復旧しないので当日投稿を諦める。これだけ長時間落ちたのは、連載以来初めてかもしれない。▼ここのつくりは極めて単純なので、今回のように障害などで書き込みができなかったときは、サーバー上のログ情報を直接上書きする形で無理やり投稿している。昔ながらのホームページのようなやり方だ。めったにない機会なので、ついでにバックアップも取っておく。接続障害ならまだいいが、何かの拍子にサーバーごと失われるかもしれない。3MiBのテキストファイル。書き散らかした文が多いとはいえ、個人的な日記の意味でも貴重なアーカイブである。▼動画はひとまず完成した。今日明日でチェックして問題がなければお盆のどこかで投稿する。久しぶりすぎて勝手がわからないから右往左往するかもしれない。仕事もある。慌てずゆっくりやる。

[3628] Aug 10, 2019

伊藤裕季也が鮮烈な活躍を見せている。プロ初試合で二塁打ふたつ。申し分ないデビューを飾るや、今日の試合ではチームを救う二打席連続HR。八回裏の二本目は起死回生の同点打である。「次の試合ではホームランを打つ」という監督の予言を200%実現する形になった。▼二軍での成績はそれほど良くはなかった。持ち味は出していたが、いかんせん数字は上がってこない。今回のように主力が怪我で離脱しない限り、一軍でスタメンに起用してみようという判断はまだなかっただろう。結果、災い転じて福となした。若手のホープは、万雷の声援を力に変えられる強心臓の持ち主だった。▼本番に強いタイプ。これはやはり「勝負」においては貴重な才能だ。「管理」する人間には安定的な能力の発揮が求められるが、「勝負」する人間にはここぞという場面でチャンスをモノにする勝負強さが要る。ピンチを凌ぎ、チャンスを掴む瞬発力である。スポーツに限った話ではない。

[3627] Aug 09, 2019

私はデジタル信者でもアナログ信者でもないが、知的生産におけるアナログな道具の使い方を知らない人が増えた昨今、相対的にはアナログ寄りと言える。カレンダーツールよりは紙のカレンダー、マインドマップソフトよりはコルクボード、チャットツールよりは対面コミュニケーションの支持者である。▼コミュニケーションミスによるトラブルが多発する職場は、デジタルに頼りすぎであることが多い。それは、チャットツールで会話するとかそういう話ではなく、そもそも職場に会話を促す「場」が形成されていないという問題である。「場」は何から生まれるか。共有だ。デジタルツールは通時的な情報共有には長けているが、同時的な情報の共有が大の苦手である。同じものを、同じタイミングで見ながら話す。パソコンの中では、たったこれだけのことが実に難しい。▼だから、職場にはカレンダーを貼るべきだし、コルクボードを置くべきだ、というのが私の主張である。

[3626] Aug 08, 2019

焼肉屋へ行く。▼第一印象。煙い。店内に凄まじいほど煙が充満している。空調がおいついていないようだ。ハンカチを口に当てていないと呼吸が苦しい。ゲームのフォグのような白。入口から座敷の席は見通せなかった。二時間もいたら一酸化炭素中毒にでもなってしまいそうな煙の量である。完全に店を間違えたと思った。▼着席。煙い。テーブルの下くらいの低さならかろうじてマトモな空気が吸えそうだ。見回しても店内に窓はない。本当に営業許可が下りているのだろうか。不安がよぎったが、食べログでの評判は良かったし、実際、満席である。歓談、哄笑。誰も煙のことなど気にしていないようだ。▼烏龍茶が喉にしみる。肉は評判通り美味かった。手ごろな値段で希少部位が食べられる一頭買いの店という触れ込みは伊達ではない。味とコスパは二重丸。しかし、また行きたいかと言われると煙の恐怖でノーになる。まだ喉がピリピリするようだ。もったいない店である。

[3625] Aug 07, 2019

カチッサー効果について、極めて一般的な解説をまとめたが、この実験、額面通りに受け取るにはいろいろツッコミどころもある。▼第一に、実験は英語でなされた。「コピーを取らなければいけないので」と”Because I have to make copies.”のニュアンスはそれなりに異なる。"May I use the xerox machine"の直後に"Because I have to ..."と続かれたら、それだけで何か切迫した事情を感じるところもある。コピーを取らなければならないので……まで言い切ってお願いが続く日本語とは、やはり響きが違う。▼第二に、コピー機に関して言えば、プレゼンのために大至急必要になったというような緊急性が利用者にも想像できる。故に、コピーを取らないといけないので、などと支離滅裂なことを口走ってしまうほどテンパっていると見なされ、忖度によってコピー機を譲ってもらえた可能性もありそうだ。▼理由の合理性の有無による承諾率に差がないとは言いすぎだろう。

[3624] Aug 06, 2019

図書館でコピーを取ろうとしている人の列に、割り込んで先に使わせてもらうようお願いする実験。最も承諾率が高かった頼み方は次のうちどれか。A「先にコピーを取らせていただけますか」B「急いでいるので、先にコピーを取らせていただけますか」C「コピーを取らなければいけないので、先にコピーを取らせていただけますか」▼もちろんBである。承諾率は94%。一方Aは60%しか承諾していない。常識的な結果だ。だが、驚きなのはCの結果である。Cの承諾率は93%。ほとんどBと差がなかったのだ。心理学者エレン・ランガーによる実験である。▼コピーを取らなければいけないので、先にコピーを取らせて欲しい――冷静に読み解けば意味不明である。しかし、人は簡単なお願いであれば、たとえ意味の分からない理由であっても、何かしら理由をつけてお願いされたというだけで、深く考えることなく行動を起こしてしまう。カチッサー効果と呼ばれている。

[3623] Aug 05, 2019

土日から続いていた頭痛が月曜の夜になって少し和らぐ。風邪の症状こそなかったが、緩やかに体調不良だったのかもしれない。夏は暑さを増してくる。好調をキープできないと乗り切れない。▼メンバーの働き方は大体三分されている。定時ないし少々の残業で帰宅するがめったに休まない人――安定型の健康志向。ばりばりの深夜残業と休日出勤で重労働するが週に一度は体調を崩して休む人――集中型の気分志向。そうして、重労働に重労働を重ねながら、全く休まない人――謎の鉄人。▼鉄人には、若い人もいれば四十代もいる。深夜二時まで会社にいたのに、朝七時には出社しているような鋼鉄の人。それでいて病んでいる風でもなく、むしろ「集中型」よりも元気で溌剌としていたりする。こういう人を「憧れの的」にしてはいけないのだが、そのタフガイぶりにはやはり尊敬を禁じ得ない。彼らのおかげで回っている節があるのも純然たる事実である。心ひそかに感謝する。

[3622] Aug 04, 2019

ベイスターズ、首位巨人まで0.5ゲーム差。▼大事な天王山を見事3タテで飾ったのも最高だが、個人的にはやはり石川雄洋の1000本安打が嬉しい。それも試合の大事なところでスリーベース。いつか動画で見た遥か昔の甲子園、横浜−京都外大西戦で魅せた三塁への強烈なヘッドスライディングが脳裏に浮かぶ。現地で姿を重ねた人もいたのではないだろうか。恐らくは自身最後のプロ野球記録になるであろう機会で、三塁に向かって熱いヘッドスライディング。そして、ホームへの生還は決勝得点。なんともドラマティックである。▼石川雄洋の成績は、打撃も守備もけっして「超一流」とまでは言えないレベルかもしれないが、それでもベースターズファンからの人気は超一流だった。先輩からも後輩からも好かれ慕われ、チームの精神的な支柱として今も若いメンバーを支えている。記録に残る成績だけが選手の価値を決めるものではないという事実の体現者の一人である。

[3621] Aug 03, 2019

夏祭りへ行く。次男は体調を崩している上、ちょうど夕寝に入っていたので私と長男の二人だけ。その長男も、昼寝をしていないのに最高レベルのハイテンションで、列にもマトモに並んでいられない様子である。焼き鳥の行列にいるとき、保育園で同じクラスの仲良しファミリーに出会ったが、**君がいたよと呼びかけようが、向こうのお母さんに名前を呼ばれようが、こちらを見もしないで砂埃を上げながら祭り会場の校庭を駆けずり回っていたのであった。三歳の同級生は、私に光るおもちゃの説明をしてくれた。▼そんな調子だから盆踊りまで見ていく暇もなく、焼き鳥、焼きそば、フランクフルト、玉こんにゃくなど、必要な物資だけ調達してさっさと家に帰る。何度も転んで、転ぶたびに立って膝を払いながらジャンプする姿を笑われ、口の中に砂を入れながら爆走して帰宅し、今、こんなに夜分遅くになっても尚、手と口とをフル稼働させて暴れまわっているのであった。

[3620] Aug 02, 2019

残業が常態化していた頃は気付きにくかったが、定時までの密度を最大限まで上げている現状だと、夕食以降、特に十時以降は集中力の低下が如実に感じられる。者を考えているようで、その実何も考えていない。思考力を要求する仕事は不可能である。メールのやりとりすら危険だ。何を送るかわかったものではない。▼加齢による体力減少の影響も無論ある。とにかく自戒。自戒するしかない。最後の最後、火が付いたらフルパワーでなんとか乗り切ろうなどという幻想を捨てなければ、どこかで必ず惨事が起こる。それが仕事の惨事なら誰かが火を消してくれるかもしれないが、自分の身体の惨事だったら一巻の終わりだ。▼パワプロのサクセスを思い出す。天才型を引いて、ダイジョーブ博士も成功させた選手に、故障率10%の守備練習を毎日強行するだろうか。絶対にしないはずだ。そうして、パワプロの天才型なんかよりも、この自分はもっと大切な存在のはずではないか。

[3619] Aug 01, 2019

ツタヤプレミアムに登録完了。先月も四千円以上借りているので、このままのペースなら月の費用がぐんと安くなりそうだ。▼「借り放題」はわかる。旧作に限っているから、月額千円ならまずまずというところだ。しかし、驚きなのは次の一文である。「借り放題対象商品の泊数は無制限です。延長料金も発生いたしません。」▼これは大丈夫なのだろうか。気前が良すぎて逆に怖い。たとえば同一店舗でプレミアム登録者が二十人、三十人となって、みんなが『アナと雪の女王』を借りたまま返さなかったとしたら、その店舗では誰も「アナ雪」が借りられなくなってしまうのではないだろうか。もっとも、そのときは月額二万、三万の定期収入が約束されているのだから、「アナ雪」の在庫を追加するくらいなんでもないということかもしれないが……。▼それほどサブスクリプションビジネスは儲かるのかもしれない。存続が危ぶまれた時期に比べれば、相当立ち直ったと言える。

[3618] Jul 31, 2019

扇風機が壊れてしまった。スイッチの電気系統がおかしいらしい。電源ボタンはごく稀にしか反応せず、電源がついたあとに電源ボタンを押すとタイマー予約になったりモードが切り替わったり、ランダムで別のボタンが反応する。連打しているとそのうち消える。風量の増減や首振りのボタンは正常に機能しているようだ。▼こうなると面倒くさい。自分で開けられる構造でもないから、電気屋さんへ持っていかないと直らない。しかも運が良ければ普通に使えるだけに、なかなか持っていこうという踏ん切りもつかない。絶妙にいやらしく壊れてくれたものだ。▼こういうトラブルに見舞われると、昔ながらの物理ボタン式――弱ボタンを押し込むと強ボタンが入れ替わりで飛び出してくるタイプ――の方がよかったと思うようになる。あの、カチッ、カチッ、と音を立てるところも、モードの切り替わりを感じられてよかったのだ。前に使っていた東芝の一台が懐かしくなってきた。

[3617] Jul 30, 2019

青いパッケージの『Vロートプレミアム』を買う。▼これはすごい。最高だ。帰宅後の夜のショボショボ疲れ目が二滴ですっきり。文字が見える。光が見える。お風呂でも痒くならない。風呂上がりにもう一度。視力が悪いのは仕方ないが、悪いなりに瑞々しい視界が広がってくる。瞼の炎症もこれで良くなるかもしれない。大の目薬嫌いが思わず目薬好きになりそうな一瓶である。▼もともと、パソコン仕事の人が絶賛していたのを見かけてから気にしていた商品だった。公式ホームページで「史上最もプレミアムな一滴」とか「最多成分数配合」とか言われるよりも、疲れ目持ちが叫ぶ快哉の方がはるかに購入意欲をそそる。ステルスマーケティングの可能性もないわけではないが、たかだか目薬ひとつのこと、疑うくらいなら自分で試した方が早い。今回は、試して当たりを引いた。快哉を叫んだ人へ心ひそかに感謝している。しばらくは会社と家と、肌身離さず持ち運んでみよう。

[3616] Jul 29, 2019

だいぶVegasProの操作に慣れてきた。言うほど大したことはしていないが、枚数の多いスライドショーをさくさく作るには、高度な技ではなく基本的な操作の会得が肝になる。要するに、やりたいことをやる方法がわかればよい。それがわかってきた。▼トランジションは基本的なパックに頼っている。効率よく自分のイメージが伝達できれば十分だ。それに、ひとつひとつは基本のパーツでも、ふたつ以上組み合わせれば新鮮さも出る。パーツをとっかえひっかえして似合うものを探すのではなく、頭の中に理想の絵があって、それにもっとも近い表現を探してくる、ないし合成して作るという手順を踏んでいる限り、そう陳腐にはならないものだ。▼動画を作っている間は曲が作れない。今はそれがいちばんもどかしい。今は作りたいテンションである。じつに残念だ。残念だが、きっと、動画を作り終わったら、今度は作りたくないテンションになるのだろう。ままならないものだ。

[3615] Jul 28, 2019

『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観る。この度はついに場末のゲームセンターが広大なネットワークに接続。オンラインってそういうことなのね。LANケーブルを抜けた先のワクワク感がたまらない。ダイヤルアップの時代を生きてきた世代なら、広大なネットの海に繋がったときの感動を思い出すことだろう。当時はもっと狭くて小さな世界ではあったが。未知の世界に飛び出す体験の質に変わりはない。▼ストーリーはまずまず。それよりも実名の企業やサービスが「シュガー・ラッシュ」の世界観で描かれる様を見るのが面白かった。ツイッターの鳥が飛んで行ったり、イーベイで買い物をしたり。随所にいろんなロゴも見つかる。mixi、Apple、Gmail、Spotify、Instagram、etc...。どうやって許可を取ったのか不思議だったが、調べてみると特に許諾をもらっていないらしい。現実世界の背景と同じで、ネットを描いたら必然的に映り込むものという理屈なのだそうだ。

[3614] Jul 27, 2019

結構な数のDVDをツタヤから借りている。主に長男のためだ。旧作なら200円、新作ないし準新作だと400円。毎日一枚は言いすぎだが、二日で一枚見るとすると、全部旧作でも週あたり700円かかる。月に3000円だ。これならツタヤプレミアムの借り放題(月額1000円)に加入した方がお得なのではないかと思い始めた。▼借り放題に1000円払うくらいなら見放題のネットサービスが良いという意見もあるが、経験上「見放題」と言われると見なくなる。何を見るかを選ぶのもそれなりに大変なのだ。店舗という物理空間で済ませておかないと、家で選ぶこと自体が苦痛になってしまう。そうして選ぼうとしなくなる。即ち、見ようとしなくなる。借りて来るという身体的な行為にも価値があるのだ。▼借り放題に新作・準新作は含まれないので、旧作がメインという我が家の需要もちょうどよい。もう少し調べて問題が見当たらなければ、来月から試してみよう。

[3613] Jul 26, 2019

各自、もっと自分の仕事の成果に対する責任を持ちましょう。そんな警告が何度も発せられている。▼言いたいことは痛いほどわかる。真摯な願いである。しかし、本気で効果を狙う警告なればこそ、表現が曖昧であってはならない。この言い方では、現場を取り巻く問題の本質を取りこぼしてしまう。▼大きな問題は二つある。一つは、誰もが「境界線上の仕事」をことごとく相手の仕事だと思っていること。仕事の範囲に対する基準を自分に甘く見積もり過ぎている。だが、この問題は警告を守っても解消されない。自分がやるべきことを、そもそも自分の仕事だと思っていないからだ。▼もう一つは、品質に対する満足の基準が低すぎること。つまり、クオリティへの感度が低い。成果に対する責任を持っていると判定する基準が緩いわけで。こちらも解消は望めないことになる。▼周辺の仕事に取りこぼしがないか視野を広げましょう。品質へのこだわりが十分か自問しましょう。

[3612] Jul 25, 2019

ベイスターズ、破竹の5連勝。▼今季は連勝が常に4で止まっていたので、初の5連勝となる。常勝球団なら「5」くらいで破竹などとは言わないだろうが、ぎりぎりの戦力を上手に采配して勝率を求めていくタイプの横浜にとっては十分破竹の成績だ。交流戦後は巨人の優勝待ったなしだった空気も変わりつつある。勝差「5.5」は、けっして小さくはないが、絶望的に遠くもない。これからの暑い夏に向けて、良いドラマの仕込みが出来ている。▼それにしても、ラミレス監督の姿勢は本当に素晴らしい。とりわけ尊敬できるのは、どんなことがあっても選手を名指しで批判しないことだ。怠慢に近いエラー、勝負所で四球連発、捕手の後逸、同点ランナーの牽制死……苦言の一つも言いたくなるのが普通という場合でさえ、語るのはチームとしての課題、今後の展望、そして「トゥモローイズアナザーデイ」。徹底した明日志向が選手の気持ちを鼓舞している。実に建設的である。

[3611] Jul 24, 2019

昨日の話は下方向だけでなく上方向にも言える。「うちの上司は使えない」「今のマネージャーは無能」と言っている人がいたら、そのチームにはあまり良いメンバーが揃っていないのだろうなと思ってしまう。具体的な手法に対する批判、特定の悪しき行動に対する苦言、ハラスメントに近い言動の告発であれば、上司の方に責任がありそうだと思うこともできるが、残念ながらそういうケースは多くない。上司が無能に見えるのは、その人が無能であるが故――そんな事例の方が、数としては多いように思われる。▼このへんは本が二冊も三冊も書ける話題だから、これが唯一の真実などと言って掲げられる自論があるわけではないが、上司批判を定期的に繰り返すタイプの人間に共通する思考回路については、愚痴を聞くことが多い立場であったが故に察しているところもある。それはまた別の記事を立てる。今、言えることはひとつだけだ。上司も部下も敵ではない。味方である。

[3610] Jul 23, 2019

若手プログラマがあまりにも使えないので指導用の文書を作りたいという話を聞いた。別の部署のことだから実態はよくわからないが、彼が言うにはプログラマとして基本的なことが何も出来ていないので、基礎の基礎から教える必要があるのだと言う。チーム全体でコードレビューもやりたいそうだ。▼けっこうなことだが、私はあまり良い返事を返していない。基礎の文書化。聞こえはいいが、相当難易度の高い仕事である。基礎・基本を正しく文書化することができるほど高度な人材がそのチームにいるなら、そもそも若手がこぞって無能になるとは考えにくい。つまり、私は――あくまで個人的な懐疑に過ぎないが――そのチームには、そもそも指導力のある先輩がロクにいないのだろうと見る。▼そんな状態でコードレビューをやったらどうなるか。想像したくもない。要するに、チームの若手を「使えない」と表現するチームにまともな先輩はいそうにないという苦言である。

[3609] Jul 22, 2019

選挙へ行った。子どもたちも連れて、近くの小学校へ。二人とも、あと数年したら通うことになるが、そのときには建て替えられて小中一貫校になっているらしい。校舎も遊具もボロボロの古びた小学校なのでリフォームは嬉しいが、小中一貫校というのは複雑だ。九年は長い。▼投票日の静けさも、後から投票率を見て納得だ。多いときは体育館から外まで列をなしている行列も全く見えず、すんなり入って、空いた場所で名前を書いて、投票するだけ。昼間の駅で切符を買うようなスムーズさである。最後に、投票証明書なる青い紙を机から頂戴しておしまいだ。▼若者の一票で政治は変わらないとか、事実、四十代以上の票が大半を占めるとか、数字上の現実はあるにせよ、投票率を上げるにはもう少し高揚感とかイベント感を煽る仕掛けがあってもいいのかなと、ゲーミフィケーション的なことを考えた。変える変わるも気分から。文字通り、気が乗らないと動けないのが人間だ。

[3608] Jul 21, 2019

会社の研修課題をこなしたり、選挙へ投票に行ったり。長男の機嫌が悪く、ことあるごとに癇癪を起していたが、夕方は珍しく動画を見ながら一人で寝た。させるつもりのなかった遅い昼寝。八時頃に目覚めてくると機嫌は再び最悪で、好物のバナナだけ食べ散らかしたあとは約束したご飯にも口をつけず、テーブルを蹴るわ叩くわの大暴れである。▼あまりにもひどいので、無理やり歯磨きをして再度寝室へ。泣き疲れて寝るかと思ったが、今度はテンションが上がって寝る気配がない。ブウブウと唾を飛ばしながら抱っこ紐の中でヘッドバンドを仕掛けてくる次男。十一時になっても飛び跳ねて歌って魚のおもちゃで遊び続ける長男。早くからお風呂を終わらせてゆっくり進行な日曜夜のはずが、一転地獄絵図である。▼こうなると何もできない。特に次男が一筋縄で寝なくなってから、こんな日が増えている。本当なら長男がもう少し大人になっているはずなのだが、叶っていない。

[3607] Jul 20, 2019

内なる声に耳を傾けよ。▼高尚な話ではない。たとえば、今日は昼食にラーメンが食べたいと思い立つ。ラーメンが食べたい。ラーメン屋へ行こう。そうだ、最近、あまり行けてなかったあの店がいい。行こう。ラーメンだ。久しぶりのラーメンだ。……。▼このとき私の脳は「久しぶりにラーメンが食べられる」という気持ちに昂っている。ラーメンが食べたくて仕方がない、と脳が言う。しかし、ここで冷静に身体の様子を伺ってみる。胃のあたりに神経を集中させてみる。今、身体は本当にラーメンを求めているのだろうか。油分、小麦粉、肉、そういう素材を欲しているだろうか。▼案外、身体は明確に「ノー」と言っていることに気づく。脳を御して初めて気づくのだ。ラーメンが食べたいなんて錯覚だった。むしろ、脂っこいものなんて食べたくない。私の胃は、しっとりした煮物や何かを求めている……と。▼身体は健康志向である。不摂生とは脳の暴走なのかもしれない。

[3606] Jul 19, 2019

VEGASさんがよく固まる。よく固まると聞いていたので失望はしないが、とりわけアンドゥに弱いらしく、ちょっとしたやり直しで落ちてしまう。評判通り、動作安定感はさほどないようだ。▼トランジションはマスク用の共通トラックを作ってしまって、特殊遷移以外はそこで完結させることにした。省エネと品質のいいとこ取りを目論む。AEのようにフォントレイヤーを持ち込めないので、凝った文字出しは時間をかけないと出来そうにない。必要な効果には投資を惜しまないが、費用対効果の芳しくない汎用演出は早い段階で諦めていくつもりだ。限られた時間。クオリティにもメリハリをつけたい。▼大体2時間あれば4〜5枚はこなせそうな気がする。全部で42枚あるから、ざっくり20時間程度。局所的な演出を加えて40時間。あとは時間のかかりそうなED&クレジット。先は長いが、手を動かしさえすればじきに終わる。このへんがじつに気楽なところである。

[3605] Jul 18, 2019

最近、ネットの世界が「狭くなってきた」と感じる。特に言論方面は袋小路だ。どこまで行っても同じ話題、同じ論法、同じ結論しか出てこない。取りまとめて高次元で解決する知性もいない。言いっぱなしの投げっぱなしだ。思想の島宇宙なんて、格好の良い話ではない。ただ散らかっているだけである。食べ飽きたコンビニ菓子の殻が散乱した部屋と同じ眺めである。うんざりする以外に何の感想も湧かないというものだ。▼もう何度も繰り返された主張を、その日、その時、そのタイミングで、バズりやすいガワに包んで焼き直される消耗品のような言論たち。ヘッドラインを見るだけで内容の九割が想像でき、残りの一割は妄想か誤解に過ぎないような記事の氾濫。読みたい人もいるのだから、全てが害悪だと言うつもりはないが、いささか食傷気味なのも偽らざる気持ちである。▼かくいう私も何か言論を展開しているわけではないから外野のヤジに過ぎないが、悲しくはある。

[3604] Jul 17, 2019

昨日の続き。▼単語の暗記は、いかに周辺記憶を巻き込めるかが勝負になる。言い換えれば、優秀な周辺記憶になりそうなコンテキスト――出会った状況、場所、タイミング、意外性、印象、豆知識、誤解――を最大限利用できるかどうかが効率の鍵となる。単語帳以外での遭遇を好機と捉えられるかどうか。視野を広く持ち、文脈の価値を見抜く嗅覚こそが暗記の要であるといっても過言ではないだろう。▼さらに進んで、文脈がなければ自分で作る工夫も必要だ。何度やっても覚えられない単語は、覚えるのに必要な情報量が足りていないと判断しよう。たとえば、紐付ける日本語が少なすぎる。辞書に訳がひとつしかなくても、十通りの日本語表現を考えてみれば、単語の定着率は遥かに上がる。あるいは類義語を必ずひとつ頭にセットで入れておくとか。その単語を使った会社の名前を考えてみるとか。▼とにかく遊ぶことだ。遊べば文脈が生まれる。文脈が記憶を助けてくれる。

[3603] Jul 16, 2019

たまたま見ていた英語ブログで「counterfeit」が紹介されていた。偽造の、にせの、まがいの。「うわべだけをそれらしくしている」というニュアンスのようだ。念のため発音や用法を調べにWeblioへ行く。カウンターフィット。フェイトじゃなくてフィットなのかと思いつつ学習レベルを確認する。レベル11。英検一級以上の単語。それなりに高難易度ということだ。counterfeit illness。仮病。counterfeit diamond。模造ダイヤ。例文をさらっと読んで辞書を閉じた。▼その日の帰り道。進めていた長文読解の本を開いたところ、なんと本文最初のパラグラフに「counterfeit」が現れた。びっくりである。偶然出会い、なんとなく気になって辞書を引き、気まぐれで覚えた高難易度語と、数行も行かないうちに再見することになるとは。衝撃的な出来事。これでもう意味を忘れることはあるまい。▼全ての単語とこうした再会を果たせれば、単語の暗記も楽だろうにと思った。

[3602] Jul 15, 2019

久々の打ち込み。良い表現が見当たらないが、いい感じに頭がtuneされている。前後のしがらみがなくなったこともあって、錘から解き放たれたように筆が軽い。しかも、さくさく書いているようで、ちゃんと良い響き、良い流れ、良いバランスをキープしている。これが地力の底上げというやつか。四十二分かけて、あるいは十年かけて、階段をひとつだけ上がったわけだ。▼これが終わったら再び待機する。動画の方は一旦休憩だ。七月末に向けて準備しなければならない資料もある。八月の頭から本腰を入れて、夏コミの前後――恐らくは後――くらいに公開するのが楽観的な見通しというところだろう。特別何かに合わせたり被せたりする気はないが、なるべく多くの人に見てもらう機会を求めるなら夏休み/お盆休みのタイミングは悪くない。ちょうどよかった。▼何回か通して聴いてみたが、直そうと思う個所は見当たらなかった。完璧という意味ではない。局所最適である。

[3601] Jul 14, 2019

二日の仕事を五日と見積もって、想定外のアクシデントと上司の捻じ込みによって結局は十日を費やす。最初から最後までいい加減だ。もう見積もるのすら馬鹿らしい。そんな声も聞こえてくる。▼が、これは見積もる方にも問題がある。というより、この手のトラブルが多発する場合、チームに階層がひとつ足りないと見るべきだ。見積もりとは未来の予測である。であるなら、ありうる事故、ありうる無茶ぶりの期待値も、そこには含めなければならない。二日の仕事はちゃんと二日と見積もり、そこから派生する実装、波及する諸問題、諸々の期待値を足してバッファとしていくのが正道である。それができないとしたら、個々のメンバーに経験が足りないか、その見通しを立ててくれるベテランリーダーの層が足りていないのだ。▼全体を見据えて要求を出す上司と経験の浅いメンバーが見積もりにおいて直通していることが災禍を引き起こしている。中間が薄くなりすぎたのだ。

[3600] Jul 13, 2019

長男・次男を連れて横浜へ。▼昼頃、次男が泣くので調乳のためヨドバシカメラ三階の授乳室へ行く。誰も使用していない授乳室に給湯器がひとつ。「熱湯が出ます。注意!」と書かれた蛇口をひねる。が、いつまで経っても冷たい水しか出てこない。給湯器を見ると水温は「25℃」。騒ぐ長男、泣く次男。再沸騰ボタンを押して待つこと10分。水温は「33℃」。哺乳瓶とベビーカーと長男を抱えて授乳室を出た。▼苦言のメールでも出したいくらいだ。そもそも給湯室がカーテンで仕切られた部屋内にあるのも酷い。誰かが授乳していたら他の人はお湯も手に入らない。加えて、この常温冷水からの再沸騰式。沸騰するまで一時間はかかる。泣いている赤ん坊をそんなに待たせるのか。それも排他的な授乳室内で。あるだけマシというような投げやりな設計にげんなりした。▼尚、隣のモアーズは授乳室に立札がある。「男性の方の使用はご遠慮願います」。横浜の悪いところだ。

[3599] Jul 12, 2019

かなり身体がだるい。今週はどういうわけか疲労が大きかった。これといった明確な理由の見つけにくい慢性的なダメージである。病気でもないから尚のこと気味が悪い。▼右手の親指が痛むのも不可解だ。親指の爪の左側。爪の付け根のあたりの隙間。ごく稀にではあるが、針で刺されたみたいにズキズキすることがある。どうみても外科的な異常は認められない。気から来る症状なのだろうか。▼その他、以前より脚が疲れやすいこと、夕方から夜にかけて思考の焦点が定まりにくいこと、物忘れが多いこと、夜遅くまで起きていられないこと、などなど、些細ながらも不愉快な不良状態が続いている。とはいえ、日常生活に支障は来たさない程度の不具合だ。やることはいつも通り。最低限の睡眠を確保して、必要十分な栄養を取る。あとは適度な運動が加われば上等だが、今のところは出来ていない。オフでの知的活動は数日間休んでみる。いろいろと、考えすぎた可能性もある。

[3598] Jul 11, 2019

「俎上。敷衍。薫陶。……そんな日本語は知らないな。辞書には載ってるけど。使うことなんてまずないよ。知っている必要はないと思う。」▼ネイティブがそんな表現は使わないと言っているから、その語彙は憶える必要がない。しばしばそんな意見に出くわす。コミュニケーションは僅かな語彙だけでも成立する。生きた英語を学ぼう。そんなふうに主張している。難しい言葉を習得するのはマニアであって、言語学習の本質ではない。そう考えているようだ。▼全否定はしないが、この手の話を聞くと、私の脳裏には最初に挙げた架空の発言が浮かんでくる。この日本人の言うことを信じて冒頭の語彙達を不要と切り捨ててしまってよいものだろうか。ビジネスの、研究の、政治の世界でグローバルに活躍したいと願う人が。ストレートに言えば、尋ねたネイティブが――その国の言語レベルにおいて実は低水準である可能性を――検討しなくてよいのだろうか。そういう話である。

[3597] Jul 10, 2019

残りは4ピース。ゆっくり待つ。キャプションも焦らずぼちぼちだ。演出を入れるところはピンポイントに絞ろうと思っている。楽しくしたいのはもちろんだが、画面がうるさくなりすぎて気が散っては本末転倒だ。▼いつも悩むのはフォント。少ないフォントに統一してサイズや配置でバリエーションを出した方が全体の構成は整えやすいが、絵と曲調に最も合うフォントはやはりそれぞれ違うもので、全てに最適解を選んでいくとバラバラになってしまう。一枚ずつの静止画としてのまとまりを重視するか、前後数枚を含めた見た目の流れを重視するか、作品全体の統一感を重視するか。このへんのミクロとマクロのバランスが難しい。難しいというより、好みの問題ではある。3つの宝箱がどれも魅力的で選べないようような、プラスとプラスを比較する嬉しい難しさである。▼尚、汎用キャプションは使わないことにした。久々の動画作品だし、それくらい頑張ってもいいだろう。

[3596] Jul 09, 2019

VegasPro、雑感。▼レイヤー別に書き出してもPhotoshop側のレイヤー効果が完璧には引き継がれないのが少々残念。特殊な効果をかけていたりすると、VegasPro側で再合成したとき見た目が変わってしまう場合がある。また、どういう理由か知らないが、VegasProで読み込んだ画像をPhotoshopで編集しようとすると、ファイルが外部で使用されているというエラーが出てしまう。VegasProがハンドルを握っているのだろうか。しかし、それでは「再読み込み」機能の説明がつかない。再読み込みするからには、画像ファイルを載せたまま外部で編集されることを想定しているはずである。ここがどうにもわからない。目下、いろいろ方法を調べている。▼タイムラインの操作は直感的で良いが、複数選択からの一括トリムが出来ないように見える。移動はできるのにトリムが出来ないのは片手落ちだ。こちらも探したが方法は見つからなかった。情報源の少なさが最大のネックである。

[3595] Jul 08, 2019

もっともっと勉強と研究に時間をあてたいが、現実はそう上手くいかない。いつでもだれでも時間のやりくりに苦しんでいる。苦しまないのは諦めた人だけだ。最高を求め続ける限り、時間が足りることはない。▼だが、時間が足りないと感じられるのは、他の重要な要素が満たされているおかげでもある。時間があっても収入がなかったら、明日のご飯のことしか考えられなくなる。収入があっても精神が不安定だったら、何かに打ち込むのは難しい。精神が安定していても身体が病気になったら。身体が健康でも未来が見えなかったら。未来が見えても過去のトラウマから逃げられなかったら。過去のトラウマがなくても現在のしがらみに囚われていたら。……。▼完璧ではないにせよ、そういう諸々がそれなりに満たされていればこそ、時間のなさを嘆くこともできる。やりたいことへの障害として、最初に挙がるのが時間であることに感謝しよう。そうして、時間を大切にしよう。

[3594] Jul 07, 2019

洋書。『SHOE DOG』を選んでみた。日本語版でしばらく平積みになっているのを眺めていて、読んでみようか迷ったこともあったし、価格も邦訳版とペーパーバックであまり変わらないから、いろいろちょうどいい。邦訳版が金ロゴなのに対して、洋書は銀ロゴなのが印象的だ。どんな理由があって変えたのだろうか。▼ベストセラーになるような本は、たいてい端書きから面白い。『SHOE DOG』も、この法則には当てはまっている。冒険の始まり方はまるでフィクションのようだ。先へ進まずにはいられない。また、フィル・ナイトが最初から日本を志向し、日本がナイキの成功物語に深く関わっている事実も、この本が日本でベストセラーになった理由のひとつだろう。日本も今、アイデンティティの確立に苦しんでいる。日本の凄さ、日本の良さとは何だったのだろう。そういう「日本探し」の材料を提供してくれる本が流行るのは必然の流れである。▼ちまちま読み進めていこう。

[3593] Jul 06, 2019

長男はまだ曜日の概念を知らない。朝、登園するとき、毎日「今日は*曜日だね」と言いながら行くし、「明日は金曜日。明後日は土曜日だからお出かけだね」と時系列の概念も仄めかしたりしているが、なにぶん子ども自身にとっては実体のないラベルである。なかなか理解しようとはしてくれない。▼だが、不思議なことに、平日は時間ぎりぎりまで寝ている一方、休日、つまり土曜日と日曜日になると、普段より早く起きて下へ降りると言い張る。休みの日はなぜか早く起きるのだ。これには参ってしまう。布団の中、いつもより遅くまで親が隣にいることで、逆に「今日は保育園の日じゃなくてお父さんお母さんと遊ぶ日だ」と検知しているのかもしれない。とはいえ、そうだとしたら、結局、早起きして寝室から出ていかなければならないことになる。▼強制される早起きが、実は私にとってプラスに働いていると信じることにしよう。寝坊も二度寝も身体に良いとは限らない。

[3592] Jul 05, 2019

7payが炎上している。▼記者会見が見事に下手を打ったこともあり、あらゆるところから批判を浴びる四面楚歌に陥った。なんといっても、この騒動を国内最大手のコンビニエンスストア・チェーンの系列が引き起こしているというのが衝撃である。名も知れないベンチャーがセキュリティの甘いサービスを展開してしまったとか、そんなレベルの話ではない。誰もが名前を知る一部上場企業が大手を振って掲げる新規事業の技術水準がコレだったのだ。▼納期ありきの開発が強要されたとか、エンジニアの真摯な訴えが経営陣に一蹴されたとか、様々な憶測が飛び交っているが、どれも自らの苦い経験から来る類推というところだろう。だからこそ、信憑性もある。今回問題になったセキュリティ上の初歩的な不備を、開発が誰も気づかなかったとか、問題視しなかったと言うのは、さすがに無理筋というものだろう。政治が技術に先行する世界がしばしば引き起こす悲劇の一つである。

[3591] Jul 04, 2019

次男に我が出てきた。少し前は、お腹がいっぱいで満たされていれば、マットの上に転がしておいてもお気に入りのおもちゃでしばらく一人遊びしていたのだが、最近は、ケラケラ笑っていても、自分に構わなくなったと見なすと急に泣いたり怒ったりする。明らかに欲が出てきている。成長している。▼移動はまだハイハイというよりも匍匐前進。腕の力だけで前に進んでいる。回転と前進を使いこなせれば行きたいところには行けるので、今も、椅子やおもちゃの隙間を抜けて割と自由に床を滑っている。もう少しコツを掴んだら部屋からも出ていきそうな勢いである。ベッドの上でも移動は速い。油断するとすぐに縁だ。目が離せない。▼我欲が出てきたと同時に、リアクションも良くなってきた。そのせいか長男も前よりよく絡んでいる。絡みが乱暴すぎて嫌がられることも多いが、明らかに遊んでくれて嬉しがっているときもある。二人で遊んでくれるようになれば、楽になる。

[3590] Jul 03, 2019

ときどき洋書が読みたくなる。が、それを妨げる心理的な障壁が、あの紙だ。ぱさぱさでごわごわで、一度読み終わるとドライヤーをかけたみたいにぶわっと広がってしまう、あの紙質。どうしても好きになれない。文庫本とは言わないが、せめて新書クラスのつくりで手ごろな洋書が出てくれたらいいのにと思う。▼「ペンギンリーダーズ」でいいじゃないかと言われそうだが、わがままなのは承知の上で言うと、あれではラインナップが狭すぎる。読む本は自分で選びたいのだ。こうしてないものねだりをしていると、日本の文庫本がいかに恵まれた知的資産であるかを改めて思い知らされる。ポケットに文庫本を。私利私欲でなく、本当に国の知性を高めたいという熱意を持って創刊したのだろうと思わされる。頭が下がる思いである。▼だが、それに慣れてしまったことが悲劇である。電子マネーもそう。日本の国際化を阻んでいる最大の原因は他ならぬ日本の快適さなのだろう。

[3589] Jul 02, 2019

ガチャン。お風呂に入っていたら、長男が急にドアを開けて、言った。「つつごうたいむり」。▼よく聞き取れなかったのでポカンとしていたら、もう一度同じことを言う。「つつごうたいむり」。そうか、筒香がタイムリーを打ったのか。恐らくは妻からの命を受けて、吉報を知らせに来てくれたのだった。ありがたい速報である。だが、本人は何のことかわかっていないようで、ありがとうと言うと「つつごうたいむり、どこ?」と聞いてきた。モノの名前か何かだと思っているようだ。▼とはいえ、それでいい。何か新しいことを覚えるときは、言葉だったりフレーズだったりが意味もわからずに入ってきて、それを丸暗記して諳んじることから始めるのが王道というものだ。「**、タイムリー!」という実況が聞こえてきたら、そのうち促されなくても報せを持ってきてくれるようになるだろう。あとはホームランを覚えてくれれば十分だ。いつか子どもたちと球場に行きたい。

[3588] Jul 01, 2019

VegasProで遊んでいる。知らないソフトウェア。慣れない操作。あれこれ試しながら、手探りの制作。そう、この感覚だ。これが時間を忘れて熱中する冒険というやつだ。新しいマップの探索。新たな武器の入手。戦闘に勝利するたび、世界を覆う闇が少しずつ晴れていく。これこそ正しい意味での「ゲーム感覚」というものだ。▼同じゲームばかりプレイしても飽きてくるが、序盤を遊んだだけですぐに別のタイトルへ移っていたら、それはそれでつまらない。とりあえずはクリアを目指して、クリアからコンプリートの間のどこか好きなところでやめるのが賢明であろう。それなりに使いこなせるようになるだけならBエンディングを見るだけでもいいが、完璧にマスターしてプロになりたいならプラチナトロフィーが欲しい。▼その塩梅も結局は遊びながら考えていくことになる。遊んでみないうちから、どこまで遊ぶかなんて決められないものだ。VegasProは、思ったより楽しい。

[3587] Jun 30, 2019

ちょうどVegasProのセールだったので、AfterEffectsを諦めて乗り換えてみた。もともとAfterEffectsに強いこだわりがあるわけではない。むしろ、スライドショー動画にはオーバースペックである。フォトプランはどうせ使うので、Photoshop&VegasProの組み合わせがコストパフォーマンス的にベストだと判断した。▼触ってみた印象。クセがあってとっつきにくいと聞いていたが、そうでもない。PDSも普通に読めるし、トラックの感じもDAWに近くて直感的だ。さすがにレイヤー効果は引き継げないが、あらかじめレイヤー別に書き出しておけば問題はない。どうせ内部での扱いはバラバラである。管理するファイルの数が増えるくらいの不都合しかない。▼もとより動画に凝るつもりはさほどない。サクサク作れる。派手なエフェクトは最小限で、トランジションもシンプルに。最も時間がかかるのはチェックすべき文字列の多いエンディングだろう。そこまではどんどん進めたい。

[3586] Jun 29, 2019

『モアナと伝説の海』を見る。王道でオーソドックスなストーリーだが、リッチな海の表現と、あまり他に類を見ない性格のマウイが見ていて面白い。海の話ということで長男が喜ぶかと思ったが、他のディズニー作品に比べると登場人物が少ない上、しんみりした場面も多く、しばしば飽きて部屋を出ていったりしていた。海の生き物たちとの交流を描いたり、イルカやクジラと一緒に冒険したり戦ったりといった話ではなかったようだ。想像したよりやや大人向けだった。▼『ズートピア』のような万人受けするメガヒット作品とは毛色が違うが、ミュージカル要素がふんだんに盛り込まれていて、初期のディズニー作品に近いイメージがある。マウイの動く絵は『ヘラクレス』を思い出させる演出だ。ほとんど二人だけの物語でありながら、飽きさせない工夫は随所に感じられた。小さいなりにまとまった佳作というところだろう。美しい海のレンダリングに興味があればお勧めだ。

[3585] Jun 28, 2019

「月収35万円」「土日祝休み」「賞与年2回」。一枚の紙に箇条書きで書いてある。転職サービスの広告である。35万円には小さく「以上」と足されていた。多少の誇張はあるにせよ、こんなレベルの求人が載っているのなら――そんな思いでクリックする人もいるかもしれない。しかし、広告と一緒に掲載された本文、つまり、画像ほどは目を引かないキャプションには、こう書いてある。「月収35万円、土日祝休み、賞与年2回、あなたが転職で叶えたいのはどれ?」▼ANDではなくORなわけだ。それなら該当する求人も山ほどあるだろう。画像は明らかにANDを匂わせているが、文章でORである旨を明記しているからセーフということなのだろう。しかし、気づいてしまうとアンフェアさが際立つ。サービスそのものの質にも疑いの目を向けざるを得ない。同時に、世の中に出回る求人の条件の厳しさも透けて見えるようだ。求職者の理想と現実のギャップは大きい。

[3584] Jun 27, 2019

社会人になってから九年経った。▼九年間、仕事でもプライベートでもいろんなことに手を出した。時間を無駄にしたという思いはない。ただ、もし、この九年間の時間を全て何か一点に――たとえば語学とかに――注ぎ込んでいたら、今頃は十分極められていたに違いないと思ってしまうこともある。せめて身にならない暇つぶしに費やした時間だけでも充てていたら。無論、現実の私はそうしなかったのだから、妄想、絵空事の類には違いないが、あり得た世界を想像し、今ある世界と比較することで、未来の選択に活かすことは無駄ではない。闇雲な反省は単なる自虐である。並行世界との対比なくして、建設的な反省はあり得ない。▼来たる数年間は、もう少し選択と集中を進める。捨てるというと聞こえは悪いが、やりたくても、あるいはやれても、敢えてやらないこともはっきりさせていく。全方位に火花を散らすステージはもう終わった。指向性のある力強い炎になりたい。

[3583] Jun 26, 2019

5つか6つくらいの重い案件を同時並行でこなしている。脳もフル稼働だが、それ以上に身体がフル稼働だ。席に座ったと思ったら、すぐに立っている。ビルドやファイルデプロイの待機時間を上手く組み合わせて、自分の席と人の席を行ったり来たりしている。汗をかくデスクワークである。▼ただ、足を使うという方針は、今のところかなり大きな功を奏している。今のプロジェクトがとりわけコミュニケーションをチャットツールに頼りがちなせいもあり、フェイストゥフェイスで情報を集め、それを拡散するアナログな役目が痒い所に手が届く形ではまっていると思われる。▼正式な文書や告知にならない思考の残滓を当たり障りのない範囲で再構築し、雑談的に拡散することで情報の粘性を緩めるのが私の隠れた仕事である。潤滑油のような……と言うと、急に就活的で陳腐になるが、潤滑油というよりもっと直接的なポンプである。血流の悪いチームに良い仕事はこなせない。

[3582] Jun 25, 2019

十年ぶりくらいで「らあめん花月嵐」に行く。十年前と同じ店舗だ。まだ存在していることに驚いた。通常なら貴重なラーメン枠を使って選びはしないが、朝、長男にカップラーメンを目撃されて食べたいとせがまれ「昼に食べよう」と約束したものの、横浜まで出る余裕はないので、数少ない近場のラーメン屋から比較的安全なところを選んだ形だ。ジャンクだが種類も豊富だし、ちょうどよいと思った。▼特にこだわりもないので、最もオーソドックスな一杯をいただく。しょうゆ味。思ったより悪くない。記憶に残っているのは薄くて脂っこいスープにコシのないつるつるの麺だったが、やはり十年も経てば味も進化するものだ。脂っこさは相変わらずだが、あれもこれも食べられる大衆向けのチェーンとしては上手にまとめていると思った。長男も大喜びである。▼ただ、回転は悪かった。三人で回すには無理のある店舗だ。後ろに並んでいた大勢もどこかへ散ってしまっていた。

[3581] Jun 24, 2019

タスク管理という幻想を捨てない限り、タスクは管理できない。▼家事がそうであるように、仕事もまた、ほとんどの時間は「名もなきタスク」に奪われている。名前をつけて管理できるタスクなど全体の半分にも満たない。何度かプロジェクトを超えた人は、それをわかっているので、バッファという名前で隠蔽しようとする。しかし、それもまた悪手である。2人日が妥当な仕事も、バッファ込みで3人日にしたり4人日にしたり、気分次第で好きなように人日を見積もる口実を与えてしまう。結果、見積もるべき工数は楽観シナリオの三倍などという、わけのわからない慣習も生まれて来る。それで管理した気になるのだから意味不明と言うしかない。▼タスク管理を諦めるべきだ。少なくとも遠い未来の仕事について、細分化された見積もりなど作るべきではない。こと期間の短いウォーターフォールでは見積もり自体のコストが命取りである。予定を立てることは成果ではない。

[3580] Jun 23, 2019

夢の話の続き。自分のための備忘録。▼設定・雰囲気が共通しているのは不気味だが、とりわけ気味が悪いのは、その夢の中ではいつも左腕にある腫瘍のようなものだ。過去の夢の記憶があいまいで確たることは言えないが、回を追うごとに肥大化しているような気もする。うろ覚えだが、随分昔に上水道に毒が流された事件があって、それを飲んだ人はたいてい死んだが、私は左腕に貯めこんだことで助かった……というような設定ではなかったかと思う。夢だから滑稽なのは当然だが、現実の身体に起こっている異変の示唆だったらイヤだなと思う。今のところに日常生活に支障はない――はずだ。▼マニッシュ・ボーイの「デス13」じゃないが、あまりあの夢にもどりたくはない。フロイトの夢判断にかけたら何が出るだろうか。もうひとつ、続きものと言えそうなシリーズはあるが、そちらは私の中で原因らしいものがはっきりしているので怖くはない。今回の方が怪訝である。

[3579] Jun 22, 2019

次男がしゃべる夢を見た。▼夢だからペラペラ大人のようにしゃべっていた、というわけではない。「ただいま」とか「暗い」とか、簡単な言葉をカタコトで話していたところが妙にリアルである。まだ七ヶ月なのにしゃべれるなんてと驚いたが、周りの反応は素っ気なくて、奇妙な感じがした。実際、あまり良い夢ではなかった。いつもは起きると忘れてしまうが、夢に入ると続きものであることを思い出すタイプの薄気味悪い夢である。夢と夢をまたいで、状況や設定が引き継がれているのが不気味だ。今日は、過去の凶悪犯罪者が潜んでいるかもしれないパーティーを終えて、最寄りのコンビニへ向かう途中、横断歩道のない道路を突っ切ったところ、警備強化中の警官に取り囲まれて連行されたところで目が覚めた。▼徒歩三分のローソンである。いつもは手前の横断歩道を渡る。信号無視して渡るような道ではない。夢では何か急いでいた気がする。今日はたまたま覚えていた。

[3578] Jun 21, 2019

激しい残業や休日出勤は、自分だけではなく他人の業務効率まで下げるという話。▼激し残業を続けると、体力も思考力もなくなってくる。それでも元気なときと同じように振る舞えるなら問題はない。だが、疲れが外に見え出してくると周りに悪影響が出始まる。改善要求に対して防御的になったり、会話がスムーズに流れなくなったり、言葉が荒くなったり、忙しいことを理由に仕事を忘却したり、手を抜いたりする。あるいは、そういう悪さをしていないつもりでも、ため息が多くなり、疲労が滲み出ていると、それだけで他の人は話しかけにくくなる。気を使ってしまう。頼みごともしづらい。結果、本当に必要な仕事が宙づりにされたり後回しにされたりする。「やってもらいたいけれど、それどころじゃなさそうなので……。」▼ましてや、管理者がそうなったらオシマイである。デバフの影響先はもれなくチームメンバー全員に及ぶ。無理心中である。先には暗黒しかない。

[3577] Jun 20, 2019

次男が重くなってきた。生後七か月。8.5kg。目安体重は6.7kg-9.5kgと幅がある。平均は8.1kg。少しだけぽっちゃり気味ということになりそうだ。▼ハイハイはできないが、お座りが安定してきたのと、うつぶせで足をばたつかせて前に進みたいという意思を示すようにはなってきた。目の前に欲しいおもちゃがあったりすると、手を伸ばしながらビタンビタン跳ねて、しばしば不本意にも後ろに下がっていく。そして怒る。我も出てきたようだ。一歳児に近づいてきた。▼歯固めすら口に入れようとしなかった長男とは違い、次男はわりとなんでも口に入れようとするように見える。ハイハイするようになったら小さなおもちゃは危険だ。この穴を通るおもちゃは赤ちゃんの喉を通るという目安のシートをもらったが、思っているより遥かに大きい。トミカでもダメである。レゴなどもってのほかだ。長男には悪いが、おもちゃの一部はしばらく押入れに引き上げることになるだろう。

[3576] Jun 19, 2019

音楽はデジタルの弊害に悩まされるのが他のコンテンツより一足早かった。21世紀になる前から楽曲のコピーは蔓延し、CDの売り上げに大きな悪影響を与えていた。▼それゆえに、音楽はデジタル/ネット時代への対応も早かった。無料配信の流れに逆らう理由はないと早々に諦観し、収益の柱をライブや握手券に移していった。コピー可能なものはタダで売り、コピーできないものを売る戦略である。極めてまっとうで、的を得ていた。音楽業界はかろうじて生き延びた。▼しかし、音楽の無料化への迎合は早すぎたのではないかと思っている。誰もが巨大な無料配信プラットフォーマーに飛びついた結果、音楽=無料の図式は瞬く間に浸透し、メルマガのような個人レベルのサブスクリプションビジネスに落とし込むことすらできなかった。音楽配信を定期定額で提供するサロンの存在を許す間もなくSpotifyやGoogleMusicが音楽を支配した。時代先行が仇になってしまったのだ。

[3575] Jun 18, 2019

プロジェクトが苦しんでいる。マネジメントも、現場も。▼ちょうど中間的な立場を利用していろいろヒアリングをする。正直、マネジメントは現場の能力不足のせいにしすぎだし、現場は管理体制のせいにしすぎだし、どっこいどっこいなところはある。ただ、もう収集はつかないだろうというところまで来ている。この状況を打破しようと改善案を練る人と、そんなことをしている場合ではないからとにかく終わらせようと発破をかける人が対立しているような状況なのだ。つまり、体制の改善すらはっきりとは求められていないのである。こういう場合、改善される見込みはゼロと言っていい。▼もはやこのまま行くしか道はないだろう。最適なチーム運営方法をゼロベースで考えましょう、などと呑気なことを言っていたら、プロジェクトは間違いなく破綻する。すでにマウントポジションを取られてしまったのだ。勝つためには、こうなる前にケリをつけなければならなかった。

[3574] Jun 17, 2019

子どもたちが帰ってきた。また日常が始まる。▼子どもたちがいない間のこと。不思議なもので、皆がいるときはチャキチャキやっていた家事も、誰もいなくなった途端、急にやる気がしぼんでしまう。たった数枚の皿と、たったひとつのフライパンなのに、なぜだか洗う気力が湧いてこない。面倒くさい、後でやろう、などと思ってしまう。そうして、後回しにすると、後になっていよいよ面倒になる。何をするのにも身体が重くなったように感じた。▼同僚は、この現象を「家事効率が下がる」と表現した。皆がいるときの家事は皆のためになる。ありがとうと感謝もされる。しかし、自分一人になると、家事をしても自分しか得する人がいない。同じ仕事量でも見返りが少ないのだ。仕事は何も変わらないのに、いきなり給料が三分の一、四分の一になったようなものである。大義に感じるのも当然というわけだ。▼忙しいのは無論だが、そういう見方もある。今日からまた全力だ。

[3573] Jun 16, 2019

動画制作中。続々とイラストの使用許可をいただいている。突然のお願いにも関わらず快諾してくださる方がほとんどで、本当にありがたい。▼完成したら公開はするが、今回に関しては、あまり公開後のことにはこだわっていない。もちろん、より多くの人に見てもらえたほうが嬉しいには違いないが、そこの数字を求めようという意思が希薄なのも偽らざる今の気持ちではある。▼理由はたぶん二つある。一つは、はっきり目に見える形ではないにせよ、自身の成長というかけがえのない報酬をすでにもらっているため。良くも悪くも、完成させた時点である程度、自己満足してしまったところがある。▼もう一つは、すでに次の計画を進めたくなっているため。気が早いのは百も承知だが、今の作業を進めつつも、心がもう一足先に行っている。次の次もある。次の次の次もある。だから、現在のことに一喜一憂している余裕があまりない。もっともっと、面白いことがしたいのだ。

[3572] Jun 15, 2019

『シュタインズ・ゲート』は、私の中でノベルゲームの金字塔のひとつになっている。文句なく面白かった。しかし、どうして金字塔と言うほど記憶に残っているのか。プレイの記憶が、他のゲームと一線を画しているのか。以下、ネタバレ注意。▼決定的な理由はひとつしかない。それは私が、主人公の岡部倫太郎と同じく「β世界線に戻ると牧瀬紅莉栖が死んでしまうことを忘れていたから」だ。岡部がその事実に気づいたとき、はじめて私も思い出した。そのとき、衝撃がリンクした。感情移入というよりも、感情が同化していた。まるで私が物語の中に放り込まれて、唐突に、究極の二者択一を迫られたような気持ちになったのだ。▼あの瞬間のリンクがあったからこそ、最後まで物語を他人事ではなく自分事として捉えられたのだと思う。もし私がβ世界線のことを覚えていて、忘れているらしい岡部を俯瞰し冷笑していたら、こんなに思い出深い作品にはならなかっただろう。

[3571] Jun 14, 2019

横浜DeNAベイスターズ、ソフトバンクホークスとの初戦に勝利。交流戦、ヤフオクドームでの白星はなんと五年ぶりだ。リーグ中のハマスタ阪神に匹敵する鬼門中の鬼門。エース千賀にエース今永をぶつけて僅かさで勝てた意味は大きい。▼あんなに遠かったAクラスの背中も見えてきた。3位阪神まで4ゲーム差。6位のヤクルトより距離は近い。今の調子で交流戦を勝ち抜ければゲーム差1、2というところも見えて来る。リーグ内でのポジションを劇的に立て直すことができる。▼とはいえ、現在のソフトバンクを含め、ここからは日本ハム、楽天とパリーグのAクラスが揃い踏みである。ちょっと気を抜いたらあっという間に白星を攫われて、交流戦は結果的に負け越しなんてことにもなりかねない。そんな一寸先は闇の流れも知り尽くしている横浜である。ファンも球団もこのくらいで油断はしない。油断はしないが浮かれはする。気分が乗って、仕事も進む。楽しんでいこう。

[3572] Jun 13, 2019

昨日は投稿に失敗していたらしい。ロクに確認しないで寝てしまった。そういうこともある。▼目下、動画制作が最大の作業だが、アドビCCの月額利用料金が高いので、少しでも節約するために準備フェーズと実装フェーズを切り離そうとしている。全ての画像が出揃って、キャプションもつけて、遷移演出や構成も事前にある程度決めて、あとは並べてレンダリングをするだけというところまで持って行ってから、「動画作成」作業を始めるつもりだ。製作期間が二ヶ月になるだけで料金は倍になる。ここでしか使わないソフトへの課金である。無駄遣いはしたくない。▼曲側の見積もりは大幅に甘かったので、全く信用に値する予測ではないが、残り期間は約二ヶ月を目論んでいる。三ヶ月以上かけたい気持ちだが、そこまでかけてしまうと仕事の繁忙期と完全に被ってしまうため、押しやられて来年になってしまう。仕事より優先するつもりはない。ここ六十日余りが勝負である。

[3571] Jun 12, 2019

十年前。自分のキャリアをどうしていきたいか、当時の上長に聞かれたが、その当時、会社で昇進するルートはひとつしかなかった。仮にステージが1・2・3……なら、4以上の役職はマネジメントしかないという状態だった。マネジメントを志向しないということは、即座に昇進ルートへ行かないことを意味していた。だから、多分、よほど管理職に抵抗のある人以外は、みんな同じ答えを返していたのだろうと思う。▼十年経って。ようやく会社も「現代」に追いつきはじめてきた。技術職の待遇改善を大々的に打ち出し、有言実行として社内の有能な技術者を次々と「4」や「5」の領域に上げ始めた。この速度感は素晴らしいと思った。同時に、管理方面には微塵も興味はないが、技術的に優れたものを持っている社員たちが生き生きとし始めた。給料を上げるためにやりたくないことを志向する必要はもうないのだ。職場が色を取り戻してきた。未来を感じる良い施策だった。

[3570] Jun 11, 2019

昨日はざんざん降りに傘。今日は唐突なにわか雨に傘なし。帰り道、二日連続で濡れてしまった。靴も交互に乾かしている。ジャケットは暑くなったら、もういちどクリーニングに出した方がいいだろう。▼梅雨だから降るのは仕方ない。降るなら今のうちに降ってくれないと困る。ただ、昼にも大雨だと、いつもの面子が外食に行く気をなくして、自然と社食になる。美味しくないとは言わないが、いつも似たようなメニューから選んで、混み合って席も取れない堂内をうろつき、やっと座って芋洗いの中で予想通りの味のおかずを食べて、けっして安くない値段を払うことになるので、あんまり気乗りはしない。外の方が安くて美味い。▼とはいえ、栄養はそれなりに考えられているのだろうから、それならいっそということで、社食に来たときは徹底的に魚・野菜系を取ることにしている。栄養補給と割り切るわけだ。雨が降ったら健康になると思えば、憂鬱も少しは紛れてくれる。

[3569] Jun 10, 2019

久々に長時間、講義形式でしゃべったので喉がカラカラになってしまった。ヨーグルトドリンクで潤しても痛みが残る。塾講師時代は二時間くらいしゃべりつづけても大丈夫だったが、それからしばらく仕事で講義調に声を出す機会などなかったから、すっかり錆びついてしまったらしい。スポーツと同じで、声も出し方を忘れてしまうということは、たしかにある。▼もしかしたら歌もロクに歌えなくなっているかもしれない。最後にカラオケへ行ったのがいつだったか、思い出せないほどだ。昔はあれほどカラオケに通っていた同僚達も、気がつけば同じように嘆いている。なぜ行かなくなってしまったのか。仕事が忙しくなり、年も取り、歌で発散できるほど身体にエネルギーが残っていないということなのかもしれない。▼それでも歌うチャンスはある。外野席だ。今年は外野席を取ろう。最下位からの大逆転優勝へ向けて、ライトスタンドから声高らかに、応援歌を届けるのだ。

[3568] Jun 09, 2019

「達成者。探検家。社交家。殺人者。あなたはどのタイプのゲーマー?」▼最初は達成者と殺人者が半分半分かなと思った。クエストをこなしたり称号を集めたりすることに満足する達成者。ランキングなどで他人より強いことが可視化されることに満足を覚える殺人者。どちらもわかる。ただ、後者については、いわゆる最強厨ではない自覚がある。FPSであれ他のジャンルであれ、私が楽しんでいるのは「それがなんで強いんだ!?」と他プレイヤーに言わしめるような、意表を突くような遊び方だ。癖のある武器を使いこなしたり、まだ誰も考えていないデッキを投入して場を沸かしたりすることに心血を注いでいる。ゲームにおける可能性の鉱脈を探り当てようとしているわけだ。であれば、案外、探検家の方が近いのかもしれない。▼チャットや掲示板での交流に満足を感じる社交家でないことは確かだ。だからこそ、交流を主とするオンラインゲームには深く嵌れなかった。

[3567] Jun 08, 2019

今日から妻が子どもたちを連れて岡山・福岡へ。数年ぶりのひとりである。▼もちろん体は楽だ。このあいだにやりたいことも、やるべきことも、たくさんある。しかし、夕方ふらっと散歩に出かけて、コンビニで飲み物とお菓子を買って帰ってきたとき、家の中が静まりかえっているのはなんとも侘しかった。毎日生活している場所が普段と違う雰囲気に包まれていると、言いようもなく奇妙な感じがするものである。静かだ。静かな夜になるだろう。▼とはいえ、感傷に浸っている暇はない。曲は近日中に仕上げる覚悟でいる。ここで完成しなければ永久に完成しないくらいの気合いだ。その後は、買うべきものを買って、会うべき人に会って、出るべき会に出て、やるべき家のことをやる。「べき」に従っていたら、きっと一週間なんてあっという間である。それでいい。無理に自由を満喫しようとして突飛なことをしても、得られるものはイマイチな気がする。予定調和で行こう。

[3566] Jun 07, 2019

大昔に読んだ漫画でも、不思議と記憶に残っている場面がある。そうして、そういう場面を大人になってから改めて集めてみると、意外と共通点が見つかったりもする。▼たとえば『ドッジ弾平』で強豪B・Aを相手に球川小が2−1の有利をもぎ取ったシーン。残り時間は数秒なので勝利確定の状態だが、主人公・弾平は相手エースの剛球を受けて宙に舞いながらも「てめーのつらにぶちこむまでは終わらせねー!」と吼えて残り一秒で球を投げ返す。このコマが非常に格好良いシーンとして記憶に残っている。▼そうしてふと考えてみると、他の漫画でも似たような展開を数多く気に入って、記憶に保存していることに気づく。つまり、私はきっと、勝利以上のものを求めようとする主人公の精神性が好きなのだろう。良い結果や総合的な損得よりも自分の刹那的な情熱を優先する姿勢に美意識を見出しているわけだ。それが、幼少期から変わらぬ私にとってのカッコイイなのである。

[3565] Jun 06, 2019

正真正銘、あとはコーダだけ。▼正直、合計四〜五時間もあれば終わるような気がしているが、なかなか連続で時間が取りにくい。今まで通り数分ずつ、ちょっとずつ、丁寧に仕上げたいという気もする。反面、早く仕上げて動画制作に移りたいとも思っている。いろいろな思惑が交錯している。しかし、少なくとも、もうキツくはない。物語はもう終わった。欲しかったものは手に入った。あとは華やかに退場するだけだ。▼これだけの制作を終えても、相変わらず答えに辿り着くのは遅いし、答えが見えないこともあるし、変な音を置いたり意味不明な展開を作ってしまうことも少なくない。これらの点で成長したかと言われたら、あまり成長していない。ただ、何小節かの塊をメタ言語で捉えられるようになったのだけは確かだ。音という物理現象を、自分の好きな言葉のテリトリーに引き寄せることが、少しだけ出来るようになった実感はある。今回はそれで充分だと思っている。

[3564] Jun 05, 2019

人は余裕が無くなると、自分に甘くなり、人に厳しくなる。忙殺されている自分がこの程度のミスをするのは仕方がないと思いながら、余裕のある人が同じミスをすれば許しがたい怠慢だと思うようになる。頑張っている自分の自己評価は上がり、頑張っていない――ように見える――他人の評価は下がっていく。▼いつしか成果は目に入らなくなる。結果より過程が大事という言説を悪用して、自分の努力を正当化し始める。現時点での成果には目を瞑ろうじゃないか。こんなに頑張っているのだから。一方、彼は、今はたまたま成果が出ているが、まったく頑張っていないじゃないか。彼が成果を出せているのは、彼の頑張りによるものではないのではないか。誰かが割を食っているんだ。そうだ、自分が割を食っているんだ。……。▼最悪のケースは皆が揃ってこうなってしまうことだ。自分以外が誰も頑張らないから酷いことになると全員が言う。恐怖の世界だが、時々見てきた。

[3563] Jun 04, 2019

今年も交流戦の季節が始まった。毎年、ベイスターズにとっては苦い思い出の多いセパ交流。いつもなら五割をキープしてくれればと思うところだが、先発の柱も揃い、打撃陣も上位打線が固定されて好調、上り調子のまま雪崩れ込んだ今年は勝ち越しも狙えると思っている。ラミレス監督の五割を目指す発言も、現実を見据えつつ虎視眈々と勝ち越しを狙う自信の裏返しのように思われた。▼その初戦、オリックス戦は白星スタートで幸先が良い。去年までオリックスに在籍していた伊藤光のホームランが決勝点というのも、絵に描いたような恩返しで実にドラマティックだ。▼他の五試合も九回までは全て僅差の試合。交流戦に賭ける気合のようなものが伝わってくる。自分の贔屓の優勝だけを考えたら他のセリーグ諸氏には負けてもらった方がいいが、リーグの対抗意識からか、不思議とセリーグを応援したくなるアンビバレントな感覚も交流戦ならではの醍醐味であると言えよう。

[3562] Jun 03, 2019

予算作成。タスクの洗い出し。工数見積もり。スケジューリング。進捗報告。再調整。仕事を前に進めるための仕事。これらメタ仕事の質がプロジェクトの成果を大きく左右すると、一般には言われる。▼しかし、現場の声を聞いてまわる限り、今回は明らかにメタ仕事が多すぎる、そのために本来の仕事が回らないという不満が多く聞こえてくる。端的に言えば、細かくやらせすぎだ。不確実性の高い現場なのだから、少なくとも各パートについては細かく予定を立てて管理するのは直近のタスクだけでよかった。それを何ヶ月も先まで詳細に見積もらせてしまった。その作業自体のコストの肥大化もさることながら、本来は不確実である未来まで無理やり数字化しただけで、上も下も、やるべきことが概ね定量化されたと思い込んでしまった。二重の意味で自らの首を絞めたわけだ。▼目下、諸々提言しているが、活かされるのは次回以降になりそうだ。管理面の設計は反省点が多い。

[3561] Jun 02, 2019

昼食。ほっともっとでガーリック焼肉定食を買うと、会計時、レシートと一緒に灰色の封筒を渡された。役所が送りつけてきそうな素っ気ない封筒。「株式会社プレナス・マーケティング部宛」と印字されている。「お召し上がりになったら、こちらのアンケートを書いて出してください。」▼ツッコミどころが多すぎて、店の外で苦笑してしまった。顧客からのレスポンスを集めるため、あの手この手で各社が鎬を削っている中、ポイントもつかなければクーポンも貰えない手書きのアンケートを郵便ポストに投函させようというのだ。「出してください」とまるで総務か人事のような物言いも失笑である。忙しくて時間を節約するために弁当屋を使っているのだ。弁当のためにアナログフィードバックなんてお断りである。▼それにしても、彼らは何のためにMyHottoMottoとかいうモバイルサービスを始めたのだろう。このあたりの統一感のなさに危ない未来の匂いが立ち込めている。

[3560] Jun 01, 2019

ラジコンを買いに行く。長男が、保育園帰りに他の子のラジコンを見かけてご執心だったそうなので。▼物色。本人はショベルカーにこだわったが、さすがに操作が複雑で、すぐに飽きてしまいそうな気がした。戦車にも興味を示していたが、弾の出るギミックなど現時点では不要な機能が多い。リモコンが上下左右移動のみのシンプルなレバー式で、頑丈で、スピードの出すぎない車が良いと思った。▼そこで目をつけたのがG−DRIVEシリーズの『マツダCX−5』。でかくてごついが、隙間が多くて子どもでも片手持ちがしやすく、電池の減りが少なくなるエコモードにより最高速を落とすことができ、何より長男の大好きな赤である。200分走行の新モデルが出たせいか、隣の150分走行の旧モデルは相対的にかなり安くなっていた。すぐに壊すかもしれないし、最初は安いものがいいとも思っていたので、あらゆる意味でちょうどよかった。▼明日、公園へ遊びに行く。

[3559] May 31, 2019

後輩をサポートするのと、後輩がサポートしてくれるのでは、出せるパフォーマンスに雲泥の差が出る。少なくともここ数年に関しては、私は仕事のパートナーに恵まれた。優秀な後輩と組むことのありがたさを実感した三年余りとなった。▼組織は三角形である。上位にいる人間がどれだけ権力を持とうが、仕事のアウトプットの大半は下位層から生み出される。上位者自身に出せる成果など高が知れているということだ。マネジメントの教科書的な言い方で面白くもなんともないが、優秀なメンバーを集めることと、彼らの能力を最大限に引き出すこと以外に、マネジメントが成功する道はない。▼極言すれば、助けたり助けられたりできることだけが組織の強みである。せっかく様々な対価――政治的ないざこざ、コミュニケーションロス、フットワークの枷――を払っているのだから、相互扶助の恩恵だけは十二分に受けなければならない。助け合わなくなった組織は必ず滅びる。

[3558] May 30, 2019

発生しているトラブルと、そのトラブルのステータスを正しく報告すること。時として仕事の質や速さよりも重要なスキルだが、簡単なようで難しい。単なるホウレンソウの難しさとも一線を画している。▼第一に、悪いことを報告するのは良いことを報告するより気が進まない。トラブルの原因が自分であれば尚更だ。それに、時が収束してくれることもままある。報告しないで済むならしないに越したことはない――そんな心理が働いてしまう。▼第二に、トラブルのステータスを把握すること自体が難しい。とりわけ責任感の強い人ほど問題の渦中にいるとつい解決に奔走してしまい、かえって問題をめぐる勢力図が俯瞰できなくなる。自分自身でなんとかしようと四苦八苦してしまい、問題を細分化したり、解決を適切な人に依頼したりという、上位の情報を管理する自分が不在になってしまうわけだ。▼目下のトラブルを正しく報告できることは、実は希少なスキルなのである。

[3557] May 29, 2019

リスニング力の向上に悩んでいたが、ディクテーションを始めてから上達率が目に見えて速くなった。▼正直、ちょっと侮っていた。「スクリプトを見ればわかる」は聞こえていないのと大差ないとは理解していたが、ひとたび全文が聞き取れたセンテンスに対してスペルまで書き出す必要はないだろうと思っていた。だが、実際、書き下そうとすると「聞いているときに聞こえていること」と「聞いたあとに覚えていること」の間にさらなる壁があることに気づく。冠詞が違っていたり、複数形が抜けていたり、時制が違ったり、副詞が落ちていたりする。そういう細部をディクテーションで拾う練習を積むと、細部であるが故に音が欠落しやすいリエゾンの部分がよく聞こえるようになってくる。いちばんつらい部分がピンポイントに補強されるわけだ。▼一方、予想と異なり、むしろシャドウイングの方があまり効果が出ていない。どちらが合うかは人によるという説もあるようだ。

[3556] May 28, 2019

職場で良いことがあったので、帰りは少し気をつけながら帰ってきた。運の揺り戻しを信じているわけではないが、無意識にでも気持ちが浮ついているときは多少なり意識的に気を引き締めないと、普段ならあり得ないようなトラブルを起こしてしまう。こんなときに限ってなぜ、というような泣きっ面に蜂の出来事は、案外、引き起こした方に問題があったりもするものだ。▼そうして落ち着いた後は再計画の時間だ。勉強量はもっと増やしていかなければならないと思っている。全方面にかけている時間が少ない。新しい知識や経験に飛びつく必要はないが、これまでのテリトリー、たとえば語学やコーディング、ビジネスノウハウについては、改めて足元を固める必要がある。音楽も足しておこう。どの領域でも基礎の打ち直しが確実に必要だ。▼私の目標はぶれているようでぶれていない。自分的に最強であること。今も昔も、これに尽きる。自分に誇れる自分でいるのが一番だ。

[3555] May 27, 2019

今晩は冷房を入れて寝る。クーラーの季節になってしまった。▼昼は八月かと思った。日差しが強いだけでなく、吸う息も暑い。背中が燃える。日傘の運用は梅雨明けからが私の通常だが、もはやそうも言っていられない。梅雨が来るのかもあやしいものだ。降っても暑いまま降るのだろう。五、六、七、八、九。今年は夏が五か月ある……なんてことになるかもしれない。▼たまたま土日に避暑へ行ってきた人がいたが、北へ逃げてもむしろ東京より暑いという状況らしく、国内ではどうにもならない有様である。行くなら国外へ行くしかない。しかし、そんなことができる時期でもない。▼毎年のことだが、暑くなるとヘッドフォンをかぶるのもいやになる。開放型とはいえ耳がすぐに蒸れてしまう。最終確認までの仮置きはイヤホンで作業をするのも一考かもしれない。持ち運び用でない家用のイヤホンを買おう。それがいい。暑さで変な考えが浮かんでいるだけでないことを祈る。

[3554] May 26, 2019

ゼルダを遊ぶたびに「タコ(=ガーディアン)のとこ行きたい!」と主張する長男。この頃は種類まで指定するようになり捜索も大変になってきたので、ここらで別のゲームにはまってもらおうと『スプラトゥーン2』と『マリオカート8』を買った。▼今のところどちらもアテが外れている。好きなイカも、大好きなタコには適わないらしく、ゲームを開始しても2プレイ目には「これじゃない」「ゼルダのタコ倒すやつしたい」と騒ぎ始めてしまう。自分でプレイしようにも、まだカメラ操作が難しい。▼マリオカートはハンドル型コントローラまで用意して、ジャイロで簡単に遊べるところまでは来たのだが、「これは面白くない」とばっさり。二言目にはゼルダのタコである。この呪縛からはしばらく逃れられそうにない。▼高い買い物になってしまったが、いつかはタコにも飽きて「イカのやつやりたい」と言ってくれるようになることを祈る。マインクラフトも試してみよう。

[3553] May 25, 2019

暑い。暑すぎる。蒸さないだけマシだが、梅雨が明けたような気分だ。この暑さのまま梅雨が来るなどとは考えたくもない。暑さを先取りしただけで、夏は冷夏という展開に期待する。▼閑話休題。初代スターオーシャンがPS4/SwitchでHDリメイクされるという。シリーズファンとしてはぜひともやりたい。どこまでリメイクされているか楽しみだ。これでスターオーシャン熱が再燃したら、移住先にアナムネシスという選択肢も出てくるかもしれない。今更……という気もするし、リアルタイム系はいろいろプレイしにくいので実現性は低いが、遊んでみたいキャラならたくさんいる。悩ましい所だ。▼思えばSO1も雑な完成度ではあった。しかし、面白かった。雑だが楽しい。最近のゲームにはあまり見られなくなった形だ。雑でつまらないか、完璧でつまらないか、完璧で面白いかの三択になっている。そこが昔ながらのゲームファンには寂しいところかもしれない。

[3552] May 24, 2019

撤収態勢、あるいは運営変更の可能性と書いた翌日に、まさか運営移管のお知らせが出るとは思わなかった。タイミングが良すぎて自分でもびっくりしている。虫の知らせと言うしかない。▼ケイブが運営を離れ、開発元のEKGAMESが引き取る。ローカライズから開発元に戻っていく格好だ。もっとも、これでゲームがよくなる保証はないし、本国では過疎化していたことを考えると今まで以上に酷くなる可能性もある。ただ、これをきっかけに引退する人も多いだろう。移管後の動向次第では大量離脱もありそうだ。▼しかしこうなると、課金の根底を成すキャラクターを自由に選択できる券なる禁断のアイテムを移管直前に無制限でばら撒いたのは面白い。これがヤケクソでなくて何なのか。移管先で課金されても利益にならないから、ここで集められるだけ集めておこうという魂胆を隠そうともしない態度は清々しくさえある。最初からそれくらいがめつくてもよかったのだ。

[3551] May 23, 2019

LoDが撤収態勢に入っている。月額課金アイテムの販売休止。これまで期間限定・数量限定で小出しにしてきたレアアイテムの唐突な無制限販売。毎週行ってきたメンテナンスの不定期化。イベントのやる気のなさはサービス開始直後の頃にもどったような感覚さえある。懐かしさすら感じるほどだ。▼二ヶ月ほど前に鳴り物入りで追加したばかりの月額課金を何の前触れもなく休止したところが最高に危ない。定期課金系だけは早目に終了しておかないとサービスを畳めなくなるからだ。だが、一方で、GW前に私が報告したバグには「修正対応しました」とメールが返って来たりもしている。このあたりの対応は終わるゲームには思えない。続けるのか続けないのか。案外様子見中なのかもしれない。▼運営が変わる可能性も大いにある。この場合も月額課金を引っ込める理由になる。いずれにしても、今はもうあまりやることがない。引退宣言ではないが、良いゲームではあった。

[3550] May 22, 2019

好みではなくこだわりで仕事をすること。これはピラミッド型の組織でクリエイションを行うときに何度でも復唱すべき鉄則である。▼全員が好みで仕事をしたら、コンセプトは崩壊する。やるべきことは置き去りにされ、不出来なキメラが誕生する。ランダムに異なる方向を指すベクトルの総和は――究極のところ、ゼロである。▼しかし、好みを捨てると同時にこだわりも失ったら、作品の質は一気に低下する。よりよく出来たはずの場所はすべてが及第点となり、神の宿るべき細部は埃まみれになる。こだわりのないチームの仕事は、畢竟、誰にでも置き換え可能である。それは即ち、チームの付加価値がほとんどないことを意味する。外注で十分ということになる。▼優れたクリエイションチームは、指揮を執る人間の好みを、全力のこだわりでもって実現するプロフェッショナル集団でなければならない。好みとこだわりの比率は、ピラミッド内の相対位置で決めるべきなのだ。

[3549] May 21, 2019

寝室に連れていった長男の言動から、少なくともあと一時間は絶対に寝ないぞという強い意思を感じたので、一旦寝室から連れ出した。変則的だが、ベッドで何時間騒がれるくらいなら、遊び疲れて寝てくれた方がいい。そう判断した。▼果たして、居間に連れていった長男の動きぶりは尋常ではなかった。トランポリンで跳ねる、台所とトランポリンの間でシャトルラン、出窓に登る、飛び降りる。しかもその間はずっと喋りつづけている。ひとりトライアスロンである。▼大雨で外に行かなかったので、身体が余りまくっていたのかもしれない。それでも次第に動きが鈍ってきて、二十三時に近くなると、口は相変わらずペラペラまわっているものの、あまり大きくは動かなくなってきた。触ると足があったかくなっている。時間的にも頃合いということで、改めて寝室へ。また暴れかけたが今度はすぐに寝た。本人に寝る気が欠片もないときはこういうやり方でもいいかもしれない。

[3548] May 20, 2019

人が二倍になれば成果も二倍になり、売上も二倍になる。――そんな馬鹿な話はない。しかし、頭ではわかっているはずなのに、そんな馬鹿なことをやってしまうのが大組織だったりもする。▼わかりきっていることで恐縮だが、まず、人が二倍になっても成果が二倍になるとは限らない。増えるとさえ限らない。人が増えたことで成果が減ることも往々にしてある。「ブルックスの法則――遅れているソフトウェア・プロジェクトに人員を投入しても、そのプロジェクトをさらに遅らせるだけである。」▼誤解はもうひとつある。成果が二倍になっても売上が二倍になるとは限らないということだ。仕事の出来映えと売上は、無関係ではないが、単純な比例関係にはない。成果が増えて売上が減ることは稀だろうが、なくはない。▼売り上げることがチームの目標である。目標は、増員して納期に間に合わせることではない。品質を高めることでもない。成果を出すことですらないのだ。

[3547] May 19, 2019

月曜日と火曜日は、どちらも大事な日。晴れて欲しかったが、無情にも雨の予報となっている。とりわけ火曜日は願いも空しく豪雨らしい。腹を括るしかない。▼五月末までは忙しいが、六月に入れば一旦落ち着く。七月からはひたすら加速しつづけていくことを考えると、ここが曲を完成させる最後のチャンスかもしれない。最低でも今年の前半には完成させたいと思っていたので、ぎりぎりながら自分の中での約束も守ることができる。なんとかしたいところだ。▼これが終わったら次にやりたいことが待ち行列を成してキューに積まれている。FIFOキューなので順次消化していくしかない。それでも、ときどき頭の中でキューを眺めてみて、これは面白くないかもとか、こっちの方が将来性があるかもとか、こういうのもありかもとか、抜いたり差したり入れ換えたり、いろいろやってはいる。待機状態にならないタスクキュー。人生の最後までキューが積まれていそうである。

[3546] May 18, 2019

某社がMSワラント株を発行したと話題になっている。▼MSワラント。経営が厳しい上場企業の資金調達の最終手段。耳にしたことはあったが実際に発行されている所は初めて見た。詳しい解説は他所に任せるが、要するに買い手(引き受け手)が絶対に儲かる新株予約権を証券会社などに割り当てることで、さくっと資金を調達する手段である。証券会社はリスクなしで差益を得る。発行主は即座に資金調達が出来る。ただし、株のたたき売りに加えてMSワラントを発行しなければならないような状態であることも白日の下に晒されるため、株価には強い下降圧力がかかる。つまり、既存の株主たちが被害を被ることになる。▼故に、ここで調達した資金を使って抜本的に経営を立て直さない限り、もはや未来はないと言っても過言ではないほどの禁じ手である。今回のケースでは、その充当先も人件費と言われているので、極めて苦しい展開が予想される。起死回生の一手が要る。

[3545] May 17, 2019

承認欲求は是か非か。▼承認欲求には麻薬的な効能がある。承認欲求の暴走が過激な行動を助長する例は枚挙に暇がない。これは暴走を自制できない個人の問題というより、承認欲求自体が抱える本質的な傾向である。人は刺激にすぐ慣れる。より強く多くを望むのは人の性だ。承認欲求の追求は破滅に繋がっている。即ち、悪である。▼しかし、「より強い承認欲求を望む」のではなく、「同じ承認欲求を得るためのリスクを減らす」のであればどうだろうか。これこそ、肯定派が求めている理想であり、承認欲求を飼い慣らして自己の向上に繋げる道ではないだろうか。▼問題視されている過激な配信のように、自分自身の立ち位置が変わらないまま刹那的な欲求を満たし続けても、承認欲求を満たすためのリスクは上がる一方である。それが非なのだ。同じ承認欲求をめぐる行動でも、承認欲求を得ようと思えばいつでも得られる自分を目指すこととは、行き先が全く違うのである。

[3544] May 16, 2019

昼。今日は空腹度が一段違う気がした。メインの皿を二つ取ろうかと思ったくらいだ。さいわい、日替わりのサイドオーダーに好きな磯辺揚げがあったので、ダブルメイン路線は放棄。代わりに量を取った。▼普段の五割増しを食べきって、腹七分くらいであることに気づく。うどんかラーメンくらいなら入ってしまいそうだ。何かがおかしい。時間も押していたので、さすがにその場はデザートで誤魔化した。フリーな昼だったら博多ラーメン屋あたりに吸い寄せられていたかもしれない。▼寝不足の可能性がある。脳は寝不足になると空腹度を正しく測れなくなるらしい。栄養は十分で、胃も膨らんでいるのに、空腹だと誤診する。それで思うままに食べてしまうと、今度は胃もたれしたり腹痛になったりする。もうめちゃくちゃである。疲れているときの食欲は回復のために身体が欲していると無条件に信じてしまいがちだが、そうとは限らないわけだ。寝不足は万病のもとである。

[3543] May 15, 2019

残業の善悪について後輩に問われた事と返答のまとめ。▼彼の問い。残業で効率が八割に低下するとしても、五割増しの時間働けばトータルの出力は二割増しになるのでは。本人の体力と気力が持つ前提なら、出力が増える上に短期間で経験値を積める残業は望ましいこともあるのではないか。▼私の答え。残業は必ずしも悪ではないし、業務の都合で必要になることもあるが、その計算には大事な視点が抜けている。人は十割の効率、つまり限界ぎりぎりまで力を出し切っているときに最も成長する。八割の効率で働いても成長は鈍い。十二割の効率で働かざるを得ない、働こうとすることが人を成長させる。八割の力で五割増し働くことを是としつづける人は、いつまでも八割の力しか発揮することはできない。▼残業=悪と断じるには、社会はまだ未熟すぎる。今日から皆が残業をやめて生産性向上を追求したら、この国は即座に滅んでしまうだろう。徐々に変わっていくしかない。

[3542] May 14, 2019

ここを超えれば後はウイニングラン……という表現を使っていたが、どうも私の「ウイニングラン」の認識は間違っていたらしい。▼私のイメージはこうだった。たとえばマラソンのトップランナーが二位に大きく差をつけてゴールテープのある会場に帰ってくる。二位は遥か後方だ。勝った。勝ち確だ。万雷の拍手を送る観客。栄光へと続くトラックの花道。あとはゴールするだけだ。ついにここまで来た。ウイニングランだ!▼しかし、本来の語義は違った。デジタル大辞泉にはこうある。「陸上のトラック競技や自動車レースなどで、優勝した選手が観客の声援にこたえて、ゆっくり一周すること。」つまり、勝った後のランである。エキシビジョンなのだ。▼そういう意味では、編曲のウイニングランはまだ遠い。動画を作り始めたあたりだろうか。完成した曲を聴きながら、演出を考えたりキャプションを入れたりする時間が、至福のウイニングランということになるのだろう。

[3541] May 13, 2019

move済みオブジェクトへの参照問題で嵌る。継承階層の奥深くに隠蔽されていて気がつかなかった。純粋仮想関数が呼び出されたというエラーから、move済みオブジェクトへの参照が残っている可能性まで発想を飛ばすことも出来なかった。このあたり、もう少し早く原因まで辿り着けるようになりたいものだ。▼今回の設計は基本の総集編である。憶えても使う機会の少ない教科書的な知識を総動員する形になった。テンプレートテンプレートなど必要に迫られて使ったのは初めてだ。CRTPもそう。使ってみたい、ではなく、使わなければならないシーンは、そう多くない。静的テンプレートメソッドパターンの実現以外に使い道があるとは思っていなかった。しかし、気づいてみればこれしかない。▼基本機能の実装は終わっている。あとは冒頭の問題を設計改造で解決して、βをリリースして、テストを回して、ドキュメントを書いて、宣伝して終わりだ。なかなかよく書けた。

[3540] May 12, 2019

紙の本と現実の書店は、まだまだ様々な点で電子書籍とオンライン書店を上回る。デジタルが便利であることは認めるが、その便利さはアナログの利点とトレードオフである。失うものも多い。▼しかし、特定の分野の勉強に関しては、デジタルの有用性はすでにアナログを大きく上回っている。スマホアプリでお勉強なんて横着だと感じるだろうか。一昔前なら批判的な声の方が強かった。だが、今のスマホアプリは違う。紙の本では太刀打ちできない情報量。それらが本一冊分以下で手に入るコスパ。自動化された学習記録。脳科学的な復習スケジュールさえ組んでくれる。UI/UXも魅力的。定期的なリマインダで勉強を促してくれる。音も出る。動画も見られる。そうして、いつでもどこでも取り掛かれるというモバイルの強みも効いてくる。圧倒的と言うしかない。▼今、私が学生だったら、フル活用しない手はないだろう。進学校や予備校でどう教えているかは興味がある。

[3539] May 11, 2019

狂気が信仰を生み、信仰が暴挙を促し、暴挙が奇跡をもたらす。歴史を紐解いても、そういうことはままあった。愚かだからこそ到達できる高み。合理的な判断では到達できない境地。けっして幻想ではない。▼だが、この場合の狂気とは、継続的な狂気である。狂気を狂気と思わぬ、日々「正気なつもり」の狂気である。狂気的な決断を下そうとしていることが自覚できるような状態は、継続的な狂気とは言えない。それは危険しか生まない刹那的な狂気である。成功は遠ざかる。ましてや、奇跡などには繋がっていない。▼知性ある人間が継続的な狂気を意識的に行うことは難しい。しかし、平凡な人間にも継続的な狂気の実行を可能にしてくれる特効薬がひとつだけある。それは「無知」である。知らぬが仏。何も知らなければよいのだ。屁理屈ではない。不合理な努力を継続するには、それが不合理であることを知らないのが一番なのだ。何もかも知れば良いというものではない。

[3538] May 10, 2019

これからのご時世、「何でも屋」は生き残りにくい。何でも出来ることが悪いわけではないが、やれることはなんでもやる、売れるものはなんでもつくる、そういうスタンスを長く続けていると、肝心要のブランドイメージが散逸してしまう。やるならせめて、確固たるイメージが確立した後にやるべきだ。言わば、ある程度イメージを散逸させてもダメージが少なく、実入りの方が大きいと判断したときの<回収策>である。▼何でも屋が生き残りにくいのも、思えば四騎士――GAFA――が関係しているように思う。四騎士のおかげでニッチな需給のマッチングがされやすくなった一方、彼ら自身は究極の何でも屋になろうとしている。二重の意味で、中途半端な便利屋の立ち位置が消滅しかかっているのだ。ラインナップの幅広さ、便利さ、手軽さ、安さ。そんな土俵で勝負しても勝ち目は薄い。合理的な理由がなくても選んでもらえるような「らしさ」が求められる時代である。

[3537] May 09, 2019

大掛かりなフレームワーク。設計が終わって実装に入る。出来上がったクラスの関連や処理の流れを見ると、Javaのライブラリなどで提供されている同種のフレームワークに近くなっている。▼これは車輪の再発明ではない。私たちのプログラムには私たちの必要に応じた特殊な設計が必要だが、既存の設計から演繹的に導こうとすると構造に歪みが出てしまう。帰納的に組み立てたものが「結果的に似ている」のが、この場合は正解なのだ。この方向を間違えたために、無理のあるデザインになってしまったカスタムフレームワークを今まで散々見てきた。割と重要な思考法である。▼今回のプロジェクトでは、これが最後のシステム屋さんとしての仕事になると思っている。ここから先はもう、具体的な実装とチューニングに注力しないと間に合わない。基礎設計をしている時間はない。編曲の方もそろそろカタをつけないと、動画を作る時間がなくなってしまう。――慌てず急ごう。

[3536] May 08, 2019

『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』読了。最近、どこからどこまでが本のタイトルかよくわからない名前の付け方が増えてきた。▼Google、Apple、Facebook、Amazon。現代社会を代表する四つの巨大企業に関する概論。なぜ彼らは成功したか。なぜ彼らの成功が問題視されるのか。既存の競合企業はどうなったのか。四騎士が支配するこれからの社会はどうなるのか。五人目の騎士は現れるのか。そういった疑問にひとつずつ答えていく。ビジネス本としては明快な部類に入る。▼Googleがサービスを開始した頃にはネットと付き合い始めていた私たちの世代――どちらかというとオタク寄りだった三十代〜四十代――には、言われなくても知っていること、肌感覚でわかっていることの総まとめという感じがする。新しい発見は少ないかもしれないが、ここらでまとめ直しておくのも悪くはない。もう少し若い世代は読んで置いたほうがいいだろう。基礎知識のレベルである。

[3535] May 07, 2019

子どもは大人の心情の変化を敏感に察知するという。明日から仕事だから、今日はぐっすり寝て欲しい……そんな思いを汲み取ったのか、久々に長男の夜更かしが炸裂した。午前三時半まで寝付かなかった。寝不足である。▼チームの方針で連休は可能な限り休むことになったが、プロジェクトの状態は芳しくない。まっとうなスケジュールを逆算で組んだら過去に遡ってしまう有様だ。火の手はもう足元まで迫っている。連休明けだからぼちぼちエンジン入れていきましょう、などという空気はない。フルスロットルである。▼私は私で、終盤の混乱を見越して大掛かりなフレームワークの構築に着手する。実装よりも設計に時間がかかるタイプの仕事だ。寝不足に頭脳労働。すきっ腹に酒。相性は悪い。悪酔いしそうである。▼頭痛。今もひどいので、推敲している余裕がない。手もどりなしで前へ前へ書いている。それでもそれなりの形になるのは長年の継続の功というべきだろう。

[3534] May 06, 2019

いつかのための長男おもしろ謎語録。▼「パンをもうひとついただけないか?」パンがもうひとつ欲しくて。礼儀正しい。「**ちゃんは、あのきらきらしたところに行きたくてしょうがないんだ。」横浜駅で天井の明かりを指さしながら。どうやって。「ちょっどしらべてみる。」知らないことを聞かれて。エアスマホ。「たべないたべないたべないたべる!」夕飯。反抗期なのか、必ず拒絶してから食べようとする。「あかない。これは……むりだ……!」川沿いの柵を両手でこじ開けようとして。向こう側に行きたいらしいが開いてもらっては困る。「おとうさん、これちょうだいって言って。」食べたくない野菜を指さして。高度ななすりつけ。▼GWはこれで終わり。また日常が始まる。ここからはマスターアップまでまっしぐらだ。二人兄弟、揃った後は初めての修羅場を迎える。これを乗り切れれば未来に向けて自信がつく。最適な働き方を探る試金石。気合入れていこう。

[3533] May 05, 2019

次男の初節句。兜の前で写真を撮る。例によって長男がフレームに入らない。イヤダイヤダ。散々揉めた挙句にいったん諦めて三人で撮ったが、そのあと次男の単独写真を撮っていたら絡んできたので、どさくさに紛れて集合写真も撮り直した。さいわいにして自然体でそこそこ良い写真が撮れた。▼次に、鯉のぼりの前で撮影。立ったまま抱くといつも以上にぽっちゃりさの際立つ顔になる。ちょうど、長男のときも太っていた時期ではあったが、お肉の量は次男の方が一枚上手のようだ。貫禄、たっぷりである。▼ひとりひとり見ると顔立ちはだいぶ違うように見えるが、並んだ写真を見るとやっぱり似ている。生まれたばかりのときはそっくりな兄弟だと思っていたことを考えると、顔が変わってきたというより、見慣れたことで細かな違いが自然と認識されるようになってきたのだろう。それが写真で第三者の目に戻る。また似ているように見える。そういうことだと思っている。

[3532] May 04, 2019

ズーラシアのつづき。▼暑さで寝ているライオンやサイを尻目に休憩所へ。子どもたちにエネルギーをチャージする。臨時販売のフランスドッグは高いが美味しかった。▼心と体を立て直した後、バードショーへ。鳥の滑空を見る。大人は面白かったが、二歳児には楽しみ方がいまいちわからなかったようで、途中で飽きて席を立ってしまった。ただ、鷹匠体験だけはやりたそうにしていたので、何年後かにまた来てみるのがよいだろう。▼つづいて馬に乗れる「ぱかぱか広場」を目指す。抱っこ抱っこの長男も「ゼルダみたいに馬に乗るよ!」と言うと喜々として走って行ったらしい。私は泣き喚く次男を抱えて後から追いついた。乗馬は確かに楽しそうだった。▼その後は時間の都合で日本の山里だけ飛ばしつつ各エリアをまわる。遊泳するオットセイ、様々な種類のキジ、飛び跳ねる猿、悠々たるバク、吼える虎。最後にゾウを見て正門から出た。帰りのバスは十五分で駅に着いた。

[3531] May 03, 2019

ズーラシアへ行く。▼最初からクライマックスだった。鶴ヶ峰駅からバスで十五分と聞いていたが、大通りに近づいたあたりからピタリと動かない。車、車、車。坂の向こうまで続く車の行列である。GWの恐るべき大渋滞。バス停とバス停の間で二十分近くを費やしている。牛歩すらしなくなったとき、Googleマップで調べると徒歩十三分と書いてあったので、次のバス停で降りて歩こうかと思ったくらいだ。さいわい、途中からバス専用通路に入ってくれて、そこからはすんなり進んだ。それでも到着まで四十五分である。赤ちゃんの悲鳴溢れる満員車。みんなへとへとになってしまった。▼その疲れもあってか、到着しても長男、次男ともに安定しない。片や泣き喚く、片や抱っこ抱っこ。容赦のない日差しを受けながらオモリを運ぶお仕事である。最初の休憩所に辿り着くまでは、とても遊びに来ている気分ではなかった。▼明日は外出の予定がないので、この話のつづきとする。

[3530] May 02, 2019

今日はベイクオーターからシーバスで赤レンガ倉庫へ。次男の初節句の記念品を買いに行く。妻が前に訪れたとき目星をつけていたらしい。鯉のぼりを象った硝子細工。見た目も可愛らしく良い品だったので即決した。▼赤レンガ倉庫は前にも来たが、記憶の中の印象とは随分違っていた。まず人が多い。多すぎる。1号館と2号館の間は屋台と屋台の隙間を縫う人々でぎゅうぎゅう詰めである。子ども二人を連れて移動する気にはなれない。横浜で昼ご飯を済ませてから移動したのは正解だった。▼それと、駅が遠い。行きはシーバスだったので下船してすぐに赤レンガ倉庫だが、帰りは馬車道まで思った以上に歩かされた。駅を降りて、ほどなくスケートリンクが見えて、目の前には赤レンガ倉庫――というおぼろげな記憶は全くの嘘っぱちであった。これならシーバスを使いたくなる気持ちもわかる。▼日差しは強かったが、日陰は涼しかった。同じ暑さでも本格的な夏とは違った。

[3529] May 01, 2019

今日は次男と留守番。妻と長男は東京駅へ「はやぶさ」と「こまち」を見に行った。駅は同じく新幹線を見に来たキッズで混雑していたようだが、無事、緑と赤の美しい車両を観覧し、おまけにプラレールと同じ「連結」も見られて大満足だったようだ。▼次男の方は取り立てて悪いこともしていないが、普段ほど大人しくもなかった。家事やお手洗いの都合でソファに置いて去ると、すぐに抗議の声を上げる。基本的に視線を向けていないと不満という様子である。たっぷりミルクを飲ませた後でも態度は変わらなかった。子どもながらに母親の不在を感じているのかもしれない。▼抱っこ紐に括り付けてもすんなりは寝てくれなかったが、夕方前、一時間半ほど連続で寝てくれたので座って読書も出来た。あと少し成長して自分で座れるようになったら留守番も楽になるだろう。そのうち兄弟揃ってiPadに張りつくのかもしれない。取り合いにならなければよいのだが、先の話である。

[3528] Apr 30, 2019

栞を買った。梅と猫がモチーフの布製栞。最寄りの本屋で栞箱にまとめられた数枚のうちの一枚だったが、それなりに厚みがあって、本を傷付けず、ささやかなオシャレという私の要望にぴったりだった。淡い梅色の下地も本の白から浮いてくるようで良い。▼以前愛用していた栞はどこかへ行ってしまった。たぶん、本棚の本のどれかに挟まっているのだと思う。それからしばらくは本を買ったときのレシートやポケットティッシュの広告、自分の名刺などを代用していたが、レシートや広告は薄すぎるし、名刺は文庫本に対して横幅が広すぎた。第一、味気なかった。栞の喪失と読書量の減少は無関係ではなかったように思う。▼一度だけ金属製の栞を使ったことがあるが、あれはよくなかった。特にページの上部に留めるクリップタイプは知らないうちに紙が傷ついてしまう。留めたり外したりするのが面倒なのも性に合わなかった。今回の栞は良さそうだ。また読書の旅に出よう。

[3527] Apr 29, 2019

長年の石川雄洋ファンにとっては最高の一日になった。平成のベストゲームと言ってもいいくらいだ。一軍昇格、即スタメン起用、三安打猛打賞の最後を飾ったのは決勝の2ランHR。苦しい時に頼りになるベテランは最高に格好いい。ミスターベイスターズの大活躍で、10連敗の悲しさも吹き飛ばすエキサイティングな試合になった。▼平成が終わる前に長いトンネルを抜けられたのは、選手達の気持ち的にもよかっただろう。元号の区切りに意味などないと言いつつも、やっぱり何かと気にしてしまうのが人の性である。もちろんファンもそう。大型連敗のまま令和を迎えるのとでは大違いだ。しかも明日は雨で中止の可能性大。実質ラストチャンスだったと言える。▼こういうタイプの選手は見ていて励みになる。たとえ表舞台にいなくても、いつか出番が来たときに備えて地道に訓練を続けることの大切さを教えてくれる。チャンスの瞬間に輝けるかどうかは、準備次第である。

[3526] Apr 28, 2019

音楽理論はIDEのようなものだ。▼小さなプログラムを動かすだけならメモ帳でも事足りる。けれども、プログラムの規模が大きくなればメモ帳では無理が出てくる。無理を押し通すこともできるだろうが、IDEを拒否することのメリットは見当たらない。実装速度の面でも品質の面でも「メモ帳派」が勝つのは難しい。▼だが、プログラミングノウハウを持たない初心者がIDEを使ったからといって、メモ帳時代より良質なプログラムを書けるようになるわけではない。重たい動作、大量のショートカット、独自のルール、IDE自体のバグ、ブラックボックスな諸機能……悩まされている時間に、「メモ帳派」はさっと実装を終えてしまうだろう。▼理論は武器である。武器を扱うには力が要る。技術がいる。であれば、自分の素の実力を見極めて適切な装備を選択することが最良というものだ。私はここまで素手で来てしまった。そろそろダガーくらい装備してもいいだろう。

[3525] Apr 27, 2019

パケ死の原因がわかった。「Documents」だ。▼20GiBもあるのに中旬で尽きるとは何事かと思ったが、ちゃんと理由があった。アプリが悪いわけではない。私の使い方が悪い。制作中の曲をDocumentsで管理していたのだが、Wi-Fi環境でダウンロードせずストリーミング再生している日がしばしばあった。100MiB超の音源データがモバイルデータ通信で垂れ流しになっていたわけだ。膨大な通信量である。実に通信量の六割以上が、このアプリから行われていた。▼したがって、ここ二週間ほどは外で野球を観られていない。だが、結果的には観られなくてよかったのかもしれない。ここ二週間、ベイスターズは一度も勝っていないのだから。連勝でもしたならパケ死を呪ったが、むしろストレスの種を受信できずに助かったとさえ言える。不幸中の幸いである。▼ときに、パケ死などとは古臭い表現を使ってしまった。3日後はもう令和である。ギガが足りなくなったと言うべきだった。

[3524] Apr 26, 2019

朝、長男を抱えて家を出ると、ひゅっと冷たい風に吹かれた。「寒いね」「さむい」と短い会話。それで終わるかと思ったら、こんなことを言う。「きょうはかぜがさむいわ。もうすこしあったくなってからいこっか。」▼いやいや、遅刻しちゃうでしょう、と思わずツッコミを入れる。それに、どこでそんなフレーズを憶えてきたのか。丸暗記でなく、自分でパーツを組み合わせて創作した文章だとしたら、いよいよ言語の幅が広がってきたことになる。本人も楽しいだろう。▼それにしても言い回しに不思議なクセがある。友達がおもちゃを貸してくれないので、泣きそうになりながら先生に「かしてあげてもいいじゃない?」/私に電車を渡して「おとうさん。ちょっとこっちであそんでくれないか」/自分の知らないものを見つけて「なんだろう?」と言う代わりに「みんな、これなんだとおもう?」▼取り巻く大人たちの口癖がハイブリッドされているのだろう。妙だが面白い。

[3523] Apr 25, 2019

ベイスターズが泥沼に嵌っている。たいして話題にならないのが不思議だが、八連敗はそうそうない。ラミレス監督の前向きな精神「Tomorrow is another day.」にも限界が近づいている。同じ敗北の日々を繰り返すことになりそうな、いやな流れである。▼理由はよくわからない。目に見えて投壊しているわけでも、貧打に喘いでいるわけでもない。かといって、毎試合投打が噛み合っていないと言うわけでもない。今日も九回表までは良い試合を維持していた。善戦している。抵抗している。ただ、結果的にいつも負けている。ベンチも打開策が見出しにくいに違いない。▼あっという間に最下位。これ以上負けが込むと、いくらシーズンが長いとはいえ、取り返しが効かなくなってくる。往年のマリーンズはここから10連敗もしたのかと思うと恐ろしい。仕事が忙しくなければ四月の末にでもハマスタへ行こうと話していたが、忙しくてよかったという悲しい平成の終わりである。

[3522] Apr 24, 2019

リーダーにはNoと言える能力が必要だ。きっぱりと、決然と。ただしひとつ付加条件がある。Noと言うなら、Noである理由を論理的に説明できること――だ。▼ここを疎かにしてNoを叫ぶリーダーもどきはただの独善者である。意思決定もへちまもない。ただ自分に都合の悪いことを拒否しているだけか、あるいは決定するための知識や能力がないために直感でYes/Noを断じているだけに過ぎない。正当性はどうあれ、断じることがリーダーの責務だと思い込んでいる。妄想である。▼Noと言うからには誰かの主張が黙殺される。それも時には必要なことだ。ただ、理由もわからず殺されることを良しとする人はいない。Noの理由が何であれ、せめて理由があることを知り、少しでも納得したいと思うのが人の常である。黙殺されたメンバーの溜飲を下げるための正当な手段。それが論理的な説明なのだ。▼「解説能力」こそ、リーダーに欠かすべからざる能力である。

[3521] Apr 23, 2019

勉強し始めると、勉強していなかった時間を後悔する。なんて時間を無駄にしてしまったのだろう。けれども、ひとたび勉強から遠ざかると、勉強するのが億劫に感じる。たとえ痛烈に後悔した後であっても。▼勉強には、近い距離には強力な引力があるが、一定以上離れると引力が斥力に転換するという性質がある。「やる気スイッチ」で納得したくなるが、活性化障壁の理屈では引力が説明できない。ひとたび勉強から遠ざかったときの、あの得も言われぬ気まずさは、むしろ勉強に熱中しているときの入れ込み具合に起因しているような気もする。さっぱりした付き合いより深くかかわった関係の方が、ひとたび離れると気軽には元の鞘に収まりにくいような、そういう類の反発力である。▼最適な策はひとつしかない。勉強をやめないことだ。継続は力なりとは、そういうことなのだ。もちろん、互いの了解のもと、疲れたからちょっと距離を置くというのは、また別の話である。

[3520] Apr 22, 2019

眠い。とても眠い。▼このところ長男の眠りも安定していたが、昨日は起きた。二回か三回。正確な回数は記憶にない。前に比べれば何十分も泣き叫ぶような不安定さはなくなったが、お茶を探しに枕元に来たり、顔の上に転がって来たり、私の腕を自分の身体の下に敷こうとしたりはいまだにする。朝までぐっすり寝てくれる日はそうそうない。▼会社の先輩にもお子さんが生まれた。わかっていたことだが、夜、眠れなくてつらいと言う。二時間置きくらいに起きるので長く眠れないと。生まれてすぐならそれくらいだろう。その後、インターバルが狭まっていくかどうかが分かれ道だ。以前から私の話を聞いていただけに不安なようだった。女の子だから大丈夫でしょうと励ましたが、実際のところは、男の子だろうと女の子だろうと、泣く子は泣くだろう。よく寝る子であることを祈るしかない。▼尚、今朝は起きたらなんと長男がおむつを脱いでいた。暑かったのかもしれない。

[3519] Apr 21, 2019

絵が下手だけれど面白い漫画というのは、ある。確かにある。下手といっても最低限の基本を押さえている必要はあるが、少なくとも、同じ土俵で勝負している他の作品に比べて明らかに画力が劣るのに、漫画としての出来は良いというケースは珍しくない。▼それは漫画好きなら多くの人が了承しているところだろう。あるいは描いている本人も。画力は漫画力ではない。表現力は面白さではない。面白さを支える重要な要素であることは事実だが、支えるべき面白さの根幹は表現とは別のところにある。表現技法と面白さの構築は別の技術体系である。▼この点は、音楽については小説や漫画ほど意識されないように見える。優れた技術、優れた演奏、優れた表現が、すなわち曲の面白さだと捉えられる傾向があるように思われる。築いてきた文化の違いか、それとも消費の形式が違うからか。わからない。わからないが、引き続き考察する価値のあるトピックではあると思っている。

[3518] Apr 20, 2019

自分のチームの生産性を上げるために何をすべきか、なら答えやすい。答えを捻りだすまでもなく日々考えているし、実践もしている。条件が整えば実行に移したい計画もたくさんある。そういうものを並べていけばよい。▼しかし、自分の部署が業績を上げるためにはどうすればよいか、だと難しい。チームの業績が上がれば部署の業績も上がるのは自明だが、それは問いのスコープを矮小化している。視野が狭いということになる。さらに進めて問いの対象が会社ならどうか。我が社が利益を出すために、あなたがするべきことは何か。もっと先もある。業界が繁栄するために。国が栄えるために。世界が平和であるために……。▼説得力のある回答を出すには、問いの範囲が広がるのに合わせて答えの抽象度を高めるしかない。一個人の今日明日の実践によって会社に利益をもたらすというのは夢物語である。そこは野望や抱負でいいわけだ。常に具体性が重要であるわけではない。

[3517] Apr 19, 2019

では私の基軸とは?▼はっきり定めているわけではないが、ここ数年のスタンスは変わっていない。敢えて表現するなら「凡事徹底」が近いだろうか。目指すはスーパーノービスだ。他の人には真似できないレベルまで基本を究めることでオリジナリティを獲得するのが最終的なビジョンであると言っていい。▼そういう意味では、今の私に表現すべき「自分」はない。自分の思いを形にしたいとか、自分らしさを出したいとか、そういう思考で取り掛かった仕事はないと言える。欲しいのは原理に基づく最適解であって、私らしさではない。誰がやっても「そこしかない」と言える解、つまり、最もオリジナリティからは遠い解こそが、常に私の理想なのだ。▼だから、結局のところ十年前と同じことを言っている。「やろうと思えば誰にでも出来るが、誰もやらないことをやる」ことには、誰にも出来ないことを成し遂げることと同じくらいの価値があるのだ。常に、凡事徹底である。

[3516] Apr 18, 2019

自分の中に一本筋が通っていて、判断基準が首尾一貫している状態。良いことのように思える。確固たる自分があると言える状態だ。しかし、その確固たる自分とやらの判断、メンタルブロックでないと言い切れるだろうか。人生を貫く背骨。物語。それに基づく価値判断。ブレない基軸。それらは、実は成功体験によって強烈に刷り込まれてしまったメンタルモデルに過ぎないのではないだろうか。どうやって区別するのだろうか。▼これは見た目以上に厄介な問題だと思っている。結構、多くの人が、この確信と疑惑の間を行き来しているのではないだろうか。試行錯誤の末に成功して自分が成ったと確信するも、いつしか枷に囚われている気がしてもがき始める。しかし、もがくこと自体が自分を見失った結果だと思い始め、初心にすがる。心のどこかで、ただ窮屈な牢獄に帰ってきただけかもしれないと疑いながら……。▼答えはない。行ったり来たりを楽しむしかないのだろう。

[3515] Apr 17, 2019

「コスト削減の最も効果的な方法は、活動そのものをやめることである。コストの一部削減が効果的であることは稀である。そもそも行うべきでない活動のコスト削減は、意味がない。」▼ドラッカーの提唱するコストの原則は、プログラムの高速化にも見事にあてはまる。そのまま読み替えてみよう。「高速化の最も効果的な方法は、処理そのものをやめることである。部分的な高速化が効果的であることは稀である。そもそも行うべきでない処理の高速化は、意味がない。」▼案外、これが出来ない。出来ていない。実は全く効果のない処理に数ミリ秒を占有されておきながら、関数呼び出しを削減し、命令数を切り詰め、最適なアルゴリズムを探っている。目的と手段の倒錯である。▼いついかなるときも処理そのものが不要である可能性を忘れてはならない。どんなに優れた高速化を施されたコードよりも、入念に設計されたアルゴリズムよりも、何もしない方が常に高速である。

[3514] Apr 16, 2019

鬼速で本を読み続ける。三冊目。丸暗記できるほど若くないが、重要なポイントはなんとなく浮いて来る。このへんが年の功である。▼記憶力は、認めざるを得ないが、全盛期に比べると見る影もなく落ちた。ナビエストークス方程式の導出が一目で脳に染み込んできた、あの奇跡の夜のような吸収力は、もう死ぬまで発揮できまい。憶えるだけでなく、思い出す力もガタ落ちだ。慣れ親しんだはずの物の名前が出てこない。人の名前も抜けている。代名詞、代名詞。「あれがそこにあったはずだけど、あの……あれが……。」▼だからこそ、ここから先は勘と経験とセンスで補っていくしかない。全てを憶えられなくても急所がわかる。思い出せなくても目的が果たせる。そういう方向に切り替えていくしかない。というより、今のうちにそちらのスキルを鍛えておかなければ、いずれ本格的な衰えがやってきたときに立ち行かなくなってしまうだろう。ひとつのシフトチェンジである。

[3513] Apr 15, 2019

読み終わった本が主張する30の項目から、共感度の高い項目をピックアップ。列挙しておく。▼「続けよ」「姿勢や態度をきちんとせよ」「人の話をよく聴け」「つまらなそうな顔をするな」「準備に命をかけよ」「能力以上の荷を担げ」「わかりやすく、簡潔に、印象深い話をせよ」「不安は行動によってのみ解消される」「言行一致を貫け」「言葉と心中する覚悟をもて」「声を出せ、声を出せ、声を出せ!」▼声を出せ。これはけっこう重要な指摘である。類似のビジネス本で主張されることは少ないかもしれない。先日、仕事をする上でいちばん重要なこととしてフットワークを挙げたが、フットワークが軽いということは、当然、ただ席を立ってウロチョロするということではなく、誰かの元を訪ねて声を出すことに他ならないからだ。「手を動かすことが考えることである」を一歩進めて「声を出すことが考えることである」と言ってもよい。要は身体を動かすことである。

[3512] Apr 14, 2019

お宮参り。写真撮影では一張羅を着た長男が床にゴロゴロ寝転がり、撮影となるとイヤダイヤダで大泣きし、神社へ行く前になると不機嫌が頂点に達して「立って抱っこ」の大号泣。無理やりベビーカーに放り込んで駅まで駆けたが、上から下から抜け出そうとして何度も立ち止まる。酷いものだった。その間、主人公の次男は大体大人しくしていた。単独写真はばっちりである。▼横暴の限りを尽くした長男も、神社に向かう電車の中で眠りに落ちた。その後は、儀式が終わって食事会に着くまでぐっすりである。これにはほっとした。儀式の最中は次男もぐっすり。一番大事なところは静かに、つつがなく終わったということだ。▼長男のお宮参りでは長男に手こずり、次男のお宮参りでも長男に手こずるという、わかってはいたがトホホな顛末である。次男の健やかな成長は十分にお祈りしてきた。心身ともにぷくぷく健康に育ってもらいたい。あとは長男の精神的成長が待たれる。

[3511] Apr 13, 2019

指定のレポート用紙(.pdf)を印刷する。印刷したレポート用紙に手書きで文書を書く。書いた文書をスキャナで取り込んでPDF化する。そのファイルはしかるべき人により印刷され、回覧される。……。▼手書き信仰を否定するわけではないが、それにしても無駄の多いプロセスである。手書きを指定部数だけコピーして送付してはダメなのだろうか。印刷⇒スキャン⇒印刷の過程で罫線も潰れてしまう。文書は閲覧者が読みやすいよう心掛けるようにと念押しされるが、閲覧者に気遣うならそもそも最初からデジタル一択だ。MSゴシックより読みやすい手書き文字というのは、めったにないだろう。▼ルールを課すこと自体は全く構わないが、設定したルールに非合理性があるのであれば、なぜそうしているのかの説明は最低限あってしかるべきである。この件だけでなく全ての理不尽な規則について言えることだ。欲しいのは公明正大なルールではない。意思決定の透明性である。

[3510] Apr 12, 2019

スウェーデンへ行った元同僚からオーロラの写真が届いた。綺麗な風景を撮るのが好きなアマチュア写真家だ。良いのが撮れたら送ってと伝えてから初の便りである。▼写真自体はさすがに良く撮れていた。広がる黒い台地。点在する家々の灯り。棚引くオーロラ。市販の写真集に載っていてもおかしくない。痺れるような寒さが画面越しに伝わってくるようだった。▼今日。ふと、その写真を見ようとしてラインを開いたところ、表示が消えている。ダウンロードを押すと「保存期間が終了したためコンテンツを読み込めません」と言われてしまった。そういえばローカルには保存していなかった。ラインの写真をクラウドのように考えるのは危ないと前にも思ったが、さりとて送られた写真を逐一保存するのも面倒なので、こういうことも起こる。仕方がない。▼もう一度送ってと言うこともできるが、それはしないでおこう。オーロラは記憶に美化して、新しい一枚が届くのを待つ。

[3509] Apr 11, 2019

「仕事を進める上で最も重視している能力をひとつだけ答えなさい。」こう問われたとして、何と答えるか。▼私は、フットワークと答えたい。少なくとも、今の私はプログラマらしからぬフットワークの軽さで効率を稼いでいる。フットワークが軽いから、人を巻き込む力が強い。問題解決が早い。トラブルが起きにくい。意思疎通が進みやすい。認識の齟齬が早期に見つかりやすい。無駄な仕事が少なく実装の手戻りが少ない。確認の精度が高い。……恩恵を挙げたらキリがない。▼フットワークが軽いということは他人と絡むわけで、そこにコミュニケーション能力が問われることは大前提だが、いくらコミュニケーション能力が高くても腰が重ければ持ち腐れである。意思疎通の機会がなければ意思は疎通しない。結果、聞かれなかったから答えなかったんじゃないか、などという愚にもつかない話になる。▼組織で仕事をするなら、フットワークのコスパは最強だと主張したい。

[3508] Apr 10, 2019

苦しい時に奮起してくれるのが英雄というものだ。昨晩、8−3から投壊と守乱で逆転を許し、屈辱的な敗北を喫したベイスターズを救ってくれたのは、やっぱり濱口だった。2017の救世主である。▼しばらく引きずってしまいそうな負け方を、翌日にしっかり供養した。最高の仕切り直しである。不調なリリーフ陣も、踏ん張ってくれた先発を意気に感じて奮起してくれるかもしれない。チームを助ける力投である。▼八回、ピンチを迎えた濱口の元に駆け付けた三浦コーチは、最後まで投げさせるよう監督に推すからと言って鼓舞したらしい。100球をゆうに超えて限界が近かったとはいえ、プロ初完封が目前である。この言葉は嬉しかったに違いない。最後の力を振り絞って九回を三凡で抑えた。気迫の勝利。立派である。▼勝利の余韻に浸りながら速報を見ていたら、広島が十回表に12失点。昨日の横浜が霞むような悲惨な目にあっていた。これも早期の供養が鍵になる。

[3507] Apr 09, 2019

ここの記事は原則全て「だ/である調」で書かれている。しかし、前にも書いた気がするが、私は「です/ます調」の方が得意だ。一般的に、「だ/である調」の方が語尾に変化をつけやすいと言われるが、私にとってはそうでもない。「です/ます調」は、段落の締めさえ「です/ます」系の結びになっていれば、文の途中に体言止めや終止形を挟んでも成立するからだ。「たとえば〜した場合。〜する。あるいは〜になる。そういうことも可能です。」なんの問題もない。▼一方、「だ/である調」は常に言い切る語尾しか認めない。それ故に簡潔で力強いリズムが生まれると言えばそうだが、内容次第では機械的で冷たい印象を与えることになる。そうして、それを回避するのが難しい。「です/ます」調の方が懐が広いわけだ。ではなぜ、「だ/である調」を選んでしまったのか。――これはもう思い出せない。最初の記事を勢いで書いて、それにつられているだけかもしれない。

[3506] Apr 08, 2019

動画サイトで、とある編曲者の解説付きのアレンジを見ていた。▼編曲の解説。なぜその楽器を選んだのか、なぜその構成にしたのか、なぜその音を選んだのか。つまりは編曲意図の披露である。意図を披露できるということは、裏を返せば全ての決定には完成品に先行して確固たる事前の意図があるということだ。紙を斬るという需要に対するペーパーナイフ。あるべき姿が現実の音に先行している。先に要求仕様があって、そこに実装を落とし込んでいく。▼そう。要求仕様と実装だ。そう言われれば当たり前の組み方だ。仕様なき実装、構造なき実装、デザインなき実装……まともな実装になるとは到底思えない。いくら勘が良くても、そんなものデタラメである。▼プログラムではあれほど厳格に、この構造⇒実装を徹底できるのに、編曲はいつになっても実装⇒構造の模索というデタラメから抜け出せない。同じ人間なのに不思議なものだ。意図が先行する作者は常に尊敬する。

[3505] Apr 07, 2019

来週はイベントてんこ盛り。会社の遠征大会もあれば、次男の四ヶ月検診もある。週末はお宮参りだ。決まった予定のない日は今のところ月曜日しかない。▼四ヶ月検診では、もしかしたらベイスターズから絵本がもらえるかもしれない。プロ野球界初となる絵本出版を果たしたDeNAが、その絵本『スターマン!おきてくださーい』を「2019年4月〜2020年3月の間に四ヶ月検診を受診した赤ちゃん」を対象に配布してくれるのだそうだ。検診日の綾でぎりぎり引っ掛かった形だが、次男にも権利がある。先着三万人らしいので、抽選でなく条件を満たした赤ちゃんが全員もれなく対象であれば、四月受診なのでほぼ確実にもらえそうだ。▼もっとも、もらった後のしばらくは長男の絵本になる。私にくっついてベイスターズの試合を観ていることもある長男だから、スターマンの姿にも見覚えがあるかもしれない。だが、私はタヌキと呼んでいるので、ハムスターとは思っていないだろう。

[3504] Apr 06, 2019

この頃、ちょっと脳の働きが鈍い。寝不足だからかもしれないし、考えることが多いからかもしれない。ネジを巻き直したいが、なかなかきっかけを掴めずにいる。日々、どことなくぼうっとしている。▼人はストレスが溜まると辛いものが食べたくなる傾向があると聞いた。その気持ちが少しわかる気がする。羽を伸ばすというリラックスの表現があるように、たいていのストレスは縮こまって伸び伸びできない状態を伴う。そんな、絡まった糸のように小さくなってもやもやしている自分を解すために、刺激が欲しいのだ。ピリっとしたいのだ。▼今、私も刺激が欲しいと思っている。錆びつきかけた脳を再起動するために、知的な刺激が欲しい。脳トレとか、業務上の難題とか、編曲の苦悩とか、そういう日常的な脳労働とは違う次元の体験が要る。お試しでいいから、縁もゆかりもない世界に飛び込んでみたい気がする。間違った扉を開けて肝を冷やすだけでも、いい刺激になる。

[3503] Apr 05, 2019

今日。いつも通りままごとをしている長男に「にんじんください」と言うと、不思議な行動をした。すっと立って胸元で左手を広げ、右手の指で手のひらを触りしながら「はい。ちょっとまってください」と言う。そうしてどこかへ一度消え、もどってきてにんじんを皿に乗せてくれる。急に、そんなことをやりだした。▼仕草を見るに、レストランの店員さんを真似ているのではないかと思われる。伝票に注文を取っているわけだ。であれば提供に時間がかかるのも頷ける。ただ、一連の流れを全てやってくれたのは最初だけで、その後は何かをお願いしても、無言で籠に入れて渡したり、待ってくださいの言葉だけで仕草はしなかったり、「イヤです」と言ってくれなかったりした。彼の中で、何がどうブームになっているのか。推し量るのが難しい。▼フライパンでにんじんを炒めるフリをしているとき、フライパンを返すような動きもしていた。動画の影響だろう。よく見ている。

[3502] Apr 04, 2019

朝。電車に座っていたら、かなりご年配のおじいちゃん、おばあちゃんが三人組で乗ってきた。席がひとつだけ空いていたので、三人のうちの一人が座る。私の二つ隣である。隣には中学生の男子が座っていた。私が席を立つと、その子はさっと席をスライドしてご老人たちが隣り合って座れるようにした。おじいちゃんが一人、つり革に取り残される。まもなく、中学生の向こうにいる若い女性が席を立った。中学生がまたすっと席をスライドする。晴れて、おじいちゃん、おばあちゃんは三人で席に座れることになった。▼いろいろい言いたいことはある。だが、何より悲しかったのは、そのスライド中学生の制服が紛れもなく私の母校の制服だったことだ。若いんだから君が譲りなさいとか、そんな説教臭いことを言うつもりはないが、二度もスライドして席を守り、スマホゲームに興じる遠い後輩の姿を見るのは、OBとして寂しいものがある。制服は学校の名を負っているのだ。

[3501] Apr 03, 2019

寒い。連日20℃を超える日々もあったのに、今週は朝から晩までよく冷える。もう着ないと思っていた半纏を引っ張り出して、仕事絡みの執筆業務に励む。▼しばしばまとまった量の文章を書く必要に迫られる。個人の適当な感想で済まされる「400」とは求められる質も毛色も違うが、句点を打った後に次の一文を書き出すことへのためらいのなさは活かされている。息を繋ぐことへの抵抗のなさ。これは長年の習慣の賜物だろう。▼だからといって、推敲もせずにスラスラ良い文が書けるとか、執筆習慣の無い人より良い内容の文書が作れるとか、そういうことはない。良い文章を書くのは常に終わりのない推敲との戦いだし、内容の良し悪しは習慣よりも人生に依る。たどたどしい文は敲けばいくらでも良くなるが、薄っぺらい書き手の文章を魅力的に飾り立てるのは不可能だ。結局、試されているのは私の人生である。素直に書くしかない。素直に書いて敲くのが最短である。

[3500] Apr 02, 2019

成功し、失敗し、大成功する。ブレイクからスランプを経て復活を果たした個人アプリ開発者たちの体験談には、ひとつ共通していることがある。V字を描いた理由である。▼彼らは口を揃えて言う。最初は思いつきを形にして成功した。運にも恵まれた。しかし、成功した理由を分析して他分野に応用を始めた結果、思うように売上が伸びずコストが嵩んで危機に陥った。倒れるまえにもう一度原点に立ち戻った。最初に成功した分野で正統進化を目指すことにした。やがて業績が回復した。……。▼振り返ると簡単なことだった、と彼らは言う。自分たちは強みによって成功し、強みを手放したことで失敗し、再び強みを発揮したことで復活した、と。これはもはや個人開発時代の教科書に載せるべき真理である。広く浅くでは体力のある企業に適わない。個人開発は常に突破力勝負である。一点突破。興味ごと棄てる勇気をもって、自分の最強だけを世に問うしか生き残る術はない。

[3499] Apr 01, 2019

新元号。「令和」。不思議な感じはするが、たぶん、他の何が来ても違和感はあるのだろう。ひとえに慣れの問題だ。和の字が昭和と被っているのは意外だが、令の音についてはMTSHと来てRなら納得できる。▼五月より令和元年。会社に平成生まれが入社してきて色めき立ったのもつかの間、平成は過去となった。昭和生まれなんてもう、化石のようなものだ。だが、化石には化石の輝き方がある。若さを捨てても煌めきを諦める必要はない。琥珀のように美しく結晶化していこうという気概でやっていくのがよかろう。薄皮を張り合わせるようにゆっくりと功を重ねていくのだ。▼今日は休み故、新元号の発表で職場がどう盛り上がったのかは知らない。私たちの仕事には関係のないことだし、雑談好きの誰かが生放送でも盗み見しながら「令和!」と声を上げて、微かな笑いとどよめきが起こって、それきりだったかもしれない。ともあれ、平成は終わる。最後の一ヶ月である。

[3498] Mar 31, 2019

親戚の子が遊びに来る。四泊五日。主な目的は東京ディズニーシーで、明日、妻と二人で行く。長男は保育園、次男は私が預かる。仕事は休みだ。▼この春から中学生になる女の子。絶叫系が大好きらしく、タワーオブテラーにはぜひとも乗りたいという。もちろんレイジングスピリッツも。フランダーのフライングフィッシュコースターでいっぱいいっぱいの私には見ているだけで目の眩むようなアトラクションだが、同じく絶叫系が苦手な妻は腹をくくって付き合わなければならない。頑張れ。私は家で応援している。▼明後日からは通常勤務。にわかに忙しくなった件は四月初週の末までに一山あって、次の週にもう一山あって、一旦落ち着いてから五月にピークを迎える。入念な準備が求められる。家でやらなければならないこともあるが、このたびの来訪に重なってしまったので、うまく時間を縫うしかない。まあ、やりようはいくらでもある。ここ一時、オーバークロックだ。

[3497] Mar 30, 2019

にわかに忙しくなってきた。一旦、プライベートを抑えて仕事の方に注力する。少なくとも五月の頭まで。▼といっても全くDAWを開かないわけではない。出来るだけ今までの生活リズムを保ちながら重心をシフトさせていく。一刻も早く完成させなければという気負いがなくなることで、かえって今の停滞を脱出できるかもしれない。実際、時間を割けない時の方が良いアイデアが湧いてくるものだ。万事、プラスに捉えていこう。▼閑話休題。靴を見る。今のメインスニーカーはボロボロになってきたし、色合いもこげ茶色で春らしくない。迷わずアシックスの棚へ行き、同系デザインのアイボリーと、モノトーンが鮮やかな新デザインの紺色の二種類に目をつける。どちらでもいいが、紺色は少し目立ち過ぎるかもしれない。▼今夏から運用開始するスーツも決めてきた。迷ったが、最終的には最初に目をつけた一着に。直感は正しかった。向こう数年はメインを張ってもらおう。

[3496] Mar 29, 2019

ベイスターズ、白星発進。▼開幕戦としては百点満点に近い最高の内容だった。とりわけ今永の復活は大きい。ストレートのノビも、変化球のキレも、ここぞというときの勝負強さと鋭い眼光も、全てが2017シーズンのときの今永に戻っている。いや、それ以上になっている。武者修行で何かを掴んだのかもしれない。▼開幕投手を任されたエースが完璧な内容で抑え、状態のいい相手投手から四番が決勝点をもぎ取り、期待の若手と下位打線がダメ押しの追加点を入れる。これ以上言うことはないだろう。九回に八点差でクローザーを投入しながら連打で失点してしまったのは締まらないといえば締まらないが、それは相手の意地というもの。8−1の勝利をもやもやすると宣うのはあまりにも贅沢だ。完勝と断じて良い。▼今日勝てたから良かったというだけでなく、明るい今シーズンを予感させる未来に繋がる試合であった。たとえ明日から三連敗しようと、凹んだりはしない。

[3495] Mar 28, 2019

年を取ると急に酒が飲めなくなると前の上司が言っていた。飯よりもビールが好きだったのに、三十を過ぎて鯨飲が出来なくなり、四十を過ぎるともう、一、二杯飲んだだけでフラフラになってしまうという。お酒に強い**さんはどこにもいなくなってしまった。私たちから見たら、酒が入るとすぐに泥酔してしまう**さんであった。▼年を取っても酒を飲み続けられる人、年を取ってからの方が飲める人、いろいろいるので十把一絡げには出来ないが、今、私も少しわかる。もともと強かったわけではないが、ウイスキーが好きだった頃、たかだかビール一杯くらいで頬杖をつくほど酔うことはなかった。1パイント入れたらもう呆けてしまう。あとはすべてお茶でいいやという気になる。自己防衛が働いているのかもしれない。▼今日は楽しい飲み会。送別会。ライフワークバランスの話で持ちきりだった。そこを踏まえて飛び出すのが彼の決断である。退職後の成功を祈りたい。

[3494] Mar 27, 2019

『ウマ娘』がアニバーサリーを迎えた。サービス開始一周年……ならぬ、事前登録開始一周年である。▼当初からメディアミックスを大々的に打ち出した。アニメ化もした。CDも出した。ラジオもやった。武豊騎手を大使に迎える広告も披露した。そしてゲームアプリ。「間もなく出走!」と銘打って事前登録を集めてから、リリース予定日をずらしずらしての一周年。なかなか他に類を見ない珍事である。▼課金サイクルの創出に苦しんでいるのか。権利問題の解決が難しいのか。バグ取りが遅々として進まないのか。もう他のラインに軸足を移してしまったのか。事実上の凍結なのか。公式な告知はないため、憶測だけが飛び交っている。ファンとしては凍結なら凍結、解散なら解散とはっきり伝えて欲しいところだろうが、開発としてはそうもいくまい。今しばらくお待ちくださいと言うしかない。▼私も人のことは言えぬ。凍結も解散もしないが、仕上げに時間がかかっている。

[3493] Mar 26, 2019

四月から会社の体制が大きく変わるらしい。少し前に行われた大規模な組織再編の混乱も収集していないうちにまた変えるのかと現場は冷め気味の空気だが、私はどんどん変えればいいと思う。市場の都合より社員の都合を重視して組織が硬直するより遥かにマシだ。環境は激しく変化している。であれば、企業の方も激しく変化するのが当然というものだろう。▼とはいえ、変化を歓迎しない人がいるのも事実だ。体制変更の噂がめぐるようになってから、週替わりで退職のご挨拶が届いている。いまだかつてないペースである。もちろん、体制変更だけが理由というわけでもないのだろうが、市場環境に激震が走ろうとしているとき、同じ会社の中で嵐に飲まれるくらいなら、いっそ会社ごと変えてやろうと思う気持ちはわからないでもない。飛び出すきっかけにしているわけだ。▼それもまたよし。もはやすべての変化を歓迎しよう。新陳代謝が活発なうちは、病気でも健康である。

[3492] Mar 25, 2019

便利屋さんを目指すのはやめた方がいいという話。▼これもまたひとりの後輩の話。彼はいつも無茶ぶりに応えている。なんだかんだ言いはするが、最終的には身体を張って要望を叶えてくれる。彼自身、そういう「デキる奴」を目指している。そうして、自負の通りにデキる奴でもある。▼このスタイルは、上司との関係が良好にまわっているうちは上手く機能する。何でもやってくれる、扱いやすくて頼れる存在というポジションを確保できる。だが、ひとたび配置換えや環境の変化によって信頼関係が崩れると、扱いやすさがあしらいやすさにすり替わることがある。即ち、便利に使われるだけ使われてしまうということだ。そうしていつしか、割を食っていると不満を言うようになる……。▼扱いにくいが居て欲しい人。言うがままにはならないが、確実にチームのプラスになる人。便利屋ではなく真の技術屋――。そういうポジションの方が、長い目で見れば潰しは効くと思う。

[3491] Mar 24, 2019

昨晩は午前四時まで次男が寝なかった。長男ならともかく、次男がここまで寝ないのはめずらしい。妻が一睡も出来ていなかったので、そこから私がバトンタッチ。抱っこ紐に括り付けて寝かせる体勢に入る。廊下やパソコン部屋を行ったり来たり。午前五時前にはようやく寝たが、寝室に降ろしたところでギャン泣きし、長男を巻き込んでダブル覚醒してしまうリスクを考えれば、このまま曲でも進めた方がよかろうと判断した。▼もちろん眠さが極まっているので進みは良くない。芳しくない進捗。午前六時前にはやっぱり寝室へもどり次男を置く。背中スイッチが作動する。もぞもぞうごめく。頭を左右に振る。布団をたっぷりかけて暖かくし、無理な体勢になりながらもお腹を叩く。なんとか移植に成功したようだ。長男・次男の雑魚寝で場所がないので、足元に丸まって寝る。結局、次男は三十分程度で起きてしまった。その後も多少は寝たが、危機的寝不足だ。今日は寝たい。

[3490] Mar 23, 2019

来週からいよいよペナントが始まる。▼オープン戦の結果に一喜一憂はしていない。ぶっちぎりの最下位でもない限り、オープン戦の好不調とシーズンの調子には、ほとんど相関のないことが知られている。それはそうだろう。練習試合なのだから。お互い、いろいろ探りながらやっている。炎上も貧打も、間に受けてはいけない。▼まだ実物を見れていないが、横浜スタジアムも改装工事で立派になったらしい。立派というか、設置面積を変えずに席数を増やした結果、諸々の建築が中空に張り出して要塞のような風貌になっているという。席数を捻じ込むのにそこまでしても利益が取れると見積もったからこその大改造だ。今年もハマスタは満員御礼に違いない。▼観客も増え、応援も増え、収益も増え。選手も球団もいっそう気合いが入るというもの。広島がリーグ優勝する前の三年間は3−3−4位だったそうだ。ベイスターズが今、まさに3−3−4位。今年は優勝と行きたい。

[3489] Mar 22, 2019

ひとりの優秀な後輩の話。▼彼は、報告・連絡・相談が誰よりも徹底している。曖昧なことは必ず確認するし、関係者への根回しを怠ることもない。頻繁で詳細な情報開示。丁寧なメール。読みやすくまとめられたドキュメント。さらには人柄も気さくで話しかけやすい。彼のもとには情報が集まり、彼からは情報があふれて来る。彼に任せた仕事が、知らないうちに大変なことになっているとか、勝手に意図しない方向へ進んでいるということは考えられない。たいへん信頼できる戦士である。▼しかし、思わぬ弱点もある。長所に誇りを持っているが故の弱点だ。彼は、いい加減な仕事が出来ない。「Aですか?」「Aです」と一行で確認して、さくっと実装して、齟齬があれば後から修正するというような雑な仕事の進め方ができない。故に、細かいタスクが増えると必要以上に時間がかかってしまうのだ。彼がバランス感覚を取得したら、きっと同世代で最強の戦士になるだろう。

[3488] Mar 21, 2019

シャワーヘッドを交換する。▼東急ハンズで比較検討。店のオススメとして最上段に飾られているのは高価なマイクロナノバブル式のヘッドだが、特殊設計により節水率50%とか、ナノレベルの極小気泡で毛穴汚れがすっきりとか、謳っていることが大きすぎてイマイチ選びにくい。〇〇タイプ、△△タイプと何種類もあるわりには、どれも決定打にかける似たり寄ったりな印象である。よくホテルのバスルームについているような、霧状の水が柔らかく噴き出してくるアレだろうと勝手に想像した。そうであれば好みではない。値も張るし見送ることにした。結局、選んだのは前と同じ商品である。▼塩素除去の力が復活したせいか、同じヘッドでも水の当たりが柔らかい。やはり同じでよかった。感動はないが安心がある。とはいえ、もし試せる機会があるならマイクロナノバブルとやらも浴びてはみたい。どこかで実際に水の出せる展示がないか探してみよう。次回の参考にする。

[3487] Mar 20, 2019

ランチ。行きつけの某国料理屋。いつもの店員さんがいない。店内にいるのは、ランチメニューの存在も知らず、日本語も聞き取れない、いかにも臨時の代役らしき青年だけ。客もいない。すでに不穏な空気は漂っていた。▼会計。事件は起きた。頼んだのはいつものランチメニューだが、三人分の会計をまとめて万札を出しても反応がない。やがて伝票を見せて来る。10450円。足りないというのだ。馬鹿な。一人が食って掛かるが、何しろ日本語が通じない。こちらの言うことは解さずに、セット***円、メイン***円と電卓に打ち込んでいく。セットなど頼んでいないし、それどころかセットに含まれる皿の個別価格まで二重に足している。明らかに間違った計算である。▼英語が通じたので粘り強く異議申し立て。誰かに電話で確認した後、二重加算は取り消してセット価格で妥協した。セットも誤解だが、運ばれてしまったらしいので仕方がない。なんとも災難である。

[3486] Mar 19, 2019

長男が寝ない。寝ないというより、眠らない。十時頃まではアクティブで、そこから寝ようとする素振りは見せるものの、エビぞりしたり寝返りしたり、人の顔の上に乗っかってぐるぐると身体を回したり、とにかく三十分から一時間くらい動きつづける。そうしてようやく動かなくなり、寝たかなと思って布団から抜けようとすると、敏感に察知して起きる。起きて泣く。最近は、布団から抜けようとしなくても泣く。泣いて意味のわからないことを言う。▼大体午前二時くらいまで不安定な状態が続く。二時から五時くらいまでは安定して寝ていることが多いが、このあいだも一回くらいは起きる。起こされたとき時計を見ることが少なくなった。見なくてもおおよそわかるからだ。朝まで途切れずに眠れることはまずない。睡眠事情は明らかに悪化している。▼かように眠りが浅すぎるせいで朝の機嫌もよろしくない。着替えも一苦労の暴れっぷりだ。三歳までに落ち着くよう祈る。

[3485] Mar 18, 2019

文法の難関、仮定法。今見るとそう複雑でもない。当時、何に手こずっていたのか不明なくらいだ。仮定法現在だけは全くの別物で、あとは過去・現在・未来の全ての時制で反実仮想が可能(あたりまえ)だというだけの話。直説法のセンテンスを仕上げてから時制をひとつ過去にずらして、時制の一致をきっちりやればオシマイである。▼If節は無くてもいい。WereはWasでも良い。Had/Should/Wereは倒置できる。細かい補足はあるが、どれも些末だ。本質はひとつ、時制を過去に飛ばすことで現実離れした話者の気分を表現しているに過ぎない。それがすべての文型に適用しうるから、仮定法**がたくさんあるように見えるだけの話である。▼仮定「法」という日本語が良くないのかもしれない。法と言われると堅い法則、犯すべからざるルールのように聞こえる。だが、文法における「法」の原語は"mood"である。ありそうにないなあという話者の気分を込めるのが仮定法なのだ。

[3484] Mar 17, 2019

部屋の整理。壊れたディスプレイ、要らなくなったプレッサー、二度と読まれることのない本。どんどん処分していく。▼とはいえ、ジャンク品や不用品はともかく、本を捨てるのにはいつも抵抗がある。潔く処分するようなことを言っているが、だいぶ二の足を踏む方だ。間違いなく、この先の人生で自分も、あるいは子どもたちも読まないだろうと確信できる本でさえ、装丁が立派なだけで「捨てる」コーナーに積むのを躊躇してしまう。バチがあたると思うのか。もったいないと思うのか。一種の呪縛である。▼夕方以降は昼寝を断固拒否した長男の眠気全開いちゃもんモードに振り回された。お風呂に入らないと主張して大泣きし、お風呂でシャワーを止めろと騒ぎ、私にお風呂から出るなと言い、自分もお風呂から出ないと言い張る。やっと出る段になるとタオルの巻き方が違うと文句を言う。要するに、眠いから何もかも気に食わない。我が家ではいちゃもん君と呼んでいる。

[3483] Mar 16, 2019

結婚式の二次会。披露宴から出ない二次会の参加は久しぶりで、服装に悩む。二次会だからジャケパンでもいいのではないか。ネクタイも要らないのではないか。二次会組の面々とあれこれ言い合いつつ、あまり硬くても浮くかもしれないということで、揃って緩めで行くことに決めた。しかし直前になって、会場がホテルであること、仲良しとはいえ先輩の式であること、偉い人が来るかもしれないこと……などなど可能性が私たちの脳裏をめぐり、めいめいに少しは堅めにしようということになった。▼結果。私は明るめのスラックスにジャケット&ネクタイで上を正装に。一人はスーツらしくまとめた濃紺の上下に白ワイシャツでノーネクタイ。もう一人は全体的に色味を抑えたネクタイありのジャケパンスタイル。三者三様にワンポイント抜いてきた形となったが、披露宴組も多くスーツが圧倒的多数の場でカジュアルを攻めるのは無駄に疲れる。次からはスーツでいいと思った。

[3482] Mar 15, 2019

花粉がひどい。今年は鼻や目より肌に来る。明らかに露出部分の調子が良くない。バスタオルやフェイスタオル、あるいはパジャマも、晴れていても外干ししない方がいいかもしれない。日本の春は人の国にあらず。花粉の帝国である。▼曲。進捗はない。時間が取れていないというより、折り返し地点に近づくための答えが見えていない。DAW前に座っても首を捻るばかりである。全く思いつかないとか、見当もつかないとか、そういうわけではない。目指したい形はあるが、寄せていくと理想の流れにならない状態だ。合ってる気がするのに合ってない。余計な音があるのかもしれないし、そもそも骨格が悪いのかもしれないし、単に調整の問題かもしれないし、不穏な局所最適に陥っているのかもしれない……。▼まあ、いい。たぶん時が解決してくれる。ここまで来たら焦らず鷹揚に構えるのもひとつの手だ。完成を急いで自分に嘘をつくことだけはするまい。なんくるないさ。

[3481] Mar 14, 2019

昨日の話に関連して。「要診断」と「診断不要」。つくづくわかりにくいと思うのが、この「要」の位置だ。診断が求められるときは前に「要」が付くのに、診断が求められないときは後ろに「不要」付く。外国人の日本語学習者にとっては発狂ものではないのか。なんとも不思議である。▼規格違反について補足しよう。規格違反のプログラムを正常に動作させる義務は処理系にはないが、一方、規則違反のプログラムを実行させてはならないという規則もない。規格違反のプログラムを勝手に適格な形で翻訳して実行するのは処理系の自由である。要診断の診断情報を正しくユーザーに報告しさえすれば問題はない。いつの日か、プログラマの意図を汲んで全てのバグを自動的に修正しながらコンパイルする超AIコンパイラが誕生するかもしれない。C++規格は、その日すら見越している――それは冗談だが、ともかく、C++の規格まわりは良く設計されている。現実的である。

[3480] Mar 13, 2019

構文規則違反、ODR違反、意味規則違反。C++プログラムの正常な動作が保証されない三大規則違反である。▼各違反には「要診断」と「診断不要」がある。要診断の規則違反があった場合、処理系は翻訳時に何らかの診断情報を出力しなければならないが、診断不要の規則違反については処理系には告知義務がない。故に、診断不要な規則違反を犯したコードの実行時の挙動は未定義である。▼一部の意味規則違反を除く規則違反はプログラムの正常動作を保証しない。一方、「動作未定義」は、処理系によっていかなる挙動に翻訳してもよいと定められた正常な動作である。動作未定義は規則違反ではない。▼「動作未規定」は似ているが動作未定義ではない。動作未規定とは、翻訳によって可能な処理がいくつかある場合、その選択が処理系に任されているという意味である。このうち、どんな処理を選んだかの文書化を義務付けられているものが「処理系依存の動作」である。

[3479] Mar 12, 2019

吐き気の原因が恐らく判明。昨日の昼に食べた中華の某食品、肉が半生だったらしい。一緒に行った同僚から今日聞いた。自分だけだと思って特に言わなかったらしい。胃腸をやられた話をしたら、たぶんそれだよと持ちだされた。そう言われるといつもより不味かったような気もしてくる。▼今日はお腹に来た。昨日の昼にあたったのなら、夕方から具合が悪くなって、帰り道に吐き気が酷くて、今日は腹痛に苛まれている、この不調の流れも納得だ。今は少し落ち着いている。それにしても中華とは。中華なら何でも火が通っていると思って油断していた。今度からちゃんと確認して食べるようにしよう。▼仕事は順調だが、あまり好ましくない過去のバグが発掘されて、冷や汗をかいた。最低限の機能は果たしていたので問題にはならなかったが、過去の自分による無知故のバグを後から見るのは、今ならそんなミスをするはずがないだけに歯がゆいものがある。今への訓戒とする。

[3478] Mar 11, 2019

気持ちが悪い。吐き気がする。しゃっくりが止まらない。頭が痛い。▼ウイルス性胃腸炎にかかったときを思い出す気分の悪さだった。定時で退社してまっすぐ家を目指したものの、ふらふらして足取りも定かにならない。横浜駅での乗り換えのときは、思わずベンチを探すくらいきつかった。ちょっと休んで帰ろうか、悩んだが、それなら各駅停車で座って行った方が良い。鈍行に腰かけてどんぶらこ。座っているときは楽で、着く頃にはマシになっていた。▼嘔吐こそしていないが、嘔吐感は常にあり、げっぷが止まらず、何よりしゃっくりが激しい。そこへ加えて軽微な頭痛。この三点が揃うと、脳卒中の前兆である恐れもあるという。大丈夫だとは思うが、治るまで油断は禁物だ。▼風邪という感じはしない。熱もない。花粉症とも違う気がするが、頭痛の部分だけは花粉の可能性もある。例年の頭の痛みに似ている。胃腸は、先日公園で食べた某食品があたったのかもしれない。

[3477] Mar 10, 2019

今日は自然公園へ。大きな滑り台のあるところ。▼長男。行きは家を出るのも渋る。滑り台のことを話しても気が乗らず、ぐずぐずと抱っこを要求していたが、訳を聞くと一夜越しでまだ「ピンクの魚で遊びたい」と言っている。よっぽど気に入っていたようだ。非売品である旨を言い含めつつ、なんとか公園まで連れていく。到着すると、思った通り、大いに喜んで大滑り台へ走り出した。想像上の未練も目の前に広がる楽しそうな空間に勝てはしない。▼今日は次男の守り役を交代して私も滑る。長い。速い。そして腿の両脇がビリビリ痛い。静電気。服が破けていないか心配になる痛さである。子どもなら足が側面に触れないから大丈夫なのだろう。大男が滑るようには造られていないのだった。▼午後から雨の予報もあって、人は少なかった。遠出の人があまりいないのだろう。さいわい夕方になっても降らず、気温も高く、土日続けて天候には恵まれた。今週末は子ども曜日だ。

[3476] Mar 09, 2019

晴れて暖かい。ようやく春らしい日。百貨店では額に汗も滲んだ。▼ヨドバシでままごとセットの追加をしてから病院へ。その後、ペッパーランチ、百貨店で次男の身体計測、私のチノパン探し、等々、順調に予定をこなしていったが、帰る段になって長男の様子がどうもおかしい。遊ぼうよ、遊ぼうよと駄々をこねる。何をして遊びたいのと聞くと「魚と遊びたい」。▼何のことだろう。わからないので問い質していくと、どうやらヨドバシで遊んでいた展示品のままごとセットに未練があったらしい。そのこだわりが尋常でないので、しかたなく妻&次男と別れて長男をヨドバシへ連れていく。抱っこ要求が激しく自分で歩かない。この時点で予感はしていたが、果たして六階へ着いたところで眠ってしまった。話しかけても動かない。ぐっすりである。▼行きも帰りも順風満帆とはなかなか行かない休日の外出だが、天気に恵まれたおかげで快適ではあった。明日は雨振りで残念だ。

[3475] Mar 08, 2019

仕事。今日は集中して良い成果を得られた。定時までに詰め込んでいるが、スキルアップと鬼の効率化で残業時代と同程度のパフォーマンスは出せている。▼解析からデバッグまで計五十時間ほどかかってはしまったが、これまでのプロジェクトが何時間かけても達成できなかった水準の実装を成し遂げた。未踏の領域に踏み込んでいるわけだ。単純に楽しいし、個人的な達成感もあり、チームへの貢献度も大きい。そんな上出来な仕事がいつもできるわけではないが、もっともやりがいのある部類のタスクではある。疲れも感じないというものだ。▼仕事が順調に運ぶと脳も働いてくる。帰りの電車で良いB2の展開を思いついた。同時にB1の問題点も見えてくる。37分の思いを背負ったBパート。立ち上がりからもうクライマックスなのだという認識に立つと、要求されているものもなんとなくわかってくる。こちらも上手くいけばいいが、明日はお出かけ。明後日に期待しよう。

[3474] Mar 07, 2019

プリズンブレイク。シーズン4までは一通り見た。以下、雑感。▼シーズン1は文句なく面白い。綿密な計画と予想外の困難が織りなすストーリーの綾が絶妙だ。薄氷を踏んで歩きながらも、常に冷静さを失わないマイケルの主人公らしさが輝く。登場人物の個性も皆際立っていて良い。最後の最後まで気が抜けない怒涛の展開は見事だった。▼シーズン2はいまいち。有能とされる人物たちが実際には無能すぎるのがつらい。追う方は逃がすための追い方をし、追われる方は捕まるための逃げ方をする。こういう「プロットのための行動」は好きになれない。▼シーズン3はまあまあ。設定にツッコミどころはいろいろあるが、ちゃんとプリズンをブレイクしているので楽しめる。フォックスリバーの静謐な刑務所とは正反対のジャングルのような熱気も良い。シーズン4はドラマメイン。急展開だが、3までで愛着の湧いた人物たちのオールスター協力劇は、やはり王道の魅力である。

[3473] Mar 06, 2019

レンタルサーバーから通告書が届いた。利用料が振り込まれていないという。クレジットカードに乗せ換えたはずだが、手続きがうまくいっていなかったようだ。400が消滅しては困るので、至急振り込みを行う。▼カードに紐づいていない支払いが面倒に感じられるほどにはキャッシュレスが板についてきた。昼飯、パン屋、床屋、医者。それ以外で現金を使うことはほとんどない。あっても少額だからカードケースに忍ばせた札でこと足りる。お釣りの小銭は内ポケットに入れて、帰ったらリビングの瓶にチャリン。もう、いつの間にか財布がパンパンに膨らんで重くなることもない。▼カードの請求額が跳ね上がっているのは恐ろしいが、いままで現金で払っていたものが請求に乗っているだけで、月の支出が増えたわけではない。むしろすべてが記録に残るので管理しやすくなったとも言える。二ヶ月経って問題なければ今後も大きな問題はあるまい。ひとつ人生が楽になった。

[3472] Mar 05, 2019

今週は曲の完成に神経を集中させている。64小節の大波は構築経験がないので、流れと終着点をイメージしないと、最初の8小節すら手がつけにくい。▼どこにフォーカルポイントを持ってくるかだ。いつものようにノリと勢いで出たとこ勝負にすると、あらぬ方向へ行ってしまった場合にもうリカバーが効かない。これで最後なのだから。あらぬ方向ではなく、ちゃんとゴールへ向かう必要がある。▼めったにやらないが、逆算を視野に入れてもいいかもしれない。最後の16小節を仮組みしてから両方向に伸ばしていく作戦。これをやると接続に苦しんでトータルで損をすることも多いが、確実に着地すべきところに着地できるメリットはある。あんまり見えてこないようなら試してもいい。▼設計さえ出来れば表現はなんとかなる気がしている。凝ったことをする気もない。しかしその設計が難しい。なんとなく、しかロジックを持たずにやってきた者の、最後の試練の壁である。

[3471] Mar 04, 2019

保育園の懇親会。二歳で成長したことを聞かれて、ほとんどの父母が「言葉」を挙げていた。長男も、ひとつと言われたらそうなる。二歳は言葉の爆発だ。▼以下、記録がてら長男語録。絵本でりんごとドングリを前にしたハムスターの絵を見て、「ハムスター、りんごとドングリ食べてるね。ドングリ食べてないけど。」一人ツッコミ。りんごはかじられていたが、ドングリは無傷で転がっていた。▼やわらかブロックで遊びながら、目当てのブロックを探して、「あかい小さいやつない。ちがう。あってない。……。あ、**ちゃん持ってたわ。」最初から手に握っていたという定番のボケ。まさかそれを探しているとは思わなかった。▼ままごとセットのにんじんが無くなったので探そうと言うと、ソファの下を覗き込んで、「たぶんここにあるしょー!」自信満々。しかし無い。「こまったねえ。」たいして困っていなさそうに付け足した。大人の真似が混じりこんでいて面白い。

[3470] Mar 03, 2019

順調に進んでいる。新潟競馬場なら直線に差し掛かったくらいだ。これから息の長いラストスパートに取り掛かる。64小節のクライマックス。ここで全てを歌い切れないと悔いが残る。正真正銘、最後の山場だ。▼.cprのバージョンは72まで来た。気が向いたらナンバリングを増やしているだけのバックアップなので数字にたいした意味はないが、.cprだけでフォルダ容量が2GiBを超えているのは圧巻である。こうなると興味本位で総ノート数も知りたくなるが、Cubaseでカウントする方法は調べても見つからなかった。いつかわかったら数えてみたい。▼コーダの正味の長さにもよるが、去年の十一月に見積もった三十九分強はやや甘く、僅かに四十分を超える見通し。EDを加えて四十二分に収まると思われる。長くなりすぎてしまったが、不必要な長さはどこにもないので仕方がない。やりたいことをやるのには必要な長さだったということだ。あとはこの三月で一気に畳み込もう。

[3469] Mar 02, 2019

長男に引っ掻かれて左目の淵が切れた。切れたというより抉れた。深い傷ではないが、血が出て痛い。せめても目に入らなくてよかった。▼長男の引っ掻き癖が悩みの種になっている。特に夜中、寝ぼけると首周りに手を入れて爪を立ててくるのが大きな問題だ。痛くて起きてしまうし、特定の箇所が引っ掻かれすぎて腫れあがってしまっている。強引に振りほどいて押さえつけても、今度は引っ掻かせてくれないことに逆上して大泣きする。人の首を引っ掻かなければ寝られない理由などなさそうなものだが、二歳児のすることに理解は及ばない。▼それでも今日、かなり強めに叱った後、爪を立てるとはそもそもどういう動きなのかを手の形から丁寧に教えたところ、首には手を入れつつも指の腹で撫でるような動きをして、「これなら痛くないね」と言いながら寝た。これで万事解決とは思わないが、少しだけ前進できた気がする。昼寝をしなかった分、眠りに落ちるのも早かった。

[3468] Mar 01, 2019

知らないことを知らないときっぱり言う。知ったかぶらない。わからないことは相手が後輩でも教えを乞う。相手もわからなければ一緒に考える。あるいは、知っている人を探して聞く。▼こうした姿勢は、できる/できないというより、どれくらい出来ているかという程度問題である。私も100%出来ていると胸を張るのは難しい。基本的なことを後輩に聞かれたときなど、確実に正しいとは言いきれないと自分でわかっている答えを返してしまうこともある。そういうときは後から調べて、合っていたらほっとし、間違っていたら訂正するようにしている。訂正をためらわないことが、せめてもの贖罪である。▼一人だけ、ほとんど100%に近い程度で無知の知を実践している先輩がいる。素直に尊敬する。同時に、頼りになる。知らないと言われれば他をあたるし、知ってると言われれば回答には期待が持てる。どっちに転んでも話が早いのである。そうありたいものだと思う。

[3467] Feb 28, 2019

風邪をひいた。熱は出ないが喉・咳・鼻水の基本セットが強い。オーソドックスにいやな風邪である。▼病院へ行く。風邪をひくとすぐに喉の薬を出す先生で、咳止めを出してくれないことが多いが、今回は咳がひどい、咳がつらい、咳さえ止まればなんとか……としつこいくらい念押ししたところ、ちゃんと出してもらえた。以前、別の病院でも、咳を止めたら風邪の治りが悪くなると言われて拒否されたことはある。どういうものなのか、詳しいことは知らないが、咳が止まらないだけで体力は使うし、眠れなくてつらいし、次男はびっくりして起きたり泣いたりするし、激しくゴホゴホやりながら職場にいるのも気が引けるしで、止められるものなら止めたいのがこちらの本音ではある。▼夕食後の分を飲んだ。心なしか基本セットが緩和された気がする。眠くなる薬も混じっているので、明日だけ耐えて週末で治そう。曲の進捗は3コーナーを曲がったところ。あと二三息である。

[3466] Feb 27, 2019

歯医者へ行く。取れた銀歯は十二年前に作ったものだそうだ。古くなっているし、銀歯の中も虫歯になっていたので、削って作り直すことになった。そんな気はした。▼レントゲン写真を見ると、歯の形状に対して神経が少し奥の方へ引っ込んでいた。染みたり響いたりして刺激を受けると、神経が自分で壁を作って後退していくのだそうだ。正確なメカニズムは知らないが、そう説明された。▼削る。浅いので麻酔なしと言われたが、ドリルの音が鳴り止むたび「もうちょっとですね」「もう一息ですね」「まだ出てきてますね」と言われる。だんだん不安になってくる。けっこう奥まで掘り進んでいるようだ。それでも痛くはない。痛いが、我慢できないほどではない。最初に神経が引っ込んでいると説明されたことも気分を軽くしてくれた。引っ込んでるなら、多少痛くても大丈夫だろう。そんな気分である。▼歯の治療の怖さの大部分は「わからなさ」にあると思った夕方だった。

[3465] Feb 26, 2019

昨晩は、深夜二時半まで長男に粘られた。覚醒しているわけではないが、寝入らずに泣きべそをかいて首を引っ掻いてくる。その後も朝まで一時間おきに目覚めては顔の上に乗ってのローリングを繰り返してきたので、あまりまともに寝られなかった。故に眠い。とても眠い。▼眠い日は出来るだけ、集中力を必要とし、短時間で終わり、待ち時間の少ないタスクを選んでこなすようにしている。反対は眠くなるからだ。欲を言えば、自分の不注意がビルドエラーやテストの失敗などシステムに検知されるような仕事が良い。ミスによるロスが最小限で済む。思考を最小限にして、数をこなす。機械的に些末事を終わらせていく日の存在は、きっといつか来るクリエイティブな日の助けになるだろう。▼寝不足の日を事前に想定するのはやりすぎかもしれないが、こういう日のために適正の高いタスクを取っておく手もある。後段の仕事がないなら誰にも迷惑はかからない。考え方である。

[3464] Feb 25, 2019

AppleWatchを家に忘れた。たいして困らないだろうと思ったが、案外不便さを感じた。登園中、長男を抱っこしたまま時間が見られない。園準備中、電車の発車時刻までの残り時間が確認できない。出勤中、LINEの着信に気づかない。行き掛けのローソン、いつも通り時計のApplePayで払おうとして狼狽する。仕事中、着信の有無が気になって何度もスマホの画面をタップしてしまう。どうでもいい通知にもつい反応してしまう。……。▼こんな日に限って、長男が久々に保育園を早退になった。お腹に発疹が出たという。妻が病院へ連れていったところ膿疱症らしい。程度は軽いので明日から日常生活だが、時計を忘れたときに限ってこういうことが起こる。マーフィーも真っ青である。▼AppleWatch。必需品ではないが、ひとたびつけて生活すると、元には戻りにくいと言われる所以もわかる。ただ、出来ることがもうひとまわり増えて欲しいという当初の感想は、今でも変わらない。

[3463] Feb 24, 2019

銀歯が取れた。左の上の奥歯。何か食べていたわけではないが、ぽろっと落ちた。だいぶ古い。最近、職場にリカルデントのボトルを置いたせいかもしれない。噛んでいるうちに引っ張られて緩んだ可能性がある。歯のためと思って置いたが、こういうこともあるわけだ。▼歯医者の空きは最も近くて水曜日。しかも午後の遅い時間しか空いていない。次の空きは再来週で、これまた午後の遅い時間しかないという。そう言われたら直近を予約しないわけにもいかない。歯医者も大繁盛である。諸々の事情で久々に行くので、クリーニングと小さな虫歯の治療も始まるだろう。またしばらく定期通院になる。▼取れた銀歯はティッシュに包んで財布に入れた。どこも欠けている様子はないので、そのままつけてもらえるかもしれない。奥に虫歯が出来て取れたパターンだったらいやだが、今のところ冷たいものも熱いものも染みてはいないから、たぶん大丈夫だろう。三日間の辛抱である。

[3462] Feb 23, 2019

リュックサックを見に次男を抱いて横浜へ。▼物色の結論。グレゴリーのバルトロ65を本命にしていたが、65リットルは小さいかもしれず、といってバルトロ75や85ではオーバースペック(オーバープライス)に思われる。着用感は良いが、登山と違って長時間背負うわけではないので、ここまでジャストフィットしなくてもよい。むしろ取り回しのゴツさのマイナスが強く出てしまいそうだ。とはいえ、ミレーのサースフェーやマーカムスイッチ、マウントシャスタあたりも試着したが、しっくり来ない。私の用途には合わないように思われた。▼次男が寝ているのをいいことに納得行くまで試着し、スペックを見て、店員さんと話をしたところ、オスプレーのイーサーAG70が一躍有力候補として浮上する。シンプルながらトラベルにも十分な収納力。取り外して小さなデイバッグになるトップポケットも機内持ち込みに魅力的だ。85と迷うが、暫定候補は決まりである。

[3461] Feb 22, 2019

育児休業給付金が振り込まれた。額面給与の66%、日割り計算。税金がないので手取り額としては通常の給与と大体同じくらいになる。休んでいても通常通りの給与がもらえると思えばたいへんありがたい。▼育休にまつわる給付にも様々なハックがあるそうだ。たとえば、給付額の算出は直前六ヶ月分の収入(賞与を除く)を基準とするため、育休取得が決まったら六ヶ月前から残業を増やすことで基準額を引き上げることができるとか、あるいは、育休中は各種税金が免除されることを利用して、本来の意味での取得予定がなくても賞与支給日の前後だけ育休を取得することで、賞与にかかる税金を無くして手取り額を引き上げるとか。▼制度あるところに抜け穴ありということだ。支援制度を悪用するのは巡り廻って自分たちの首を絞めることになるので好かないが、やる人はやるだろう。咎める理由もない。私も結果的には冬季は税金免除となった。ありがたく頂戴しておこう。

[3460] Feb 21, 2019

長男のわがままボーイぶりが、少しだけ改善されてきた。大好きな動画を見ていても、お風呂へ入ろうと言うと素直に停止ボタンを押して入ろうとするし、寝るときもまだ観たいと駄々をこねる頻度は減った。歯磨きも以前は歯ブラシを口に入れようとするだけで大暴れだったが、今は自分で持って右上の奥歯以外は上手に磨いている。走ってはいけないと注意しつづけてきた車道際、雨の日の道、店舗内なども、よほどテンションが高くなり限り、前ほど見境なく走ることはしない。▼一方、改善されないのが着替え。朝の着替えは十中八九泣く。脱がせようとするだけで大暴れである。あとは食事。好きなものしか食べようとしないし、お腹がいっぱいになっていないのに席を降りて、あとから追加飯やお菓子を要求してくる。良い食習慣とは言えない。「自分で病」も収まる気配はないが、これらも三歳へ近づくにつれて良化していくと信じよう。いつか懐かしくなるかもしれない。

[3459] Feb 20, 2019

他のプロジェクトから相談が来た。今月二回目。▼要約するとこうだ。どうしても原因のわからないバグがあるので助けて欲しい。二週間以上前から追っているけれども全く糸口がつかめない。正しく動いていた時もあった。何も変更はしていない。そうして、最終締め切りまではあと二日しかない。▼行って調査する。原因が見えてくる。変更がないというのは当然妄想で、あれを切りました、これを足しましたという話が出てくる。結果、正解がわからなくなる。もはやバグではなく仕様なのだ。直す以前に正解を再定義しないといけない。その時間がない。袋小路にはまってしまった。▼マスターアップが数ヶ月後なら自力解決を目指して問題を寝かせてもいいだろうが、デッドラインぎりぎりで原因不明のバグを二週間もこねくり回してはいけない。バグというと、何か原因を突き止めて直せば解決するかのように聞こえるが、原因がわかっても手遅れになることはあるのである。

[3458] Feb 19, 2019

A。何度も外で聴き直しているが、どうもよくない。時間が足りない。テンションが回復しない、乗ってこない、無理やり乗せられているような感じがする、など……言葉にするのは難しいが、要するにしっくりこない状態が続いている。偉大なるゲームデザイナーが言うように、倍にするとか、半分にするとか、テンポであれ、フレーズであれ、何か思い切った改革が必要かもしれない。▼このあたりが最後の難しさだ。途中ならノリと流れと勢いでなんとかなることも多いが、最後だけはそうはいかない。違和感や消化不良を取り戻す機会がもうないからだ。完璧主義は好きではないが、後で辻褄を合わせるわけにはいかないので、真の最後に至るまで納得の行く、破綻していない、まとめきった、結論を出した、つまりは、すべてのWrapUpである必要がある。▼正直なところ、それは今まで一度も出来なかったことだ。一度も出来なかったことをやろうとするのは常につらく楽しい。

[3457] Feb 18, 2019

またひとり後輩がいなくなる。いくつも同じチームで働き、よくご飯も一緒に食べた、長い付き合いの後輩だ。辞める理由は「うんざりした」。気性は荒いが優秀だった。彼を使いこなせなかった上司、チーム、会社に責任があると言わざるを得ない。▼そのチームでは彼だけでなく若手が何人も辞めた。病んだり、倒れたり、他の部署へ逃げ出したり。そのたびに議論されるのは、なぜ人がいなくなるのかではなく、いつ代わりの人が来るのかだったそうだ。所属していない場所のことを噂だけで悪く言うのは心苦しいが、どこから入ってくる情報も一貫して「最悪」を告げている。ロクなチームではなかったと推測するしかあるまい。▼残る問題はマネジメントの処遇だろう。中間層が責任を取って、チームのトップはお咎めなしという、お決まりのパターンになるのかどうか。今回もそうならいよいよ会社も危ないですよと彼は言っていた。他のチームながら行く末は少々気になる。

[3456] Feb 17, 2019

帰宅。いろいろあって、みんなつかれた。子どもたちも今日はぐっすり眠ってくれるだろう。眠って欲しい。体調の思わしくない妻の祖母のことも含め、さまざま思うところのある旅になった。▼岡山は暑かった。風は冷たいし、気温も高くはないが、横浜に比べると明らかに日差しが強い。寒さを貫いて太陽が強烈に差してくる。その日射が厚着の我々を汗ばませる。薄着でいいとは言わないが、晴れの国に適した服装は別にあると思った。慣れていないせいもあるが、とかく旅の装いは難しい。▼リュックは結局買わなかった。駅前に好日山荘があったので吟味はできたが、帰り道のためだけに短時間で決める決心がつかなかったし、いざ出発が近くなると時間もなかった。慌ただしく試着してみた限り、ミレーかグレゴリーの65L前後が良さそうだと思っている。次の旅までには買おう。▼長男は常にハイだった。加減を知らず、暴れすぎて何度も怒られた。次男は大人しかった。

[3455] Feb 16, 2019

いざ出発。夜はホテルだが、時間があるとは限らないので朝のうちに書いておく。▼小さなピンク色のスーツケースで行くが、こういうときのために大きなリュックサックがひとつは欲しいと思った。普段使いのリュックでは容量が少なすぎる。昔、修学旅行なんかへ行くときに使っていたような、縦にも横にも大きい大容量の旅行用リュック。移動中の邪魔にはなるが、子ども連れだと両手が空く恩恵は大きい。▼滅多に使わない品だからブランド物である必要はなかろう。そう簡単には壊れない程度に頑丈で、収納の使い勝手がよく、総容量が十分に大きければ何でもいい。ただ、以前、弟のアメリカ行きのために注文した格安の大容量リュックは、サムネイル画像からは想像もつかないほどペラペラの材質だった。それでなくても通販のリュックは安すぎる。画像は全く信用できない。▼ヨドバシカメラ横浜もリュックの品揃えは充実している。帰ってきたら見繕いに行ってみよう。

[3454] Feb 15, 2019

妻の祖母の体調が思わしくないため、今週末は急遽岡山へ。妻と次男が先に立ち、私と長男が後を追う。出発の三日前を過ぎていると、JR東海では新幹線&ホテルパックツアーの申し込みがインターネットから出来ない。新横浜支店での申し込みになった。▼妻と次男はすでに岡山。今晩は私と長男で夜を過ごす。お腹の方は芳しくないが、たっぷり遊びながら帰ってきたこともあり、機嫌は上々だ。明日に備えてぐっすり寝てくれることを祈る。▼新幹線の移動時間はおよそ三時間。以前、福岡まで行ったときの五時間はきつかったが、三時間なら動画を見せていればなんとかなる。外の風景を眺めて大人しくしている坊やではない。iPad頼みにならざるを得ない。▼だが、SIMを差していないので、Wi-Fiが使えない区間はアウトだ。あらかじめ目ぼしい動画をダウンロードしておくしかない。場合によってはiPhoneの方で凌ごう。私も本の一冊くらいは持った方がいいかもしれない。

[3453] Feb 14, 2019

世界を変える。未来をつくる。人々に新たな幸福をもたらす。あるいは、人々を苦しみから解放する。……。▼起業家は夢を語り、自分の纏うストーリーを大事にする。理由の片面は単純だ。そうした方が自分を差別化できる。なぜ自分だけが思いつけたのか。なぜ自分だけが実行に移せたのか。なぜ自分は他人と一線を画すのか。説得力のあるストーリーは、これらの疑問の明快な答えになる。▼しかし、もう片面の理由は倒錯している。投資家が投資しやすくするためだ。投資家、とりわけVCの仕事は将来利益を生みそうなベンチャーに投資することだが、未来の銭勘定は途方もなく難しい。であれば、赤裸々に採算性を主張する者よりも、人類の前進という大志を掲げる者を選んで投資した方が、格好がつく。自分が金のために働いているのではなく、人類の明るい未来のために働いているのだと信じられる。つまり、投資の後味が良いのだ。▼起業家の夢は一種の作法でもある。

[3452] Feb 13, 2019

数日前から目が痒い。もう花粉が飛んでいるというから、そのせいかもしれない。インフルエンザ、風邪、寒波、花粉。いろんなものが襲ってくる。やり過ごしたら今度は梅雨の憂鬱だろう。そうして猛暑が来る。思い返せば去年の夏はひどかった。▼なんだか、四季もへったくれもなくなってしまったと感じる。異常気象、異常経済、異常事態。言われすぎて異常の方が常のようだ。もしかしたら記憶が美化されているだけで、正常だったことなど一度もないのかもしれないが――それでも、過ごしにくい季節が立て続けにやってくるという感覚しか持てないのは、四季を誇る日本の民として些か寂しいものがある。▼ともあれ、目は痒い。一時ほど酷くはないが、慢性化する前に近々眼科へ行こう。花粉が本格化すると病院も混んでくるから、空いているうちに薬を処方してもらうのが良い。そういえば、長らく耳鼻科にも行っていなかった。歯科にも行きたい。一日通院日を作ろう。

[3451] Feb 12, 2019

新年明けてから退職のお知らせが相次いでいる。新人や若手ではない。技術の中堅を担うベテラン層だ。新陳代謝と見るか、崩壊の序曲と見るか。今はまだわからない。▼会社が大きく変わろうとしているのはわかる。前進の意欲は誰の目にも明らかだ。問題は、前進の先に目指す会社のビジョンが共有されていないことにある。経営陣は規模感と野心を語る。しかし、売上高や社員数だけで語られても労働者にはピンと来ない。知りたいのは具体的なイメージだ。要するに、どの会社に近づきたいのかである。▼もっとも、経営陣がありていに「我が社が目指すのは〇〇だ」と他社に言及するわけにはいかないだろう。ただ、はっきり言えないまでも、何かしら匂わせてくれないと推測のしようがない。経営陣が現場にビジョンを共有させたいと思う以上に、現場は経営陣とビジョンを共有したいと思っている。あとは伝え方の問題だろう。大事なことだ。お察しくださいでは通らない。

[3450] Feb 11, 2019

三連休の締めくくり。初めてのトラブルが相次いだ。▼午睡を断固拒否して遊びまくり、夕方になると散歩へ行きたい公園へ行きたいと言いだして寒い中を外出した長男が、なんとお風呂の中で寝てしまった。洗っているときから物静かで、何かがおかしいとは思っていたが、湯船の中で寝たのは初めてである。ちょうど妻が夕食の支度中、次男は大泣きという状況で、私も身体を拭く手がなく困ってしまった。てんやわんやである。▼長男を布団に移植した後。妻が先に風呂へ入り準備を終えて次男を呼んだまさにそのとき、彼がぶりっとやらかした。慌てて足を持ち片手で始末を開始する。しかし、拭き終えたときに第二陣が襲来。予備のおむつが浸食される。すかさず三枚目を敷いたが敵もさるもの、第三陣。つづいて第四陣。五陣。六陣。もはやおむつの差し替えも間に合わず、ついに決壊を許してしまったのだった。▼午後八時。長男はまだ寝ている。とんでもない兄弟である。

[3449] Feb 10, 2019

Synchronシリーズに新たな仲間。Synchron Concert D-274。待望中の待望、Stainwayである。▼サンプリングピアノ音源界に激震を与える登場だ。圧倒的なリアリティとプレイアビリティ。加えてハイエンドモデルにふさわしいカスタマイズ性。ハーフペダル、リペダルにも対応している。スペック上は非の打ち所がない。▼もちろん欲しい。欲しいが、待ちたい。ここまでピアノはベーゼンドルファーだけでやってきたVieenaである。Synchronにラインナップされないはずがなかろう。私もまたIvoryやIvoryIIの時代からずっとベーゼンドルファーだけでやってきたわけだから、どれかひとつだけ手に入れるとしたら、ヤマハやスタインウェイよりは長年の相棒がいい。待とう。急ぐ買い物ではない。▼新しい音源が出ると、新しい意欲が湧いてくる。たとえそれを手に入れていなくてもだ。自分が関わる世界の前進は、それだけで自分の活力になる。半径一歩の繁栄は常に喜びである。

[3448] Feb 09, 2019

長男が急に「ワン、ツー、スリー」と言い出した。そうして、「フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイチ、ナイン、テン」と流暢に言ってのける。教えてはいない。いつの間にか、動画を見て勝手に10まで覚えてしまったようだ。ただしエイトをエイチと言っているのはご愛嬌。Hと混同しているのだろう。▼個人的には、外国語を学ぶ前にまず母国語に対する理解をしっかり深めるべきだと思っている。つまり、早いうちから英語教育をするつもりはない。しかし、インターネットを通じてランダムに触れる情報がこうも英語に偏っていると、子どもは勝手に英語を覚えてしまう。五十音より先にABCを覚えてしまったのも、まったくの誤算だった。▼とはいえ、深刻には考えていない。そういう時代なのだ。家にあるデバイスで自然に遊んでいるだけで、押しつけて教育しているわけではないのだから。自然が一番だ。それはきっと、時代に即した学びになっていくだろう。

[3447] Feb 08, 2019

ヒーローには困難が畳みかける。最高のプランはいつも台無しになり、最低の悪あがきだけが残される。それでもヒーローは諦めずに道を探す。もちろん、たとえ一時的には目的から遠ざかろうとも、窮地のヒロインを助けることも忘れずに。▼以前、ストーリーテリングの本で読んだのは、この「困難が畳みかける」ところでヒーローに手心を加えてしまう新米作者が多いという話だった。作者はみんな自分のヒーローが可愛い。だから、無意識のうちに彼を助けようとしてしまう。苦難がぬるすぎる。救いが早すぎる。▼それでは駄目だ。どれだけヒーローをいじめてもやりすぎということはない。とても見ていられない。神も仏もない。さすがにあんまりだ。無惨だ。誰もがそう感じるほど過酷な運命を与えなければ、強いヒーローは生まれない。とことん残酷になること。それが新米作者の最初のハードルである。▼自分のヒーローを信じよう。彼は何よりも強いはずなのだから。

[3446] Feb 07, 2019

リスニングの勉強といえば、洋画鑑賞。個人的には、映画はコンテンツへの没頭に意識を持っていかれるので、言うほど「勉強」になるとは思っていないが、通勤のお供に映像コンテンツに触れるのは刺激になるので悪くない。▼アマゾンプライムが役に立つ。適当に名作をピックアップする目的なら十分すぎるくらいだ。字幕は消せない作品が多いので、よく言われる「洋画を字幕なしで聞き流す」学習法には使いにくいが、私はむしろ英語表現と邦訳の対照を見ていきたいので、字幕はONで良い。第一、聞こえない部分が多くて試聴自体がつまらなくなっては本末転倒だ。高地トレーニングはディクテーションや問題集でやればいい。▼最初に『プリズンブレイク』を選んだ。単に、カテゴリ内で最初に名前を知っているタイトルだったので。通勤の片道がちょうど一話になるのも良い。野球が始まると帰り道は観にくくなるが、それまでにシーズン1くらいは最後まで観てみよう。

[3445] Feb 06, 2019

リスニングの弱点を把握するためにディクテーションを始めた。▼これまでちゃんとやったことはない。単に面倒くさかったからだ。しかし、そうも言っていられなくなった。聞こえない文がありすぎる。これでは長文の聴き取りなど出来るはずもない。さいわい今はプレイヤーと紙とペンの機能をスマホが全て代替してくれる。外出中でも進められるのはありがたい。▼ディクテーションはリスニング力強化の万能薬などと言われるが、私はそこまで一択の手法とは思っていない。脳内で再現できるなら、その方が書く手間がない分だけ速いし、言語習得の手法としては自然だろう。それでも敢えて書き出すことのメリットは、自分が聞こえていない音の「列挙」にあると思っている。書けなかった音のリストは、書けなかった文字として記録に残る。これがそのまま自分の弱点リストになる。故にリストが出来上がったら、そのときは他の手法を検討しても良いだろう。一択ではない。

[3444] Feb 05, 2019

誕生日。平和な誕生日。▼銀行へ行く。アメリカンエキスプレスから届いた手紙に、振替申込書の判子が銀行の届出印と相違するとの知らせがあった。▼心当たりはある。三井住友に口座開設してからしばらくの後、とある重要な書類で使った判子が実印と相違するとの連絡を受けて大慌てになったことがあった。妻と印鑑が入れ替わっていたのだった。同じケース。同じ判子である。いつから入れ替わっていたのかもわからない。恐ろしい話である。ひとまず交換して、私の実印には改めてシールを貼ることで事なきを得た。▼しかし、銀行に届け出たときにはすでに入れ替わっていたという説も捨てきれなかった。その捨てきれなかった可能性が現実になった。使われていた印鑑は妻の印鑑だった。修正しなければならない。▼新旧の印鑑とマイナンバーで登録修正は簡単に済んだ。待ち時間の方が長かったくらいだ。あとは振替申込の再送である。他に事案が出てこないことを祈る。

[3443] Feb 04, 2019

足りない。間が足りない。ちっとも足りない。▼こういう場面、やりすぎてやりすぎるということはない。自分の力量を超えるものを書こうとしているわけだから。パワー不足でホームランを狙っているようなものだ。バットを制御できる全力が100なら、120で振り抜いてラッキーなクリーンヒットを獲りに行くしかないだろう。▼ここから先、たぶんやりすぎ注意はない。常に「やらなすぎ注意」である。煽らなすぎ注意、盛り上げなすぎ注意、思い切りなさすぎ注意。▼イントロからAへの繋ぎが出来たら、大きなポイントは残り3つだ。流れに乗じてポイントを通過できればゴールが見えてくる。強い気持ちで行かないと、日和って中途半端な出来栄えになってしまうだろう。凡フライだ。それならいっそテクニカルにヒットを狙った方がマシだが、テクニックも持ち合わせていないのだから、観念して振り抜いて、外野の頭上を越えるしかない。全球、スタンド狙いで良い。

[3442] Feb 03, 2019

AppleWatch総評。▼このアイテムで恩恵を受けられる人は、ずばり「何らかの事情でスマホを使えない時間が多い人」だ。荷物や子どもの世話で両手が塞がっている人。業務中にスマホを見ているとクレームがつきそうな人。通知の確認も憚られる社風で働く人。できるだけ身軽に運動したい人。スマホをよく忘れてしまう人。……。▼ベストマッチな職業は「主婦」かもしれない。商品のイメージとは裏腹に、普段からスマホでスケジュール管理をしているようなIT系のビジネスマンが身につけても、たいした恩恵はないように思われる。▼とにかく、AppleWatchでしかできないことは何もない。だから、私の音声認識タスク管理がハマったように、スマホでやるのは面倒だが、時計で出来るなら便利という機能が最低でもひとつはないと買っても無駄な装飾品になる。ある意味、面倒を面倒と思わぬ几帳面な人ほど合わないアイテムかもしれない。まったく几帳面でない私には合う。

[3441] Feb 02, 2019

つづき。ApplePayは便利だが、端末の配置によっては不自然な格好を強いられる。背の低い人だと届かないような奥まった場所に置かれていることもあり、血圧測定のように腕を伸ばして決済音を待つ時間の気まずさは何とも言えない。店によってはスマホの方を出したくなることもある。▼音楽操作。再生・停止ができるだけでも十分ありがたいが、シークがないのはやや不満。別窓でもいいから操作できるようにして欲しい。ヘルスケアは今のところ出番なし。日常生活で心拍数を気にすることはない。電車の発車時刻。保育園での準備中など、のんびりスマホを開けているような余裕のないときに残り時間を確認できるのは非常に助かる。ただ、普段は無駄情報になってしまうので常駐に置くかどうかは悩みどころだ。▼現在のところ、やはり通知とTODOがトップ2を担う。音声認識がこれほど高い精度で使えるとは思わなかった。Evernoteのインフォグラフ対応が待ち遠しい。

[3440] Feb 01, 2019

AppleWatch、雑感。購入を迷っている人の検討材料になれば。▼想像通り便利だったのはiPhoneの通知。LINEの会話が終わってスマホをポケットに入れた直後、ブブッとバイブが鳴ったとき。これまでなら取り出して認証して通知内容を見て――なんだ、了解のスタンプか。そんな具合だったのが、さっと時計を見るだけで自動的に了解スタンプが表示される。この速度感である。ボイスが使える場面なら、さくっと声で返事も出来る。解析精度は抜群だ。また、重要なメッセージを放置している可能性がないため、いつもスマホに神経を尖らせている必要がない。この安心感も大きい。▼想像以上に便利だったのはTODOリスト。ちょっとしたことでも、やるべきことが発生したら時計に声で放り込む。自動的に、残りのタスクが最上位からインフォグラフに表示される。時計を見るたび目に入る次の仕事。忘れようがない。声と時計。手軽だからこそ習慣化できるわけだ――つづく。

[3439] Jan 31, 2019

リュックレス通勤について。デメリットをほとんど感じていないが、心理的に本を持って出かけにくくなってしまったのだけは困っている。スキマ時間の勉強もすべてiPhoneに集約しようと試みはしたが、この手の企ては今までことごとく失敗しているので、上手く行きそうにはない。本は偉大である。その偉大なパートナーを持たずに通勤するのはもったいない。▼解決案は二つ。一、ショルダーバッグ。書籍のサイズは限定されるが、リュックよりは身軽になる。ただ、背中に物を負うことに変わりはないので、どうせ背負うなら潔くリュックでいいじゃないかと言いたくなる。いざ、本格的なお出かけのときに、中身を詰め替えるのも面倒そうだ。二、手ぶらのまま本を持つ。収納場所がないからこそ、細かい時間にも読みやすいと考えるわけだ。追い込み方としては悪くはない。だが、ここまで来ると、もはや身軽になりたいのか、なりたくないのか、よくわからなくなってくる。

[3438] Jan 30, 2019

会社の部門間会議がいくつかビデオ会議に置き換えられている。▼今日も、新たに数人がインフルで会社を休んだ。午後退社した人もいて、やはり病院でインフル陽性の診断を受けたそうだ。私の部屋も隣の部屋も、インフルで休んでいる人たちは席が近い。言い訳のしようもなく、会社で感染しているわけだ。▼私の勝手な推測だが、こんな状況でも頭痛や腹痛をごまかしながら出社している人は確実にいる。インフルならもっと高熱が出るはずだ。もっとつらいはずだ。だから風邪だろうと自分で自分を騙しながら働く人たち。白黒ついてしまうのが怖かったり、病院へ行くのが億劫だったり、陽性と診断されたら出社できなくなるのが嫌だと考える社畜だったり。そうして、そういう人たちと、単に自覚症状のないウイルス持ちが、口角泡を飛ばして大部屋で議論を交わし、着々とウイルスを培養していく。鳴りやまない朝の電話。入社以来九年。これほど大規模な感染はなかった。

[3437] Jan 29, 2019

インフルエンザ。会社の同フロアで合計8人の感染が確認された。トイレのドアノブは共有である。パンデミックは避けられそうにない。▼先週のこともあり、会社では常にマスクをしている。手は頻繁に殺菌消毒。トイレの開閉はハンカチで。なんだか潔癖症のようだが、事態が事態である。小さい子どもがいるのだから万全を期していると言えば、変な顔をする人もいまい。▼それでも、たぶん、うつるときはうつる。もう潜伏していて、あとは発症を待っているだけかもしれない。そうなったときはそうなったとき。予防接種による緩和効果に期待しつつお医者さんで抗インフルエンザ薬をもらい、あとはパンデミックに加担しないよう、大人しく出社を控えるしかないだろう。▼ところで、別の部屋で感染した幾人というのが、我が家と同じく二歳差の次男が去年生まれたばかりの先輩の、まさにまわりの社員だったそうだ。どうか持ち帰りませんように。こちらは祈るしかない。

[3436] Jan 28, 2019

AppleWatch、購入。▼やはり通知に価値ありと踏んだ。仕事中、何度もスマホをタップするのは集中力の面でもよろしくない。これでダメならウェアラブルはしばらく無理という割り切りである。時計型が厳しければ眼鏡型が出るまで耐えるしかないだろう。▼時計の見た目はインフォグラフ・モジュラーの方が好きだが、少なくとも時刻表、バッテリー、音楽、日付、天気、メモの6つは常駐させたいし、欲を言えばアクティビティリングとNRCも並置したい――となると、インフォグラフ一択になる。こちらに慣れたら、後はモジュラーの方にタイマーやストップウォッチを割り当て、切り替えながら使っていくことになるだろう。▼最低一週間。使ってみて違和感がなければ常備できるアイテムになると思う。装着の煩わしさ、手首への負荷、充電の手間、などなどを上回る実用上のメリットを感じられるかどうかが焦点になるだろう。デザインや色、サイズ感は気に入っている。

[3435] Jan 27, 2019

良い生活のリズムがもどるまではイラスト探しに集中している。不安定なときは、無理にクリエイティブなことをするより、細かい時間を消費しながら着実に成果を挙げられる労働集約的な作業に没頭した方が得である。▼それに、イラスト探しは待ちに待った私の楽しみのひとつでもある。壮大な息抜きのようなものだ。これしかないという一枚を選び抜くので、数千枚の単位で見ていくが、疲れはしない。ときどき見落としていた神絵師さんを見つけて小躍りすることもあり、昔お世話になった人がまだ活動していて、経た年月の分だけ画力が上がっているのを見て嬉しくなることもある。単に好みの絵を見つけて悦に浸ることもある。いろいろである。▼全体の八割ほど仮決定した。使用を断られたら途方に暮れてしまう「これしかない」もたくさんある。また、残りの二割には第一候補すら見出せていないものもある。まだまだ探索の旅は終わらない。イラストサーフィンは続く。

[3434] Jan 26, 2019

長男がアイスクリームを食べてみたいというので、遠征。しかし、行きつけのジェラート屋でバニラを頼んだものの、初めて見るアイスを前に警戒気味。甘いよ、おいしいよ、と言って美味しそうに食べて見せても、まったく口に入れようとしない。「アイスクリーム食べたい」と言いながら「ぼくいらないの」と言う。この矛盾した感情は本人にしか理解できまい。ついに一口も食べず店を出た。アイスクリームはまた今度だ。▼AppleWatchを試着。ネットで常に評判の良いスポーツループは肌に合わず、絶賛のミラネーゼもそこまで良いとは思わない。むしろ、いまいち評判の悪いスポーツバンドが私にはいちばんしっくりきた。夏場は蒸れそうだが、長く身につけるには刺激が少なくて良い。買うならこれにしようと決めた。▼あくまで買うなら、だが。サイズは小さい方でいいと思う。通知の確認、ApplePay、ランニング記録。主要なタスクはいずれも画面サイズを必要としない。

[3433] Jan 25, 2019

セブンイレブン。日々、通っていたが、子どもが街中のアルファベットを読むようになってから、ひとつ気がついた。看板のロゴマーク「7-ELEVEn」。なんと。良く見たら最後のnだけ小文字ではないか。▼三十年以上生きてきて今まで気がつかなかったというのも迂闊な話である。ただ、この手の話、今のご時世は気づいてしまえば検索するだけ。噂が噂を読んでミステリーが生まれるとか、考察を重ねて面白い説が飛び出してくるとか、そういう可能性がなくなってしまったのは寂しくもある。▼だが、ネットならいつも真相がわかるとは限らない。なぜnだけ小文字なのか、その理由は今のところわかっていないそうだ。最後が小文字の方がデザイン的に丸くて美しいからとか、大文字だけの商標が取得できなかったからとか、所謂「諸説ある」の状態に留まっている。どっちでもおかしくないだろう。もんやりするが、こういう謎も残ってくれた方が世界は楽しいような気がする。

[3432] Jan 24, 2019

ひきつづき嵐の渦中だが、収束には向かっている。妻曰く、疲労感と節々の痛みはあるものの、昨日よりは身体が楽とのこと。熱も37度付近まで下がってきたようだ。このまま何事もなく快復してくれれば、すんなり元の生活にクロスフェードできるだろう。▼帰宅後の家事。どうしても手が空かないので、長男にはピーターラビットのアニメを見せている。「プラネットアース」に飽きてきたから、繋ぎに何か適当なアニメをと思って再生したのだが、これが大ハマリした。ストーリーものに見入ってくれればという思いを叶えられたのでほっとしている。登場人物が何かひどい目に合うと爆笑するのは、いろんな意味で大丈夫なのだろうかと不安になるが、きっとリアクションが派手になるから楽しいのだろう。▼明日を乗り切れば週末になり一段落。土曜は保育園の面談だが、インフルエンザの疑われる家族がいる場合、子どもは同伴できないという。私が単騎で行くことになる。

[3431] Jan 23, 2019

妻がインフルエンザの凶刃にかかった。▼検査は陰性だったそうだが、熱の出始めはインフルエンザでも陰性が出やすく、その医者の見立てでは陽性の可能性が高いという。熱は昨日で38度の前半、今日は38度の後半まで出た。普通の風邪ではなかなか見ない高熱である。見立て通りと思った方がいいだろう。▼菌の繁殖を抑える薬が処方されたが、この薬を授乳中に飲んでいいのかどうかについて、処方した医者と薬剤師で意見が割れたそうだ。医者は、授乳中でも問題ないと言って出したが、調合した薬剤師は渋い顔をして授乳中は避けるべきと主張したらしい。そこで意見が一致しないのも処方される側としては困ってしまうが、投薬効果の実際性・現実性を重視する医者と、定義通りの薬効を重視する薬剤師の間では、しばしば起こる乖離だという。薬の世界も難儀である。▼そんなわけで、我が家に唐突なカオスが訪れた。拡散を最大限防ぎつつ嵐が去るのを待つしかない。

[3430] Jan 22, 2019

キャッシュレスの延長線上で、お試しリュックレス。▼試験的に、鞄を持たずに通勤している。驚いたことに、これといって問題がない。お守りが鞄に入っているので、持ち歩けていないのが気になるくらいだ。一方、メリットは大きい。混雑した電車も荷物を気にしない分いたって快適だし、座るときにリュックを前に持ち直す必要もない。出社時は入室して着席、打刻。帰宅時は席を立ってそのままさようなら。何をするにも身が軽い。羽が生えたようである。▼だが、毎日これでいいとは断言しにくい。長財布を持っていない以上、各診察券がないので急な通院には対応できないし、銀行のカードもないので現金が不足した場合は打つ手がなくなる。予定外の荷物が増えたら鞄を持つ以上に手は塞がってしまうだろう。今はトラブルがないので快適さが目立っているだけのことだ。手ぶらと重装備のほどよい妥協点を探ったら、案外、ハンドバッグあたりに落ち着くのかもしれない。

[3429] Jan 21, 2019

AppleWatchが欲しくなるシーン五選、実体験版。▼一、職場で着信を確認したいとき。これは前に述べた。二、次男のウンチが暴発してヘルプを求める連絡をしたいとき。すでに足を抑えている状態ではとても携帯の操作などできなかった。三、通勤中動画を観ている最中にラインの連絡が来たとき。とくに断続的な短い応答を要求される会話が発生すると返信のたびに動画を中断するストレスに晒される。時計から定型文応答できるだけでも随分楽になりそう。四、子どもを追いかけまわしつつ連絡を待ちたいとき。たとえば外出先で次男の授乳中に長男を預かっている場合など。授乳完了連絡を見逃したくないが、長男から目を離せないので。時計に連絡が来ればどんなに楽かと思う。五、洗い物中。ゴム手袋を外してチェック&返信を行うのは実に煩わしい。▼それでも購入に踏み切れないのはやはり値段が高いから。時計自体をうっとうしいと思う可能性も捨てきれない。難しい。

[3428] Jan 20, 2019

Siriが思いのほか使いやすい。秘書もどきのお遊びと思っていたが、侮っていた。▼実感したのは昨日。みなとみらいで薬局へ行きたくなり、マークイズにあるのかどうかを調べたかったが、二人の子どもを抱えた状態でスマホの検索窓にちまちま文字を打っていくのは面倒くさい。そこで思い立ってさっとSiriを起動し、「マークイズみなとみらいに薬局はある?」と聞くと、ハックドラッグ@マークイズB2Fと出る。なんと。めちゃくちゃ簡単じゃないか。ちょっとした感動だ。▼一人だけで外にいるときは気恥ずかしいが、子どもが一緒ならSiriに話しかけても不自然さはない。子どもを連れて外にいるときの調べものには、今度から積極的に使っていこう。iPadのときはホームボタンのタップミスで立ち上がる無用の長物だと思っていたが、撤回だ。▼尚、昨日のお出かけは食事から施設廻りまですべてApplePayで完結した。これだよ、私が求めているキャッシュレスの体験は。

[3427] Jan 19, 2019

みなとみらい駅直結、マークイズみなとみらい5階。大自然を身体で感じる体験型ミュージアム「オービィ横浜」へ行く。▼長男は例によってお腹の周期が悪く、朝からべったり張り付き気味。それでも体調が悪いわけではないからとみなとみらいへ繰り出したが、行きの電車で仮眠した後も、寝ぼけているのかいまいち元気がない。オービィではロクに展示も見ず、ちょっと歩いてはすぐ抱っこ。唯一、活気を取り戻したのが展示と直接関係のないプチアスレチックで、そこだけは熱心に遊んだが、他は素通りであった。▼その後、フードコートでうどんを食べて次男の授乳待ち。寝ぼけが醒めたのか、うどんからエネルギーを得たのか、今度は打って変わってはしゃぎまくった。走る、逃げる、お茶をぶちまける。やりたい放題である。結局、今日もまた長男の激しい荒波に翻弄される一日となった。▼「オービィ横浜」のことについてちゃんと書くには、もう一度訪れる必要がある。

[3426] Jan 18, 2019

ほっともっとの業績が芳しくない、という話題になった。なんでだろう。コンビニの弁当が美味しくなって、優位性が失われたのかな。そんな話をしつつ、ぶらっとほっともっとへ行ってみる。ちょうど弁当でも食べたい気分だった。▼ところがカードの利用ができない。現金、またはオリジナル電子マネーのMyHottoMottoでのお支払いしかないという。短距離のお出かけはすっかりキャッシュレスである。先のセブンイレブンまで足を延ばしてパスタを買うことにした。▼大手のチェーンが現金のみを貫くメリットがいかほどのものか知らないが、少なくとも私の客足は遠のいたわけだ。カード不可、交通系ICすら使えない状態でオリジナル電子マネーもなかろうと思ってしまう。流行に形だけ乗っかったところで根本的な不便が解決されなければ仕方がない。業績悪化といっても営業利益率の悪化らしいので関係性は疑わしいが、一利用者として違和感はある。つぶれないで欲しい。

[3425] Jan 17, 2019

AppleWatchを見る。▼腕時計すらつけない自分にはまったく無縁のデバイスだと思っていたが、ディスプレイの常時点灯がなくなったことでスマホを持たずに各種着信を知る方法がなくなってしまい、保育園からの呼び出し、家族からの緊急連絡、銀行・行政関連の告知など、しばしば訪れる重要な連絡を長時間見逃してしまう可能性が出てきた。家なら問題はないが、職場ではそうそう頻繁にスマホを操作するわけにもいかない。視線を送るだけで着信の有無をチェックできた常時点灯は、思いがけず重要な機能だったのだ。▼その代わりとして浮上する選択肢がウェアラブルである。改めて触ってみた感想は、薄くなった最新型でもまだ分厚い、出来ることはそれほど多くない、バンドの品質が使い勝手に大きく影響しそう、とにかく値段が高い、の四つ。高価格ながら生活を劇的に変える機器ではないので、まず「贅沢品」の部類に入る。二の足を踏むには十分なハンズオンだった。

[3424] Jan 16, 2019

家の電話が鳴る。とっさには動けない状況で、立ち上がりが遅れてしまったが、呼び出しが長い。何か緊急の連絡かもしれない。慌てて駆け寄って受話器を取る。「このたびauひかり回線をお使いの方に、ご利用料金がお安くなるご案内を差し上げております。」▼この手の勧誘電話、はっきり違法になってくれないものかと思う。何十回目だろうか。あたかもauひかりから新プランが登場したとか、利用料金を一律で引き下げることになったとか、そういう語り口で話を進めてくるが、なんのことはない、NTTの名前を出さないNTT回線への勧誘だ。だから、スマートバリューや家族割を引き合いに出すと、すかさず電話を切る。▼本物のauひかりから電話が来るとも思えないので、最近はauひかりの名前を出してくる相手には、会話と無関係に「スマートバリューがありますので」と切り出すようにしている。最短終了でお互い得しかなかろう。だが、受話器を取る労力は帰ってこない。

[3423] Jan 15, 2019

トランポリンの導入を検討している。検討なので、まだ買うと決めたわけではない。子どもたちのために欲しいが、危なくないのかとか、置く場所はあるのかとか、夜に遊んだらうるさくないかとか、いろいろなことを考える。▼音については、バネでなくゴムのタイプなら、それほどうるさくはないようだ。ゴム製なら飛び上がる高さもバネより低く、安全に遊べるという。ただ、高くないといっても不安定な足場ではしゃぐことには変わりないので、足がもつれてフレームに顔をぶつけたり、勢い余って飛び出して頭から床に落ちたりする危険性はある。ほとんどの商品が対象年齢を3歳〜としているあたり、2歳5ヶ月の長男には少々早いようにも思われる。▼置く場所は和室が候補だが、仮に大人も乗るとすると、細い脚で支えるタイプは畳をへこませてしまう恐れがある。物理的に大きい買い物なので、買ってみて場所がないという事態は避けたい。地味に悩ましい遊具である。

[3422] Jan 14, 2019

どんど焼き。次男と一緒に門松と鏡餅の飾りを持っていく。置き場に添えて即退散。餅は食べなかった。▼本来の小正月は明日十五日だが、最寄りの神社は本日開催。どうも焼くのは十四日の夜でもいいらしい。どんど焼きではなく「せいと焼き」と呼ばれていた。別称のようだ。もとよりどんど焼きも左義長の一呼称。辞書を紐解くと、ここに列挙したら四百文字が埋まってしまうくらい様々な呼び名が現れる。このあたりの言語的な揺れがいかにも伝統行事らしい趣だ。▼大々的に催すところは祭の規模でやるようだが、われらが神社はちょっとした町内会の集まり程度。土俵ほどの焼き場に仮設テントがいくつか並んで、希望者が酒や肴を持ち寄ってわいわいやるという格好である。まだ参加したことはないが、元来、どんど焼きは子どもの祭と言われているもの。子どもたちがもう少し大きくなったら連れていってもいいかもしれない。せっかくだから厄除けの御祈りはしてきた。

[3421] Jan 13, 2019

何もできなかった日。長男のひっつき具合が凄まじい。誇張でなく五百回は「抱っこ」と言っている。抱っこした状態でも連呼しているのだから間違いない。千回に届いていても驚かない。▼排便のない日がつづくといつもそうだが、今日はとりわけひどかった。火でもついているかのように、床へ置くと足をバタバタ踏み鳴らして抱っこをひたすら連呼する。座っていてはダメで「立って抱っこ」を要求するのはいつものことだが、今日は立ってもダメだった。あっちへ行け、こっちへ戻れと言い続けて永久に満足しない。足が胸を駆けあがって、肩や頭の方によじ登っていく。降りる降りると言い出す。降ろすとすぐに抱っこ抱っこと泣き喚く。……。▼溜まっていたものが放出されたのは午後六時半。それまでは私か妻か、どちらかが常に抱っこの状態であった。予定していたお出かけも何もできなかった。二ヶ月の次男があきれ顔で見つめる、スタイをつけた二歳半の長男である。

[3420] Jan 12, 2019

長男、はじめてのハンバーガーを食べる。▼マジックテープでくっつけて切るタイプの木製のおままごとセットに「ハンバーガー」があった。バンズ、肉、トマト、レタス、バンズの形でくっついていて、これを木製包丁で切っていく。パーツが多くて長男もお気に入りの食材だ。しかし、冷静に考えると、ハンバーガーを素材別に切り分けていく機会などない。他の食材は切って焼いて食べるまで、それっぽいゴッコになるが、ハンバーガーだけはやっていることが意味不明である。これはよくない。ハンバーガーについての誤解を正しておかねばなるまい。▼そういう大義名分のもと、今日はマクドナルドへ行った。普通のハンバーガー。トマトもレタスもないが、バラさずにまとめて食べさせることに意義があると考えてサイズの小ささを優先する。最初は怪訝そうに遠ざけていたものの、一口食べたらもう止まらず、まるごと平らげてしまった。気に入ったようでなによりである。

[3419] Jan 11, 2019

午前二時。布団から這い出してきた。この季節、この時間に起きてくるのはつらい。▼長男の寝かしつけ。すんなり寝てくれるときはいいが、一時間も二時間も粘られるとこちらの方が先に眠くなってしまう。そのまま寝てしまうこともしばしば。インフルエンザのときでも欠かさなかった400ではあるが、つかれてまどろむ冬の夜は、正直、あのとき以上にさぼりたくなることもある。▼それでも続けているのは、前にも書いたが、続けているからという理由以外にない。ささやかな使命感みたいなものだ。使命感は、ときにこうして身体に鞭を撃たせることもあるけれど、平時には有無を言わさぬ力で業務の遂行を助けてくれる。率先して弱い心と戦ってくれる頼もしい味方でもあるのだ。▼プライベートでも仕事でも、適度な使命感はトータルで見れば私を楽にしてくれると思っている。こんなことを書いている間にまた長男が起きた。なかなかぐっすり寝てくれない兄弟である。

[3418] Jan 10, 2019

『プラネットアース』を子どもと一緒に観ている。▼アマゾンプライムビデオで無料配信されていた。動画サイトで好き勝手にコンテンツめぐりをさせるより健全だろうということで、動画を観たいと言い出したときはアマゾンプライムビデオを立ち上げるように導線を切り替えた。最初のうちは再生中の画面をタップして「その他の動画」リストが出てこないことに怒っていたが、そのうちそういうものだと諦めがついたのか、今ではおとなしく地球の大自然を楽しんでいる。被写体のいないシーンでナレーションの独白が続くと早送りで飛ばしたがるが、字幕が読めるわけでもなし、それくらいは仕方ない。▼やはりというか、魚の出てくる回がお気に入りだ。逆に、途中で放棄したのはジャングル。「ジャングルはきらい」とはっきり言った。鬱蒼と生い茂る木々の映像が、子どもの目にはやや退屈なのかもしれない。▼先日から『ブループラネット』も見始めた。大人でも面白い。

[3417] Jan 09, 2019

長男に眼鏡を破壊されたので早朝から修理へ行く。破壊と言っても鼻当ての曲がりで済んだが、担当者にはかなり曲がってしまいましたねと言われ、調整も難航しているような様子であった。ありがたいことにちゃんと元通り直していただけたが、何度もやると劣化して亀裂が入ったり折れてしまったりすることもありうると言う。何度もやられそうなだけに不安が募る。▼回避の難しい破壊は、膝に抱っこして遊んでいるとき、子どもが急に頭を上げてきた場合だ。今回もそれだった。特に、こちらが何かに凭れていると、たとえ反応できても後ろにのけぞって避けることができない。手が塞がっていたら詰んでいる。横にひねって腰でもやってしまったら、それはそれでたいへんだ。▼子どもが明確に悪いことをしているわけでもないので、言って聞かせるにしても難しいところ。後ろに人がいるときは急に頭を上げないでね、というメッセージが伝わるにはまだ時間がかかるだろう。

[3416] Jan 08, 2019

大詰め。最後の一曲への繋ぎを構築中。流れは見えているので、そんなに時間はかからないはずだ。▼繋ぎの前の「D」は難航した。予想以上に時間を取られてしまった。あっさりとは言わないまでも、仕上がりの良い「C」の流れを汲めば素直にテンションを橋渡しできるだろうと思っていたが、これが案外難しい。盛り上げるわけでも、落ち着かせるわけでもなく、ただ気持ちを切らさずに前へ推進するパート。やりすぎもだめ、やらなすぎもだめ。百点満点の必要十分が求められるようなデリケートな場所では、知識と経験値がモノを言う。つまり、もっとも苦手なところである。▼とはいえ、二回の全消しと構築用のパーツの組み換えの総当たりで、やってはいけなそうなことを炙り出しつつ、なんとか納得の行く状態まで漕ぎつけることはできた。できればこの手の苦労は多くてもあと一回か二回でラストを迎えたい。あんまり詰まるようではクライマックスの流れも悪くなる。

[3415] Jan 07, 2019

iPhoneに移行して不便になった点も記しておこう。▼一、Kindleが使いにくい。アプリ内購入できないし、操作感もイマイチ。これはAndroid版の方が優秀。二、Youtube公式アプリに「戻る」ボタンがない。戻る機能を使うには、Safariから動画を開く必要がある。これは地味につらい。三、「5ちゃんねる」系のビュアーが制限される。一部のスレッド/レスは有害なコンテンツと判断されるようだ。四、未公開のアプリをインストールできない。裏技的な方法があるのかもしれないが、少なくとも簡単な方法はない。▼今のところはこれくらいか。あとは、iCloudの容量購入を執拗に進められるのがうるさいとか。些末事である。個別のアプリについて言えば、作りかけの曲を自動でモバイルに同期するためのOneSyncがiPhoneに無いのは残念。iTunes経由で同期せよということだろうが、wavファイルが開けないのでファイル変換の手間が生じる。この一手間がちょっと面倒ではある。

[3414] Jan 06, 2019

ツイッターを再開した。四年ぶり。理由はいろいろあるが、きっかけはiPhoneになったので。操作性もいいし、もしかしたらSNSもまたひとつくらいこなせるかもしれないという期待が持てた。それに、せっかくデバイスが変わったのだから、ひとつくらいアプリとの付き合い方も新しくしてみたくなる。新しいことはしたいが、新しすぎるツールの習得にリソースは割きたくないので、旧ツールへの回帰がちょうどよかった。▼当時、辞めた理由を明確には覚えていない。たまたま呟くことがなくなってフェードアウトしたのかもしれないし、創作と無関係のコミュニケーションに時間を取られすぎるとか、もっともらしい言葉の発信によって創作欲が代替されてしまうとか、何かしら悪影響があったのかもしれない。同じ轍を踏まないように、アプリの位置もメインには据えず、ほどほどの距離を保っていこう。当時より自由な時間も少ない。いつまた辞めても構わない程度でいい。

[3413] Jan 05, 2019

120円のペットボトル緑茶に+10Pの札がついていると、たいへんなお買い得品に見える。通常は1Pしかつかないのに、なんとお茶一本で11Pがもらえるのだ。どうせお茶が欲しいのである。これを選ばない手はない。▼でも、もしこれが「+10P」ではなく「10円引き」だったら……。たぶん、たいして食指は動かないだろう。緑茶が110円。まあ、安いと言えば安いけれど。それなら業務スーパーの方がもっと安い。きっと私も110円のことは忘れて、120円の飲みたいやつを買うだろう。▼オリジナルのポイントシステムがなくならない理由もわかる。消費者心理を追求すればするほど、どうしても外せない要素になるのだろう。貯まる楽しさ、貯める嬉しさ。純粋な損得勘定を超えた所で買い物をさせる魔力がポイントにはある。▼いくら得したとか、何円分の価値があるとか、そういう次元でポイントと付き合うのはきっと良くない。ポイントは娯楽なのだ。

[3412] Jan 04, 2019

現金払いとは何だったのか。ApplePayが便利すぎて困る。▼非接触型決済の利便性は言うまでもないが、特筆すべきはローソンだ。ポンタカードをWalletに追加しておけば、支払いのときにiPhoneをかざすだけで「メインクレジットカードでの決済」と「ポンタカードへのポイント付与」が同時に終わる。クレカとポイントと、わざわざカードを探してきて二枚出しする必要がないのだ。▼実に素晴らしい。我が家からは等距離にセブンイレブンとローソンがあり、今まではセブンイレブンを主戦場にしていたが、これからはもちろんローソンに切り替える。おまけにポンタは今、ApplePay&iPhoneでの支払いでポイントが四倍になるキャンペーンを実施している。ポンタP->ANAマイルとSPG->ANAマイルを合算すると、なんとマイル還元率は3.91%となる。恐るべき還元率ではないか。▼ポイントのために無駄な買い物をする必要はないが、どうせ買うならお得なところで買う方が楽しい。

[3411] Jan 03, 2019

iPhoneXR、短評。▼iPhone/iOS自体は想像以上に使いやすい。各画面で、ガイダンスがなくても何をすればどうなるか、ある程度の想像がつく。想像した通りに指を動かすと、たいていやりたいことがちゃんとできる。Android->iPhoneよりiPhone->Androidの方が難しいと言われる理由もわかる気がする。▼心配していたFaceIDは全く問題ない。というよりも、きわめて快適に使えている。画面を見ているだけであらゆるロック画面・ログイン画面をすいすい通過していくのは実にストレスフリーだ。アカウント登録式のアプリの使い勝手は今までより遥かに良くなった。ひとたびこれに慣れてしまったら、パスワード入力だの指紋認証だのはやっていられなくなる。賛否両論あるのは知っているが、今のところ私は大いに賛成だ。ただしマスクは未解決の課題。こればかりはマスクありでも判定してくれるような進化を待つしかない。▼そうして、最高に便利なApplePayについては後日。

[3410] Jan 02, 2019

iPhoneに電撃移行した。▼最新型のiPhoneXRが正月特価で28000円。オンラインでiPhoneXがMNP限定で値引きされていることなどを材料に交渉を進めたところ最終的に12000円まで落としてもらい、さらに3日までのお年玉企画で10000ポイントのキャッシュバックを頂戴して、なんと2000円でのiPhone最新化&au出戻りを実現した。完璧である。▼iPhone移行の決定打はアメックスのAndroid非対応。au出戻りの理由は格安SIMが横浜駅の一部と昼食時に繋がらないことと、12GB利用前提では月額にそれほど差が出なかったこと、さらにはiPadを外で持ち歩かなくなりシェアSIMが要らなくなったことなど。格安SIMは通信料が少ない人でないと恩恵を受けにくい。最新型のiPhoneでネットを潤沢に使うなら大手キャリアの方が総合的に得と判断した。▼iPadで慣れているのでOSの違いはそれほど気にならない。アプリ移行は面倒だがひとつずつ手作業でやっていく。無駄を省く良い機会である。

[3409] Jan 01, 2019

新年あけましておめでとうございます。今年も400をよろしくお願いします。▼今年の抱負。大崩れせずに万事乗り切る。抽象的だが、これに尽きる。プライベートでも仕事でも、今年は重要な「承」の時期。変化や刺激を追い求めるのではなく、きっちりとステップを踏んでいく。あれこれと挑戦的なことに気を散らさない。そういう年にするべきだと思っている。▼もとより、子ども中心に生活が動くようになると、時間にせよ移動にせよ物理的な制約がとにかく大きいので大志は掲げにくい。忙しい時期ほどいろいろやろうというスタンスのつもりではいるが、0歳児と2歳児の同時進行とプロジェクトのマスターが重なる予定を前に、あれもやりたい、これもやりたいというのは無謀が過ぎる。無謀に挑んで崩れてはいけないところが崩れてしまったら、来年以降の見通しにも悪影響が出てしまう。なので、今年は安定志向である。▼仕事も、育児も、趣味も、楽しんでいこう。

[3408] Dec 31, 2018

2018年、終了。いろいろあった年だった。その分、長く感じた気がする。▼今年、こう過ごしたいという年始の思いは八割方叶えられたと思う。忙しいし、うまくいかないこともあったが、それはそれとしてよい生活が送れた。健康面に影は差したものの、重篤な病気には誰も罹っていない。それだけでも御の字というものだ。▼ただ、件の編曲を完成させるという目標は達成できなかった。どこで詰まったというわけでもないから、見積もりの甘さと言うしかあるまい。強いて言えば今現在、最後の曲に繋げる流れのところで苦しんではいるが、ドツボに嵌る前に全消しを強行したおかげで少し光明が見えている。ここが決まれば最後まで雪崩れ込めそうだ。▼だから、来年の抱負に曲の完成を掲げることはしない。これはもはや当然とする。それにしてもこんな大晦日の夜まで付き合っている趣味である。まるで悩むのが目的のようだ。死ぬまでやっているだろうとつくづく思う。

[3407] Dec 30, 2018

乾燥して指がかさついているせいか、本体側のセンサーの故障か、携帯の指紋認証がうまく働かなくなってきた。何度登録し直しても「一致する指紋がありませんでした」「画面全体を覆うようにタッチしてください」などと言われてしまう。最近のロック解除は専らPINか顔認証だ。こういうとき、気軽に端末交換に持ち込めないのはSIMフリー端末の弱点である。▼ロック解除は顔認証で事足りるが、困ったのはアメックスの公式アプリの方。10分毎に自動ログアウトされる上、パスワードの保存ができないので、指紋認証が効かないと毎回英数字のパスワード入力を求められてしまう。なるべく手軽に使用履歴やポイントを確認したいメインカードのアプリで、この利便性低下は痛い。指紋認証が直らない限り、利用額はマネーフォワードの方で確認せざるを得なくなってしまう。▼まだ機種変更する気はないが、次の端末選びのときは認証方式についても一考の余地がある。

[3406] Dec 29, 2018

ローソンでコンタクトレス決済を試す。カードで、と店員に伝えて端末にかざすと、ピッと鳴って瞬時に決済が終了した。素晴らしくスピーディーだ。IDのように、タッチしてから決済確定までの微妙な間がない。店員さんも、私も、ときどき「まだですかね?」と言ってしまう、あのラグがないのは快適である。交通系と同じ感触と言って良い。▼難点はある。最大の難点は対応店舗の少なさだが、たとえ対応店舗でも店員がコンタクトレス決済の存在を知らない可能性が高い。まさに今日のお試しでも、カードをかざそうとしたら「クレジットカードは手前の方に差し込んでください」と言われてしまった。コンタクトレスだから大丈夫だと思いますよ、とこちらが言っている間に決済完了。店員さんも訝しげである。▼何とかペイとか払いとか、案の定、日本の電子決済はガラパゴス化してしまった。最大の被害者は店舗のスタッフに違いない。全て把握しろというのが酷である。

[3405] Dec 28, 2018

アマゾンの通販サイトとしての使い勝手が著しく低下している。黎明期から長らく使ってきた身として切に思う。昔は、アマゾンで商品を探して、商品の評価を見て、商品を購入していたが、今は「購入する」のプロセスしかアマゾンでは行っていない。探そうにもスポンサープロダクトや正体不明のメーカーが出している格安品に埋もれてまともな商品が見つからず、レビューは不自然な日本語で書かれた絶賛記事ばかりで何のアテにもならないからだ。最後の最後、「買う」以外の目的が果たせない場所になってしまった。▼アマゾンに期待する機能が「買う」しか残っていないということは、即ち「買う」が他の手段で代替できるようになったらアマゾンは不要になるということでもある。収益が上がればいいというものではない。総合的な体験を誇れなくなったプラットフォームは必ず凋落していく。少なくとも通販サイトとしての顔は、ちょっと雲行きがあやしいと思っている。

[3404] Dec 27, 2018

SPGアメックス、到着。早速、銀行と口座番号を返送してから諸々の支払い情報を移し替えていく。▼毎月支払っているサービスの見直し、整理の良い機会にもなる。Yahoo!プレミアム会員。ヤフオク出品のために払いつづけてきたが、ここ最近は出品することもないし、メルカリやラクマの登場でヤフオクの必然性も薄れてきた。安めの月額だが解約も視野に入れる。ワイヤレスゲート。これはもはや使っていないので完全な無駄。即刻解約する。迷うのはDアニメストアとDAZN。後者は大きめの月額が痛い。ニコニコ生放送が引き続きハマスタの試合を放送してくれるなら、必ずしも必要とは言えない。Spotify。100円期間が終了したらどうするか、これも境界線上。▼あとはここのサーバー代など、必須または準必須と言えるサービスのみ。さいわいアメックスの支払いに対応していない月額系のサービスはなかった。ただ、メルカリやラクマで支払いに使えないのは残念である。

[3403] Dec 26, 2018

検査結果、異常なし。何も見つからなかった。これ以上のことはない。▼早朝の冷え冷えとした空気を吸いながら病院へ。到着と同時に検査衣に着替えて待合室に座る。同志は二十人から三十人。今日は午後も多いわよ、多すぎよ、という看護師さんたちの会話が漏れ聞こえてくる。それはそうだろう。椅子の数が足りていない。トイレの数はもっと足りない。ぎゅうぎゅう詰めの老若男女が、めいめいに洗浄剤をがぶ飲みしては散歩にジャンプにスクワットである。なかなかの絵面だった。▼全て完了したのは午後二時近く。合計六時間かかった。「維新商店」でがっつり空腹を満たすつもりだったが、最初の食事は消化に良いものを食べるようにと釘を刺されてしまい、苦し紛れに麺類なら大丈夫でしょうかと訊いたものの、見透かされたのか、うどんにしてくださいねと言われてしまった。言われてしまったからには仕方ない。言うことはちゃんと聞く。肉うどんを食べて帰宅した。

[3402] Dec 25, 2018

明日は内視鏡検査。▼以前に検査を受けたときは前日の飲食は全面的に禁止だったが、今回は「いつも通り食事をお取りください」と書いてある。きのこ類や果物のような繊維質の食品を採らず、消化に良い物を食べる限り問題はないようだ。方式が進化したのか、検査の種類が違うのか、よくわからないが、食べられるのはありがたい。▼検査開始は午前八時。六時には起きないといけない。午後二時〜三時くらいに終わるというから、帰りに保育園へ寄って長男を連れて帰るスケジュールである。▼ポリープ等が発見された場合はその場で切除することもできるので、ある程度の現金をお持ちくださいとのこと。あんまりたくさん見つかっても出費がつらいと思っていたが、手術保険の説明を見直すと、内視鏡検査でもポリープ切除などの処置が発生した場合は幾ばくかの金額が補填されるようである。ひとまず安心した。クリスマスケーキは明日、帰ってきたら食べることにしよう。

[3401] Dec 24, 2018

カードとコインケースを別々に持つと仄めかした舌の根も乾かぬ内に何だが、オールインワンの素敵な小型財布をみつけたので検討している。エムピウ『ミッレフォッリエ2』である。▼「ミッレフォッリエ」で検索すれば、恐らく「機能的な財布あります」というサイトの極めて詳細な1000日間使用レビューがヒットするので、財布の素敵さについてはそちらを参照されたい。これまでの名刺入れと大差のない小型サイズで、カードの収納力も高く、折りたたまないお札が入れられて、使いやすい小銭入れもついてくる。これがハマるなら敢えてカードとコインを分ける必要もない。▼近くでは横浜そごうのロフトに展示があるようだ。もう少し遠ければ日吉の東急ストア。品ぞろえがちゃんと見たければ新宿の伊東屋あたりへ足を運ぶ必要がありそうだが、『ミッレフォッリエ2』はエムピウでも最大の売れ筋商品らしいので、ロフトでも取り扱いがないということはないだろう。

[3400] Dec 23, 2018

次男の護摩を焚いてもらいに川崎大師へ行く。長男と。▼天気予報が午後から雨だったので波乱の予感がしていたが、これが大師様の御力なのか、運動したあとでなければ寝ない長男坊が行きの京急に乗ったところでコテンと眠り、護摩焚きを依頼してから受け取りまでの一時間も騒がしい喫茶店の中で眠り続け、降り始めた雨の中、大太鼓と鐘の音が響く本堂の傍へ近づいても起きることなく、とうとう帰りの京急を降りるまで目覚めなかったのだ。長男は大師様へ行ったことも知らず、横浜で寝て横浜で起きたことになる。予想よりは遥かに楽だった。▼しかし、起きてからの長男はやはりいつもの長男であった。言うことを全く聞かずに濡れた路面を爆走して滑る。転ぶ。濡れる。制止を振り切って階段を駆けあがる。そのたびにベビーカーを急停止して追いかける。まったくの制御不能、終いには担いで帰るという、いつもの流れである。起床後までは大師様の力も及ばなかった。

[3399] Dec 22, 2018

昨日、書き終えた直後に審査合格の通知が来た。落ちる要素も無くはなかったので、ひとまず安心である。▼キャッシュレス化に向けて次に欲しくなるのはパスケースだ。これまで革の名刺入れをカードケース兼小銭入れとして使ってきたが、カード枚数が増えたせいでポケットは緩んできたし、小銭の重みで本体もヨレヨレになってしまった。ここらでひとつ、小銭入れを別に持ってメインをカードのみのパスケースにしたい。キャッシュレスということは現金の使用を例外とするわけだから、別持ちの方が理には適う。▼メイン使いは三枚構成で、SPG(メインカード)、ソラチカ(パスモ)、VISA(アメックス未対応店用)の予定。Tカードやポンタはごたごたと刺さずアプリに移行する。カード本体は別途大容量のカードホルダーにまとめて鞄に常駐するのがよかろう。長財布、カードホルダー、小銭入れ、パスケースの四分割管理になるが、ひとまず今の理想形に見える。

[3398] Dec 21, 2018

SPGアメックス。まだ審査の合格メールは来ないが、今日、マリオットのアカウントにログインしたら会員資格がゴールドエリートになっていた。合否通知より先に資格が付与されるという噂もあるので、近々、期待してもいいのかもしれない。▼年会費は十分ペイできると判断した。無料宿泊の対象には横浜のベイシェラトンもあるし、ディズニーランドの「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」もある。三年後には福岡にも待望の外資系ホテル<リッツカールトン>が開業予定だ。ここは無料対象になるかわからないが、もしなってくれれば我々にとっては最高にありがたい。▼リボを駆使したり何とかルートを通してポイント変換を繰り返したりしなくても、常に1.25%という高レートのマイルが付与される点も魅力的だ。しかもスターポイントは無期限である。あまりの好条件に人が集まっているという話も見るので改悪は懸念されるが、現時点では最適解と思う。

[3397] Dec 20, 2018

横浜駅の百貨店両雄、高島屋とそごう。もしも商品が同じ値段なら、ポイントはどちらの方がお得なのか。▼高島屋のポイントは上限2%。ポイントアップ期間なら4%。そごうは前年度の支払い総額に応じて付与率が変動する方式で、最低2%〜最大7%。ミレニアムカードセゾンで支払いした場合は最低でも5%が保証される。期間限定なら10%近くつくことも。尚、食料品や特価品など一部例外の付与率が1%なのは、高島屋もそごうも同じだ。▼これだけ見るとそごうの圧勝に見える。しかし、高島屋にはポイントカードとは別に「タカシマヤカード」がある。このカードのクレジットで支払いをした場合、最大で8%のポイントがつく。そごうの最大7%を1%上回る設定である。つまり「高島屋ポイント<そごうポイント<そごうクレジット<高島屋クレジット」というサンドイッチの形。どちらが得とも確定はできない。ちゃんと甲乙つけがたいようになっているわけだ。

[3396] Dec 19, 2018

マイラー化と同時にキャッシュレス生活も夢見て計画を立て始める。計画と言っても自分一人でどうにかなるものではない。成るかどうかは生活圏のお店の支払い環境にかかっている。▼以下、カードブランドは略号で示す。今のところ、最寄り駅内の行動範囲でVとMしか使えない店=AやDが使えない店は「業務スーパー」しかない。メインカードはAのつもりなので、残念ながら立ち寄る頻度は下がりそうだ。その他のAが使えない店ではそもそもクレジットカードが使えない。パン屋が全滅。「ミスタードーナツ」もダメ。パン屋さんの「現金のみ」率はちょっと異常だ。個人店ならともかく、大手チェーンでも導入は少ない。薄利多売に4〜5%の上納金は厳しすぎるのかもしれない。▼Aがクイックペイを終了するのは残念だが、コンビニなどでは続々とコンタクトレス決済の導入が進んでいるので、それほど困るとは思っていない。昼食以外はキャッシュレスに出来そうだ。

[3395] Dec 18, 2018

エアコンのクリーニングをする。依頼先はダスキン。ネットで検索するとダスキンよりも安くて評判の良いサービス会社はたくさん出てくるが、もはやネットの評判も汚染されつくしている昨今である。何が真実で何が嘘か、判断する時間も材料もないので、長年の企業実績を重視してダスキンを選択した。▼結果は満足している。エアコンは見違えるようにキビキビと動くようになった。カビだらけのパーツ、ホースを伝っていく真っ黒な水、バケツに溜まるヘドロのような汚水。よくもまあここまで汚れたものだと思う。汚水のバケツを持ち帰って処理してくれるサービスは非常に良いと思った。後を濁さず去っていく清々しさである。▼作業中にいくつか疑問をぶつけたところ、無愛想ながら淡々と答えてくれた。次のクリーニングは、メインのリビングなら2〜3年後、サブの個室ならもっと後でも良いと言う。毎年やった方がいいなどとは言い出さないところに実直さが見えた。

[3394] Dec 17, 2018

鍋にコンビニの半熟煮卵を落とし、さっと掬って食べると旨い。味を占めた私は、その日も鶏スープの鍋に喜々として半熟煮卵(2個セット)を落とした。▼事件は起きた。最初の卵を取って器に置いたそのとき、中腰で箸を伸ばす恰好になったのが災いして、胸元のカップラーメンを倒してしまったのだ。スープはテーブルを走り、私の服と椅子の敷物を襲った。すぐに服を脱ぎ、敷物と一緒に洗濯機へ放り込む。さいわい床への被害はなかった。敷物のファインセーブで、本件は大事に至らず収束したと思われた。▼だが、事件の本質はそこではなかった。煮卵である。二つ目の煮卵は鍋の中で完全な茹で卵と化していた。そうして最初のひとつもまた、余熱ですっかり茹で卵であった。お楽しみの半熟煮卵は消滅した。初期対応を誤ったのだ。服を脱ぐ前に煮卵を食べるべきだったのだ。仕事ならミスにミスを重ねた最悪の失態である。いかなる状況でも冷静に行動するのは難しい。

[3393] Dec 16, 2018

この頃、長男が文章を話すようになってきた。単語の乱発ではなく、ちゃんと日本語として成立する文章を話せるようになっている。現在の状況を踏まえた発言や、過去・架空の出来事についての表現も増えてきた。▼単語時代から文章時代への移行時、親は助詞について熱心に教える。「りんご、落ちた」ではなく「りんご<が>落ちた」だよ、と丁寧に説明する。「バナナ、買わない」と言えば「バナナ<は>買わないね」と言い直す。次第に子どもの方も助詞の用法を学習し、勝手に応用を始めていく。狭くて低い場所へ潜り込んでいくとき。「お父さん<は>できない。**ちゃん<は>できる。」▼反復や暗記でなく、応用として使えるようになった言葉である助詞。その助詞を強調するあまり、まさに「助詞が上がっている」のである。昨日、唐突に「助詞が上がる」件について書いたのは、そのクセがついてしまう理由を、長男のしゃべり方に垣間見た気がしたからだった。

[3392] Dec 15, 2018

他人のスピーチや朗読で、「が」や「は」などの助詞が強調されすぎていると感じたことはないだろうか。とくに気にしたことがなければ、次の機会に「てにをは」と「が」の音を意識して聞いてみて欲しい。▼助詞を強調しすぎてしまうことを「助詞が上がる」という。ボイストレーニングで指摘されやすい項目のひとつである。「あー」「えっと」「あのー」のような言葉のヒゲほどみっともなくはないが、文の発声に不自然な抑揚がつくため流れが悪くなり、どことなく「素人感」が出てしまう。▼助詞が上がらないようにするには、助詞の後ろに続く文の先頭音を意識しながら発声するのが効果的だ。「健康が何より大切ということ<に>気がついたのです」であれば、何より大切〜あたりを読んでいる時点で「気がついた」を強く読むと心に決めて、「健康が何より大切ということに<気>がついたのです」と一気に読む。助詞の後ろに読点を意識しないことがポイントになる。

[3391] Dec 14, 2018

今年のうちにマイル積み立て用のメインクレジットカードを決めようということで、いろいろ比較・検討しているが、なかなか決まらない。本来ならANA VISAワイドゴールド一択なのだろうが、ビッグキャンペーンが直前の11月末に終了していて、時期を逃した感もある。▼最大還元率を実現するためにポイントの迂回変換をしたり、リボ払いに登録しつつリボ手数料を払わないように小細工する必要があったりと、100円=1マイル以上の効率を出すためには一手間かけなければならないのも難点だ。忙しくなってきたら、忘れてしまうか面倒でやらなくなるに決まっている。▼最大の悩みどころはポイントの有効期限。マイラーたちのブログでは、いつも気にしなければならなくてストレスになるという話も出ている。そうなると、レートや年会費は損でも有効期限が無制限なダイナースやアメックスに行きたくなる気持ちも出てくる。飛び回る仕事ならスカイトラベラーでもよかった。

[3390] Dec 13, 2018

長男に引き続き、次男も便秘に悩まされている。生後一ヶ月の状況としては長男よりも悪そうだ。コンスタントに二日〜三日は間が空いてしまう。新生児の排便ペースには個人差があると言うが、「一日一回出ていれば問題はない」という基準からは大きく逸脱してしまっている。明日の一ヶ月検診で対処法を相談してみようと思っている。▼そのせいでお腹が苦しいのか呻くことも多いが、基本的には長男より寝ようと努力する子ではある。ミルクを飲んで満たされていれば一人でぼやっとすることもあり、ときどきはそのまますっと寝入ってしまうことすらある。置けば泣き、一人にすれば泣き、立って抱っこして揺らさなければ泣いていた長男のときにはなかった記憶だ。ただ、それでも一般的な赤ちゃんに比べると総就寝時間は短い。▼便秘が解消されたらもう少し寝てくれるかもという期待と、そのうち兄のように寝なくなるかもという不安が、今のところは入り混じっている。

[3389] Dec 12, 2018

親切と不親切のそれぞれに触れたが、絶対数で言ったら親切にされたことの方が圧倒的に多い。これは間違いない。▼親切にしてくれる人の属性には性差も年齢差もないように思われる。よほど小さな子どもでない限り、助ける人は助けてくれる。ただ、それでも強いて、積極的に関わろうとしてこない率の高いプロフィールを挙げるとしたら、中年男性という括りになる。▼中年男性を一概に悪く言うつもりはない。助ける人は誰であれ助けてくれる。しかし、スーツ姿のおじさんサラリーマンが手を差し伸べてくれた経験は、他に比べるとやはり少ない。同性の若造に手を貸すのはプライドが許さなかったり、単に恥ずかしくて動けなかったり、ちょっとした助けを差し伸べたことがないからどう声をかけていいかわからなかったりするのだろう。そう思っている。それは私がそうなるかもしれない姿でもある。相手が誰であれ自然に体が動いて助けられるおじさんになりたいと思う。

[3388] Dec 11, 2018

ベビーカーで電車に乗ると、いろいろ親切にされることがある。電車の昇降でバランスを崩したとき、とっさに支えてくれる若い男性。ベビーカーからこぼれ落ちた水のボトルをわざわざ電車から降りて届けてくれる若い女性。二人分の連続席を確保できるように向かいの優先席へ移動してくれるご年配のおじいちゃんおばあちゃん。小さな親切を数えたら枚挙に暇がない。▼ところが、全く不思議なことだが、ベビーカーでエレベーターに乗ると、人の不親切を感じることの方が多い。エレベーターが到着するや、さっと割り込んで中に入り、さっさと「閉」を押してしまう謎のご婦人。奥の方から降りますと声をあげても、腰を捻るだけで外に出てくれず進路を塞ぎ続ける若夫婦。扉の前に立ち尽くすベビーカーを見ても満席の優先エレベーターから降りてこない健康な青年達。不思議と言うしかない。▼それもこれも横浜駅がベビーカーに対して不親切すぎるのが悪の根源ではある。

[3387] Dec 10, 2018

コンビニ。妻から頼まれたリプトンのレモンティーが売り切れで、代わりにミルクティーを買う。ミルクティーの隣には『ロイヤルミルクティー』が並んでいた。紅茶に疎い私はわからなかった。ただのミルクティーと何が違うのだろう。▼ざっくり言えば、煮出した紅茶にミルクを入れるのがミルクティーで、茶葉を直接ミルクで煮出すのがロイヤルミルクティー、ということらしい。また、「ロイヤルミルクティー」は和製英語で、英語では通常「シチュードティー」と呼ぶそうだ。まさにリプトンが出した同名の商品によって広く認知されるようになったという。▼後日。再びコンビニへ行ったとき、リプトンの両商品を見て、アッと思った。『ロイヤルミルクティー』のパッケージは涼し気な氷入りの紅茶の絵だが、『ミルクティー』の方は紅茶にミルクが注がれている、まさにその最中の絵ではないか。ちゃんとパッケージで製法の差をアピールしていたわけだ。さすがである。

[3386] Dec 09, 2018

制作。二日前に保存したバックアップまでロールバックする。無念だが仕方がない。盛り上がりに欠けると思い抑揚のカーブを描くのに四苦八苦していたが、どう頑張っても盛り上がるためのエネルギーを充填する時間が物理的に足りない。アゲようとすればするほど無理が目立つ。ここは盛り上げるより持ち上げる感じで、緩やかに上昇気流に乗せていった方が良いと判断した。そう判断したので、盛り上げる流れの分岐ファイルとはお別れした。▼戻ってくると10:0で元の方が良い。完全に迷走していたようだ。しかし、元が良いと言っても贔屓目に見て40点である。及第点にも達していない。いまだに急所は見えてこないが、盛り上げる形の失敗から、ひとつ行くべきでない道は見えているので、総当たりの効率は上がっている。しかし難しい。淡々と行くとクライマックスに向かう推進力が得られない。持ち上げようとすると盛り上がって浮ついてしまう。バランスが要る。

[3385] Dec 08, 2018

保育園のクリスマス会。残念ながら長男は雪辱ならず。今年もお腹のコンディションがよろしくない状態で臨んだため、大泣き大暴れとなってしまった。大舞台に向けた身体の調整が出来る歳ではないので仕方がない。来年に期待しよう。▼関連する話。近ごろは長男とパン屋さんに寄るのがたいへん難しい。トングを持つといって聞かないし、トレイも自分で持つと言い張る。以前、手で支えながら自分でさせてみたが、トングはともかくトレイの方が危なっかしくてしょうがなかった。このままではパンをぶちまけるのも時間の問題だと思い、以後、トレイだけはこちらで持つことにしている。逆にトングの方は持たせていないと素手でパンを触ってしまいそうなので安全のために持たせているが、床に落としたり買わないパンを取ろうとしたりで制御は難しい。気を張ってへとへとになってしまう。▼同じ理由でパン屋を避けている小さな子連れは、それなりにいるような気がする。

[3384] Dec 07, 2018

セブンイレブン『チョコが濃厚なブラウニーサンド』。さほど濃厚でもないモコモコのブラウニーでバニラアイスを挟んだ簡素なアイスだが、これがなかなかクセになる。最近の個人的な当たり商品のひとつだ。▼商品名の誇張が上手く作用していると思う。アイスを物色するときは甘いものを食べたいと思っているわけだが、そこへ「チョコが濃厚な」とわざわざ強調されたら甘いものセンサーには引っかかりやすい。オリジナルブランドで他の商品より値段も安いし、ちょっと買ってみようか、という気になる。▼ところが、いざ食べる段になると、買うときほど甘いものへの強烈な引きは要らなかったりする。看板通りに「チョコが濃厚」であるより、むしろあっさりほどよく甘い程度でいてくれた方が手が伸びやすい。手が伸びやすければ消費も早く、リピートのサイクルも上がる。この好循環はたしかにある。▼購買時と消費時の期待は必ずしも同じとは限らないということだ。

[3383] Dec 06, 2018

21.5インチ・FullHDのサブディスプレイをひとつ、遊んでいたエルゴトロンで右側に吊って、ひとまず新環境が完成した。ヨドバシのポイントで清算できるレベルの格安品。サブなので性能は全く問わない。▼ただ、欲を言えば輝度はもっと落とせた方がよかった。というのも、常時表示するLINEに黒テーマがないので、明るさを最低に落としても輝度の高めなLGのディスプレイだと、右側からキツめの光が眼に飛び込んできて気が散るのだ。案外、馬鹿に出来ない影響力である。その点では低輝度に定評のあるEIZOを選んだ方が正解だったかもしれない。いつか余剰予算ができたら、サブの方が入れ替え候補になる可能性はある。▼その他の使用感は問題ない。32インチ4K&21.5インチFullHDの構成で今のところ完璧と思う。エルゴトロンのおかげでスピーカーにも干渉しない。古い資産を再び役立てられたのも好采配と言える。これでPCまわりは一旦完成。なるべく長く持たせたい。

[3382] Dec 05, 2018

救急車ピーポー来た、と長男が言う。たしかに救急車のサイレンが聞こえてくる。飛行機ブーン飛んできた、と言う。たしかに航空機の音が空から聞こえてくる。一緒になって見上げるとランプを明滅させた大なり小なりの飛行機が雲の手前を飛んでいく。▼救急車や飛行機の音は、私にとっては日常の背景音以上に意味を持たないが、長男にとっては耳を傾けるに値する特別な音である。だから、救急車にしても飛行機にしても、いつも私より長男の方が気づくのが早い。驚くべきはこの聞きなれた音の「聞き落とし力」である。人の脳は、慣れたものには些細な注意すら払えない。▼中級者がいちばん危ないとか、慣れから来るミスは不慣れから来るミスよりも遥かに多いとか、そういう一般論に落とし込める話だが、重要な点は、私が慣れによる聞き落としを長男の存在によって反射的に知ったということである。脳が勝手に落とした情報を認識するには他者の存在が不可欠なのだ。

[3381] Dec 04, 2018

長男、発熱。土日の暴走から動乱の月曜日を経て、ようやく今日は風呂のカビ取りや掃除に精を出せると思っていたら、登園、帰宅、台所仕事、雑務の後にすぐ電話がかかってきて、お迎えの要請である。午前十時五分。予定はご破算となった。▼迎えに行くと、そこには元気に走り回る長男の姿が。ほんとに熱があるのかと疑うほど普段通りのテンションだが、ぐったりしていたり、機嫌が悪くて喚いたり、抱っこ病になっていたりするよりはずっといい。安心したのも確かだ。▼病院では、このくらいなら様子を見ましょうと言われるのみ。予定になかった昼ごはんを買って、想定外の暑さの中、長袖とジャケットの身なりを後悔しながら坂を登っていく。昨晩は夜中に長男が寝ずに喚きまくったこともあって、半分意識が朦朧としていた。ベッドでの暴れようはハンパではない。爆竹のようなやつである。体調不良の予兆を感じて訴えていたのかもしれない。早く言葉にしてほしい。

[3380] Dec 03, 2018

ディスプレイが届いた。32Uk550、新品未開封。ドット抜けや輝点などはない。通販最安値より遥かに安い価格で良品を手に入れることができた。非常に良い買い物ができたと思う。以下、使用感をメモ。▼縦2160は感動。ピアノの最低音から最高音まできっちり画面に入る。ベロシティバーも長く表示できるので細かい調整がやりやすい。もう2K以下の縦解像度には戻れそうにない。尚、16:9は店で見ると四角く見えるが、実際に使い出すと十分横長である。今のところ横はこれで十分という気がする。▼昔持っていたASUSの4Kに比べると画質はさすがに高精細で、100%スケールでも文字の読み取りに苦労しない。すでに100%で慣れている。ノングレアだけに反射カットはOK。昼でも映り込みがなく作業がしやすい。LG全般に言えることだが、明度はやや高め。最低レベルで運用する。▼結論。圧倒的なコストパフォーマンス。格安モデルとしては不満の少ないお買い得モデルである。

[3379] Dec 02, 2018

長男、暴走。休日は忙しすぎて何もできない。何もできないので、次にディスプレイを買い替える条件でも列挙しておく。後で何か自分の役に立つかもしれない。▼一、現行機が壊れた場合。これは仕方ない。時期によっては同型の買戻しでも良い。二、何らかの理由で色再現性が必要になった場合。たとえばAdobeRGBを100%まで出したいとか。しかし実は32UK550も廉価版ながらスペック上はsRGB=100%、DCI-P3=95%と非常に優秀な数字を出しているので、写真にドハマりするとか、高度な動画編集をする必要に迫られるとか、よほどのことがない限りは色域の要求で乗り換えることはないと思われる。三、VAパネルで満足できなくなった場合。視野角がもっと欲しいとか、ギラ粒が気になり出したとか。こればかりはしばらく使ってみないとわからない。四、38インチ5K2Kが出て、かつ何らかの僥倖によりそれを買う金が十分にある場合。後者を満たすのが至難だが全く無い話ではない。

[3378] Dec 01, 2018

このたびLGから発売された32UK550-Bは、縦解像度のために32インチ4Kが欲しいものの絵作業をしないので発色も視野角もさして問わない私の需要にジャストミートした。スタンドがアーク状なのは好みでないし、ベゼルもハイエンド機ほど薄くはないが、その程度のことで32UD99やU3219Qの半額以下になるわけだから喜んで目を瞑る。今が好機。早速、注文してしまった。▼これで三年に及ぶディスプレイのお悩み沼からは一旦抜けることになる。38インチウルトラワイドに決めかけていた時期もあったが、十万を切る中古品がなかなか出回らず、待望の5K2Kも出ないとあっては仕方ない。結果的には、今年ようやく32インチ4Kが主流になり、ハイエンドが飽和してVAの格安モデルが出始めた直後、想定以上の低予算で目的を達成するという形に収められてよかったと思っている。▼あとは右手側に吊るすフルHDを適当に決めよう。これはもうなんでもいい。SXGAでもいいくらいである。

[3377] Nov 30, 2018

区役所に、会社に、いろんな書類を出す。電子化への道はまだ遠い。▼公的な手続きはプロセスの信頼性が命だ。そうして今はまだ、デジタル処理による無謬性よりも、長年それでやってきたからというアナログの実績の方が信頼性の面で勝っている。だから、紙はまだ必要だ――それはわかる。▼だが、同じ紙に何度も氏名や生年月日や住所を記入しなければならない理由はまったくわからない。百歩譲って別の紙なら理解できるが、同じ紙である。切り離して使うようには見えないペラである。ちょっと視線を動かせばわかる情報を二度も三度も手書きで書かねばならない合理的な理由などあるのだろうか。▼いまだにマイナンバーのコピーと手書きの住所氏名を同時に提出しなければならない理不尽がまかり通っている世界である。合理性など問うだけ無駄かもしれないが、もし本当に納得できる理由があるなら素直に知りたい。だが、この手の調べものばかりはウェブでも難しい。

[3376] Nov 29, 2018

長男と、少しずつ会話が成立するようになってきた。こちらの言うことのオウム返しではなく、言ったことの意味を理解して適切な応答を返せるようになってきている。▼傍から見ているとオウム返しから一足飛びに進化した感じで、どの段階から解釈と応答を駆使するようになったのかわからない。朝、登園中、イルカ、クジラ、タコ、鯛、カツオ、ジンベエザメ……と、家でよく遊んでいる海の生き物パズルの登場者を列挙してから「他に何がいた?」と聞くと、アンコウと答える。「ホカニナニガイタ?」とは言わない。質問に答えられているということだ。▼質疑応答ができるようになると、コミュニケーションの幅は格段に広がる。たとえ適切な答えを返せなくても、質問と応答という枠組みを理解してさえいれば、こういうときはこう答えるんだよと回答を示すことはできる。教師あり学習である。二歳〜三歳で爆発的に言葉が上達するのは、この枠組みのためかもしれない。

[3375] Nov 28, 2018

どうにか一周年記念イベントを迎えることが出来たロードオブダンジョン。採算が取れているのか不明だが、畳まない以上は黒で回していく目途があるのだろう。開発元も新しいコンテンツの供給に乗り出す姿勢は見せているようだ。▼さすがに一周年。大型イベントを予定しているという。これをきっかけに、配信当初の盛り上がりを取り戻すほどの華々しい復活を遂げろとまでは言わないが、ランキングの顔ぶれが何ヶ月も変わらない凪の状態からは脱して欲しい。逆に、もし今回の一周年記念イベントが期待外れだったり、あからさまな集金モードだったりすると、このタイミングで見切りをつけて出ていく人も多いだろう。継続か終了か。崖っぷちで打ち上げる大きな花火である。▼泡沫のごとく浮かんでは消えていくスマホゲームたち。水面にも出ずに消えていく泡の存在も考えれば、一周年を迎えただけでもたいしたものではある。コンテンツを育てていくのは本当に難しい。

[3374] Nov 27, 2018

名古屋のお土産、味噌煮込みうどんを食べる。うどんは好きだが、外食であれ出来合いであれ、自分から味噌煮込みを選ぶことはしない。他でもない、お土産だからこそ食べる機会のある品である。実際、口にするのは何年ぶりかわからなかった。▼味はやや濃いが美味い。本場、名古屋では味噌煮込みうどんにご飯がついてくると聞いて、炭水化物に炭水化物を重ねるとはどんな了見と思っていたが、いざ食べて見ると思いのほか味噌の主張が強く、ご飯が欲しくなる気持ちもわかってくる。味わい方としてはカレーつけ麺に近いのかもしれない。麺でも美味い、米でも美味い。二度おいしい。▼土産にもらいでもしない限り食べないけれど、食べてみれば普通に美味い。食べ物の土産はそのあたりの品がいちばん嬉しい。たいていの場合、それはご当地グルメということになるが、ご当地グルメの中でもとりわけ上記のゾーンに近いものを選ぶといいだろう。少なくとも私が相手なら。

[3373] Nov 26, 2018

マクドナルドで昼食。アイダホバーガー、ポテトS、爽健美茶。▼ところが何分待っても出てこない。明らかに私より後で注文した人たちがトレイを受け取っていく。オーダーを確かめようかと思っていたら、何人かに抜かされた後、ようやく慌てたように品が出てきた。だが、どう見てもポテトがLだ。注文したのはSですと言うと、そうだSだと言いながら大慌てでSを掬い直してくる。受け取って階段へ。しかし今度はバーガーの包みがあやしい。そっと開けて見る。ビックマックである。戻って伝えると、申し訳ありませんと奥の方へ。店員同士で何やら言い争っている声が聞こえてくる。アイダホバーガーが奥から滑り出て来る。一方、トレイから飲み物が降ろされる。どうやらこれも間違っていたようだ。レジで応対する店員が、コーラでお間違いないですねと確かめてくる。いえ、爽健美茶ですが。……。▼私の知っている昔のマクドナルドでは考えにくいお粗末さである。

[3372] Nov 25, 2018

次男の名前を明日、明後日のうちに決める。難航しているが、候補はだいぶ絞られた。あとは付加情報を考慮して選ぶだけだ。▼次男の名付けは長男の名付けより遥かに難しいと思った。次男の場合はどうしても長男の名前を意識してしまう。長男は熟考の末に我ながら素敵な名前をつけたから、次男もこれしかないという名前にしたい。さりとて、長男と被るわけにもいかず、しかし関連性が無さ過ぎても何だと思い、繋がりはあるが優劣はなく重複もしないという絶妙なラインを狙いにいかなければならなくなる。片方にだけ自分の漢字をあげたり、自分の名前の音をあげたりするのも考え物だ。名付けた側の意図に関わらず、結果的にであれ、どちらが格上という感じも出したくない。……。▼など、思考の制約が多いのである。それでも、汗をかいた甲斐はあって、制約をかいくぐる良い候補が残ってきた。願わくは本命が画数等で弾かれないことを祈る。次男の命運や、いかに。

[3371] Nov 24, 2018

そんな反抗期の長男を連れて再びお出かけ。ベビーカーで寝ているあいだにちょっとだけディスプレイを見に行った。LGの最新ラインナップがヨドバシカメラに揃ってくれたのは本当にありがたい。▼結論から言うと、DellのU3219Qが最有力候補に躍り出ている。32インチ4Kのコストパフォーマンスと安定感にウルトラワイドが押され気味だ。単純な作業領域も38UC99を凌ぐし、選択肢も多い。Dell、BenQ、LGはもちろん、ややマニアックなモデルだが、数年前にシャープが出したIGZO搭載のK321を中古で拾うと言う手さえある。あるいはEV3237。ベゼルを気にするならEV3285だろうが、これの中古はしばらく出回らないだろう。▼唯一、対抗馬になる存在があるとしたら、それは38インチの5K2Kだ。34WK95を踏まえれば来年あたりLGが出してくる公算は高い。しかし値段は20万前後だろうし、中古待ちだと何年先になるかわからないので期待して待つのは無理がある。そんな状況である。

[3370] Nov 23, 2018

長男坊、反抗期さん。▼言うことを聞かないのもさることながら、こちらの言うことがわかっていて、敢えて反対のことをするようになってきた。パズルの最後の1ピースを、嵌められるのにもったいぶって嵌めず、逆向きに置いて逃げていったり……はまだ可愛げのある方で、到着したエレベーターに乗り込もうとすると悪い顔で逃げていって、呼んでも来ないので先に行ってもらうようお願いすると、閉まりかけるドアに今度は猛ダッシュで突撃してきたりする。万事、この調子。やるなと言われればやり、やれと言われればやらない。いや、もっと正確には、やりたいことをやるなと言われればやり、やりたくないことをやれと言われればやらない。アマノジャクより頭を使っている。着替えや歯磨きを敢えてやるなと言っても、じゃあ喜んでやりませんとばかりである。▼二歳児とはこんなものらしいが、持ち前の体力と行動力が厄介さに拍車をかけている。こちらも体力が要る。

[3369] Nov 22, 2018

約一週間ぶりにDAWを開く。今日は兄弟の就寝が上手く噛み合って時間を取ることができた。▼聴くのも久しぶりなので最終章を頭から通し聴き。先入観のない耳にも不自然なところが目立ってこないので、出来ているところまでは大きな問題もないと思われる。そのまま作りかけの箇所も通過してプレイしつづけ、頭の中で展開を思い描きながら最後まで走らせてみると、三十九分をやや過ぎたところで完結となった。さすがにもう大きくは変わるまい。四十分弱を見込みとした九月九日の予想は正しかったことになる。▼最後の一曲に差し掛かったところで動画も作り始めようと最初から決めている。その方がラストのクオリティに良い影響を与えると、なんとなく感じている。ただしクリエイティブクラウドは高いので、実作業に移るのはあくまで曲が終わってから。それまでは諸々下準備である。パソコンの前にいないと出来ないことを極力短時間で終わらせなければならない。

[3368] Nov 21, 2018

LGの34インチウルトラワイド「34WK95U」が気になると二月に書いた。5KサイズでNanoIPS搭載の最新モデル。文字が見えるかどうかは不安だが、ドットバイドットなら2160の縦は魅力である。少なくとも2オクターブは広く表示できるだろう。▼ただ、シンプルに買うかと聞かれたら、残念ながら今は候補の三番手にも入らない。第一に高すぎる。映像のプロならともかく広い解像度が欲しいだけの人間にはNanoIPSどころかHDRすら要らない。そもそもVAパネルでいいのでは、という説すらある。金の掛けどころとして筋が悪い。第二に、34インチはウルトラワイドとしてはやはり中途半端なサイズと感じる。ひとつ置いたからにはマルチにしづらく、かといって38インチほど一枚で広大な面積を占めるわけでもない。100%スケールで使えない場合はほとんど旧型のWQHD+と同じ使い勝手になってしまう。それでは本末転倒だ。▼今は予算の面からも、32インチ4Kが無難と思い始めている。

[3367] Nov 20, 2018

次男ベビーが家にやってきた。ベビーベッドでご就寝。ひとまず安心である。▼昨晩は長男がまったく寝なかった。ちょっと傍を離れれば「抱っこ」、一緒に寝ようとベッドに寝かせても「抱っこ」、抱っこしても「抱っこ」。全く聞き分ける様子がない。結局、三十分置きに顔を叩かれて起き、抱っこしては寝そうになるものの、身をよじって抜け出しては再び抱っこ抱っこと泣き喚く無限ループに嵌って、ほとんど眠れなかった。いまはランナーズハイで動いている。▼さて、帰ってきて保育園の迎えまで少し眠れるかと思っていたが、今度は私がやらかした。産院の個室のカードキーを持ってきてしまったのだ。電話したところ予備はないのですぐに持ってきて欲しいという。予備があれば次の検診のときにという期待もあったが、これ一枚では仕方がない。100%自分のミスである。再び苦手なバスに揺られて届けに行き、帰りに保育園へ寄る予定だ。現在、午後一時半である。

[3366] Nov 19, 2018

産院で栄養指導という名の森永商品説明会が開催されたらしい。入院中のミルクなど無料でもらっているので文句は言えないが、申し訳ないことに我が家ではすでに明治の「ほほえみらくらくキューブ」を準備済みである。森永のネガキャンではない。単に、長男にもあげていたからという理由と、キューブの方がおでかけなどのときに使いやすいからである。ひとたび便利な経験をしていると、よほどのことがなければ変えようとは思わないものだ。▼行動経済学を引っ張り出してくるまでもなく、人間、過去をなぞるのは無条件に大好きである。変えたら失敗するかもしれない。けれども変えない場合は二者の比較にならないので、失敗という概念がそもそも生まれない。変えずに失敗したいのではない。変えないことで、少なくとも失敗だけはしたくないのである。それはそれで責められるようなことではないだろう。上手く自分をごまかして精神衛生を保つのも賢い生き方である。

[3365] Nov 18, 2018

SVL12000、レベル7まで終了。完全な既知が五〜六割、既知だが意味や用法の一部が抜けていて補足された単語が二割程度、残りは未知という感じ。わかっていたことだが日用語に抜けが多い。バケツ、小枝、パンの耳……ネイティブなら幼児でも知っている単語だが、ビジネス英語ばかりに触れているとなかなか出てこないところである。語彙力の偏りを実感するという意味で、やはり無差別な網羅を提供してくれる本シリーズはたいへん良い。▼恐らく、この分だと日用語まわりにレベル6の抜けもたくさんある。さすがにVol2を買う気はしないが、アルクのサイトでレベル別に単語のリストは確認できるので、そちらでざっと確認して知らない単語があれば辞書で引いていくのがよかろう。今はレベル8。レベルが上がって逆に既知が増えた感触がある。日用語が減り、学術的・形而上学的な単語が増えたからだろう。さくさく進む。年内にVol4突入が目標である。

[3364] Nov 17, 2018

長男、次男と対面。ハツカネズミより大きい動物は怖がって近寄らない長男らしく、最初はまったく近づこうとしない。怖がっているというほど怖がってはいないが、触ってみなよと言っても遠慮がちに退がってしまう。母親が世話をするのを嫌がる様子はない。母と父が揃ってオトウトダヨと言う目の前のこの赤ちゃんが何なのか、慎重に見定めている感じである。▼そうしてしばらくはいつもの長男らしくベッドで転がったり暴れたり、食パンをかじったりお茶を飲んだり、好き放題にやっていたが、帰り際になると慣れてきたのか促されて次男の頭を撫でたり手を触ったりもした。少なくとも怖い相手ではないと悟ったようだ。その後、病室を後にして、近くのデパートで遊びまくった。自分からもうやめると言い出すまで滑りつづけたすべり台。独り占めのボールプール。ゲームセンターの新幹線。車。トーマス。寿司屋の魚のビデオ……。疲れ果てたのか帰路で眠ってしまった。

[3363] Nov 16, 2018

11月16日午前02時15分、第二子誕生。次男。3072kg、51cm。長男よりも軽く、長男よりも大きい。兄、ちょっとピンチ。▼生後一日にして指をしゃぶり、基準量以上のミルクを所望する健啖家。最初に対面したときにはもう泣き止んでいて、大あくびをしながら手足を宙にさまよわせていたくらいである。現世に対する余裕が感じられる。なかなかの大物かもしれない。▼二歳差。いろいろたいへんと聞く。まだ二歳では弟という概念もちゃんとはわからないだろう。言ってしまえば、ある日いきなり家にやってきて、なぜか母にべったり構ってもらえる他の子である。嫉妬するなという方が無理な話だ。だから、少なくとも弟が小さい赤ん坊のうちは、なるべく兄を優先して構ってあげないといけないし、弟の面倒見に兄も巻き込んでいって、二人の宝物が二つというより、三人の宝物がまた一つという図式にしていかなければいけないのだろうと思う。ふたたび未知の生活がはじまる。

[3362] Nov 15, 2018

「Youtube Premium」なるサービスが日本でも始まった。広告再生なし、バックグラウンド再生可能、オフライン再生可能で、月額1180円。広告はともかくバックグラウンドは待望の機能である。といっても、昔はアプリの標準機能に含まれていたのだが……。ともあれ、通勤中に音楽を聴きながらゲームを立ち上げることもできるし、ラインの通知が来てメッセージを読みに飛んでも曲が中断しないというのは魅力的である。▼だが、この魅力に対して素直に月額1180円を払える気はしない。単純に金額が高すぎるのもあるし、他のサービスの多くが出来ているバックグラウンド再生くらいはデフォルトで出来て欲しいという思いもあり、いろいろ釈然としないところがある。480円なら即決、780円なら一考の余地あり、というくらいの感覚ではないだろうか。日本でどれくらい登録されるか読めないが、後々値下げしそうな気配は今から漂っている。判断保留。しばらく様子見である。

[3361] Nov 14, 2018

2009年のImperialから待つこと九年。Vienna Symphonic Libraryから待望の新ピアノ音源が登場。Synchron Yamaha CFX。ついに来てくれた。▼CFXは個人的に最高の選択だ。どんなスタイルもこなせるオールマイティーな優等生である。つまりは遊び甲斐があるということだ。こういう響きにしなければ「らしくない」というような規範めいたものもスタインウェイほどないように思われる。豊富なマイクポジション、Imperialを遥かに超えるサンプル数、喉から手が出るほど欲しかったハーフペダル。行かない理由がない。▼このシリーズが売れてくれたら、他のモデルもSynchronから出てくれるだろうか。出てくれたら欲しいモデルはいくらでもある。が、Imperialも長年付き合ってようやく使い方が見えてきたくらいだから、あまりポンポン新作が出て目移りしても使いこなせる気はしない。最低でも数年は遊んでみないと馴染んでこないだろう。今は一つ出てくれただけで嬉しい。

[3360] Nov 13, 2018

「おばけ、ないさ。おばけ、うそさ。でも、ちょっとこわいな。」▼最近、子どもがよく歌を歌う。教えた歌もあるが、知らないうちに知らない歌が歌えるようになっていてびっくりすることもある。▼覚えているところだけ歌うので、いくつかの歌は勝手に省略されて、冒頭の「おばけなんてないさ」のようなオリジナルソングになっている。キーワードが残っていると歌詞の大意として筋は通るところが面白い。▼「きらきら星」や「ぞうさん」などは歌詞通りに上手く歌えている。音もまあまあ合っているので、あとはリズムが取れるようになれば歌らしくなってくるだろう。今日は「いとまきのうた」と「おもちゃのチャチャチャ」を歌っていた。▼ついこの間まで単語をならべていた二歳児が、親の真似をするようになったと思ったらもう歌を歌い出す。あっという間に長い文章も話すようになるだろう。このちょっととぼけた日本語に触れられる時間が短いのは残念でもある。

[3359] Nov 12, 2018

携帯。ミドルレンジにも一昔前のハイエンド相当の機能が備わってきて、ハイエンドの訴求ポイントがAIアシスタントやクラウドストレージといったソフトウェア方面にシフトしてきている。▼このあたりにたいして興味がない身としては、今こそミドルレンジが絶好の狙い目なのだが、残念ながら、私が今のスマホでもっとも便利だと感じている「非接触充電」を搭載したモデルがいまだに中価格帯から出ていない。Pixel3ですら専用のアクセサリが必要だ。ミドルまで降りてくるにはあと3〜4モデルかかると思われる。それまで買い替えるつもりはない。▼非接触充電。ひとたび使えば元には戻れない圧倒的な便利さだが、充電器を一新しなければならない導入コストもあり、画面サイズや有機ELに比べると売る側のアピールポイントとして打ち出しにくいのはたしかだ。やはりカフェへの非接触型充電器の普及を待つしかあるまい。そこまで来れば標準搭載待ったなしである。

[3358] Nov 11, 2018

妻の携帯新調に合わせて久しぶりに最新の携帯事情に触れた。ウェブで字面だけはウォッチしていたが、やはり実物を見て触らないとわからないことはたくさんある。▼auが今季の目玉のひとつになりそうな「Pixel3」を新機種ラインアップから敢えて除外してきたのは驚きだ。「AQUOS zero」も外しているという。ハイエンドは売れない、あるいはiPhoneに流れるから不要という判断なのだろうか。しかし、売り場にはPixel3の取り扱いがないことに関する質問がよく寄せられるというから、読みを外しただけの可能性もある。それでなくてもこのところauのチョイスはおかしかった。我が道を行こうとして本流から逸れている感はある。▼キャリア機以外では「Nova3」が良さそうに見えた。またはMate10Proか。HUAWEIの勢いは凄まじい。妻の選択もサイズと価格を考慮して「P20 Lite」だ。これはたいへんよくまとまっている。コストパフォーマンスでは他の追随を許しそうにない。

[3357] Nov 10, 2018

遅ればせながらガールズ&パンツァーの最終章・第一話を観る。ツタヤでDVDを借りてきた。以下、ネタバレ注意。▼最終章と銘打っているので壮大なドラマを描くのかと思っていたが、案外ギャグ寄りの導入である。四十分しかない一話の中で、新たな戦いに挑む理由の提示と、新戦車&新メンバーの加入、さらにメインディッシュの戦闘シーンまで描こうと思ったら、たしかにそういう路線の入り方しかあるまい。あくまで魅力の肝は戦場の攻防だ。日常パートはこれくらいあっさりでもいい。▼相手の裏を取ってフラッグ車を殲滅しようとする大洗側の作戦を、さりげなく新入りたちに卑怯と言わせたのはうまいと思った。大洗側が非の打ち所なく正々堂々だと、フランスがただの姑息な騙し討ち集団に見えてしまうが、勝ちに行くのに卑怯などないという流れであれば、裏のかきあいでフランスが一枚上手だったという印象に変わる。こういうなにげないフォローが大事である。

[3356] Nov 09, 2018

LoDが新しいイベントを始めた。たいした時間もつかっていないので、今更中身についてとやかく言うつもりはない。しかし、三種類追加されたイベントダンジョンの名称には思わず笑ってしまった。「千年のキューブ」「億劫のキューブ」「永遠のキューブ」である。▼言いたいことはわかる。三段階のダンジョンレベルに合わせて時間表現が長くなっていくわけだ。だが、二番目はどう見ても「億劫(おっくう)のキューブ」である。なんと間抜けな響きだろうか。「非常に長い時間」を意味する仏教用語・億劫(おっこう)のことなのだろうが、それよりも億劫の漢字が持つ「おっくう」への引力が強すぎる。なんだか億劫なダンジョン。この印象はもう拭えない。▼単語の定義にAという意味があるからといって、Aという意味で受け取ってもらえるとは限らないのが言語である。優先されるのは辞書の記述でも発信者の思惑でもない。使用が規則に先立つ。読み手優先である。

[3355] Nov 08, 2018

日々、ドキュメントと図解の作成。わかりやすさと情報量を兼ね備えた図表の作成はいつも難しい仕事だ。▼教科書的な資料の作成で、いまだに強い影響を私に与えているのは卜部吉庸『化学IB・IIの新研究』である。今はどうか知らないが、当時、これに勝る化学の参考書はないと断言できる最高峰の一冊だった。化学の標準教科書の記述をベースに詳細な解説、補助的な情報を肉付けしていくスタイルは革新的で、基本を着実に抑えながら知的好奇心を満たすことのできる、まさにバイブルであった。▼まとまった量の情報を人に伝えようとするとき、この「新研究」スタイルは威力を発揮する。基本情報と拡張情報を段階的に区別して+αを浮き彫りにし、書き手のペースではなく読み手のペースで情報の深度を選択しながら読み進めていくことのできる資料、である。言葉にするのはちょっと難しいが、この肌感覚がいつも私の役に立っている。資料作成にはそこそこ自信がある。

[3354] Nov 07, 2018

SVL12000が思いのほか楽しい。着実に、漏れなく無駄なくコンプリートリストを埋めていっている感じがする。著者が選んだ特定試験の頻出語彙ではない。「これだけ覚えれば英会話は十分!」と吹聴するわけでもない。ただ、ネイティブの使用頻度が高い順に粛々と語彙を並べた12000語という、シンプルな力強さである。これを極めれば基本語彙に困ることはない。そう信じられる前提になっている。▼単語のIDが通し番号になっているのも地味に嬉しい。進めれば進めるほど番号が増えていく。現在は6500番だ。数字を増やしていく作業には強力な中毒性がある。ゲームのスコアを稼いでいるような感覚である。▼今のペースなら来年夏までに二周はできると思う。衰えたとはいえ記憶力には自信がある。二周すれば九割五分は固められるだろう。残りは長文読解で出会いながら補強していけばいい。SVL12000。今更ながら性に合う良いものに出会った。

[3353] Nov 06, 2018

症状は軽微なままで済んだが、今日は胃から腸に来た。あとは完治するだけであって欲しい。▼閑話休題。高度なスキルを持つIT人材の獲得がますます難しくなる中、わが社でも新卒一括採用にこだわらない専門人材へのアプローチを取り始めた。その手法とインセンティブには疑問符が十個ついても足りないが、なんとかしようと手を打ち始めた姿勢は前向きに評価するべきだろう。▼もっとも、人事部とて何もわかっていないわけではあるまい。わかっていてもどうしようもないということだ。給与という現実から目を逸らすことは最初から義務付けられている。そのうえでどうにかしろ、という上意下達の方針に泣く泣く従っているまでのことだ。金は出せない。優秀な人は欲しい。全ての企業に共通の本音である。▼一方、辞めていく人の話は日々聞く。先週、同期が一人去り、後輩が一人去った。R&Dでは知り合い二人が転職活動をしている。しばらくは同じ流れであろう。

[3352] Nov 05, 2018

精神的な悲しみどころか物理的な苦しみに。吐き気と頭痛でダウンした。カロナールの緊急服用で難を逃れようとするも、座っていると嘔吐感が強く、いつぶちまけるかわからないので早めに撤退。お茶漬けと里芋の味噌汁でやさしい昼食を取り、横になって、今は二錠目のカロナールで落ち着いている。▼原因不明。しかし、深夜にも頭痛で目が覚めていることを考えると、昨日の食事のどれかがあやしそうだ。食中毒、といっても、トイレから離れられなくなるほど酷い症状ではないので、仮にそうだとしてもきわめて軽い部類になる。今晩、寝たらよくなるのではないかと思えるほどには楽観的だ。風邪で胃に来たことは今までないが、風邪といってもいろいろあるので、めずらしく吐き気を誘発しただけの可能性もある。▼熱はない。カロナールで下がっている可能性もある。その他の症状は今のところなし。明日の朝、問題がなければ出社する。このまま素直に快復してほしい。

[3351] Nov 04, 2018

続きではないが、似たような話。▼私の悲しみを一言で表せば、聴きたい曲が過去にしかないという悲しみなんだろうと思う。現在と、未来に対して聴きたい曲がない。心待ちにしている音楽がない。早く発売日にならないかと切実に願う漫画はいくらかあるのに、早くリリースされないかなと期待する新曲がひとつもない。いいじゃないか、過去の音楽を発掘していくのも音楽の楽しみだ、立派な愛好家だというスタンスを否定はしないが、それは言葉通り「愛好家」となって優雅に枯れていく道だと私は思っている。過去にしか興味がないのなら、畢竟、未来において音楽が滅びても何ら構わないのだから。▼聴き放題サービスで特定のジャンルをイヤホンから垂れ流すのではなく、特定の誰かの新作を強く待ち望み、追いかける人たち。そんな人たちこそが、きっと音楽の未来を創っていく。それが前進的な情熱というものだろうと思う。未来に対して思いを寄せるのが前進である。

[3350] Nov 03, 2018

今回はこれで最後。▼確かに音楽は冬の時代を迎えているかもしれないが、音楽がコンテンツとして永久に終わってしまったわけではない。いつかまた皆で大きな物語を共有することが求められるような時代が来る。そう遠くない将来に。そのときは私も、昔は音楽より漫画の方が好きだと言っていたけれど、今は音楽の方が好きだと言っているかもしれない。あるいは、漫画にも音楽にもとってかわるような、まったく新しいエンターテイメントが生まれているのかもしれないが……。▼街の畳屋さんは今、儲かっているそうだ。他の畳屋がほとんど潰れたので。皮肉ではない。自分にしか出来ないことと、自分しかやっていないことには、同じくらいの需要があり価値がある。たとえ音楽が共感力を失い、志す人が減ったとしても、いや、減って最後の数人になったそのときこそ、私はその人たちの音楽を心から聴いてみたいと思うだろう。こうやって時代は繰り返すのかもしれない。

[3349] Nov 02, 2018

もう一日つづくと言った一昨日のつづき。▼簡単かどうかはさておき、今のご時世、自分の意見を伝えたり、人の共感を得たりしたいと思ったら、音楽より漫画である。体験した驚きの出来事。遭遇した楽しい一幕。漫画ならストレートに伝えられる。読み手の時間もたいして奪わない。SNSに流れてくる知らない人の漫画。ふと目に止まることもあるだろう。目に止まったら読んでしまう。せいぜい二十秒、三十秒である。▼そんなことは音楽にはできない。楽しかったこと、共感して欲しいこと。歌ならまだしもインストで伝えられると信じるのはあまりに楽観的だ。聴き手の時間も尺の分だけ奪っていく。SNSに流れてくる知らない人の自作曲。フルで四分。通勤電車の中で聴いてみようと思うだろうか?▼以前も書いたが、曲解を許しても生き残れるほどタフで大きな物語が共有できなくなった今、音楽に伝えられることは極端に減ってしまったのだ。もう一日だけ続けよう。

[3348] Nov 01, 2018

明確に目標を定めて英語の勉強を再開すると、やはり単語力のなさを痛感する。基本的に英単語力は長文を読み重ねて地道に身につけるスタンスだが、一定以上のレベルを超えるとそうとばかりも言っていられない。日本語だって、どんなに文章を読んでいても、出会わない単語には出会わないものである。ビジネスに特化した英語を身につけようと思ったら、ビジネスに特化した単語帳に頼ることも時には必要だ。▼八年間、勉強という形ではほとんど英語に触れないできたが、情報収集などで積極的に英語ソースに触れていたおかげで落ちてはいない。ただ、やはり単語力に偏りはある。簡易計測では7000語〜8000語程度。一年で三千語を積み増して10000を目指したい。できればSVL12000を制覇したいが、いまのところは仕事で求められているわけでもない、ただの趣味である。そこまで頑張れるかどうかはモチベーションを維持できるかどうかによるだろう。

[3347] Oct 31, 2018

明日につづく、と言ったのにラーメンのレビューに気を取られてしまった。明後日につづいたということでご容赦いただきたい。▼で、もうひとつの多数意見は「そもそも音楽の方が漫画より簡単なのでは?」という直球であった。部分から全体を組み立てていく難しさは共通しているけれど、部分の構築において漫画がスキルを要求する一方、音楽はスキルを要求しない、というのである。たとえば「瞳を描く」としたら、瞳に見えるような絵を描く技術がいるが、「Cmの和音を置く」ことは誰にでも簡単に出来る。この文脈では音楽は演奏を抜いて作曲に限定されているが、とにかく、作曲は全体構築の技術だけあればできるのだから、部分表現と全体構築の両方を必要とする他の多くのアートに比べれば難易度が低いのではないか、という見解をいただいたのであった。▼なるほど、自分では考えたことのない角度からの意見である。大いに参考になった――もう一日だけつづく。

[3346] Oct 30, 2018

「らぁめん夢」へ行く。東急東横線反町駅で下車して徒歩十分。淡麗醤油の名店ということで識者に紹介してもらった。以下、飾らない感想。▼店は狭めで煤汚れが目立つ。清潔感は低めで通向けな雰囲気。客層は年齢高めの男性客に絞り込んでいると見える。今にも壊れそうな券売機で「特製らーめん」を買い、着席。荷物を置く場所がないので膝に置いた。▼ほどなくしてらーめん到着。立ち上がる醤油の香り。盛り着けも美しく、店構えとは裏腹に上品な仕上がりだ。早速一口。薄味、と声を出しそうになる予想以上のあっさり感。しかし、この優しいスープがスモーキーな三種のチャーシューと絶妙に合う。麺も旨いが何といっても肉が旨い。三種類、ハズレなし。大盤振る舞いである。▼極めつけは別皿の注射器に込められた煮干し油。これで味変えすると、急激に煮干しの濃厚さが際立ってくる。味は濃くなるので入れすぎ注意だが、一杯で二度おいしい。たいへん楽しめた。

[3345] Oct 29, 2018

漫画が大好きで、漫画をよく読んでいる人が、漫画を描きたいと思ったとき。漫画の「理論」さえ勉強すれば漫画が描けると信じる人はいないだろう。では、音楽が大好きで、音楽をよく聴く人が、音楽を作りたいと思ったとき。音楽の「理論」さえ勉強すれば音楽が作れるようになると信じる人は――そこそこいるのではないだろうか。少なくとも、漫画の場合よりは多いと思われる。本屋に並ぶ「誰でもかんたん作曲」系の教本が、それを物語っている。▼この違いについて何人かに尋ねてみたところ、各々、面白い答えが返ってきた。共通していた見方は、漫画は実作業が絵を描くという行為であり、絵心のない人には作業を進めることすらできないが、音楽は実作業が音符を書くという行為であり、これはペンが持てれば誰にでも出来るので、理論さえ知ってしまえば作業を進めて曲を完成させられるのではないか、というものであった。そうしてもうひとつは――明日につづく。

[3344] Oct 28, 2018

いろいろな曲をかけて子どもの反応を探ってみる。▼クラシックにはさほど興味なし。嫌がりもしないが聴き入りもしない。ピアノ曲にちょっとだけ反応したのは、たまに電子ピアノに悪戯をして鳴らした音と似ていたからだろう。ジャズも同様。大人向けには食いつかない。▼キッズ向けはラインナップが微妙なこともあるが、あまり乗り気ではないようだ。保育園でよく聴く曲などがわかれば、それで喜ぶかもしれない。ゲーム音楽も反応はそこそこ。その頃にはもうiPadの方へ気が向いてしまったので、ほとんど曲は聴いていなかったかもしれない。▼もっとも真剣に聴くのは意外にもボーカルもの。ヨドバシカメラで試聴していたときもそうだった。特に女性ボーカルが好きで、ノリの良い曲だと大喜びで踊り出す。リズムは合っていないが、ジャンプと手振りで即席ダンスである。歌詞は日本語でも英語でも構わないようだ。今日は汗で髪がぺったりになるまではしゃいでいた。

[3343] Oct 27, 2018

即断即決。子どもを連れてヨドバシカメラへ行ったら、目をつけていた機体が期間限定で値下げしていたので、その場で決めてしまった。PioneerのXC-HM86にDARIのSPEKTOR1を合わせるという鉄板中の鉄板。生半可なハイエンドなら刺してしまうミドルレンジの刺客である。オールインワンのネットワークCDレシーバーシステムを構築する上では、現時点での満足/予算比の限界点と言って良いだろう。▼帰宅してセットアップ。十年以上眠っていた懐かしのクラシックCDを引っ張り出してくる。大丈夫、ちゃんと良い音で鳴っている。しかし音質以上に嬉しいのは、HM86の期待通りの万能さである。機能豊富、音質十分、大型液晶で見栄えもよく、アプリの使い勝手も悪くない。ここまでハイレベルな製品を三万以下で出してしまうと予算のある入門者がハイエンドを買わなくなってしまうのでは――事実、買う必要がないのでは――と思わずにはいられない。迷ったらこれである。

[3342] Oct 26, 2018

私生活はいろいろ波乱含みになってきたが、どうあれ乗り切るしかない。隣の同僚からうつされた風邪と、台風二十六号の影響で久しぶりに顔を出した喘息を早く鎮めて、万全の態勢で十一月を迎えよう。▼閑話休題。最後にここでネットワークオーディオの話題を出したのは2015年10月のようだ。三年の時を経て、再び構築意欲が高まっている。自分というより子どものためだ。テレビがないのでいつもしんとしているリビングに、少しばかり音の彩りがあってもよかろうと思うし、二歳になっていろいろわかってきたから音楽も聴かせてみたい。押し付けはしないが、私のコレクションの中で気に入る曲があるかもしれない。▼配置の都合上、プレイヤーはどうしても高い位置に置く。CDプレイヤーだと、子どもがかなり大きくなるまで自分で曲を選べない。その点、ネットワークプレイヤーならスマホさえ扱えるようになれば自分で選曲もできる。そんなことを考えている。

[3341] Oct 25, 2018

2018年ドラフト会議終了。藤原の三連続指名で幕を開け、一巡目、終わってみれば藤原、根尾、小園の三人だけで西武以外の11球団が競合状態になるという異例のドラフト一位指名となった。▼金足農業・吉田の日本ハム外れ一位一本釣りは、ある意味でちょうど良いところに収まったなと思う。「また雪の降るところだなと。」今年の甲子園を盛り上げた立役者。二位指名にならなくて良かった。ベイスターズについて言えば、小園を攻めて上茶谷を引き当てた流れは満点に近い。もちろん狙い通り未来の二遊間を補強できれば百点満点だっただろうが、四球団の競合では仕方がない。結果的には良いところを選んで良いところで当たりを引けたと言っていいだろう。▼DeNAのドラフト投手に外れなし。オフにしっかり調整して調子を戻した今永が加わってくれれば先発陣はセ・リーグ屈指の仕上がりになる。来年は間違いなく優勝の一点狙い。しばしストーブリーグである。

[3340] Oct 24, 2018

VR断頭台で仮想断頭されてみたところ、しばらく動けないほどの精神的衝撃を受けたというツイートを見て、ぞっとした。仮想世界だから何が起きても大丈夫という思い込みがいかに危険であるかを再認識させてくれるレポートである。▼仮想世界で首を斬られても人は死なない。刃は首に刺さらないし、頭も落ちなければ血も出ない。しかし、断頭台にくくりつけられている、刃が今にも落ちてくる、ついに落ちてきて首が斬られた――という一連の認識は、紛れもなく現実の脳が蒙る現実の恐怖である。絶命の恐怖という明らかに過剰なストレスである。ノーシーボ効果を引き合いに出すまでもなく、現実の身体がダメージを受けることは想像に難くない。▼今後、仮想現実がリアルになればなるほど、この問題は重くのしかかってくる。ゲームの中なら何が起きても……という旧世代の考え方を引きずったまま仮想世界に飛び込むことの危険性は、もっと強調されるべきであろう。

[3339] Oct 23, 2018

病院で血を抜かれ、健康診断でも血を抜かれ。いつになっても採血は慣れないが、とりわけ今日の注射は痛かった。例年の五倍くらい痛かった気がする。刺し方の問題なのか、単なる運なのか。とにかく何か別のことを考えるので精一杯だった。隣では、人が採血されているのを見るのもいやだという先輩が、すでに目を瞑りながら採血の前の血圧測定に臨んでいる。私以上に苦手なようだ。そう思うと、同志がいるような気がして、少しだけ痛みが和らいだ。▼身長、体重、視力、その他、その場で測定される数値は去年と何も変わりがない。どれも±0.1で収まっている。視力低下が毎年警告されるのはやむなしとして、あとは脂質代謝異常や糖尿病傾向など厄介な判定が出ないことを祈るばかりだ。そう考えると、採血は怖いが、一年経って急に何々病だと言われるのはもっと怖いので、四半期ごとにでも簡易検査したいような気がする。冗談でもなんでもなく、健康第一である。

[3338] Oct 22, 2018

ふたたびキンコーズへ。やはり神対応をしてもらった。前と同じスタッフさんである。向こうも覚えていてくれた。▼前回の反省を踏まえて印刷データを修正したものの、表面の方がどうしてもずれてしまうので、実際に印刷しながらミリ単位で微調整。このあたりの面倒なトライアンドエラーも快くやってくれるところがありがたい。清潔感のあるワークスペースに、親切丁寧なスタッフ。謳っているだけの企業はいくらでもあるが、実践できているケースは少ないものだ。横浜西口店。貴重な店舗である。▼印刷代を節約するため家にレーザープリンターを置く手もあると思ったが、レーザーはインクジェットより遥かに電気代がかかることと、印刷品質はキンコーズより確実に低下すること、トナーの初期投資が大きめなこと、諸々込みで計算するとランニングコストもそこまで安くはならないこと、そしてインクジェットとの二台持ちが面倒なこと――などを考慮して保留とした。

[3337] Oct 21, 2018

久しぶりに五勝手屋の羊羹を食べる。▼五勝手屋本舗。北海道の桧山郡江差町で明治より営業を続ける老舗の羊羹屋さん。祖母が北海道出身ということもあって、小さい頃によくお土産でもらっていた。赤字に白で「五勝手屋」と書かれた丸筒状の羊羹だ。高島屋などの百貨店でも取り扱っている。一本270円。ほどよい値段である。▼蓋を開けるとザラメがびしっと乗っている。ここがたいへん甘くて旨い。一本に一度きりの贅沢な一口である。筒の底を押し上げることで羊羹を押し出す仕組みになっていて、筒の側面には押し出した羊羹を切るための紐がついている。欲しいときに欲しい量だけ食べられる便利な仕様である。▼紐がすぐベトベトになってしまうのが難点と言えば難点。蓋を開けたら長くは放置せず二日程度で食べてしまおう。甘すぎず、重すぎず、個人的には味わいもベストな羊羹である。通販もあるので、まだ食べたことのない人はぜひいちど試してみて欲しい。

[3336] Oct 20, 2018

制作は順調。何が幸いしたのか、思わぬ勢いがついてきた。遠慮せず行けるところまで行こう。どうせ次に行き詰まるところはわかっている。それまでは、わざわざ立ち止まる道理もない。▼順調に進める一分より、乗り越えないと一秒たりとも進まない壁を越える方が遥かに時間がかかる。この先、そんな壁が少なくとも三つ。今までも予測を外してきたので自信はないが、この三つを通過するのにそれぞれ二週間はかかると思っている。ここへラストの畳み方に四苦八苦する時間を足し、全体を通し聴きしながら微調整を加える時間も足してみると、最も楽観的な予測なら年内に、標準的な予測なら二月頃に、悲観的なら来年のどこかで――ひとつ形がつくことになりそうだ。そこから動画作成が始まる。久しぶりのスライドデザイン。ちょっと楽しみだ。▼ゴールが見えてくると逸る気持ちもある。時間も少ない。こんなときの合言葉は常にひとつ。慌てず急げ。さあ、もう一度だ。

[3335] Oct 19, 2018

昔から、英語には「驚いた」の表現が多いなと思っていた。マニアックな単語まで引っ張り出してくるならともかく、受験英語の範疇に限っても「驚く」系の単語は驚くほど多いのだ。▼Amazed、Surprised、Shocked、Stunned、Astonished、Astounded……。思いつくだけでもこれだけある。類語辞典を引けば他にも出てくるだろう。それぞれニュアンスが違うことは理解しているが、日本語に対訳しようと思っても簡単にはできない。どんな驚き方をしたのか、ニュアンスのままで理解するか、驚きの質を形容する言葉を付け加えるしかない。ちょっとした驚き、呆気にとられる驚き、衝撃が走る驚き、びっくり仰天するほどの驚き――などなど。▼それに、例示した単語の全てが「驚かせる」方を主語に取る他動詞だという点も不思議だ。Getを使うイディオムはあるが、Getも形を変えた受動態のようなもの。驚きを表現する自動詞はなさそうに見える。驚きは外からやってくるのだ。

[3334] Oct 18, 2018

野球。リクエスト制度が導入されたことで、明らかな誤審による試合の崩壊や後味の悪い幕切れは少なくなった。接戦にもつれ込んだ後半戦でホームクロスプレーがあると、まずまずセーフだろうというタイミングでも十中八九リクエストが挟まって盛り上がりに水を差してしまう側面もなくはないが、内野安打やゲッツーでの一塁の判定と、盗塁での二塁の判定がほとんどだったので、弊害は極小と言って良い。選手にとっても観客にとってもありがたい良制度になったと思う。▼今年、リクエストによって判定が覆ったケースは全体の約33%だった。これについて審判長は「数字的には悪くないと思う」とコメントを出している。監督がリクエストを要求するようなきわどいプレーのうちの三分の一なので見かけほど悪いわけではないが、一年間で合計162件もの誤審がなされた事実はもうすこし重く受け止めてもよいのではないかと思う。機械化を免れるには技術向上しかない。

[3333] Oct 17, 2018

社会人になると腰を据えての勉強はなかなか出来ない。机に向かうどころか、本を開くことすらままならなかったりする。「今から三時間は部屋にこもって勉強!」などとは行かないものだ。▼そんなとき、脳内復習による勉強時間の上乗せが役に立つ。つまり、机に向かったり本を見たりしている間は記憶の深さにこだわらず、より多くの情報に触れることだけを目指して問題を解いたり解説を読んだりする。なるべく振り返らず、なるべく深追いしない。そうして、勉強時間が終わったら、今度は折に触れて内容を思い出すようにする。特に初見の情報について、自分なりに別の問いに直してみたり、英語なら例文を考えてみたりする。すでに忘れてしまったことは諦めて、何を忘れたかだけ覚えておく。次の日は、その情報をフォローしてから次の学習へ進んでいく。▼紙も鉛筆もなく、本もない。それでも、まだ脳に定着していない情報を脳内でこねくり回せば勉強はできるのだ。

[3332] Oct 16, 2018

総当たり方式について、もう少しきちんと書いておく。▼まず、メリットは三つ。確実に手を動かすので何かしらは前進すること。自分の引出しを超えた偶然の産物に恵まれやすいこと。知識や技術がなくても出来ること。一方、デメリットも三つ。とにかく時間がかかること。最初に発見した及第点に囚われて局所最適に陥りやすいこと。視野が狭くなりより大きな展開への想像力を失いやすいこと。▼やりたいことや大枠の展開が定まっているものの、実現するために必要なスキルが自分にないと思ったとき総当たりは威力を発揮する。しかし、引出しは超えられても想像力は超えられないため、無意識も含めた地力の壁には衝突する。この壁は超えられない。総当たりならどこまでも行けるというわけではない。▼最後に重要なこと。ちゃんと勉強して地力をつけるに越したことはない。それができないから苦し紛れに悪用している一種の外法である。効率も将来性も芳しくはない。

[3331] Oct 15, 2018

現実逃避の、もとい気分転換の甲斐あって、難所の攻略に希望が見え始めている。攻略と言っても私の制作方針は常にブルートフォースアタックなので、ロジックが見えたとかいいアイデアが浮かんだとかそういうことではなく、つまるところ総当たりを始める元気が出てきたというだけの話だ。元気があれば総当たりが出来る。総当たりすればそのうち方向性が見えて来る。知性の気配がしないブルドーザー方式である。▼時間がかかるという最大の難点に目を瞑れば、ブルートフォースは悪い手ではない。匍匐前進の心得。何がなくても手さえ動かせば前進はする。困ったときは、この前進が1ミリでも大きな支えになるものだ。知識不要。センスも不要。ただひたすら可能性を試す。完成形が見えている必要すらない。論外なものが消え、ひどいものが捨てられ、平凡なものがお蔵入りし、良いものだけが選ばれる。まるで旧式AIのようだ。▼今は思考のいらない時。手を動かす。

[3330] Oct 14, 2018

川崎大師へ行く。十ヶ月遅れの護摩焚きへ。なかなか行く機会を掴めなかったが、ようやく晴れた週末に家族三人で出かけた。▼京急川崎から大師線。毎度、参道を行くたびに折り返しまでの距離が想像より長くて困る。曲がってからは「とんとこ飴切り」。飴の試食勧誘を断りながら真っすぐ進む。おっきいダルマ。創作せんべい。肉まん、甘酒、アイスクリーム、蕎麦屋。以前見かけた一味の専門屋台は、今日は出ていなかった。▼古い護摩を納めて新たな護摩焚きを依頼。修行まで時間を潰してから本堂へ行き、はしゃぐ子どもをなだめながら新護摩を頂戴する。災厄消除、安産満足、身上安全。二人目の子どもが生まれたら、新たに身上安全を一枚増やそう。大きくなったら災厄消除で統一する。災厄のないのがなによりである。▼帰りにおみくじを引いたら、よく混ぜて引いたのに三人とも同じ五十三番の吉を引いた。ちょっとした奇跡である。大吉を越えた三倍吉に違いない。

[3329] Oct 13, 2018

一気に寒くなってきた。もう三十度を超えるような日は来ないようだ。二十度前後で安定するという。やっと秋である。▼個人的には、秋がいちばん季節を感じにくい。夏のように暑いわけでもなく、冬のように寒いわけでもない。かといって春のように花が咲き誇ったり、新学期が始まったり、花粉症に悩まされたりするわけでもない。秋を感じる最大のポイントは夏が終わって寒くなってきたことですらある。逆説的に夏を意識しているようなものだ。そうではなく直接的に秋を感じさせるもの、秋真っ盛り、という感慨を呼び起こすものが身の回りにあまりない気がする。夏が終わって冬を待つあいだ。それが秋と呼ばれている。▼読書の秋とか、食欲の秋とか、芸術の秋とか、そういう標語がつくのも、秋そのものに尖った特徴がないからなのかもしれない。尖った特徴がなく、ニュートラルで様々な挑戦がしやすいと捉えれば、それが秋の魅力であると言い換えてもよさそうだ。

[3328] Oct 12, 2018

内視鏡検査を受ける。異常はなし。ただし簡易検査なので、後日精密検査を受けるようにと言われ、流れるように予約受付へ。十二月末まで予約はいっぱいだと言うので、予定もわからないから最速の午前八時で仮予約。当日は検査代の他に処置代が発生する可能性もあるので、二万円ほどご用意くださいとのことだった。▼いろいろ調べてもらえるのは嬉しいのだが、検査代も馬鹿にはならない。ちょっとでも違和感があれば早めに受診をと言うけれど、そのちょっとした違和感で尋ねたところ、次々と検査を勧められて会計が八千円、二万円では心情的に病院が遠のいてしまう。かといって、違和感があって受診しているのだから勧められた検査を断るのもおかしな話だ。万が一ということもある。このへんはお互い難しいところだろう。▼医療に関してはどこまでいっても情報の非対称性がつきまとう。患者の自己判断は死への道。処置も検査も、提供側の良心に期待するしかない。

[3327] Oct 11, 2018

今年もペナントレースが終了した。ベイスターズは四位。もう少しでCSに手が届いただけに残念だが、一度は最下位まで落ち込んだことを考えれば、そこから巻き返して最後まで楽しませてくれたことに感謝すべきだろう。来年こそ再びAクラスに返り咲いてもらいたい。▼打力は十分すぎるほど揃っている。最強の助っ人・ソトを筆頭に、クリンナップの活躍は優勝した広島にもけっして引けを取らない。問題は投手陣だ。補強するにしろ左腕王国を復活させるにしろ、何かしらの対策は必須である。去年の投と今年の打が揃えば優勝争いも夢ではない。▼加えて、ファンとしてはさすがにそろそろ阪神対策に本腰を入れて欲しいところだ。今季、最下位の阪神相手に8勝17敗のダブルスコア。いくらなんでも苦手が過ぎる。ここ十五年を見ても、勝ち越したのはたったの二回だけだ。この偏りに理由がないはずはない。本気で優勝を狙いに行くなら避けては通れぬ鬼門の虎である。

[3326] Oct 10, 2018

順調に進んできた編曲制作だが、転換点で二つの問題を抱えたため横道に逸れる。現実逃避ではない。いいアイデアが浮かんでくるまで別の作業に注力しているだけだ。曲調により合う絵を探したり、動画編集技法のおさらいをしたり、気になっていた漫画のつづきを読んだり。戦略的迂回である。現実逃避ではない。▼逃避ではないと言い張るからにはせめて思考の中では問題と向き合わねばならぬ。手を動かすことが考えることではあるのだが、昼間のうちにある程度手の動かし方のバリエーションを模索しておかないと、夜の作業時間が無駄になる。お日様と一緒にアイデアを洗い出し、お月様と一緒に具現化していくわけだ。▼メモ代わりに書いておく。問題点は二つ。ひとつは音の薄さ。曲の切り替え時に音が薄くなることの肩透かし感を解消する必要がある。三度が使えない制約が大きな足かせ。ふたつめはテンポ。どこかで落とさねばならないが適切な場所が見当たらない。

[3325] Oct 09, 2018

時が変われば興味も変わるという話。▼昔、英語を勉強しているとき、私は文法が大嫌いだった。文法問題といえども文法知識より例文知識とフィーリングで解くのが妥当と考えていたクチである。接続詞とか前置詞とか、副詞だとか言われてもピンと来なかった。こんな使い方は見たことがないから×。この使い方はよく見るから〇。それでいいじゃないかと思っていた。▼ところが、久しぶりにTOEICの文法問題を紐解いてみると、このあたりの文法解説が不思議と面白く感じる。この単語は動名詞と取る用法があるとか、前置詞としても機能するとか、等位接続詞なので後ろに原型動詞を取れるとか、そういう今まで蔑ろにしてきた知識が何故か見ていて楽しい。自分でも説明のつかない心境の変化である。もしかしたら、ここ数年、職業プログラマとしてひたすら低レベルに潜りつづけてきたことで、人為的なルールの世界に慣れ親しんだことが影響しているのかもしれない。

[3324] Oct 08, 2018

何々イズムとか何々主義といったような、社会運動性をともなう主義主張からは全く無縁のまま生きてきた。これからもずっとそうだと思う。どんな思想もイデオロギーも、激しく拒絶はしないが受け入れもしない。近づいてきたらそっと距離を取る。そういう無関心な態度自体がひとつのイズムだと言われたら否定のしようはないが、少なくとも私はその態度を人に強要するつもりはない。▼人間は、どういうわけか等身大の生活には満足できないように設計されている。急進的な社会活動に身を置く人も、芸術に没頭して社会生活を顧みない人も、正反対のようでいて、実は、より大きな物語の中に生きていたいという切なる願いを共有しているのだ。そういう意味で、私は趣味でも仕事でも自分の実寸よりスケールの大きな世界に所属している実感を得られているから、冒頭に戻るが、イズムや主義を必要としていないとも言える。それでよかったと思う。このままの道で行きたい。

[3323] Oct 07, 2018

「Yahoo!ジオシティーズ」が閉鎖するというニュースを見た。今でこそ何の関わりもないが、私の最初のホームページ(!)はジオシティーズ産である。学生時代からウェブでの活動をはじめていたような同年代のアーリーアダプターの中には、お世話になった人もたくさんいるだろう。またひとつ、時代が終わる。▼昔はよかったなどと懐古厨になるつもりはない。ただ、ホームページ同士が相互リンクで繋がりながらローカルな輪を形成していた当時と、情報の在処を列挙するまとめサイトのようなハブだけが検索の窓口になった今とを比べたとき、今の方が情報の検索性が良いとは断言できないのも確かである。▼失われたのは主観的な信頼だろう。相互リンクの時代は、リンクの存在自体が飛び先のある程度の信頼性を担保したが、まとめサイトの記事は情報の出所も著者の素性も全く不明であるために、検索してきた自分自身が情報を信じてみようという気になれないのである。

[3322] Oct 06, 2018

どの国のいつの時代にも陰謀論に傾く人々は一定数いる。ウィキペディアの「陰謀論の一覧」ページを見ていると眩暈がしてくるほどだ。▼陰謀論が魅力的なのは、陰謀論を信じる側に立つことで、信じない側に対して反駁不可能な優越感を得ることができるからだと思っている。陰謀論は、その内容自体が一般には伏せられているという理由により、反証することができない。つまり、陰謀論を信じる人に「そんなわけないだろう」と指摘しても、彼は常に「知らないというのは可哀そうなことだね」とメタレベルで嘲笑することができる。陰謀論を信じない時点で土俵が違うと断定し、無条件で知的上位に立つことができるわけだ。▼真面目な議論の果てに正しく認められるという経験をしなかったというよりも、昔はそれができていたのに、いつからかできなくなってしまった人が手っ取り早く知的エリートに復権しようと手を出す麻薬が陰謀論――そう言っても過言ではあるまい。

[3321] Oct 05, 2018

ABCDEFG/HIJKLMN/OPQRSTU/VWXYZ。▼子どもの頃に習ったABCの歌は、こんなふうに分かれていた。恐らく、皆さんの記憶の中の歌も同じだろうと思う。しかし、このあいだ子どもが見ていた動画は違う歌い方をしていた。ABCDEFG/HIJK「LMNOP」/「LMNOP」QRST/UVWXYZ……。「LMNOP」を一息で歌い、二回繰り返している。ちょっと驚いた。▼後で調べたところ、私の覚えた歌い方は日本人向けにローカライズされたバージョンで、オリジナルは「LMNOP」を一息で歌うらしい。二回繰り返す場合と、繰り返さずにゆっくり「QRS」「TUV」と歌って、最後が「WXY&Z」になる場合の二通りがあるようだ。LMNOPが日本人には発音しにくいため変えられたのだろう。オリジナルはG/P/T/Zで韻を踏んでいるところもポイントが高い。何度か口ずさむとLMNOPの方が自然に感じてくる。

[3320] Oct 04, 2018

危険なコードとは何か。▼危険なコードとは、そのコードが危険でない理由を説明しなければ、危険でないことがわからないようなコードである。この独自定義はぜひとも広めていきたい。さまざまな尺度から定義を試みてきたが、これがいちばん真実に近いと思われる。復唱しよう。これこれこういう理由でこのコードは安全なんですよと人に説明しなければならないようなコードは、危険である。安全ではない。▼よく誤解されるが、危険なコードを書いてはならぬというわけではない。低レベル設計のように意図して危険なコードを書かねばならない場面もある。リスクに見合うリターンがあるなら、危険なコードも正当な手段だ。しかし、それは常に意図して使わねばならぬ。不協和音と似たようなものだ。意図しない不協和音が単なる耳障りであるように、意図しない危険なコードはバグ予備軍でしかない。▼自分のコードの安全性を説明したい欲求に駆られたら黄信号である。

[3319] Oct 03, 2018

深夜。緊急地震速報にざわつく。▼ちょうど歯磨きをしていたとき、充電中の携帯がけたたましく鳴った。脳内が一瞬パニック状態になり、歯磨きの手が止まる。緊急地震速報だと気がつくまでに3コールくらいを要した。気づいてからはすぐに警戒態勢である。「強い揺れに警戒してください。強い揺れに警戒してください。」大音量のアラート。こんな深夜に大地震でも来られたら、たまったものではない。……。▼ほどなくして。揺れないなと思っていたら、ラジオから「零時十五分頃、関東地方で地震が発生しました」のアナウンスが流れてきた。どうやらもう揺れた後らしい。千葉県沖で震度4。横浜はわずかに震度1。それも中区だけで、気象庁の告知に泉区は入っていなかった。つまり揺れなかったということだ。▼緊急地震速報。ありがたい仕組みだが、揺れない地域でも鳴ってしまうのは困りものだ。今回はちゃんと発生前に鳴ったのだろうか。それもわからなかった。

[3318] Oct 02, 2018

ローヤル『コロコロコースター』がいろいろ惜しいので苦言を呈する。惜しいのであってダメダメということではない。子どもが食いつく良いおもちゃではある。▼問題は大きく三つ。一、ブロック同士の接着が甘くバランスが悪い。特に起点となる漏斗状のパーツは最悪で、力のかかる面の反対側しか接着面がないために何度かボールを転がしていると必ず折れて落ちてしまう。五分も試遊すれば気づける欠陥だ。商品紹介ページの画像にこのパーツが存在しないのは意味深である。▼二、パーツの構成が雑。サンプルを組むにも必要最小限のパーツしかないので、かなり不安定な仕上がりになる。子どもが扱えばすぐに崩れてしまう。▼三、最大の欠陥――箱が小さい。全てのパーツをきれいに収めてぎりぎり蓋が締まるサイズである。子どものおもちゃでこれはない。子ども自身に片付けができないし、親もいちいち神経を使う。使う人の立場に立って設計されたとは考えられない。

[3317] Oct 01, 2018

日常の隙間時間でAfterEffectsの再勉強中。▼キャプションを入れたり、構成や演出を考えたりといったデザイン面は今までもやってきたが、今回は動画のプロジェクト管理&レンダリングも自分でやらなければならないので、操作系を頭に叩き込む必要がある。必要になってから教科書を片手に触るのではタイムロスになるし、やりたいと思った演出をすぐに入れられないとインスピレーションに逃げられてしまう恐れもある。時間のあるうちに基礎知識を詰め込んで、実践時にはある程度手が動くように準備した方がいい。▼そもそもAfterEffectsは最適なソフトの選択なのか。これも自信を持ってイエスとは答えられない。ただ、他の触ったことのない有料ソフトを購入したり、今からAviUtlの達人になろうとするくらいなら、多少なり経験のあるAfterEffectsでやるのが結果的にはコスト安と思っている。必要な効果をもたらす演出を、最短時間で作り上げられるのが理想である。

[3316] Sep 30, 2018

全窓、雨戸を閉める。廊下の窓も全閉。家のまわりのものは玄関に避難し、風呂に湯を張り、停電に備えてPCを消す。最後のは予定だ。PCが消えていてはこれが書けない。書いたら消して寝るつもりでいる。▼今回は雨よりも風が怖い。高解像度降水ナウキャストによれば、自宅付近の降雨量は心配するほどでもないが、深夜の風速は30mを超えるなど文句なく「暴風」の域。「屋外での行動は危険」で「樹木が根こそぎ倒れはじめ」「木造住宅の全壊が始まる」レベルである。怖くないわけがない。▼ただ、九州育ちの妻に言わせれば、今現在、雨戸に打ちつける豪雨も、家を揺るがす暴風も、まだまだ危険な台風という感覚ではないようだ。九州なら「台風が来る三時間前ぐらいの感じ」だという。向こうの台風は関東の比ではないから、それはそうなのだろう。であれば今夜も家が飛ぶ心配はないかと少しは安心もできる。万が一に備えて用心しつつの安心。これが一番良い。

[3315] Sep 29, 2018

台風、また台風。出かけにも行けないし、洗濯物も乾かない。降り続いた雨のあとの24号。その24号の後ろには25号がくっついてくるという。打低の年なら本塁打王争いに加われそうなペースである。やがては26号、27号。うんざりと言うしかない。▼それでも関東圏はまだマシな方だ。今年は、まるで神々が示し合わせたかのように数多の災害が日本列島を襲っているが、他の地域に比べれば関東の被害は少ない。家の中で洗濯物にまみれてうんざりなどと言っていられるだけでも十分平和である。この平和に感謝し、平和が続きますようにと祈る気持ちがあれば、日常の不都合から来る精神的な苦痛も緩和されるというものだ。▼台風。割を食うのは子どもだろう。本当なら、せっかくの休日、外でうんと遊びたかったに違いない。誕生日プレゼントのストライダーも新品のまま軒の下だ。濡れて錆びたりしないよう、今日は玄関に運び入れた。来週まではおあずけである。

[3314] Sep 28, 2018

「すべての芸術は音楽の状態にあこがれる。」今は、どうだろう。▼聴覚と視覚。比べるようなものではないとわかっているが、私自身、音楽を聴くよりも動画や絵を観る方が好きなのは確かだ。Youtubeの動画。Twitterの漫画。わかりやすく面白さを提示してくれる数々の視覚コンテンツを享受しながら、素直にそれらの表現力を羨ましく思う。▼こと共感を得るという点については、視覚に訴えるコンテンツは圧倒的に強い。百聞は一見に如かず。時事ネタ、皮肉、日常あるある、自分世代の思い出、パロディ。見ればわかる。見れば思い出す。見れば納得する。眼から脳へ。直結する情報伝達力である。これが音楽には乏しい。▼音楽を否定しているわけではない。しかし、どんなコンテンツにも共感が問われる今の時代、音楽はいささか難易度の高い表現手段になりつつあると思う。音楽だけで伝えたいことを伝えるのは、もはや破滅的に難しい。冬の時代を迎えている気がする。

[3314] Sep 27, 2018

昨日の分の投稿に失敗していたようだ。深夜二時過ぎ、眠くて目が閉じそうになりながら投稿ボタンを押したので、失敗に気づかなかったのかもしれない。後ほど記事を再現して挿入しておく。▼閑話休題。子どもが数を数えはじめた。まだまだあやしいが、調子の良いときは1から10まで数えられる。最初に変な覚え方をしてしまったのか、5の次に7と言い6を飛ばしてしまうことが多いのだが、そのうち修正してくれるだろう。このあいだは7と言いかけてすぐ、自分で6と言い直していた。▼4と7を何と覚えさせるかは戸惑うが、今はカウントアップなので「し」と「しち」で覚えさせている。ほんの豆知識だが、10から1にカウントダウンするときは「よん」と「なな」が普通だ。「し」や「しち」はまず使わない。カウントアップ専用の呼称である。もう少し数の概念がしっかりして、カウントダウンもできるようになったら、そのときは「よん」「なな」を教えよう。

[3313] Sep 26, 2018

トイレの電気が切れた。玄関の戸棚に箱なしの裸電球が転がっているので、適当に選んでつけてみる。点灯。明るいが、白い。昼光色のようだ。これでもいいかと思ったが、試しに点灯したまま便座に座ってみて思い直した。落ち着かない。電球色がいい。他の電球を探したところ、電球色相当のLEDを見つけたのでこれに取り換えた。オレンジ色の温かい光。しっくりくる。▼トイレの電気は頻繁に付けたり消したりするので、立ち上がりが速く消費電力の少ないLEDはうってつけだ。電源を入れた瞬間、ぱちっと明るくなるのは気分がいい。色は電球色が合う。トイレに落ち着きを求めるかどうかは人それぞれだろうが、夜中に起きてトイレに入ったときなどに眩しい昼光色を浴びてしまうと目が冴えてしまうと思う。アクティブで、せかされるような気分になるのもよろしくない。▼家の居心地は電球の選び方で大きく変わる。居心地の悪さを感じる場所があれば見直されたし。

[3312] Sep 25, 2018

クライマックスが近い。編曲も、野球も。▼久しぶりにベイスターズの話題としよう。正直、優勝がなくなり最下位付近をうろつき始めたあたりで興味が冷え込んでいたが、ラミレス監督の「プランB」――つまりは短期決戦でのCS出場狙い――切り替えからは再び期待を持って見守っていた。そうして、今のところは采配ズバリ。連戦連勝で三位に復活するなど、ここ一番の良い流れを作れている。まだまだ最後の順位はわからないが、どんな結果で終わるにせよ、普段ならもう個人タイトルくらいしか関心がなくなるような時期に、まだ熱く試合を見られるというだけでもありがたいというものだ。▼熱いのは三位争いだけではない。広島のM1もいつ消えるのか。優勝こそほぼ確実とはいえ、現に優勝するまでは確実ではない。第一、次のヤクルト戦でスイープされたら現地優勝が大きく遠のいてしまう。それを避けたい広島も、まだまだ必死である。熱さとは必死さに違いない。

[3311] Sep 24, 2018

湘南台から小田急線で片瀬江ノ島へ。新江ノ島水族館へ行く。▼家のまわりは終日曇りの予報だったが、江ノ島は雲一つない快晴だった。駅から徒歩三分の日差しが暑く、入館前から汗だくである。燦燦たる秋の太陽。波打ち際には若いサーファーたちの姿。湘南である。▼水族館は親子で楽しめた。子どもが興奮して次々と水槽を移動してしまうので、ラベルを見ながらゆっくりと名前を対照するような楽しみ方はできなかったが、巨大な円柱状の水槽は眺めているだけでも非日常的で面白い。思ったより広くはない館内を短時間でぐるりとまわり、魚やクラゲやペンギンや、イルカのショーなど一通り水族館らしい風景に触れて、夕方前には江ノ島を後にする。昼食込みで三時間弱。二歳児を連れていくならこれくらいがちょうどいい。▼一点だけ苦言。館内のホットドッグはいくらなんでもクオリティが低すぎる。あの値段を取るなら、もうちょっと真面目に作って欲しいと思った。

[3310] Sep 23, 2018

制作。ちょっと行き詰っている。超えられない壁にぶつかっているわけではないが、早いうちに80点が出てしまって、その延長線上に100点がなさそうな気配を感じているという厄介な状況だ。局所最適という感じでもない。ブラッシュアップできる余地はあるように思えるが、100点を目指すなら、この方向性のまま洗練しても無駄になる可能性が高い。そんな予感があるせいで、ブラッシュアップに身が入らない。身が入らないので80点から先の点数も伸び悩む……という循環である。▼考えた末、今の状態を別ファイルに保存して、ゼロベースでもうひとつのパターンを作ってみることにした。いや、ちょっと嘘。ゼロベースではなく今のフレーズを使い回しはするが、展開は一から練り直すということだ。ありがちな手法というか、普段からそうしている人も多いかもしれないが、私はめったにやらない手である。だが、今回は分岐させてみた方がよさそうだと判断した。

[3309] Sep 22, 2018

やはりインクジェットでは無理だった。大きめの文字はかろうじて読めなくもないが、地図が全く読めない。なにより、QRコードの滲みが致命傷だ。読み取れないQRコードなど何の役にも立たない。ただの小汚い模様である。▼レーザープリンターで印刷するべくキンコーズへ。実はキンコーズの前にメールボックスに寄ったが、あまりにもひどい対応をされたので鞍替えした。どうあまりにもひどいかは紙面の都合上割愛する。いつか書くかもしれない。▼鞍替えは大正解だった。キンコーズ横浜西口店は、広くて、綺麗で、スタッフの対応も素晴らしい。申し訳ないが、メールボックスとは比べるのも失礼なくらいである。それでいて値段には大差がないのだから恐ろしい。快適な環境でデータを落としてカラー印刷。だいたい望み通りの絵を印刷することができた。会員登録もしたし、これなら些細な要件でも頼みに行こうという気になる。スタッフ対応の大事さを噛み締めた。

[3308] Sep 21, 2018

ショップカードを作る。ハガキとは勝手の違うところもあり、思いのほか苦戦した。▼ハガキの場合、パッと見て要点が伝わるようなデザインでなければならないので、絵や文字などのサイズが大きくなりやすい。しかし、ショップカードは情報をふんだんに詰め込むため、どうしても細かい文字が多くなる。▼そこへ、ハガキのような光沢ではなくマットなタイプのカード用紙である。所詮は家庭用のインクジェットプリンター。まともに刷ると地図などの細かい文字が全く読めなくなってしまう。ラスタライズ解像度を限界まで上げ、印刷設定を最高品質にして印刷しても、黒の滲みは避けられない。全体的に文字がぼけている。素人の手作り感満載である。必要枚数が少ないので、印刷屋にデータを持ち込んだ方が良かったかもしれない。▼サイズが変わればスケールが変わり、働く力学もさまざまに変わる。似たような仕事と思っても、スケールが違うなら別物と思うべきである。

[3307] Sep 20, 2018

プロジェクトは今のところ上手くまわっている――我々のプロジェクトは。今日、ダメな方のプロジェクトの話を聞いた。▼久々の会話で明らかになったのは、某チームの悲惨な実態だった。若手が二人心を病んで休職し、三人目は退職、さらにもう一人、四人目は人事に願い出て部署変更を叶えてもらったという。▼以前にも片手で数えきれないほどの人が脱落していった。いまやリーダー格ですら転職を検討しているそうだ。「上」だけが変わらない。「上」だけが毎日のように会議をやって、毎日のように決定を覆し、その過程は何も伝えず、ただ新たな作業と締め切りだけを指示している。作業内容は変わるのに締め切りは変わらず、締め切りが守られないと全てが「下」の責任になる。ざっとそういう状況らしい。▼まさに理想の対極だ。アナウンスをせず、意思決定を避け、責任を取らない、ダメ上長のカガミ――だが、この手の人が昇進していくのも大組織の悲しさである。

[3306] Sep 19, 2018

子どもの語彙が目に見えて増えてきた。「タコ」しか言えなかった数ヶ月前からすれば見違えるようだ。▼成長過程を振り返ってみる。タコを筆頭に、海の生きものを指す名詞がはじまりだった。やがて、動物や食べ物、アニメのキャラクター名などが増えていく。二歳までは名詞ばかり増えていった。▼やがて「あっち」や「抱っこ」のような要望系の命令語を使い始める。「大きい」「速い」などの状態形容詞も近い時期だ。そこに「来た」「落ちた」「出た」など動詞の過去形がつづく。否定の「ない」も使い始めた。大きいない、などというように、自分で新しい言葉を発明したりもした。▼遅かったのはあいさつだが、近ごろようやく「おかえり」などが言えるようになってきた。ほぼ同時に数を数えられるようになってきたので、言葉のステージがいよいよ概念の世界に差し掛かってきたと見える。名詞、命令要求、状態や結果、対象のない概念という流れは、納得感がある。

[3305] Sep 18, 2018

仕事。プロジェクトは今のところ上手くまわっている。「正確かつ迅速で十分すぎるほどのアナウンス」を徹底するスタイルを貫いたことの賜物だろう。過去の代表的な失敗プロジェクトは、この点があまりにも疎かになっていた。▼重要な告知は、告知してしすぎるということはまずない。あるマイルストーンの締め切りがいつであるとか、その締め切りがしかじかの理由で何時に延期したとか、そういった情報は文字通りリアルタイムに末端まで流すべきである。「上の者」は、自分たちが始終そのことについて注意を払っているために、そんなことはわかりきっていることだと錯覚しがちだが、実際には、上の者同士でなされた決定や意思変更について、的確なアナウンスがなければ下の者が知る由などない。▼共有されないスケジュールはやがて不信感を生み出す。知らぬ間に〆が延期している経験が繰り返されたら、もはや誰も〆など信用しなくなるだろう。それがまずいのだ。

[3304] Sep 17, 2018

「LoD」が刻一刻とサービス終了への道を歩んでいる。少なくとも、このままではそうなる。ソーシャルゲームにありがちな「最後の集金」すら出来そうにない。コンテンツとサービスが噛み合わないチグハグな例になってしまった。投打の噛み合わない贔屓球団を見ているようで、なんとも悲しい。▼作品が予想以上にウケたとき、ユーザーが真に楽しんでいる要素は何なのかを正確に分析するという仕事はしばしば忘れられる。自分たちは良いもの、面白いものを提供したという自負があるので、当然、ユーザーが楽しんでいるのも自分たちがコンテンツに込めた面白さだと思い込んでしまう。作者が望んだ遊び方とは違うところに楽しさを見出している可能性から目を背けてしまう。こうなると、打つ手もことごとく的を射なくなる。見当違いなアップデートを、作者はクオリティアップと思い込む。人は離れていく。▼何かがウケたら、何がウケているのかをちゃんと知ること。

[3303] Sep 16, 2018

取り舵・面舵の由来が思ったより錯綜していたので、まとめ。右に行くから東(卯)の舵が転じて面舵、左に行くから西(酉)の舵が転じて取り舵という説明はどうやら不十分らしい。▼古く日本の航海では船の進行方向を簡単に知るため、十二支を北(子)に対して左右反対に配した「裏針」という羅針盤が使われていた。この裏針の北を船首の向きに固定すれば、針の指している先の干支が即ち船の進行方向となるという発明である。この裏針の西方向は酉ではなく卯だ。卯の方向、つまり左である。舵柄を左舷方向に倒せば船は右方向に旋回する。卯の方へ倒すこと、卯の舵、右への旋回。▼ここに至ってようやく卯の舵=面舵が右方向への旋回である理由がわかる。裏針と舵柄による操作が方向を二重に打ち消し合って、結果的には現代の舵輪で言うところの卯と右が一致してしまったというわけだ。なんともややこしい。ややこしいが納得できる。面白い話を聞かせてもらった。

[3302] Sep 15, 2018

運動会。見事、雪辱を果たした。▼メイン種目の障害物競走。朝から機嫌が悪く、順番待ちの間も「抱っこ」「あっち」と泣き喚く。座ってお行儀よく待機している十数人の同級生たちを尻目に、脱走して競技中の脇を客席まで逃げ込んだり、高台の上に乗せろと言って怒ったり、床に転がって駄々をこねたり。またしても注目を浴びてしまう。これは今回も駄目そうだなと、なかば諦めていた。▼ようやく回ってきた最後の順番。先生に名前を呼ばれたところ、意外にも「はい」と手をあげてちゃんと返事をした。どうやら、ここで急にやる気が出てきたらしい。スタートの笛が鳴ると、一目散にダッシュして滑り台を駆けあがり、滑って、網の下にもぐっていく。みんながハイハイで進んでいくところを、四つ足で立って爆走し、誰よりも速くゴールに辿り着いて見せた。速い、速い。ついに良い意味で会場の笑いを取ることができたのだった。ほっと一息である。めでたしめでたし。

[3301] Sep 14, 2018

明日は運動会。保育園の運動会。雪辱の運動会である。▼一年前。環境の変化に弱いかもしれないと言われていた我が子は、残念ながらその下馬評を覆すことなく運動会の本番で大泣きしてしまい、得意な手押し車をお披露目することができなかった。その後、クリスマス会でもやはり大泣き。リハーサルは元気に出来ているというから、やはり大人がたくさん押し寄せて来る「普段と違う日」が苦手なのだろう。結局、去年の行事は万事がそんな調子で終わってしまった。▼もちろん、それはそれで味である。けしからん、うちの子はもっとやれるはずだなどと言うつもりは全くない。とはいえ、去年からの成長を見てみたいという親心もあるにはあるので、大活躍などしなくてもいいから、ただ本番の空気に怯えず楽しく運動会をこなしてくれればいいなと思っている。▼運動会が終わったら、いよいよ秋である。今年も秋は短そうだ。最近はいつもそう。夏が終わるとすぐ冬になる。

[3300] Sep 13, 2018

まとまった文字数でなければ説明できない思想、表現できない思考、到達できない結論がある。あらゆる曲が二分以内で想いを伝えきれるわけではないように。▼ひとつの知識、ひとつの雑学、ひとつの出来事を伝えるだけの文章なら、四百文字は必要十分かもしれない。必要ですらなく、単に十分かもしれない。しかし、細部に踏み込んだタフな議論を展開するには、四百文字は短すぎる。まず、序章にもならない。▼毎日、四百文字を記し続けてきたことには意味があった。文章訓練として、過去を振り返る日記として、その日の思考の整理として。しかし、一方で、学生が論文を書くときのように、ひとつのテーマに対して時間と字数をかけながら慎重に論を組み立てるという練習は、長らく怠ってしまったように思われる。▼十年近く続けてきて、日記の大切さは身に染みているので、ここを止めはしない。ただ、長い文章をまとめるための場所が、別途必要だろうと感じている。

[3299] Sep 12, 2018

システム手帳の最後に白ロディアのNo16を挟んでいる。今のところ、これが手帳の本体と言っても過言ではないくらいの活躍だ。朝、今日の仕事を書き出して優先順位を振る。他にメモすることが出来たら、タスクの頁を切り離して机の上へ。この、メモ書きとノートの中間のような性質が職場ではありがたい。▼ノートにまとめて見直すほどの情報ではないが、コピー用紙の裏よりは丁重に扱いたいような情報を、ロディアなら気兼ねなく書き留めていくことが出来る。切り離した頁の中でストックしたいものがあれば、それは手帳の本領発揮で、ポケットリフィルなどに放り込んでおけばよい。情報の「強制されすぎない整理」が出来る。これが仕事のスピード感とちょうどよくマッチする。▼これはあくまで仕事だからだ。家でするような腰を据えた勉強や、簡単なアイデアの書き留めという用途には、A5型手帳は向かない。便利だから常にそれを使えばいいというものではない。

[3298] Sep 11, 2018

『累』が完結した。最後の最後まで良い漫画だった。絵に書いたようなハッピーエンドではないのに、もはやハッピーエンドのような気さえしてくる。この結末を表すにふさわしい安易な言葉はないのだろう。▼とにかく『累』は終わってしまった。購読している漫画がまたひとつ減ってしまったわけだ。ジャンプで連載中の『アクタージュ』が似た路線になるのかと思っていたが、さすがに少年誌なので『累』のようなシリアスな展開にはならなかった。あれはあれで好きだが、精神的な後釜と言うわけにはいかない。▼惰性で読んでいる福本作品と、ファンタジー成分の『ダンジョン飯』と、カジュアルギャグの『アイドランク』、あとは心のオアシス『スケッチブック』。『ウシジマくん』と『みなみけ』も惰性というか慣性の分類に入る。たしかに減ってしまった。漫画に埋もれて育った人間としては少々寂しいラインナップだ。他人の推薦もアテにしつつ、アンテナを広げたい。

[3297] Sep 10, 2018

雨の音が聞こえる。▼大雨なのは知っている。さっき、土砂降りの中をセブンイレブンまで散歩に行ったからだ。ストックの爽健美茶が尽きてしまったので、何かお茶が欲しかった。胡麻麦茶、おーいお茶、十六茶、午後の紅茶・無糖、麦茶を買って帰る。片手にこの重さ。傘を支える手が安定しない。風にあおられてずいぶん濡れた。▼出かける前に雨脚が強いことはわかっていたし、飲み物だって一晩くらいは我慢できたが、どういうわけか雨の中を出かけるのが苦にならなかった。会社の帰り道は吹き込んでくる雨粒にうんざりしながら家路を急いでいたのに、たいしたことのない目的のために自分から出かける用事となると、雨の中をふらつくのも悪くないと思えてくる。仕方なくやらされているか、自分からやろうとしているか。その違いだけだ。▼自発的な志は悪条件を緩和する。少年よ大志を抱けというのは、悪条件の降りそそぐ人生を楽しく生きるための処方箋でもある。

[3296] Sep 09, 2018

二十五分のつもりで始めた長編編曲。曲順を途中で一度変更し、最終決定した段階で想定を超えるだろうと思った。二十五分では無理。だが、三十分以内には収めよう。そんなふうに考えていた。▼あるとき、もっと展開を広げなければ到底クライマックスには繋げないと気づいた。コンパクトにあっさり行くか、ドラマティックにしっかり行くか、そこで二択を迫られた。あっさり方面なら予定通り三十分にまとまるだろう。曲想を広げる苦労もない。それでもいいかもしれない、と思った。▼しかし、納得できなかった。このままあっさり最後に雪崩れ込んでしまったら、それなりに形はつけられるかもしれないが、それはもう私の望んだベストではなくなってしまう。ここまでの流れは明らかに拡張を要求している。ならば拡張するしかない。もとより私に選択権はないのだ。▼そうして今、三十分を超えた。あと十分弱が必要十分といったところだろう。四十分弱が見込みである。

[3295] Sep 08, 2018

数日前から激しい腰痛。そこへ、二日前の早朝に攣った左足の痛みが拍車をかける。腰痛の原因は恐らく蟹のせいだ。子どもに蟹の真似をさせられたのだが、これが想像以上にウケたらしく、何度も繰り返し要求してくる。疲れたといって座ったり横になったりしたら笑顔も一瞬で泣き顔の大癇癪だ。「立って!」「もっかい!」。厄介な言葉を使いこなすようになってしまった。▼私も私で自分の体力を見誤った。無理をすれば疲れるだけでは済まないとわかっているつもりでも、つい一緒になってはしゃいでしまう。筋肉痛程度ならいいが、こう身体にダメージを負ってしまっては日常生活にも支障が出てしまう。蟹の真似をしてぎっくり腰なんて、なった日には笑えない冗談である。▼とにかく、無理はしない。三十過ぎたらこれに尽きる。無理はしない。無理が通れば道理が引っ込むのは若いときだけの話だ。今は身体がへこんでしまう。腰の回復には、今しばらくかかりそうだ。

[3294] Sep 07, 2018

8の力があって、8のものを出力する。あるいは9の出力に挑む。当然、苦しいし、時間がかかる。やがて苦しみを乗り越えて実力が9に成長したら、今度は9や10を生み出そうとして同じ苦悩の時を過ごす。さくさく楽々制作ライフなとどいう妄想は、永遠に現実のものとはならない。▼時々思う。8の力で8を生み出そうとするからだめなのだ。8の力があるなら6のものを出してはどうか。さくさく、楽々。何倍もの速度で制作は進むだろう。場数も増える。場数が増えれば成長も速くなる。8の力は9になり10になる。10になったら8を創ればよい。きっと難なくこなせるはずだ。毎日、気楽にテンポよく創作活動を楽しめるであろう。……。▼それが正しいかどうかはわからない。8の力で6ばかり作っていたら永遠に成長などしないのかもしれない。ただ、何が正しいにせよ、自分が8の力で7以下を出すのに満足できない性質である限り、どうしようもないのである。

[3293] Sep 06, 2018

二時間。まとまった時間があれば、次の曲へ行けそうな気がする。プレイバックの時間を減らせばもっと素早く先へ進めそうだが、最終章だけに細かい調整も気になってしまってなかなか身軽になれない。何度も聞いているうちに見えてくることもあり、同時に、見えなくなっていくこともある。見えなくなってしまったものは、時間によって取り戻すしかない。▼このタイムロスが思いのほか大きい。聞きすぎて大局が掴めなくなると、たいていの場合、その日はもう頑張っても大きな進展は望めなくなる。仕切り直しである。丸一日自由な日があれば瞬く間に先の先まで進めるのにと思っていても、いざ自由な一日が訪れると想像以上に進まないのは、この仕切り直し要求によるところが大きい。大局観を喪失したまま無理やりガラクタを築いても、後で補修する方が高くついてしまう。▼速度を上げるなら、再生はせずにひたすら音を置くだけの日を決めた方がいいのかもしれない。

[3292] Sep 05, 2018

システム手帳がようやく届く。巨大だが満足度の高い逸品だ。大事に育てていこうという気になる。▼手帳を持つのが久しぶりなので何から手をつけていいか迷ったが、まずは必要十分な構成を目指そうということで、先頭から順にリフター、カレンダー、月間&週間スケジュール、ビジネス用方眼メモ、プライベート用無地メモ、TODOリスト、クリアポケット、ファスナー付きクリアポケット、リフターとした。最後に、背面内側へA5の白ロディアを挟んでいる。これが書き捨てのメモ代わりになる。書き終えたページは先頭のポケットへ。要らなくなったら捨てる。残したい情報はメモリフィルへ書き写す。このルーチンはなかなか勝手がよさそうだ。▼クリアポケットにはティッシュやハサミなど小物も入れようと試みたが、肝心の書き心地が低下するのでやめて、薬など小さな備品を入れるに留めた。全部入りにしすぎようとして取り回しが悪くなるのは避けねばならない。

[3291] Sep 04, 2018

エントリーモデルのイヤホン選びでおすすめを聞かれる。予算一万円以下の低音重視、できればワイヤレスも欲しいということで、オーディオテクニカのSOLID BASSシリーズを推奨した。あれなら音質も低価格帯としては十分だし、条件にもぴったり合う。本命候補である。次点はJVCのXXシリーズ、SHUREのSE-215とした。▼エントリーモデルの場合、音質よりも使い勝手を重視すべきというスタンスなので、実のところオススメを訊かれても答えにくいのだが、今回のように傾向と要求が絞られていればAI的に「ベストマッチ」を提示することくらいはできる。あとは質問者の意図を汲みながら、検索の方針を示したりして自己解決に導いてあげるのが穏当であろう。▼ちなみに、もし無条件でベストバイをひとつと言われたら、今はセパレートタイプ以外を薦める気はしない。外では機能性に全振りしよう。音質は家で求めればよろしい。そういう回答になる。全くあてにはならない。

[3290] Sep 03, 2018

成功ではなく成長にフォーカスせよ、というのは端的で良いアドバイスだと思う。何事かを成そうとして動いたとき、成功は保証されないが、成長は保証される。大切なのは、その具体的な機会ひとつでどれだけ成長できるかだ。どれだけ成長できるかが大事なのであれば、どうすれば成功するかを考えるより、どうすればより成長するかを考えて動いた方が良いに決まっている。成功は成長の副産物として、いつかしかるべきときにやってくるだろう。▼また、最初から成功に焦点を合わせてしまうと、成功の在り方を限定してしまう危険もある。現実には成功の定義そのものがいろいろやりながら模索していくうちに変わってくることもあるのだが、最初から「これを成せば勝ち」のように思っていると、より良い道も、代わりの道も、何も見えなくなってしまう。それでは生還できない。▼成功を目指すなら、まずは成功確率を高めるステータスにベットしよう。成長は裏切らない。

[3289] Sep 02, 2018

代替医療は大抵の場合、健康保険を適用した正規医療制度より高くつく。それでいて効果の程は西洋医学ほど確からしくない。実証されてもいないし、サンプルも少ない。にも関わらず、嵌る人が後を絶たないのはなぜなのか。▼代替医療に嵌る人は、特に有名人などのセレブ層に多いという。とすれば、高いものほど良いはずだというありがちな誤解がここでも働いている可能性はある。加えて、代替医療は多くの場合、限られた人にしか公開されていない、秘匿された特別な情報という体でやってくる。一方、正規医療は万人に手のとどく一般的な制度だ。一般か、特別か。セレブなら特別を選んでしまうだろう。一般人も享受している医療なんて最低だ。スペシャルな自分には、もっとスペシャルな治療法があるはず――そう思い込んでしまうのかもしれない。▼東洋医学や代替医療の全てを否定するわけではないが、私はやはりサンプル数の多い「標準的な」西洋医学に頼りたい。

[3288] Sep 01, 2018

早朝病院へ。全身のだるさと痛み、唐突な高熱、激しい喉の痛み。このあたりを訴えたところ、喉を見る前に「たぶん扁桃腺だねえ」と医者は言った。喉を診る。やはり扁桃腺だという。抗生物質と痛み止め、トローチ、うがい薬などを処方してもらった。五日間は安静にせよとのことだった。明日は楽しみにしていた、大切な集まりがあったのだが、欠席せざるを得ないだろう。なんともツイていない。▼あまりに喉が痛くて昨晩から何も食べていなかったが、昼に飲んだロキソプロフェンのおかげで大分痛みが引いてきた。引いたというより感じなくなっただけなのだろうが、この効き目、ちょっと恐ろしいくらいである。とはいえ、おかげでようやく食事が喉を通りそうだ。普段は食べないが、栄養があって喉を通りやすいバナナを買って帰る。それと栄養ドリンク。食べるものを食べて飲むものを飲んだら、あとはひたすら寝る。非常に残念だが、この週末は何もできそうにない。

[3287] Aug 31, 2018

朝。起きたら全身が動かない。身体が痛い。本格的な筋肉痛だな、と思った。抱っこ抱っこのツケが来ている。▼昼。定食屋までの道のりが遠く感じる。節々がやたらと硬い。暑さよりも身体の軋みの方が気になる。好物のチキン南蛮も惰性食い。美味かったような美味くなかったような。あまり記憶に残っていない。▼夕方。激しく喉が痛い。ようやく気づく。風邪じゃないか。筋肉痛も本物だが、その陰に隠れて発症の時期を窺っていたようだ。ふらふらしながら定時まで仕事。ゆっくり歩く。ゆっくりしか歩けない。薬局で風邪引き用のアイテムを買い込んで、なんとか家の門をくぐる。重かった。飲み物を買いすぎてしまった。▼37度9分。あと1分で体温計がビープ音を鳴らすところだ。想像以上に悪い。ここまでの疲労の蓄積もあって頑張りが効かなそうなので、あとは全て妻に任せて一足先に布団へもぐることにした。ありがたい。▼なんとしても日曜日までには治そう。

[3286] Aug 30, 2018

革がどうとか、リング径がどうとか、留め具がどうとか。システム手帳を選ぶときのポイントを列挙した舌の根も乾かぬうちに、たいへん素敵な手帳に出逢ったので即決した。意思決定の優先順位に「デザイン」が割り込んできたわけだ。▼サイズはA5だが、望んでいたスリムサイズではなく、今のカバンにぎりぎり入るかどうかの幅広タイプ。留め具もベルトが良いと思っていたのに金属製のスナップボタン。革は馬革を志向していたがカーフレザー。リング径は公式サイトに記載すらない。言わば全てのポイントを外しているわけだが、それでも選ばせてしまうところがデザインの魔力である。得も言われぬ理不尽な引力。これぞ芸術性の極みと言える。▼もちろん、日々使うものなので、今度は持ってみて使ってみてどうかという判断になる。等身大の生活に合わなければ泣く泣く手放すかもしれない。しかし、機能より好みで惹かれた物の方が、通常付き合いは長くなるものだ。

[3285] Aug 29, 2018

今月、まさかの通信速度制限に引っかかってしまった。前月からの繰り越し分も足して合計17GBもあるのだから、さすがに使い切ることなどあるまいと高を括っていたが、なんやかんやで使っていたらしい。家でも台所ではWi-Fiが繋がらないため、LTEで野球観戦しつつ食器の片づけなどしていたが、そのあたりが積もり積もって膨大な通信容量になったのだろう。▼それにしても、動画配信系のアプリでGB単位の消費が行われているのはまだ納得できるが、Chromeの4GB消費はちょっと解せない。たいして画像の多いサイトを閲覧するわけでもないが、いったい何に使われているのだろうか。同僚は随所に現れるアニメーション広告があやしいのではないかと言っていた。たしかに最近の広告は手が込んでいて、動画並にぬるぬると動いているものもある。あんなものが毎日何十枚もDLされているとしたら、GB単位になってもおかしくはない。▼来月は対策を考えてみよう。

[3284] Aug 28, 2018

子どもが二歳になった。二歳、二歳、と言っていたら「にさい」と言った。それならアレができるかもしれないと思って「何歳?」と聞くと「なんさい」と言う。さすがに質問の意味はわからなかったようだ。大釜で炊いた米が自慢の居酒屋風料理店へ行ったら、想像以上に喜んで魚と米を食べまくった。美味い白米ならふりかけもいらないらしい。グルメなやつだ。▼誕生日プレゼントは三輪車と思っていたが、ストライダーという選択もあると思い始めた。三輪車だと、公園に向かう家の前の急な坂を自分で下りたいと言うに違いない。大人でも自転車はブレーキして下る坂。さすがに危なっかしい。であればいつでも足をついて止められるストライダーの方がまだ安全だ。公園まではてくてく歩いて、公園についたら思いっきり乗り回すという遊び方に誘導できれば、本人もさほど不満には感じないだろう。他に良い候補がなければ週末に買う。二歳児のプレゼントには多いらしい。

[3283] Aug 27, 2018

他部署との連携が上手く行かずに仕事が滞っているので、今日は割り切って「優先度は低いが手を動かせば確実に終わる雑務達」に集中した。八時間で終えられそうなタスクをリストアップして無心にがつがつ終えていく。多少、優先度の高い本タスクに進展がありそうでも、他人の作業のボトルネックにならない限りは無視。助兵衛心を出さずに黙々と実装を仕上げていく。▼緊急度・重要度マトリクスで言えば「最もどうでもよい仕事」に従事したわけで、一般的な仕事術からしたら褒められた方法ではないかもしれないが、経験的に、ことプログラミングに関しては、こうした些末な実装は重要事の合間に片手間で進めるよりも、それなりの長さの時間をアサインして集中的に終えた方が結果的に効率が良いとわかっている。脳にもキャッシュがあるのだ。創造的な仕事でない限り、重要事は重要事、些末事は些末事でまとめた方が人の脳には合う。サンドイッチは大抵悪手である。

[3282] Aug 26, 2018

長男坊、タコの次はサメが大好きになった。▼二歳の誕生日プレゼントを買いにヨドバシカメラへ行く。おもちゃコーナーを目指す途上、ソフトビニール製の大きな魚類フィギュアが置いてある棚にぴったり張り付いた。張り付いて、テコでも動かなくなった。遠くのアンパンマンや楽しげなおもちゃに促しても全くの無視である。やがて棚中の商品をさんざん見たり触ったりした後、ベビーカーに乗せて連れていこうとすると、あっちあっちの大泣き、大暴れ。結局、何度繰り返しても魚類棚を離れようとすることはなく、ロクにおもちゃを見ることもできなかったので、プレゼントは後日にして、今日は中くらいの大きさのサメを買った。大サイズは家の中では邪魔すぎる。▼これで家まではご満悦……かと思いきや、店を出るなり不機嫌モードになって、「抱っこ」と「あっち」の嵐を浴びせてきた。それはそれ、これはこれということなのだろうか。魔の二歳。二歳はわからない。

[3281] Aug 25, 2018

首を寝違えてしまって、たいへん痛い。しかも金曜日から子どもの体調が悪く、こちらの首の痛みなどお構いなしに抱っこをせがんでくる。抱っこ要求のあとは「あっち」「あっち」の行先指示だ。最近、これもどこを指しているのかわからなくなってきている。今日も言われるがままに抱っこして移動していたら、同じフロアの同じ一角をぐるぐると回らされる羽目になった。それでいて、どうせ元の場所に戻るのだからと誤魔化して来た道を戻ろうとすると怒り出す。完全に移動するおもちゃ扱いである。▼風邪にしろ、睡眠不足にしろ、怪我にしろ。小さな子どもがいると治る暇がないというのがよくわかる。何しろ安静にするということができない。負荷を避けなければならない状態でも、子どもは遠慮なく負荷をかけてくる。ひとたび健康状態を損ねたら、万全の状態まで回復するのに何倍もの時間がかかってしまう。首はしばらく痛いままだろう。徐々に治していくしかない。

[3280] Aug 24, 2018

Note8でデジタルメモ帳を手に入れたのに、なぜシステム手帳が欲しいと言い出したのか。▼最大の理由は仕事だ。会議や打ち合わせに出て仕様面に突っ込んでいく機会がこれまでより増え、管理するスケジュールの量も多くなってきたので、必要な情報を一か所に取りまとめておきたいと考えた。この用途にはNote8はもちろん、小さなメモ帳も向いていない。ちょうどアナログ回帰を始めたところで、タイミングも良かった。時機も悪くない。壮年に向かって年相応のアイテムである。▼第二の理由はプライベート。自分と家族の重要な予定を一覧したいのと、Note8に書ききれない図入りのアイデアをまとめる媒体が欲しくなってきた。読書メモや引用はNote8につらつら書いて後で写せばよいが、そのときそのタイミングで整頓された図表を書くことが思考に繋がる場合、画面の小さなNote8ではやりにくい。当然、バイブルサイズもダメということになる。

[3279] Aug 23, 2018

革について。私は革マニアではないが、各種の革の解説をするにはさすがに紙面が足りない。故に、今回俎上に上がっている革だけを比較検討する。▼手帳の革で考慮すべきパラメータは四点。丈夫さ、硬さ、重さ、手触り。手帳には一定の頑丈さを求めたいので、柔らかい材質の羊、山羊、豚あたりは選択肢から外れる。つまり、牛革か馬革だ。▼重さや手触り、それに値段のことも考えるとオーソドックスな牛革が魅力的。しかし愛用している財布が馬革なこともあり、馬に思い入れもあることから、やはり馬革に惹かれる。ではブライドルレザーかコードバンか。高級感だけで言えばコードバンだろうが、経年劣化を楽しみながら愛用するならブライドルレザーも悪くない。とにかく頑丈で、水や汗などに強く、傷もまた味になるような素材である。▼ブレイリオからブライドルレザーのA5手帳がひとつ出ているようだ。幅は広めだが見た目は素朴で良い。このへんが候補になる。

[3278] Aug 22, 2018

システム手帳を見る。▼サイズはA5。Note8があるのでバイブルサイズの選択肢はない。用途がかぶってしまう。リングは大きめの方が良い。バッグが大きいため薄さを重視する必要がないから、ここもスムーズに決まる。▼留め具が最初の悩みポイントだ。ベルトか、スナップボタンか、紐か、無しか。どれも一長一短ある。ただ、大切に使う常用手帳として「無し」の選択はなさそうだ。開始・終了の儀式がなくなってしまうのも寂しい。ベルトは抜き差しに若干の手間はあるが、ベルト長が長ければリフィルが嵩んでも無理なく留められる利点がある。スナップボタンは楽だが経年劣化による留め強度の低下が心配だ。昔使っていたトラベラーズノートは紐で留めるタイプだったが、これも使い勝手は悪くなかった。ただ、重厚感のあるA5サイズには合わないかもしれない。ベルト式が有力になりそうだ。▼最後に革。これについては余白が足りないので次の記事に任せる。

[3277] Aug 21, 2018

ピアノ。ピアノの音はいい。悲しくなったときは悲しい音色に聞こえるし、楽しくなったときは楽しい音色に聞こえる。▼野球のストレートには、ノビのある球、キレのある球や重い球といった不思議な表現が存在する。球速は同じでも重い球と軽い球があるというのだ。ボールは、ひとたび投手の手元から放たれたら、あとはただ重心まわりの回転運動と重心の並進運動を行いながらバッターの元に到達する。つまり、ボールの運動エネルギーは速度と回転で完結している。であれば、同じ球速でもノビやキレや重さに違いがあると感じられる理由は、回転しかない。回転の微妙な綾が、バッターの目線から見て、ときに伸びた感じを与えたり、ときにバットに当たった時の重さとして感じられるということだろう。▼ピアノの音もボールと同じ。ひとたび放たれたら、あとは宙を漂うしかない。けれども、その音が聴き手に与える印象は様々だ。これもまた音の回転の成せる業だろう。

[3276] Aug 20, 2018

帰りの飛行機の中でモニターに映し出された日本地図を見る。他にやることがない状況で疎い土地の地図をまじまじと眺めていると今まで意識しなかった発見がいろいろあるものだ。大分は思ったより北にあって北九州に近いとか、佐世保と長崎は案外遠く佐賀と正三角形を描いているとか、北九州と博多の想像以上の遠さとか、羽田・福岡間よりも羽田・函館間の方が距離が短いとか。……。▼それは家に居ても、日本地図をちょっとめくって九州の頁を見れば得られる知識である。ネットで検索すれば一瞬だ。「調べればすぐにわかること」。しかし、それでも私は今まで調べて来なかったし、当然、かくかくしかじかのことは知らなかった。調べればすぐにわかることと、実際に調べて知ることの間隙を感じずにはいられない。▼明日はいよいよ甲子園の決勝戦。悲しいかな、仕事である。映像は観られない。古き良きラジオ観戦だ。我が職場、音楽を聴くことは禁じられていない。

[3275] Aug 19, 2018

福岡の旅、本日で終了。明日は早朝にホテルを出てまっすぐ空港に向かう。博多ラーメンを食べる時間があればいいなというくらいのスケジュールだ。▼予定はすべてつつがなく完了した。子どものはしゃぎようといったら尋常ではなく、それに伴って大人の消耗度も尋常ではない。終日、わがまま放題に振りまわされた格好である。本人はさぞかし満足だろう。▼ホテルは、和室も良かったが、徒歩圏内にイオンがあったのも助かった。駅に近く、イオンにも近い。これだけでたいへんな好立地である。数泊程度の旅であればイオンひとつで空いた時間には困らないというものだ。食事、買い物、子どもの休憩、なんでもできる。普段の生活ではあまり縁のない巨大ショッピングモールだが、今回、その力をあらためて思い知らされた。ありがたがられる理由もよくわかる。▼旅の終わりに。帰ったら手帳を探そう。Kindleを捨てて総デジタル化を諦めたのだから、手帳を復活させたい。

[3274] Aug 18, 2018

十四日に吉田輝星投手の球が素晴らしいと書いた。その後、横浜高校はこの吉田投手擁する金足農業に敗れたので、それならばあとは金足農業を応援しようと決めて観ていた準々決勝である。▼九回裏、一点ビハインド。最後のチャンスに連続ヒットでランナーが二人出て、つづく四球でノーアウト満塁。そうして次の打者はまさかのスクイズを決行。最高の打球が三塁方向に転がる。同点に湧く球場。一塁送球。しかし、サードが自分を見ないと確信していたセカンドランナーが自身の判断で本塁へ突っ込み見事生還。サヨナラ2ランスクイズという極めて珍しい劇的な幕切れとなった。▼記事によると、金足農業はこの2ランスクイズの形を何度も練習していたらしい。その形がそっくり土壇場でまわってきた。セカンドランナーはチーム一の俊足。打者はバントの名手。練習通りにやれば絶対にいけると選手は確信しただろう。▼決定機に物を言うのは日頃の地道な練習以外にない。

[3273] Aug 17, 2018

初日で確信。確実に和室の方がいい。部屋についてほっと一息。そのとき、子どもは畳の上をごろごろ転がりながら勝手にはしゃいでいる。この気楽さである。今回の滞在で特別な問題がなければ、しばらくは和室一択になりそうだ。▼チェックイン後のエレベーターでは小学生らしき少年たちの集団と一緒になった。その集団が揃って私たちと同じ五階で降りていく。そのときは同じ階に合宿のメンバーでも泊まっているのかなと思ったが、後で飲料を買いに下の階へ降りて戻ったとき、同じように五階で大挙して降りる少年たちを見て、居合わせたご婦人二人が、きっと五階が全部和室なのねえと話していて、私も降りながらなるほどと思った。和室だから、少年たちの雑魚寝にはうってつけということなのだろう。やはり合宿の線が有力だ。良い洞察である。▼夕飯は北九州人のソウルフードだと言う「資さんうどん」をいただいた。「すけさんうどん」と読む。初見では読めない。

[3272] Aug 16, 2018

明日から福岡へ。ふたたび飛行機で行く。このたびは洋室のホテルではなく和室の旅館にした。小さな子どもがいる場合、床で好き勝手にゴロゴロできる和室の方が楽なのではないかという判断だ。布団ならベッドから落ちる心配もない。主な心配は、環境が変わって寝てくれない可能性があることと、障子を破ってしまう恐れがあることの二つ。どちらも大丈夫だと信じたい。両者の比較で特筆すべきことがあれば旅の後に書こう。▼本を何冊持っていくかが悩みどころだ。旅先でゆっくり本を読んでいる時間などないとわかっていても、もしも長時間待つようなことがあれば……と思って、つい多め多めに持って行ってしまう。ただ、冷静に考えれば、無人島に行くのではないのだから、想定外の空白時間が生まれるようなら現地で本屋に行けばよいだけの話。必要以上に荷物をかさばらせる必要はないはずだ。そういうわけで、読みかけと新規の二冊で行く。旅は忙しない。十分だ。

[3271] Aug 15, 2018

もうひとつ甲子園の話。実は、横浜高校の他に、ひっそり下関国際高校も応援校に入れていた。高校や地域には縁もゆかりもないが、何のことはない。八月九日、同僚と昼飯を食いに出かけたとき、たまたま飯屋のテレビで下関国際と花巻東の試合をやっていて、九回に追いついてからの延長勝ち越しで勝利の瞬間を目撃。これが今年の甲子園初観戦になったからだ。今年も甲子園の季節だなと思い出させてもらった。そのよしみという単純極まりない理由である。▼この下関国際、去年が初出場。そして八月九日が逆転初勝利。さらに今日。大会でも注目の西投手を擁する創志学園相手に九回二点差で負けていて、さすがにここまでかなと思っていたら、なんとまたもや逆転勝利してみせた。記者の下馬評でもそれほど評価の高くないダークホース。なかなか面白い展開である。このまま勝ち進んだら決勝で横浜と当たる可能性もなくはない。などと思いつつ今後も緩やかに応援しよう。

[3270] Aug 14, 2018

甲子園。横浜高校が去年の覇者、花咲徳栄高校を破って三回戦に進出した。張り付いて見ていたわけではないが、最後の最後まで気の抜けない見ごたえのある試合だった。その試合に呼応するようにベイスターズも中日との激戦を制している。今日、横浜には二度も楽しませてもらった。ありがとう、横浜。▼つまみ食い程度に見た中では、金足農業の吉田輝星投手がなかなかに凄い球を投げていた。あのストレートはコントロールが乗ってきたらとても打てない。そう思っていたら、奇しくも横浜の次の対戦相手である。旅行の出発日と重なるが、飛行機の中でなければぜひ生で観たいものだ。▼優勝候補は大阪桐蔭と聞いている。たしかに記録を見ると桁違いのようだ。しかし、こういう怪物揃いの学校を一本槍のダークホースが落とす番狂わせも甲子園の醍醐味である。挑戦する方も、そういう気持ちで楽しんでいると思う。残りあと一週間。今年はどこが栄冠を手にするのだろう。

[3269] Aug 13, 2018

久しぶりにゆっくり本屋を見る。ゾラの『居酒屋』や『ナナ』も今なら読めるような気がして手に取ったが、厚みに怖気づいて棚に戻してしまった。自然主義文学の長編は、やはりそれなりの覚悟がいる。今ではないと言い聞かせて心の積読リストに積んだ。▼財布にやさしい文庫中心。だいわ、河出、岩波とスライドしていく。歴史か、ノンフィクションか、科学か、文学か。こう文字にすると淡々としているが、思考のめぐりに合わせて同じ道を何度もうろつきながら、けっこう真剣に考えた。テンションとしては講談社学術がぴたりだが、文字の小ささが目につらい。一冊だけ、あれば欲しいと思っていたタイトルも在庫がなかった。▼堂々巡りの後、やはり安価な新潮に頼ろうということで、以前話題に挙げたS&Hシリーズから二冊買った。検討した時間の長さに見合わないハズレを引くのが怖くて安牌に日和ったとも言える。仕方がない。それでもいい。迷う時間が華である。

[3268] Aug 12, 2018

おむつを履かせようとしたり、着替えさせようとしたり、歯磨きをしようとしたり、取り押さえて行動を制限しようとすると暴れて嫌がることが多いので、そのたびにいつも「観念しなさい!」と言っていたら、とうとう子どもが「かんねん」と言うようになった。覚えてしまったようだ。あるときはニヤニヤしながら後ずさりして、あるときはダッシュで逃げながら、「かんねん、かんねん」と言う。つまりは口先だけである。何も観念していない。▼五十音が余すところなく言えるようになって、単語の真似をする力は飛躍的に向上したようだ。この間「あ」から「ん」まで別々に発音させてみたところ、ハ行が最も苦手でほとんどアイウエオのような音を出した。次に苦手なのはサ行のようだ。魚も「カカナ」と言っている。やはり息を使う音は難しいのだろう。段に注目すると意外にもウの段が発音しにくいようだ。どの行でもウの音があやしい。唇の締まりがまだ弱いのだろう。

[3267] Aug 11, 2018

「一直線に成功ということはほとんどありえないと思う。成功の陰には必ず失敗がある。当社のある程度の成功も、一直線に、それも短期間に成功したように思っている人が多いのだが、実態はたぶん一勝九敗程度である。十回やれば九回失敗している。この失敗に蓋をするのではなく、財産ととらえて次に生かすのである。致命的な失敗はしていない。つぶれなかったから今があるのだ。」▼柳井正『一勝九敗』読了。失敗は成功の母。ビジネスはスピードが命。実行の伴わない計画は無意味。頭のいい人ほど机上の空論を空論のままにしてしまう。経営は泥にまみれて現実と戦うことでしか学べない。成功に満足して安定を求めるようになったら、それは成功という名の失敗である。などなど。▼ユニクロの経営哲学には、ビジネスにまつわるベーシックがみっちり詰まっている。研ぎ澄まされたベーシックという表現はやはり適切だったのだ。ユニクロの歴史もわかって面白かった。

[3266] Aug 10, 2018

自分たちの言いたいことばかり言う。言いたいことを聞いてもらうためだけに、大袈裟なことをして驚かせたり、面白おかしいネタに走ったり、奇をてらったりする。世の中、目立つ作品はそんなものばかりだ。耳目に留まってなんぼ。実質は後からで良い。最悪、実質なんて無くたって構わない。そうして、飾りだらけの空箱を騒音と勢いで騙すように押し付けておいて、多くの人が受け取っているのだからこれは消費者が望んでいる物なのだと主張する。全く救いがない。▼独りよがりな作者は、受け取る人の知性を信じない。これくらいやってやらないとわからないだろうという驕りが常にある。その驕りが、本質の追求よりも表面の装飾を優先させる。しかし、真に本質を伝える表現は、視聴者を信じることなしには成立しない。言いたいことを極限まで純化し、結晶化させた表現を、きっと視聴者はわかってくれると信じて素直に提示するだけ。作品とはそうあるべきであろう。

[3265] Aug 09, 2018

佐々木正美『たっぷり甘えてのびのび育つ!3歳までのかわいがり子育て』読了。▼甘やかすからワガママになるのではない。甘やかすから自立が遅くなるのではない。児童精神科医としての著者の豊富な経験は真逆の真実を伝えている。ワガママになるのは。自立が遅いのは。キレやすい大人になるのは。思いやりのない人間になるのは。どれも甘やかしたりないのだ。▼無条件で自分を肯定し、甘えさせてくれる親がいるという安心感は、子どもの自尊心を高め、自立/自律を早めてくれる。3歳までに十分甘やかした子は、相手の言うことを受け止め、思いやりを持つことができるようになる。自分という存在の正当性を信じる基盤が自分の中にあればこそ、人は他者に気を配る余裕を持てるのだ。▼実践できていることも多いし、できていないこともあるが、主張は肌感覚に合う。その通りだろうと素直に思う。過保護と過干渉の違いは勉強になった。今後も甘やかして行きたい。

[3264] Aug 08, 2018

齊藤孝浩『ユニクロ対ZARA』読了。世界を代表する二社の方針を比較しながらアパレル業界の構図と歴史を俯瞰する。読みやすさ、わかりやすさ、興味深さ、三拍子揃った良書だと思う。先日書いた通り『上から目線の構造』のついでに買った一冊だったが、こちらの方が遥かに得るところが大きかった。全く、読書の収穫はどこからどんなふうにやってくるかわからない。▼アパレル業界のこともより深く知りたいと思うが、ユニクロやZARAそのものにも興味が湧いた。柳井正氏の経営本については新潮から文庫が二冊出ているので、早速積んである。小型でリーズナブルな新潮文庫というのがありがたい。企業の在り方としてはZARAが模範的と感じたが、自分の勤める会社の理想、在り方はユニクロの方が近いのかなと思った。国内展開の方針も、その延長としてのグローバル展開の目線も、規模は桁違いながらユニクロの発想に近いものがある。学んでおいて損はない。

[3263] Aug 07, 2018

久々に子どもが高熱を出した。土曜日から調子が悪くて、日曜日に発熱を確認。月曜日は保育園を休んで病院へ連れていき、火曜日の今日から復帰の予定だったが、まさに家を出ようとしたときだはんしたので、これはまだ駄目なのかもと思い大事を取って全日休みにした。▼朝食のあとはべったりである。やがて眠くなるも歩き抱っこでなければ寝られないようで、横になるどころか座ることすら許されない。寝入ったと思ってそっと座ると大泣きが始まってしまう。すっかり幼児返りである。おかげで昼食も立ったまま。片手に子ども、片手にソース焼きそばだ。合計何時間くらい抱っこしていたかわからない。普段使わない筋肉もフルに使った気がする。両腕がぱんぱんになってしまった。▼とはいえ、病気だから甘えるのは仕方ない。そのとき以外は大人しく、悪い子ではなかった。よく我慢していた方だと思う。▼尚、「だはん」は北海道弁である。駄々をこねるという意味だ。

[3262] Aug 06, 2018

サイモン・シンのドキュメンタリーが外れなしだったこともあり、新潮文庫の「Science&History Collection」シリーズには信頼を置いている。今日も書棚で『ケインズかハイエクか:資本主義を動かした世紀の対決』という面白そうなタイトルを見かけた。ここらで近代経済学の歴史を軽くおさらいするのも悪くなさそうだ。▼とはいえ、即購入はしなかった。先日、くまざわ書店で育児本やら磯崎新のエッセイやらを気分任せにピックアップしたばかりである。がっつり重たい本も混じっているので、ここに積読を重ねるのは得策ではあるまい。件のユニクロ本の短評もささっと書いてしまって、待ち行列も消化したら、そのとき考えることにする。▼エーコやナボコフの文学講義をまとめた文庫本もずっと気になっているのだが、こちらはしっかり読もうとしたら言及されている本も見ていくことになるので手が出しにくい。読みたい本は多数。時間は少し。選んでいくしかない。

[3261] Aug 05, 2018

自分のやりたいことを言葉で的確に表現するのは難しい。自分で納得するための表現ですら難しいのだから、人に納得させられる一文となると雲をつかむような話である。それにこれもあんまり深く考えすぎると、やりたいことをやりたいようにやった結果が何かしらの表現に結晶するのだとか、いやいや目標地点を明らかにしなければ結局はやりたいことなどできないのだとか、問題を無駄に誇大化する哲学的な話に入り込んでしまう。それでは甲斐がない。問題はもっとシンプルだったはずだ。私のしたいことは何か。▼そこまで真剣に悩んではいないが、私もときどき考える。やりたいことのふんわりとしたイメージがあるというよりは、明らかにやりたいと思える具体的な対象が何個か浮かんでいて、それらを繋ぎとめる点を見出そうとしている感覚だ。何も考えずにA、B、Cとこなしていけば、そのあとで答えは見えてくるのだろうけれど。それをただ待つのも性に合わない。

[3260] Aug 04, 2018

ベッドマットレスを探しにみなとみらいのIDC大塚家具へ行ったのが四年前。案内担当者はマットレスの蘊蓄をあれこれ語ってくれるが、どう話を進めても結局は大塚家具のオリジナルブランドに勝るものはないと言って譲らない。挙句、必要ないと明言しているのに、お買い得だという羽毛布団を執拗に勧めてくる。利益率の高い商品に誘導したい気持ちはわかるが、営業に張り付かれているようで気分はよくなかった。心ひそかにもう行くまいと思い、以来、足を運んではいない。▼大塚家具が経営難に陥り売却を検討中というニュースを見かけて、当時のことを思い出した。私のこの面白くない体験が、私だけでなく多くの人に共有されていたのだとしたら、あのときすでに凋落の兆候は見えていたことになるだろう。売りたい気持ちが前に出過ぎて余裕をなくしたブランドからは、人は離れていく。ブランドは求められるものではなければならない。押し売りは逆の発想である。

[3259] Aug 03, 2018

スターナイトで巨人に三連敗を喫したときは、これでもうベイスターズの2018年は終わってしまったと思った。しかし、今日。最高に面白い試合を見せてもらった。延長十一回裏。ツーアウト一二塁でサヨナラのチャンス。代打を告げるラミレス監督。映像が切り替わるより早く球場がどよめく。バッターサークルに姿を現したのは、なんと先発投手のウィーランドである。▼バッター嶺井に代わりまして、ジョー・ウィーランド。ウグイス嬢のコールと同時に球場が湧いた。画面越しでもわかる。この日、最高のボルテージだっただろう。誰もが見たかったその勇姿。ファンもこれを待っていた。動揺するカープ。流石に読んでいなかっただろう。勝ちに行く一手が最高のエンターテインメントになっているという、渾身の魅せる采配であった。▼無論、褒められるのは勝ったからだ。ウィーランドが選んだ四球で満塁となり、倉本のヒットでサヨナラ。総力戦は美しく幕を閉じた。

[3258] Aug 02, 2018

安価でハイスペックなパソコンを組もうとすると、最初にCPUの予算が削られる。今なら大幅値下げしたRyzen7の2700Xあたりが俎上に上がるだろう。あるいはi7-6700あたり。いずれにしてもエンスージアスト向けは選ばない。性能比で値段が高すぎる。▼次に金をかけるのはI/Oだ。NVMe SSDにしよう。Asrock『Ultra Quad M.2 Card』を選択。グラフィックボードはGTX-1070。この構成に必要十分な電源を設置すれば、格安自作ビルドマシンの完成である。▼しかしだ。i7-6700Kのレーン数は16、Ryzen7でも24。これではグラフィックボードとQuad M.2カードを同時に使うことはできないのではないだろうか。ぎりぎり足りたとしてもPCIeレーンに空きがなくなってしまうのでは……。そう思いかけたが、そもそもストレージが消費するレーンはチップセットのレーンであってCPUのレーンではないので、普通のマザーボードなら問題なく両立できるのであった。自分で一瞬混乱した話。

[3257] Aug 01, 2018

ここ数日「作りかけの曲を聴くと眠くなる病」が再発している。おかげで夜はまともに進まない。一旦、休憩しろという脳のシグナルかもしれない。▼冗談みたいな症状だが、本当にかなり眠くなる。自動リピートにして目を閉じたらあっという間に眠ってしまいそうだ。原因は全く不明だが、私自身は、冬の深夜に丹前にくるまってぬくぬくうとうとしながら悪戦苦闘した「最初の長編」のときの記憶が無意識裡によみがえってきているのではないかと想像している。あのときは、つくりながら寝落ちするのが当たり前だった。つくる。寝る。妙な条件反射になってしまった可能性もゼロではない。人の曲をいくら聴いても眠くなるわけではないから、あながち的外れでもないのではないだろうか。▼いずれにせよ、眠くなるということは疲れているということだ。疲れているときに無理をしても無理のあるものしか出てこない。今日も開始五分で寝落ちかけた。大人しく閉じて寝よう。

[3256] Jul 31, 2018

構造体のアラインメントがデフォルトで4byteないし8byteであるという妄想がどこから生まれたのかについて、後輩と語る。▼構造体のアラインメントは、構造体の各要素の中で最も厳しい制約を持つアラインメントに合わされる。つまり、16byteアラインメントの要素がひとつでもあれば16byteになるし、charしか持たない構造体であればアラインメントは1byteになる。即ち、char[5]を唯一の要素とする構造体のsizeは5である。8になったりはしない。▼勘違いは、intとcharを要素に持つ構造体のsizeが8であるところから生じているのではないかという話になった。これを誰かが、コンパイラが勝手に構造体のアラインメントを32bitデータバスに揃えるべく3byteのパディングを入れたと解釈したのではないかと言うのである。まあ、そんなところだろう。▼無論、この議論は様々な例外や詳細を切り捨てている。現代の標準的なバイトマシンに限った話と思ってもらえれば嬉しい。

[3255] Jul 30, 2018

久々に頭痛がひどい。カロナールを飲んで安静。このところ温度差アレルギーのせいで鼻をかむ頻度が極端に増えていたから、そのせいかもしれない。あるいは単なる風邪か、それとも寝不足か。いずれにしても、所詮は素人判断なので原因は不明である。▼長編制作は再び波に乗ってきた。ラストまではまだ二つ谷がある想定なのでクライマックスとは言えないが、全体の構成から見れば十分佳境である。ある意味では、三十分近い準備を経て仕上がった唯一無二の「場」がここだ。この「場」を得るために頑張ってきたと言っても過言ではない。当然、気持ちも上がってくるというもの。思う存分、やりたいことがやれる。やりたいことをやらねばなるまい。綺麗な畳み方や上手なまとめ方を今から意識する必要はないと思っている。▼あせりは禁物だが、プロジェクトが繁忙期を迎える前にカタをつけた方が良いのも確かだ。前向きにペースアップしていく。前進の勢い重視である。

[3254] Jul 29, 2018

図鑑。今日は『魚』の方を取り出してきて「タコ、いない。タコ、いない。」と言いながら次々とページをめくっていた。せっかくの図鑑もタコ探しである。どこまでタコ好きなのか。もはや何も言うまい。▼一方、親はシャチとイルカの違いについて調べてみた。サメとエイの違い――エラの位置が側面なのがサメ、下面なのがエイ――のように、シャチとイルカにも配色以外の面で明確な違いはあるのだろうかと思ったのだ。早速、クジラ族のページへ行く。▼まじまじ見比べてみた結果、図鑑でわかるような違いはないという結論に達した。そもそもイルカ自体にかなり種類が多く、カワイルカのようにイルカと比べてシャチより似ていないイルカさえいたりする。強いて言えばシャチの方が歯が大きいらしいが、さりとて歯が大きいからシャチというわけでもない。シャチはマイルカ科。広義のイルカである。違いを求めてはいけなかったのだ。▼日々発見。やはり図鑑は面白い。

[3253] Jul 28, 2018

子どもはすっかり図鑑が気に入ったようだ。何度も『水の生物』を出してきてはページをめくり、めくりめくってタコの所まで来ると「タコ、タコ、タコ、いっぱい!」と次々にタコを指さしていく。ときどき勢い余って次の項のゴカイや前の項のイカまでタコ扱いしているが、イカについてはちゃんと教えたところ「ンカ」と言うようになった。実際、イカにそっくりなタコや、タコにそっくりなイカ、しまいには「タコイカ」なるイカもいたりして、なかなか識別は難しいのだが、丸くてぐにょぐにょしているやつがタコ、頭が三角で細長いやつがンカという理解のようだ。大体それで合っている。▼『魚』も同じくらいお気に入り。こちらはどの項目が好きということもなく、気分でひらいては何を発見しているのか「あ!」と声を上げてサメやマンボウやトビウオを指さしている。色のカラフルなのが楽しいようだ。▼残念ながら『動物』と『乗り物』は今のところ不人気である。

[3252] Jul 27, 2018

携帯のシステムアップデートを行ってから挙動がおかしい。いつものゲームが勝手に全画面表示になりアスペクト比が崩れる。一件しか送られてきていないラインの通知が画面オフ時に何度も立ち上がり、連続してメッセージが来ているかのようにふるまう。ワイヤレス充電の反応が悪く、途中で何度も切断されている。ブラウジングをしていると今までより頻繁に重くなる。などなど。▼どうやら、同機種の最新システムアップデートで私と同様の現象を報告している人が一定数いるようだ。ゲームについてはアプリを再インストールすれば直るという。引き継ぎ設定をしくじると怖いことになるが、いつか時間のあるときにやらないと画面が気持ち悪くて仕方がない。ラインやワイヤレスの解決策は見つからず。頻繁に重くなるのはよくあるメジャーアップデート初回の最適化バグであろう。▼こんなことだから、みんなシステムを更新してくれなくなるのだ。パッチリリースを待つ。

[3251] Jul 26, 2018

今、ユニクロにまつわる本を読んでいる。ユニクロの服はめったに買わないが、ユニクロのビジネスモデルは嫌いじゃない。ベーシックアイテムのみに特化して品質/価格比を最大まで高めることで「価値」を創出する。このシンプルな方程式を突き詰める。徹底的に突き詰めることで競合を引き離す。≪研ぎ澄まされた基本≫という究極のオリジナリティである。私の理想とする在り方のひとつだ。▼ユニクロは、自分たちのベーシックアイテムを「変わらないベーシック」ではなく「進化するベーシック」と位置付けている。変わらないベーシックはただの平凡だ。必ず飽きられる。シンプルイズベストを逃げ口上にするのではなく、最先端のトレンドも追いかけて、取り入れられる要素は取り入れ、なおかつベーシックの品質も磨きつづける。そうしてベーシックの基準そのものを押し上げていく。言わば、ユニクロはいまや「基本」のルールメーカーとして君臨しているのである。

[3250] Jul 25, 2018

猛暑、猛暑。本日は32度。いつもより涼しいと思ってしまうのが末期的だ。十分に真夏日である。▼路面店は人がまったく外を出歩かないと嘆いている。そこへ追い打ちをかけるように今週末は台風が直撃。さりとて気温は下がりもせず、それどころか気象庁の予報によると八月上旬は猛暑日だらけにもなりかねないという。つまり、台風災害が猛暑でサンドイッチされているだけのことだ。最悪である。▼熱中症による救急搬送数は過去最多を記録したとか。夏は暑いのが当たり前、子どもは外で遊んで汗をかくべし、昔はエアコンなんてなかったのだからクーラーは甘え……などとのたまう昭和勢力も、さすがに今年の熱中症騒動で息をひそめたように思われる。昔そうだったから今もそうなんてことはないし、自分たちがつらい思いをしたからといって次の世代が同じ思いをしなければならない理由もない。二重の錯誤に貫かれた人々の目を覚ます役にだけは立った猛暑であろう。

[3249] Jul 24, 2018

「リバビリテーション」の教養解説より、二か所引用。▼「幼少のころから絵画や美術や音楽などのハイカルチャーに浸るなかで、特定のハビトゥスを相続的に備えた人間が存在する一方、事後的にそれを学習し、いわば「獲得資本」として身につけた人間もいる。前者が息を吸うように、ごく自然に鑑賞したりふるまったりするところを、後者は意識的に獲得しないといけない。もしくは、別のものでカバーする。」▼「音楽や絵画の領域で追いつけない部分を、コストの低い書物で補填なり逆転なりしようとするのが教養主義だったはずです。(中略)元手がなくても本を読んで勉強することで社会的なステージをのし上がっていくことは可能なのだという了解が教養主義モードを支えていた。そして、刻苦勤勉や自己鍛錬を尊重する修養主義を母体に出発した日本の教養主義の場合、むしろ、この努力獲得型の教養こそが評価された。たくさん読むことがよしとされたわけですね。」

[3248] Jul 23, 2018

読書哲学の件はペンディング。せっかくなので届いた図鑑の話を書く。▼やってきたのは予告通り「動物」と「魚」。食い入るように見る、というほどでもないが、興味はあるようで、巨大な本を床に置いては乱雑にめくる。最初のうちは「魚」にお気に入りのタコがいないと激怒したが、そのうちサメやマンボウやゴールデンバタフライフィッシュで満足しはじめた。タコがいたらもっと食いついていたかもしれないが、残念ながらタコは「水の生物」所属である。次に買ってあげよう。▼それにしても、なぜ「魚」の表紙を飾っているのがメガネモチノウオさんなのだろうか。いや、メガネモチノウオさんに不満があるわけではないのだが、この部長感あふれる貫禄の御姿を「魚」の顔に選んだ小学館の思惑が知りたくなる。学研や講談社と比べても攻めたチョイスだ。それとも、名前も顔もインパクトのある魚だから、私が知らないだけで魚好きの世界では人気者なのかもしれない。

[3247] Jul 22, 2018

大澤聡『教養主義のリハビリテーション』読了。こういう独善的でも衒学的でもない教養の啓蒙書は今日び少ない。文句なく良い本だった。何も言わずに星五つ。要約しないことを賛辞にしたい。▼ここ最近、つまりKindleを諦めてからの読破本をパソコンの上に重ねてみた。下から順に、読書哲学、仮想通貨、MBA、読書哲学、読書哲学、コンサル、AI、社会心理学、そして教養哲学。気ままに読んだつもりだが明確に偏りがある。残りの積読は、ビジネス技術、経済学、哲学なので、これらを消化すれば少しはバランスが良くなりそうだが、それでも幅広いジャンルとは言えない。本来興味があるはずの分野としても、AI以外の工学系や人文系、あとは歴史が抜けている。次に本屋をまわるときは、このあたりのことを意識してみても良さそうだ。▼そういえば「教養主義」の第四部にも読書にまつわる面白い表現があった。まさしくと得心の行く一節だったので、明日扱おう。

[3246] Jul 21, 2018

子どものための図鑑を選ぶ。「小学館の図鑑NEO」「講談社の動く図鑑MOVE」「学研の図鑑」が三強らしい。本屋にちょうど三種類揃っていたので、それぞれの印象と我が家の結論を書く。▼小学館は写真よりイラストが多めで情報量が多い。全体の配色が淡いので、紙面がよくまとまって見える。エンサイクロペディア寄りの図鑑と言える。逆に講談社は写真が多め。必要最小限の情報をコンパクトにまとめてインパクトのある紙面に仕上げている。ただしハイコントラストな写真の切り貼りでコントラストが高く、ごちゃごちゃした印象も拭えない。リアルなのは良いが一長一短ある。また、小学館や学研よりも本の高さが低いので、本棚にもやさしい。学研は、申し訳ないが、いちばん語る印象が少ない。両者の中間という感じである。▼初めはコンパクト志向の講談社になびいたが、妻の意見を聞いて小学館に心変わりし、これに決定した。明日、「動物」と「魚」が届く。

[3245] Jul 20, 2018

榎本博明『上から目線の構造<完全版>』読了。結局「教養主義」より先に読み終わってしまった。▼上から目線と一口に言ってもいろいろある。年長者が権威を示すためだけに振りかざす暴力的な上から目線もあれば、実際に知識も経験も豊富なベテランが後輩に助言を与えるような親心からの上から目線もある。そうして、どちらの上から目線に対してであれ「その上から目線をやめてくれませんか」と過敏に反応する若者もまた、裏を返せば、相手に対してもっと「自分を気遣え」という上から目線になっている。あらゆるところに上から目線が潜んでいる。上から目線になってしまう人、なってしまっていないかと怯える人、正当な上から目線ですら嫌悪し苛立つ人……。現代人はなぜこんなにも「上から目線」を意識し、その存在に悩まされなければならないのか――という話。▼序盤はありきたりすぎる心理学の話だが、恥と甘えの日本文化に着地する後半の展開は良かった。

[3244] Jul 19, 2018

『上から目線の構造』を買う。何度か書店で目にした本だ。現在進行中の『教養主義のリハビリテーション』が終わりそうなので、次の一冊を仕入れておきたかった。じっくり考える本の後は軽めが良い。このタイミングで手に入れてしまおうと思った。▼ときに、この本は日本経済新聞出版社から出ている。日経ビジネス人文庫である。恐らく、この文庫を買うのは初めてだ。白背景の題名部を丸みを帯びた青地が上下から支える三色刷りの背表紙。雑学系をイメージさせるライトな配色である。▼本を手にしたとき、ふと本棚に思いを馳せた。そうして、主には岩波と新潮が並び、ちくまと河出が少々、あとは講談社学術やら講談社文芸やらが数冊ずつという棚に、この新参者が独りで並ぶのは寂しいように思えた。せめて二冊あれば格好がつくのではないか。では、この隣のやつも面白そうだから買ってしまおう。……。▼こうしてもう一冊ストックが増えたのだった。これでいい。

[3243] Jul 18, 2018

ついに目当ての品をオークションで見つけた。入札。現在のところは最低価格。このまま落ちてくれればと願うものの、あまり低い水準で最終日を迎えると最後の数分で出し抜かれかねないのが心配だ。▼即決価格の問題もある。どれだけ低空飛行で粘っても、最後の最後で即決を叩き込んでくるユーザーがいたら全ては水泡だ。この即死リスクがあるせいで、即決システムはあまり好きになれない。即決で買うならラクマやメルカリのようなフリーマーケットを使う。オークションはやはり競り落としの醍醐味が基本である。冷静に入札を行う限りにおいては常に「脳内の予算以下で売買が成立する」ところに旨みがあるのだ。当初予算ではない。競りの過程のある時点で10万まで出せると決意した後、9万5000円で落札できることに意味があるのである。この見えざる精神的な勝利の価値は低くない。▼今回も予算は決まっているが、品の条件が良いので突っ張るかもしれない。

[3242] Jul 17, 2018

今日は三十五度。明日は三十六度。暑い。暑すぎて語彙も減る。思考も鈍る。あらゆる感情が暑いという直接的な感覚で上書きされていく。もはや情緒もへったくれもない。とにかく暑いのだ。暑くて汗が出るのだ。▼私が体験した日常生活中で最強の猛暑は、たしか大学一年生のときだった。板書をしていた熱力学の教授が、歩いていると氷屋の幻が見えるのは私だけかな、などと不思議な発言をし出すほど朝から蒸す日だった。授業が終わり昼。食堂の前でいつもの面子と集まると、意識が朦朧とすることに気がついた。異常な日射量。脳が茫然としていて、日陰に逃げるとか、まともな判断も即座にはできない状態になった。皆同じような状態で、ちょっとおかしくないかと囁き合った。周りも一様にとまどっていたと思う。食堂で何を食べたかは覚えていない。▼その日こそ東京で三十九・五度を記録した伝説の猛暑日だったそうだ。あれに比べれば今はまだ序の口と耐えられる。

[3241] Jul 16, 2018

ビニールプールを出して遊ぶ。▼昨日、給水用に10mホースと散水ノズルを買ったのだが、10mホースは風呂場から温水をベランダへ導くには短すぎて使えなかった。仕方なく庭の水道から冷水を注ぐことにしたものの、今度は散水ノズルの止めが甘かったのか接続部分が暴発して水浸し。結局、周到な準備は散々な結果になってしまった。思い通りにはいかないものだ。▼そうはいっても、ホースから普通に水が出て来るだけで子どもは大喜びである。あとは小さなバケツと柄杓、水に浮く海の生き物など、お風呂のおもちゃを放り込んでミニプールの完成だ。バケツで水をすくってはこぼしたり、水鉄砲を飛ばしたり、やっていることは普段のお風呂と大して変わりないのだが、やわらかいビニールプールの中で、日差しの中で、いつもとは違う場所と時間に水遊びをするというだけで十分に楽しいようだ。▼子どもは大満足の後、ぐっすり昼寝した。私も今夜はぐっすりである。

[3240] Jul 15, 2018

AIにまつわる話のつづき。AIは人間を超えられるかと問うと、そんなことできるはずがないと主張する人間過信派と、間違いなくAIは人間を超えられると主張する人間軽視派が現れる。しかし、実のところ問いには答えようがない。何しろ「超える」が何を意味するか、全くもって不明だからだ。▼過信派は、超える超えないを「人間らしさ」の評価軸上で考える。この軸上では、≪人間に出来ることを全て人間以上に上手くやれること≫が「超える」である。肉体や感情や社会性は制約ではなく特性と解釈される。故に、これらを持ち得ないAIは最初から圧倒的に不利というわけだ。▼一方、軽視派は、超える超えないを純粋に能力で考える。≪あらゆる種類の問題解決を人間より速く行えること≫が「超える」である。ここでは人間が形ある生物であることは負の制約となる。AIは、肉体や感情を持たないからこそ、人間より高精度で高次元な思考を行うことができるのだ。

[3239] Jul 14, 2018

リビングボードを見に家具屋へ行く。小田急町田駅から徒歩十五分、村内家具・相模原店である。三連休の後に大規模な改装リニューアルを行うらしく、展示品が三割〜七割引きと聞いて、週末の遠出がてら訪ねてみた。▼ショールーミングではなく、条件が合えば本当に買うつもりで行ったが、さすがに壁面型のリビングボードとなると数が少なく、予算とサイズと色の面で即決するほどの商品はなかった。とはいえ、今後、あらためてリビングボードを探す上で考慮すべき点なども見えてきたので、無駄足ではない。それに、普段見る機会の少ない家具類の物見遊山も面白かった。キッチンボードも買い替えたいと思っているし、箪笥や学習机もいつかは必要になる。そのとき、今日の記憶がよみがえって選択の参考になれば尚良しだ。▼商品探しは再びネットに戻る。実物を見ないで買うのは不安だが、型番で画像検索したとき利用者の撮った写真が出て来る商品なら不安は少ない。

[3238] Jul 13, 2018

AI界は今、二つの誤謬のあいだで揺れている。人間過信と人間軽視だ。▼過信派は、たとえAIがどれほど賢くなろうと人間にしか出来ないことが残ると信じている。人間には意志がある。意味を解する力がある。機械にはそれらがない。だから、AIは人間を超えられない。▼一方、軽視派は、人間の思考過程など全ては電気信号の連鎖に過ぎないと考える。故に、AIの情報流通量が規模の面で人の脳を大きく上回れば、もはや人間に出来てAIに出来ないことなど残らないと思っている。人は物理の奴隷に過ぎない。自由意志などまやかしである。十分に巨大化したAIは生命に等しいのだ。▼新井紀子『AIvs教科書が読めない子どもたち』読了。著者はどちらかというと前者――過信派に属していると思われる。書籍の前半にはあまり同意できないが、後半、中高生の読解力を測る大規模実験と衝撃の結果については見事な仕事である。総じて教育に関する箇所は面白かった。

[3237] Jul 12, 2018

カレン・フェラン『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。〜コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする』読了。これも「読んでいない本について」と同じくジャケ買いである。三十年もコンサルタントをやってきたベテランが語るコンサルの内情暴露なんて、考えただけで最高じゃないか。面白くないわけがない。▼主張はただひとつ。職場に人間性を取り戻そうということ。何を隠そう、職場から人間性を奪った張本人こそ経営科学を標榜しながらまがい物の《ソリューション》をオイシイ売り物にしてきたコンサルタント諸氏である。そのことを著者は「本当に申し訳ない」とお詫びしているわけだ。コンサルなんて実のところダイエット食品と変わらない。簡単に痩せられる。確実に痩せられる。今度こそ本物のメソッド。誰にも教えたくない秘密の手法。しかし効果のほどは全くもって不明――この本を読めば、両者に驚くほどの共通点があることに気づくだろう。

[3236] Jul 11, 2018

シャドウバースの後釜にと、昨年の秋頃から遊んでいるロードオブダンジョン。商売下手な運営の不手際に泣かされながらも、ゲーム自体は面白いので細々とつづけてきたが、ここに来てさすがにやることが少なくなってきた。最初から存在を匂わされている新マップも一向にリリースされない。毎月の「降臨イベント」も、もはやイベントという名の日常である。そろそろ新しいコンテンツが欲しい。いつか来るかもしれない大型アップデートに期待しながらニッチゲームと心中していく人々の気持ちが、今ならわかる。▼何度も言うが、ゲームは面白い。しかも、拡張性も高い。ちゃんとコンテンツを追加すれば、いくらでも遊べるゲームになれる地力がある。課金性も上々。開発や運営にいかなる意図があるかは知らないが、こんなに稼げそうなタイトルをだらだらと腐らせていくのはたいへんもったいなく思える。私と同じような様子見勢も増えてきたようだ。夏が勝負所だろう。

[3235] Jul 10, 2018

以前のペースで本を読み、PCデスクの上から不必要なものを片づけたら、それだけでどんどん筆が乗るようになってきた。乗った筆で書くものが上出来とは限らないが、とにかく筆が動くことに意味がある。筆が動けば何かは出来る。何かが出来れば検討が出来る。検討が出来れば課題が見えてくる。課題が適切に記述できれば、筆の進みはさらに速くなる。繰り返し。いつかは納得の行く出来映えになる。だから、筆が動くことは常に前進である。▼筆が乗らないとき、どうすれば筆が乗るようになるか。文筆家や漫画家は、例外なく悩んできた。作業の時間帯を変える、場所を変える、使う道具を変えるなど、変化にきっかけを求める人もいれば、散歩をする、スポーツをするなど、身体を活性化することで脳力の目覚めに期待する人もいる。まさに人それぞれだが、私の場合は「読書」と「きれいな机」に一定の効果が認められたというわけだ。しばらくこの仮説を信じてみよう。

[3234] Jul 09, 2018

本日、ベイスターズvsドラゴンズについて。▼私は今日の試合、てっきりナゴヤドーム開催だと思っていた。試合開始前になぜかそう思い込んでいた。したがって、アウェーだからニコニコ生放送はないはずと、DAZNアプリを立ち上げて観戦を始めた。▼そして試合中。見慣れた球場のはずが、ナゴドという頭があるからハマスタであることに気づかない。ソトの勝ち越しホームランが「場外」に消えていっても、なぜかドームでないことに気づかない。中日、代打荒木のホームラン。ナゴドで打つなんてすごいなあ、などと呑気に考えている。七回裏には一挙三点でベイスターズの大逆転。しかし、スコアボードの下に刻まれた3点を見ても気づかない。そうして、九回「裏」はヤマヤスが抑えて終わりだと意気込み、アルモンテのサヨナラHRに怯えながら勝利の瞬間を迎えたのであった。真実に気がづいたのは、ヒーローインタビューになってからである。思い込みは恐ろしい。

[3233] Jul 08, 2018

外山滋比古『乱読のセレンディピティ』読了。このタイトルと、サブタイトルの「思いがけないことを発見するための読書術」がすべてを言いつくしている。精読ばかりしていると視野が狭くなって専門バカになるので、もっと気ままに乱読して思いがけない発見に出会いましょうという話だ。▼言いたいことはわからんでもないが、若い人には勧めたくない。狭く深くか、広く浅くかという二択は、何万回も繰り返されてきた問いであって、そのたびに結局は広く深くを目指すべきという正論に落ち着くのが常だが、先に広げるか深めるか、その順序は深める→広げるの方が理想的と思われるからだ。何かを深めた経験のない者は広げる速度も遅い。逆に、関連の薄い何点かの領域について深く極めれば、そのあいだは自然と埋まっていくものである。著者自身の人生についても明らかにそうなのだが、本の主張がそうはなっていないところに齟齬があると思われた。星は三つにしたい。

[3232] Jul 07, 2018

マリオオデッセイが落ち着いたので『ゼルダの伝説〜ブレスオブザワイルド』へ。本作のスゴさについてはあらゆるところで語られ尽くしているので、いまさら一般的なコメントはしない。とにかく、開始数分で神ゲーの予感しかしない出来映えである。▼マリオのときは大人しく見に徹していた長男坊が、ゼルダは動かしてみたいらしくコントローラーを寄越せと言ってきた。小さな指で左スティックをぐりぐりしてリンクが動くと、その連動が面白いらしくゲラゲラ笑う。▼しかし直後、事件は起きた。十字キーの上を押しながら右スティックを左右に倒すという高度な入力を使いこなして特殊装備をマグネットから爆弾に変え、あろうことか爆弾を取り出し頭上でリモート爆発させたのである。もちろん即死だ。一歳十ヶ月にして初のゲームオーバー体験である。その後、もういちど操作を渡すと同じように爆弾を取り出して自爆した。死なずに遊べるようになる日はまだ遠そうだ。

[3231] Jul 06, 2018

大雨。眠気を誘う雨音。早起きしているわけでもないし、ザイザルを服用しているわけでもないが、近頃は零時近くなると急激に眠くなる。どこかの不調を休めるために身体がシグナルを発しているのかもしれない。であれば、逆らわない方がよかろう。足早に今日の記録をつける。▼子どものオウム返しがようやく活発になってきた。ライトニングマックイーンのしゃべるおもちゃを怖がるので「こわい?」と聞くと「こぅわい」と言い、きんぴらごぼうを指して「ごぼう」と言えば「ごごー」と言う。覚えた言葉しか発声できないのではなく、聞いた音をそのまま復唱できる段階に入ったということで、いよいよしゃべり出しそうな気配である。欲を言えば、二歳までに二語文が出てくれれば面白い。▼しかし、怖がりなところは変化なしだ。先日園で風船遊びをしたところ、膨らんだり飛んだりする風船をたいそう怖がって先生に泣きついてしまったらしい。稀に見る慎重派である。

[3230] Jul 05, 2018

ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』読了。▼なんといってもタイトルが最高に卑怯だ。くまざわ書店で見かけたとき、一も二もなく衝動買いしてしまった。これほど引きの強い題名にはしばらく出会っていない。どうして買わずに別れられようか。天才の所業である。▼これで中身がくだらないハウツー本ならタイトル詐欺だが、どちらかというとタイトルの方が軽すぎると思われるほど真面目でディープな読書哲学である。「読んでいない本についてコメントする方法」という具体的な状況を題材にしつつ、そもそも本を読んでいる/読んでいないとはどういうことなのか、なぜ人は本について読んだとか読んでないとかにこだわるのか、読んでいない本について語ることは本当に恥ずべきことなのか、などなど、読書にまつわる禁忌とも言える謎を、豊富な例示を交えて鮮やかに解き明かしていく。スリリングな思考実験の本である。オススメ度は高い。

[3229] Jul 04, 2018

風が強い。雨戸が強風に煽られてガタンガタンと大きな音を立てている。ときどき風が止んで静まり返ると、今度はガラスに打ちつける雨の音が目立ってくる。暴雨、暴風。台風と言っては真の台風に怒られるが、平時の天気としては相当な荒れ方である。▼今日、夕方ごろから急激に腰が痛み出したのは、もしかしたら近づく雨の気配のせいだったのもしれない。2014年10月末。最初のぎっくり腰を経験して以来、ふとしたときに忍び寄る再発の影に怯えてきた。さいわい今のところ二度目の爆発は起きていないが、今日は痛み方が普段と違うので冷や汗をかいたところだ。不吉な兆候ではなく、雨のせいだと信じたい。▼帰り道、偶然一緒になった後輩も最近ぎっくり腰をやったばかりで、出社は疎か食事もままならぬ日々を過ごしたと嘆いていた。完治には一ヶ月かかったそうだ。そんなことになっては何もかもお手上げである。椅子の座り方と寝相を見直して様子を見たい。

[3228] Jul 03, 2018

子どもが早くもプラレールを組み立てられるようになってきた。角度を調節して凹凸を合わせ、接合部を親指で押さえ体重をかける。はじめは出来なかったことだ。我々の仕草をちゃんと見ている。▼閉じたループをつくるのはまだ無理だが、手押しで遊ぶ分には端があっても問題はない。自由気ままにパーツを組み合わせ、適当な長さになったところで端から端まで車両を往復させて遊んでいる。ときどき自動運転のスイッチを入れるようせがんでくるので、このときばかりは大人がつくったループに乗せてやる。やがてすぐに自動をやめろと訴えて来る。プラレールに関してはかなり注文が多い。▼他にも、脱線すると癇癪を起こしたり、自分では出来ない車両の連結・切断を頻繁に依頼してきたりと、なかなかに忙しい部類のおもちゃである。もちろん一緒に遊んでくれと言われれば遊ぶが、トラブルの場合はなるべく一人で解決できるよう、魚の釣り方を教えていかねばならない。

[3227] Jul 02, 2018

C++のテンプレートはきわめてシンプルで強力なツールだが、善良な実装者のあいだではあまり歓迎されない。何か近寄りがたい存在だと思われている。なぜだろうか。▼理由のひとつに用語の混乱がありそうだ。たとえば「特殊化」。テンプレートで特殊化と呼ばれるのは実体化と明示的特殊化を合わせた広義の実体化である。このうち実体化は明示的実体化と暗黙的実体化に分かれるが、明示的特殊化に対する暗黙的特殊化なる概念は存在しない。一方、また別の概念である部分的特殊化は特殊化には含まれない。――もはや難解な哲学書である。▼もちろん、ひとたび構文を理解してモノにしてしまえば区別はたやすいが、言語の基本機能としては少々ややこしすぎる。初心者殺しと言われても仕方がないところだろう。しかも、その先ではテンプレートメタプログラミングの深淵が静かにこちらを覗いている。危険と無縁でありたい人々から遠ざけられてしまうのも無理からぬ。

[3226] Jul 01, 2018

烏龍茶、黒烏龍茶、爽健美茶、十六茶、綾鷹、伊右衛門、お〜いお茶、生茶、からだすこやか茶W、胡麻麦茶、天然ミネラル麦茶、加賀棒ほうじ茶、ジャスミンティー、特茶、六条麦茶、やさしい麦茶、からだ巡茶、そば茶、玄米茶、黄金烏龍茶、ヘルシア緑茶。私がよく飲むペットボトルのお茶を思いつく限り挙げてみた。もし、私が飲んでいるのに名前を思い出せなかった商品が他にあるとしたら、その品は商品名かパッケージを考え直した方がいいだろう。▼それにしても、いざ列挙してみると想像以上に多くて驚く。正直なところ挙げる前はこの三分の一くらいだと思っていた。それに、思い出した順番も愛飲順というわけではなさそうだ。横浜駅相鉄線二階改札の売店ではこれしか買わないというヘルシア緑茶を最後にぎりぎりラインアップしている。薄情者である。▼記録価値のなさそうなことでも記憶だけを頼りにリストアップしてみると、多少は面白い発見があるものだ。

[3225] Jun 30, 2018

久しぶりにマリオオデッセイをプレイしたところ激しく酔った。吐き気がして、げっぷが止まらなくなる。狭い車で坂道を登ったり下りたりしているような気持ち悪さである。たまらず止めて風呂に駆け込んでしまった。▼ところで、車酔いでもそうだが、なんで酔うとげっぷが出るのだろう。いつも不思議に思っていたので、この機会に調べてみた。▼酔いはつらい。酔うと精神的にストレスがかかる。ストレスがかかると胃酸が増える。胃酸が増えると胃の中の空気が圧迫されて喉から出てくる。つまりげっぷが出る。ざっくりとこんな流れだそうだ。▼そうして、このメカニズムこそ吐き気の正体でもあるという。――いや、しかし。もとをただせば吐き気がするからストレスがかかるのではなかっただろうか。どうもチキンエッグの様相を呈してきたが、ひとまず吐き気と不快感が負のフィードバックをまわし始めるところに、酔いの恐ろしさがあるという認識で納得しておこう。

[3224] Jun 29, 2018

電子書籍を諦めて紙の本をまとめ買いし、再び昔のペースで本を読みだしてから、不思議と編曲の筆も乗るようになってきた。自分に適したリズムのようなものがもどってきたような気がする。この機は逃したくない。▼しかし、音楽とは縁もゆかりもない情報に触れているときが最も好調というのは、逆説的というか皮肉的である。私にあっては、たぶん音楽の入力は音楽にならない。むしろ、数学とか科学とか文学とか、そういうところから流れ込んできたエネルギーを譜面に発散する方が合う。この一種歪んだ循環が型として認められるなら、結局、それが私のスタイルということなのだろう。創出を第一義に据える芸術家でないと認めるのは悲しいが、かくありたいという願望に囚われるよりも自分を正しく知る方が大切である。▼次にスランプに陥ったら、適当に作家を定めて長編でも読んでみるのが良さそうだ。それまでは止まらず駆け抜ける。クイック&ダーティで行こう。

[3223] Jun 28, 2018

『MBA100の基本』読了。経営学の金言集。▼復習本である。この手の本は、読んだことがある書籍の引用なり、聞いたことがあるフレーズや逸話なりを思い出して記憶を補強するのがちょうどよい。以下、そうして思い出した見出しを列挙する。▼「分けることはわかること」「大事なのは何をするかではなく何をしないかである」「競争するのは最悪の戦略」「すぐれた経営が大企業を衰退させる要因である」「マーケティングの目的はセリングの必要をなくすこと」「顧客がほしいのは1インチのドリルではなく1インチの穴である」「相手と同じことをしようとした瞬間に負け」「私の仕事は大聖堂を作ることです」「組織は戦略に従う」「完璧よりやる方がいい」「早く低コストで失敗しろ」「量は質に転化する」「オレンジの皮か中身か」▼書名の通り、基本を押さえることに全力で取り組んだ良いまとめと言える。基本のリファレンスとして、手もとに置いておきたい。

[3222] Jun 27, 2018

「戦略は外に向けて正しいだけではなく、内に向けても正しくなければならない。」経営戦略学で聞かれる格言のひとつ。たとえ企業の外、つまり顧客や株主や社会にとって正しい戦略であっても、企業の内、すなわち従業員にとって正しい戦略でなければ、それは結局実行されずに終わる。良き戦略が実行されるためには、実行する者に知識と技術とモチベーションがなければならぬ。▼そりゃそうだと言うのは簡単だが、現場でもこれが出来る人は意外と少ない。こうすればもっとよくなると正しい理論を展開し、理論に基づく真に効果的なシステムを築いたところで、野心的な試みの多くは行き詰まる。なぜか誰もそれを採用しようとしない。知らないから、できないから、やりたくないから。しかし、それらの障壁を取り払う具体的な方法も込みで「戦略」であろう。自分は正しかったのにまわりが理解しなかったと不平を言う人は、内に向けた正しさの大切さを理解していない。

[3221] Jun 26, 2018

しゃぶしゃぶ食べ放題の店へ行く。リーズナブルな価格設定に加えて、三歳以下の子どもは無料という看板に目をつけていた。大戸屋へ行けばホッケ焼き定食と切り干し大根の小鉢を完食する我が子である。それが無料。一人前がまるごと浮くとなれば試してみない手はあるまい。しかも食べ放題である。いろいろな野菜を試してみるのにもうってつけではないか。▼さて、今日行ってみて。正直、しばらくいいかなと思った。味がいまいちというわがままもあるが、ライス、うどん、野菜、水など、肉以外の全てがセルフサービスなので、立ったり座ったりが忙しい。しかも材料を取ってきたら鍋に入れて煮えるまで待たねばならず、待ちきれない子どもが喚いてしまう。鍋に伸ばす手を押さえつけるのも一苦労だ。火傷が怖くて気が抜けない。かなり疲れる結果になってしまった。▼同じ食べ放題でもビュッフェのような形式なら問題ないだろう。しゃぶしゃぶは良い手ではなかった。

[3220] Jun 25, 2018

ヘッドフォンが苦痛なほどには暑い。梅雨も明けたし、さすがに外用のSignature DJとはお別れしよう。また寒くなってきたらよろしく頼みたい。▼イヤホン単体運用にあたってはひとつだけ問題がある。愛用機、Apollo 7のバッテリーが通勤の片道も持たなくなってきたことだ。運用当初は公称三時間に対して体感二時間半弱といったところで、家から会社程度ならドア・ツー・ドアでも余裕たっぷりだったが、この頃は会社の最寄り駅に着くともう「バッテリー・ロウ」とアナウンスが鳴り響き、到着前には力尽きてしまう。バッテリーの消耗は小型機の宿命ではあるが、早めの予想より尚早かった。▼購入当時より製品ラインナップは格段に増えたが、この欠点が解決してるとは思われない。セパレートの利便性はいくら強調してもしすぎることはないが、このように一年も経てば電源の持ちが公称の半分以下になることは、これから導入を検討する人なら留意した方が良いだろう。

[3219] Jun 24, 2018

中島真志『アフター・ビットコイン』読了。▼著者にとって重要なのはビットコインではなくアフターの方だ。ブロックチェーンという技術を用いて生み出された画期的な概念が仮想通貨=ビットコインなのではなく、ビットコインという形で実験され、日の目を見た画期的なブレイクスルーがブロックチェーンという技術なのだという主張である。主役はブロックチェーンであり、ビットコインではない。▼大筋、同意する。スウェーデンやイギリスをはじめ、世界各国で中央銀行が分散型台帳技術を用いた通貨や決済の在り方を実験しているのは知られるところだし、それもすでにある程度実用化の目途は立ってきているようだ。投機的な側面の強い民間仮想通貨よりも、国が公式に発行するデジタル通貨の方が素早く浸透するのは当然だろう。遅くとも今後数年間で、通貨の概念は大きくアップグレードされる。太古の時代より持ち運んできた貨幣が、ついにバーチャルになるのだ。

[3218] Jun 23, 2018

長男坊、プラレールで遊び始める。▼与えたのは「きかんしゃトーマス」の車両が小さな円形のレールをぐるぐる回るベーシックセット。レールと車両の他には、駅舎がひとつとカーブ用のトンネルがついてくる。表面のでこぼこした、深緑のトンネル。私が子どもの頃に遊んだときと全く同じデザインだ。レールや車両が当時と変わらないのはさして気に留めていなかったが、記憶のままのトンネルを見たときはちょっと感動した。思いがけない過去との再会である。▼最初だからと慎重になって最小セットにしてしまったが、レールを破壊したり車両を脱線させたりすることなく、熱心に走らせて遊んでいる。これならすぐにでも拡張セットを買い増してよいだろう。十数秒で一周してしまう小さな円。その真ん中に座って、目が回りそうなほど自分もぐるぐる回りながら電車を走らせる。ひたすら同じことの繰り返し。何がそんなに楽しかったのだろう。今となっては思い出せない。

[3217] Jun 22, 2018

地図をつくる。ちょっとした案内図だ。▼まず、Googleマップで地図作成したい場所に飛ぶ。周辺エリアも十分に含まれるよう位置と縮尺を調整し、終わったらスクリーンキャプチャを撮る。これを画像作成ソフトに新規レイヤーとして貼り付け、地図の最終的なサイズに合わせて自由変形で拡縮。Googleマップで疑似的に地図を完成させてみる。できたらレイヤーの不透明度を40%前後に設定。これでトレース用の下地が出来る。▼ブラシの太さを調整しながら川や道を直線ツールでなぞっていく。道幅はできるだけ比率を正確に表現した方が、メリハリがついて良い。ぐっと「本物」らしくなる。一方、カーブは緩やかなら直線で近似してしまった方が見やすい。ダイナミクスを保ったままざっくりと仕上げるのがポイントだ。▼あとは仕上げ。Googleストリートビューで歩行者の目線から周辺を確認し、目立つ建物や店の名前を書き込んでいく。完成。Googleツールさまさまである。

[3216] Jun 21, 2018

父の日のプレゼントに図書カードをいただいた。早速、今週末に欲しかった本を買うことにしよう。▼電子書籍から紙の本にもどってきて。いままで取り上げて来なかった紙の利点がまたひとつ新たに見えてきた。それは、紙の本の場合、持ち歩いたりデスクに置いたりしているだけで他の人との会話のきっかけになるということだ。装丁も大きな役割を果たす。大きな文字で「仮想通貨」と書いてある大判本が目に入ったら、仮想通貨に興味のあるチームメイトはきっと声をかけてくるだろう。▼明らかに、Kindleではこれができない。放置されたKindleの画面は黒である。他人は私が今何を読んでいるのか、窺い知ることはできない。かといって、これ見よがしに電源を入れっぱなしにしているのも不自然というものだ。▼本に、本の内容を超えた効用を期待できるのは、今のところ明白な紙の利点である。読書を通じて人と話すのが好きな人ほどKindleより紙が向くのかもしれない。

[3215] Jun 20, 2018

イーサリアムが私の知らないうちに値上がりして、知らないうちに値下がりしていたようだ。保有を忘れていたわけではないが、各ゲームの開発状況に変化がないので放置せざるを得なかった。買ったときの倍近くになったときは早めに仕込んでよかったと思ったが、ゲームのリリース後に買い増しを余儀なくされた場合はつらいと思っていたから、元の水準まで戻ってきたのはありがたい。▼開発状況に変化がないといっても、リリースが遅れているわけではないので心配はしていない。投資済みのゲームについてはおおよそロードマップ通りに進んでいると見る。もっとも期待していたCryptocitiesは着実にゲーム化が進んでいるし、インターフェースも整ってきて良い感じだ。今年中にはそれなり面白い遊び方ができるかもしれない。▼仮想通貨自体は絶賛暴落中の模様。新規参入を促すには下がってくれた方が良いが、下がりすぎても困る。今の価格をキープするくらいが最善だ。

[3214] Jun 19, 2018

シールの入稿完了。同じデザインで大・中・小の三種類と、別デザインの文字のみ版で合計四種類。小サイズと文字のみは四角裁断の最低サイズに満たなかったので、割高になるがトムソン裁断での発注になった。本当なら全て四角裁断にしたいところだったが、仕方がない。▼枚数は案外悩んだ。小口でいいので最低量と思っていたが、枚数と価格が想像ほど比例しない。たとえば100枚で4000円なら200枚で4500円、300枚で4800円といった具合である。こうなると最適な枚数を見出すのは途端に難しくなる。将来的な消費量も適切に見積もって決めないと大きな損を出す羽目になりかねない。検討した末、予算を先に決めて「大」だけは固定で200枚とし、「大」以外の三種は残りの予算で同じ枚数になるよう調整した。結果的には良いところに落ち着いたと思う。▼データはガイドを引かなければならないのが面倒だった。それ以外は朝飯前だ。今週中には出来上がってくるだろう。

[3213] Jun 18, 2018

ソーシャルゲームの起業ラッシュも、思い返せば今から七年前くらいになる。当時起業したベンチャーで、今現在、大手となっている企業はあるのだろうか。知る限り、ほとんどない。▼今、ソーシャルゲームで大きな利益を上げている企業の多くは、ブームより前に設立されている。ブームの前にヒト・カネ・モノの仕込みが終わっていて、熱狂の最高潮にありったけの資源をぶち込んだ自信作をリリースできた企業が、実績と利益を得て、その後のシェアも攫っていった。ただでさえ死屍累々のベンチャー起業である。当たり前のことだが、ブームを認めてからの後追い起業はやはり分が悪かったということだ。▼会社を建てることと、事業を興すことは違う。会社設立は誰にでも出来るが、継続可能な事業を展開するのは難しい。当時、ソーシャルゲームの流行に起業楽観論が重なってしまったのは悲運だった。今は揺り戻して、少し起業に慎重な空気が戻ってきているように思う。

[3212] Jun 17, 2018

名作家を見つけたら全集を読め、と小林秀雄が言っていた。もうひとり、誰かは忘れてしまったが、全集を読むことは最高の知的訓練だと断じた人もいた。全集を読破した者は自分の知的スケールがひとまわり大きくなっていることに気づくであろう、と。そんな表現に深く共感した覚えがある。▼この頃、本屋に行っても買うべき一冊を選び出すのが難しく、何も買わずに書店を出ることが増えてしまった。刺激的なタイトルの本は何だか疑わしく、さりとて選ぶべき古典もない。ビジネスか、科学か。歴史か、小説か。どれを読んでも良いはずだが、どれを選ぶ理由もない。かといって当てずっぽうで拾うのもためらわれる。……。▼こうして読書から遠ざかってしまったとき、「全集のススメ」が役立つのではないだろうか。なにしろ全集なら、ひとたび著者を決めることさえできれば、しばらく次の本に悩む必要がない。今の私に必要なのも全集かもしれないと、思い始めている。

[3211] Jun 16, 2018

「読みやすい文章」の条件を、いくつか書き下してみよう。▼一、表現がやさしい。難解な言いまわしが少なく、誰にでも読める言葉で書いてある。二、初見で文意が取れる。主張したい内容が明白であり、誤解の余地がない。三、音とリズムの流れが良く、つっかえるところがない。最後の句点まで淀みなく目を走らせることができる。四、文章や文全体が適度な長さである。冗長な節がなく、必要十分な文字数しか使っていない。等々。▼では「読ませる文章」はどうか。読ませる文章には、ときに難解な表現も使われる。初見では意味不明だが、あとになって真意が取れる場合もある。音やリズムが崩れて破調していることが緊迫感を出すこともある。過度な圧縮、過度な冗長さも、読ませるテクニックになりうる。▼要するに、読みやすい文章とは縁もゆかりもないということだ。読みやすいことと読ませることは違う。自分の目指す形がどちらであるかは明らかにした方がいい。

[3210] Jun 15, 2018

ひとしきり牛丼の話で盛り上がった。私を含めて松屋派が三人、すき家派が一人。吉野家派はいなかった。私も、よほどの理由がない限り吉野家へ行くことはない。吉野家が牛丼チェーン店の王者であった時期を思い起こすと、なんとも寂しい気分である。▼すき家の朝定食が最高だとか、松屋はカレー屋だとか、吉野家も牛鮭定食と牛鍋だけは美味かったとか。ありがちで平凡な談義が続く中、ふいにひとりがこんなことを言った。曰く、自分は松屋の牛丼には必ずフレンチドレッシングをかけて食べる、と。本当に、牛丼の新しい世界が拓けるほど美味いんですよ、騙されたと思って次にやってみてください、と熱弁は続く。語り口に嘘はない。▼ネットでも同意見があると某所の記事を見せられた。たしかにフレンチドレッシングが最高などと書いてある。記事の最後にビックマックのような味わいとあるのを見て、ちょっと得心が行った。せっかくだ。一度くらい試してはみよう。

[3209] Jun 14, 2018

シールの発注。用紙の種類に「コート77kg」「上質紙69kg」「透明テトロン38μ」などとある。印刷用語には明るくない。コートや上質紙や透明テトロンは良いとして、このkgやμというのは何なのだろう。気になって調べてみた。▼どちらも用紙の厚みを表す単位らしい。kgはキログラムで重さのことだが、これは「四六判連量」と呼ばれる表現で、四六判(788ミリx1091ミリ)1000枚分換算の重量を表している。つまり、四六判を1000枚刷ったら重量が77kgになるような厚みのコート紙が「コート77kg」というわけだ。▼一方、μはそのまま紙の厚みをマイクロメートルで書いたもの。「透明テトロン38μ」は38μメートルの厚みを持つ透明テトロンである。これはわかりやすい。混在している理由はわからなかったが、この業界にもいろいろ流儀があるのだろう。▼紙厚の表現には、他にも単位平方メートル当たりの用紙一枚の重量で示す「坪量」などがあるらしい。勉強になった。

[3208] Jun 13, 2018

以前に読みかけて途中でやめた本と、まだ読んだことのない新規の本があるとき。私は常に新規の方を読みたいと思う。途中でやめた本には食指が伸びない。そんなに読みたくないものかと自分で訝しくなるほど読みたくない。なぜだろうか。▼一、読みかけてやめたということは、つまらなかったり自分に合わなかったりした可能性が高い。読み直しても同じ結果になるのではという疑いが気持ちを遠ざけてしまう。一度は諦めたという烙印が引きを弱くする。▼二、時間が経ってしまうと続きから読み直すのが難しい。どこまで読んだかわからないことが多いし、たとえ栞が挟んであったとしても、その前までに何が書いてあったかなど覚えていないから、たいていの場合かなり前の方から読み直すことになる。これが案外煩わしい。いかに自分が内容を忘れているかに気づかされて失望することもある。余計な気苦労がついてまわる。▼だから私はなるべく読み切り前提で本を買う。

[3207] Jun 12, 2018

以前、海老名の進化に驚いた件を書いた。今、二俣川も熱い。自動車教習所があるというのに相鉄ライフとドン・キホーテくらいしか見るところのなかった小さな駅舎が、ショッピング&レストランモール「ジョイナステラス」をオープンして大幅進化。私にとっては散髪でもない限り横浜への通過駅に過ぎなかった二俣川だが、十分途中下車に値する便利な駅のひとつになった。正直、ありがたい。▼大手八大私鉄と言われながらも終点以外に大きなターミナルを持たず、いまひとつ垢抜けなかった相鉄線だが、ここに来て東急の成功を追うが如く再開発に力を注いでいる。もちろん、立地的に東急沿線ほどのバブルは見込めないが、相鉄沿線に住み続けて二十年以上になる身としては、地元の再開発は素直に嬉しい。二俣川の改装が人と資金を呼んで、周辺駅にも開発の手が伸びてくれればよいと思う。私の最寄り駅も十年以上変化がない。そろそろメガ進化して欲しいところである。

[3206] Jun 11, 2018

エンジニアにとっての成長とは、より多くのことが説明可能になっていくことである。なぜそうすべきなのか。なぜそうなっているのか。なぜそのように動くのか。なぜそのように動かないのか。より多くの「なぜ」に的確な答えを与えられるようになれば、より速く正確に仕事をこなせるエンジニアになる。▼では、アーティストにとっての成長はどうだろう。より多くのことが説明可能になることは、成長と言えるだろうか。なぜそれを選んだのか。なぜそう表現したのか。なぜそのように見えるのか。なぜそのように聞こえるのか。たしかに、これらに的確な答えを与えられるようになれば、より速く正確に作品を創り出せるアーティストになれそうだ。ならば……。▼いや、しかし。だからといってわからない。より速く正確に作品を創り出せるようになることは、本当にアーティストとしての成長なのだろうか。どうもあやしく聞こえる。時間をかけて考えてみたい問いである。

[3205] Jun 10, 2018

『東大読書』読了。何の脈絡もないが衝動買いで読んでみた。タイトルはともかく中身は良い。読書における姿勢について重要なことがたくさん書かれている。もし今も塾講師をやっていたら生徒にも勧めただろう。▼ただ、タイトルもそうだが、やたらと東大生を引き合いに出してリファレンス扱いしている点は危なっかしい。説得力を持たせるために敢えてやっているのはわかるが、彼らの言動を無批判に正解化しすぎている節はある。受験本ならそれでもいいかもしれないが、読書全般に亘る指南本となれば話は別だ。東大生といえども学生である。彼らは別に読書のエキスパートではない。▼もっとも、本書のスタンスからすると、この批判すら想定内とも言えそうである。本の中身を受動的に受け取るな。能動的に読め。記者になったつもりで、本に質問をせよ。主張に疑問を持て。であるなら、私としてはそこに疑問を抱いたと明言して所感を結んでも何の不都合もなかろう。

[3204] Jun 09, 2018

交流戦。ヤクルトスワローズが快進撃を続けている。十戦八勝。今日、西武ライオンズが負けたことで再び単独首位に浮上した。基本的には毎年交流戦成績が芳しくないセ・リーグの、基本的には毎年交流戦成績が芳しくないヤクルトが、ソフトバンクや西武といったパ・リーグの強豪を抑えての最高勝率である。このまま最後までトップを守り抜いたならファンにとっては「永久保存版」の順位表となるに違いない。▼物心ついた頃からヤクルトファンだったという筋金入りの燕党な会社の後輩も、日々新たな興奮を語る。曰く、交流戦が楽しいと思ったのは初めてとのこと。交流戦開催以来、総合二位なら実は二度掴んでいるヤクルトだが、彼がそういうのならウハウハと言うほど強い勝ち方で得た順位ではなかったのだろう。それに、直近五年の成績は上位半分すらなくボロボロである。楽しくても無理はない。ここまで来たらいっそヤクルトの交流戦首位も見てみたい気分である。

[3203] Jun 08, 2018

本屋。目立つ場所の平積みは、いつもビジネス書籍と自己啓発だ。▼この手の本に価値がないとはけっして言わない。むしろ自己啓発本軽視が行き過ぎていると思うくらいだ。ただ、本棚から一歩ひいて眺めたとき、ふと考えてしまう。たとえばこの棚の本を全て読破したという人がいたら。それらを本当に理解しているということもわかったら。私は、この人になら重要な仕事を任せられそうだとか、この人なら偉大な仕事を成し遂げそうだとか、思うのだろうか。▼たぶん思わない。だって、啓発本に触発されて本当に何らかの行動を起こしたなら、出来る人になるまでに本棚一つ分もの啓発本を読破する必要はないはずだ。ほとんどの啓発本の結論は「考えるより行動せよ」である。その結論に至るまでの道筋や具体例が異なるだけだ。だから、何冊も興味深く読んでいるということ自体がすでにあやしい。その人は、恐らく何も行動していない人である。故に、信頼には値しない。

[3202] Jun 07, 2018

ウマ娘。ネタ枠と思って観ていたが、想像以上に脚本がしっかりしていて良い。最初はスペシャルウィークとサイレンススズカの絡みに首を傾げもしたが、十話を観ればいやでもキャストに納得できる。スペシャルウィークの苦難と復活。事故から一年後、秋の天皇賞が快進撃のはじまり。その裏で幻の天皇賞を駆けるスズカの姿。競馬のIFドラマとしては上々の出来映えではないだろうか。擬人化モノだからと雑にならず、プロットが丁寧に組み立てられているのは嬉しい。▼一方、アプリのリリース時期がいまだに不明なのはいただけない。本来ならアニメの盛り上がりにぶつけなければならなかったはずだ。アニメが終わり、人々の興味が別の所へ移ったあとでひっそりとリリースする羽目になるのは最悪。何がリリースを妨げているのか、想像がつかないわけではないが、アニメが終わる前に時期の目安くらいは公開した方がいいのではないかと思う。私たちは冷めるのも速い。

[3201] Jun 06, 2018

400を書くとき、私は日によって異なる二つの努力をしている。▼ひとつは、情報を圧縮する努力。ときどき回を跨ぐこともあるが、400は原則一日一テーマだ。故に、たとえ千頁の本の感想でも前置きを含めて四百字にまとめなければならぬ。要約を重ね、文章を短くする。それでも入りきらないときは、泣く泣く内容の取捨選択する。四百字でなく四千字ならと何度思ったことだろう。言いたいのに言えないこともたくさんあった。非可逆圧縮であった。▼もうひとつは、情報をふくらませる努力。正直、四百字分など書くことがない日もある。何も読まなかった。何も考えなかった。面白いことがなかった。つかれている。午前二時で、もう眠たい。そんなときはツイッターの呟きひとつで足りるような内容をめいっぱいふくらませて四百字にする。中身が薄くても仕方がない。日記と思って諦めてくれ。そんな気持ちである。▼どちらの努力も、いつか何かの役に立つだろう。

[3200] Jun 05, 2018

Kindle Oasisの2017年モデルを触る機会があった。初めて手に取る。Kindleには量販店の展示がないのでありがたい。▼想像していたより巨大だ。画面のサイズ感は理解していたつもりだが、物理ボタンの配置された余白部が思いのほか広く、数値以上に横幅が広く見える。無理すればポケットに捻じ込めたNexus7とは違い、こちらはどう頑張ってもポケットの類には入りそうにない。持ち運ぶなら鞄か手持ちが前提になる。ポータビリティの点で文庫本のメリットがひとつ落ちてしまっているのは残念だ。▼重量も2016年モデルとは比較にならないほど重い。バッテリーのコンセプトを変えたこともあり仕方のない増量だが、最厚部の「錘感」はたしかにある。片手持ちで楽々一冊読み終えるかと言われたら疑問符だ。▼とはいえ、これらの不満も裏返せば期待値の高さ故。同型のタブレットに比べれば薄くて軽くてコンパクトなのは間違いない。あとは値段をどう見るかの問題である。

[3199] Jun 04, 2018

帰りの旅程と都合が合わなかったので長浜ラーメンは諦めて「博多らーめんShinShin」へ行く。天神北のバス停で降車し、親不孝通りという物騒な名前の裏路地に入ると、特徴的な青の看板と行列ですぐにわかった。三十分ほど並んで入る。オーソドックスなラーメンセットにした。▼あっさり、さっぱり、超細麺。これが地元民の言う「博多ラーメン」の基本的な姿なのだろうと思わされるシンプルな完成度だ。感嘆符が飛び出るような旨さではなく、どこか安心感のあるやさしい旨さである。人気の理由も頷ける。▼しかし、あくまで私の好みとしては、昨日の「博多だるま」の方が旨かった。深みとインパクトが一枚上手と言うべきか、穿った言い方をすれば、だるまの方が観光客を意識した味づくりをしているように思われた。毎日食べるわけではなく「ここ一番、旨い博多ラーメンが食べたい!」と望む人に刺さる味付けである。私もやられた。次もぜひまた訪ねたい店である。

[3198] Jun 03, 2018

残念ながらベイスターズは3タテされてしまったが、旅行自体は楽しかった。「博多だるま」は想像以上に美味かったし、同行したクルージングも気分爽快。とくに子どもが相当楽しかったようで、食事以外では五秒として同じところに留まらず船中探検をしてはしゃいでいた。急な階段の上り下り、船首と船尾の往復、ダッシュ、転倒、追いかけっこ。普段の三倍か四倍は体力を消費したと思う。我々も子どもも。証拠に今日は比較的すんなり寝た。いつものような、三十分も一時間も母の首回りにまとわりついてローリングする儀式はなかった。今のところぐっすりである。▼明日の便で帰宅。ラーメン探報中に乗ったタクシーの運転手さんに言われた通り、長浜ラーメンを食して立とうと思う。気のいいおじいちゃんで、ネットに載るような人気店は美味いだろうけど好み次第。それよりは長浜ラーメンを食って帰んな、と勧めてくれた。この地元民の推薦を疑うほど野暮ではない。

[3197] Jun 02, 2018

妻の用事で福岡へ。何ヶ月も前から予約していたので全くの偶然だが、ちょうど交流戦の日程と重なった。それもまさかのベイスターズ戦。極めつけに、泊まったホテル「ヒルトンシーホーク福岡」はヤフオク!ドームの隣であった。確信犯と疑われても冤罪を免れ得ない条件の揃いようである。贅沢な運の使い方だ。▼せっかくなので三塁側内野立ち見席にお邪魔してみた。8回表からという終盤参戦だったが、筒香のタイムリーあり、ロペス敬遠で満塁のチャンスあり、一点差で迎えた8回裏のピンチを凌ぐ投球あり、9回も先頭バッターが出て送りバントも決めて得点圏にランナーを進めるなど、2回分にしては見所が多かったと思う。▼抱っこ紐で同行させたベイスターズスタイの息子も試合の行方を真剣に見ていた。すぐに飽きて嫌がるかと思ったが、ゲームセットまで釘付けだったのは嬉しい誤算である。応援の音や雰囲気が目まぐるしく変わって楽しかったのかもしれない。

[3196] Jun 01, 2018

常用の抗アレルギー薬をザイザルからビラノアに変えてもらった。就寝時の対策として処方されていたが、私の場合、ザイザルだと服用翌日も眠気がきつく仕事に支障をきたしてしまう。その旨を伝えたところ、効果の切れ味が良く眠気も出にくいという新薬・ビラノアを紹介してもらえた。▼抗ヒスタミン効果はジルテック以上。それでいてお値段はデザレックス以下。いいことずくめではないか。空腹時に服用しないと効果が薄れてしまうそうだが、食後二時間以上経過していれば就寝前でもよいようなので、運用にさほど面倒はない。個人差によって副作用が出ないとも限らないので、試用として二週間分を処方してもらったが、今のところ効き目も良く眠くもなっていないので、今後はこちらに切り替えてもらおうと思う。知らぬ間によい薬が出来ているものだ。実にありがたい。▼明日から遠出。何を忘れても薬を忘れるわけにはいかぬ。現地調達できない筆頭アイテムである。

[3195] May 31, 2018

今日の楽天戦は文句なく今季のベストゲームだった。▼現時点でパリーグ唯一の防御率一点台、楽天・岸の投球はほとんど完璧だったと言ってよい。その岸のわずかな隙を捉えて得点に繋げたベイスターズの中軸。見事だった。宮崎の逆転2ラン。9回裏2アウトからの筒香の同点弾。結末は山下幸輝の殊勲打、そして涙のヒーローインタビュー。神里も攻守にわたって立派な仕事をした。桑原も土壇場で結果を出した。ルーキー東は最後まで踏ん張って試合を作り、リリーフ陣は同点を守りつづけた。お互いに厳しい場面を何度も乗り越えた。どちらが勝ってもおかしくない試合だった。醍醐味、盛りだくさんだ。現地組が羨ましい。▼明日からはソフトバンク戦。阪神をスイープして本拠地に帰る上向きのソフトバンクに勝つのは並大抵のことではないが、ベイスターズの調子もけっして悪くはない。今永も故郷凱旋登板となる。ぜひとも去年の日本シリーズの雪辱を果たして欲しい。

[3194] May 30, 2018

子どものわがままパワーが日ごとに強大化していく。スーパー二歳児への道を着実に歩んでいるようだ。最近は、朝のベビーカーを拒否するようになってしまった。無理やり乗せても座席から足を突き出してコイキングよろしくビチビチ跳ねるので、仕方なく途中まで片手に抱っこ、片手にベビーカーで連れていく。出社時間もぎりぎりである。▼上機嫌で遊んでいてもひとたび気に入らないことがあれば癇癪を起こす。爆発するとしばらく手がつけられなくなるが、大好物のゼリーを見せると大人しくなることが多い。ワンワン泣き喚いているところへゼリーの袋を見せると、けろっとして「あ!」とか「あた!」とか言う。今泣いたカラスがなんとやら。よく言われるが、目の当たりにすると笑ってしまう光景だ。▼もちろん食べるのが大好きなのだが、食べなくても持っているだけでそこそこ安心するらしい。今日は二つ握りしめてベッドに入った。しばらく頼ることになりそうだ。

[3193] May 29, 2018

マリオオデッセイ、続報。「都市の国」で遊ばせてもらった。▼酔うのは相変わらず。特に今回はマップの立体感が強いので、飛び回っていると早い段階で気持ち悪くなってしまう。これはもう、適度に休憩しながらプレイするしかなさそうだ。二人で交代しながら遊ぶのがちょうどよいかもしれない。▼「都市の国」はマリオらしからぬ異色の国。発売前のトレーラーでも話題を集めた摩天楼のステージだ。ビルとビルのあいだを壁キックで駆けのぼり、タクシーを踏み台に大ジャンプ。なんだか別のゲームに迷い込んだような感覚である。いつものマリオ、知らない世界。新鮮さが意図的に演出されている。▼コインの使い方も絶妙だ。背景に馴染んでしまったり、オブジェクトに遮られて見えにくくなっていたりする重要な経路には決まってコインが置いてある。プレイヤーはコインのならびを見れば、そこに道があると認識できるわけだ。記号的だが都合的でない良い導線である。

[3192] May 28, 2018

とっても不愉快な電話勧誘を受けた。貶す内容になるので例によって具体名は省く。児童用英語教材だ。▼開口一番。街頭で渡したサンプルを子どもに聞かせたかと訊く。これだから「アンケート」には答えたくないのだ。まだ聞かせていないというと、では今日からでもぜひ聞かせてください、今すぐにでも構いません、などと言う。そうして、英語は早いうちから耳に入れるのが大事なんです、アメリカに住んでいる子は二歳、三歳になったら英語が喋れるようになるでしょう、それと同じなんです。**君も今のうちから英語を聞かせれば、三歳には英語が出て来るんです……などと延々まくしたててくる。わかりました、しかしこちらのペースでやりますので、と言っても全く聞かない。お父さん、違うんですよ。本当に早くからが大事なんです。うちの子も食事のときに聞かせているんですが、云々……。▼結局、この電話で二度と関わりたくないと思った。営業のセンスなし。

[3191] May 27, 2018

電子マネーiDを普段使いするようになって思うこと。▼一、意外と対応していない店が多い。特にパン屋さん。中・大手のチェーンでも非対応なのは驚きだ。現金のみとなっておりますと言われたときの失望感は大きい。当然、持ち合わせがなければコンビニなど別の店で済ませることになる。機会損失は少なくなさそうだが、いいのだろうか。▼二、よくEdyと間違えられる。無理もない。アイディとエディである。AIでも正確には聞き分けられまい。発声時に「アイ・ディでお願いします」と一拍置くようにしたら、誤認されることは少なくなった。▼三、なんだかんだ言って便利。コンビニの支払いをiDで済ませるようになると、今まで現金でちまちま小銭を払っていたのは何だったのかという気分になる。あの煩わしさは完全に無駄だった。そう考えるとおじいちゃんおばあちゃんの方が導入メリットは大きそうだ。後ろの待機列に申し訳なく思って焦る必要もなくなるだろう。

[3190] May 26, 2018

良い作品とは何だろう。人に何かを考えさせる。人の記憶に残る。人に新たな視野を授ける。何らかの真理に気づかせる。人生に良い影響を与える。励ましになる。前向きな気持ちにさせる。迷っている背中を押す。希望を抱かせる。息抜きを与える。リラックスさせる。安心させる。日々の楽しみになる。憧れの対象になる。……。▼いろいろな言い方があり、どれも正解である。問題は、私やあなたがこれらのうちのどの属性をより重要だと考えるかだ。人に利するという点でたいした違いはないが、たいした違いがないからこそ並び順は大切である。私は「人に何かを考えさせる」を選ぶだろう。そのあとに「前向きな気持ちにさせる」や「息抜きを与える」を続かせる。四番目、五番目も選んで行けると思う。▼そうして、その選択はきっと、良い人間とは何かという問いに対する自分なりの答えでもあるに違いない。人としてそうありたいという願いを作品に仮託するのである。

[3189] May 25, 2018

「ウマ娘」のゲーム事前登録をしてからしばらく経つ。そろそろ配信日の告知が来ても良さそうな時期だ。アニメにも力が入っているので、期待値は高い。▼ゲームの詳細は不明だが、ウイニングライブのプレイ動画を見るに五人組アイドルユニットの育成がメインになるのだろう。アイマス系のゲームにはあまり興味がないので、遊べるかどうかはライブよりレースのゲーム性にかかってくる。ダビスタほど本格的であれとは言わないが、お飾りでないと嬉しい。▼しかし、好きな馬を五頭挙げよと言われたら誰だろう。ヒシアマゾンとダイワスカーレットは当確として、あとは競馬を始めるきっかけになった馬であるライスシャワー。残り二頭は難しい。スイープトウショウ、メジロドーベル……あたりだろうか。「ウマ娘」的には五人ともあまり好みでないのが歯がゆいところだが、育成系ならひいきはしてしまうだろう。アニメではセイウンスカイが良かった。人気になりそうだ。

[3188] May 24, 2018

『ウマ娘 プリティーダービー』アニメ視聴中。田舎育ちのドジっ子スペシャルウィークを見るのは競馬好き的に複雑な気分だが、馬同士の絡みなどは史実を適度に取り入れていてオールドファンにもおいしく仕上がっている。やりすぎず、やらなすぎず。バランスは良い。▼プロモーター・武豊も衝撃的だ。思い出の愛馬であろうスペシャルウィークがまさか女の子になって蘇るとは。さすがに想像していなかった展開に違いない。心中いかがなものか。▼ダービーのライバルにエルコンドルパサーを持ってきたのはよかった。この二人がダービーで戦っていたらどちらが勝っていたのか、当時空想した人も少なくないだろう。その幻の対決を二十年越しにアニメで実現してみせたわけだ。もちろんセイウンスカイとキングヘイローにも見せ場をつくりつつ。「スズカちゃん」のローテに天皇賞秋という不穏な設定が明かされながらも、98年を基調とした物語がふんわりと進んでいく。

[3187] May 23, 2018

とあるアルバムCDの曲を八曲聴く。その偽らない感想。▼一曲目〜五曲目は総じて曲の目的が見えてこない。言いまわしは格好良いが、何が言いたいのかよくわからないというやつだ。カタルシスもなく、悪い意味で背景音楽になっている。とにかくインパクトと納得感に欠ける。▼六曲目は別人が作曲したのかと思うほどグレードアップ。別人ではないので、別の時期に作られた曲の可能性が高い。後半の構成がいまひとつではあるが、これはなかなかと思える序中盤の出来映えだ。五曲目までとは違い、明らかに耳を引くものがある。七曲目も同じ理由で良い。まとめの「まとめていなさ」は気になってしまうが、これはもう仕方ないと諦めるしかない。かっちりまとめるには向かない作風だ。八曲目は複雑でよくわからなかった。六七の流れではあるが、質を度外視して趣味に走ったものだろう。▼後半の方が優れるのは未来があって良い。メジャーを目指して突き進んで欲しい。

[3186] May 22, 2018

久しぶりに紙の本を買った。『ヘンテコノミクス』。サンプルを見かけたときに読みたいと思ったきり存在を忘れていたが、今日、たまたま本屋で再会したので機を逃さないよう即買いしたものだ。買う前に携帯で調べたところ電子版はなかった。これがあるから電子書籍への完全移行は難しいと思わずにはいられなかった。読みたい本がない。本末転倒である。▼第一、本屋で面白そうな本を見かけるたびに電子版の存在確認をする手間も馬鹿にならない。電子版がないことを確認してからしか紙の本が買えないというだけで余計なストレスになる。加えて、アナログ世界なら気になる本を買うための手順は「今、ここで本をレジに運ぶ」しかないが、デジタル世界ではこれが「AmazonでKindle版があるかを調べ、あればレビューにざっと目を通した上で好きなタイミングで購入、電波の良い環境でダウンロードする」になる。これでは興味を惹かれた程度の本は買いにくい道理である。

[3185] May 21, 2018

ひきつづき「マリオオデッセイ」のプチプレイ感想。酔いの問題があるので、あんまり早くは進められそうにない。▼音楽は今のところ傑出した感じはない。BGMとしては綺麗に世界と調和してゲームを飾っているが、映像よりも音楽に心を奪われるほどアガる曲は見つからない感じだ。ゲーム音楽ならむしろ普通のことである。マリオギャラクシーが名曲揃い過ぎたせいで期待値が上がっているだけのことだ。それにまだ序盤。もしかしたら後半の方には、稀代の名曲が眠っているかもしれない。▼人に話しかけたとき、会話開始のAボタンでジャンプしてしまうのがストレスフル。このボタン割り当てはつらい。おかげで罪のない町人や動物を何度も何度も踏みつけてしまい申し訳ない気持ちになる。最初のうちは笑えるが、やがて単なるイライラになってしまいそうだ。▼レベルデザインは流石の一語。ステージギミックもシンプルで面白いものが多く、遊び甲斐はあると言える。

[3184] May 20, 2018

見ているだけでは何なので、私もちょっとだけオデッセイをプレイ。逆さピラミッドまでクリアしてみた。操作系がほとんど64マリオなのでたいへんやりやすい。ガイドを見なくてもすぐに自由自在な動きが出来るようになる。楽しい動きと、爽快な演出。これまでのマリオの良いとこ取りを成功させている。▼しかし、小一時間プレイしたところで問題が発生。なんとリアルに吐き気がするほど強烈に酔ってしまった。3D酔いである。この手の酔いに強い方では決してないが、スパイダーマンのように空中を飛び回るようなゲームでも耐えられてはいた。旧マリオシリーズはゼルダでも酔ったことはない。だが、今回は重症である。▼理由はカメラの仰角自動制御と思われる。意図せぬ仰角の変化はカメラ酔いを引き起こす最大の原因のひとつだ。オデッセイのカメラは制御がきつすぎると感じた。砂漠のアップダウンで仰角が目まぐるしく変わるのは最悪だ。ここだけは頂けない。

[3183] May 19, 2018

ニンテンドースイッチを購入。マリオとゼルダはやはりプレイしておきたかった。これは妻の希望でもある。二人とも遊びたいと思っているタイトルがあるなら、敢えて買わない理由はない。▼今はマリオオデッセイを横で見ている。操作と動きは「マリオ64」に近く、演出は「マリオギャラクシー」譲りといったところ。シリーズファンには嬉しいつくりになっている。キャプチャシステムも面白い。マリオ以外のアクションを駆使してワールドを攻略するのは新鮮だし、ワンワンやキラーがどんな動きをするのかは長年のファンなら知り尽くしているので、初見でも直感的に動きまわることができる。このあたりは任天堂ならではの強みを活かしたデザインと言える。▼正統続編が出るたびに思うが、マリオは常に進化している。マリオIPを蕩尽してなるものかという任天堂の強い意志を感じる。マリオを作れば儲かるんだから楽な商売――などとは、全くの的外れということだ。

[3182] May 18, 2018

ザイザル錠を服用すると効果覿面に眠くなる。眠くなるだけなら就寝前に遠慮なく飲みたいところだが、次の日も夕方くらいまで意識の晴れなくなるのが問題だ。服用翌日はどうしてもぼうっとする。日常生活を脅かすほどではないが、高い集中力を要求される業務では障害になる。全体的なパフォーマンスの低下は自覚できるレベルである。▼私がザイザル錠を服用する主な理由は就寝時の抗アレルギーだ。覚醒時の効果は求めていない。素人の無知な言い分かもしれないが、量等を調整して影響時間を短くするようなことはできないものかと思う。5mgで二十時間なら、2mgで八時間……というわけにはいかないのだろうか。▼いかないのだろう。そんな単純計算がまかり通るなら20mgの服用で向こう三日間持つという理屈になってしまう。これでは屁理屈にもならぬ。とはいえ私のニーズを満たす薬がないのも事実。半分に割って飲んでみる実験くらいはしてみてもいいかもしれない。

[3181] May 17, 2018

美しいコードとは何か。▼インデントが揃っていて見栄えの良いコードのことでないことは明らかだ。美しさとは当然、論理の美しさである。では論理の美しさとは何か。尺度は複数あるだろうが、第一に無駄がないことだ。求められた機能を必要最小限の処理でこなしているコードは美しい。余計な状態変数、冗長なチェック、不適切なアルゴリズムの適用。実に美しくない。無駄がないとは、機能的であると言い換えても良い。▼第二に未来が感じられること。プログラマは将来の仕様に備えてコードを書くべきでないとも言われるが、今、たまたまそうなっているに過ぎない仕様でしか通用しないコードはやはり醜悪である。将来の拡張性に無頓着なコードは美しくない。美しいコードは、将来に備えるという理由で余分な処理を行いはしないが、ありうる拡張に対しての正確な予見をもとに構成されている。▼第三、第四と続けるには四百字の壁が高い。今日は二個にしておこう。

[3180] May 16, 2018

プログラミングの話題、まとめ。▼最適化設計で最も重要なのは、目的を見失わないことである。パターンもアルゴリズムも所詮は手段に過ぎない。成し遂げたい「最適」とは何かを明確に定義し、そのために最も効果のある最適化だけを行うこと。言い換えれば、常にボトルネックに対して最適化を施すこと。関数呼び出しを減らすことや、命令数を減らすこと、スレッド効率を上げることは、最適化の目的ではない。では目的がスループットの向上なら命令数の減少に取り組むべきでだろうか。関数呼び出しを減らしてスレッドをフル稼働させるべきだろうか。否。その関数群を呼ばなくても同等の機能が実現できないかを検討するのが先だ。もしかしたら、そんな機能などいらないかもしれない。必須でない仕様がボトルネックになっているなら変更や削除を掛け合う価値はあるだろう。「どんなに高速化された処理より、何も処理しない方が高速である。」目的を見失わないこと。

[3179] May 15, 2018

つづき。並列化の最適化に唯一の解はない。しかし目的には唯一の解があるのではないのか。たとえばシステム全体のスループット向上。同等の仕事をより短時間で行うことは分散処理の至上命題であるはずだ。▼誠に遺憾ながら、これも正しくない。プログラムの目的によってはスループットを犠牲にしてでも特定の処理のレイテンシを短縮しなければならない場合がある。たとえばオーディオの処理。あるいは格闘ゲームの入力処理。こうした処理は他のスレッドの状態に関わらず固定時間で確実に終えなければ音飛びや入力落ちなどの不具合を誘発してしまう。スケジューリングをした結果、該当スレッドにはしばらく待ってもらうのが最適という結果になりました――では困るのだ。▼そして、可読性と保守性の問題。理論最適解が現実的な最適解とは限らない。誤差レベルの命令数を減らすために誰も読めないコードを書くのは、二重の意味で低レベルなプログラマだけである。

[3178] May 14, 2018

たまには真面目なプログラミングの話。▼並列化。最初はミューテックスやセマフォでガチガチに保護する。よくわからないけどデータが壊れては大変だから。そのうちプロセス間同期が不要な個所はクリティカルセクションに切り替える。ロックはコスト高な処理という意識が芽生えて来る。一方、この頃からスレッドの最適化についても考え始める。できるだけスレッドの実行効率を高めたい。ならばビジーウエイトなど以ての外ではないのか。スピンロックが最低の待ち方に見えてくる。だが高価なロックも取りたくない。よろしい、ならばロックフリーだ。ノンブロッキングこそ至高の並列化設計だ。アトミック変数とCASで楽々ロックフリーなリングキューの完成だ。……。▼しかし現実は非情である。ロックフリーはたいていの場合、単純なロックによる設計よりも速度が遅い。理由を書くには余白が狭すぎるが、ここが並列化の最適化に唯一の解はないと知る段階である。

[3177] May 13, 2018

弟から紹介されたインディーズ系のダンスミュージックを縦横無尽に聴く。プレイリストの共有機能は地味に便利だ。▼二十曲くらい聴いた。気に入ったのは四曲か五曲。ごった煮の個人リストでヒット率二十五%程度なら悪くはない。イントロで切った曲はひとつもなかったが、中盤がダレる曲はそこそこ。大サビが肩透かしな曲、風呂敷が畳めていない曲、畳み方に失敗している曲、畳む気すらない曲――が残りの大半を占めた。もう少し上手にまとめてくれたら面白かったのにと残念に思う曲も多い。まとめる難しさはイヤというほど知っているから責める気はないが、聴き手としてはやはりがっかりする。がっかりさせてはならないと思いを新たにさせてもらった。▼尚、一人だけ明らかにプロ級の音づくりをしている人がいた。特にキックの質が頭抜けている。なんというエモいキック。それだけで気持ちが持っていかれる。隠れプロではないだろうか。音単品の偉大さである。

[3176] May 12, 2018

人工知能搭載型スピーカーの動画広告をよく見る。「アレクサ、キッチンペーパーを注文して。」無くなったと気づいた時にすぐ注文を確定できるのは、買い忘れ防止に良さそうだ。わざわざ口頭でお願いするのは逆に面倒くさそうにも思えるが、洗剤の自動投入が思いのほか便利であったように、自分でアマゾンへアクセスして商品を検索し購入するという数手間がなくなるだけで案外快適なのかもしれない。▼他に用途の代表例としてしばしば挙がるのが音楽再生だ。曖昧なリクエストでもそれなりな選曲をして勝手にBGMを流してくれるのは便利だと言うレビューも見かける。「スーファミ時代のRPGの名曲をメドレーで流して」のようなリクエストも叶えてくれるなら台所仕事がちょっとだけ楽しくなりそうだが、さすがにまだ難しいだろう。権利の問題もある。対応する聞き放題サービスにない曲は流せまい。▼仮想通貨同様、三年後、五年後に期待して動向を見守りたい。

[3175] May 11, 2018

見なくてもわかる。喉が真っ赤だ。一日中咳をしていたせいで朝よりもさらに痛い。唾を飲み込んだだけでも思わず肩を竦めてしまう。秘蔵のアズノールとトローチでごまかしながらやっていくしかない。なかなかつらい。▼咳で体力を失っているのも困りものだ。ひとたび咳き込んで床にへたり込んでしまうと再度呼吸を整えて立ち上がるまでに時間がかかってしまう。全身から力が抜けていくような感じがする。年なのか体力低下なのか、とにかくロクな状態ではない。早いところ健康な状態にもどりたい。▼あんまり風邪をひきつづけるようだと別の病気も疑われる。毎年の社内健康診断では視力以外問題なしで通っているが、今年の冬あたりから急激に身体不調に見舞われている気がするので、去年十月の診断では安心できない。行きつけの内科では同じ薬を出されるだけだし、どこか大病院で一度診てもらった方がいいのだろうか。この風邪の治癒後に様子を見て考えてみよう。

[3174] May 10, 2018

朝、病院へ。診断としては、最後に嘔吐してから十時間以上経っているので問題なかろうとのこと。子どもの嘔吐はたいてい一日で治るのだそうだ。熱もないし、本人は元気一杯である。今日、少しずつ食べさせて問題がなければ、明日からは普通に登園できるだろうとのことだった。処方箋も出なかった。▼園に休みの連絡を入れる。ちょうど胃腸の風邪が流行り始めているのだと主任の先生が言った。やっぱり保育園経由でもらってきたようだ。今日は大事を取るが本人はいたって元気である旨を伝えると、安心した様子でお大事にと言ってくれた。▼子どもが治ったら次は大人である。保育園の先生たちも戦々恐々だろう。涎、鼻水、吐瀉物、排泄物の始末をしながら、感染するなという方が難しい。私も午後から胃の調子が悪くなってきた。昼ごはんの後は自分が吐くかもしれないと思ったくらいだ。今は落ち着いている。代わりに咳がひどい。週末は療養することになりそうだ。

[3173] May 09, 2018

子どもがウイルス性胃腸炎にかかった、かもしれない。▼顔色は良く、いつも通り飛んだり跳ねたりしていて見たところは元気だが、極端に食欲が無く、口にしたものは全部吐いてしまう。風呂上がりにミルクを吐き、寝る前にもういちどミルクを吐き、寝てからすぐに麦茶とご飯を吐き、ついさっきまたしても麦茶を吐いた。もう吐くものも残っていないだろう。吐いて水分が足りなくなるので強烈に飲み物を求めるのだが、また戻してしまうことは目に見えている。備蓄の経口補水液をちょっとずつ与えて一晩様子を見るしかなさそうだ。▼もともと風邪気味だったので最初に吐いたときは単なる体調不良と思っていたが、何度も吐く場合、ウイルス性胃腸炎の可能性も高いらしい。顔面蒼白とか、熱があるとかではないので、重症ではないのかもしれないが、二次感染のことを考えていなかったので、吐瀉物にもどっぷりと触れてしまった。今週もまた波乱の週末になりそうである。

[3172] May 08, 2018

寒い。ブルゾンを着込んでも寒かった。ゴールデンウィークは照りつける日差しが熱くて眩しかったのに。打って変わって、今週は三月並の寒さが続くという。厄介なことに、先日、衣替えのためジャケットやセーターはみんなクリーニングに出してしまった。厚手の長袖もクローゼットの中だ。戦力になるのは、念のために残した三枚の長袖シャツと、短めのブルゾン一着だけ。着まわしてなんとか凌ぐしかない。▼何度も書いている気がするが、こうも寒暖が激しくては身体も無事ではいられぬというもの。またしても一家揃って風邪引きになってしまった。子どもは鼻水、妻は頭痛、私は喉の痛み。三者三様に体調不良である。さいわい三人とも症状は軽めだが、今後悪化すればまとめて床に臥す悪夢もあり得ない話ではない。水分、栄養、睡眠をしっかり取って早期回復を目指している。▼しかし、寝る間も惜しんで創造に打ち込む趣味人は体調不良とどう戦っているのだろうか。

[3171] May 07, 2018

万人受けはしないけれど自分好みの絵柄、という画風は確かにある。嗜好に刺さるというやつだ。線のタッチが好き、キャラクターの絵柄が好き、全体の構図が好き、想像させる背後設定が好き――刺さる要因はさまざまだが、何が好きなのかを言語化できないことはめったにない。たいていの場合、なぜそれが好きなのかを言うことができる。▼ところが音楽になるとこれができない。万人受けはしないけれど自分好みの曲、という作風は確かにあるのだが、その理由を述べよと言われても、なんとなくとかフィーリングとか、しどろもどろになってしまう。せいぜい「Bメロのタメがいいよね」「サビの入りが痺れるよね」などと、肯定の対象を特定の瞬間に限定するのが精一杯だ。▼小説や映画に対しても好きな理由は言語化できる。できないのは音楽だけだ。なぜできないのかを考えてもできないものはできない。出来ている人がいる以上、得手不得手と考えるしかないのだろう。

[3170] May 06, 2018

子どもと中華屋さんで昼食を取ったときの話。▼近頃、ようやく色の概念を理解してきたので、真っ赤なソファ席を指して「これは?」と訊いた。「あか」と言う。じゃあ、と今度は着ている服の青い部分を指すと「あお」と返事。他にもいろんな赤や青を言わせてみたが、ときどきは言い間違えるものの、すぐに訂正して正しい色名を言い直す。赤と青はちゃんとわかっているようだ。▼しかしあるとき、真っ黒なテーブルの側面を指して「あか」と言った。ついに飽きて適当なことを言い始めたと思い、それは赤じゃないでしょうと嗜めた――が、嗜めた後で気がついた。たしかに、ソファの赤みが映り込んで、黒よりは赤に近い色をしている。ここだけ切り出したら赤が正解ではないか。黒だと思い込んでいたのは、黒いテーブルであるという認識に引きずられた私の方だったのだ。▼色を覚え立ての子どもの方が優秀な画家の目で世界を見ている。考えさせられる出来事であった。

[3169] May 05, 2018

一日挟んでしまったが、『シュタインズ・ゲート・ゼロ』の雑感まとめ。▼星は3.5としたい。トゥルーエンドにカタルシスがあれば4でも良かったが、トゥルーとは名ばかりの蛇足なオマケエンドだったので半分落としている。全体的に、予算不足なのか時間不足なのか、後半ほど目に見えてプロットが雑なのは気になった。黒幕との対峙も今ひとつだし、かがりをめぐる解決編も納得の行く出来ではない。シナリオに無印の水準を期待するのは酷かもしれないが、もう少し上手に風呂敷を畳んで欲しかったという思いはある。序盤・中盤が良かっただけにもったいないと感じた。▼とはいえ、無印との辻褄を合わせながら新展開を提示し、プレイヤーを再び「シュタインズゲート」らしい世界観に引き込んでくれることは、それだけで高く評価されるべきだろう。買って後悔はないし、最後の肩透かしはともかく、読後感も悪くはない。無印ファンになら勧められるタイトルである。

[3168] May 04, 2018

『横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール』へ行く。以下、雑感。▼ミュージアムへの入場は五十分待ち。さすがはGWだ。中へ入っても人の波で身動きが取りにくい。陳腐でも芋洗いと形容するしかない混雑ぶりである。子どもはSLマンのジオラマやパンづくりのギミックに興味津々。遊び尽くした後は二階の休憩所で一息ついて、アンパンマンの歴史を紐解いたりSLマンに乗り込んだりしつつ、一階へ。ボール広場では肝心のボールがなかなか手に入らなかったが、アンパンマンの着ぐるみが登場して他の子達が一斉に群がったところで、我が子はちゃっかりボールを回収して好き勝手に遊んでいた。着ぐるみには全く興味がないらしい。▼外で昼飯の後、戻ってショッピング。ヨドバシでも買えるおもちゃはスルーして限定品のシャツやマグカップを買った。あとは会社へのお土産など。子どもは終始上機嫌で寝るまではしゃいでいた。充実した休日だったと言って良い。

[3167] May 03, 2018

『シュタインズ・ゲート・ゼロ』の今日は良い点。尚、トゥルーエンドまで攻略済みである。▼設定と導入。これは文句ない。人工知能という題材もタイムリーだ。無印ファンなら食いつきたくなる要素が散りばめられている。食いつく側としてもありがたい。序盤から中盤にかけての牽引力。無印と比べても遜色ない引き込み力だ。特に「双対福音のプロトコル」でのクリスマスパーティーからの展開には痺れた。シュタインズゲートならではの醍醐味である。比屋定真帆のキャラクター性。ちょっと物分かりの良すぎる人な気もするが、岡部倫太郎との距離感は最後まで良い按配だった。華々しいヒロインという感じではないが、新キャラとしての魅力は十分あったと思う。群像劇。続編として登場人物のほとんどを引き継ぎつつ新鮮さを提供するには、今回のような語り手のアンサンブル方式を取るしかなかっただろう。これは成功していると思う。▼明日は綯い交ぜの雑感とする。

[3166] May 02, 2018

『シュタインズ・ゲート・ゼロ』総評。悪い点と良い点を二回に分けて書く。今日はマイナスの方。▼新規CGのクオリティ。これはペケ。旧作流用との併用でさらに落差が際立つ。正統続編を謳うならもう少し頑張って欲しかった。世界線の移動演出。サウンドのせいか無印より軽い印象が拭えない。本編の、まるで自分まで世界線を移動してしまったかのような、只事ならぬ深い音響が好きだった。負の世界線に辿り着いたときのうすら寒い恐怖は忘れがたい。ピンチの演出。武装した男たちのホールドアップ一辺倒ではさすがに飽きる。ドキリともしない。携帯ギミック。RINEの発想はナイスだが、知らないキャラのスタンプを使うのはメタすぎて没入感を著しく削ぐ。加えて、携帯そのものの役割も薄かった。電話が鳴るたびに不安が胸を埋め尽くす、あの本編ほどの存在感はない。▼以上、今日は批判的になってしまったが、明日は褒め殺し。二記事合わせて判断されたい。

[3165] May 01, 2018

今日は久々に東京へ。六厘舎でブランチの後、秋葉原をめぐる。LGの新型38インチを見にツクモへ行き、ワイヤレスヘッドフォンを視聴しにビックカメラ(旧ソフマップ)へ行き、ヨドバシカメラでキーボードやオーディオを物色。買いたい品が特に無いときのお決まりのルートを辿った。▼気になった品は二点。一つ目はロジクールの「ウルトラポータブルキーボード』。薄さ、軽さ、静音性、打鍵感。どれを取っても「ウルトラポータブル」の名にふさわしい出来映えである。スタンドによる角度、打鍵の深さ、キーピッチなど、持ち運びに必要とは言いかねる要素をしっかりと犠牲にして主要目的にフォーカスしている点が素晴らしい。iPadのお供にするなら一択だと感じた。▼二つ目は紙とペンでのメモがデジタル化できるアイデア商品『Bamboo Slate』。前から知ってはいたが、iPadのペンに失望した後で触り直すと、確かにこれしかないという気がしてくる。逸品である。

[3164] Apr 30, 2018

『シュタインズ・ゲート・ゼロ』プレイ中。しばらくはプレイレポになりそうだ。▼設定と導入にいたく感心している。数年ぶりに出る「続編」の引き込み方として、これ以上の解はなかなか無いのではないだろうか。若干のネタバレになるが、公式のストーリー紹介に載っている程度なのでご容赦いただいて――要するに、プレイヤーとして数年ぶりとなる紅莉栖との会話を懐かしむ感覚が、同じく紅莉栖と”懐かしい”会話を交わすことになる岡部倫太郎の哀楽入り混じる複雑な心境に自然と重なるのだ。だから、展開的には重めの開幕でも、あるいは世界観に触れるのが久しぶりで細部を忘れていても、すんなりと感情移入しながら本編の世界に帰って来ることができる。序盤の紅莉栖とのやりとりが、いわばメタ的に物語を再展開するための原動力になっている。▼もちろん狙ってそうしているに違いない。狙ってそうしているなら思惑は成功している。私もあやかりたいものだ。

[3163] Apr 29, 2018

『シュタインズ・ゲート・ゼロ』をプレイするべく、プレイステーションストアで検索してみた。6800円。ダウンロード版はフルプライスのようだ。一方、アマゾンではパッケージが2400円で売っている。この差ではさすがにダウンロード版は買えない。プライムお急ぎ便でパッケージを注文した。▼ダウンロード版をいつまでフルプライスで売るかは難しい問題だ。本来なら、モノのコストがかからない分ダウンロード版の方が安くあるべきなので、パッケージが値下げしたならダウンロード版も一緒に値下げするのが筋だが、この場合は売り手が違うので連携は見込めない。アマゾンが下げたから公式も下げるというのは無理筋である。▼しかし、そうはいっても発売から時間が経って価格差が開いてしまうと、今回のように公式ダウンロード版の方が不当な価格に見えてしまうのも確かだ。廉価版を待つまでもなく、徐々に定価を下げていってもいいのではという気もする。

[3162] Apr 28, 2018

『シュタインズ・ゲート・ゼロ』を観る。一話を有料で、二話を無料で。来週から忘れずにウォッチしていこう。▼思い返せば最初の『シュタインズ・ゲート』にはまってから早や七年。初プレイ時の記憶は今でも輝きを失わない思い出になっている。ただ、それからは公式も非公式もコンテンツを蕩尽するばかりで、原点に比肩するような新しい感動が生み出されることはなかった。キャラクターも好きではあるが、だからといって「シュタゲブランド」が典型的なキャラ物に回収されていくのは歯がゆかった。▼そうした流れの中で正統続編と銘打たれ登場したゼロ。比翼恋理はともかく線形拘束で「正統」の主張にも肩透かしを食らっていたので、これもまた世界を使い潰す公式同人に違いないと、発売時は冷めた心でスルーしてしまった。しかしアニメを見る限り、本編と辻褄を合わせながら新たな物語を紡ごうとしていて感触は良い。これならゲームにも期待が持てると思った。

[3161] Apr 27, 2018

現在二位、貯金1。八連勝から三戦挟んで四連敗。まだ大型連敗とは言えないが、連敗継続中であることを考えると縁起でもないが大型まで伸びないとも限らない。固め打ちならぬ固め勝ち、固め負け。今年の横浜ベイスターズは早くもジェットコースターだ。▼実は横浜に限らず、今年は極端に連勝と連敗を繰り返している球団が多い。三タテしたと思ったら次のカードで三タテされるというような展開がザラにある。イケイケムードと意気消沈モードを行ったり来たりさせられて、ファンもテンションの維持が大変だ。原因はよくわからない。突き詰めれば理由はあるのかもしれないが、勝利・敗北の要因を探るならまだしも連勝・連敗の種明かしをするのは時間の無駄だ。今のところはたまたま、と言うしかない。▼GWは満員御礼での連戦となる。首位には返り咲けないまでも、悪い流れを引きずらずに連休明けまで貯金を守って欲しい。今年は交流戦もいくらか楽しみにできる。

[3160] Apr 26, 2018

漫画村が閉鎖した。コンテンツを創る側の人間としては無法の跋扈に一応の終止符が打たれて安堵しているが、ほとぼりが冷めた頃に第二、第三の漫画村が現れることはもはや避けられないだろう。それまでにはブロッキングの法整備が終わっているから脅威にはならないという意見もあるが、私は懐疑的である。技術は進化し手口は変わる。法の穴をくぐる輩との戦いは、歴史的にも常にいたちごっこであった。▼もし、今後も違法な配布が後を絶たず、有効な対策も取られないとすると、未来のコンテンツは閉鎖的なコミュニティの内部でだけ公表・公開されるサロン式に逆行していく可能性が高い。公開したものが勝手に無料にされてしまうなら、対抗手段は「公開しない」しかないからだ。コンテンツへのアクセス権をブロックチェーンのような新しい技術でしっかりと担保することができるなら、この方向の未来にも目はあると思っている。詳しくはもう一記事使って書きたい。

[3159] Apr 25, 2018

子どもにジャンケンを教える。グーと言って拳を握ると、真似して拳をつくり「ぐー」と言う。パーと言って手を開くと、真似して「ぱー」と手のひらを見せる。最初は発音があやしくて「ご」とか「ばあ」とか言っていたが、何度もやっているうちにそれらしく聞こえるようになってきた。慣れてくると、こちらがグーを出しているのに覚えたパーで返してきたりもした。つまり何度か負けてしまった。▼ところで、チョキと言ってハサミをつくると「ぶひゃひゃ」と爆笑する。言えないし手の形も難しいということだ。わかってはいた。しかし、不思議なもので、彼の「応答できない誘いに対しては笑いで返す」姿勢は昔から一貫している。これは何?――タコ。これは何?――ワンワン。これは何?――ぶひゃひゃ。カニやバナナはいつまで経っても言えないらしい。▼笑ってごまかす。悪くないスキルである。そのまま素直に磨いて、明るく愉快な奴に育ってくれれば良いと思う。

[3158] Apr 24, 2018

iPadの純正スマートカバーを買う。風呂蓋とも揶揄される三つ折りのレザーカバーだ。実際、見た目といい音といい、揶揄されても仕方のない風呂蓋ぶりではある。子どもの頃に住んでいた家の風呂蓋はまさしくこんな感じであった。パタパタしているうちに幼少期の記憶がよみがえりそうだ。▼理由は画面保護ではなくスタンド目当て。購入者の半分以上は同じ動機ではないだろうか。三角に折りたたんだ状態はiPadの面積に対してかなり小さいので、タップに対して安定するのか不安だったが、さすが純正と言うべきか、見た目以上にしっかりしていて画面上部を強めに押しても倒れはしない。立てかけて読書をするくらいなら十分に用を成してくれそうである。▼尚、購入後すぐにレザーカバーをつけて持ち歩いてみたら、表と裏で摩擦力が変わりすぎてしまい滑りやすくなっていたため、背面もソフトカバーで保護することにした。重くなったが取り回しは良くなったという所だ。

[3157] Apr 23, 2018

今日は妻が会社を休んで子どもの看病。しばしば不機嫌で癇癪は起こすものの、朝からパンを食べるなど食欲不振には解消が見られたようだ。帰宅後は久しぶりに飛んだり跳ねたりしてはしゃいでいた。寝る時間になっても遊び足りないのか寝室からリビングに帰ってくる始末。土日に比べれば元気十分と言える。完治とは言えないが、明日の保育園復帰は朝の様子を見て決めよう。▼そうして、お決まりのパターンだが今度は夫婦ともども大人の方が体調不良になってきた。症状は二人とも腹痛なので同じ風邪と思われる。子どもが唐突に泣きわめいていたのはやはり腹痛だったのだろう。心なしか食欲も乏しい。昼食も大盛りにはしなかった。とはいえ、私の方は仕事に支障を来すほど酷くはないので、たまにきりきり痛む腹を抱えつつ問題のない日常を過ごしてはいる。食欲不振もダイエットと思えば苦にはならない。普段が食べすぎという説もある。睡眠さえ取れば問題なかろう。

[3156] Apr 22, 2018

子どもの体調、戻らず。結局、週明けを迎えてしまった。明日も保育園には行けそうにない。▼大人しくしているのは外出時だけ。家にいるときは常に唸るか泣くかで、二十四時間不機嫌状態だ。食事も全く受け付けないのでゼリーと飲み物で凌いでいる。ぽっこりお腹がすっかりスリムになってしまって心配極まりない。ただ、大泣きのときも動画を見せたりミルクを与えたりして気を引くと泣き止むことがあるので、腹痛で呻いているにせよ腸重積のような重篤な症状ではないと思われる。泣き出すきっかけが母親の不在という点もそうだ。とにかく身体がつらいのでどうにかしてくれという訴えなのだろう。しかしどうにもできないのがこちらもつらいところだ。▼昨晩同様、今晩もロクに寝ないことが予想される。たいへんな月曜日になるが踏ん張るしかない。一週間は元気がもどらない可能性もあると医者は言っていた。なんとか乗り切って、倒れるならGWに倒れるしかない。

[3155] Apr 21, 2018

子どもが体調を崩した。水曜日に発熱して、木曜日、金曜日と三十八度付近を維持、土曜日になっても食欲がもどらず終始不機嫌と言う状態だ。夜は頻繁に起きて泣くし、ひとたび機嫌を損ねると火が点いたように泣いて暴れて全てを拒絶する。抱っこを求めて縋り付くのに抱っこすると全力で逃げ出し、着地するとまた足元で抗議といった支離滅裂な行動も見られた。何を考えているのか全く不明だ。二歳児に向けてわがままさも出てきているのかもしれない。▼医者によると、食べないことについては栄養を気にせず、ジュースやゼリーなど食べやすくて口にするものだけあげればよいとのこと。ただし水分だけは通常以上に摂らせるようにと言われた。お茶だけでなく野菜ジュースや薄めたポカリスエットなどが吉。言われるまでもなくそうしていたので問題はない。とはいえ、あんまり長引くようなら心配だ。週明けにはよくなるという医者の見解を信じて明後日を待つしかない。

[3154] Apr 20, 2018

ピーナツせんべいを一枚かじる。名代厚焼ピーナッツ。名代……ミョウダイ。いや、何かがおかしい。ミョウダイとは代理人のはずだ。部長の名代として参りました、というような。辞書にも確かにそうある。そして、他の意味はない。▼では、この菓子や蕎麦など食い物の主張に見かける名代とは何か。恥ずかしながら知らなかったが、これはミョウダイではなくナダイと読むらしい。「名前を知られていること。評判の高いこと。」要するに名物だ。名物なら食い物につくのも納得である。名菓、名物、名代、こう並べるとメイダイと読みたくなってしまうところだが、ぐっとこらえてナダイで覚えよう。▼ちなみにナシロと読んだ場合は「大化の改新以前の皇族の私有部民」を指すらしい。古事記に記されている言葉だそうだ。ミョウダイ、ナダイ、ナシロ。名代と書いて三つの読みと三つの意味。ナシロはともかくナダイはいつか役に立つこともあるだろう。日本語は実に難しい。

[3153] Apr 19, 2018

Aは教育理論と人の目利きに誇りを持つ優れた教師である。あるとき、Aのもとに一人の生徒希望者がやってきた。その道の経験はなく才能も並だが、やる気と素直さを持ち合わせた学習能力の高い若者である。彼は訊いた。***と同じレベルの作品を創れるようになりたいのですが、どれくらいの時間がかかるでしょうか。Aは答えた。それならXXXもあれば出来るでしょう。……。▼経験の価値を見積もりたいという要求に対して適切な問いの立て方が見つからず、あれこれ考えた末に思いついた例え話である。***のところに自分の作品が入ったとき、A――実際の教師でなくとも経験豊かな信頼できる誰か――がXXXに入れた時間は、自分の経験の価値としてきっと当たらずとも遠からずな時間換算になるだろう。▼私について言えば、XXXに入るであろう時間は私が実際に費やした時間より遥かに短いだろうと思っている。私のやり方はけっして効率的ではなかった。

[3152] Apr 18, 2018

勉強は入力、表現は出力。しばしばそう喩えられる。脳に情報を入れるか、脳から情報を出すか。▼この比喩に乗っかって話すなら、近頃、私の出力は枯れ始めて来た。意欲がないのではない。エンジンが錆びついたのではなく、燃料がなくなってしまったのだ。要するにネタ切れである。▼これぞ「勉強が足りない」というやつだ。私は今、はっきりと勉強不足を実感している。最近あんまり勉強していないな、というような自堕落への戒めではなく、出力量が入力量を上回りつづけていたことでストックが尽きかけていることを肌感覚で感じ取っているということだ。底が見えるようで格好悪いが、本当のことなので仕方がない。<表現する人>となる以前に溜めていた人生を、ここで一旦吐き出しつくしたのだ。▼よし、それじゃあ勉強だ、また書籍でも読み漁ろう、と言いたいところだが、すぐにはそちらに舵を切れない。いくらか思考の時間が要る。私に必要な入力は何だろう?

[3151] Apr 17, 2018

イーサリアム。あらかた投資が終わったので残りを放置していたら、価格水準が購入時の頃までもどってきた。短期の売却益で儲けようとしているわけではないから、日々の価格に一喜一憂することはないのだが、それでもグラフが毎日急下降を描いているのは面白くない。せっかく買ったコインの値段はできれば下落して欲しくないものだ。▼実用目的かつ長期保持前提の私でも右肩下がりの変動に危機感を覚えるのだから、デイトレードや信用取引の方々には想像を絶する心労がかかっているのだろう。FXで恐ろしいのは金を失うことではなく、心が壊れることだと誰かが言っていた。先行き不安な流れになると、食欲不振や集中力欠如など身体不良が怒涛のように押し寄せてくるのだそうだ。私は張ってすぐに結果の出ないギャンブルはやらないから、こうじわじわと真綿で絞め殺されるようなストレスには耐性がない。話を聞く限り、できれば金輪際関わりたくないものである。

[3150] Apr 16, 2018

今日は朝から喘息気味だった。咳は出ないが、気管支が細い。発作にならない程度の呼吸難である。出社から勤務まで支障はなかったが、ちょっと驚いた。何年ぶりだろうと思うほど久々の出来事だ。自分でも自分の喘息を忘れかけていたくらいである。ちょっとくらい体力がついたからって油断するな。思い出せ。きみの基本は病弱なのだ――そんな無意識からの警告なのかもしれない。▼ところで、記事内を「喘息」で検索してみると八件の該当がある。記憶にはないが2015年の9月には湿布薬のせいで軽い発作を起こしているようだ。それ以前には発作の記録も、気管支炎の記録もない。では、最後の発作はいつだったのだろう。こんなとき、物心ついたときから毎日記した検索可能な日記があったら便利だろうと思う。私の時代は無理だったが今の子どもたちなら出来る話だ。物心は言い過ぎでも、小学校あたりから書き貯めたらきっと何物にも代えがたい財産になると思う。

[3149] Apr 15, 2018

いつからか高級イヤホンの世界についていけなくなった。買う買わないの話ではなく、情報を追うのも諦めた格好である。▼原因は値段の異常な高騰だ。ほんの数年前まで、高級イヤホンのハイエンドは量販店モデルなら十万円がせいぜいだった。それ以上の価格の品はマニア向けのメーカーが通販で出すか、あるいは個人ブランドの改造品だった。数千円を妥当とするイヤホンの世界で、こだわる人が万札を投じ、その頂点に十万円クラスが君臨する。この分布は自然なピラミッドに思われた。▼しかし最近のハイエンドは毎年のように値段が上がり、今や三十万や四十万も当たり前になってきている。明らかに異常な上昇率だ。ミドルレンジとの乖離も激しく、価格を正当化する説得力も乏しい。すでにハイエンドを購入してしまった人が買い替える口実を与えるためだけに値段を吊り上げているかのような不自然さである。不自然な品を憧れの対象として見ることは、もうできない。

[3148] Apr 14, 2018

カナダドライから「ザ・タンサン」なる飲料が登場。ラベルには赤字で「強炭酸」、太文字で「STRONG」とある。どこまでが商品名かよくわからないが、そこまで言うならきっと強いのだろう。早速飲んでみた。▼炭酸の強度はマイルドな部類。「強」と殊更主張するほどきつくはない。ウィルキンソンの隣に並べるくらいだから強度に自信ありと踏んだのだが、残念、たいしたことはなかった。ただ、不味いわけではない。可もなく不可もないオーソドックスな炭酸水である。特別なアピールポイントがあるとすれば、それは恐らく値段が安いことだろう。安価でそれなりの炭酸水、というポジションを狙っているように見える。▼試飲した次の日、今度は「辛口」ラベルのついたウィルキンソンのタンサンドライなる品が陳列されていた。黒に金、ライザップのような色合いをしている。こちらは期待通り辛口と言うにふさわしい強度に仕上がっていた。やはりウィルキンソンが良い。

[3147] Apr 13, 2018

Bitpetから撤退したことで監視中のブロックチェーンゲームは3つとなった。他にも気になるタイトルは出てきているが、ここ数日はイーサリアム自体が高騰気味なので買い増ししにくい。よほど有力なタイトルが出てこない限りは動かない方がいいだろう。今はひきつづき情報収集でいい。▼ETH.TOWNが先行公開したミニゲームが破滅的に面白くなかったのは残念だった。ミニゲームだから面白くないのは当然と言われるかもしれないが、悪い見方をすればミニゲームですら面白そうに見せられないレベルのゲーム開発力であるとも取れる。ミニゲームはつまらないけど、本編は神設計などということがあるかどうか。そうあってくれと願うしかない。手のひらを返させて欲しい。▼CryptoCitiesは放置でよさそうだ。最初のゲームが出るのは二年後と言われても驚きはしない。それくらいのタイムスパンで考えた方がいい。▼World of Ehterには期待している。そろそろα版のはずだ。

[3146] Apr 12, 2018

曲。かれこれ二ヶ月近く悩んでいるところにようやく光が見えてきた。どう展開してよいかわからない期間が三割、理想の持って行き方が決まってから、その流れを成立させるための条件を見定める期間が七割。今回は後者がヘビーだった。出したい雰囲気を出せないのは純粋なテクニック不足である。こういうケースでは総当たり式の絨毯爆撃が効きにくい。いつも以上に時間がかかってしまった。▼とはいえ、それでも満足度は五割以下。繋がりの唐突なところがあり、ベロシティのおかしいところがあり、音の多いところもあれば足りないところもある。前半のリズムと後半のリズムが不釣り合いなのも未解決だ。展開と条件を明らかにしたところがスタートライン。やっと推敲の俎上に乗ったところと考えてよかろう。▼経験値の取得ペースが遅いせいで技術パラメータはいっこうに低いままだが、行き詰まった時に自分が今どのステージにいるのかを見極める力はついたと思う。

[3145] Apr 11, 2018

昼休み。ファストフードだったので久々に本屋へ行く。漫画新刊を一通り舐めた後、適当な雑学本を立ち読み。手に取るまで存在すら知らなかった本だが、読み始めると案外面白い。購入する気にもちょっとだけなった。結局棚に戻してしまったが、何かの拍子に買ってもおかしくはなかった。単に気分の問題であった。▼帰路。Kindle読書はこれが出来ないよね、という話を同僚とした。ウェブストアは検索とリンクで成り立っているため、興味のない本を「偶然」手に取ることはあまりない。読みたい本、ジャンル、最近話題の一冊など、事前に何らかの興味か情報がなければ購入ページに辿り着けないのが通常だ。しかし、ハマる読書のきっかけが適当なピックアップと気分での購入からもたらされることもけっして少なくはない。それに、検索とリンクを選定の頼りにしていると、同じ領域へこもりがちになる恐れもある。デジタルがアナログの完全上位互換になる日はまだ遠い。

[3144] Apr 10, 2018

バグらないプログラムから、バグれないプログラムへ。昨年度の私を総括すると、やはりこのスローガンになる。そのためのコーディングを自分でも徹底してきたし、思想を広めるべく様々な活動もしてきた。支持者も増え、手応えは感じている。今年度はいっそう強く推し進めても良いだろう。▼一方、それはそれとして新たな挑戦も自分に課したい。今のところ、それは「言語仕様」と「テスト」だと思っている。言語仕様の知識はだいぶ掘り下げてきたつもりだが、フォーラムに降臨する神々の説明力に比べればまだまだヒヨッコと言わざるを得ない。究極、私はコンパイラでなければならぬ。コンパイラがコードを解釈するように私がコードを解釈できるなら、それは言語仕様に深く通じたと言って良いレベルであろう。▼テストについては、とにかく語彙が少ないので文献を漁る。私たちが大きく遅れているだけで分野的には日進月歩の世界だから、情報に困ることはあるまい。

[3143] Apr 09, 2018

とある人の話。十年以上前、彼は日本に本社を置く企業の海外子会社に入社した。世はインターネット全盛期。情報化時代まっしぐらの時代である。誰もが時空を超えた融通無碍なビジネスを夢見ていた。その会社もご多分に漏れず、世界展開を目論んでいた。社のスローガンは「グローバル」であった。▼彼は慄然とした。会社方針を通達する回覧資料には「Grobal」の文字が躍る。これは失敗に終わるなと直感した。果たして、結果は失敗に終わった。その失敗が些細なスペルミスのせいかどうかは誰にもわからない。しかし、彼の直感は当たってしまった。しばらくのあいだ世界への進出意欲は鳴りを潜めた。方針にしがみつき、グローバル化と心中しなかったのはせめても賢明であった。▼十年の時を経て、その会社は再び海外で戦う意思を見せているようだ。大丈夫、今度は力がある。資料にも「Global」の文字が輝いている。やれるんじゃないかな、今度こそ。彼は微笑んだ。

[3142] Apr 08, 2018

昼間にたっぷり寝た。子どもが三時間も寝てくれたので、その間に昼寝をした形。おかげさまで夕方からは身体がよく動いた。休日らしいリフレッシュと言える。▼花粉のせいか鼻水・くしゃみ・目のかゆみは相変わらず。顔も少し腫れぼったい。昨日など、昼頃までは快調に過ごしていたのに、飲み物を買うためセブンイレブンまで散歩に出かけたら、帰るや否やひどい頭痛に襲われた。今の日本は花粉地獄と化している。そのことをあらためて思い知らされた。▼肌に付着しては肌荒れを起こし、吸引しては数々のアレルギー症状を誘発する。この花粉なるものが異常なほど飛び交う空間で生活していて、実際のところ長期的な問題はないものなのだろうか。鼻水とかくしゃみとか、そんなことを言っていられないレベルの深刻なダメージがあるのではと、だんだん不安になってくる。アメリカで暮らす弟は花粉がなくて快適だと言っていた。憂国の種が花粉とはなんとも嘆かわしい。

[3141] Apr 07, 2018

子どもにディズニーの映画を買うべくヨドバシカメラへ行く。狙っていたのはミッキーやドナルドやグーフィーが出てくるようなウォルトディズニーのいわゆる「ミッキーマウスもの」だが、店頭に並ぶのはカーズやズートピアなど最近の映画作品ばかり。古くてもせいぜい美女と野獣、あるいはシンデレラである。違う、そうじゃない。▼結局、ヨドバシカメラでは目当ての品は入手できなかった。帰りに近所のハードオフにも寄ってみたが、ここにもやはりない。DVDの品揃えは多いのに、ディズニーやどうぶつ系やドキュメンタリーが、なぜかブックエンドのラベルだけ残して在庫なしになっている。子ども向けDVDが中古ショップに売られないとは思えない。つまり、入荷するとすぐに売れてしまうのだろう。みんな考えることは同じというわけだ。▼そういうわけで、素直にアマゾンを頼る。検索したら懐かしいパッケージもいくつか出てきた。子どもの頃によく見ていた。

[3140] Apr 06, 2018

多くのブロックチェーンゲームは、遊べるバージョンが出る前にアイデアやビジュアルを公開してコンテンツのプレセールを行っている。しかし、実際にローンチするかもわからない、面白いかどうかも不明、品質もメンバーの顔写真からは窺い知れない、そんな状態の「ゲームの卵」がゴロゴロしているわけだから、金を出す対象の選定は難しい。皆、少ない情報から何とか将来性を推し量っている。▼その中でも、タイトルが信頼できる理由としてとりわけよく見かけるのが「レスポンスの速さ」だ。質問のメールを投げたら数十分後には返事が来たとか、公式チャットが活況で開発関係者が常に参加者と議論を交わしているとか、そういう事象から開発の「本気度」を見て取っている。逆に、反応が遅い開発は、やる気がないか、杜撰か、悪い意味で忙殺されていて着信すら見られないか、ともかく良くない状態にある可能性は高いだろう。定量的で信頼できるものさしだと言える。

[3139] Apr 05, 2018

マッチョは言う。筋力は全てを解決してくれると。▼実際、仕事で集中力を欠きやすいとか日常生活での消耗が激しいとか、何かと疲れやすくなったときに筋トレはきわめて効果的と言われる。当然と言えば当然だ。何かの病気でもない限り、忙殺によって疲れやすくなる理由はまず体力の低下である。毎日の仕事でヘトヘトを思っていても、そのヘトヘトは身体的・筋肉的なものではないので、身体の方はどんどん運動不足になっている。運動不足になれば体力は落ちる。体力が落ちれば身体は疲れる。効率は上がらず仕事時間が増える。悪循環に拍車がかかっていく。▼デスクワークの疲労と肉体の疲労は別物であることをどこかで強く認識して、筋トレをしなくてはならない。曲がりなりにも筋トレをしていた時の方が、確かに疲れにくかった。頭の働きが冴え、良いアイデアが浮かび、筆が進んだ。諸々の活動にもエネルギーが湧いてきた。あのエネルギーの源は筋肉だったのだ。

[3138] Apr 04, 2018

フェイクニュースの拡散が社会問題になっている。今日早朝に起きたアメリカのYoutube本社銃撃事件でも、事件後に無関係の人々が「犯人」として晒され、その嘘を信じた人たちによって拡散されてしまうという二次事件が起きた。無論フェイクであることは即座に判明したが、一歩遅れて拡散される真実が嘘を記憶してしまった人々の全員に届くとは限らない。実際、過激な嘘は真実よりも拡散性が高いことを考えると、事実の訂正は半分にも及ばないと考えるべきだろう。世界には取り返しのつかないダメージが残る。責任を取る者はいない。▼問題が深刻化した原因はリツイートの手軽さにあると思っている。自分の言葉で伝え直すなら一旦立ち止まって「これは本当のことか?」と自分に問い直す間が生まれるが、伝達に必要な工程がたったのワンボタンでは、驚きのニュースに思わず脊髄反射で押してしまうこともあるはずだ。いっそリツイートなど無くせばいいのにと思う。

[3137] Apr 03, 2018

会社で。ヒアリングのため普段行かない部屋を訪ねたら、今年の新入社員用と思われるPCが山積みになっていた。社内情報にあたるのでメーカー名は伏せるが、例年よりもひとまわりグレードアップしている。ディスプレイは見たところ格安の部類なので、こちらで予算を抑えてPC本体に回したのだろう。箱の中までは見られなかったが、刺さっているパーツの水準は大体想像がついた。▼各人に与えられるPCのスペックは数年前に比べれば遥かに良くなってきている。九分九厘がPC作業である我々の業務にとって、マシンスペックの向上がきわめて効率の良い投資だということに、上もようやく気がついてくれたらしい。辞めた先輩に聞いた話だと、昔は性能に我慢できず私物のPCを持ち込んでいた人もいたそうだ。そんな時代と比べれば十分恵まれた環境である。まだまだ不自由も多いが、理不尽なほどの不自由ではない。さて、今年はどんな新人がやってくるのだろうか。

[3136] Apr 02, 2018

タコとワンワンだけが全語彙だった我が子だが、この土日から急にいろんな言葉をしゃべり始めた。カラスの絵を見て「カーカー」と言い、ライオンなら「ガオー」と言う。ゾウも音は「ドウ」だが、ちゃんと識別して音を出しているようだ。他にも、バスのような乗り物は「ブーブー」、飛行機は「ブーン」。赤ちゃん言葉ながら名詞が出るようになってきたので、ちょっとだけ安心である。しかし、やはり最初にして最大のお気に入りが「タコ」というのは解せないが……。▼一方、毎日のように頑張って教えているサカナやカメやカニやバナナなどはちっとも言う気配がない。タコは聞かなくても言うのに、隣の魚は指を指しても「ん」とか「あ」とかしか言わない。そうして、テンションが上がると踊りながら意味の分からない奇声を発する。不思議な動作も増えてきた。大人から見れば意味不明だが、彼にとっては意味のある行為なのだろう。魔の二歳児の足音が聞こえてくる。

[3135] Apr 01, 2018

ウォッチしているDappsのひとつが、Discordであやしいキャンペーンを続々と打ち出している。詳細は書かないが、どれも何かと理由をつけてコインを付与するイベントだ。▼最初のうちはゲーム内で何々を達成したら付与といった形式で、プレイ促進の面もあったからナシとは言えなかった。しかし、近頃はゲームと何の関係もないタスクを達成した人に付与するイベントが増えている。もはや単なる現金のばらまきである。行為の是非はともかく、リリースされるゲームのクオリティは期待できそうにない。▼今の時代、誰に届いているかもわからないマスメディアに大金を投じるより、自分たちの商品に興味があるとわかっている小さなコミュニティに直接恩恵を提供する方が良い広告になるという判断は理解できる。口コミの力はいまだかつてなく強い。しかし、だからといって現ナマを配るというやり方はやはり強烈に信頼を損なう。広告で信頼を失っては本末転倒ではないか。

[3134] Mar 31, 2018

久しぶりのキドキド。子どもとめいっぱい遊んだ。▼壁に描かれた魚が好き。去年の十月頃は興味を示さなかったが、今回は魚やイルカをひとつずつ指さして名前をせがんだ。興味の対象が少々大人っぽくなった。▼ボールプールは自分で身動きが取れないので好きではない様子。他の子はボールの海に沈められると嬉しそうに笑っているのだが、我が子はすぐに苦情を言う。自分の動きを制限されるのがとにかく嫌いなのだ。そのくせプールの周囲にあるギミックは気になるので、無計画に飛び込んでは私に抱っこして連れていけと言う。明日は間違いなく足腰が筋肉痛だ。▼いちばん気に入ったのは魚の口にボールを入れるコーナー。入れたボールが下から飛び出してくる。しかし平均的身長の彼には届かない高さ。仕方なく私がボールの上に寝そべり腹の上に立たせて遊ばせた。これがたいそう気に入ってしまって、合計一時間近く遊んだと思う。明日は間違いなく腹筋も筋肉痛だ。

[3133] Mar 30, 2018

2018年のペナントレース、開幕。ベイスターズファンにとってはいろいろ思い出してしまう苦笑いの開幕戦となったが、ともあれ野球が始まったという嬉しさが勝つのでつらくはない。しばらくは勝った負けたに一喜一憂せず、主力の復帰を待ちながら会社の各球団ファンと意見交換を楽しんでいこう。▼それにしても守備の名手・大和の横浜初プレーがまさかのエラーというのは、驚いた人も多いのではなかろうか。横浜ファンのみならずぎょっとした阪神ファンもいるだろう。そもそも大和のエラー自体がSSR級。魔境ハマスタと言われる所以が何か本当にあるのではないかと思ってしまうくらいである。▼打てないよりも打たれるよりも、エラーはファンの胃痛の種だ。振り返ってみればあれが今年唯一のエラーだったなと笑い話にできるほど、ここから凡事徹底を貫いて欲しい。今日の件であらためて選手の気が引き締まったのであれば、十分価値のある一敗になるだろう。

[3132] Mar 29, 2018

イーサリアムが暴落している。NEM流出事件のときもビットコインなど他の通貨に比べると価値を落とさなかった方だが、ここに来てある意味では当然の値崩れを起こしている状態だ。黎明期の仮想通貨バブルは確実に終わったのだ。ようやくまっとうな技術としての仮想通貨のフェーズが始まろうとしている。▼ではイーサリアムの価格は今後また上昇していくのかと問われれば、もちろんそうとは言えない。むしろ、トランザクションのコストが割合で抜かれていく現状を考慮すると、少なくともゲーム利用のシーンではもっとJPY換算が落ちてくれないと使いにくい状態だ。シヴィライゼーション風の国盗りゲームも出てきたが、マスを取るたびにトランザクションで500円もかかるようでは敷居が高すぎる。しかし、これが5円なら石油王でなくても遊んでみようという気になるかもしれない。だから、近々価格が百分の一になったところで驚くべき事態ではないのである。

[3131] Mar 28, 2018

紙、紙、紙。マイナンバーカードを手に入れてから身分証明こそ楽になったが、相変わらず世間の手続きは紙ばかりである。この間も銀行で住所氏名電話番号をしこたま書いてきたところだ。身分証明にマイナンバーを提出しているのに、紐づけられているはずの住所や氏名を何度も別欄に記入しなければならない意味が全く不明である。ましてや、この銀行には私の口座がすでにあるのだ。データベースに登録済みの情報とマイナンバーとの照合よりも、私の記入する雑な文字の方が信頼できるとでもいうのだろうか。▼実際、書かせる方だってうんざりしているに違いない。処理する人だって、喜々として十人十色の汚い文字を解析してデータに打ち込んでいるわけではなかろう。無駄な労力でコストが浪費されるのは経営陣にとっても面白くない。もはや誰も幸せにならないのに、規則と習慣の慣性が大きすぎて何も変えられないわけだ。抱え落ちして滅ぶしか未来はないのだろう。

[3130] Mar 27, 2018

Discordで知らない人からメッセージが飛んできた。情報収集のために参加した某ゲームのチャンネルから辿ってきたのかもしれない。無視するのも何なので適当に応答してみたところ、聞いてもないのに様々な裏情報を教えてくれた。実際、どこにも載っていない情報なので関係者筋なのかもしれない。しかし、さらに突っ込んだ話をしているうちにやがて応答がなくなってしまった。あやしい勧誘だったのか、ただ単に情報を拡散したかったのか、それとも私から何かを引き出そうとしたのか。今となっては不明である。盛大な人違いだったのかもしれない。▼Bitpetには見切りをつけた。資産を売却して撤退。たいしたトランザクションを行っていないので傷はほぼない。Bitpetに限らないが、何をするにも手数料が高すぎて、結局は何もする気がなくなってしまうところが、ブロックチェーンの育成&売買系ゲームに共通する課題と思われる。微課金者に厳しいゲームはごめんだ。

[3129] Mar 26, 2018

四万円相当の卵が飛ぶように売れているプレセールがある。将来性は不明だが、不当なバブル感は否めない。▼投資者が元を取るにはゲームが流行ってくれなければならないわけだが、最初のモンスターを手に入れるために四万円以上を支払わなければならないゲームが果たして一般に流行り得るだろうか。大人気モンスターバトルゲームという触れ込みがあったとしても、「最初のモンスターを五万円で手に入れよう!」と言われて手を出せるユーザーがどれほどいるのだろう。▼結局、ゲームが広く流行るためには、初期投資は多くのユーザーにとって敷居の低い価格までダンピングされなければならない。逆に言えば通常の感覚で敷居が低いと思われる価格より遥かに高い値段で「標準装備」のプレセールが打たれている場合、先行者有利どころか先行者不利も覚悟しなければならないということだ。何でも先に飛びつけば良いというものではない。未来を想像する力が求められる。

[3128] Mar 25, 2018

近況。Bitpetは試してみたが様子見を経て撤退する可能性大。嫁さんも同じことを指摘したが、なんといってもキャラクターが可愛くない。可愛くないので愛着が湧かないし、育てる気にもなれない。マーケットプレイスを見ていても、レースのミニゲームのために敏捷ステータスが高いか、レアなパーツや属性を持っているペットだけが高値で売買成立している。ペットゲームとしては、いささか記号化するのが早い。▼加えて、定期レースの参加費を賞金として再分配する形式は、ちょっと賭博味が強すぎる。これなら競馬ゲームでやってくれと言いたい。(実際、今競馬でDappsを出したら生地ごとパイを持っていけそうな気がするのだが、どこかやらないのだろうか。)対戦要素は欲しいが、やはり課金する対象にコレクティブルとしての魅力もあって欲しいのである。でなければ、末端が損をする宿命からは逃れられまい。最終所有者が所有によって満足するのが理想であろう。

[3127] Mar 24, 2018

ブロックチェーンゲームで「このゲームは儲かります!」と謳っているものはプレイ候補から外している。あやしいからという理由もあるが、何より、せっかくゲーム界に訪れた千載一遇のブレイクスルーを儲かる/儲からないという利殖の視点で捉えるのはつまらないからだ。儲かるかどうかより面白いかどうかの方が何百倍も重要である。▼第一、結局のところブロックチェーンゲームはその性質上、本当に面白ければプレイヤーは勝手に儲かる。みんながこぞって遊ぶようになれば、ゲーム内資産の価値も上がり、ひいては基盤通貨の価値も増すからだ。逆に言えば、儲かることしか主張できないようなゲームが面白くなるとは思いにくく、面白くなければ長期的に見て人は集まらず儲かるはずはない。儲かるとしたら、それは開発者と先行者がなかば詐欺的に虚構の価値を売り逃げするだけであろう。詐欺が儲かるのは当たり前だ。▼求めているのは常に「面白いゲーム」である。

[3126] Mar 23, 2018

現在何らかの情報が出ているブロックチェーンゲームについては大体調べた。調査結果は自分なりにまとめている。▼とりわけ魅力を感じたのは「Cryptocities」。実在する都市を所有して探索・売買するゲームだ。現時点ではこれだけなのでゲームとも呼べないが、今後、この土地を使って何らかの遊びが設計されていくことになっている。土地がどう機能するのか、何に使われるのか、どんな戦いや取引が生じるのか、全くわからないところが逆に面白い。何に役立つかわからないものをホールドする楽しみというものは確かにある。ましてそれが実在する都市であれば尚更だ。都市には人を惹きつける力がある。このアイデアは当たりな気がする。謎のワクワク感がある。▼他に様子を見たいのはBitpetとETH.TOWN、World of Etherあたり。Bitpetは版権的に怪しいこともやり始めたので、気持ちは敬遠している。後ろの二つは楽しそうだが初期投資額が大きいので手は出しにくい。

[3125] Mar 22, 2018

Zaifの郵送による本人確認が完了。▼早速入金してみたところ、ウォレットへの出金が出来なかった。出金ページに書かれた大量の注意書きを順に見ていくと、まず新規登録から一週間以内は日に一万円しか送金できないとある。しかし送金額は一万円以下なので当たらない。次に、初めて使用されるウォレットには送金できないとある。本当なら送金は不可能だが、関連ブログを漁ったところ二段階認証を有効にしていれば問題なく送金できるらしい。二段階認証は有効なのでこれも当たらない。次に、残高の評価額がXXX円以下になるような送金はできないとある。XXXは先ほど入金した額だ。再び関連情報を漁ると、追加入金してもXXXの値が変わるだけで送金できるようにはならないとあった。つまり送金不可能だ。▼どうやらペイジーやクレジットカードで入金した場合、一週間待たないと問答無用で送金できないのがルールのようだ。マネロン対策であろう。仕方なし。

[3124] Mar 21, 2018

今日は寒かった。真冬のように寒いとは聞いていたが、平均的な真冬の日々より寒かった気がする。すぐに止んで積もらないだろうと思っていた雪も、昼過ぎには予想に反して本降りになり三月下旬の太平洋沿いを真白く染め上げた。めずらしい景色である。これで明日は十八度になるというのだから堪らない。今年の春は実に好戦的だ。花粉だけでは飽き足らず寒暖差でも殺しに来ている。▼寒いのでどこにも出かける気はしなかった。子どもと日がな家遊びだ。昼寝の時間にはたまたま見つけたピアノアレンジの演奏を聞いた。良い編曲、良い演奏と思いながらも、肝心要のサビ前の間が絶対にそれはないと断言できるしくじり方でがっかりしてしまった。技術的に優れた演奏者が明らかに不味い呼吸で要所を弾いてしまうのは、しばしば見るが不可解と言うしかない。それだけ上手に弾けるのなら、不味いことが自分でもわかっていそうなものだけれど……。首を傾げてもまた寒い。

[3123] Mar 20, 2018

どのように仕事がしたいかという問いについて、近頃、ようやく自信を持って思うところを言えるようになった。単純に「楽しければ良い」というスタンスだ。ずばり、私が楽しければそれでよい。▼それはチームプレイにふさわしい態度と言えるのか。他人のことはどうでもいいというのか。楽しさを物差しにするのはプロとして甘いのではないか。いろいろな批判が考えられると思う。その批判も間違っているとは思わない。ただ、はっきり言えることがある。もし、私のふるまいによって他人が割を食ったり、つらい思いをしたり、悲惨なことをしでかしたりしたとしたら、結局、私はこれっぽちも楽しくないだろうということだ。チームに迷惑をかけてでもエゴを押し通すことが楽しいと感じるほど、私の神経は図太くない。▼私は、私と私のまわりが平穏無事で、前向きで、活発で、明るく進歩的で、それでいて成長と成果が得られることを望んでいる。それが楽しいのである。

[3122] Mar 19, 2018

二度上に転調する必要があるとする。多分、世の中には二度上に転調するための定石がたくさんある。こういう音階を使って五度上がり、こういう進行を使って四度下がれば、ほら、簡単に二度上がり、というように。あるいは三度にも四度にもテクニックは存在するのだろう。あらゆる転調はすでに使いすぎるほど使われてきた。ノウハウの集積が存在しないはずはない。▼しかし、例によって私はそういう先人の遺産にアクセスする術を知らないから、とりあえず転調してみて、なんだかよさげになるまで総当たりでいろいろ試してみるというやり方しかできないでいる。知識は力、知恵は能力。日頃からそう説いている私が、なぜかこの種の情報にだけは辿り着くことができない。ひとたび知ればきっと明日にも使うのに。たかだか二度転調するくらいで、こんなに試行錯誤を繰り返さなくてもよくなるというのに。誰か、この辺をわかりやすくまとめた本でも出して欲しいものだ。

[3121] Mar 18, 2018

子どもをラーメン屋へ連れていく。ついにラーメンデビューだ。店は刺激の少ない塩ラーメン屋を選んだ。豚骨醤油やつけ麺のような濃い味のラーメンは、もっと消化器官がしっかりしてから食べればよろしい。君にはまだ早い。▼塩ラーメンといえども大人用。味は濃いので取り皿に分けてから氷水で薄めた。スープもすぐに冷めて一石二鳥だ。大好物のうどんとは麺の食感が違うので気に入るかわからなかったが、食べ始めて見れば旨いとわかって次々食べる。残した分をもらうつもりで大盛りにせず二杯注文したが、結局、我が子はほとんど一人前を平らげてしまった。ラーメンを食べなかったとき用の餃子もひとつ最後につまんで大満足である。取り皿にはトッピングの葉物だけが綺麗に残された。▼うどんと違って消化には良くないので頻繁に食べさせるつもりはないが、食事の選択肢にできるとわかったのは収穫だ。もう何店か、健康志向の薄味ラーメン屋を探しておきたい。

[3120] Mar 17, 2018

仮想通貨まわりの環境を構築中。取引所はBinanceへの仮登録と、Zaifの本人確認資料送付まで済ませた。ゲーム内通貨交換用のETHさえ手に入ればよいので本来ならBinanceは不要だが、弟が送金周りでリップルを使いたいと言っているし、何かの必要でマイナーコインを仲介する必要が生じたときのためにと、念のため登録したわけだ。国内ひとつと海外ひとつで二本立てにした方がよかろうという判断もある。CoinCheckのようなことがないとも限らないし、リスクは適度に分散したい。▼ゲームはどれもまだホワイトペーパーの段階なので、正直なところ見てもピンと来ないものが多い。今のところ将来性がありそうなのは「Nova Blitz」だが、モバイル対応も含めてもう少し洗練されて欲しいところ。個人的には「Etheropoly」も気になるが、これはフェードアウトの可能性も高い。最初に試してみるなら「イーサエモン」か「BitPet」あたりが無難だろう。Zaifの本登録を待つ。

[3119] Mar 16, 2018

周回遅れもいいところだが、ようやく仮想通貨に手を出す。投機的な意図は全くない。遅くはなってしまったが、NEM流出事件の後になったことで、相場に一喜一憂することなく新技術と付き合えるのはさいわいと言うべきだろう。小遣いをホールドしつつ、いろいろな方面にアンテナを張ってみたい。▼とりわけブロックチェーンゲームには非常に興味がある。長いあいだデジタルゲームの悩みであり、最大の壁であったデータ所有権の問題を、はじめてクリアできる可能性が出てきたからだ。無論、ゲームデータに売買可能な価値が生じることで発生する道の見えない諸問題も山積みなので、今後二年や三年ですぐ主流になるとは思えないが、さりとて泡沫のように消滅するとも思えない。時間をかけても何らかの形で大きなマーケットになるだろうと睨んでいる。▼であれば黎明期から触って損はない。今年はかなりの数のスタートアップが立ち上がるだろう。名作の誕生を望む。

[3118] Mar 15, 2018

なぜCIやサーバーに投資しないのか。この質問に対して、昔、辞めてしまった上司がこんなことを言っていた。予算を取る困難の他に、評価の問題がある。皆が効率よく作業できるように環境を保守・整備する人は、たしかに素晴らしい仕事をしているかもしれないが、開発者の評価軸に照らした場合、けっして高くは評価されない。作業環境が快適になることの恩恵を測る仕組みがないからだ。したがって、その仕事の扱いはどうしても「プラスアルファ」になる。故に、環境保守に追われて開発業務が片手落ちになれば、逆に評価は下がってしまう。それでもいいから自分にやらせてくれ。実装と保守の苦労を背負わされた上に評価は並以下でもいいから、ぜひともチームに快適な環境をもたらさせてくれ――そんな献身意欲の持ち主が現れない限り、環境整備をチームの「業務」として扱うのは難しい。▼大きな組織ほど評価で回る。評価軸が変わらない限りは、何も変わらない。

[3117] Mar 14, 2018

いまだかつてない量の風邪薬を飲んでいる。前回通院時、症状を問われて「喉、鼻、咳、頭痛、眩暈、節々の痛み……などがちょっとずつあります。微弱な体調不良が全部出ている感じです」と正直に伝えたところ、先生の方も正直に、対応する薬を全て処方してくれたらしい。実際、そうするしかないのだろう。微弱だろうと何だろうと、鼻水を止めるには鼻水の止まる薬を飲むしかない。▼副次的効果ではあるが、おかげさまで花粉症の症状も和らいでいる。それでもだいぶ酷いが、風邪薬を飲み始める前はもっと酷かった。特に目は最悪で、水泳用ゴーグルの着用を真剣に検討したくらいである。花粉症対策コーナーにある眼鏡型はどれも頼りなく、眼鏡の上からかけると隙間が出来てしまうようなものばかりだった。四枚で四千円もする高級花粉症対策マスクを並べているのだから、ガスマスク並に徹底された対策眼鏡を置いても良さそうなものだが、そういう商品はないようだ。

[3116] Mar 13, 2018

マグロの刺身を焼いて子どもの夕食に。彼の苦手な牛肉のような外観。やはり警戒して食べない。旨いとわかっている鱈チーズコロッケばかり貪る。これは今日も好きなものだけ頬張ってごちそうさまのパターンかなと思っていた。ところが、妻が「これ魚だよ」と言うと、魚は彼の大好物なので、そうだったのかと言わんばかりに注目して手を伸ばし、警戒しつつもついに食べた。食べればもちろん旨いので、なんだ旨いじゃないかと次々口に運んでいく。食わず嫌いがひとつ解消された。▼この出来事は、物や絵を指して名前を照らし合わせる段階から一歩先に進んでいる。彼は恐らく、焼きマグロを自分の嫌いな肉だと思っていた。それを「サカナ」と言われて自分の好きな魚なのだと認識し、食べようという気になった。人の言葉が意味する想像上の概念によって、自らの意思を変えることができるようになったわけだ。一歳と六か月。いよいよ彼も自然言語の世界に入門である。

[3115] Mar 12, 2018

面白い漫画やゲームに熱中したあと現実にもどってくると、しばらくのあいだ頭がぼうっとする。小説や映画もそう。これは多くの人に経験のあるところだろう。しかし、さっきふと考えた。どれほど興味深く熱中していても、音楽を聴いたあとに「ぼうっと」した経験は、私にはない。▼なぜか。一、音楽は上掲のコンテンツに比べてストーリー性が希薄なので、引き込まれてしまう世界がない。あるいは乏しい。音楽はあくまで現実で享受するものなのだ。故に、もどってくるというプロセス自体が存在し得ない。二、実のところ私はそれほど音楽に熱中したことがない。熱中というのは思い込みで、本当はうわべしか聴いていないので、引き込まれたときの感触を知らないだけである。三、漫画やゲームでぼうっとする真の理由は目を酷使したからで、あの感覚は目の回復過程に過ぎない。耳を中心に使う音楽で起こらないのはもっともと言える。▼さて、どれが正しいのだろうか?

[3114] Mar 11, 2018

友人から土産にもらったベルギーのチョコレートを少しずつ食べている。食べ慣れた国内のチョコとは違う趣があって面白い。▼驚いたのは箱の重さだった。片手で掴める程度の小振りな箱なのに、ずっしりと重い。箱と同じ形状のブロックチョコが詰まっているのではないかと思ったくらいだ。開封すると、百貨店などでよく見かける色も形も違う一口サイズのチョコレートがぎっしりと盛られていた。しかも二重底になっていて、上底をめくると再びチョコレートの海が現れる。三十個以上は入っていたのではなかろうか。これがブランド物なら上げ底にして四つか六つ、良心的でもせいぜいそれを二段がいいところだろう。このボリューム重視のぞんざいなぶち込み方には圧倒された。▼味の方は、良いものと悪いものが混在している。このばらつきも実に大味だ。おかげで、かえってひとつ摘まみ上げるたびに楽しみがある。まさに、ちょっとしたチョコレートのおみくじである。

[3113] Mar 10, 2018

今週は親子揃って体調のすぐれない週だった。今もまだ身体がしんどい。典型的な風邪のように高熱が出たり節々が痛んだり、咳や鼻や頭痛がひどかったりすればわかりやすいのだが、そういうわけでもない。子どもの方も、38度を超えない程度の微熱が午後になると出ることがあるという日々で、なんとも冴えない感じである。今日も医者へ行ったが、もっと高熱でなければ解熱する必要はないし、食欲もあって元気なのであれば、このまま様子見で問題ないと言われてしまった。喉にも異常はないそうだ。▼実際に有り余るほど元気なので大丈夫なのだろうが、熱が安定しないのは不安である。こんなに小さいうちから花粉の影響でも受けているのだろうか。私も、もはや風邪なのか花粉なのかわからなくなってきた。目のかゆみ、鼻水、喉のかすかな痛みと腫れ、弱い頭痛、だるさ。体調不良のジャブの嵐だが、花粉症で十分説明がつく程度の症状しか出ていないのも確かである。

[3112] Mar 09, 2018

今日も我が子は「タコ」を連呼している。お風呂で海の生き物セットを展開しても名前を呼ぶのはタコだけ。他の生き物は見ても「ん」とか「う」とか曖昧な声しか出さない。次にはっきり名前を呼ぶのは誰になるのだろう。タツノオトシゴやトビウオでないことは確かだから、やはりカメ、カニ、イカなど二音の奴らだろう。サカナはいちばんのお気に入りだが、ちょっと発声が難しそうだ。▼もっとも、日々進化はしている。昨日はバナナの絵を見て「だどぅどぅ」と言った。明らかにバナナの音を意識はしているようだ。最近は抱っこして欲しいときもタコの応用で「たっこ」と言っている。きっとTとKを極めてから次の子音に移りたいのであろう。N、D、Bもすでに言えている。故に、バナナを発声する能力は備えていると言ってよい。しかし、本来なら最初に覚えてもおかしくないMの音が出てこないのは不思議だ。マ行を飛ばしてタコから入るとは。やはり変な奴である。

[3111] Mar 08, 2018

子どもの体調不良が続いている。先週末からちょいちょい微熱が出ているのだが、なかなか治まらない。もっとも、昨日の検診でも大暴れしたように、本人はいたって普通で元気なのだが、保育園の午睡後に測る熱がやや高めに出てしまうので、親が呼び出されて早退という形になってしまうわけだ。今日もそれで緊急退社。なかなか大変である。▼その熱も、どうやら午後一が最も高くなりやすいようで、朝や夜に家で測っても常に平熱なのが悩ましいところだ。朝、普段通りに起きて朝食を食べて、平熱で元気でやる気満々な子どもを休ませる理由は乏しい。しかし、登園すると昼後の早退基準にかかってしまう。体調が悪いときはなるべく休ませてくださいね、などと言われてしまうわけだ。これは実に難しい。▼ちなみに医者はすぐに良くなるという診断で、特に風邪薬は処方しなかった。解熱剤も高熱でないと投与すべきではないようだ。つまりは様子を見るしかないのである。

[3110] Mar 07, 2018

私が体調を崩したので通院している間、妻と子どもは一歳半検診へ。ついに月齢も十八ヶ月となった。以下、伝聞による総評。▼とにかく落ち着きない。じっとしていない。他の子は静かにしているのに、我が子だけはひとり母親の膝を抜け出してどこかへ行ってしまう。これはまあ、知っていた。保育参観のくだりでも書いた通りである。▼身長・体重は平均ど真ん中。これも今まで通りの推移で変わりない。平均付近で安定している。そうして、小顔だとは思っていたが頭囲はきわめて小さく分布の下位限界スレスレの模様。保育園のレポートには体幹バランスが良くて転ばないと書かれていたが、それも頭が小さい故の安定感なのかもしれない。▼発語が少ない件は二歳まで様子見。とはいえ、ここ数週間で急激に語彙や発音のバリエーションが増えてきたので、それほど心配はしていない。その他、虫歯なし。左下以外は奥歯も生えている。身体の一部にとびひの兆候あり。以上。

[3109] Mar 06, 2018

弟からもらったアメリカの菓子を順次消化している。どれもそんなに旨くはない。弟はアメリカの方が日本より菓子が旨いと言うけれど、もともと日本でも大雑把な味の安い駄菓子を好んでいた彼だから、いっそう大味な米国菓子が舌に合うのだろう。大容量。ざっくり食べて大満足。どれもそんな感じである。▼とりわけ不味い品(本人談)として、謎の赤い棒をいただいた。茹でる前の極太パスタといった趣で、これまたたっぷり大容量。小分けという発想はないのだろうか。怖くてまだ開けていない。若い頃に外国暮らしをしていたという同僚に訊いてみると、それはたしかに不味いやつだと言う。不味いことで有名らしい。なんでそんな菓子がロングセラーになるのだろう。どこかに好きな人もいるということなのだろうか。▼唯一、クッキーのような形をしたコーンフレークはまあまあだった。これも大味ではあるが甘味が少なくトウモロコシ感が強めで良い。牛乳によく合う。

[3108] Mar 05, 2018

とあるコンサルタントが、業績ドン底のとある企業に投入される。最初に彼が手を付けたのは会計だった。たった一度しか使えない技ではあるが、適用する会計方式を変えることで来期の会計上の成績を大幅に上方修正したのである。右肩下がりだった成績は底をついて反転した。純利益の欄は去年の大赤字が嘘のような巨大な黒字である。▼何も知らない社内は色めき立った。コンサルタントが見事な手腕を発揮して、我が社を回復軌道に戻してくれたのだと歓喜した。保守的だった管理職も、この機を逃す手はないと攻める姿勢に変わった。前向きな発言や積極的な行動が増え、暗かった職場は明るさを取り戻した。全ては好転した。そうしてついに会社はV字回復を成し遂げ、コンサルタントは英雄として称えられたのだった。▼これは実話である。というより、よくある手なのだそうだ。あの有名な甲社も乙社も、こんなふうにしてV字回復を遂げていたりする。考えさせられる。

[3107] Mar 04, 2018

久しぶりに本気で耳コピをした。ほとんどの原曲メロディは頭に入っているので今さら耳コピをする必要はないが、演出的に完全な再現が望ましいと思われる場合は後ろの細かい音も完璧に取る。そうして聞こえるか聞こえないかの音を丁寧に拾っていくうち、編曲の正しい方向性が見えてくるということもある。▼実際、どの曲についても耳コピは「過剰に」している。使わないとわかっている音でもとにかく拾って置いてみる。それは即ち原曲の声に耳を傾けるということだ。原曲の声は、自らが変わり行くべき道について、私の乏しい知識や経験、創意工夫よりも遥かに多くのことを教えてくれる。だからこそ編曲前には脳が溶けるほど聴き込むわけだが、それでも足りないときは音を確定して置いてみるのが最良というわけだ。▼とはいえ今回は完全な再現のため、普段以上に神経を使いながら拾ってみた。99%合っていると思う。ここがスタート地点だ。ここから変えていく。

[3106] Mar 03, 2018

中華料理屋さん。私はわかめラーメンを頼み、妻はもやしラーメンを頼んだ。行きつけた店なので味は承知している。特別に旨いわけではないが、不味いわけでもない。安心して入れる街の中華屋さんだ。▼しかし、今日はあまり良くない体験をした。第一に、店内が異様に臭う。腐乱臭のような飲食店にあるまじき臭いではなく、消毒液のような臭いである。市民プールで嗅ぐような強烈な薬品臭だ。異変。店を出ることも頭をよぎったが、店内のどこかを消毒したのであろうと思って我慢することにした。▼しかし、異変はやはり異変の前触れなのだ。第二に、妻の頼んだもやしラーメンが実に不味かった。珍しく「あんまり美味しくない」と言うので、もらってみたら本当に美味しくなかったのだ。私のわかめラーメンはいつも通りの醤油味だったのに、わかめがもやしになっただけのはずのもやしラーメンからは、何か別の煮汁を溶かし込んだような味がした。本当に不味かった。

[3105] Mar 02, 2018

子どもの「たこ」ブームが続いている。今日もお風呂の中で、防水の絵本に載っている影絵のタコを指してはっきり「たこ!」と言った。ちゃんとわかっている。しかし、ブームが行き過ぎたのか、だんだんタコでないものにも「たこ」と言うようになってきた。先ほどはイチゴを指して「たこ」と言ったらしい。お風呂でも、タコの近くにいる白い魚を指して「たこぉ?」と言っていた。語尾が上がったのは自信がなかったのかもしれない。それでも、頑なに「さかな」とは言わないようだ。▼とはいえ、バナナを「ばぬぅ」と呼んでみたり、今までにない語彙が次々出てきているのは感じている。タコを皮切りに、ここから言葉が溢れだすかもしれない。よく、外で二歳くらいの男の子が同じ単語を何度も何度も連呼して、両親を困らせている姿を見る。我が子もあんなふうになるのだろうか。節度を守ってくれればいいが、小さな暴走タンクにそんなブレーキがあるとは思われない。

[3104] Mar 01, 2018

子どもがついにしゃべった。「はい」や「ばあ」など、特定の状況で使い分ける言葉は今までも発していたが、明確に対象の名前を認識してしゃべったのは初と思われる。その言葉とは――なんと「タコ」であった。▼お風呂で遊ぶおもちゃにタコがいる。このタコを指して「たこ、たこ」とはっきり言ったのだ。いろいろ試してみたが、亀や魚やクジラには言わない。タコを指したときだけ言う。自分で手に持って「たこ」と言ったこともあった。また、お風呂のタコとはだいぶ見た目の違う魚図鑑のリアルなタコを見ても、ちゃんと「たこ」と言う。タコをタコだと認識している証拠である。▼それにしても、好きなのはヤドカリさんや魚さんのはず。なぜよりによってタコなのだろうか。それは誰にもわからない。TとKなので言いやすかったのかもしれない。ネットの「最初にしゃべった言葉ランキング」にママやマンマやアンパンマンが並ぶ中、我が子はランク外のタコである。

[3103] Feb 28, 2018

後輩が素晴らしいドキュメントを残していたので、参考にしながらひとつ文書を作成している。私も後進のためになる情報はできるだけ文書化しているつもりだが、彼の形式の方がノウハウの記録として優れていると思った。▼「真・行・草」で言うなら、私の文書は「真」だ。正確で、誤解の余地が少なく、無駄のないように書いている。一方、彼の文章は「草」である。見出しやセクションはしっかりまとめつつも、細かい表現は個人的なメモのように砕けている。場所によっては発生した出来事や対応の一部始終、後に判明した真相などが事細かに書かれていたりする。故に、作業の風景が想像しやすく、わかりやすいのだ。▼作業記録が時系列に並んでいるだけの業務日誌のような「行」の文書はリファレンスとして使いにくい。しかし「真」もまた社内文書としては堅すぎて、読み手に論文や書籍を相手にしているような気疲れを起こさせるのではないかと反省したのであった。

[3102] Feb 27, 2018

ジャック・オ・ランタン。Jack-o'-Lantern。天国へも地獄へも行けず、永遠にあの世とこの世の境を彷徨うジャックが頼りにする唯一の灯り。悪魔からもらったカボチャのランタンである。▼ずっと疑問に思っていることがあった。「o'」は「of the」の意味だ。しかし「Jack of the lantern」というのは変ではないだろうか。「Lantern of the Jack」ではないのだろうか。A of Bと書いた場合、BはAの親であったり所属元であったり、由来であったりするはずなのだが……。▼機会あって、英語ネイティブの人に訊いてみた。すぐには答えてもらえなかったが、調べてもらった結果、あのランタンが見える=ジャックが来るぞ、というような類推のニュアンスが「of the」なのだというのが彼の最終見解であった。つまりはウィル・オ・ウィスプ(鬼火が見える=幽霊が来るぞ!)の型をジャックとランタンに置き換えたもの。ランタンを由来としてジャックが想起されるのである。

[3101] Feb 26, 2018

難しいことばかり知っていても役に立たない。基礎がしっかりできる人は難しいこともできる。基礎が大事である。基礎を疎かにして何事も偉大なことは成し得ない。▼すっかり手垢のついた学習ノウハウのひとつだが、こうベタベタに手垢がつくほど言われているということは、裏を返せば基礎を疎かにしようとする学習者が多いということだ。難解な知識や高度な技法には、分相応を超えて背伸びしたくなる見栄心以上の魅力がある。即ち、プロと呼ばれる熟練者達は、現にその難解な知識や高度な技法で自らを差別化し戦っているという実証的な魅力である。▼彼らは基礎・応用の段階を同程度に収めてしまっているので、学習曲線からすれば費用対効果の大きくない「なだらかな」領域で工夫せざるを得ないだけなのだが、これが初学者には手っ取り早い自己差別化の手段に見えてしまう。しかし実のところ、それらのひとつひとつは単に伸び幅の小さな技術に過ぎないのである。

[3100] Feb 25, 2018

六月のヒルトンを予約。登録費や年会費のない「ヒルトン・オナーズ」に入会し、キャンセル不可の早期予約割引を適用することで