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「ハウス・ミュージックはキックに始まりキックに終わる。」この言葉が至言であることをようやく思い知った。▼キックの作り方を検索すると、先人たちの試行錯誤の記録が湯水のように湧き出てくる。いかにしてクールなキックを創るか、ブログは「連載」の体を取るほどだ。巨大掲示板は嘆きで溢れている。「キックが硬くならない……。」彼が代わりに嘆いてくれたので、私は何も書き込まずに済んだ。▼ぴたりと来るキックを求めて二週間も悩んだという人の日記を見て、さすがにここまでやると本末転倒というか、やりすぎの感があるとも思うが、適当な音源の「Kick」を拾ってきて、適当にコンプやEQをかけたくらいではなかなかどうして、思い描いたビートが立ち上がって来ないのも確かに事実である。こういうことも手を出してみないとわからないことで、久しぶりに「イライラしつつも楽しい」という、目標に届きそうで届かない煩悶の内に過ごした休日であった。
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