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「もはや守る必要はないが、守らないことで罰を受ける可能性がある。」そんなルールはあなたの職場にあるだろうか。あるとしたら、いくつあるだろうか。その数は、そっくりそのまま労働環境の黒さに繋がっているかもしれない。▼形骸化された規則の存在が悪なのは、ひとえに冒頭の文句の句点以前と句点以後の適用対象が異なるからだ。守る必要がないと開き直るのは先輩であり、守らないことで怒られるのは後輩である。そう書かれてはいないが、強きを守り弱きを罰する規則。責任の所在が曖昧な、全員が共犯の、薄いパワハラのようなものである。▼理不尽が野放しにされればされるほど、いつか抜くべき理という伝家の宝刀は錆びていく。守る必要のないルールならない方が良い。それは定めた人が悪いのでも、最初に破った人が悪いのでもなく、そういう廃れた規則を惰性で残している全員に非があると考えるべきである。コミュニティの検査を怠らないようにしよう。
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