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"STORYTELLER MEETS GRID SYSTEM."▼昔、誰かが優れた都市計画に曲線は不要だと言っていた。必ずしも賛同しないが、アーバニズムとグリッドシステムが切っても切れない関係にあるのは確かだ。グリッドは個の最大単位をセルに押し込めることで、特定の誰かが特別な意味を持つことを拒否する。「我々は何でも受け入れるが、しかしそれは君でなくてもよい。」それがグリッドシステムだ。曲線という交換不可能性の強い要素は、確実に相性が悪い。▼都市は摩天楼によってグリッドを空へと拡張した。しかしEDMはまだ大地を増殖させる術を手に入れていない。ビートという単位に乗せて音のモジュールを貼り合わせていく平面は伝統的な音楽平面と同じである。曲線は排除されただろうか。物語は抹殺されただろうか。我々のシステムはまだ黎明期なのかもしれない――だから、冒頭の文句は、私がいま額に書いておくべきテーマなのだ。未来に背中を見せるのはつまらない。
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