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いくつか動画を見たり、音楽を聴いたりする。面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない。しかし出来映えの良し悪しを差し置いて、何よりまず何か突出したもの、その人ならではの個性的な要素がわかりやすく提示されていると、これはいいなと思ってしまう。画面上の小さなフレームの中に切り取られた世界の独創性を前にしては、安易にクオリティを云々する人の方が野暮であるように思われる。そう思わせる力がある。▼あるいは私が個性や面白さを偏重するのは、よく言われるようにそれが自分にない資質だからかもしれない。人生全般に関しては同種の他者に比べると通りいっぺんでない、それなりユニークな生き方をしている自覚はあるが、こと制作物、出力された成果物の方にほとんど個性は見られないのが不思議というか残念というか、なんにせよ現実である。さりとて出来映えがどうと言うつもりはないが、さてさて――やはり独創的な作品には惹かれる。
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