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雪を掻いても雪を掻いても見渡す限りまだ雪原。早朝より町内総出で雪かきをする。人の群れには明らかにおじいちゃんと、母親と、子どもが多い。旦那様は休日出勤か、寝ているかのどちらかだろう。私の同年代はほとんど見当たらなかった。▼風が強かったせいもあって吹き溜まりとそうでないところの積雪傾斜が大きく、いちばん手こずった交差点は腿まで埋まりそうな柔雪の山になっていた。端へ、端へとスコップで寄せていく。ちょうどそのとき、小学生くらいの女の子が傍で雪だるまをつくっていたのを見て、なるほどと合点がいった。雪だるまとは単なる子どもの遊びではなく、なかなか実用的な除雪の手段でもあったわけだ。みるみる雪が減っていく。▼スコップを使う筋肉が疲れたので一緒になって雪だるまをいくつか作った。もちろん作業はスコップの方が早いが、やることを変えて気分と体力を回復するのも大切だ。夕方には撤収。ようやく歩きやすい道が出来た。
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