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仕事中、午後、人待ちの時間が出来たので、ちょうどいい機会と思ってハードウェアのマニュアルを熟読していた。単純な機械なら内部は分解して知るべしだが、もはや「単純なる生物」と呼んでもよいほど複雑化した現代の機械は、中を開けてみたところで素人には何がなんだかわからない。内部構造や動作のフローの詳細は、マニュアルを信じて覚えるしかないわけだ。▼さてしかし、わかりやすく図解され、かつ情報に過不足のないマニュアルを作るというのは、並大抵の仕事ではない。非設計者が制作を担うこともザラで、こうなると執筆に気合も乗らなければ、ユーザーが勘違いしやすいツボも心得ていないなど痒いところに全く手の届かない駄本となる。その点、グラフィックス関連の仕様書ないし書籍類は、図解は簡明で用語も統一されていて、学ぶ人に優しい、良い文化を築いてきているなと思う。こうでなければ分野は発展しない。今日は並大抵以上の仕事に感謝した。
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