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二周目、三周目というのは、それまで気が付かなかったような細かいところに目が行くものだ。現在、同時並行で二つの鑑賞物に対して、それを実感している。ひとつはラブライブ。もうひとつはベートーヴェンのピアノソナタOp.111。▼後者については第二楽章までフォローし終えてから改めて記事にするとして、ラブライブのアニメも繰り返し観るに耐えうる細部のこだわりが面白い。キャラ視点になったときのカメラの動かし方や、被写界深度・光の表現などポストエフェクトの効果が独特で、同系のアニメではあまり見られない使い方をしている。音楽も素敵だし、背景、風景、小道具への配慮も忘れていない。これならシナリオが王道でも――というよりベタベタだからこそ――嫌味なくディティールを楽しめるというものだ。▼そういうわけで、作り手にこだわりのある作品は、数回以上の視聴をオススメする。じつは私の数年前の信条には反する結論だが、別日にまわそう。
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