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絶賛した矢先に「パクリ疑惑」で炎上、なんとも言いがたい展開ではあるが、アニメの出来映えを賞賛することと、オマージュとは呼べない構図と台詞回しの「流用」を擁護するかどうかは、全く別の話である。かつて、J・S・ミルは、音符の組み合わせが有限である以上、音楽の楽しみもまたいつか潰えるに違いないと妄想して苦しんだが、アイドル物語の演出オリジナリティが消尽するにはまだ早すぎるだろう。▼それにしても、パクリ疑惑といい同棲疑惑といい、こうも発見力、追及力が向上してくると、だんだん心安らかでなくなってくる。明らかな悪事を暴いているだけのうちはまだいいかもしれないが、正義が難癖になり、いつか誤解が冤罪になっても、責任を取るべき追及者はどこにもいないのだから、集団側の「いびり得」ということにもなりかねない。不毛な世界。ここがこの洋楽の旋律と同じだなどと、音楽まで魔女狩りに遭う時代がいずれ来てしまうのだろうか。
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