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先輩からの「退職のご挨拶」の末尾に、メールアドレスではなくLINEのIDが記されていた。LINEは持っていないんですと別途告げると、残念そうにしていた。とある飲み会の後もメールアドレスを交換する会はなく、代わりにLINEのIDを、持つ者たちだけで交換していた。今日もまた、しばらく連絡を取っていなかった友人から声をかけられる。「LINEやってないか?」▼ライン、ライン。ポケベルからメールを経て、ラインがなければ連絡する手立てなどないと言わんばかりの全盛期。もしかすると、若い世代を相手にしたら、メールアドレスを教えるなど、私たち世代の感覚で言えば、手紙のために住所を教える行為に等しいのかもしれない。なんでそんな面倒なこと。なんでそんな危ないこと。この流れに反抗したら、いよいよ頭の「親父化」が進んでしまう気がして、気に入らなくてもIDくらいは手に入れるべきかどうか、現在進行形で頭を悩ませている。
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