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オリジナルストーリーを映画化すべく脚本を書いてプロダクションなり監督なりに送るとき、その脚本につける表紙の書き方について、面白い話を読んだ。とくに頷かされた二項目を紹介する。ただし、ハリウッドの話であって、日本映画界の話ではない。▼一、日付を記入してはならない。早速、眉が寄る。ふつう、作品には制作日時を記すものではないのか。しかし理由を聞けば納得できる。映画の脚本はとにかく鮮度が命。いちど送った脚本はいつどこで誰に発掘されるかわからない。もし、数年後にたまたま某監督の手に渡ったとき、五年前の日付が記入されていたら、間違いなく採用されないだろう、というのである。▼二、共著者を"and"で繋がない。映画脚本においてWritten by A and B.という表記は、Aが失踪したかクビになったか、ともかく途中で制作をやめて、Bがその引き継ぎをしたという意味になるそうだ。「&」で並べるのが正しいという。全く知らなかった。
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