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大きな買い物をするたびにブランド名を覚えていく時期、今回はメガネ。次の収入で、次の収入で、と問題の先送りをつづけた結果、度が合わないメガネをかけつづけること二年以上である。傷も無視できないほど多くなってきた。さすがに買い替えだ。現行機とは十年以上の長い付き合いだった。▼十年のあいだにメガネもずいぶんオシャレになった。明らかに市場は機能性重視からデザイン重視に軸足を移しきっている。レンズ込みで四桁金額という驚愕の激安メガネも浸透した。ここからはブランドと大量生産の殴り合いだ。ベタ足インファイト。消費者が得をするならなんでもかまわない。▼黒縁が似合うとは言われたが、顔がきつく見えるし何よりフレームが強く視界に収まるのが苦手で、恐らくは銀縁か茶系を選ぶ。レンズの厚さも最大級ゆえ、細い金属フレームは難しいだろう。文字通り「お眼鏡に適う」ブランドを探し当てるため、しばらく放課後の店舗めぐりがつづく。
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