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思い切った値上げで物議渦中の一品、松屋の「プレミアム牛丼」を食べる。290円から380円へ、30%超の価格アップ。飲食店のメニューとしては破格である。チェーン同士でパイを食い合う不毛な「10円価格競争」から一抜け宣言といったところ。苦し紛れに映るとは言え、中途半端な値上げにするくらいならと付加価値をつけて高額化に許しを請う形は潔い。▼さて、食べてみると、松屋とは長い付き合いになる私としては、これだけがらりと味が変わるなら値上げも「アリ」だと率直に思った。ブルジョアを気取るつもりはないが、290円という価格は少々「安すぎて気持ちがわるい」と思っていたくらいなので、食後感と支払いが正しく釣り合うところまで来たとも言える。折しも世は賞味期限切れチキン問題で、限界を超えた安かろう悪かろうの存在に辟易してきたところ。ジャンクでも出来る限りの安心を。<庶民のプレミアム>を追う一手は正しいかもしれない。
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