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みんな新しい表現を模索したい。しかし予算がない。予算がなければ工数が立たない。技術的野望は一蹴される。アーティストの願いは駆逐される。制限こそ創作などと言えないところまで追い詰められる。逼迫、汲々。もはや最適解は何もしないことだ。二周遅れ上等。ともかく体力を使うことは一切したくない……。▼これは、予算のないプロジェクトの悲哀ではない。悲哀と呼ぶには感傷主義が行き過ぎる。企業のあり方の問題だ。これが金欠業界の現実なのだ。売上目標が伸びなければ予算の立ちようがない。前提からして詰将棋。▼石山修武氏が語る、ロンドンAAスクールの話。「アラブ人の学生がドローイングした実現不可能であろう建築に対して、「こんな建築は立たないだろう」と言っても、「パパのお金で建てられるよ」と言い返される。教師は何も言えなくなるよな。これもアラブ人のリアリティだからね。」金のある所とない所では、物の捉え方が根本的に違う。
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