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「社会との接点を持つことこそ、表現になる時代になってきたと思う。篠原一男の『住宅論』は「拒否の時代」の典型的なテキストで、ぼくの『10宅論』は「拒否の時代」を茶化したわけです。今や、自然体で社会と接することがそのまま表現になる時代に、やっとなってきたのではないでしょうか。」▼Wood/bergみたいな別荘がいつか持ちたいものだと思いつつ、隈研吾『住宅らしさ』読了。GAのインタビュー本は本当にハズレがなくていい。断面図、立面図、アクソノメトリックが場違いなほど詳細で、大判の写真と余白の多い文章に紛れて良いアクセントになっている。製図に詳しい後輩に見せたら、自分とは線の引き方や記号の付け方が違うと面白がっていた。▼「日本の建築家」を読んだ時、この人の話・哲学は面白そうだとアタリをつけていたので、恐らくは読本シリーズの亜種と思われる本書も読んでみた。GAの出版物も残り少なくなってきて、少々寂しくもある。
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