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楽しみにしていた全三巻の考察本が、最終巻だけ先に単独で送られてくるという嫌がらせを経てついに揃ったので、ようやく紐解く時が来たと鞄に詰め込んで帰路に期待していたところ、たまたま立ち寄った馴染みの薄い本屋で三浦俊彦の新刊を見つけてしまった。出版は今年の頭なので新というほど新しくはないが、見落としていたらしい。『戦争パラドクス』『論理パラドクシカ』以来と思うとかなり久しぶりである。もちろん即購入。心待ちにしていた考察本は後にしよう。▼三浦俊彦の論理本シリーズには昔から世話になっている。本気の論理学では堅すぎてつらいし、さりとてクイズ本のような軽さでは分析が浅すぎる、そんな間隙を絶妙に突いて「深いが軽くて面白い」を体現したシリーズはまさに理想の「論理遊び」本であった。まだ途中だが、本作は今までより設問数をぐっと減らして代わりに思考実験をより丁寧に行うストーリーものの様相。休憩気分で読み進めたい。
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