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一昔前、たとえばアマゾンがまだ通販の覇権を握る前の時代、オンラインの通販という仕組みそのものが「上級者向け」だった。得体の知れない”ホームページ”の入力欄に、クレジットカードの番号を晒すなんてありえない。無事入金できても物が届くかどうかわからない。物が届いてもちゃんとした商品かどうかあやしいものだ。インターネットで安全安心に買い物なんて、遠い未来のことのように思えた。▼十年経って。いまや高額商品のみならず、日常的な品物まで海外からさくさくと送られてくるようになった。どういう経路で輸入されているかわかる間もなく、わずか数日で当たり前のように手元へ届く。国境の壁の薄らぎを痛切に感じる変化である。▼では今現在、可能ではあるが、なんとなくやりたくはないなと自分で考えていることは何か。あの昔の通販に対する思いに似た気持ちを抱いている対象は何かと問うと、案外、クラウドワーキングが近いように思っている。
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