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猫も杓子も物理ベース、マテリアルベースでリアル志向のご時世だが、パラメータの持ち方に細かな違いがあるとはいえ、基礎理論は同じ現実の物理学・光学である。つまり目指す見た目は究極的に同じものだということだ。リアルな解像度。リアルな質感。リアルな反射。▼しかし、物体についてのリアリティはかなり確保されてきた。しかるべき解像度で見れば、すでに現実と区別のつかない動画も出来つつある。ここからは、リアリティに乗せる「プラスアルファ」を何にするか、その選択と追求がオリジナリティに直結する時代に突入するだろう。▼このアルファ、まだまだ開拓の余地は十分にある。多くの海外勢は人間の仕草や表情に宿る知性の再現に尽力しているし、逆にトゥーンレンダリング、ノンフォトリアルと物理ベースの融合に機会を見出そうとしているところもある。レイトレの未来は如何。VRは。ARは。考えることが山のようにある業界、嬉しい限りである。
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