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夜。吹きさらしの大通りを同僚と歩きながら、競馬の必勝法について話していた。下馬評もネットで見るご時世、本気で予想なんかせず、プロの印を鵜呑みにして買う人も多いだろう。鵜呑みといかないまでも、参考にはしていたり、あるいは無意識に、心のどこかで安心材料にしている可能性は高い。「印も厚いし、これなら来るかも……。」▼であれば長期的に見て、プロの印がつかない、あるいは薄い馬を自動的に買い続ければ、相対的に期待値は高くなるのではないか、というのである。データマイニングで馬柱を拾ってきて分析すれば、フルオートで期待値の高い馬券を買うことができるではないか。与太話ではあるが、もしも「予想のプロ」と呼ばれる人たちが、一人ひとりはともかく寄せ集めて平均すれば的中率が人並みにしかならないというのであれば、この手法はかなり優秀だと思われる。▼何のことはない、私のフーラブライドに予想外の厚い印がついた鬱憤である。
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