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閉店ぎりぎりに駆け込んだタワーレコードのクラシックコーナーで、普段は新進気鋭の若手バイオリニストやらドラマで使われた曲の有名人カバーやらがラインナップされる売上ランキングの1位に、ベートーヴェンのピアノソナタがランクインしていた。マウリツィオ・ポリーニがついにピアノソナタ全集を完成させたCDだというので話題になっているのだそうだ。先週の発売である。▼これと、アシュケナージの全集があれば、ブレンデルと合わせて全集三本柱になるだろう。フリードリヒ・グルダも「これこそ至高のピアノソナタ」と絶賛する人がいるほどなので聴いてはみたいが、モノラル録音というのが若干気になっている。名演奏にモノラルもステレオも関係ないと言われてしまいそうだが、リスニング趣味人としてはどうしてもモノラルは少々味気ないと思ってしまうのだ。などと言うと今度はサラウンド党に鼻で笑われるので、適度が一番である。オーディオ沼は深い。
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