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マウリツィオ・ポリーニの全集が届いた。早速、三大ソナタから聴く。なんだこれは。凄い。▼癖がないのに味がある、というと褒め言葉になるか不安だが、このクオリティでこの価格でベートーヴェンのピアノソナタ全集というのは、ちょっと破格なのではないだろうか。これは多くの人にとって、決定版候補待ったなしの逸品ではないかと思う。どれも録音の品質が高いところも好評価だ。残念だったのはオンラインのトラック情報がぐちゃぐちゃだったことくらいである。▼それでも、あくまで私の好みで言えばホロヴィッツの次にはなる。先日の順で言えばホロヴィッツとルービンシュタインのあいだ。しかしホロヴィッツにはピアノソナタの演奏は少ないから、私にとってもやはりポリーニの存在は文句なく貴重である。どれも名演奏ないし面白い演奏ばかり。とはいえグールドの16番にブレンデルの32番は譲れないところ。全ナンバーにベストワンを見つけたいところだ。
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