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短所のない完璧超人はいない。長所の方が多ければ十分優れた人格者、短所と長所が同じくらいの人が通常で、あまりよろしくない場合には、僅かな長所に後は短所ばかりという人もいるだろう。▼では人格者ばかり掻き集めて仕事をすれば上手く行く、なんて人事計画を立てようものなら採用担当者も逃げ出すというものだ。人をまとめようとすれば、不思議と良、可、悪が2:6:2くらいのバランスで集まるものである。▼ここで、2割の良が仕事をこなして利益を上げ、残る8割がそのおこぼれに預かるという図式を想像すれば、悲観組織論となる。「出来ない人間」が「出来る人間」にたかるためのシステムが出来上がってしまう。しかし、可や悪には不得手なことを全くさせず、僅かでもいいから優れた点や得意なことを活かしてそれだけに専念してもらえば10割が良となる。これ以上に経済的な人的資源の活用法は無い。不況のときほど尖った人が重宝される所以である。
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