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ふいに自分が何次元に存在しているのかわからなくなった。三次元に近いところを漂っている感覚はあるが、二次元にへばりついているような気もするし、四次元に融けていく気もする。三次元の立方体がどんな形だったか、あやふやで自信がなくなって、心のなかですら座標軸が描けなくなったとき、目が覚めて、焦点が直交するXYZにくっきりと一致した。帰宅後すぐ、寝てしまっていたらしい。▼そんな妙な夢を見たのも、当然、ここ二冊の数学本のおかげなのだろう。夢はこの上なくミーハーな存在だ。私は見た夢を覚えている方ではないが、覚醒時でも影響を受けやすい質ではあるので、現実世界のインプットは夢に相当効いてくる。面白い夢、ないし夢現の体験がしたければ、うとうとしてしまう程度に疲れているところへ、普段と違う知識を流し込んでやれば良い。ただ、建築物に関する夢を見た憶えは一度もないので、なんでもかんでもというわけにはいかないようだ。
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