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海外のサイトで公式無料配信されていたDSD音源のサンプルの中に、非常に感銘を受けた名曲があった。タイトルも、作曲者も、演奏者も、何もわからないが、とにかくこれは素晴らしい。とくに最後の長いソロが最高だ。それにしてもいったい、なんという曲なのだろう――もやもやする期間は長くもなく、タワーレコードの店内放送であっさりと素性を知ることが出来た。それはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第四番だった。▼どうやら有名な曲らしく、それはそれでがっかりなのだが、ともかくちゃんとしたCDを買ってみようと良さ気な奴をピックアップ。しかしいざ聴いてみると、肝心のソロがまったく違う。弾き方もさることながら、譜面すら違うじゃないか。アドリブ・ソロという概念に慣れていなかった私は、こうしてふたたびがっかりすることになったのだった。結局、DSDサンプルにあったお気に入りの演奏は誰の手によるものなのか、まだわかっていない。
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