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自分ひとりで管理するプログラムなら、設計を見直す手はいくらでもある。継承をやめて集約にシフトしてみるとか、テンプレートプログラムに軸足を移すとか、外部ライブラリを多用してみるとか、思い切って言語を変えるとか。▼ところがチームプログラムとなるとそうはいかない。抵抗勢力などという次元の話でもない。ベテランから新人までスキルレベルの異なる人員で構成されるチームにあっては、どんなに優れた設計をコアメンバーが組んだとしても、精密に噛み合うことで最適に動く歯車を、悪意はなくとも破壊してしまう未熟練工が必ず出てきてしまうのだ。よほどの精鋭部隊でない限り、それは避けられない。▼全体の底上げは教育との戦いだが、つまるところチームプログラムにおける理想的な設計とは、”根性プログラム”のような労働集約的な組み込みでもコミットができる柔軟な設計であろう。善良なる無知が成果をあげられないような土壌は現実的ではない。
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