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フィリーズレビュー、コートシャルマンは惨敗に終わる。二歳の星と思われていたティルナノーグとコートシャルマンだが、ここが競馬の難しいところ、その後は順調さを欠いて不本意な結末に終わっている。ふたりとも根本的な立て直しが必要だろう。クラシックの夢を、現実的な賞金加算の目標で塗り替えていかなければならない。▼これにかこつけてひとつ。夢が敗れたときに現実を直視せず、過ちを認めないまま夢想と心中するのは敗北だとよく言われる。それはその通りだと思う。しかし、その言い分はいくらか悪用されている節もある。夢を求めて上手く行っているうち、あるいは多少失敗をしても取り返しがつくうちは、せっかくの《非現実的なまでに》高い志を、現実的な目標などにすり替えるべきではないだろう。▼夢を思い、夢を語るということは、意識と言葉で自分を限界の外へ引き延ばそうと努力することである。夢のない人に成長はない。多忙な現実しかない。
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