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マキシム・ヴェンゲーロフのCDで、何曲か気に入った曲をピックアップしてみたら、これまで寡聞にして知らなかった人の名前が二箇所に見られたので、これはけっこう周波数が合う人なのではと思い調べてみた。名はヘンリク・ヴィエニャフスキ。十九世紀ポーランドのヴァイオリニスト・作曲家である。▼ピアノからクラシックに入った人には馴染みが薄く、ヴァイオリンからクラシックに入った人には有名なのだそうだ。彼の生誕100年を記念して創設された「ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」は、ヴァイオリニストの登竜門なのだとか。ショパンに通じるところもあるポーランドの気風、わかりやすく軽やかなリズムと情緒あるメロディが聴いていて楽しい。▼選んだのは『華麗なるポロネーズ第1番ニ長調』と『伝説曲』の二曲。ポロネーズは繰り返し立ち戻る主題の華やかさと技巧に富んだ演奏が魅力。伝説曲はゲーム音楽を思わせる感覚が面白かった。
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