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元気溌剌としたロングトーンの明るさが魅力なのに、クラブ系のダウナーなお姉さまボイスを出そうとして作りもの感がひどくなってしまったり、語りかけるような落ち着いたスピーキングトーンが売りなのに、幼げで可愛らしい声を捻り出そうとして中途半端に媚びたニュアンスになってしまったり。▼具体的に誰がどうと書くと要らぬ戦争が起こりそうなので書かないが、インディーズに限らず有名アーティストでもそう感じるあたり、やはり自分の天性、持ち味と違うことをしても表現というのは違和感がついて回るものだなと思う。表現する側はだんだん自分に飽きてきて手を変え品を変えたくなるが、享受する側は、いつもその人の”最高”を変わらず供給してくれればいいのにと考えている、そんなミスマッチがあるのかもしれない。自分の殻を破るために敢えて持ち味を無視した内容に挑戦すべき場合もあるが、長期的な勝算なく多角化するのは無謀ということなのだろう。
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