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矢倉研究二日目。今の時代、ネットでいくらでも棋譜は手に入るが、それでも手元に一冊くらいは教本を置くべきだろうということで、阿久津主税八段の『矢倉・角換わりの教科書』を購入。先のA級順位戦では不本意な結果に終わってしまった阿久津八段だが、前にニコニコ生放送の大盤解説を聞いていたとき、この人の説明はわかりやすいなと好印象を持った記憶があったので、棚に数ある矢倉教本の中から選んでみた。尚、角換わりも玉の囲いが矢倉型であることから含まれている。▼十秒将棋で駒組みなど試しつつ、右銀の活用から端の打診、あるいは三筋の攻めと、戦術の移行ポイントを掴んでいく。先入観の贔屓目はあるかもしれないが、やはり阿久津八段の説明は簡明で良い。ひとつひとつ要所を抑えれば、付け焼き刃で矢倉の型真似をして対応に苦しんだ右四間飛車と矢倉中飛車も撃退できそうだ。▼将棋の型は崩すべからず。型に至る定跡もまた、自己流はありえない。
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