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カメラ、そしてベクトル。空間認識の苦手な私が正しく3Dカメラの方程式を立てるためには、ひたすら三平面に落とし込んだ幾何学と、記号化された数学に頼るしかなかったので、最近の業務用メモ書きノートは見直すと円や矢印や記号だらけ。今となっては意図を思い出すこともできないような、数ページにわたって描かれるひたすら歪んだ円や直方体は、知らない人が見たら少々狂気じみていると思うかもしれない。字が汚いのも災いしている。▼私は昔から幾何学が大の苦手。特に、空間が三次元になると全く駄目で、例えば数学の問題文などに「正四面体Tに内接する球Sがある」などとあると、その姿は思い描けないし、図形的解釈をするために絵を描こうにも描けないしで、解く手がかりを見つけるのに苦戦したものである。それが今では空間を自由に飛び回るカメラの挙動をプログラムしているのだから、奇妙な御縁だ。そのおかげさまで、今は昔ほどの苦手意識はない。
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