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ウィリアム・ハワード・ラッセルから、サミュエル・スマイルズ、エミール・ゾラ、アンリ・ロッシュフォール、オスカー・ワイルド、ポール・クリューガー、ヘンリク・イプセン、セシル・ローズ、トゥー・ムーンまで。欧州色の強かった第一巻前半に比べると、南アフリカの両雄からアメリカ先住民の英雄といったところまで、地図的に対象が広がってきている。日本人の選出があるのかどうかはまだ知らない。▼インタビュアーの方ではエドマンド・ギャレットが好印象。「ケープ・タイムズ」の編集長として彼が手がけた南アフリカの政治に関する二編のインタビュー、ポール・クリューガー及びセシル・ローズとの対談は、アフリカにも、政治にも興味のない人でさえ語り手の言葉に惹き込まれるようなつくりになっている。インタビューに逐語的な正確性を求める立場からは演出過剰とも言われてしまうかもしれないが、ライトな読み手としては、面白いに越したことはない。
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