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大圖衛玄『ゲームプログラマのためのコーディング技術』読了。数日前の記事で、チームプログラマがコーディング技術を磨くことの悲哀を説きはしたが、かくいう私もやはり個人としてはより良いコードを書きたいと願っている者なので、この手の良書はいつも歓迎である。▼位置づけとしてはリーダブルコードの延長線上といったところ。「ゲームプログラマのための」とあるが、技法がゲームコーディングに特化しているわけではなく、著者のキャリアと具体例がゲームプログラミングであるに過ぎない。誰でも読めるという意味でプラスに捉えるべきだろう。▼傾向は、とにかくコード行数とネストを減らすことに特化した圧縮主義。ラムダ式とSTLによる自己説明的なプログラムを目指す姿勢は徹底していて、そこまでやるかと思わせる原理主義ぶりは嫌いじゃない。巨大なプログラムは自然言語的であることが求められる。条件分岐とループでゴリ押す時代は終わったのだ。
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