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その昔は覚せい剤も、物によっては巷で普通に売られていた。今日では健全にもレッドブルとモンスターエナジーを日替わりで嗜んでいる我々だが、時代が違えばヒロポン片手に昼夜闘う企業戦士になっていたかもしれない。幻の九蓮宝燈が見えないうちに、マスターアップを迎えられればよいのだが……。▼もちろん、現在ではアンフェタミン系の精神刺激薬は覚せい剤取締法によって譲渡、所持、使用が厳密に制限されている。古き除倦覚醒剤は、薬効的に害の少ない「エナジードリンク」に取って代わられたわけだ。▼しかしこうなると、麻薬、覚せい剤の取り締まりが厳しさを増すにつれ、今度はエナジードリンクの過激さが増していく未来が想像できる気もする。世界中を虜にするレッドブルが「栄養ドリンク」の呼称を頑なに避けるのも、栄養ドリンク扱いになると、国や地域によっては医薬品として販売規制を受けてしまう可能性があるからだと言われるくらいなのだから。
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