400
Post/Edit Page
本を読んでいたらショパンの『葬送行進曲』が出てきた。フレーズのドレミ音階付き。しかしどうも記憶に残る「葬送」のメロディとは違う気がする。そういえばバッグの中のプレイヤーにはホロヴィッツ演奏の「葬送」が入っていたはずだ。▼第一楽章から順に聴いていったら、件のメロディは第三楽章だった。葬送の顔は第三楽章なのだろうかと不思議に思い調べてみたら、そうではなくて、そもそもこの第三楽章こそが「葬送行進曲」という作品であり、ピアノソナタ2番とは「葬送行進曲付きソナタ作品35」のことなのだそうだ。▼余談だが行進曲のWiki、最終段のエピソードが秀逸である。「1933年5月、ドイツ、フランクフルトにおいて、ユダヤ人の著作物を焼く焚書の祭典がナチスによって実施された際、ショパンの葬送行進曲が演奏される中、本は火の中に投げ込まれた。焼かれた本の中には、ショパンと交友のあったハインリヒ・ハイネの著作もあったという。」
pass:
Draft