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会社を辞めた元同期の一人が海外に旅立っていった。場所はオーストラリア。先のことはわからないが、向こうで暮らすことも視野に入れるという。旦那になるべき人の仕事がどうなるか、それ次第ということだ。本人にそんな感慨はないだろうが、傍から見ているとなかなかドラマチックな話ではないか。▼オーストラリア。私の貧弱な想像力ではカンガルーやオージー・ビーフ、せいぜいシドニー・オペラハウスが関の山だ。それくらい、かの国は私の生活にとって縁遠い。どんな食べものが美味しいのか。どんな音楽が流行っているのか。どんなファッションが主流なのか。要するに、どんな国なのか、全然知らないということだ。帰国時の土産話が今から楽しみである。▼自分のことを思い返せば、最後に国から出たのは研究室の合宿で行ったグァム。社会人になってからはきっぱり国内にひきこもっているわけだ。七年目の来年、ひとつ飛行機の羽を伸ばしてみるのも悪くない。
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