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テキサスホールデムではショーダウンでツーペア以上の手が成立していることはあまりない。たいていは対子系の勝負になる。ペアが決まれば一安心、ツーペアに伸びれば勝負も出来る、スリーカードなら自分から大勝負に打って出ても良い。そんな具合だ。▼とはいえ対子系を極めたスリーカードも、ストレートやフラッシュという側面攻撃には常に脅かされている。ストレートは、言わば強さのルールが変わるポイントだ。誰かがストレートやフラッシュを成立させれば、数字の重複という世界での序列はたちまち意味を失ってしまう。▼しかし、ここがポーカーの絶妙なところだが、成立すればほとんど負けなしに思えるフラッシュにも天敵がいる。立ちはだかる対子の亡霊、フルハウスである。ポーカーの面白さはフルハウスという役の位置づけをここに置いたからこそと言っても言い過ぎではないだろう。誰もが強者の幻影を払いきれないからこそ駆け引きが成立するのである。
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