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わけあって、久々に手書きの手紙を書く。論文やレポートならともかく、私信となると手書きなんて何年ぶりかわからない。▼普段から文章を書き慣れているおかげか、とくに手紙の作法やらテンプレートやらを参照しなくても一発書きでそれなり整合性のある手紙の体裁になるのは助かるが、字の汚さばかりはどうにもならない。汚いというほど汚いとは思っていないが、まあ、お世辞にも綺麗とは言えない癖字である。さりとて、字というやつはどういうわけか、せめても丁寧に書こうとすると余計にギクシャクして読みにくくなるので、雑にならないくらいにさらさらと流さないといけない、その力加減が久方ぶりだと実に難しいのだ。▼結局、指がこなれないうちは何をどうやったって書けやしない。最初の一枚は捨てるつもりで書いた。なんとか二枚目でモノになってくれたのは儲けものだが、つくづく、文字ひとつ書くだけでも長い時間が空くと危ないなと思った一幕である。
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