400
Post/Edit Page
セグメント化違反とバスエラーはどうも混用される節がある。試みにひとつ、簡潔に違いをまとめてみよう。▼正確ではないが最もわかりやすい憶え方は、セグメント化違反は仮想メモリに対するアクセス違反、バスエラーは物理メモリに対するアクセス違反という分け方だ。言い換えれば、セグメント化違反はメモリそのものに対する不正ではなく、メモリを扱う機構が用意した保護システムに対するバイオレーションである。書き込みできない領域に書き込もうとした、物理メモリにマップされていない領域が指定された、などで言われる「領域」とは、いずれも仮想アドレスのことだ。そうして、この仮想アドレスによる保護機構を正しく拔けることが出来たものの、さていよいよ物理メモリの0か1を読み取ろうとしたら、何らかの理由で読み取ることができなかった――これがバスエラーである。▼尚、よく聞く間違いだが「セグメント違反」という言葉はないので注意したい。
pass:
Draft