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モバイル端末用の国語辞典アプリ。どちらかというと電子化に力を入れている三省堂は決まりとして、「新明解」か「大辞林」かで悩んでいた。収録語彙数で言えば圧倒的に大辞林だが、新明解国語辞典の楽しさは言うに及ばず、文字数足らず。「新解さん」の魅力をご存じない方は、すぐにでも検索されたい。ネタ方面ばかり取り上げられがちだが、現代の用途に即した人間味のある解釈という哲学は大いに好感が持てる辞書である。▼しかし本日、小説中「狼藉たる花」という表現の意味がわからず、これは好機とばかり本屋で両方引いてみたところ、気持ちは大きく大辞林に傾いた。狼藉は「乱暴」の意の名詞で使われることが多いが、タリを伴い「物が乱雑に取り散らかっているさま」という意味の形容動詞にもなる。この点の明記、用法の詳細さ、さらには出典の有無。やはり数倍近い質量の違いは大きいと実感してしまったのだ。▼大辞林有利。最終結論は近日中に出したい。
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