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高速化という名のゲームで終日遊ぶ。バンド幅の違うメモリにそれぞれ何をどう乗せ換えればGPUが最速に駆動するか。ひたすら試行して錯誤してフレームレートを詰めていくのは、パズルゲームでハイスコアを追求するのと同じ感覚だ。ミリ秒の単位で詰められなくなると、マイクロ秒の最適化余地を探す。さすがにナノ秒単位での計測はしないが、本当に無駄があって、また本当に求められているなら、いつかやらなければならない日も来るだろう。▼冗談でも皮肉でもなく、私はこういう仕事が好きである。頭をフル回転させて遊んで帰って給料が貰えるとは素敵じゃないか。ルールの中でとある数値を改善していくことに没頭し、取り組み始めたら全く時間を忘れてしまうという点、比喩ではなく本当にゲームで遊んでいるのと変わりはない。就活生諸氏はぜひ、時間の進みが早く感じられるような作業を主とする仕事に就く、という視点も持ちあわせてみてはいかがだろうか。
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