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『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を観る。ちょっとシュールなミュージカル人形劇だ。わかるようなわからないような、筋道よりもノリと勢いを重視しているような、それでいて何かを示唆しているような。シュールとはたいていそういうものだが、観る人が思い思いに自分なりの教訓や感動を引き出せるタイプの作品だろう。▼私はというと、素直に「餅は餅屋」というメッセージを受け取ってみた。人気者でもあり実力者でもある魅力的な人格者が、もはや成功することのわかりきっている自分のフィールドにふと飽きてしまい、刺激的だが自分の天性にはそぐわない新たな領域へと全力でダイブして大失敗をしてしまう。なるほど失敗も経験ではある。が、やはり餅は餅屋。せっかく活躍できる場所があるのなら、そこで輝いていた方が誰にとっても良いことなのだと、我が家の居心地を確認し直す旅だったのではないかと、そんなふうに本作のストーリーを解釈してみた。
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