400
Post/Edit Page
『塔の上のラプンツェル』を観る。相変わらずおてんばな女の子が大好きなディズニーらしく、向こう見ずで怖いもの知らずで、それでいて優しい心を持つ、長い長い髪の王女様が主人公の、ドタバタアクションとラブロマンスである。▼いつも通り、そんな長い髪で洞窟を走れるわけがないだろうとか、いくらなんでも馬が賢すぎだろうとか、そういう野暮なツッコミは無用だが、ひとつだけ、どうにも感情移入しにくい点があって困った。つまり、赤ん坊の頃からこんな生い立ちをしてきたら、こんな明るくて元気な娘には育たんだろう、と思わずにはいられないのである。こういう納得の行かなさは、時として車が喋る世界より受け入れがたい。▼童話「ラプンツェル」の設定と、ディズニーが理想とするキャラクターとが、それぞれ別々にあって、繋ぎ目が考慮されないまま組み合わされてしまった感は残る。しかしまあ、ラプンツェルは可愛いし、語も面白いので良しとしよう。
pass:
Draft