400
Post/Edit Page
『アーロと少年』を観る。原題は"The Good Dinosaur"。▼率直に言って、そこまで面白くはなかった。ダメではないが……と言う感じ。素晴らしい出来栄えの作品が多いディズニー/ピクサーにあってはどうしても落ちる。『インサイド・ヘッド』の方が良かったと思う。▼誇張された恐竜の動き、卓越した水の表現、人語を解さない少年の感情表現、言葉の一切ないクライマックス。やりたいことは伝わってくるし、特に水の表現などは「最近のCGは本当に凄い」などと月並みな感嘆を漏らして唸るしかない仕上がりにはなっているのだが、マクロに見ると脚本や展開は、いわゆる成長モノのテンプレに当てはめた印象が強い。クライマックスに向かう道程のほとんど全てが予想の範疇に収まってしまった上、ラストもあっさり終わってしまった。私が最後に発した言葉は「おや、これで終わるんだね。」である。残念ながら、いま一歩何か欲しかったと思わせるタイトルであった。
pass:
Draft