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赤ちゃんの微笑みには生理的微笑と社会的微笑の二種類がある。たとえば私の子どもは生後一ヶ月になったところだが、つついたりあやしていたりしていると、ときどき何の脈絡もなくニヤッと笑う。これは生理的微笑で、赤ちゃんの意志とは関係なく無意識に行われる微笑みである。両親にいっそう関心を寄せてもらい、より世話をしてもらうために、自分の可愛さを本能でアピールしているわけだ。▼生理的微笑は一ヶ月から二ヶ月くらい経つと徐々に減り、代わりに社会的微笑みが現れ始める。これは、微笑むことでより自分にとって嬉しいことをしてくれる、自分にやさしくしてくれるということを学習した赤ちゃんが、私たちの働きかけに対する反応として行う微笑みである。こちらの献身に対して笑顔という報酬で答えてくれるので、この段階になると子育てが一気に楽しくなるという人もいるようだ。▼ちなみに、大人になるとここに新たな笑いが加わる。愛想笑いである。
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