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ディズニーシー感想編、第二回は外観。▼入場して最初に「おや?」と思ったのは、愉快な音楽が柱の上に括り付けられた黒くて四角くてごつい、業務用スピーカーでございますと言わんばかりの押し出しのスピーカーから流されていること。鏡を排するほど徹底した非現実感の演出で有名なディズニーが、この想像以上に現実的な物体の存在を許しているのは意外だと思った。▼あちこち回っていると、そういう妥協した外観が案外多いことに気づく。洞窟の隅には排水口があるし、地下王国には非常口があるし、要塞にはエレベーターがあるし、何よりアトラクションの看板には現実感満載のスポンサー企業ロゴが貼り付けてある。要するに、思ったより外観の制御は緩い。▼無理やり隠そうとすればするほど非常口のように「致し方ない」部分が目立ってしまうので、割り切って脳内補正に任せる道を採ったのだろう。妥当な戦略ではないかと、二人でそんな話をしていた。つづく。
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