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後輩が言う。二時間と見積もった作業が一日。一日が三日。三日が二週間。もっと速くプログラムを書けるようになりたいです。▼その昔、Y先輩は言った。プログラミングの見積もりを正しく出来るようになるまでの時間は、たぶん君たちが思っているよりずっと長いよ。何度も経験を積んで、十分に盛ったスケジュールを組むようになっても、それでも足りなくなるからね。▼見積もりがどうしてそんなに重要なのか、ピンとこない時代がまず先史時代としてある。そのうち見積もりの正確さこそがチームプログラミングの要だとわかってくる。しかしここからは長い。非常識なほど長く見積もると、それは非常識に長すぎる出鱈目な見積もりになり、常識的に最長と思われる工数はなぜか常に足りない。自分が思い描く速さでプログラムが書けるようになるには、設計と実装の論理を着実に身につけていくしかないのだろう。論理をたたいて磨こう。後輩への私の平凡な回答である。
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