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定期的に作品ご愛顧のお便りをいただく。八年前、九年前の作品にいまでも感想がいただけるのは率直に言って嬉しい。素直に嬉しく思う旨を返している。緩やかなペースで進む次回作への励みにも、確実になっている。▼返信しながら改めて考えることがあった。私が細々とでもDTMを続けてこられた理由は、恐らく楽器を弾けないからだ。常々言うように私の本流は音楽ではない。音楽に全身全霊を傾けるような人ではないから、もし楽器が弾けたら、きっと演奏だけで能動的な音楽生活に満足していたと思う。それができないから、DTMで音楽と関わってきた。それしか表現の手段がなかった。だから今も楽しく続いている。▼したがってよくDTM教本に書かれている「何かしら楽器を弾けた方が絶対に良い」というアドバイスには賛成しかねる。制作の速度や作品のクオリティには良いかもしれないが、モチベーションの持続に良いとは限らない。趣味とは多面的なものだ。
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