400
Post/Edit Page
ゲームの価格はどのように決まっているのか。これはちょっと難しい問題だ。「フルプライス」とは何をもってフルなのか。そのフルプライスとやらの金額は一体誰が決めているのか。なぜ、コンシューマーゲームの価格は二万円や二百円ではいけないのか。いつから今の六千円〜八千円が、ゲームの新品価格として定着したのだろうか。▼実際のところ明確な答えはない。昔、ゲームハードがまだファミコン一強だった頃、ソフトの価格は今よりはるかに高額だった。FF6の発売価格は11400円である。しかし、不景気にともなって贅沢品に費やせる家庭の予算が減り、お年玉が減ってくると、一万円を超える価格は子どもの手の届く金額ではなくなってしまった。そんなゲームが売れるはずもない。価格は市場原理で緩やかに下がっていき、開発コストと販売本数の見込みとを考慮して、採算の取れるギリギリのラインで平衡状態に達した。それが現在の価格であると、私は思っている。
pass:
Draft