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手元の筆立てに六角レンチがある。先端が六角になっていて、持ち手のところが幅広な楕円形のループになっている構造。ちょうど「T」のような形をしている。▼曲を進めるとき、今はこれを指揮棒代わりにしている。指揮棒というと語弊があるので、ノリを確かめるための棒だから勝手に「ノリ棒」とでも言っておこう。Tで言うところの下の方を持つと持ち手のループが適度に重りの役目を果たしてくれて振りやすい。短すぎず長すぎないコンパクトな全長も評価ポイントだ。昔は鉛筆やボールペンだったが、六角レンチの方が具合がいい。▼ノリ棒があると何が良いのか。実は私にもよくわからない。ただ、ノリ棒を振ろうと思うと、腕から先だけで音楽に合わせることは難しいので、椅子から立たざるを得ない。必然的に身体を使って、膝を使って振ることになる。ここでノリに身体性が加わってくる。ついでに血流もよくなって、脳も活発になる。そういうことかもしれない。
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