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メモリバリアについて学ぶ。これまでのアプリケーション設計でマルチスレッドを意識することは少なかったが、今回は正面から向き合っているので避けては通れない。▼常々不平を漏らしていることではあるが、マルチスレッドは人間の脳には全く適していない。人の思考は常にリニアである。上から下へ流れていくプログラムなら順序立てて理解できるし、実行時に何が起こるかも頭の中で想像できるが、複数のプログラムが同時並行で動くとなると、これはもうスレッドがたった数個でもわけがわからなくなる。まして現実のスレッドは数十、数百だ。それらが互いに通信を行っている。因果一貫性が保証されている連絡はどこなのか。順序一貫性が保証されている関係はどこなのか。どこで誰が何に依存しているのか。もはや理解不能を超えて追跡不能である。▼だからこそマルチスレッドは信頼できるモデルに頼らなければならない。料理と同じだ。オリジナリティは死を招く。
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